JPH11339986A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH11339986A
JPH11339986A JP14192298A JP14192298A JPH11339986A JP H11339986 A JPH11339986 A JP H11339986A JP 14192298 A JP14192298 A JP 14192298A JP 14192298 A JP14192298 A JP 14192298A JP H11339986 A JPH11339986 A JP H11339986A
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浩司 佐伯
Hiroshi Seike
宏 清家
Tetsuya Kitani
哲哉 木谷
Yoshifumi Kuroki
芳文 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷回路に高周波電力を供給開始する際、及び
高周波電力の供給を停止する際にインバータ回路のスイ
ッチング素子にかかるストレスを低減する。 【解決手段】AC−DC変換手段11と、その出力に接
続されたDC−DC変換手段12と、その出力に接続さ
れたDC−AC変換手段13と、その出力に接続された
AC−AC変換手段14と、その出力に接続された負荷
回路15と、各変換手段12,13の制御回路1,2及
び駆動回路4を有する放電灯点灯装置において、制御回
路1,2と駆動回路4の制御電源は同一電源から供給さ
れ、負荷回路15に高周波電力の供給を開始するときに
は、制御回路2、駆動回路4、制御回路1の順に動作開
始させ、負荷回路15への高周波電力の供給を停止する
ときには、制御回路1,2の動作停止よりも先に駆動回
路4を動作停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ回路によ
り放電灯を高周波点灯させる放電灯点灯装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の放電灯点灯装置のブロック構成図
を図25に示す。この放電灯点灯装置は、交流電源10
をAC−DC変換手段11にて直流電圧に変換し、DC
−DC変換手段12にて前記直流電圧を所定の直流電圧
に変換し、DC−AC変換手段13にて前記直流電圧を
高周波電圧に変換し、AC−AC変換手段14にて前記
高周波電圧を所定の高周波電圧に変換し、負荷回路15
に供給する構成である。DC−DC変換手段12には少
なくとも一つのスイッチング要素が具備されており、前
記スイッチング要素は制御回路1から出力される信号S
1にてオン・オフ制御される。DC−AC変換手段13
には少なくとも一対のスイッチング要素の直列回路が具
備されており、前記スイッチング要素のオン・オフの周
波数は負荷回路15の状態に応じて制御回路2にて制御
され、制御回路2から出力される信号S2は駆動回路4
に入力される。駆動回路4は信号S2を受けて信号S3
を出力し、前記スイッチング要素は駆動回路4から出力
される信号S3にて交互にオン・オフ制御される。制御
回路1、制御回路2及び駆動回路4には制御電源生成回
路5から各々制御電源(Vcc1〜Vcc3)が供給さ
れ動作する。
【0003】図26に具体的な従来例の回路構成を示
す。AC−DC変換手段はダイオードD1〜D4からな
る全波整流回路で構成され、フィルター回路FTを介し
て交流電源ACを直流電圧に変換する。DC−DC変換
手段は雑音防止用コンデンサC1、平滑用コンデンサC
2、チョッパーダイオードD5、スイッチング素子(例
えばMOS−FET)Q1、チョッパーチョークL1か
らなる昇圧型チョッパー回路で構成される。スイッチン
グ素子Q1のオン・オフ制御はチョッパー用制御回路1
から出力されるオン・オフ信号S1により行われる。ス
イッチング素子Q1がオン・オフを繰り返すことによ
り、高周波にて直流電圧をチョッピングし、平滑用コン
デンサC2にて平滑して、全波整流回路の出力電圧のピ
ーク値よりも高い直流電圧Vdcを出力する。
【0004】DC−AC変換手段はスイッチング素子Q
2,Q3、DCカット用コンデンサC3、共振用チョー
クL2、共振用コンデンサC4からなるハーフブリッジ
式インバータ回路で構成され、スイッチング素子Q2,
Q3を交互にオン・オフすることにより、コンデンサC
4とインダクタL2からなる共振回路にて高周波電力が
生成される。スイッチング素子Q2,Q3の発振周波数
制御はインバータ用制御回路2にて行われ、負荷回路の
状態に応じた発振信号S2を出力する。インバータ用制
御回路2から出力される発振信号S2を受けてドライバ
ー用制御回路4(例えばIR社製IR2111)から出
力される駆動信号S3(H),S3(L)によりスイッ
チング素子Q2及びQ3が交互にオン・オフ制御され
る。駆動信号S3(H)は高圧側スイッチング素子Q2
の駆動信号であり、駆動信号S3(L)は低圧側スイッ
チング素子Q3の駆動信号である。低圧側スイッチング
素子Q3は制御電源であるVccを電源として、高圧側
スイッチング素子Q2はコンデンサC5を電源として駆
動制御される。コンデンサC5はスイッチング素子Q
2,Q3の接続点の電位V0と制御電源Vccにダイオ
ードD6を介して接続されており、低圧側スイッチング
素子Q3のオン時(スイッチング素子Q2,Q3の接続
点の電位V0が0Vとなる期間)に制御電源Vccより
ダイオードD6を介して電力供給を得て、高圧側スイッ
チング素子Q2のオン時には、スイッチング素子Q2,
Q3の接続点の電位V0を基準として高圧側スイッチン
グ素子Q2の駆動電源として動作する。尚、ドライバー
用制御回路4にIR社製IR2111を用いた回路構成
においてはインバータ用制御回路2からドライバー用制
御回路4へ入力される発振信号S2がHighレベルの
場合、スイッチング素子Q2はオン、スイッチング素子
Q3はオフとなり、発振信号S2がLowレベルの場
合、スイッチング素子Q2はオフ、スイッチング素子Q
3はオンとなる。
【0005】チョッパー出力電圧Vdcに比べ、負荷で
ある放電灯LAを点灯させる為の始動電圧が高い場合、
例えば、管径が細ければ細いほど且つ管長が長ければ長
いほど始動電圧は高くなるが、その場合、昇圧トランス
T1を用いて、インバータ回路の出力をさらに昇圧した
高周波電力で放電灯LAを点灯させる。尚、負荷である
放電灯LAのフィラメント両端にはランプ点灯始動時に
フィラメントを予熱するための予熱回路y1,y2が接
続されている。
【0006】チョッパー用制御回路1、インバータ用制
御回路2及びドライバー用制御回路4の制御電源(Vc
c1〜Vcc3)は、チョッパーチョークL1の補助巻
線、及び昇圧トランスT1の補助巻線から各々抵抗R4
とダイオードD7、及び抵抗R5とダイオードD9を介
して供給される電力を制御電源生成回路5にて各制御電
源(Vcc1〜Vcc3)に生成し、各制御回路1,
2,4へ供給して、各々の制御回路1,2,4を動作さ
せるものである。また、チョッパー用制御回路1の制御
電源Vcc1には別経路の制御電源供給手段として抵抗
Rsが設けられており、インバータ制御回路2の制御電
源Vcc3は制御電源生成回路5a(例えば三端子レギ
