JP2000170314A - 建築材料 - Google Patents

建築材料

Info

Publication number
JP2000170314A
JP2000170314A JP10351170A JP35117098A JP2000170314A JP 2000170314 A JP2000170314 A JP 2000170314A JP 10351170 A JP10351170 A JP 10351170A JP 35117098 A JP35117098 A JP 35117098A JP 2000170314 A JP2000170314 A JP 2000170314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
natural stone
surface treatment
building material
cut
construction material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10351170A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sekiya
臣二 関家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DISTON CORP
Original Assignee
DISTON CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DISTON CORP filed Critical DISTON CORP
Priority to JP10351170A priority Critical patent/JP2000170314A/ja
Publication of JP2000170314A publication Critical patent/JP2000170314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然石材を使用して表面処理した薄手の建築
材料であり、表面処理することによって裏面側に残存す
る歪みによって変形しないようにすること、及び建築材
料を薄手にして安価に提供できるようにすること。 【解決手段】 比較的薄い天然石材から構成された建築
材料であって、比較的薄く切断加工された天然石材の表
面に所定の表面処理加工を施し、該天然石材の裏面に存
在する歪みを機械的手段または化学的手段により除去し
た構成とした建築材料であり、天然石材を薄く加工して
表面に所定の表面処理を施しても、裏面に残存する歪み
を除去したので、石材に湾曲が生じないものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、御影石または大理
石等の天然石材を、タイル形状等の所定形状に加工し
て、建造物の床部材または壁部材として使用できる建築
材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の天然石材でタイル形状
に形成された建築材料は、重厚感を醸し出すと共に豪華
で落ち着きがあることから、室内外の装飾部材として利
用されている。このように装飾用として利用されている
石材タイルは、比較的厚手(20〜30mmの厚さ)に
形成されている。そして、実際の施工に当たっては、壁
面に対してモルタルその他の接着用材料を用いて直接取
り付けるか、または適宜の桟部材を壁面に取り付け、該
桟部材に対して適宜のアンカーボルト等の取付金具を用
いて組み付ける構成のものが従来例として知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の石材タイルにおいては、相当な厚みがあることから重
量があって輸送または搬送等の取り扱い、及び施工時の
取り扱いにおいて作業性が悪いばかりでなく、天然石材
を多く使用することから高価になり、建築材料として汎
用性に欠けるという問題点を有している。
【0004】そこで、本発明者は、天然石材を薄く加工
すれば重量が軽減でき取り扱いが容易になって、しか
も、価格が低減できて一般的な建築材料として市場に提
供できると考えた。
【0005】ところが、天然石材を薄く加工して表面に
本磨き、水磨き、またはバーナー処理等の表面処理を施
すと、裏面側に残存する歪みによって、表面側が部分的
にまたは全体的に内側に湾曲するようになり、天然石材
としての持ち味である重厚感が薄れると共に、豪華さが
低下してしまうという問題点を有している。
【0006】従って、従来例の天然石材を用いた建築材
料は、薄型に形成して取り扱いを容易にすると共に、表
面処理を施しても湾曲が生じないで、天然石材の持ち味
を生かせるようにすることに解決しなければならない課
題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、比較的薄い天然石材か
ら構成された建築材料であって、比較的薄く切断加工さ
れた天然石材の表面に所定の表面処理加工を施し、該天
然石材の裏面に存在する歪みを機械的手段または化学的
手段により除去したことを特徴とする建築材料を提供す
るものである。
【0008】また、本発明においては、表面処理を天然
石材の表裏面に施し、該表裏面がそれぞれ独立するよう
に切断加工し、切断面である新たな裏面に存在する歪み
を除去したこと、比較的薄い天然石材は、少なくとも直
線距離で400mm以上の領域を含み、比較的薄いとは
厚さが10mm以下であること、表面処理とは、本磨
き、水磨きまたはバーナー仕上げのいづれかであるこ
と、及び、化学的手段による歪みを除去するとは、酸に
よって天然石材の裏面を溶解することであり、機械的手
段による歪みを除去するとは、研削砥石によって天然石
