JPH1134129A - 発泡成形用射出成形機 - Google Patents

発泡成形用射出成形機

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JPH1134129A
JPH1134129A JP9196222A JP19622297A JPH1134129A JP H1134129 A JPH1134129 A JP H1134129A JP 9196222 A JP9196222 A JP 9196222A JP 19622297 A JP19622297 A JP 19622297A JP H1134129 A JPH1134129 A JP H1134129A
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正志 寺山
Toshiharu Fukushima
敏晴 福島
Tatsuya Heiko
達也 平工
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡成形用射出成形機における、溶融樹脂の
逆流防止および溶融樹脂と不活性ガスとの混合性向上。 【解決手段】 可塑化部32と発泡剤供給装置40と攪
拌部33と射出ノズル38とを備えた発泡成形用射出成
形機において、可塑化部32には可塑化スクリュ37が
設けられ、攪拌部33には攪拌スクリュ57が設けられ
る。可塑化スクリュ37と攪拌スクリュ57との間に、
溶融樹脂および発泡剤が逆流することを防止する第一の
逆流防止機構63が設けられ、射出ノズル38と攪拌ス
クリュ57との間に、発泡剤溶解樹脂が逆流することを
防止する第二の逆流防止機構69が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、不活性ガ
ス等の発泡剤を溶融した合成樹脂と混合して成形する、
いわゆる発泡成形に用いて好適な射出成形機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂成形品において、軽量
化、断熱・吸音効果、同一重量での剛性向上のために、
発泡成形が行われている。この発泡成形は、炭酸ガスや
窒素ガス等の不活性ガスを溶融した合成樹脂中に十分溶
解させた後に、金型内に射出して樹脂内に微細な気泡を
無数に形成する成形方法である。
【0003】この種の発泡成形を行う射出成形機として
は、例えば、図21に示すもの(米国特許515898
6号)が提供されている。この図において、符号1は発
泡成形用射出成形機であり、符号2は金型である。射出
成形機1は、押出バレル3と、該押出バレル3内に配設
される混合スクリュ4と、混合スクリュ4により溶融さ
れる樹脂ペレット(図示せず)を供給するホッパー5
と、溶融された樹脂に炭酸ガスを供給するガス供給源6
とを備えた構成とされるものである。
【0004】押出バレル3の外周には、該押出バレル3
を加熱する加熱装置7が環装されると共に、その内部に
は、混合スクリュ4が配設される溶融空間8が形成され
ている。溶融空間8は、導入路9,10を介して、それ
ぞれホッパー5およびガス供給源6に連結されており、
導入路10にはフロー制御バルブ11が設けられてい
る。このフロー制御バルブ11は、ガス供給源6から供
給された炭酸ガスが超臨界、状態に転換する臨界温度お
よび圧力より大きな温度および圧力になるように導入路
10内を制御するものである。
【0005】混合スクリュ4には、ホッパー5から供給
された樹脂ペレットを溶融状態にする螺旋状の溶融部1
2と、溶融樹脂に対して導入路10から供給される超臨
界状態の炭酸ガスを混合して拡散および溶解させる混合
部13とが形成されている。この混合部13は、流線に
対して炭酸ガス/ポリマ−界面の配向を変化させること
により、これらの混合を促進させるものである。
【0006】一方、金型2には、カウンタープレッシャ
ー装置25が備えられており、このカウンタープレッシ
ャー装置25は、気泡を含む溶融樹脂を金型2のキャビ
ティ26内に射出した際に、気泡が成長しないようにキ
ャビティ26にカウンタープレッシャーを与えて、該キ
ャビティ26内の圧力を制御するものである。
【0007】上記の構成の発泡成形用射出成形機1によ
れば、溶融空間8において、ホッパー5から供給された
樹脂ペレットは、混合スクリュ4の溶融部12により溶
融状態にされて、混合部13へ送られる。ここで、導入
路10から供給される超臨界状態の炭酸ガスと混合され
る。そして、炭酸ガスが拡散・溶解した溶融樹脂は、押
出バレル3のノズル14から金型2内へ射出される。
【0008】一方、上記の射出成型機と異なる構成のも
のとしては、例えば、図22に示すもの(特開平8−2
58096)が提供されている。この図において、符号
15は発泡成形用射出成形機である。この射出成形機1
5においては、高周波コイル16により急速加熱可能な
加熱筒17に樹脂ペレット18をメインスクリュ19に
よって移送し、該メインスクリュ19より小径のミキシ
ングスクリュ20の外周近傍から炭酸ガス等の不活性ガ
スを浸透させる。
【0009】ガスが浸透した溶融樹脂は、メインスクリ
ュ19により押し出され、高周波誘導加熱されたノズル
先端部21を通過した後に、金型(図示せず)内に射出
されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の発泡成形用射出成形機には、以下のよう
な問題が存在する。図21に示す発泡成形用射出成形機
においては、混合スクリュ4の溶融部12と混合部13
との間に逆流防止機構が設けられていないため、導入路
10から高圧の炭酸ガスが供給された際に、溶融空間8
内の圧力上昇により本来溶融部12から混合部13へ流
れるべき溶融樹脂および炭酸ガスが溶融部12側へ逆流
してしまう虞がある。
【0011】また、溶融空間8内の圧力上昇において
は、炭酸ガスの供給を停止している間に、溶融樹脂が導
入路10内に浸入して冷却されて硬化してしまい、次工
程での炭酸ガス供給に支障を来す可能性がある。そし
て、混合スクリュ4の先端部においても、一般的な逆流
防止機構が設けられていないため、スクリュ回転を停止
した際には、カウンタープレッシャー装置25により高
圧になっているキャビティ26に対して溶融空間8内の
圧力が低下してしまい、キャビティ26内の溶融樹脂が
溶融空間8内に逆流してしまう虞がある。さらに、標準
的な射出成形機の制御によるスクリュ回転のみでは、炭
酸ガスの溶融樹脂への拡散および溶解が不十分であると
考えられる。
【0012】一方、図22に示す発泡成形用射出成形機
においては、ミキシングスクリュ20がメインスクリュ
19よりも小径であるため、ミキシングスクリュ20周
辺は不活性ガスの浸透が十分行われるが、ミキシングス
クリュ20より離間した位置、例えば、加熱筒17近傍
では滞留部分が発生してガスの浸透が不十分になってし
まう。
【0013】また、樹脂ペレット18を急速加熱して小
径のミキシングスクリュ20で攪拌溶融しただけでは、
樹脂の混練が不十分であり、均一な溶融状態を得ること
は困難である。さらに、シリンダ22は、加熱筒17の
昇温や高温の溶融樹脂からメインスクリュ19を介して
の熱伝導により昇温する。この昇温により、シリンダ2
2内における、樹脂ペレット18の移送部23も昇温さ
れる。
【0014】移送部23の温度が上昇すると、樹脂ペレ
ット18は軟化して樹脂ペレット18同士が付着する、
いわゆる、おこし状態になり、特にチェックリング部2
7で詰まり、メインスクリュ19からミキシングスクリ
ュ20への樹脂供給に支障を来すことになる。また、金
型への溶融樹脂の射出は、メインスクリュ19により行
っているが、射出の際にミキシングフライト24間の樹
脂は射出されにくく、この近傍において、溶融樹脂は急
