JPH11340088A - コンデンサアレイの製造方法 - Google Patents
コンデンサアレイの製造方法Info
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- JPH11340088A JPH11340088A JP14388298A JP14388298A JPH11340088A JP H11340088 A JPH11340088 A JP H11340088A JP 14388298 A JP14388298 A JP 14388298A JP 14388298 A JP14388298 A JP 14388298A JP H11340088 A JPH11340088 A JP H11340088A
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- Japan
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- internal electrodes
- laminated
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一個体内に、異なる電気特性を有する複数の
積層コンデンサを備えたコンデンサアレイの製造方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 セラミック誘電体材料、内部電極２面
積、内部電極２有効層数、及び内部電極２間距離を任意
に設定した、グリーン積層体１ａ〜１ｄを内部電極２の
電極面が平行かつ重なり合うように垂直方向に少なくと
も２つ以上積層し、複合グリーン積層体１を作製した
後、これを裁断線３に沿って切断、焼成し、外部電極５
を設けてコンデンサアレイを得る。
積層コンデンサを備えたコンデンサアレイの製造方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 セラミック誘電体材料、内部電極２面
積、内部電極２有効層数、及び内部電極２間距離を任意
に設定した、グリーン積層体１ａ〜１ｄを内部電極２の
電極面が平行かつ重なり合うように垂直方向に少なくと
も２つ以上積層し、複合グリーン積層体１を作製した
後、これを裁断線３に沿って切断、焼成し、外部電極５
を設けてコンデンサアレイを得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はコンデンサアレイの
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下に従来技術のコンデンサアレイの製
造方法について説明する。
造方法について説明する。
【０００３】図３は従来のコンデンサアレイ用グリーン
積層体、図４は同じくコンデンサアレイを示す図であ
る。
積層体、図４は同じくコンデンサアレイを示す図であ
る。
【０００４】図３及び図４において、１１はコンデンサ
アレイ用グリーン積層体、１２は内部電極、１３は裁断
線、１４はコンデンサアレイ焼結体、１５は外部電極で
ある。
アレイ用グリーン積層体、１２は内部電極、１３は裁断
線、１４はコンデンサアレイ焼結体、１５は外部電極で
ある。
【０００５】従来公知の積層コンデンサと同様にセラミ
ック誘電体材料粉末、及び有機バインダ等からなるグリ
ーンシート面上にＰｄ、又はＮｉ等の金属粉末を含む内
部電極１２を印刷した後、このグリーンシートを所定枚
数積層、加圧圧着しコンデンサアレイ用グリーン積層体
１１を作製する。
ック誘電体材料粉末、及び有機バインダ等からなるグリ
ーンシート面上にＰｄ、又はＮｉ等の金属粉末を含む内
部電極１２を印刷した後、このグリーンシートを所定枚
数積層、加圧圧着しコンデンサアレイ用グリーン積層体
１１を作製する。
【０００６】次にグリーン積層体１１を裁断線１３に沿
って、複数個の積層コンデンサがとなり合うように横方
向に連結されたブロックに切断し、同一個体中に複数の
積層コンデンサを備えるコンデンサアレイ用のグリーン
チップを作製する。
って、複数個の積層コンデンサがとなり合うように横方
向に連結されたブロックに切断し、同一個体中に複数の
積層コンデンサを備えるコンデンサアレイ用のグリーン
