JPH11339605A - 直流遮断器 - Google Patents

直流遮断器

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JPH11339605A
JPH11339605A JP14456898A JP14456898A JPH11339605A JP H11339605 A JPH11339605 A JP H11339605A JP 14456898 A JP14456898 A JP 14456898A JP 14456898 A JP14456898 A JP 14456898A JP H11339605 A JPH11339605 A JP H11339605A
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JP14456898A
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Takashi Kitamura
孝 北村
Yukihiro Matsuoka
幸弘 松岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直流遮断器の接点間に発生するアークを消弧す
るための磁石の数を少なくすると共に、より効率的な消
弧作用を有する直流遮断器を提供する。 【解決手段】直流遮断器10の一対の固定接点3a、3
b間に、各接点間すなわち固定接点3aと可動接点4a
間および固定接点3bと可動接点4b間に発生するアー
クを引き延ばす方向の磁束が発生するように1つの永久
磁石11を配設したので、1つの永久磁石11により一
対のそれぞれの接点間すなわち固定接点3aと可動接点
4a間および固定接点3bと可動接点4b間のアークを
引き延ばすことができ、磁石の数を少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接点開閉時に発生
したアークを引き延ばすための永久磁石を備えた直流遮
断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電路に異常電流(短絡電流あるいは漏電
電流)が流れたときに接点を開成するこの種の配線用遮
断器の構造と動作を図10の構造図および図11の分解
斜視図を用いて説明する。尚、図10と図11で同じも
のには同じ番号を付している。配線用遮断器は、外側が
ケース130とカバー131から構成されている。2a
は入力端子1aに電気的に接続された固定接触子であ
り、その先端に固定接点3aが設けられており、また5
aは直流遮断器に設けられた出力端子6aに電気的に接
続された可動接触子であり、その先端に可動接点4aが
設けられている。
【0003】直流遮断器のハンドル101は、ねじりば
ね120によりばね付勢され、軸ピン121により枠体
123に取付けられると共に、リンクピン122でレバ
ー102とリンクしている。ハンドル101の矢印A方
向への操作によって、一端105が引き外し板108の
ラッチ片109によりラッチされたレバー102が矢印
B方向に動作し、動作片104を介して可動接触子5a
がバネ106の付勢に反して矢印C方向に押される。
【0004】そのため、可動接触子5aの先端に設けら
れた可動接点4aが固定接点3aと接触して、入力端子
1aから固定接触子2a、固定接点3a、可動接点4
a、可動接触子5aを通って、出力端子6aへの電路の
電気的導通がなされる。また、ハンドル101の上述の
操作方向と反対方向への操作により、逆の手順で電路の
電気的遮断がなされる。
【0005】この引き外し板108は前記枠体123に
軸124により取付けられており、付勢ばね125によ
り前記レバー102の一端105が前記ラッチ片109
にラッチされるよう付勢されている。このとき、ハンド
ル101が上方向、即ち101Aにあり、電路の電気的
導通がなされている状態で、過大電流が流れたとき、バ
イメタル107が自己発熱により撓んでその先端部によ
り引き外し板108の上端部が押され、レバー102の
一端105のラッチ片109によるラッチが解除されト
リップ動作する。それにより、可動接触子5aを矢印C
方向に押す力が解除され、可動接触子5aがバネ106
の付勢方向に戻され、電路の電気的導通が遮断されるよ
うになる。これらは、一般的に開閉・トリップ機構と呼
ばれる。尚、上述の説明では、入力端子1aから固定接
触子2a、固定接点3a、可動接点4a、可動接触子5
aを通って、出力端子6aに至る配線用遮断器の一方の
極について記載したが、本遮断器は分解斜視図である図
11に示すように、入力端子1bから固定接触子2b、
固定接点3b、可動接点4b、可動接触子5bを通っ
て、出力端子6bに至って形成される他方の極も有して