激な剪断を受けることで焼けが発生してしまうことも考
えられる。
【0015】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、溶融樹脂が逆流することなく、かつ、溶融
樹脂と不活性ガスとを十分に混合することができる発泡
成形用射出成形機を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を採用している。請求項1記
載の発泡成形用射出成形機は、供給された基体樹脂を可
塑化する可塑化部と、該可塑化部で前記基体樹脂が可塑
化されて溶融した溶融樹脂に発泡剤を供給する発泡剤供
給装置と、該発泡剤供給装置により供給された前記発泡
剤および前記可塑化された溶融樹脂を攪拌して該発泡剤
を該溶融樹脂に溶解させる攪拌部と、該攪拌部で前記溶
融樹脂に前記発泡剤が溶解した発泡剤溶解樹脂を射出す
る射出ノズルとを備えた発泡成形用射出成形機におい
て、前記可塑化部には、軸線回りに回転して前記基体樹
脂を可塑化する可塑化スクリュと、該可塑化スクリュの
駆動および駆動制御を行う可塑化スクリュ駆動機構とが
設けられ、前記攪拌部には、軸線回りに回転して前記発
泡剤供給装置により供給された前記発泡剤および前記可
塑化された溶融樹脂を攪拌して該発泡剤を該溶融樹脂に
溶解させる攪拌スクリュと、該攪拌スクリュの駆動およ
び駆動制御を行う攪拌スクリュ駆動機構が設けられ、前
記可塑化スクリュと前記攪拌スクリュとの間に、該攪拌
スクリュから該可塑化スクリュへ前記溶融樹脂および前
記発泡剤が逆流することを防止する第一の逆流防止機構
が設けられ、前記射出ノズルと前記攪拌スクリュとの間
に、該射出ノズルから該攪拌スクリュへ前記発泡剤溶解
樹脂が逆流することを防止する第二の逆流防止機構が設
けられていることを特徴とするものである。
【0017】従って、本発明の発泡成形用射出成形機に
よれば、発泡剤が供給された際に、攪拌スクリュにおけ
る圧力が上昇するが、第一の逆流防止機構により溶融樹
脂および発泡剤の攪拌スクリュから可塑化スクリュへの
逆流を防止できる。また、第二の逆流防止機構が基体樹
脂の射出ノズルから攪拌スクリュへの逆流を防止するた
め、射出ノズルにおける圧力低下を防止できる。
【0018】請求項2記載の発泡成形用射出成形機は、
請求項1記載の発泡成形用射出成形機において、前記可
塑化スクリュには、前記軸線方向に貫通する貫通孔が設
けられ、該貫通孔には、前記攪拌スクリュが回転自在
に、かつ前記軸線方向に移動自在に嵌合していることを
特徴とするものである。
【0019】従って、本発明の発泡成形用射出成形機に
よれば、攪拌スクリュは、可塑化スクリュ内に装着され
た状態で回転および軸線方向の移動が可能であり、可塑
化スクリュに対して離間した位置に配置する必要がな
い。
【0020】請求項3記載の発泡成形用射出成形機は、
請求項1または2記載の発泡成形用射出成形機におい
て、前記発泡剤供給装置は、発泡剤供給源と、該発泡剤
供給源から供給される前記発泡剤を前記攪拌部へ導く導
入路と、該導入路と前記攪拌部との間に設けられ、該攪
拌部から前記導入路へ前記溶融樹脂が流入することを防
止する流入防止機構とを備えた構成とされ、該流入防止
機構には、該流入防止機構の温度を制御する温度制御部
が設けられていることを特徴とするものである。
【0021】従って、本発明の発泡成形用射出成形機に
よれば、流入防止機構が加熱筒内の空間から導入路へ溶
融樹脂が流入することを防止できる。また、この流入防
止機構に設けられた温度制御部が、流入防止機構にまで
浸入した溶融樹脂の温度低下による固化を防止する。
【0022】請求項4記載の発泡成形用射出成形機は、
請求項1から3のいずれかに記載の発泡成形用射出成形
機において、前記可塑化スクリュ駆動機構および前記攪
拌スクリュ駆動機構には、計量完了後に前記可塑化スク
リュおよび前記攪拌スクリュの回転を継続するように、
該可塑化スクリュ駆動機構および攪拌スクリュ駆動機構
を制御するスクリュ制御装置が設けられていることを特
徴とするものである。
【0023】従って、本発明の発泡成形用射出成形機に
よれば、計量による攪拌スクリュの後退完了後において
も、スクリュ制御装置がこれらの回転を継続するように
制御するため、溶解した基体樹脂と発泡剤との攪拌を継
続することができる
【0024】請求項5記載の発泡成形用射出成形機は、
請求項4記載の発泡成形用射出成形機において、前記ス
クリュ制御装置は、前記射出ノズルと前記攪拌スクリュ
との間の前記発泡剤溶解樹脂の圧力を検知する圧力検知
具と、該圧力検知具の検知結果に基づいて前記圧力を一
定に維持するように前記可塑化スクリュの回転を制御す
るスクリュ制御部とを備えた構成とされることを特徴と
するものである。
【0025】従って、本発明の発泡成形用射出成形機に
よれば、攪拌スクリュ後退完了後も回転を継続する可塑
化スクリュにより、基体樹脂が射出ノズルと攪拌スクリ
ュとの間に供給され続けるが、圧力検知具が射出ノズル
と攪拌スクリュとの間の発泡剤溶解樹脂の圧力を検知し
て、スクリュ制御部が圧力検知具の検知結果に基づいて
発泡剤溶解樹脂の圧力を一定に維持するようにスクリュ
の回転を制御できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発泡成形用射出成
形機の第1の実施の形態を、図1ないし図9を参照して
説明する。ここでは、発泡成形用射出成形機として可塑
化と射出とを別プロセスで行う、いわゆるプリプラ式射
出成形機に適用して、発泡剤として炭酸ガスを使用する
場合の例について説明する。これらの図において、従来
例として示した図21および図22と同一の構成要素に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0027】図1において、符号31は、プリプラ式射
出成形機(発泡成形用射出成形機)である。プリプラ式
射出成形機31は、可塑化部32と、該可塑化部32の
先端部に連絡されている攪拌部33と、該攪拌部33に
発泡剤としての炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給装置
(発泡剤供給装置)40を備えるものである。
【0028】可塑化部32は、基体樹脂(合成樹脂)の
樹脂ペレット(図示せず)を可塑化のため溶融させるも
のであって、外周に複数のバンドヒータ34が装着され
た可塑化部加熱筒35aと、該可塑化部加熱筒35a内
の軸線方向に形成された軸穴(可塑化空間)36に回転
自在に配置された可塑化スクリュ37と、該可塑化スク
リュ37の駆動および駆動制御を行う可塑化スクリュ駆
動機構28と、可塑化空間36内に基体樹脂の樹脂ペレ
ットを供給するホッパ−5とを備えた構成とされてい
る。
【0029】可塑化スクリュ37は、ホッパー5から供
給された基体樹脂の樹脂ペレットを可塑化のために溶融
させ、溶融樹脂を前方に移送するものであって、その外
周面には螺旋状に形成されたフライト61が突設されて
おり、隣接するフライト61および上記外周面により螺
旋溝66が形成されている。
【0030】また、図2に示すように、可塑化スクリュ
37の先端側には、攪拌−可塑逆流防止機構(第一の逆
流防止機構)63が設けられている。攪拌−可塑逆流防
止機構63は、攪拌部33から可塑化部32へと溶融樹
脂および炭酸ガスが逆流することを防止するものであっ
て、可塑化スクリュ37の外径よりも小径に形成された
小径軸部62と、該小径軸部62よりも先端側に位置
し、該小径軸部62を介して可塑化スクリュ37に着脱
可能に連結されたスクリュヘッド部96と、該スクリュ
ヘッド部96にその軸線方向に沿って形成された流入溝
64と、円筒状の逆流防止リング65とから構成されて
いる。
【0031】逆流防止リング65は、可塑化スクリュ3
7とスクリュヘッド部96との間に隙間67を隔てて小