材の裏面を研削すること、並びに水磨きまたはバーナー
処理を施すことであること、を付加的な要件として含む
ものである。
【0009】本発明に係る建築材料によれば、天然石材
を薄く加工して表面に所定の表面処理を施しても、裏面
に残存する歪みを化学的または機械的に除去するように
したので、石材に湾曲が生ずることがなく、従来の厚み
のある天然石材から構成された建築材料と遜色のない重
厚感及び豪華さを醸し出すことができると共に、厚みが
薄いので軽くて取り扱いが容易であり、且つ安価に提供
できるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図示の実施の形態
について説明する。図1〜2に示した第1の実施の形態
において、天然石材1は、例えば御影石で所定大きさの
柱状体に形成したものであり、その端面の広さが建築材
料の平面の大きさになるのであり、一辺の長さが400
mm以上の正方形または長方形の矩形に形成されるので
ある。この形状については、使用部所によって適宜選択
される。
【0011】このように柱状に形成された天然石材1
は、一方の端部から、例えば、ブレード2等の切削手段
によって、順次所定の厚み、例えば、略10mm以下の
比較的薄いタイル状の建築材料3に切削切断する。
【0012】切削切断された建築材料3は、表側となる
表面3aに所定の表面処理を行う。この場合の表面処理
としては、例えば、水を供給しながら所定の砥石で研磨
する水磨き処理を行うこと、または、その水磨き処理後
に更に適宜の磨き粉を供給して研磨し鏡面に仕上げる本
磨き処理を行うこと、または、切削切断された建築材料
3の表面側に所定のバーナーを用いて万遍なく火炎を吹
き付け、自然石のような表面に仕上げるバーナー処理を
行うこと等がある。これらの処理は使用部所によって適
宜に選択される。
【0013】次に、建築材料3は、その裏面側を化学的
手段または機械的手段によって裏面側に残存する歪みを
除去する。この場合の化学的手段としては、例えば、硝
酸等の酸に天然石材の裏面を接触させて一部を溶解させ
ることであり、機械的手段としては、例えば、研削砥石
によって天然石材の裏面を研削すること、または前述し
た水磨き処理、もしくは火炎を吹き付けるバーナー処理
等である。
【0014】なお、バーナー処理の場合には、切削切断
された切断面は、粗面ながらも一応の平坦面に形成され
ているが、その平坦面に火炎を吹きかけると、その天然
石材の構成成分からして、部分的に加熱膨張することで
パチパチッと弾けて、局部的に剥がれ落ちる部分が発生
し、表面に自然の状態の凸凹が形成されて天然石のイメ
ージを醸し出すことができる処理である。
【0015】図3〜5に、第2の実施の形態を示してあ
る。この第2の実施の形態においては、前記第1の実施
の形態と同様に、柱状に形成された天然石材からブレー
ド等の切削切断手段によって所定の厚みtを有するブロ
ック11に切削切断する。このブロック11の厚みt
は、最終的に形成が予定されている建築材料の厚みより
も略2倍を僅かに越える厚さに形成されたものである。
【0016】このように形成されたブロック11は、表
裏両面が表面処理される。この表面処理も、前記第1の
実施の形態と同様に、例えば、水磨き処理、本磨き処
理、バーナー処理等である。
【0017】このように表面処理されたブロック11
は、図4に示したように、例えば、ブレード12等の切
削切断手段により表裏面の略中間部分で二分割して、二
枚の建築材料13を形成するものである。
【0018】ブロック11が二分割されることにより、
図5に示したように、略同じ大きさで且つ表側となる表
面13a、13aが処理された二枚の建築材料13、1
3を同時に形成するのである。
【0019】そして、二枚の分割された建築材料13、
13の分割面が裏面13b、13bとなるのであり、そ
の裏面13b、13bは、残存する歪みを除去するため
に、前記第1の実施の形態のものと同様に化学的手段ま
たは機械的手段による処理が施される。
【0020】いずれにしても、天然石材を薄く切削切断
して、その表面側の処理と裏面側の処理とを施すことに
より、石材に残留している歪みが除去されるのであり、
一方の面のみ処理した場合には、処理されていない側に
残存歪みがあって、建築材料として使用した時に、その
施工前または施工後においても残存歪みによって変形が
生じ易いのである。
【0021】なお、天然石材から切削切断した建築材料
の表面処理及び残存歪みの除去処理において、その建築
材料の厚み等を考慮して、砥石の種類、酸または火炎の
強弱及び処理時間等が適宜選択されるものであり、それ
によって石材としての持ち味を生かした比較的薄い建築
材料が効率よく生産できるのである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る建築材
料は、比較的薄い天然石材から構成された建築材料であ
って、比較的薄く切断加工された天然石材の表面に所定
の表面処理加工を施し、該天然石材の裏面に存在する歪
みを機械的手段または化学的手段により除去した構成と
したことにより、天然石材を薄く加工して表面に所定の
表面処理を施しても、裏面に残存する歪みを除去したの
で、石材に湾曲が生ずることがなく、従来の厚みのある
天然石材から構成された建築材料と遜色のない重厚感及
び豪華さを醸し出すことができるという優れた効果を奏
する。
【0023】また、本発明においては、表面処理された
薄手の石材タイルが容易に製造できるので、軽量で取り
扱いが容易になり、しかも使用材料が少ないことから安
価に提供できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る建築材料を柱
状の天然石材から切削切断する状況を略示的示した斜視
図である。