いる。
【0006】このような構造を有する配線用遮断器にお
いて一般に、交流用の遮断器の場合、固定接点の周囲に
消弧グリッドが配設されており、過大電流が流れると電
流のゼロクロスで遮断できるようになっているが、直流
用の遮断器の場合、常に同一極であるので電流のゼロク
ロスがなく、過大電流の流れた場合、可動接点と固定接
点との接触が解除されたときに、しばらく接点間に残留
電流(アーク)が発生し、電流の遮断に時間がかかると
いう問題がある。
【0007】そこで直流用の遮断器の場合、永久磁石を
配設することによりアークを引き延ばして遮断させる
(以下、消弧作用と呼ぶ)ことが提案されている。本出
願人も、実開平6−45238号に示すように、回路遮
断器ではないが、電磁接触器の上面に4つの接合部に対
してそれぞれ交差する方向で永久磁石を配設したものを
提案している。このものによれば、各接合部に発生する
アークを確実に引き延ばすことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したものであれ
ば、各接点部ごとに永久磁石を配設しており、永久磁石
の数が相当数必要であり、永久磁石を配設する場所が多
く必要となったり、多くコストがかかったりして、効率
的な消弧作用ができないという問題があった。
【0009】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は永久磁石の数を少なくでき、もっと効
率的な消弧作用を有する直流遮断器を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、一対の入力端子と、これらの入力端子
に連設されて先端に固定接点を各々有した一対の固定接
触子と、これらの固定接触子の固定接点に接離自在に対
向する可動接点を各々有した一対の可動接触子と、これ
らの可動接触子に電気的に接続された一対の出力端子
と、各可動接触子を操作して各可動接点を各固定接点に
接離させるとともに各可動接点及び各固定接点間に流れ
る過大電流を検出して各可動接点を強制開極させる開閉
・トリップ機構と、を備えた直流遮断器において、前記
2つの固定接点間に、N極とS極の極性が前記各可動接
点が各固定接点から強制開極されたときに発生するアー
クを引き延ばす方向の磁束を発生する方向に1つの永久
磁石を配設したことを特徴とする。
【0011】また、前記一対の固定接点及び可動接点と
永久磁石の外側とをヨークで覆ったことを特徴とする。
【0012】また、前記固定接点の周囲に消弧性ガス発
生材料により形成された略コ字状の消弧キャップを配設
したことを特徴とする。
【0013】また、前記固定接触子は、固定接点が固着
された先端側を可動接点から離れる方向で一回りさせて
先端を可動接点に対向させたことを特徴とする。
【0014】また、前記固定接触子は、固定接点が固着
された先端側よりも基端側に孔を形成したことを特徴と
する。
【0015】また、前記永久磁石を、一対の固定接点を
結ぶ直線の位置以上に入力端子側に配設したことを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の第
1の実施形態を図1〜図4を用いて説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施形態を示す直
流遮断器の構成図であり、一対の入力端子1a、1bを
有している。また、2a、2bは前記一対の入力端子1
a、1bに電気的に接続された一対の固定接触子であ
り、それぞれの先端に固定接点3a、3bが設けられて
いる。5a、5bは直流遮断器に設けられた一対の出力
端子6a、6bに電気的に接続された一対の可動接触子
であり、それぞれの先端に可動接点4a、4bが設けら
れている。
【0018】ここで、前記可動接触子5a、5bが動作
し、固定接点3a、3bと可動接点4a、4bが接触す
ると、直流遮断器10の左極を構成する入力端子1aか
ら出力端子6aでは、電流が入力端子1aから固定接触
子2a、固定接点3a、可動接点4a、可動接触子5a
を通って、出力端子6aに流れるようになり、入力端子
1aから出力端子6aまでの電路の電気的導通がなされ
る。
【0019】このとき、直流遮断器の右極を構成する入
力端子1bから出力端子6bでは、前記可動接触子5b
が動作し、固定接点3bと可動接点4bが接触して、電
流が出力端子6bから可動接触子5b、可動接点4b、
固定接点3b、固定接触子2bを通って、入力端子1b
に流れるようになり、出力端子から入力端子までの電路
の電気的導通がなされる。
【0020】つまり、可動接触子5a、5bが動作し、
固定接点3a、3bと可動接点4a、4bが接触したと
き、直流遮断器10の左極を構成する1a〜6aと、右