径軸部62に装着されており、その外周部は可塑化部加
熱筒35aの可塑化空間36に嵌合して、内周部は小径
軸部62との間に流入路68を形成するように該小径軸
部62より大径に、かつ近接する可塑化スクリュ37の
外径よりも小径になるように設定されている。
【0032】また、この逆流防止リング65は、スクリ
ュ37に対して隙間67のストロークにて前記軸線方向
に移動自在とされている。前記流入溝64は、後述する
連通路56と流入路68とを連通するように形成されて
おり、図3に示すように、スクリュヘッド部96の外周
に、軸線回りに複数環状に配置されている。
【0033】可塑化スクリュ駆動機構28は、ホッパー
5から供給される基体樹脂の樹脂ペレットを溶融させる
ために可塑化スクリュ37を回転させるものであって、
サーボモータ78と、該サーボモータ78の出力軸に固
定して取り付けられた駆動プーリ79と、該駆動プーリ
79からタイミングベルト80を介して駆動力が伝達さ
れる従動プーリ81とを備えており、この従動プーリ8
1は可塑化スクリュ37に一体的に連結されている。ま
た、サーボモータ78には、該サーボモータ78の回転
駆動を制御するモータ制御部98が接続されている。
【0034】攪拌部33は、炭酸ガス供給装置40によ
り供給される炭酸ガスと可塑化スクリュ37により移送
された溶融樹脂とを攪拌するものであって、攪拌部加熱
筒35bと攪拌スクリュ57と攪拌スクリュ駆動機構2
9とを備えた構成とされている。
【0035】攪拌部加熱筒35bの内部には、軸線方向
に向けた軸穴(攪拌空間)30が設けられ、該攪拌空間
30に軸線回りに回転自在に、かつ軸線方向に移動自在
に攪拌スクリュ57が挿入されている。また、攪拌部加
熱筒35bの先端には、シャットオフノズル(射出ノズ
ル)38が着脱可能に連結されている。
【0036】上記、シャットオフノズル38は、内部に
前記攪拌空間30に連通するノズル空間38aと、該ノ
ズル空間38aを外部に開口する射出口38bとを有す
ると共に、上記ノズル空間38aに射出口38bを開閉
するニードル弁38cが収納される構成となっている。
【0037】また、攪拌空間30に連通するシャットオ
フノズル38のノズル空間38aは、貯留部70となっ
ており、攪拌空間30と可塑化部加熱筒35aの可塑化
空間36とは、可塑化部加熱筒35aの先端と攪拌部加
熱筒35bの中間部との間に設けた接続金具56aの内
部の連通路56により連通されている。
【0038】攪拌部加熱筒35bの外周には複数のバン
ドヒータ34が、シャットオフノズル38の外周にはノ
ズルヒータ39がそれぞれ装着されており、これらは、
上記攪拌空間30、貯留部70を加熱するものであっ
て、図示しない加熱制御部により制御されている。な
お、上記接続金具56aの外周に、連通路56を加熱す
るバンドヒータを装着することもできる。
【0039】一方、攪拌部加熱筒35bの中間部には、
炭酸ガス供給装置40が設けられている。炭酸ガス供給
装置40は、炭酸ガス供給源(発泡剤供給源)41と、
該炭酸ガス供給源41から供給される炭酸ガスを昇圧す
る昇圧ポンプ42と、該昇圧ポンプ42により昇圧され
た炭酸ガスを攪拌部加熱筒35bの攪拌空間30へ導く
ガス管(導入路)43とを備えている。
【0040】ガス管43の昇圧ポンプ42の下流には、
昇圧ポンプ42により昇圧された炭酸ガスの圧力を検知
して表示する表示部44が配設されており、表示部44
の下流側にはガス管43の開閉操作を行う開閉弁45が
設けられている。開閉弁45および昇圧ポンプ42に
は、これらの作動を制御するガス供給制御部46が接続
されている。
【0041】また、図4に示すように、ガス管43と攪
拌空間30との間には、流入防止機構47が設けられて
いる。流入防止機構47は、攪拌空間30からガス管4
3へ溶融した基体樹脂(溶融樹脂)が流入したり、攪拌
空間30に流入した炭酸ガスが逆流することを防止する
ものであって、逆止弁機構48と温度制御部49とを備
えた構成とされるものである。
【0042】逆止弁機構48は、攪拌部加熱筒35bに
螺着する雄ネジ部50および該雄ネジ部50より大径に
形成された大径部51を有し、内部に連通孔52を介し
てガス管43に連通し、かつ開口孔53を介して攪拌空
間30に連通する弁室48aを設けた弁箱48bと、上
記弁室48aに収納され一端を弁室48aの開口孔53
側の段部に当接させたコイルスプリング54と、上記弁
室48aに収納され、コイルスプリング54の他端に当
接して付勢されると共に連通孔52側の弁座48cに常
時押し付けられている弁ボール55とから構成されてい
る。
【0043】弁ボール55は、常時は、コイルスプリン
グ54に付勢されて連通孔52を閉塞しているが、炭酸
ガス供給装置40からの炭酸ガスがコイルスプリング5
4の付勢力に抗して供給された際に、連通孔52への閉
塞を解除するものである。温度制御部49は、逆止弁機
構48の大径部51の外周に装着されたものであって、
該逆止弁機構48を基体樹脂の融点以上の温度に維持す
るように制御するものである。
【0044】攪拌スクリュ57は、炭酸ガス供給装置4
0から供給された炭酸ガスと可塑化スクリュ37により
移送された溶融樹脂とを攪拌して、該炭酸ガス(発泡
剤)を溶融樹脂に溶解させると共に、この炭酸ガスが溶
解された溶融樹脂(以下、発泡剤溶解樹脂と呼ぶ)を貯
留部70内に移送して貯留させ、また貯留された発泡剤
溶解樹脂をシャットオフノズル38より射出させるもの
である。
【0045】また、この攪拌スクリュ57は、図5に示
すように、攪拌軸97と、スクリュヘッド58と、これ
ら攪拌軸97とスクリュヘッド58とを結合しており、
該攪拌軸97、スクリュヘッド58の外径よりも小径に
形成された小径軸部71とを備えている。
【0046】攪拌軸97の外周面には、断面視矩形とさ
れる攪拌ピン59が軸線回りに複数環状に、かつ軸線方
向に一定の間隔をおいて突設されている。スクリュヘッ
ド58は、平面視略円錐形状をなしており、このスクリ
ュヘッド58と攪拌軸97との間には、図6に示すよう
に、ヘッド−攪拌逆流防止機構(第二の逆流防止機構)
69が設けられている。
【0047】ヘッド−攪拌逆流防止機構69は、シャッ
トオフノズル38のノズル空間38aにおける、スクリ
ュヘッド58の前方に形成された貯留部70に貯留され
た発泡剤溶解樹脂が攪拌空間30へ逆流することを防止
するものであって、スクリュヘッド58と該スクリュヘ
ッド58に形成した流入溝60と、前記小径軸部71
と、逆流防止リング72とから構成されている。
【0048】逆流防止リング72は、小径軸部71に隙
間73を隔てて装着されたものであって、その外周部は
攪拌部加熱筒35bの攪拌空間30に嵌合して、内周部
は小径軸部71との間に流入路74を形成するように、
かつ近接する攪拌軸97の外径よりも小径になるように
設定されている。
【0049】また、この逆流防止リング72は、攪拌ス
クリュ57に対して隙間73のストロークにて前記軸線
方向に移動自在とされている。流入溝60は、貯留部7
0と流入路74とを連通するように形成されており、図
7に示すように、スクリュヘッド58の外周に、軸線回
りに複数環状に配置されている。
【0050】攪拌スクリュ駆動機構29は、攪拌スクリ
ュ57の駆動および駆動制御を行うものであって、スク
リュ回転駆動機構75とスクリュ移動駆動機構76とモ
ータ制御部99とを備えた構成とされている。
【0051】スクリュ回転駆動機構75は、攪拌スクリ
ュ57を回転させるものであって、サーボモータ100
と、該サーボモータ100の出力軸に固定して取り付け
られた駆動プーリ101と、該駆動プーリ101からタ
イミングベルト102を介して駆動力が伝達される従動
プーリ103とを備えており、この従動プーリ103は
攪拌スクリュ57に一体的に連結されている。