ュレータ等)により安定化した電源を供給する構成とな
っている。
【0007】本回路に交流電源ACが供給されると、制
御電源供給手段としての抵抗Rsにより最初にチョッパ
ー用制御回路1が動作を開始し、次にドライバー用制御
回路4が動作を開始し、最後に制御電源生成回路5にて
安定した制御電源Vcc3が供給された時点でインバー
タ制御回路2が動作を開始する。また、本回路に交流電
源ACの供給が停止されると、まず最初にインバータ制
御回路2が動作を停止し、次にドライバー用制御回路4
が動作を停止し、最後にチョッパー用制御回路1が動作
を停止する。
【0008】次に別の従来例の放電灯点灯装置のブロッ
ク構成図を図27に示す。基本構成は図25の放電灯点
灯装置と同じであるが、この放電灯点灯装置において
は、赤外線リモートコントローラ31(以下リモコンと
呼ぶ)の操作により出力されるリモコン信号S6を受信
部32にて受信し、制御回路3にてリモコン信号S6に
応じた点灯制御信号S4を生成し、この点灯制御信号S
4によって制御回路2の発振動作を制御することにより
所定の負荷状態をリモコン操作によって任意に変化させ
るものである。この構成において、従来、リモコン操作
により負荷である放電灯を消灯させる制御を行う場合、
制御回路2から駆動回路4へ出力される発振信号S2の
出力を停止させる(Lowレベルとする)ことにより、
DC−AC変換手段13に具備されたスイッチング素子
のスイッチング動作を停止させ、放電灯への電力供給を
停止させる制御を行うことが一般的であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図26に示
す回路構成においては、交流電源ACの供給開始時(以
下電源ON時と称する)には以下のような問題が生じ
る。図28は電源ON時からのスイッチング素子Q1の
ゲート電圧波形Vgs1(S1)、スイッチング素子Q
2のゲート電圧波形Vgs2(S3(H))、スイッチ
ング素子Q3のゲート電圧波形Vgs3(S3
(L))、インバータ制御回路2の発振信号S2、チョ
ッパー出力電圧波形Vdcの時間変化を示したものであ
る。図中、t1にて電源をONすると、チョッパー出力
電圧Vdcは交流電圧の√2倍のピーク値直流電圧が出
力される。t2にてチョッパー用制御回路1が動作開始
すると、スイッチング素子Q1のゲート電圧波形Vgs
1はオン・オフ制御されるため、チョッパー出力電圧V
dcは所定の高い電圧になる。次に、t3にてドライバ
ー用制御回路4が動作開始すると、インバータ用制御回
路2はまだ動作開始していないため発振信号S2はLo
wレベルであり、よって、ドライバー用制御回路4から
出力されるスイッチング素子Q2のゲート電圧波形Vg
s2はLowレベル、スイッチング素子Q3のゲート電
圧波形Vgs3はHighレベルで保持される。次に、
t4にてインバータ用制御回路2が動作開始すると、発
振信号S2は発振動作を開始し、それに伴って、ドライ
バー用制御回路4によりスイッチング素子Q2,Q3の
ゲート電圧波形Vgs2,Vgs3もオン・オフ制御さ
れる。t4にてインバータ回路のスイッチング動作が開
始されると、各スイッチング素子Q2,Q3には図29
に示すような振動波形電流Id2,Id3が流れ、スイ
ッチング素子Q2,Q3に過大なストレスを生じる。図
29にはスイッチング動作が開始された直後(図28の
t4時)のインバータ用制御回路2の発振信号S2、ス
イッチング素子Q2,Q3の各ゲート電圧Vgs2,V
gs3及びドレイン電流Id2,Id3の波形を示して
いる。このような振動波形電流が発生する原因は、DC
カット用コンデンサC3と昇圧トランスT1の一次側イ
ンダクタンスの過渡状態における共振作用によるもので
あり、この振動波形のピーク値はチョッパー出力電圧V
dcが高いほど高くなる。このスイッチング素子Q2,
Q3に流れる振動波形電流は定常時に流れている電流に
比べて数倍のピーク値を有しているので、電流定格の大
きいスイッチング素子を用いる必要が有り、スイッチン
グ素子Q2,Q3のコスト及びサイズが増大することに
なる。
【0010】また、図26に示す回路構成においては、
交流電源ACの供給停止時(以下電源OFF時と称す
る)には以下のような問題が生じる。図30は電源OF
F時からのスイッチング素子Q1のゲート電圧波形Vg
s1、スイッチング素子Q2のゲート電圧波形Vgs
2、スイッチング素子Q3のゲート電圧波形Vgs3、
インバータ用制御回路2の発振信号S2、チョッパー出
力電圧波形Vdcの時間変化を示したものである。図
中、t1にて電源OFFすると、まず最初にt2にてイ
ンバータ用制御回路2が動作を停止し、発振信号S2は
Lowレベルとなる。このとき、ドライバー用制御回路
4はまだ動作しているため、ドライバー用制御回路4か
ら出力されるスイッチング素子Q2のゲート電圧波形V
gs2はLowレベル、スイッチング素子Q3のゲート
電圧波形Vgs3はHighレベルに保持される。その
後、t3でドライバー用制御回路4が、t4でチョッパ
ー用制御回路1が各々動作を停止する。
【0011】ここで、t2にてインバータ用制御回路2
が動作を停止すると、インバータ回路のスイッチング素
子Q3には図31に示すような振動波形電流Id3が流
れ、スイッチング素子Q3に過大なストレスを生じる。
図31にはインバータ用制御回路2が動作停止した直後
(図30のt2時)のインバータ用制御回路2の発振信
号S2、スイッチング素子Q2,Q3の各ゲート電圧V
gs2,Vgs3、及び各ドレイン電流Id2,Id3
の波形を示している。このような振動波形電流が発生す
る原因は、スイッチング素子Q2がオフ、スイッチング
素子Q3がオンの状態で固定されてインバータ回路のス
イッチング動作を停止する際に必ずスイッチング素子Q
3、コンデンサC3,C4、インダクタL2、トランス
T1からなる共振ループが形成されるためであり、オン
状態で固定となるスイッチング素子Q3に大きな振動波
形電流が流れ、スイッチング素子Q3に大きなストレス
を与える。このスイッチング素子Q3に流れる振動波形
電流は、定常時に流れている電流に比べて数倍のピーク
値を有しているので、電流定格の大きい素子を用いる必
要が有り、スイッチング素子Q3のコスト及びサイズが
増大することになる。
【0012】また、図27に示す回路構成においても、
上記の問題と同様の問題が生じる。図32はリモコン制
御による放電灯の点灯制御時(以下リモコンON時と称
す)からのスイッチング素子Q1のゲート電圧波形Vg
s1、スイッチング素子Q2のゲート電圧波形Vgs
2、スイッチング素子Q3のゲート電圧波形Vgs3、
インバータ用制御回路2の発振信号S2、チョッパー出
力電圧波形Vdcの時間変化を示したものである。図
中、t1にてリモコンをON操作すると、インバータ用
制御回路2の発振信号S2はLowレベルに保持された
状態から発振信号出力状態へと変化する。このとき、チ
ョッパー用制御回路1及びドライバー用制御回路4は常
に動作している状態であるため、チョッパー出力電圧V
dcが高い状態にてインバータ回路のスイッチング動作
が開始され、各スイッチング素子Q2,Q3には図29
に示すような振動波形電流が流れ、スイッチング素子Q
2,Q3に過大なストレスを生じる。
【0013】また、リモコン制御による放電灯の消灯制