チップを作製する。
【０００７】次に、このグリーンチップを所定温度で焼
成してコンデンサアレイ焼結体１４を作製した後、焼結
体１４の側面に露出している各積層コンデンサを構成す
る内部電極１２毎にＡｇ電極ペーストを塗布、焼付けを
行い外部電極１５を形成する。
成してコンデンサアレイ焼結体１４を作製した後、焼結
体１４の側面に露出している各積層コンデンサを構成す
る内部電極１２毎にＡｇ電極ペーストを塗布、焼付けを
行い外部電極１５を形成する。
【０００８】このようにして一個の焼結体１４内に複数
個の積層コンデンサが形成されたコンデンサアレイを作
製する方法が一般に知られていた。
個の積層コンデンサが形成されたコンデンサアレイを作
製する方法が一般に知られていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、一個のコンデンサアレイを構成する個々の
積層コンデンサは同一グリーン積層体１１から作製され
るため同一の電気特性となり、一個のコンデンサアレイ
中に温度特性や静電容量等の電気特性が異なる積層コン
デンサを組み込むには、内部電極１２の印刷パターンを
同一面上で部分的に変更するなど、製造技術的に極めて
困難であった。
の方法では、一個のコンデンサアレイを構成する個々の
積層コンデンサは同一グリーン積層体１１から作製され
るため同一の電気特性となり、一個のコンデンサアレイ
中に温度特性や静電容量等の電気特性が異なる積層コン
デンサを組み込むには、内部電極１２の印刷パターンを
同一面上で部分的に変更するなど、製造技術的に極めて
困難であった。
【００１０】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、異なる電気特性を持つ複数の積層コンデンサを同一
個体のコンデンサアレイ中に、容易にしかも生産効率良
く形成する製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
で、異なる電気特性を持つ複数の積層コンデンサを同一
個体のコンデンサアレイ中に、容易にしかも生産効率良
く形成する製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、同一平面上に所定間隔をおいて複数の内部
電極を設けたグリーンシートを、複数枚上、下のグリー
ンシートの内部電極の少なくとも一部が重合するごとく
積層して積層コンデンサとなるグリーン積層体を得る第
１の工程と、少なくとも２つ以上の前記グリーン積層体
を、内部電極の電極面が平行にかつ重なり合うように積
層、加圧圧着して複合グリーン積層体を得る第２の工程
と、前記複合グリーン積層体を同一平面上の内部電極間
で積層方向に裁断してグリーンチップを得る第３の工程
と、前記グリーンチップを焼成して焼結体を得た後、こ
の焼結体の端部に露出する内部電極と接続する外部電極
を形成する第４の工程とからなるコンデンサアレイの製
造方法としたものである。
に本発明は、同一平面上に所定間隔をおいて複数の内部
電極を設けたグリーンシートを、複数枚上、下のグリー
ンシートの内部電極の少なくとも一部が重合するごとく
積層して積層コンデンサとなるグリーン積層体を得る第
１の工程と、少なくとも２つ以上の前記グリーン積層体
を、内部電極の電極面が平行にかつ重なり合うように積
層、加圧圧着して複合グリーン積層体を得る第２の工程
と、前記複合グリーン積層体を同一平面上の内部電極間
で積層方向に裁断してグリーンチップを得る第３の工程
と、前記グリーンチップを焼成して焼結体を得た後、こ
の焼結体の端部に露出する内部電極と接続する外部電極
を形成する第４の工程とからなるコンデンサアレイの製
造方法としたものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、同一平面上に所定間隔をおいて複数の内部電極を設
けたグリーンシートを、複数枚上、下のグリーンシート
の内部電極の少なくとも一部が重合するごとく積層して
積層コンデンサとなるグリーン積層体を得る第１の工程
と、少なくとも２つ以上の前記グリーン積層体を、内部
電極の電極面が平行にかつ重なり合うように積層、加圧
圧着して複合グリーン積層体を得る第２の工程と、前記