【0052】スクリュ移動駆動機構76は、射出および
射出完了後の計量時等で攪拌スクリュ57を軸線方向に
移動させるものであって、サーボモータ82と、該サー
ボモータ82の出力軸に固定して取り付けられた駆動プ
ーリ83と、該駆動プーリ83からタイミングベルト8
4を介して駆動力が伝達される従動プーリ85と、ボー
ルネジ軸86と、移動盤87と、固定盤88、89とを
備えた構成とされている。
【0053】固定盤88は、攪拌部加熱筒35bの射出
方向、後方端部に固定されており、その中心には、攪拌
スクリュ57が貫通する孔90が形成されている。ま
た、固定盤88には、一定間隔を隔てて他の固定盤89
が対向配置されており、これら固定盤88,89の間に
は、攪拌部加熱筒35bの軸線方向(射出方向)に平行
に懸架されたガイド軸91が複数本配設されており、ガ
イド軸91には、移動盤87が前記軸線方向に移動自在
に支持されている。
【0054】ボールネジ軸86は、一端側が従動プーリ
85に一体的に連結されると共に、固定盤89に対して
回転自在に、かつ射出方向の移動不能に取り付けられて
おり、その外周にはボールネジが形成されている。移動
盤87には、ボールネジ軸86のボールネジの他端側に
螺合するボールナット(図示せず)が固定して設けられ
ると共に、スクリュ回転駆動機構75が該移動盤87の
移動に追従するように配置されている。
【0055】また、上記サーボモータ100およびサー
ボモータ82には、該サーボモータ100の回転駆動を
制御するモータ制御部99が接続されており、このモー
タ制御部99および上記モータ制御部98はスクリュ制
御装置77に接続されてこれに制御されるようになって
いる。
【0056】スクリュ制御装置77は、モータ制御部9
8およびモータ制御部99を制御して、即ち、可塑化ス
クリュ駆動機構28および攪拌スクリュ駆動機構29を
制御して、計量による攪拌スクリュ57の後退完了後に
おいても該攪拌スクリュ57および可塑化スクリュ37
の回転を継続させるものであって、圧力センサ92(圧
力検知具)とスクリュ制御部93とを備えるものであ
る。
【0057】圧力センサ92は、射出ノズル38に取り
付けられ、貯留部70内の発泡剤溶解樹脂の圧力を検知
するものであって、検知した結果を常時スクリュ制御部
93へ送信するように該スクリュ制御部93に接続され
ている。スクリュ制御部93は、圧力センサ92の検知
した結果に基づいて、貯留部70内の発泡剤溶解樹脂の
圧力を一定に維持するようにモータ制御部98,99、
即ちサーボモータ78,82,100を制御するもので
ある。
【0058】上記の構成の発泡成形用射出成形機によ
り、発泡成形を行う手順を以下に説明する。まず、樹脂
供給工程における計量が開始される。即ち、モータ制御
部98に制御されてサーボモータ78が作動して、その
回転が駆動プーリ79からタイミングベルト80を介し
て従動プーリ81に伝達される。この従動プーリ81の
回転によって、従動プーリ81に連結された可塑化スク
リュ37も回転する。
【0059】可塑化スクリュ37の回転により、ホッパ
ー5内の樹脂ペレットは、可塑化スクリュ37に形成さ
れた螺旋溝66に供給された後、螺旋に沿って射出方向
に移送される。この移送の過程においては、基体樹脂
は、バンドヒータ34に与えられる熱および可塑化スク
リュ37で混練される際のせん断による内部発熱により
溶融状態になり該可塑化スクリュ37の先端に到達す
る。
【0060】この溶融樹脂の供給により、可塑化空間3
6においては、連通路56に対して可塑化スクリュ37
側の内圧が高くなり、この圧力により、図2に示すよう
に、逆流防止リング65が射出方向前方に移動してスク
リュヘッド部96に当接する。
【0061】このとき、逆流防止リング65には、可塑
化スクリュ37との間に隙間67が形成され、小径軸部
62との間に流入路68が形成されているので、可塑化
スクリュ37の先端に到達した溶融樹脂は、隙間67、
流入路68、流入溝64を通って連通路56へ到達する
ことができる。連通路56は、可塑化空間36と攪拌空
間30とを連通するものなので、可塑化空間36から連
通路56へ到達した溶融樹脂は、攪拌空間へ到達するこ
とができる。
【0062】一方、サーボモータ78の作動の際には、
モータ制御部99の制御によりサーボモータ82、10
0も作動する。そして、サーボモータ82の回転は、駆
動プーリ83からタイミングベルト84を介して従動プ
ーリ85に伝達される。この従動プーリ85の回転によ
って、一端側が従動プーリ85に連結されたボールネジ
軸86も回転するので、このボールネジ軸86が螺合す
るボールナットを介して移動盤87がガイド軸91に案
内されて射出方向後方側へ後退する。
【0063】そして、移動盤87の射出方向後方側への
後退により、図8に示すように、攪拌スクリュ57も同
方向に移動する。このとき、攪拌スクリュ57には、移
送される溶融樹脂の反力により後退する側へ押圧される
が、スクリュ移動駆動機構76により後退駆動が制御さ
れて、上記樹脂に対して一定の圧力を与えた状態で、即
ち背圧をかけた状態で後退する。
【0064】一方、連通路56を経て攪拌空間30へ到
達した溶融樹脂に対しては、炭酸ガス供給装置40が作
動して、発泡剤として加圧された炭酸ガスが所定量供給
される。即ち、先ず、ガス供給制御部46が昇圧ポンプ
42を制御して炭酸ガス供給源41から供給された炭酸
ガスを昇圧させた後に、開閉弁45を制御して昇圧され
た炭酸ガスをガス管43を通して流入防止機構47へ送
出する。
【0065】昇圧された炭酸ガスは、ガス管43に連通
する連通孔52を経由して弁ボール55へ到達する。弁
ボール55は、コイルスプリング54によって、連通孔
52を閉塞するように付勢されているが、この付勢力に
抗するように昇圧されている炭酸ガスにより連通孔52
への閉塞を解除する。これにより、連通孔52と開口孔
53とが連通し、昇圧された炭酸ガスは、これら連通孔
52、弁室48a、開口孔53を経由して、攪拌空間3
0へ導入される。
【0066】一方、サーボモータ100の作動により、
その回転が駆動プーリ101からタイミングベルト10
2を介して従動プーリ103に伝達される。この従動プ
ーリ103の回転によって、従動プーリ103に連結さ
れた攪拌スクリュ57も軸線回りに回転する。
【0067】そのため、攪拌空間30内へ導入された炭
酸ガスは、この攪拌空間30内において、攪拌スクリュ
57の回転により溶融樹脂と攪拌されて該溶融樹脂内に
溶解して、炭酸ガスが溶解された溶融樹脂は発泡剤溶解
樹脂としてシャットオフノズル38へと移送される。こ
の際、炭酸ガスの供給圧力は、上記攪拌スクリュ57の
後退時にかけられる背圧よりも高く設定されているた
め、炭酸ガスは支障なく攪拌空間30内へ導入される。
【0068】この炭酸ガスは、昇圧された状態で攪拌空
間30内へ導入されるため、攪拌空間30の内圧が高く
なる。この圧力は、連通路56を介して逆流防止リング
65へ伝えられると共に、この圧力により逆流防止リン
グ65が射出方向後方(図2中右方向)へ移動して可塑
化スクリュ37に当接する。
【0069】このとき、逆流防止リング65の外径は、
可塑化部加熱筒35aに嵌合しており、内径は近接する
可塑化スクリュ37の外径よりも小径に設定されている
ため、攪拌空間30から連通路56を経由して流入した
流入路68内の溶融樹脂が可塑化空間36へ流出するこ
とが阻止される。即ち、攪拌−可塑逆流防止機構63に
より、溶融樹脂および炭酸ガスが攪拌スクリュ57から
可塑化スクリュ37へ逆流することが防止される。
【0070】一方、可塑化スクリュ37の回転による攪
拌空間30への溶融樹脂の供給により、攪拌空間30内
の溶融樹脂の圧力は上昇し、図6に示すように、逆流防
止リング72が射出方向前方に移動してスクリュヘッド
58に当接する。