極を構成する1bから6bでは電流の流れる方向が逆方
向になっている。
【0021】また、各固定接点3aと可動接点4aの接
触部側にN極が、そして固定接点3bと可動接点4bの
接触部側にS極が近づくように、両接触部間に永久磁石
11が配置されている。
【0022】図2は、図1に示す直流遮断器のX―X’
断面図であり、図1と従来例を示した図10と同じもの
には同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0023】本実施形態が従来例と異なるところは、固
定接点3aから可動接点4aに流れる電流の方向、矢印
D方向と垂直の方向、すなわち紙面の上方向に向かって
磁力が発生するように、永久磁石11が前記可動接点4
aと前記固定接点3aの接触部付近に配置されている点
である。つまり、固定接点3aと可動接点4aの接触部
側にN極が近づくように永久磁石11が配設されている
点である。
【0024】次に直流遮断器10の動作を説明する。ハ
ンドル101の操作による電路の電気的導通、遮断の切
り替えの動作は従来例と同じため、その説明を省略す
る。
【0025】ここで、ハンドル101が上方向、すなわ
ち101Aの位置にあり、電路の電気的導通がなされて
いる状態で、過大電流が流れたときの動作を説明する。
過大電流が流れると、従来例で説明したように、バイメ
タル107が自己発熱により撓んでその先端部により引
き外し板108の上端部が押され、レバー102の一端
105のラッチ片109によるラッチが解除される。そ
れにより、可動接触子5aを矢印C方向に押す力が解除
され、可動接触子5aがバネ106の付勢方向に戻さ
れ、電路の電気的導通が遮断されるようになる。
【0026】図1で説明したように、電路の電気的導通
がなされている状態では、固定接点3aから可動接点4
aの方へ、すなわち矢印D方向へ電流が流れており、可
動接点4aと固定接点3aとの接触が解除されたとき
に、しばらく接点間に残留電流(アーク)が矢印D方向
に発生する。上述したように、前記残留電流の発生する
D方向と垂直の方向、すなわち図2の紙面の上方向に向
かって磁力が発生するように永久磁石11が配置されて
いるために、前記残留電流が矢印E方向に反れるように
力が発生し、それによりアークが引き延ばされ、電路が
電気的に遮断される。
【0027】また、このとき固定接点3aの周囲に、図
3の斜視図にて示されるように、公知の消弧性ガス発生
材料により形成されたコ字状の消弧キャップ15が設け
られているので、矢印E方向に引き延ばされたアークが
消弧キャップ15に押しつけられるため、素早く消弧す
ることができる。
【0028】更に、永久磁石11の中心線H−H’が固
定接点3aあるラインI−I’即ち一対の固定接点(図
1で示す3a、3b)を結ぶ直線より入力端子1a側に
なるように永久磁石11が配設されているので、アーク
が引き延ばされる際、アークを外側に押しつけて、更に
その引き延ばしを促進することができる。
【0029】図4は、図1に示す直流遮断器のY―Y’
断面図であり、図1と従来例を示した図10と同じもの
には同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0030】本実施形態が従来例と異なるところは、可
動接点4bから固定接点3bに流れる電流の方向、矢印
F方向と垂直の方向、すなわち紙面の下方向に向かって
磁力が発生するように、永久磁石11が前記可動接点4
bと前記固定接点3bの接触部付近に配置されている点
である。つまり、固定接点3bと可動接点4bの接触部
側にS極が近づくように永久磁石11が配設されている
点である。
【0031】次に直流遮断器10の動作を説明する。ハ
ンドル101の操作による電路の電気的導通、遮断の切
り替えの動作は従来例と同じため、その説明を省略す
る。
【0032】ここで、ハンドル101が上方向、すなわ
ち101Aにあり、電路の電気的導通がなされている状
態で、過大電流が流れると、図2で示したときと同じ手
順で、電路の電気的導通が遮断されるようになる。
【0033】図1で説明したように、電路の電気的導通
がなされている状態では、可動接点4bから固定接点3
bの方へ、すなわち矢印F方向へ電流が流れており、可
動接点と固定接点との接触が解除されたときに、しばら
く接点間に残留電流(アーク)が矢印F方向に発生す
る。上述したように、前記残留電流の発生するF方向と
垂直の方向、すなわち図4の紙面の下方向に向かって磁
力が発生するように永久磁石11が配置されているため
に、前記残留電流が矢印G方向に反れるように力が発生
し、それによりアークが引き延ばされ、電路が電気的に
遮断される。
【0034】このように、2つの固定接点3a、3b間
に配設された永久磁石11により、各固定接点と可動接
