JPH1134036A - 石材タイルの加工方法 - Google Patents

石材タイルの加工方法

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JPH1134036A
JPH1134036A JP18812597A JP18812597A JPH1134036A JP H1134036 A JPH1134036 A JP H1134036A JP 18812597 A JP18812597 A JP 18812597A JP 18812597 A JP18812597 A JP 18812597A JP H1134036 A JPH1134036 A JP H1134036A
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JP
Japan
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stone
tile
thickness
cut
treated
Prior art date
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Pending
Application number
JP18812597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Ono
喬利 小野
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DEISUTON KK
Original Assignee
DEISUTON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然石材を使用して表面処理した薄手の石材
タイルを加工または形成するに当たって、表面処理する
際に割れ等の破壊が生じないようにすること、及び薄手
の石材タイルを効率よく加工して安価に提供できるよう
にすること。 【解決手段】 天然石材をタイル状に加工する石材タイ
ルの加工方法であって、少なくとも石材を所定の厚さに
加工する第一の工程と、該第一の工程によって加工され
た石材の表裏面に所望の表面処理を施す第二の工程と、
該第二の工程によって処理された表裏面を支持して該表
裏面と略平行な面で分断する第三の工程とを含む石材タ
イルの加工方法であって、表面処理を施す際には、その
表面処理によって破壊しない程度の厚さに形成してあ
り、第三の工程でその表面処理したものを表裏面と略平
行な面で分断して二分割することで効率良く略同一の石
材タイルを形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、御影石または大理
石等の天然石材を用いて、薄型の石材タイルを加工する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の天然石材で形成された
タイルは、重厚感を醸し出すと共に豪華で落ち着きがあ
ることから、室内の装飾部材として利用されている。こ
のように装飾用として利用されている石材タイルは、比
較的厚手に形成されている。そして、実際の施工に当た
っては、壁面に対してモルタルその他の接着用材料を用
いて直接取り付けるか、または適宜の桟部材を壁面に取
り付け、該桟部材に対して適宜のアンカーボルト等の取
付金具を用いて組み付ける構成のものが従来例として知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の石材タイ
ルにおいては、相当な厚みがあることから重量があって
輸送または搬送等の取り扱いにおいて作業性が悪いばか
りでなく、その表面を、例えば、本磨き、水磨き、また
はバーナー等による熱処理を行った場合に、石材タイル
自体に相当な厚みがないと割れてしまうという問題点を
有している。
【0004】特に、本磨き及び水磨きのような所定の圧
力を加えながら研磨を行うと、その圧力に耐えられるだ
けの厚みが必要であり、そのために石材タイルを薄く形
成できないのであり、それによって石材を多く使用する
ことから高価になり、汎用性に欠けるという問題点を有
している。
【0005】また、御影石を使用した石材タイルの表面
に、バーナー等で火炎を吹き付けることにより、熱の影
響によって表面の一部が弾けたり剥がれたりして、自然
な状態でわずかな凹凸ができて天然石のイメージを醸し
出すことができるが、石材タイルが薄いと圧力を加えな
くても熱の影響によって割れてしまい、やはり高価にな
るという問題点を有している。
【0006】従って、従来例の天然石材を用いた石材タ
イルは、薄型に形成して取り扱いを容易にすると共に、
汎用性にマッチさせるべく安価に製造できるようにする
ことに解決しなければならない課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、天然石材をタイル状に
加工する石材タイルの加工方法であって、少なくとも石
材を所定の厚さに加工する第一の工程と、該第一の工程
によって加工された石材の表裏面に所望の表面処理を施
す第二の工程と、該第二の工程によって処理された表裏
面を支持して該表裏面と略平行な面で分断する第三の工
程とを含むことを特徴とする石材タイルの加工方法を提
供するものである。
【0008】また、本発明においては、第二の工程にお
ける表面処理は、本磨き、水磨きまたはバーナーによる
加熱処理であること、及び第一の工程と、第三の工程
は、ブレードによる切削加工によって遂行されること、
を付加的な構成要件として含むものである。
【0009】本発明に係る石材タイルの加工方法によれ
ば、表面処理を施す際の石材は、処理のための圧力また
は熱によっても割れない程度の厚さに形成されており、
表面処理工程が支障を来さないで速やかに行え、その
後、表裏面に略平行な面で分断することで、表面処理が
なされた厚さが初期の半分以下の2枚の石材タイルが形
成できるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図示の実施の形態
について説明する。図1に示した天然石材1は、例えば
御影石で所定大きさの柱状体に形成したものであり、そ
の端面の広さが石材タイルの平面の大きさになる。
【0011】このように柱状に形成された天然石材1
は、第一の工程において、一方の端部から、例えば、ブ
レード2によって所定の厚みtを有するブロック3に切
削切断する。このブロック3の厚みtは、最終的に形成
が予定されている石材タイルの厚みよりも略2倍を僅か
に越える厚さに形成するものである。