【0071】このとき、逆流防止リング72には、攪拌
軸97との間に隙間73が形成され、小径軸部71との
間に流入路74が形成され、この流入路74がスクリュ
ヘッド58の流入溝60を介して、貯留部70に連通す
るようになる。そのため、攪拌軸97の先端に到達した
発泡剤溶解樹脂は、上記隙間73、流入路74、流入溝
60を通って貯留部70へ到達することができる。
【0072】貯留部70へ到達した発泡剤溶解樹脂は、
シャットオフノズル38のニードル弁38cが射出高8
bを閉じているため、貯留部70に貯留された状態でノ
ズルヒータ39に加熱される。
【0073】一方、図9中(A)のタイミングチャート
に示すように、炭酸ガスを所定量、攪拌空間30へ供給
した後に、ガス供給制御部46が炭酸ガスの供給を停止
させるために、開閉弁45を操作してガス管43を閉塞
する。これにより、連通孔52への炭酸ガス供給が停止
され、弁ボール55がコイルスプリング54の付勢力に
より弁座48cに押し付けられて連通孔52を閉塞す
る。
【0074】このとき、開口孔53内の圧力は、攪拌空
間30内の圧力に対して相対的に低くなるため、攪拌空
間30内の溶融樹脂が開口孔53内に浸入するが、弁ボ
ール55に対するコイルスプリング54の付勢力は上記
開口孔53内に溶融樹脂が浸入してくる方向と同一なの
で、弁ボール55による連通孔52の閉塞は維持され
る。従って、開口孔53内に浸入した溶融樹脂が連通孔
52を経てガス管43へ流入することが防止される。
【0075】また、開口孔53が形成された逆止弁機構
48の弁箱48bの外周には、温度制御部49が装着さ
れており、この温度制御部49は、該逆止弁機構48を
基体樹脂の融点以上の温度に維持するように制御してい
るので、浸入した溶融樹脂が開口孔53内で冷却固化し
てしまうことを未然に防ぐことができる。この炭酸ガス
を供給する工程は、図9中(B)に示すように、計量工
程中に一定時間で所定量を供給する制御にしてもよい。
【0076】一方、計量による攪拌スクリュ57の後退
が完了すると、スクリュ制御装置77の継続した指令に
より、スクリュ37が回転を継続している状態で、スク
リュ制御部93がモータ制御部99を介して、サーボモ
ータ82を制御して、その作動を停止させる。これによ
り、ボールネジ軸86の回転も停止され、該ボールネジ
軸86の回転で移動する移動盤87も停止するので、移
動盤87を介して連結されている攪拌スクリュ57の後
退が停止される。
【0077】このとき、スクリュ制御部93は、モータ
制御部98,99を制御してサーボモータ78,100
を制御して、その作動を継続させる。このサーボモータ
78,100の作動継続により、可塑化スクリュ37お
よび攪拌スクリュ57が、後退完了位置にて回転を続け
ているので、攪拌スクリュ57の攪拌も継続され、炭酸
ガスの溶融樹脂への溶解が促進される。
【0078】また、可塑化スクリュ37の回転継続によ
り、ホッパー5からの樹脂ペレット供給も継続され、こ
れにより、発泡剤溶解樹脂の貯留部70への供給も継続
される。そのため、貯留部70の内圧が上昇するが、可
塑化スクリュ37の回転を低速にして貯留部70への樹
脂供給量を少なくすると、逆流防止リング72と攪拌部
加熱筒35bとの微小隙間および逆流防止リング72と
攪拌スクリュ57の攪拌軸97との微小隙間から発泡剤
溶解樹脂が漏出して、貯留部70の内圧が低下する。
【0079】このとき、圧力センサ92が貯留部70内
の発泡剤溶解樹脂の圧力を検知しており、検知した結果
を常時、スクリュ制御部93へ送信している。そして、
スクリュ制御部93は、圧力センサ92の検知結果に基
づいて貯留部70内が所定の一定圧力になるように、サ
ーボモータ78を制御する。
【0080】即ち、上記漏出による貯留部70内の圧力
低下を補って所定の圧力が維持されるように、可塑化ス
クリュ37の回転を制御する。これにより、所定圧を一
定に維持するために必要な発泡剤溶解樹脂が、貯留部7
0内に供給され、貯留部70内は一定圧力に維持され
る。なお、このときの圧力は、上記背圧よりも高く設定
されているため、炭酸ガスの溶融樹脂への溶解が促進さ
れる。かくして、計量が行われた後、溶解促進が設定時
間だけ行われると樹脂供給工程が完了する。
【0081】樹脂供給工程が完了すると、サーボモータ
78,100が作動を停止するのに伴い、可塑化スクリ
ュ37および攪拌スクリュ57の回転も停止して射出工
程に移行する。射出工程においては、先ず、シャットオ
フノズル38の射出口38bが開くことによって、貯留
部70に貯留されている発泡剤溶解樹脂が図示しない金
型へ向けて射出可能状態になる。
【0082】射出工程が開始されると、シャットオフノ
ズル38のニードル弁38cが射出口38bを開くと同
時に、サーボモータ82が上記計量による後退時と逆方
向に作動して、その回転が駆動プーリ83からタイミン
グベルト84を介して従動プーリ85に伝達される。こ
れにより、後退時と同様の作用により攪拌スクリュ57
が射出方向前方に移動して、攪拌スクリュ57の先端部
に設けられたスクリュヘッド58が貯留部70の発泡剤
溶解樹脂を押圧する。
【0083】この押圧と、シャットオフノズル38のニ
ードル弁38cが射出口38bを開けていることによ
り、発泡剤溶解樹脂はシャットオフノズル38の射出口
38bから金型内のキャビティへ所定の射出圧力で所定
量充填される。射出工程開始と同時に、充填した溶融樹
脂の反力により逆流防止リング72が、射出方向後方へ
移動して攪拌軸97に当接する。
【0084】このとき、逆流防止リング72の外径は、
攪拌部加熱筒35bに嵌合しており、内径は近接する攪
拌スクリュ57の外径よりも小径に設定されているた
め、貯留部70から流入溝60を経由して流入した流入
路74内の溶融樹脂が攪拌空間30へ流出することが阻
止される。
【0085】即ち、ヘッド−攪拌逆流防止機構69によ
り、発泡剤溶解樹脂が貯留部70から攪拌スクリュ57
へ逆流することが防止される。この後、キャビティ内に
充填された発泡剤溶解樹脂は、所定時間、保圧されて射
出工程が完了する。
【0086】射出工程が完了すると、シャットオフノズ
ル38のニードル弁38cが閉じて、金型においては、
冷却工程に移行し、射出成形機においては、再び樹脂供
給工程へ移行して計量が開始される。かくして、発泡成
形の一工程が完了する。
【0087】本実施の形態の発泡成形用射出成形機によ
れば、攪拌−可塑逆流防止機構63およびヘッド−攪拌
逆流防止機構69が設けられているので、炭酸ガス導入
時には、攪拌スクリュ57部から可塑化スクリュ37部
へ溶融樹脂および炭酸ガスが逆流することを防止でき、
射出時には、貯留部70から攪拌スクリュ57部へ発泡
剤溶解樹脂が逆流して圧力が低下することを防止でき
る。また、攪拌スクリュ57が、スクリュ制御装置77
により、スクリュ後退完了後においても回転を継続する
ため、この間に炭酸ガスの溶解が促進される。
【0088】さらに、逆止弁機構48の外周には、温度
制御部49が装着されているので、開口孔53内に浸入
した溶融樹脂が開口孔53内で冷却固化してしまうこと
を未然に防ぐこともできる。一方、スクリュ制御部93
が、圧力センサ92の検知結果に基づいてスクリュ37
の回転を制御するため、貯留部70内の圧力を所定の一
定値に維持することができる。
【0089】図10ないし図12は、本発明の発泡成形
用射出成形機の第2の実施の形態を示す図である。この
図において、図1ないし図9に示す第1の実施の形態の
構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その
説明を省略する。第2の実施の形態と上記の第1の実施
の形態とが異なる点は、可塑化スクリュ37と攪拌スク
リュ57とを加熱筒35内に配置したことである。
【0090】即ち、図10に示すように、加熱筒35内