御(以下リモコンOFF時と称す)においても上記の問
題と同様の問題が生じる。図33はリモコンOFF時か
らのスイッチング素子Q1のゲート電圧波形Vgs1、
スイッチング素子Q2のゲート電圧波形Vgs2、スイ
ッチング素子Q3のゲート電圧波形Vgs3、インバー
タ用制御回路2の発振信号S2、チョッパー出力電圧波
形Vdcの時間変化を示したものである。図中、t1に
てリモコンをOFF操作すると、インバータ用制御回路
2の発振信号S2は発振信号出力状態からLowレベル
に保持された状態となる。このとき、チョッパー用制御
回路1及びドライバー用制御回路4は常に動作している
状態であるため、ドライバー用制御回路4から出力され
るスイッチング素子Q2のゲート電圧波形Vgs2はL
owレベル、スイッチング素子Q3のゲート電圧波形V
gs3はHighレベルで保持される。よって、インバ
ータ回路のスイッチング素子Q3には図31に示すよう
な振動波形電流が流れ、スイッチング素子Q3に過大な
ストレスを生じる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
課題を解決しようとするものであり、その目的とすると
ころは、負荷回路に高周波電力を供給開始する際、及び
負荷回路への高周波電力の供給を停止する際にインバー
タ回路のスイッチング素子にかかるストレスを低減する
ことである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、図1に示すように、交流電源
10を直流電圧に変換するAC−DC変換手段11と、
前記AC−DC変換手段11の出力電圧を前記交流電源
10の交流電圧ピーク値よりも高い所定の直流電圧に変
換する、少なくとも一つのスイッチング要素を有するD
C−DC変換手段12と、前記DC−DC変換手段12
のスイッチング要素を駆動制御するための第1の制御回
路1と、前記DC−DC変換手段12の出力電圧を入力
とし、少なくとも一対のスイッチング要素の直列回路を
有し、両スイッチング要素を駆動回路4より出力される
駆動信号S3により交互にオン・オフすることで所定の
高周波電圧に変換するDC−AC変換手段13と、前記
DC−AC変換手段13のスイッチング要素のオン・オ
フの周波数を負荷の状態に応じて制御する信号S2を出
力し、その出力を前記駆動回路4を介してスイッチング
要素の駆動信号S3として供給する第2の制御回路2
と、前記DC−AC変換手段13の出力電圧を所定の高
周波電圧に変換し、負荷回路15に高周波電力を供給す
るAC−AC変換手段14とを有する放電灯点灯装置に
おいて、前記第1及び第2の制御回路1,2と前記駆動
回路4の制御電源Vcc1,Vcc2,Vcc3は同一
電源Vccから供給され、前記負荷回路15に高周波電
力の供給を開始するときには、第2の制御回路2、駆動
回路4、第1の制御回路1の順に動作開始させ、前記負
荷回路15への高周波電力の供給を停止するときには、
第1又は第2の制御回路1,2の動作停止よりも先に前
記駆動回路4の動作を停止させることを特徴とするもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1に本発明の一実
施例のブロック構成図を示す。本実施例の放電灯点灯装
置は、図25に示す従来例と略同じ構成となっている
が、第1の制御回路1、第2の制御回路2、及び駆動回
路4の制御電源(Vcc1〜Vcc3)は同一の制御電
源生成回路5から供給され、第1の制御回路1、第2の
制御回路2、及び駆動回路4には各々制御電源の供給開
始及び供給停止を遅延させる為の遅延手段7〜9が設け
られており、電原ON時には第2の制御回路2→駆動回
路4→第1の制御回路1の順に動作開始させ、また電源
OFF時には駆動回路4→第2の制御回路2→第1の制
御回路1の順に動作停止させるようにしたものである。
【0017】図2及び図3に本実施例の具体的な回路構
成を示す。基本構成は図26に示す従来例の構成と略同
じであるが、一つの制御電源生成回路5にて生成される
制御電源Vccを遅延回路7〜9を介して各制御回路
(チョッパー用制御回路1、ドライバー用制御回路4、
インバータ用制御回路2)に各々制御電源(Vcc1〜
Vcc3)として供給する構成となっている。なお、本
実施例の制御電源生成回路5にはチョッパー回路の出力
電圧Vdcを所定の制御電源電圧Vccに変換するDC
−DCコンバータ回路を用いているが、本発明はこれに
限定されるものではない。
【0018】図3は図2中の遅延回路7〜9の構成を示
すものである。制御電源生成回路5から制御電源電圧V
ccの供給が開始されると、遅延回路の出力(Vcc1
〜Vcc3)は抵抗R6とコンデンサC6の時定数によ
り上昇し、制御電源生成回路5からの制御電源電圧Vc
cの供給が停止されると、遅延回路の出力は抵抗R7と
コンデンサC6の時定数(及び各制御回路の消費電力)
により下降する。この時定数を調整することにより制御
回路1、制御回路2及び駆動回路4の制御電源の立ち上
がり及び立ち下がりを変化させ、電原ON時には制御回
路2→駆動回路4→制御回路1の順に動作開始させ、ま
た、電源OFF時には駆動回路4→制御回路2→制御回
路1の順に動作停止させるようにしたものである。
【0019】図4に電源ON時の各制御電源電圧(Vc
c1〜Vcc3)の立ち上がり特性を示し、図5に電源
OFF時の各制御電源電圧(Vcc1〜Vcc3)の立
ち下がり特性を示す。図4において、電源ONすると、
t0にて制御電源生成回路5が出力を開始し、各制御回
路に供給される制御電源(Vcc1〜Vcc3)は各遅
延回路にて図中に示すように上昇する。ここで、各制御
回路は制御電源が動作開始電圧に達したときに動作を開
始するものとすると、t1にてインバータ用制御回路
2、t2にてドライバー用制御回路4、t3にてチョッ
パー用制御回路1が各々動作を開始する。また、図5に
おいて、電源OFFすると、t0にて制御電源生成回路
5が出力を停止し、各制御回路に供給される制御電源
(Vcc1〜Vcc3)は各遅延回路にて図中に示すよ
うに下降する。ここで、各制御回路は制御電源が動作停
止電圧に達したときに動作を停止するものとすると、t
1にてドライバー用制御回路4、t2にてインバータ用
制御回路2、t3にてチョッパー用制御回路1が各々動
作を停止する。
【0020】図6は本実施例の電源ON時からのスイッ
チング素子Q1のゲート電圧波形Vgs1、スイッチン
グ素子Q2のゲート電圧波形Vgs2、スイッチング素
子Q3のゲート電圧波形Vgs3、インバータ用制御回
路2の発振信号S2、及びチョッパー出力電圧波形Vd
cの時間変化を示したものである。図中t1にて電源O
Nすると、チョッパー出力電圧は交流電圧実効値の√2
倍のピーク値直流電圧が出力される。t2にてインバー
タ用制御回路2が動作開始すると、発振信号S2は発振
動作を開始するが、ドライバー用制御回路4はまだ動作
していないため、ドライバー用制御回路4から出力され
るスイッチング素子Q2のゲート電圧波形Vgs2及び
スイッチング素子Q3のゲート電圧波形Vgs3はLo
wレベルで保持される。t3にてドライバー用制御回路
4が動作開始すると、発振信号S2の発振動作に応じて
ドライバー用制御回路4のスイッチング素子Q2,Q3
のゲート電圧波形Vgs2,Vgs3もオン・オフ制御