複合グリーン積層体を同一平面上の内部電極間で積層方
向に裁断してグリーンチップを得る第３の工程と、前記
グリーンチップを焼成して焼結体を得た後、この焼結体
の端部に露出する内部電極と接続する外部電極を形成す
る第４の工程とからなるコンデンサアレイの製造方法で
あって、異なる特性をもつグリーン積層体を内部電極の
電極面が平行にかつ重なり合うように垂直方向に複数積
み重ねて複合グリーン積層体を得ることにより、水平方
向には同一特性の積層コンデンサ、垂直方向には異なる
特性の積層コンデンサで構成することが容易に可能とな
り、これを所定形状に切断、焼成することにより同一個
体中に異なった特性の積層コンデンサを任意に組み合わ
せたコンデンサアレイを効率良く生産することが可能に
なると言う作用を有する。
は、同一平面上に所定間隔をおいて複数の内部電極を設
けたグリーンシートを、複数枚上、下のグリーンシート
の内部電極の少なくとも一部が重合するごとく積層して
積層コンデンサとなるグリーン積層体を得る第１の工程
と、少なくとも２つ以上の前記グリーン積層体を、内部
電極の電極面が平行にかつ重なり合うように積層、加圧
圧着して複合グリーン積層体を得る第２の工程と、前記
複合グリーン積層体を同一平面上の内部電極間で積層方
向に裁断してグリーンチップを得る第３の工程と、前記
グリーンチップを焼成して焼結体を得た後、この焼結体
の端部に露出する内部電極と接続する外部電極を形成す
る第４の工程とからなるコンデンサアレイの製造方法で
あって、異なる特性をもつグリーン積層体を内部電極の
電極面が平行にかつ重なり合うように垂直方向に複数積
み重ねて複合グリーン積層体を得ることにより、水平方
向には同一特性の積層コンデンサ、垂直方向には異なる
特性の積層コンデンサで構成することが容易に可能とな
り、これを所定形状に切断、焼成することにより同一個
体中に異なった特性の積層コンデンサを任意に組み合わ
せたコンデンサアレイを効率良く生産することが可能に
なると言う作用を有する。
【００１３】本発明の請求項２に記載の発明は、グリー
ンシート形成材料、内部電極面積、内部電極積層数ある
いは内部電極間距離の内少なくとも一つが異なるグリー
ン積層体を少なくとも２つ以上積層、加圧圧着して複合
グリーン積層体を得ることを特徴とする請求項１に記載
のコンデンサアレイの製造方法であって、グリーンシー
ト形成材料、内部電極面積、内部電極積層数あるいは内
部電極間距離の内少なくとも何れか一つを異なる構成と
することで、グリーン積層体の電気特性を容易に異なる
ものとすることができ、これらを垂直方向に複数積層
し、垂直方向で特性の異なる複合グリーン積層体を構成
した後、これを所定形状に切断、焼成することで、同一
個体中に異なる電気特性を有する積層コンデンサを複数
備えたコンデンサアレイを容易に提供することを可能に
すると言う作用を有する。
ンシート形成材料、内部電極面積、内部電極積層数ある
いは内部電極間距離の内少なくとも一つが異なるグリー
ン積層体を少なくとも２つ以上積層、加圧圧着して複合
グリーン積層体を得ることを特徴とする請求項１に記載
のコンデンサアレイの製造方法であって、グリーンシー
ト形成材料、内部電極面積、内部電極積層数あるいは内
部電極間距離の内少なくとも何れか一つを異なる構成と
することで、グリーン積層体の電気特性を容易に異なる
ものとすることができ、これらを垂直方向に複数積層
し、垂直方向で特性の異なる複合グリーン積層体を構成
した後、これを所定形状に切断、焼成することで、同一
個体中に異なる電気特性を有する積層コンデンサを複数
備えたコンデンサアレイを容易に提供することを可能に
すると言う作用を有する。
【００１４】（実施の形態１）以下本発明のコンデンサ
アレイの製造方法について図を用い説明する。
アレイの製造方法について図を用い説明する。
【００１５】図１は本発明の一実施の形態の４連型コン
デンサアレイの複合グリーン積層体、図２は同じく４連
型コンデンサアレイを示す図である。図１、図２におい
て、１はコンデンサアレイの複合グリーン積層体、１
ａ，１ｂ，１ｃ及び１ｄはそれぞれ特性の異なるグリー
ン積層体、２は内部電極、３は裁断線、４はコンデンサ
アレイ焼結体、５は外部電極である。
