JPH11339308A - 近視野光学ヘッド - Google Patents

近視野光学ヘッド

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JPH11339308A
JPH11339308A JP11000354A JP35499A JPH11339308A JP H11339308 A JPH11339308 A JP H11339308A JP 11000354 A JP11000354 A JP 11000354A JP 35499 A JP35499 A JP 35499A JP H11339308 A JPH11339308 A JP H11339308A
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徳男 千葉
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宣行 笠間
Takashi Niiwa
隆 新輪
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健二 加藤
Manabu Omi
学 大海
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    • G11B7/122Flying-type heads, e.g. analogous to Winchester type in magnetic recording
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
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    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/84Manufacture, treatment, or detection of nanostructure
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    • Y10S977/86Scanning probe structure
    • Y10S977/862Near-field probe
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S977/86Scanning probe structure
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  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で記録媒体とヘッドとの距離制御
を簡略化すること。 【解決手段】 浮上ヘッド機構を構成するスライダー1
にカンチレバー2を形成する。カンチレバー2は、その
先端に先鋭化処理を施したチップ3を有する。記録媒体
4が回転すると、スライダー1が傾いて浮上するから、
カンチレバー2先端のチップ3が記録媒体4にコンタク
トする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、近視野光学ヘッ
ドに関し、より詳しくは、近視野顕微鏡技術をハードデ
ィスクなどに代表される記録装置のヘッドに適用した近
視野光学ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近視野光を利用する光プローブを備えた
近視野顕微鏡では、光の回折限界以上の高分解能にて試
料を観測することができる。このような近視野顕微鏡で
は、当該光プローブの試料対向端部として、先鋭化した
光ファイバー先端に設けた微小開口や異方性エッチング
を施して形成されたシリコン基板上のチップに設けた微
小開口を用いたり、光ファイバーの先鋭化された先端や
当該チップによる微小突起を用いている。
【0003】一方、このような観測原理を応用した、例
えば(E. Betzig et al., Science257,189(1992))に開
示されているような近接場光学メモリも提案されてい
る。このような応用例においては、記録または読取ヘッ
ドに形成される微小開口または微小突起を記録媒体表面
に伝搬光である照射光の波長以下に近接または当接させ
る必要がある。
【0004】近接場光学メモリの記録/読取システムに
おける多くの場合、ディスク状の記録媒体を回転させ、
その表面をヘッドにより走査している。このため、記録
媒体の回転に伴い、主面の面内方向(主面に平行な方
向)および面外方向(主面に垂直な方向)に振動が発生
する。記録/読取システムでは、ヘッドと被検出表面と
を近接させる必要があるため、前記面外方向の振動が重
要になる。面外方向の振動は、主に記録媒体主面の平面
度、記録媒体と回転軸との取り付け精度、および回転軸
の軸受け精度に起因する。一方、ヘッド側では、微小開
口や微小突起を前記記録媒体の面外方向の振動に追従さ
せる必要がある。
【0005】一般的に、近接場光学メモリの記録/読取
システムでは、微小開口または微小突起を有するカンチ
レバー構造を採るヘッドが用いられ、当該ヘッドをコン
タクトAFM(原子力間力顕微鏡:Atomic Force Micro
scope )で動作させる場合には当該カンチレバーの撓み
を、または、前記ヘッドをサイクリックコンタクト或い
はシェアフォースにて動作させる場合にはその振動数、
振幅および振動の位相などの変化を検出する距離検出機
構が必要になる。さらに、その検出信号をフィードバッ
クするフィードバック回路と、このフィードバック信号
に基づいてカンチレバーと記録媒体との間隔を能動的に
変化させる距離変位機構とが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の近接場光学メモリの記録/読取システムでは、距離
検出機構、フィードバック回路および距離変位機構を必
要とするため、構成が複雑化するという問題点があっ
た。
【0007】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、簡単な構造でしかも記録媒体とヘッド
との距離制御を簡略化できる近視野光学ヘッドを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る近視野光学ヘッドは、負荷加重を