され、インバータ回路のスイッチング動作が開始され
る。次にt4にてチョッパー用制御回路1が動作開始す
ると、スイッチング素子Q1のゲート電圧波形Vgs1
はオン・オフ制御されるため、チョッパー出力電圧Vd
cは所定の高い電圧になる。
【0021】図7にはスイッチング動作が開始された直
後(図6のt3時)のインバータ用制御回路2の発振信
号S2、スイッチング素子Q2,Q3の各ゲート電圧V
gs2,Vgs3及びドレイン電流Id2,Id3の波
形を示している。スイッチング動作が開始された直後で
はまだチョッパー用制御回路1が動作していないため、
チョッパー出力電圧Vdcは交流電圧実効値の√2倍の
ピーク値直流電圧しか出力されていない。よって、各ス
イッチング素子Q2,Q3に流れる振動波形電流は図2
9に示した従来例の振動波形電流よりも大幅に低減され
る。
【0022】図8は本実施例の電源OFF時からのスイ
ッチング素子Q1のゲート電圧波形Vgs1、スイッチ
ング素子Q2のゲート電圧波形Vgs2、スイッチング
素子Q3のゲート電圧波形Vgs3、インバータ用制御
回路2の発振信号S2、及びチョッパー出力電圧波形V
dcの時間変化を示したものである。図中t1にて電源
OFFすると、まず最初にt2にてドライバー用制御回
路4が動作停止し、ドライバー用制御回路4から出力さ
れるスイッチング素子Q2及びQ3のゲート電圧波形V
gs2,Vgs3はLowレベルで保持される。その
後、t3でインバータ用制御回路2が動作停止し、t4
でチョッパー用制御回路1が動作停止する。
【0023】図9にはドライバー用制御回路4が動作停
止し、ドライバー用制御回路4から出力されるスイッチ
ング素子Q2及びQ3のゲート電圧波形Vgs2,Vg
s3がLowレベルで保持された直後(図8のt2時)
のインバータ用制御回路2の発振信号S2、スイッチン
グ素子Q2,Q3の各ゲート電圧Vgs2,Vgs3及
びドレイン電流Id2,Id3の波形を示している。こ
の場合、ドライバー用制御回路4が動作停止すると、ス
イッチング素子Q2及びQ3のゲート電圧波形Vgs
2,Vgs3はLowレベルとなり、スイッチング素子
Q2,Q3は共にオフとなるためインバータ回路上には
共振ループが形成されず、従来例の図31に示したよう
な、オン状態で固定となるスイッチング素子Q3に大き
な振動波形電流が流れることはない。
【0024】なお、チョッパー用制御回路1を最後に停
止させる理由としては、放電灯の点灯中(つまりインバ
ータ回路がスイッチング動作中)にチョッパー回路が停
止するとチョッパー電圧Vdcが低下し、放電灯へ供給
される高周波電力が低下することにより放電灯が立消え
を起こし、共振条件の変化により進相領域でのスイッチ
ング動作が行われ、スイッチング素子Q2,Q3に過大
なストレスが発生する可能性がある為であり、インバー
タ回路のスイッチング動作が停止、つまりはドライバー
用制御回路4が動作停止した後であればチョッパー用制
御回路1とインバータ用制御回路2の動作停止が逆にな
っても問題は無い。
【0025】(実施例2)図10に本発明の実施例2の
回路構成を示す。本実施例の放電灯点灯装置は、図2に
示す実施例1と同じ構成となっており、図2中の遅延回
路7〜9を図10に示す回路構成に置き換えたものであ
る。以下、この図10に示す遅延回路の構成について説
明する。遅延回路の入力端子とグランドの間には、抵抗
R9,R10,R11の直列回路が接続されている。抵
抗R9とR10の接続点の電位はコンパレータCP1の
負入力端子に印加されており、コンパレータCP1の正
入力端子には基準電圧Vrefが印加されている。コン
パレータCP1の出力は抵抗R12を介して入力端子に
接続されると共に、トランジスタQ4,Q6の各ベース
に接続されている。トランジスタQ4,Q6,Q12の
各エミッタはグランドに接続されている。トランジスタ
Q6のコレクタは抵抗R10とR11の接続点に接続さ
れている。トランジスタQ4のコレクタはトランジスタ
Q12のベースに接続されると共に、抵抗R18を介し
て入力端子に接続されている。トランジスタQ12のコ
レクタは抵抗R8を介してトランジスタQ5のベースに
接続されている。トランジスタQ5のエミッタは入力端
子に接続されており、コレクタは出力端子に接続されて
いる。
【0026】図10の構成においては制御電源生成回路
5から出力される電源電圧VccをコンパレータCP1
にて比較し、電源電圧Vccが所定の電圧以上になる
と、各々の制御回路に制御電源を供給する構成となって
いる。電源電圧Vccが低い場合、コンパレータCP1
がHighレベルの出力となるため、トランジスタQ
4、Q6がON、トランジスタQ12がOFF、トラン
ジスタQ5がOFFとなり、制御回路への制御電源供給
は遮断される。電源電圧Vccが所定電圧以上になる
と、コンパレータCP1がLowレベルの出力となるた
め、トランジスタQ4、Q6がOFF、トランジスタQ
12がON、トランジスタQ5がONとなり、制御回路
への制御電源供給が開始される。また、トランジスタQ
6がOFFされることによりコンパレータCP1へ入力
される電源電圧Vccの分圧比が変わり、電源電圧Vc
cが所定の電圧以下となった場合の各々の制御回路への
制御電源の供給を遮断するタイミングを遅延させる構成
となっている。この抵抗R9,R10,R11の分圧比
を調整することにより図11及び図12に示すような電
源電圧Vccの立ち上がり、及び立ち下がりに応じた各
制御回路の動作開始時間、動作停止時間を設定すること
ができ、実施例1と同様な効果を得ることが出来る。
【0027】(実施例3)図13に本発明の実施例3の
回路構成を示す。本実施例の放電灯点灯装置は、図2に
示す実施例1と同じ構成となっており、図2中の遅延回
路7〜8は各制御回路を構成する制御ICに具備されて
いるものである。チョッパー用制御回路1、ドライバー
用制御回路4、インバータ用制御回路2には各々専用の
制御ICが使用されており、例えばチョッパー用制御I
Cにモトローラ社製MC33262、ドライバー用制御
ICにIR社製IR2111を用いた場合、動作開始制
御電圧及び動作停止制御電圧は以下のようになってい
る。
【0028】 よって、インバータ用制御ICに少なくとも制御電圧8
Vよりも低い電圧で動作開始及び動作停止するものを用
いれば、簡単な構成にて実施例1と同様の効果を得るこ
とが出来る。
【0029】(実施例4)図14に本発明の実施例4の
回路構成を示し、図15に本実施例のチョッパー用制御
回路1の制御電源電圧Vcc1の時間変化を示す。本実
施例の放電灯点灯装置は、図13に示す実施例3と略同
じ構成となっており、図13中のインバータ回路内にコ
ンデンサC7、ダイオ一ドD11,D12からなるチョ
ッパー用制御回路1の起動回路が追加されている。チョ
ッパー用制御ICにモトロ―ラ社製MC33262を用
いる場合、動作開始に必要な制御電源電圧が13Vであ
るのに対し、一旦動作すれば低い電圧(最低8V)でも
動作可能である。そこで、制御電源生成回路5から供給
される制御電源電圧をチョッパー用制御ICの動作開始
電圧よりも低くし、インバータ回路内に設けた起動回路
にてチョッパー用制御ICを起動させる構成としてい
る。インバータ回路のスイッチング素子Q2,Q3が動