デンサアレイの複合グリーン積層体、図２は同じく４連
型コンデンサアレイを示す図である。図１、図２におい
て、１はコンデンサアレイの複合グリーン積層体、１
ａ，１ｂ，１ｃ及び１ｄはそれぞれ特性の異なるグリー
ン積層体、２は内部電極、３は裁断線、４はコンデンサ
アレイ焼結体、５は外部電極である。
【００１６】先ず、従来公知の積層コンデンサと同様の
方法で作製したチタン酸バリウム系セラミック誘電体材
料と有機バインダ等からなるグリーンシートの面上に、
内部電極２となるＰｄペーストをスクリーン印刷し、乾
燥させた後、このグリーンシートを所定枚数積層、加圧
圧着しグリーン積層体１ａ〜１ｄを作製する。
方法で作製したチタン酸バリウム系セラミック誘電体材
料と有機バインダ等からなるグリーンシートの面上に、
内部電極２となるＰｄペーストをスクリーン印刷し、乾
燥させた後、このグリーンシートを所定枚数積層、加圧
圧着しグリーン積層体１ａ〜１ｄを作製する。
【００１７】次にグリーン積層体１ａから１ｄを図１に
示すように、それぞれのグリーン積層体１ａ〜１ｄの内
部電極２の電極面が平行にかつ重なり合うように積層、
加圧圧着し４連型コンデンサアレイ用複合グリーン積層
体１を作製する。ここで、グリーン積層体１ａから１ｄ
は（表１）に示すように、セラミック材料の温度特性は
Ｂ特性、及びＦ特性の２種類、内部電極２面積は０．２
０，０．３０，０．４０、及び０．５０mm2の４種類、
内部電極有効積層数は１，２，５、及び８層の４種類、
また内部電極間距離は７，１３，２０、及び２５μｍと
し、それぞれを組合わせたものを用いて複合グリーン積
層体１を作製した。
示すように、それぞれのグリーン積層体１ａ〜１ｄの内
部電極２の電極面が平行にかつ重なり合うように積層、
加圧圧着し４連型コンデンサアレイ用複合グリーン積層
体１を作製する。ここで、グリーン積層体１ａから１ｄ
は（表１）に示すように、セラミック材料の温度特性は
Ｂ特性、及びＦ特性の２種類、内部電極２面積は０．２
０，０．３０，０．４０、及び０．５０mm2の４種類、
内部電極有効積層数は１，２，５、及び８層の４種類、
また内部電極間距離は７，１３，２０、及び２５μｍと
し、それぞれを組合わせたものを用いて複合グリーン積
層体１を作製した。
【００１８】
【表１】
【００１９】次いで、複合グリーン積層体１を裁断線３
に沿って切断し、縦、横、高さがそれぞれ２．０mm，
１．０mm，４．０mmの４連型コンデンサアレイのグリー
ンチップを作製した。
に沿って切断し、縦、横、高さがそれぞれ２．０mm，
１．０mm，４．０mmの４連型コンデンサアレイのグリー
ンチップを作製した。
【００２０】その後、グリーンチップを１３００℃で焼
成し、得られたコンデンサアレイ焼結体４の内部電極２
が露出した部分を被覆するように、それぞれの内部電極
２毎に接続するＡｇを主成分とする電極ペーストを塗
布、焼付けて外部電極５を形成して４連型コンデンサア
レイを作製した。
成し、得られたコンデンサアレイ焼結体４の内部電極２
が露出した部分を被覆するように、それぞれの内部電極
２毎に接続するＡｇを主成分とする電極ペーストを塗
布、焼付けて外部電極５を形成して４連型コンデンサア
レイを作製した。
【００２１】このようにして作製したコンデンサアレイ
と、従来品のコンデンサアレイの静電容量、及び内部構
造欠陥について調査しその結果を（表１）に示した。
と、従来品のコンデンサアレイの静電容量、及び内部構
造欠陥について調査しその結果を（表１）に示した。
【００２２】（表１）に示すように、本発明で作製した
Ｎｏ．１のコンデンサアレイは同一特性の積層コンデン
サを垂直方向に、従来品のＮｏ．７は同一特性の積層コ
ンデンサを水平方向に形成したものであり、両者の間に
静電容量の差は認められない。また本発明のＮｏ．２の
２，３段目のグリーン積層体１ｂ，１ｃ部分と、従来品
Ｎｏ．８は同一特性の積層コンデンサからなるが、両者
の間に静電容量の差は認められない。これらの結果から
コンデンサアレイを構成する複数の積層コンデンサを垂
直方向、または水平方向のどちらに形成しても、積層コ
ンデンサの構成要素が同じであれば、同じ静電容量が得
られることが分かる。他方、本発明の特徴である、異な
る特性のグリーン積層体１ａから１ｄを垂直方向に任意