【0012】このように形成されたブロック3は、第二
の工程において、図2に示したように、表面処理工程に
供される。この表面処理工程は、例えば、表面処理の一
つであるバーナー4の火炎5による処理を行う。この場
合に、能率良く処理するためには、二個のバーナー4を
用いてブロック3の両側から火炎5を吹き付けた方が良
い。そして、火炎5の吹き付けにおいては、バーナー4
を適宜移動させたり、吹き付けの方向を変えたりして、
火炎5が一箇所に集中しないようにして全面的に行き渡
るようにした方が良い。
【0013】ブレード2によって切削切断されたブロッ
ク3の切断面は、粗面ではあるが一応平坦な状態を維持
している。そして、御影石などの天然石材からなるブロ
ック3に火炎5を吹きかけると、その天然石材の構成成
分からして、部分的に加熱膨張することでパチパチッと
弾けて、局部的に剥がれ落ちる部分が発生し、表面に自
然の状態の凸凹が形成されて天然石のイメージを醸し出
すことができる。
【0014】このように表面処理されたブロック3は、
第三の工程において、図3に示したように、分割切削切
断工程に供される。即ち、ブロック3は支持手段6によ
って表裏面の両側から支持された状態で、例えば、ブレ
ード7により表裏面の略中間部分で分断するように切削
切断が遂行される。
【0015】ここで使用される支持手段6としては、例
えば、吸着部6aとパイプ状のアーム部6bとから構成
されており、バキューム等により吸引支持するものであ
り、安定した支持の基にブロック3に対して二分割の切
削切断が遂行される。
【0016】ブロック3が二分割されることにより、図
4に示したように、略同じ大きさの2枚の石材タイル3
a、3bが同時に形成される。そして、これら両石材タ
イル3a、3bの厚み、t1 、t2 は、t1 ≒t2 であ
って、ブロック3の厚みとの関係においてはt1 +t2
<tになる。これは、表面処理において除去される分と
二分割の際の切断代の分が存在するからである。
【0017】因みに、t1 ≒t2 =3〜7mmの範囲で
あり、t=15〜20mmの範囲であって、ブロック3
の厚みが15mm以上あれば、表面処理の際に割れる虞
はなく、また石材タイル3a、3bの厚みが7mm以下
であることから、比較的薄くて取り扱いが容易であり、
実際の施工に当たっては、壁面に対してモルタルその他
の接着用材料を用いて直接取り付ける場合でも、施工性
が容易になるばかりでなく安価に提供できるのである。
【0018】なお、図示の実施の形態においては、バー
ナーによる表面処理について説明したが、これに限定さ
れず、本磨き、または水磨きの処理が採用でき、いずれ
の場合でも、表面処理後に中央部から二分割して同じ大
きさの石材タイルを同時に2枚形成するのである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る石材タ
イルの加工方法は、天然石材をタイル状に加工する石材
タイルの加工方法であって、少なくとも石材を所定の厚
さに加工する第一の工程と、該第一の工程によって加工
された石材の表裏面に所望の表面処理を施す第二の工程
と、該第二の工程によって処理された表裏面を支持して
該表裏面と略平行な面で分断する第三の工程とを含むも
のであり、第二の工程を施行する際には、比較的厚手で
あることから、割れなどの破壊が生じないで効率良く遂
行でき、その後に第三の工程で分断して二分割すること
で、同じ大きさの石材タイルが形成でき、しかも二分割
されることで比較的薄手の石材タイルが精度良く簡単に
製造できるという優れた効果を奏する。
【0020】また、本発明においては、表面処理された
薄手の石材タイルが容易に製造できるので、計量で取り
扱いが容易になり、しかも使用材料が少ないことから安
価に提供できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る石材タイルの加工方
法における第一の工程を略示的示した斜視図である。
【図2】同加工方法における第二の工程の一例を示す斜
視図である。
【図3】同加工方法における第三の工程を略示的に示し
た斜視図である。
【図4】同加工方法において同時に製造された2枚の石
材タイルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1……天然石材、 2、7……ブレード、 3……ブロ
ック、3a、3b……石材タイル、 4……バーナー、
5……火炎、6……支持手段、 6a……吸着部、
6b……アーム部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然石材をタイル状に加工する石材タイ
    ルの加工方法であって、少なくとも石材を所定の厚さに
    加工する第一の工程と、 該第一の工程によって加工された石材の表裏面に所望の
    表面処理を施す第二の工程と、 該第二の工程によって処理された表裏面を支持して該表
    裏面と略平行な面で分断する第三の工程とを含むことを
    特徴とする石材タイルの加工方法。
  2. 【請求項2】 第二の工程における表面処理は、 本磨き、水磨きまたはバーナーによる加熱処理である請
    求項1に記載の石材タイルの加工方法。
  3. 【請求項3】 第一の工程と、第三の工程は、ブレード
    による切削加工によって遂行される請求項1に記載の石
    材タイルの加工方法。
JP18812597A 1997-07-14 1997-07-14 石材タイルの加工方法 Pending JPH1134036A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101992503A (zh) * 2009-08-24 2011-03-30 (株)世和石材 用于制造高硬度石材板的设备
KR101361144B1 (ko) * 2013-08-13 2014-02-17 통명석재 주식회사 오염방지 기능성 버너 브러시 석재
CN106003437A (zh) * 2016-07-27 2016-10-12 四川威尔达节能科技有限公司 一种天然超薄石材保温复合板及其制备方法
CN110435012A (zh) * 2019-08-12 2019-11-12 福建弘高创意石材制品有限公司 一种可弯曲的透光石材的制作方法
CN111002602A (zh) * 2019-12-25 2020-04-14 苏州市科林源电子有限公司 Pps板材加工装置及其加工方法

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