点間、すなわち固定接点3aと可動接点4a間、及び固
定接点3bと可動接点4b間の両方に発生するアークを
引き延ばすことができ、電流の遮断時間を短くすること
ができる。また、1つの永久磁石によって両接点間に発
生することができるので、永久磁石の数を少なくするこ
とができ、余分なコストがかからないという利点があ
る。 (実施形態2)次に、第2の実施形態を図5から図7を
用いて説明する。
【0035】図5は、第2の実施形態を示す直流遮断器
の構成図であり、図1と同じものには同じ符号を付して
おり、その説明を省略する。20は、一対の固定接点3
a、3bと一対の可動接点4a、4b、および永久磁石
11を覆うように直流遮断器10に取付けられるコの字
状の形状のヨークである。
【0036】図6は第2の実施形態を示す直流遮断器の
分解斜視図であり、従来例を示す図11と同じものには
同じ符号を示す。従来例と異なるところは、図2、図3
の実施形態で説明した消弧キャップ15、および磁石1
1とヨーク20が新たに設けられた点である。
【0037】図7は、図5に示される直流遮断器10の
P−P’で切断した断面図の永久磁石11とヨーク20
の部分のみを記したものである。
【0038】第1の実施形態で述べたように、固定接点
3aから可動接点4aへの電路に過大電流が流れて、固
定接点と可動接点の接触が解除されたときに、永久磁石
11の磁力のために、接点間に生じるアークが引き延ば
される。永久磁石11をヨーク20で覆うことにより、
ヨーク20内に矢印で示したように磁界が形成され、ヨ
ーク20がないときに比べて、磁束の強さが強くなる。
よって、接点間に生じるアークを素早く引き延ばすこと
ができる。 (実施形態3)次に、図8を用いて第3の実施形態を説
明する。図8は第3の実施形態を示す直流遮断器の構造
図を示しており、図2と同じものには同じ番号を付し、
その説明を省略する。図2と異なるところは固定接触子
2aの形状である。本実施形態の固定接触子2aは、固
定接点3aがある側の先端31を可動接点4aから離れ
る方向、即ち矢印H方向に一回りさせて、前記先端31
を可動接点4aに対向させることで先端部30を形成し
ている。
【0039】これにより、固定接触子2aの固定接点3
aがある側の先端31と一回りさせた端部32との間に
孔部35が発生する。上述したように、固定接点3aか
ら可動接点4aへの電路に過大電流が流れて、固定接点
3aと可動接点4aの接触が解除されたとき、永久磁石
11の磁力のために、接点間に生じるアークが引き延ば
される。しかしこのとき、通常は固定接点3aがある先
端から他端への方向で、固定接触子2aに沿ってアーク
が延び、アークの引き延ばしが阻害されてしまう問題が
ある。本実施形態では、上述したように孔部35がある
ために、アークが固定接触子2aに沿って延びることな
くアークの引き延ばしがなされる。 (実施形態4)次に、図9を用いて第4の実施形態を説
明する。図9は第4の実施形態を示す直流遮断器の構造
図を示しており、図2と同じものには同じ番号を付し、
その説明を省略する。図2と異なるところは固定接触子
2aの形状である。本実施形態の固定接触子2aは、固
定接点3aが固着された先端側40よりも基端側に孔5
0が形成されている。
【0040】本実施形態では、孔50が形成されている
ために、第3の実施形態で示したように、アークが固定
接触子2aに沿って延びることなくアークの引き延ばし
がなされる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、一対の入力端子と、これらの
入力端子に連設されて先端に固定接点を各々有した一対
の固定接触子と、これらの固定接触子の固定接点に接離
自在に対向する可動接点を各々有した一対の可動接触子
と、これらの可動接触子に電気的に接続された一対の出
力端子と、各可動接触子を操作して各可動接点を各固定
接点に接離させるとともに各可動接点及び各固定接点間
に流れる過大電流を検出して各可動接点を強制開極させ
る開閉・トリップ機構と、を備えた直流遮断器におい
て、前記2つの固定接点間に、N極とS極の極性が前記
各可動接点が各固定接点から強制開極されたときに発生
するアークを引き延ばす方向の磁束を発生する方向に1
つの永久磁石を配設したので、1つの永久磁石により両
方の固定接点と可動接点の間に発生するアークのそれぞ
れを引き延ばすことができ、それぞれのアーク電流の遮
断時間を短くすることができると共に、永久磁石をそれ
ぞれの接点間に設ける必要がなく、余分なコストがかか
らないという利点がある。
【0042】また、一対の固定接点及び可動接点と永久
磁石の外側とをヨークで覆ったため、ヨーク内に磁界が
形成され、ヨークがないときに比べて、磁束の強さが強