【図2】同建築材料の裏面側を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る建築材料を形
成するためのブロックの斜視図である。
【図4】同ブロックを二分割する状態を示す斜視図であ
る。
【図5】同ブロックを二分割して形成された建築材料を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1……天然石材、 2、12……ブレード、 3、13
……建築材料、3a、13a……表面、3b、13b…
…裏面、 11……ブロック。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的薄い天然石材から構成された建築
    材料であって、 比較的薄く切断加工された天然石材の表面に所定の表面
    処理加工を施し、 該天然石材の裏面に存在する歪みを機械的手段または化
    学的手段により除去し たことを特徴とする建築材料。
  2. 【請求項2】 表面処理を天然石材の表裏面に施し、 該表裏面がそれぞれ独立するように切断加工し、 切断面である新たな裏面に存在する歪みを除去した請求
    項1に記載の建築材料。
  3. 【請求項3】 比較的薄い天然石材は、少なくとも直線
    距離で400mm以 上の領域を含み、 比較的薄いとは厚さが10mm以下である請求項1また
    は2に記載の建築材料。
  4. 【請求項4】 表面処理とは、本磨き、水磨きまたはバ
    ーナー仕上げのいづれかである請求項1、2または3に
    記載の建築材料。
  5. 【請求項5】 化学的手段による歪みを除去するとは、
    酸によって天然石材の裏面を溶解することであり、 機械的手段による歪みを除去するとは、研削砥石によっ
    て天然石材の裏面を研削すること、並びに水磨きまたは
    バーナー処理を施すことである請求項1、2、3または
    4に記載の建築材料。
JP10351170A 1998-12-10 1998-12-10 建築材料 Pending JP2000170314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10351170A JP2000170314A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 建築材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10351170A JP2000170314A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 建築材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000170314A true JP2000170314A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18415535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10351170A Pending JP2000170314A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 建築材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000170314A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2004037557A1 (fr) Procede de traitement decoratif des metaux
JP2000170314A (ja) 建築材料
JP2009132210A (ja) 鉄道車両構体
JPH1134036A (ja) 石材タイルの加工方法
TWI772701B (zh) 材料的製造方法
JP2001226130A (ja) 曲げおよび/またはプレストレスを付与されたガラス部材の製造方法
CN114290263B (zh) 一种陶瓷板的曲面支撑底座的制造方法及曲面支撑底座
KR100219774B1 (ko) 건축 구조물의 내외장용 석판재 제조방법
JPH1148696A (ja) 石質材料の表面処理方法
JP2977869B2 (ja) 薄石複合材
JPS63144903A (ja) 鏡面切削用工具
EP1524089A3 (en) Procedure for generating a special surface of the palladium-type covering on concrete panels
JP2934396B2 (ja) 天然石を使用した積層材とこの積層材を使用する家具,建具,壁面等の外形の形成方法
US20050066701A1 (en) Method for making a metal sheet having a decorative pattern
JP2590381B2 (ja) 石材の表面処理方法
AU736728B2 (en) Decorative finishes
JP2003286766A (ja) 壁面パネル及び壁面構築方法
JPH10331391A (ja) コンクリートの種石露出仕上げ工法
JPS6017686B2 (ja) 自然石スラブの高圧水による表面仕上げ方法
JPH01178641A (ja) 建築材
JPH06344517A (ja) 建材用装飾板の製造方法
JPS60249535A (ja) チタン又はチタン合金板の表面処理法
JP2003277165A (ja) Alcパネル及びその表面加工方法
JP2569821Y2 (ja) 金属薄板を使用した象眼細工加工品
US2071086A (en) Method of producing an ornamental design in stone