作を開始すると、スイッチング素子Q2,Q3の接続点
に一端を接続されたコンデンサC7は、スイッチング素
子Q2,Q3の接続点の電圧変化に応じてダイオードD
11,D12を介して充放電を繰り返す。このコンデン
サC7とダイオードD11,D12からなる起動回路の
電力供給を受けてチョッパー用制御回路1の制御電源ラ
インに設けられたコンデンサC9の電圧が上昇し、コン
デンサC9の電圧がチョッパー用制御回路1の動作開始
電圧に達するとチョッパー用制御回路1は動作を開始す
る。コンデンサC7の容量を小さくすれば起動回路から
の電力供給は少なくなるため、一旦動作が開始されれば
チョッパー用制御回路1の制御電圧は制御電源生成回路
5から供給される制御電源電圧となる。チョッパー用制
御回路1の制御電源生成回路5から供給される制御電源
電圧はダイオードD8を介して供給されるため、その他
の制御回路には高い制御電圧は供給されない。また、こ
の起動回路の構成ではスイッチング素子Q2,Q3のス
イッチング動作が速い(スイッチング周波数が高い)ほ
どコンデンサC7の充放電動作が早く行われるため起動
回路からの電力供給は多くなる。通常、放電灯を点灯さ
せる場合、最初は高い周波数にてインバータ回路をスイ
ッチングして放電灯を点灯始動させ、その後、低い周波
数に移行して放電灯を点灯維持する。つまり、起動回路
の消費電力は放電灯点灯中は低く抑えることができる。
この構成により、実施例1と同様の効果を得ることがで
き、かつ放電灯点灯中の回路損失を少なくできる。
【0030】(実施例5)図16及び図17に本発明の
実施例5の回路構成を示す。本実施例の放電灯点灯装置
は、図14に示す実施例4と略同じ構成となっており、
制御電源生成回路5から出力される制御電源ラインに電
源ON/OFFに応じて各制御回路1,2,4への制御
電源の供給を開始/停止する制御電源遮断回路6を設け
たものである。制御電源遮断回路6は図17に示すよう
に構成されており、入力端子にはトランジスタQ8のエ
ミッタが接続され、出力端子にはトランジスタQ8のコ
レクタが接続されている。トランジスタQ8のベースは
抵抗R13を介してトランジスタQ7のコレクタに接続
されており、トランジスタQ7のエミッタはグランドに
接続されている。トランジスタQ7のベースは抵抗R1
4,R15の接続点に接続されており、抵抗R14,R
15の直列回路には、整流回路から出力される脈流電圧
S5が印加されている。抵抗R15の両端にはコンデン
サC8が並列接続されている。
【0031】以下、この制御電源遮断回路6の動作につ
いて説明する。電源ONされると整流回路の出力から脈
流電圧S5が制御電源遮断回路6に入力され、抵抗R1
4,R15とコンデンサC8にて分圧平滑されてトラン
ジスタQ7をオンし、抵抗R13を介してトランジスタ
Q8のベース電流を流してトランジスタQ8がオンする
ことにより、入力端子の制御電源電圧Vccは出力端子
を経て各制御回路に供給される。また、電源OFFされ
ると脈流電圧S5が無くなるためトランジスタQ7がオ
フし、トランジスタQ8がオフすることにより、入力端
子の制御電源電圧Vccは各制御回路へ供給されなくな
る。この構成により、実施例1と同様の効果を得ること
ができ、かつ放電灯点灯中の回路損失を少なくでき、か
つ電源ON/OFF時の各制御回路の動作開始及び動作
停止を確実に且つ早急に行うことができる。
【0032】(実施例6)図18に本発明の実施例6の
ブロック構成図を示す。本実施例の基本構成は従来例の
図27の放電灯点灯装置と同じであるが、制御回路1、
制御回路2及び駆動回路4の制御電源(Vcc1〜Vc
c3)は同一の制御電源生成回路5から制御電源遮断手
段6を介して供給され、制御回路1、制御回路2及び駆
動回路4には各々制御電源の供給開始及び供給停止を遅
延させる為の遅延手段7,9,8が設けられている。ま
た、リモコン31からの放電灯のON/OFF信号S6
を受信する受信部32と、受信部32で受信した信号を
電気信号S4に変換する制御回路3が設けられており、
リモコンON時には制御回路3からの信号S4により制
御電源遮断手段6にて制御電源を各制御回路に供給する
ことにより、制御回路2→駆動回路4→制御回路1の順
に動作開始させ、また、リモコンOFF時には制御回路
3からの信号S4により制御電源遮断手段6にて各制御
回路への制御電源の供給を遮断することにより、駆動回
路4→制御回路2→制御回路1(もしくは駆動回路4→
制御回路1→制御回路2)の順に動作停止させるように
したものである。
【0033】本実施例の具体的回路構成を図19及び図
20に示す。回路構成は実施例4の図14と略同一であ
り、リモコン31からの信号S6を受信する受信部32
と、信号S6に応じた放電灯のON/OFF信号S4を
出力するリモコン用制御回路3と、信号S4を受けて制
御電源供給を入・切する制御電源遮断手段6が追加され
ている。図20に制御電源遮断手段6の回路構成を示
す。制御電源遮断手段6の入力端子はトランジスタQ1
1のエミッタに接続され、出力端子はトランジスタQ1
1のコレクタに接続されている。トランジスタQ11の
ベースは抵抗R17を介してトランジスタQ10のコレ
クタに接続されている。トランジスタQ10及びQ9の
エミッタはグランドに接続されている。トランジスタQ
10のベースはトランジスタQ9のコレクタに接続され
ると共に、抵抗R16を介してVcc4に接続されてい
る。トランジスタQ9のベースには、放電灯のON/O
FF信号S4が接続されている。
【0034】以下、本実施例の動作について説明する。
リモコン操作により放電灯を点灯させる場合、放電灯の
ON/OFF信号S4はLowレベルが出力され、トラ
ンジスタQ9がオフ、トランジスタQ10がオン、トラ
ンジスタQ11がオンとなり、制御電源が各制御回路に
供給され、放電灯の点灯動作が開始される。次に、リモ
コン操作により放電灯を消灯させる場合、放電灯のON
/OFF信号S4はHighレベルが出力され、トラン
ジスタQ9がオン、トランジスタQ10がオフ、トラン
ジスタQ11がオフとなり、各制御回路への制御電源の
供給を遮断され、放電灯の消灯動作が行われる。
【0035】図21及び図22に本実施例のリモコンO
N及びリモコンOFFからのスイッチング素子Q1のゲ
ート電圧波形Vgs1、スイッチング素子Q2のゲート
電圧波形Vgs2、スイッチング素子Q3のゲート電圧
波形Vgs3、インバータ用制御回路2の発振信号S
2、及びチョッパー出力電圧波形Vdcの時間変化を示
す。図21において、t0にてリモコンON操作が行わ
れると、t1でインバータ用制御回路2、t2でドライ
バー用制御回路4、t3でチョッパー用制御回路1の順
に動作が開始されるため、実施例1と同様の効果を得る
ことができる。図22において、t0にてリモコンOF
F操作が行われると、t1でドライバー用制御回路4、
t2でインバータ用制御回路2、t3でチョッパー用制
御回路1の順に動作が停止されるため、実施例1と同様
の効果を得ることができる。
【0036】なお、本回路構成におけるリモコン操作で
の放電灯消灯時(つまりリモコン待機状態)では、リモ
コン用制御回路3以外の各制御回路の制御電源は遮断さ
れるため、リモコン待機状態での消費電力を大幅に低減
することが可能となる。
【0037】(実施例7)図23に本発明の実施例7の