くなり、接点間に生じるアークを素早く引き延ばすこと
ができる。
【0043】また、前記固定接点の周囲に消弧性ガス発
生材料により形成された略コ字状の消弧キャップを配設
したので、引き延ばされたアークがキャップに押しつけ
られるため、素早く消弧することができる。
【0044】また、前記固定接触子は、固定接点が固着
された先端側を可動接点から離れる方向で一回りさせて
先端を可動接点に対向させたため、固定接触子の固定接
点がある側の先端と一回りさせた端部との間に孔部が発
生し、固定接点と可動接点の接触が解除されたとき、接
点間に生じるアークが固定接点が固着された固定接触子
に沿って延びることなく、アークの引き延ばしがなされ
る。また、前記固定接触子は、固定接点が固着された先
端側よりも基端側に孔を形成したため、アークが固定接
触子に沿って延びることなく、アークの引き延ばしがな
される。
【0045】また、前記永久磁石を、一対の固定接点を
結ぶ直線の位置以上に入力端子側に配設したため、永久
磁石と固定接点の接点中心がずれることによりアークを
外側に押しつけて、アークの引き延ばしを促進すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す直流遮断器の構成図であ
る。
【図2】図1に示す直流遮断器のX−X’断面図であ
る。
【図3】消弧キャップを示す斜視図である。
【図4】図1に示す直流遮断器のY−Y’断面図であ
る。
【図5】第2の実施形態を示す直流遮断器の構成図であ
る。
【図6】第2の実施形態を示す直流遮断器の分解斜視図
である。
【図7】図5に示す直流遮断器のP−P’断面図であ
る。
【図8】第3の実施形態を示す直流遮断器の構造図であ
る。
【図9】第4の実施形態を示す直流遮断器の構造図であ
る。
【図10】従来の遮断器の構造を示す構造図である。
【図11】従来の遮断器の構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1a、1b 入力端子 2a、2b 固定接触子 3a、3b 固定接点 4a、4b 可動接点 5a、5b 可動接触子 6a、6b 出力端子 10 直流遮断器 11 永久磁石 15 消弧キャップ 20 ヨーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の入力端子と、これらの入力端子に
    連設されて先端に固定接点を各々有した一対の固定接触
    子と、これらの固定接触子の固定接点に接離自在に対向
    する可動接点を各々有した一対の可動接触子と、これら
    の可動接触子に電気的に接続された一対の出力端子と、
    各可動接触子を操作して各可動接点を各固定接点に接離
    させるとともに各可動接点及び各固定接点間に流れる過
    大電流を検出して各可動接点を強制開極させる開閉・ト
    リップ機構と、を備えた直流遮断器において、 前記2つの固定接点間に、N極とS極の極性が前記各可
    動接点が各固定接点から強制開極されたときに発生する
    アークを引き延ばす方向の磁束を発生する方向に1つの
    永久磁石を配設したことを特徴とする直流遮断器。
  2. 【請求項2】 前記一対の固定接点及び可動接点と永久
    磁石の外側とをヨークで覆ったことを特徴とする請求項
    1記載の直流遮断器。
  3. 【請求項3】 前記固定接点の周囲に消弧性ガス発生材
    料により形成された略コ字状の消弧キャップを配設した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の直流遮断
    器。
  4. 【請求項4】 前記固定接触子は、固定接点が固着され
    た先端側を可動接点から離れる方向で一回りさせて先端
    を可動接点に対向させたことを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれかに記載の直流遮断器。
  5. 【請求項5】 前記固定接触子は、固定接点が固着され
    た先端側よりも基端側に孔を形成したことを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の直流遮断器。
  6. 【請求項6】 前記永久磁石を、一対の固定接点を結ぶ
    直線の位置以上に入力端子側に配設したことを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の直流遮断
    器。
JP14456898A 1998-05-26 1998-05-26 直流遮断器 Pending JPH11339605A (ja)

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