には可塑化スクリュ37と攪拌スクリュ57とが、それ
ぞれの軸線を合致させた状態で配置されている。図11
に示すように、加熱筒35内には、攪拌空間30と、該
攪拌空間30より大径に形成された可塑化空間36と
が、攪拌空間30を可塑化空間36の前方に位置させて
同一軸線上に相互に連通して設けられている。
【0091】可塑化空間36には、可塑化スクリュ37
が軸線回りに回転自在に嵌合しており、この可塑化スク
リュ37の先端側には、攪拌空間30から可塑化空間3
6へ溶融樹脂および炭酸ガスが逆流することを防止する
攪拌−可塑逆流防止機構63が設けられている。この攪
拌−可塑逆流防止機構63は、可塑化スクリュ37の先
端に形成された小径軸部62に逆流防止リング65を挿
通して、該小径軸部62の前端に後述の攪拌スクリュ5
7の案内軸部57aに嵌合させた環状のスクリュヘッド
96をボルト等により固定して構成されている。
【0092】また、この可塑化スクリュ37内には、上
記軸線方向に貫通する貫通孔104が、その直径を攪拌
空間30の直径と同じくして形成されている。貫通孔1
04には、攪拌スクリュ57が、その中間の案内軸部5
7aを可塑化スクリュ37の前端部に回転自在に、かつ
軸線方向に移動自在に嵌合させて挿通されており、該攪
拌スクリュ57の後端は可塑化スクリュ37の後方へ突
出して従動プーリ103に連結されている。
【0093】炭酸ガス供給装置40に連絡する開口孔5
3は、可塑化空間36に近接した攪拌空間30の後端部
に位置して加熱筒35に設けられている。他の構成は、
上記第1の実施の形態と同様である。
【0094】上記の構成の発泡成形用射出成形機におい
ては、上記第1の実施の形態と同様の作用・効果が得ら
れることに加えて、加熱筒35内に可塑化スクリュ37
と攪拌スクリュ57とを、それぞれの軸線を合致させて
配置したので射出成形機の省スペース化が図れると共
に、バンドヒータ34の必要装着数が減少する等のコス
トダウンも図れる。なお、攪拌スクリュ57が、後退完
了した状態を図12に示してある。
【0095】図13および図14は、本発明の発泡成形
用射出成形機の第3の実施の形態を示す図である。この
図において、図10ないし図12に示す第2の実施の形
態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、
その説明を省略する。第3の実施の形態と上記の第2の
実施の形態とが異なる点は、加熱筒35および攪拌−可
塑逆流防止機構63の構成である。
【0096】即ち、図13に示すように、加熱筒35
は、可塑化空間36を加熱する可塑化部加熱筒35a
と、該可塑化部加熱筒35aに固着した、攪拌空間30
を加熱する攪拌部加熱筒35bとから構成されている。
攪拌部加熱筒35bの可塑化部加熱筒35a側の端面1
06には、該端面106から可塑化空間36へ突出する
突部105が形成されている。
【0097】攪拌−可塑逆流防止機構63は、攪拌空間
30から可塑化空間36へと溶融樹脂が逆流することを
防止するものであって、突部105と可塑化部加熱筒3
5aとの間の可塑化空間36に配設され端面106に当
接するコイルスプリング107と、該コイルスプリング
107に当接するリング状体108から構成されてい
る。
【0098】リング状体108は、コイルスプリング1
07により、可塑化スクリュ37側方向(図13中右
側)へ付勢されており、円筒壁部109と該円筒壁部1
09の可塑化スクリュ37側の端部に形成された端壁部
110とから構成されており、この端壁部110はコイ
ルスプリング107の付勢力により、図14に示すよう
に、可塑化スクリュ37に密着状態で圧接している。
【0099】円筒壁部109は、その外周面が可塑化部
加熱筒35aの可塑化空間36に、内周面が攪拌部加熱
筒35bの突部105に、それぞれ、軸線方向に摺動可
能に嵌合されている。端壁部110には、上記軸線方向
に貫通する流入孔111が形成されており、この流入孔
111の孔径D1は、円筒壁部109の内径D2よりも
小径に設定されている。他の構成は、上記第2の実施の
形態と同様である。
【0100】上記の構成の発泡成形用射出成形機におい
ては、可塑化スクリュ37が回転して可塑化空間36か
ら溶融樹脂が供給されると、その樹脂圧がリング状体1
08の端壁部110に作用するため、可塑化スクリュ3
7に密着していたリング状体108は、コイルスプリン
グ107の付勢力に抗して攪拌部加熱筒35b側へ移動
する。
【0101】このリング状体108の攪拌部加熱筒35
b側への移動により、コイルスプリング107が圧縮さ
れてその付勢力が増加する。そして、この付勢力と上記
溶融樹脂の樹脂圧とが釣り合った位置で、リング状体1
08は停止する。
【0102】このとき、リング状体108と可塑化スク
リュ37とは離間しており、これらの間には、隙間11
2が生じる。そのため、可塑化空間36から供給された
溶融樹脂は、隙間112から流入孔111を経て攪拌空
間30へ到達することができる。
【0103】一方、可塑化スクリュ37による溶融樹脂
の供給が進み、炭酸ガス供給装置40から攪拌空間30
に炭酸ガスが供給されると攪拌空間30内の樹脂圧が可
塑化空間36内の樹脂圧よりも高くなる。これにより、
リング状体108は、上記樹脂圧の差およびコイルスプ
リング107の付勢力により、可塑化スクリュ37に密
着して圧接する。
【0104】この場合、リング状体108が、可塑化ス
クリュ37に圧接する押付力Fは次式により与えられ
る。 F=Fs+P×π/4×(D22−D12)=Fs+P×
S 但し、Fsはコイルスプリング107の付勢力、Pは樹
脂圧、Sはリング状体108の軸線方向受圧面積であ
る。
【0105】従って、リング状体108の可塑化スクリ
ュ37への圧接により、これらの間に形成されていた隙
間112が閉塞される。この隙間112の閉塞により、
攪拌空間30内の溶融樹脂および炭酸ガスが流入孔11
1を通って可塑化空間36へ流出することが阻止され
る。即ち、攪拌−可塑逆流防止機構63により、溶融樹
脂および炭酸ガスが攪拌スクリュ57から可塑化スクリ
ュ37へ逆流することが防止される。本実施の形態の発
泡成形用射出成形機によれば、上記第2の実施の形態と
同様の効果が得られる。
【0106】なお、上記第1ないし第3の実施の形態に
おいて、攪拌スクリュ57の外周面に断面視矩形の攪拌
ピン59が軸線回りに複数環状に、かつ軸線方向に一定
の間隔をおいて突設される構成としたが、これに限られ
ることなく、例えば、以下に示すような構成であっても
よい。
【0107】(1)図15に示すように、攪拌スクリュ
57の外周面に断面視円形の攪拌ピン59aが軸線回り
に複数環状に、かつ軸線方向に一定の間隔をおいて突設
される構成。 (2)図16に示すように、攪拌スクリュ57の外周面
に断面視円形の攪拌ピン59bが一定のリードを持って
螺旋状に突設される構成。 (3)攪拌スクリュ57の外周面に断面視矩形の攪拌ピ
ンが一定のリードを持って螺旋状に突設される構成。 (4)攪拌スクリュ57の外周面に断面視矩形または円
形の攪拌ピンが不規則に突設される構成。 (5)図17に示すように、攪拌スクリュ57の外周面
に断面視円形の攪拌ピン59が軸線回りに複数環状に、
かつ軸線方向に一定の間隔をおいて突設され、これら攪
拌ピン59とスクリュヘッド58との間にダルメージ部
95が設けられる構成。 この場合、より均一な攪拌が実現できる。
【0108】また、攪拌空間30に炭酸ガスを供給する
に際して、上記実施の形態においては、一カ所から供給
する構成としたが、図18および図19に示すように、
攪拌部加熱筒35b、加熱筒35の周囲に設けた複数の
開口孔53から供給する構成であってもよい。この場
合、炭酸ガスの分散が一層促進される。
【0109】さらに、流入防止機構47においても、図