回路構成を示す。基本構成は実施例6の図19に示した
放電灯点灯装置と略同一であるが、整流回路の出力にチ
ョッパー用制御回路1の起動用抵抗Rsを具備し、リモ
コン操作における放電灯消灯制御時(例えばリモコン待
機状態、豆球点灯状態等)ではチョッパー用制御回路1
を間欠的に動作させ、チョッパー出力電圧Vdcをある
一定以上確保するようにしたものである。
【0038】本回路構成のリモコン用制御回路3には電
源OFF後、ある一定期間内に再度電源ONすると放電
灯の点灯状態を順送りに切り替える(例えば全灯→調
光、調光→豆球点灯、豆球点灯→全灯となる)機能(以
下、1・2スイッチ機能と称す)を具備しており、その
機能は電源OFF後、制御電源生成回路5から供給され
るリモコン用制御回路3の制御電源Vcc4が供給停止
となる期間までの間に再度電源ONされれば動作可能で
ある(以下この期間を1・2スイッチ機能保持時間と称
す)。なお、本回路構成においては制御電源生成回路5
にDC−DCコンバータを用いているため、電源OFF
後チョッパー出力電圧Vdcが一定電圧以下に低下する
と制御電源生成回路5からの電源供給が停止する構成と
なっている。ところが、実施例6の図19のような構成
においては、リモコン操作における放電灯消灯制御時
(例えばリモコン待機時、豆球点灯時等)ではチョッパ
ー用制御回路1の動作が停止しているため、チョッパー
出力電圧Vdcは整流回路の出力電圧のピーク値しかな
く、よってチョッパー回路が動作している状態(放電灯
点灯時)に比べて1・2スイッチ機能保持時間が短いと
いう問題があった。この問題を解決するためにはリモコ
ン操作における放電灯消灯制御時においてもチョッパー
回路を動作させ、チョッパー出力電圧を確保する方法が
あるが、この方法では放電灯消灯制御時の消費電力が増
えるという問題があった。
【0039】本実施例は、上記の問題を解消するための
ものであり、その方法としてはリモコン操作における放
電灯消灯制御時には起動用抵抗Rsからの電源供給によ
りチョッパー用制御回路1を間欠的に動作させ、チョッ
パー出力電圧Vdcをある一定以上確保することにより
1・2スイッチ機能保持時間を確保することである。
【0040】図24に本実施例における電源OFF後の
1・2スイッチ機能保持時間の差を示す。チョッパー回
路が動作している場合、チョッパー出力電圧は図中Vd
c1にて出力されるため、t0にて電源OFFされた場
合、1・2スイッチ機能保持時間はt3まで保持可能で
ある。チョッパー回路が動作停止している場合、チョッ
パー出力電圧は図中Vdc3にて出力されるため、t0
にて電源OFFされた場合、1・2スイッチ機能保持時
間はt1しか保持できない。そこで、本実施例のように
チョッパー回路を間欠的に動作させると、チョッパー出
力電圧は図中Vdc2のようにVdc3より高い電圧に
て出力されるため、t0にて電源OFFされた場合、1
・2スイッチ機能保持時間はt1より長いt2まで保持
可能となる。また、この構成においては放電灯消灯制御
時にチョッパー回路を間欠的に動作させているため、放
電灯消灯制御時の消費電力を最小限に抑えることができ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、交流電源を直流電圧に
変換するAC−DC変換手段と、前記AC−DC変換手
段の出力電圧を前記交流電源の交流電圧ピーク値よりも
高い所定の直流電圧に変換する、少なくとも一つのスイ
ッチング要素を有するDC−DC変換手段と、前記DC
−DC変換手段のスイッチング要素を駆動制御するため
の第1の制御回路と、前記DC−DC変換手段の出力電
圧を入力とし、少なくとも一対のスイッチング要素の直
列回路を有し、両スイッチング要素を駆動回路より出力
される駆動信号により交互にオン・オフすることで所定
の高周波電圧に変換するDC−AC変換手段と、前記D
C−AC変換手段のスイッチング要素のオン・オフの周
波数を負荷の状態に応じて制御する信号を出力し、その
出力を前記駆動回路を介してスイッチング要素の駆動信
号として供給する第2の制御回路と、前記DC−AC変
換手段の出力電圧を所定の高周波電圧に変換し、負荷回
路に高周波電力を供給するAC−AC変換手段とを有す
る放電灯点灯装置において、前記第1及び第2の制御回
路と前記駆動回路の制御電源は同一電源から供給され、
前記負荷回路に高周波電力の供給を開始するときに、第
2の制御回路、駆動回路、第1の制御回路の順に動作開
始させるので、負荷回路に高周波電力を供給開始する際
のインバータ回路のスイッチング素子にかかるストレス
を低減できるという効果がある。
【0042】また、請求項2の発明によれば、請求項1
と同じ構成の放電灯点灯装置において、前記第1及び第
2の制御回路と前記駆動回路の制御電源は同一電源から
供給され、前記負荷回路への高周波電力の供給を停止す
るときに、第1又は第2の制御回路の動作停止よりも先
に駆動回路の動作を停止させるようにしたので、負荷回
路への高周波電力の供給を停止する際のインバータ回路
のスイッチング素子にかかるストレスを低減できるとい
う効果がある。
【0043】また、請求項3の発明によれば、請求項1
及び2記載の機能を両方具備するので、負荷回路に高周
波電力を供給開始する際、及び負荷回路への高周波電力
の供給を停止する際のインバータ回路のスイッチング素
子にかかるストレスを低減できるという効果がある。ま
た、請求項4の発明によれば、請求項3に記載の放電灯
点灯装置において、赤外線リモートコントローラ等の遠
隔操作手段からの制御信号を受信し、その信号に応じて
前記負荷回路への電力供給を制御する第3の制御回路を
さらに備え、前記第1、第2及び第3の制御回路と駆動
回路の制御電源は同一電源から供給され、前記遠隔操作
手段の操作により前記負荷回路に高周波電力の供給を開
始及び停止する為に、請求項3記載の機能を具備するの
で、負荷回路に高周波電力を供給開始する際、及び負荷
回路に高周波電力の供給を停止する際のインバータ回路
のスイッチング素子にかかるストレスを低減できるとい
う効果がある。
【0044】また、請求項5の発明によれば、請求項3
又は4に記載の放電灯点灯装置において、前記第1の制
御回路の動作開始電源電圧が動作中の電源電圧よりも高
いので、確実に第1の制御回路の動作開始を遅らせるこ
とができるという効果がある。また、請求項6の発明に
よれば、請求項5記載の放電灯点灯装置において、前記
DC−AC変換手段に具備された一対のスイッチング要
素の接続点の電圧変化を利用して第1の制御回路の起動
に必要な電源電圧を供給するので、確実に第1の制御回
路の動作開始を遅らせることができ、かつ放電灯の始動
後にDC−AC変換手段に具備された一対のスイッチン
グ要素の動作周波数を低下させることにより、回路損失
を低減できるという効果がある。
【0045】また、請求項7の発明によれば、請求項1
乃至6のいずれかに記載の放電灯点灯装置において、前
記駆動回路は第2の制御回路の一つの発振出力を入力し
て、その信号を前記DC−AC変換手段に具備された一
対のスイッチング要素のオン・オフ信号に変換し、一対
のスイッチング要素の各々にオン・オフ信号を出力する
ように構成されているので、この駆動回路が停止すれ
ば、第2の制御回路が動作していても、DC−AC変換