に組合わせた構造のＮｏ．２からＮｏ．６については、
一個のコンデンサアレイの中に低容量から高容量の積層
コンデンサを任意に形成できていることが分かる。また
これらのコンデンサアレイにおいて焼結体４に内部構造
欠陥が発生していないことから、異なる特性のグリーン
積層体１ａ〜１ｄを複数積層することに何ら問題はな
く、グリーンシート性能、またはセラミック誘電体材料
の調整を行うことにより、更に色々な組合せを行うこと
ができ、容易に異なる特性の積層コンデンサを同一個体
中に備え形成できることを示している。
Ｎｏ．１のコンデンサアレイは同一特性の積層コンデン
サを垂直方向に、従来品のＮｏ．７は同一特性の積層コ
ンデンサを水平方向に形成したものであり、両者の間に
静電容量の差は認められない。また本発明のＮｏ．２の
２，３段目のグリーン積層体１ｂ，１ｃ部分と、従来品
Ｎｏ．８は同一特性の積層コンデンサからなるが、両者
の間に静電容量の差は認められない。これらの結果から
コンデンサアレイを構成する複数の積層コンデンサを垂
直方向、または水平方向のどちらに形成しても、積層コ
ンデンサの構成要素が同じであれば、同じ静電容量が得
られることが分かる。他方、本発明の特徴である、異な
る特性のグリーン積層体１ａから１ｄを垂直方向に任意
に組合わせた構造のＮｏ．２からＮｏ．６については、
一個のコンデンサアレイの中に低容量から高容量の積層
コンデンサを任意に形成できていることが分かる。また
これらのコンデンサアレイにおいて焼結体４に内部構造
欠陥が発生していないことから、異なる特性のグリーン
積層体１ａ〜１ｄを複数積層することに何ら問題はな
く、グリーンシート性能、またはセラミック誘電体材料
の調整を行うことにより、更に色々な組合せを行うこと
ができ、容易に異なる特性の積層コンデンサを同一個体
中に備え形成できることを示している。
【００２３】尚、本実施形態では積層コンデンサを４個
連結させた場合について述べたが、これ以外の連結数に
おいても同様に特性を得ることができ、又、他の積層セ
ラミック電子部品アレイを製造する際においても有効な
手段として利用することができる。
連結させた場合について述べたが、これ以外の連結数に
おいても同様に特性を得ることができ、又、他の積層セ
ラミック電子部品アレイを製造する際においても有効な
手段として利用することができる。
【００２４】
【発明の効果】以上のように、本発明のコンデンサアレ
イの製造方法は、積層コンデンサ用のグリーン積層体
を、内部電極の電極面が平行にかつ重なり合うように垂
直方向に複数積層して複合グリーン積層体を作製し、こ
れを所定形状に切断後、焼成を行った後、外部電極を設
けることにより、一個の個体内に異なる電気特性を有す
る積層コンデンサを複数個備えたコンデンサアレイを生
産性良く、容易に製造することができる。
イの製造方法は、積層コンデンサ用のグリーン積層体
を、内部電極の電極面が平行にかつ重なり合うように垂
直方向に複数積層して複合グリーン積層体を作製し、こ
れを所定形状に切断後、焼成を行った後、外部電極を設
けることにより、一個の個体内に異なる電気特性を有す
る積層コンデンサを複数個備えたコンデンサアレイを生
産性良く、容易に製造することができる。
【図１】本発明の一実施の形態によるコンデンサアレイ
用複合グリーン積層体の斜視図
用複合グリーン積層体の斜視図
【図２】同、コンデンサアレイの一部切欠斜視図
【図３】従来のコンデンサアレイ用グリーン積層体の斜
視図
視図
【図４】同、コンデンサアレイの一部切欠斜視図
１ 複合グリーン積層体 １ａ グリーン積層体 １ｂ グリーン積層体 １ｃ グリーン積層体 １ｄ グリーン積層体 ２ 内部電極 ３ 裁断線 ４ 焼結体 ５ 外部電極 １１ グリーン積層体 １２ 内部電極 １３ 裁断線 １４ 焼結体 １５ 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 一誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山口 義浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 同一平面上に所定間隔をおいて複数の内