20に示すように、シャットオフノズル38と同様にニ
ードル弁55aによるチェック機構を設けるような構成
でもよく、溶融樹脂のガス管43への浸入が防止可能な
機構であればこれに限るものではない。
【0110】また、他の構成要素を以下の構成としても
よい。コイルスプリング107に代えて皿バネを配する
構成。この場合、より強い付勢力を得ることができる。
一方、可塑化スクリュ駆動機構28および攪拌スクリュ
駆動機構29においては、駆動源としてサーボモータ7
8,82,100による電動駆動源を用いる構成とした
が、これに限られることなく、例えば、油圧駆動源を用
いる構成であってもよい。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
泡成形用射出成形機によれば、可塑化部と発泡剤供給装
置と攪拌部と射出ノズルとを備えた発泡成形用射出成形
機において、可塑化部には可塑化スクリュが設けられ、
攪拌部には攪拌スクリュが設けられる。可塑化スクリュ
と攪拌スクリュとの間に、溶融樹脂および発泡剤が逆流
することを防止する第一の逆流防止機構が設けられ、射
出ノズルと攪拌スクリュとの間に、発泡剤溶解樹脂が逆
流することを防止する第二の逆流防止機構が設けられる
構成となっている。これにより、発泡剤供給時には、溶
融樹脂および発泡剤が攪拌スクリュから可塑化スクリュ
へ逆流することを防止でき、射出時には、射出ノズルか
ら攪拌スクリュへ発泡剤溶解樹脂が逆流して、圧力が低
下してしまうことを防止できるという優れた効果を奏す
るものである。
【0112】請求項2に係る発泡成形用射出成形機によ
れば、可塑化スクリュに、軸線方向に貫通する貫通孔が
設けられ、該貫通孔には、攪拌スクリュが回転自在に、
かつ軸線方向に移動自在に嵌合する構成となっている。
これにより、射出成形機の省スペース化が実現すると共
に、バンドヒータの必要装着数が減少する等のコストダ
ウンも実現するという優れた効果を奏するものである。
【0113】請求項3に係る発泡成形用射出成形機によ
れば、加熱筒内の空間と、発泡剤を該空間へ導く導入路
との間に流入防止機構が備えられ、流入防止機構には該
流入防止機構の温度を制御する温度制御部が設けられる
構成となっている。これにより、流入防止機構まで浸入
した溶融樹脂が冷却・固化して次工程での発泡剤供給に
支障を来すことを事前に防止できるという優れた効果を
奏するものである。
【0114】請求項4に係る発泡成形用射出成形機によ
れば、可塑化スクリュ駆動機構および攪拌スクリュ駆動
機構に、計量完了後に可塑化スクリュおよび攪拌スクリ
ュの回転を継続するように、可塑化スクリュ駆動機構お
よび攪拌スクリュ駆動機構を制御するスクリュ制御装置
が設けられる構成となっている。これにより、計量完了
後においても、発泡剤の溶融樹脂への溶解が促進される
という優れた効果が得られるものである。
【0115】請求項5に係る発泡成形用射出成形機によ
れば、スクリュ制御装置が射出ノズルと攪拌スクリュと
の間の発泡剤溶解樹脂の圧力を検知する圧力検知具と、
圧力検知具の検知結果に基づいて該圧力を一定に維持す
るように、可塑化スクリュの回転を制御するスクリュ制
御部とを備える構成となっている。これにより、計量完
了後に発泡剤の溶融樹脂への溶解を促進するために、攪
拌スクリュの回転を継続した際にも、射出ノズルと攪拌
スクリュとの間の発泡剤溶解樹脂の圧力を一定に維持す
ることができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、逆流防止機構、炭酸ガス供給装置、スクリュ制御装
置が設けられた発泡成形用射出成形機の概略構成図であ
る。
【図2】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、可塑化スクリュに攪拌−可塑逆流防止機構が設けら
れている断面図である。
【図3】 攪拌−可塑逆流防止機構の左側面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、攪拌空間とガス管との間に流入防止機構が設けられ
た断面図である。
【図5】 本発明の発泡成形用射出成形機を構成する攪
拌スクリュの正面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、スクリュヘッドと攪拌軸との間に、ヘッド−攪拌逆
流防止機構が設けられた断面図である。
【図7】 ヘッド−攪拌逆流防止機構の左側面図であ
る。
【図8】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、攪拌スクリュが計量完了位置にある断面図である。
【図9】 本発明の第1ないし第3の実施の形態におけ
るタイミングチャートを示す図表である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態を示す図であっ
て、可塑化スクリュと攪拌スクリュとが同一の加熱筒内
に配置された断面図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態を示す図であっ
て、可塑化スクリュの貫通孔に攪拌スクリュが嵌合して
いる断面図である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態を示す図であっ
て、攪拌スクリュが計量完了位置にある断面図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態を示す図であっ
て、可塑化空間に攪拌−可塑逆流防止機構が設けられた
断面図である。
【図14】 本発明の第3の実施の形態を示す図であっ
て、リング状体が可塑化スクリュに密着している断面図
である。
【図15】 本発明の発泡成形用射出成形機を構成する
スクリュの別の形態を示す断面図である。
【図16】 本発明の発泡成形用射出成形機を構成する
スクリュの別の形態を示す断面図である。
【図17】 本発明の発泡成形用射出成形機を構成する
スクリュの別の形態を示す断面図である。
【図18】 本発明の発泡成形用射出成形機を構成する
温度制御部の別の形態を示す断面図である。
【図19】 図18におけるA−A線視断面図である。
【図20】 本発明の発泡成形用射出成形機を構成する
流入防止機構の別の形態を示す断面図である。
【図21】 従来の発泡成形用射出成形機の一例を示す
断面図である。
【図22】 従来の発泡成形用射出成形機の一例を示す
断面図である。
【符号の説明】
28 可塑化スクリュ駆動機構 29 攪拌スクリュ駆動機構 31 プリプラ式射出成形機(発泡成形用射出成形機) 32 可塑化部 33 攪拌部 37 可塑化スクリュ 38 シャットオフノズル(射出ノズル) 40 炭酸ガス供給装置(発泡剤供給装置) 41 炭酸ガス供給源(発泡剤供給源) 43 ガス管(導入路) 47 流入防止機構 49 温度制御部 57 攪拌スクリュ 63 攪拌−可塑逆流防止機構(第一の逆流防止機構) 69 ヘッド−攪拌逆流防止機構(第二の逆流防止機
構) 77 スクリュ制御装置 92 圧力センサ(圧力検知具) 93 スクリュ制御部 104 貫通孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】押出バレル3の外周には、該押出バレル3
を加熱する加熱装置7が環装されると共に、その内部に
は、混合スクリュ4が配設される溶融空間8が形成され
ている。溶融空間8は、導入路9,10を介して、それ
ぞれホッパー5およびガス供給源6に連結されており、
導入路10にはフロー制御バルブ11が設けられてい
る。このフロー制御バルブ11は、ガス供給源6から供
給された炭酸ガスが超臨界状態に転換する臨界温度およ
び圧力より大きな温度および圧力になるように導入路1