手段に具備された一対のスイッチング要素を共にオフさ
せることができ、インバータ回路のスイッチング素子に
かかるストレスを低減できるという効果がある。
【0046】また、請求項8の発明によれば、請求項4
に記載の放電灯点灯装置において、遠隔操作手段の操作
により前記負荷回路に高周波電力の供給を開始及び停止
する為に、同一電源から供給される第1及び第2の制御
回路及び駆動回路の制御電源供給を開始及び停止する手
段を有するので、負荷回路に高周波電力を供給開始する
際、及び負荷回路に高周波電力の供給を停止する際のイ
ンバータ回路のスイッチング素子にかかるストレスを低
減でき、かつ前記遠隔操作手段の操作により前記負荷回
路に高周波電力の供給を停止させた状態での消費電力を
大幅に低減できるという効果がある。
【0047】また、請求項9の発明によれば、請求項8
記載の放電灯点灯装置において、前記遠隔操作手段の操
作により前記負荷回路への高周波電力の供給を停止した
場合、前記DC―DC変換手段を間欠的に動作させるの
で、前記遠隔操作手段の操作により前記負荷回路に高周
波電力の供給を停止させた状態での消費電力を大幅に低
減でき、かつ前記遠隔操作手段の操作により前記負荷回
路に高周波電力の供給を停止させた状態での1・2スイ
ッチ機能保持時間を充分に確保できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の概略構成を示すブロック回
路図である。
【図2】本発明の実施例1の具体構成を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の実施例1の要部構成を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の実施例1の電源オン時の制御電源電圧
の変化を示す特性図である。
【図5】本発明の実施例1の電源オフ時の制御電源電圧
の変化を示す特性図である。
【図6】本発明の実施例1の電源オン時の各部の動作波
形を示す波形図である。
【図7】本発明の実施例1のインバータ動作開始時の動
作を示す波形図である。
【図8】本発明の実施例1の電源オフ時の各部の動作波
形を示す波形図である。
【図9】本発明の実施例1のインバータ動作停止時の動
作を示す波形図である。
【図10】本発明の実施例2の要部構成を示す回路図で
ある。
【図11】本発明の実施例2の電源オン時の制御電源電
圧の変化を示す特性図である。
【図12】本発明の実施例2の電源オフ時の制御電源電
圧の変化を示す特性図である。
【図13】本発明の実施例3の具体構成を示す回路図で
ある。
【図14】本発明の実施例4の具体構成を示す回路図で
ある。
【図15】本発明の実施例4の電源オン時の制御電源電
圧の変化を示す特性図である。
【図16】本発明の実施例5の具体構成を示す回路図で
ある。
【図17】本発明の実施例5の要部構成を示す回路図で
ある。
【図18】本発明の実施例6の概略構成を示すブロック
回路図である。
【図19】本発明の実施例6の具体構成を示す回路図で
ある。
【図20】本発明の実施例6の要部構成を示す回路図で
ある。
【図21】本発明の実施例6のリモコンオン時の各部の
動作波形を示す波形図である。
【図22】本発明の実施例6のリモコンオフ時の各部の
動作波形を示す波形図である。
【図23】本発明の実施例7の具体構成を示す回路図で
ある。
【図24】本発明の実施例7のチョッパー出力電圧の変
化を示す説明図である。
【図25】従来例1の概略構成を示すブロック回路図で
ある。
【図26】従来例1の具体構成を示す回路図である。
【図27】従来例2の概略構成を示すブロック回路図で
ある。
【図28】従来例1の電源オン時の各部の動作波形を示
す波形図である。
【図29】従来例1のインバータ動作開始時の動作を示
す波形図である。
【図30】従来例1の電源オフ時の各部の動作波形を示
す波形図である。
【図31】従来例1のインバータ動作停止時の動作を示
す波形図である。
【図32】従来例2のリモコンオン時の各部の動作波形
を示す波形図である。
【図33】従来例2のリモコンオフ時の各部の動作波形
を示す波形図である。
【符号の説明】
1 第1の制御回路(チョッパー用制御回路) 2 第2の制御回路(インバータ用制御回路) 4 駆動回路(ドライバー用制御回路) 5 制御電源生成回路 7 遅延手段 8 遅延手段 9 遅延手段 10 交流電源 11 AC−DC変換手段 12 DC−DC変換手段 13 DC−AC変換手段 14 AC−AC変換手段 15 負荷回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒木 芳文 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流電圧に変換するAC−
    DC変換手段と、 前記AC−DC変換手段の出力電圧を前記交流電源の交
    流電圧ピーク値よりも高い所定の直流電圧に変換する、
    少なくとも一つのスイッチング要素を有するDC−DC
    変換手段と、 前記DC−DC変換手段のスイッチング要素を駆動制御
    するための第1の制御回路と、 前記DC−DC変換手段の出力電圧を入力とし、少なく
    とも一対のスイッチング要素の直列回路を有し、両スイ
    ッチング要素を駆動回路より出力される駆動信号により
    交互にオン・オフすることで所定の高周波電圧に変換す
    るDC−AC変換手段と、 前記DC−AC変換手段のスイッチング要素のオン・オ
    フの周波数を負荷の状態に応じて制御する信号を出力
    し、その出力を前記駆動回路を介してスイッチング要素
    の駆動信号として供給する第2の制御回路と、 前記DC−AC変換手段の出力電圧を所定の高周波電圧
    に変換し、負荷回路に高周波電力を供給するAC−AC
    変換手段とを有する放電灯点灯装置において、 前記第1及び第2の制御回路と前記駆動回路の制御電源
    は同一電源から供給され、前記負荷回路に高周波電力の
    供給を開始するときに、第2の制御回路、駆動回路、第
    1の制御回路の順に動作開始させることを特徴とする放
    電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を直流電圧に変換するAC−
    DC変換手段と、前記AC−DC変換手段の出力電圧を
    前記交流電源の交流電圧ピーク値よりも高い所定の直流
    電圧に変換する、少なくとも一つのスイッチング要素を
    有するDC−DC変換手段と、 前記DC−DC変換手段のスイッチング要素を駆動制御
    するための第1の制御回路と、 前記DC−DC変換手段の出力電圧を入力とし、少なく
    とも一対のスイッチング要素の直列回路を有し、両スイ
    ッチング要素を駆動回路より出力される駆動信号により
    交互にオン・オフすることで所定の高周波電圧に変換す
    るDC−AC変換手段と、 前記DC−AC変換手段のスイッチング要素のオン・オ
    フの周波数を負荷の状態に応じて制御する信号を出力
    し、その出力を前記駆動回路を介してスイッチング要素
    の駆動信号として供給する第2の制御回路と、 前記DC−AC変換手段の出力電圧を所定の高周波電圧
    に変換し、負荷回路に高周波電力を供給するAC−AC