部電極を設けたグリーンシートを、複数枚上、下のグリ
ーンシートの内部電極の少なくとも一部が重合するごと
く積層して積層コンデンサとなるグリーン積層体を得る
第１の工程と、少なくとも２つ以上の前記グリーン積層
体を、内部電極の電極面が平行にかつ重なり合うように
積層、加圧圧着して複合グリーン積層体を得る第２の工
程と、前記複合グリーン積層体を同一平面上の内部電極
間で積層方向に裁断してグリーンチップを得る第３の工
程と、前記グリーンチップを焼成して焼結体を得た後、
この焼結体の端部に露出する内部電極と接続する外部電
極を形成する第４の工程とからなるコンデンサアレイの
製造方法。 - 【請求項２】 グリーンシート形成材料、内部電極面
積、内部電極積層数あるいは内部電極間距離の内少なく
とも一つが異なるグリーン積層体を少なくとも２つ以上
積層、加圧圧着して複合グリーン積層体を得ることを特
徴とする請求項１に記載のコンデンサアレイの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14388298A JPH11340088A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | コンデンサアレイの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14388298A JPH11340088A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | コンデンサアレイの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11340088A true JPH11340088A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15349224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14388298A Pending JPH11340088A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | コンデンサアレイの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11340088A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104299780A (zh) * | 2013-07-15 | 2015-01-21 | 三星电机株式会社 | 阵列型多层陶瓷电子组件及用于其的安装板 |
| KR20150035909A (ko) * | 2013-07-15 | 2015-04-07 | 삼성전기주식회사 | 어레이형 적층 세라믹 전자 부품 및 그 실장 기판 |
| KR20170113280A (ko) * | 2016-03-29 | 2017-10-12 | 야게오 코오포레이션 | 적층 커패시터 |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14388298A patent/JPH11340088A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104299780A (zh) * | 2013-07-15 | 2015-01-21 | 三星电机株式会社 | 阵列型多层陶瓷电子组件及用于其的安装板 |
| KR20150035909A (ko) * | 2013-07-15 | 2015-04-07 | 삼성전기주식회사 | 어레이형 적층 세라믹 전자 부품 및 그 실장 기판 |
| KR101525672B1 (ko) * | 2013-07-15 | 2015-06-03 | 삼성전기주식회사 | 어레이형 적층 세라믹 전자 부품 및 그 실장 기판 |
| KR20170113280A (ko) * | 2016-03-29 | 2017-10-12 | 야게오 코오포레이션 | 적층 커패시터 |
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