0内を制御するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】従って、本発明の発泡成形用射出成形機に
よれば、計量による攪拌スクリュの後退完了後において
も、スクリュ制御装置がこれらの回転を継続するように
制御するため、溶融樹脂と発泡剤との攪拌を継続するこ
とができる
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】従って、本発明の発泡成形用射出成形機に
よれば、攪拌スクリュ後退完了後も回転を継続する可塑
化スクリュにより、発泡剤溶解樹脂が射出ノズルと攪拌
スクリュとの間に供給され続けるが、圧力検知具が射出
ノズルと攪拌スクリュとの間の発泡剤溶解樹脂の圧力を
検知して、スクリュ制御部が圧力検知具の検知結果に基
づいて発泡剤溶解樹脂の圧力を一定に維持するようにス
クリュの回転を制御できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】上記、シャットオフノズル38は、内部に
前記攪拌空間30に連通するノズル空間38aと、該ノ
ズル空間38aを外部に開口する射出口38bとを有す
ると共に、上記ノズル空間38aに射出口38bを開閉
するニードル弁38cが収納された構成となっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】貯留部70へ到達した発泡剤溶解樹脂は、
シャットオフノズル38のニードル弁38cが射出口3
8bを閉じているため、貯留部70に貯留された状態で
ノズルヒータ39に加熱される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】一方、計量による攪拌スクリュ57の後退
が完了すると、スクリュ制御装置77の継続した指令に
より、可塑化スクリュ37が回転を継続している状態
で、スクリュ制御部93がモータ制御部99を介して、
サーボモータ82を制御して、その作動を停止させる。
これにより、ボールネジ軸86の回転も停止され、該ボ
ールネジ軸86の回転で移動する移動盤87も停止する
ので、移動盤87を介して連結されている攪拌スクリュ
57の後退が停止される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】この押圧と、シャットオフノズル38のニ
ードル弁38cが射出口38bを開けていることによ
り、発泡剤溶解樹脂はシャットオフノズル38の射出口
38bから金型内のキャビティへ所定の射出圧力で所定
量充填される。射出工程開始と同時に、充填した発泡剤
溶解樹脂の反力により逆流防止リング72が、射出方向
後方へ移動して攪拌軸97に当接する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】このとき、逆流防止リング72の外径は、
攪拌部加熱筒35bに嵌合しており、内径は近接する攪
拌スクリュ57の外径よりも小径に設定されているた
め、貯留部70から流入溝60を経由して流入した流入
路74内の発泡剤溶解樹脂が攪拌空間30へ流出するこ
とが阻止される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】射出工程が完了すると、シャットオフノズ
ル38のニードル弁38cが射出口38bを閉じて、金
型においては、冷却工程に移行し、射出成形機において
は、再び樹脂供給工程へ移行して計量が開始される。か
くして、発泡成形の一工程が完了する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 敏晴 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社研究開発本部材料研究所第二研究室内 (72)発明者 平工 達也 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社研究開発本部材料研究所第二研究室内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された基体樹脂を可塑化する可塑化
    部と、 該可塑化部で前記基体樹脂が可塑化されて溶融した溶融
    樹脂に発泡剤を供給する発泡剤供給装置と、 該発泡剤供給装置により供給された前記発泡剤および前
    記可塑化された溶融樹脂を攪拌して該発泡剤を該溶融樹
    脂に溶解させる攪拌部と、 該攪拌部で前記溶融樹脂に前記発泡剤が溶解した発泡剤
    溶解樹脂を射出する射出ノズルとを備えた発泡成形用射
    出成形機において、 前記可塑化部には、軸線回りに回転して前記基体樹脂を
    可塑化する可塑化スクリュと、 該可塑化スクリュの駆動および駆動制御を行う可塑化ス
    クリュ駆動機構とが設けられ、 前記攪拌部には、軸線回りに回転して前記発泡剤供給装
    置により供給された前記発泡剤および前記可塑化された
    溶融樹脂を攪拌して該発泡剤を該溶融樹脂に溶解させる
    攪拌スクリュと、 該攪拌スクリュの駆動および駆動制御を行う攪拌スクリ
    ュ駆動機構が設けられ、 前記可塑化スクリュと前記攪拌スクリュとの間に、該攪
    拌スクリュから該可塑化スクリュへ前記溶融樹脂および
    前記発泡剤が逆流することを防止する第一の逆流防止機
    構が設けられ、 前記射出ノズルと前記攪拌スクリュとの間に、該射出ノ
    ズルから該攪拌スクリュへ前記発泡剤溶解樹脂が逆流す
    ることを防止する第二の逆流防止機構が設けられている
    ことを特徴とする発泡成形用射出成形機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発泡成形用射出成形機に
    おいて、 前記可塑化スクリュには、前記軸線方向に貫通する貫通
    孔が設けられ、 該貫通孔には、前記攪拌スクリュが回転自在に、かつ前
    記軸線方向に移動自在に嵌合していることを特徴とする
    発泡成形用射出成形機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の発泡成形用射出
    成形機において、 前記発泡剤供給装置は、発泡剤供給源と、 該発泡剤供給源から供給される前記発泡剤を前記攪拌部
    へ導く導入路と、 該導入路と前記攪拌部との間に設けられ、該攪拌部から
    前記導入路へ前記溶融樹脂が流入することを防止する流
    入防止機構とを備えた構成とされ、 該流入防止機構には、該流入防止機構の温度を制御する
    温度制御部が設けられていることを特徴とする発泡成形
    用射出成形機。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の発泡
    成形用射出成形機において、 前記可塑化スクリュ駆動機構および前記攪拌スクリュ駆
    動機構には、計量完了後に前記可塑化スクリュおよび前
    記攪拌スクリュの回転を継続するように、該可塑化スク
    リュ駆動機構および攪拌スクリュ駆動機構を制御するス
    クリュ制御装置が設けられていることを特徴とする発泡
    成形用射出成形機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発泡成形用射出成形機に
    おいて、 前記スクリュ制御装置は、前記射出ノズルと前記攪拌ス
    クリュとの間の前記発泡剤溶解樹脂の圧力を検知する圧
    力検知具と、 該圧力検知具の検知結果に基づいて前記圧力を一定に維
    持するように前記可塑化スクリュの回転を制御するスク
    リュ制御部とを備えた構成とされることを特徴とする発
    泡成形用射出成形機。
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