    変換手段とを有する放電灯点灯装置において、 前記第1及び第2の制御回路と前記駆動回路の制御電源
    は同一電源から供給され、前記負荷回路への高周波電力
    の供給を停止するときに、第1又は第2の制御回路の動
    作停止よりも先に前記駆動回路を動作停止させることを
    特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 交流電源を直流電圧に変換するAC−
    DC変換手段と、 前記AC−DC変換手段の出力電圧を前記交流電源の交
    流電圧ピーク値よりも高い所定の直流電圧に変換する、
    少なくとも一つのスイッチング要素を有するDC−DC
    変換手段と、 前記DC−DC変換手段のスイッチング要素を駆動制御
    するための第1の制御回路と、 前記DC−DC変換手段の出力電圧を入力とし、少なく
    とも一対のスイッチング要素の直列回路を有し、両スイ
    ッチング要素を駆動回路より出力される駆動信号により
    交互にオン・オフすることで所定の高周波電圧に変換す
    るDC−AC変換手段と、 前記DC−AC変換手段のスイッチング要素のオン・オ
    フの周波数を負荷の状態に応じて制御する信号を出力
    し、その出力を前記駆動回路を介してスイッチング要素
    の駆動信号として供給する第2の制御回路と、 前記DC−AC変換手段の出力電圧を所定の高周波電圧
    に変換し、負荷回路に高周波電力を供給するAC−AC
    変換手段とを有する放電灯点灯装置において、 前記第1及び第2の制御回路と前記駆動回路の制御電源
    は同一電源から供給され、前記負荷回路に高周波電力の
    供給を開始するときには、第2の制御回路、駆動回路、
    第1の制御回路の順に動作開始させ、前記負荷回路への
    高周波電力の供給を停止するときには、第1又は第2の
    制御回路の動作停止よりも先に前記駆動回路を動作停止
    させることを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 交流電源を直流電圧に変換するAC−
    DC変換手段と、 前記AC−DC変換手段の出力電圧を前記交流電源の交
    流電圧ピーク値よりも高い所定の直流電圧に変換する、
    少なくとも一つのスイッチング要素を有するDC−DC
    変換手段と、 前記DC−DC変換手段のスイッチング要素を駆動制御
    するための第1の制御回路と、 前記DC−DC変換手段の出力電圧を入力とし、少なく
    とも一対のスイッチング要素の直列回路を有し、両スイ
    ッチング要素を駆動回路より出力される駆動信号により
    交互にオン・オフすることで所定の高周波電圧に変換す
    るDC−AC変換手段と、 前記DC−AC変換手段のスイッチング要素のオン・オ
    フの周波数を負荷の状態に応じて制御する信号を出力
    し、その出力を前記駆動回路を介してスイッチング要素
    の駆動信号として供給する第2の制御回路と、 前記DC−AC変換手段の出力電圧を所定の高周波電圧
    に変換し、負荷回路に高周波電力を供給するAC−AC
    変換手段と、 遠隔操作手段からの制御信号を受信し、その信号に応じ
    て前記負荷回路への電力供給を制御する第3の制御回路
    とを有する放電灯点灯装置において、 前記第1、第2及び第3の制御回路と前記駆動回路の制
    御電源は同一電源から供給され、前記遠隔操作手段の操
    作により前記負荷回路に高周波電力の供給を開始すると
    きには、第2の制御回路、駆動回路、第1の制御回路の
    順に動作開始させ、前記遠隔操作手段の操作により前記
    負荷回路への高周波電力の供給を停止するときには、第
    1又は第2の制御回路の動作停止よりも先に前記駆動回
    路を動作停止させることを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御回路の動作開始電源電
    圧が動作中の電源電圧よりも高いことを特徴とする請求
    項3又は4に記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記DC−AC変換手段に具備された
    一対のスイッチング要素の接続点の電圧変化を利用して
    前記第1の制御回路の起動に必要な電源電圧を供給する
    ことを特徴とする請求項5記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動回路は第2の制御回路の一つ
    の発振出力を入力して、該信号を前記DC−AC変換手
    段に具備された一対のスイッチング要素のオン・オフ信
    号に変換して一対のスイッチング要素の各々に出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の放
    電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 交流電源を直流電圧に変換するAC−
    DC変換手段と、 前記AC−DC変換手段の出力電圧を前記交流電源の交
    流電圧ピーク値よりも高い所定の直流電圧に変換する、
    少なくとも一つのスイッチング要素を有するDC−DC
    変換手段と、 前記DC−DC変換手段のスイッチング要素を駆動制御
    するための第1の制御回路と、 前記DC−DC変換手段の出力電圧を入力とし、少なく
    とも一対のスイッチング要素の直列回路を有し、両スイ
    ッチング要素を駆動回路より出力される駆動信号により
    交互にオン・オフすることで所定の高周波電圧に変換す
    るDC−AC変換手段と、 前記DC−AC変換手段のスイッチング要素のオン・オ
    フの周波数を負荷の状態に応じて制御する信号を出力
    し、その出力を前記駆動回路を介してスイッチング要素
    の駆動信号として供給する第2の制御回路と、 前記DC−AC変換手段の出力電圧を所定の高周波電圧
    に変換し、負荷回路に高周波電力を供給するAC−AC
    変換手段と、 遠隔操作手段からの制御信号を受信し、その信号に応じ
    て前記負荷回路への電力供給を制御する第3の制御回路
    とを有する放電灯点灯装置において、 前記第1、第2及び第3の制御回路と前記駆動回路の制
    御電源は同一電源から供給され、前記遠隔操作手段の操
    作により前記負荷回路に高周波電力の供給を開始及び停
    止する為に、前記同一電源から供給される第1及び第2
    の制御回路と駆動回路の制御電源供給を開始及び停止す
    る手段を備えることを特徴とする請求項4乃至7のいず
    れかに記載の放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の放電灯点灯装置におい
    て、前記遠隔操作手段の操作により前記負荷回路に高周
    波電力の供給を停止した場合、前記DC―DC変換手段
    を間欠的に動作させることを特徴とする放電灯点灯装
    置。
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