与えるサスペンションアームにより支持されると共に記
録媒体との相対運動により浮上力を得、前記負荷加重と
前記浮上力との均衡により記録媒体との間に隙間をつく
るスライダーと、当該スライダーから延出し、その端部
に微小突起または微小開口を有するカンチレバーと、を
備え、前記スライダーが浮上して傾くことで、前記微小
突起または微小開口を前記記録媒体に接触させるもので
ある。
【0009】この近視野光学ヘッドは、浮上型ヘッド機
構を用いるので、記録媒体に対する能動的な距離制御機
構が不要になる。また、近視野光を利用することで光の
回折限界以上の分解能が得られること、微小突起や微小
開口を記録媒体にコンタクトさせる方式を採用している
こと、から微細なデータの録再が可能になり、データの
転送速度が向上する。
【0010】また、請求項2に係る近視野光学ヘッド
は、負荷加重を与えるサスペンションアームにより支持
されると共に記録媒体との相対運動により浮上力を得、
前記負荷加重と前記浮上力との均衡により記録媒体との
間に隙間をつくるスライダーと、微小突起または微小開
口を有し、前記スライダーが記録媒体に接触状態にある
ときは前記微小突起または微小開口が記録媒体に非接触
状態になるように前記スライダーから延出したカンチレ
バーと、を備え、前記スライダーが浮上して傾いたと
き、前記微小突起または微小開口が前記記録媒体に接触
するものである。
【0011】この近視野光学ヘッドは、浮上型ヘッド機
構を用いるので、記録媒体に対する能動的な距離制御機
構が不要になる。また、近視野光を利用することで光の
回折限界以上の分解能が得られること、微小突起や微小
開口を記録媒体にコンタクトさせる方式を採用している
こと、から微細なデータの録再が可能になり、データの
転送速度が向上する。さらに、スライダーが浮上したと
きにのみ、微小突起または微小開口が記録媒体に接触
し、静止状態では非接触になるので、微小突起または微
小開口を有効に保護できる。
【0012】また、請求項3に係る近視野光学ヘッド
は、負荷加重を与えるサスペンションアームにより支持
されると共に記録媒体との相対運動により浮上力を得、
前記負荷加重と前記浮上力との均衡により記録媒体との
間に隙間をつくるスライダーと、端部に微小突起または
微小開口を有し、スライダーから延出すると共に前記微
小突起または微小開口とスライダー底面との間に高低差
を設けたカンチレバーと、を備え、前記スライダーが浮
上して傾いたとき、前記微小突起または微小開口が前記
記録媒体に接触するものである。
【0013】この近視野光学ヘッドは、浮上型ヘッド機
構を用いるので、記録媒体に対する能動的な距離制御機
構が不要になる。また、近視野光を利用することで光の
回折限界以上の分解能が得られること、微小突起や微小
開口を記録媒体にコンタクトさせる方式を採用している
こと、から微細なデータの録再が可能になり、データの
転送速度が向上する。さらに、前記微小突起または微小
開口とスライダー底面との間に高低差を設けることによ
り、スライダーが浮上したときにのみ、微小突起または
微小開口が記録媒体に接触するようになる。このため、
微小突起または微小開口を有効に保護できる。また、請
求項4に係る近視野光学ヘッドは、負荷加重を与えるサ
スペンションアームにより支持されると共に記録媒体と
の相対運動により浮上力を得、前記負荷加重と前記浮上
力との均衡により記録媒体との間に隙間をつくるスライ
ダーと、当該スライダーから延出し、その端部に微小突
起または微小開口を有するカンチレバーと、前記スライ
ダーを前記記録媒体に対して垂直方向に移動させる移動
機構と、を備え、前記移動機構により前記スライダーが
前記記録媒体に接近して浮上したとき、前記微小突起ま
たは微小開口が前記記録媒体に接触するものである。こ
の近視野光学ヘッドは、浮上型ヘッド機構を用いるの
で、記録媒体に対する能動的な距離制御機構が不要にな
る。また、近視野光を利用することで光の回折限界以上
の分解能が得られること、微小突起や微小開口を記録媒
体にコンタクトさせる方式を採用していること、から微
細なデータの録再が可能になり、データの転送速度が向
上する。また、請求項5に係る近視野光学ヘッドは、負
荷加重を与えるサスペンションアームにより支持される
と共に記録媒体との相対運動により浮上力を得、前記負
荷加重と前記浮上力との均衡により記録媒体との間に隙
間をつくるスライダーと、前記スライダーを前記記録媒
体に対して垂直方向に移動させる移動機構と、微小突起
または微小開口を有し、前記スライダーが記録媒体から
離れた状態にあるときは前記微小突起または微小開口が
記録媒体に非接触状態になるように前記スライダーから
延出したカンチレバーと、を備え、前記スライダーが前
記記録媒体に接近して浮上したとき、前記微小突起また
は微小開口が前記記録媒体に接触することを特徴とする
近視野光学ヘッド。この近視野光学ヘッドは、浮上型ヘ
ッド機構を用いるので、記録媒体に対する能動的な距離
制御機構が不要になる。また、近視野光を利用すること
で光の回折限界以上の分解能が得られること、微小突起
や微小開口を記録媒体にコンタクトさせる方式を採用し
ていること、から微細なデータの録再が可能になり、デ
ータの転送速度が向上する。さらに、スライダーが浮上
したときにのみ、微小突起または微小開口が記録媒体に
接触し、その他の状態では非接触になるので、微小突起
または微小開口を有効に保護できる。
【0014】また、請求項6に係る近視野光学ヘッド
は、上記近視野光学ヘッドにおいて、前記微小開口を、
カンチレバーの端部に設けたコンタクトパッドに形成し
たものである。
【0015】現在、スライダー底面にコンタクトパット
を設けて行うコンタクト方式が知られており(跳躍をし
たときでも最大10nmの浮上量が得られる)、この発
明は、このコンタクトパットに微小開口を形成したもの
である。特に、チップ先端とスライダー底面との高さ合
わせが困難なときに有効な構成となる。また、コンタク
トパット程度の大きさならば、チップが破壊しにくくな
る。また、記録媒体との吸着が少なくなる。
【0016】また、請求項7に係る近視野光学ヘッド
は、上記近視野光学ヘッドにおいて、前記微小突起また
は微小開口を複数設け、分光器を用いて照射光を分光
し、当該分光光を前記各微小突起または微小開口に対応
する記録媒体部分に照射するようにしたものである。
【0017】このように、分光器を用いて照射光を分光
すれば、単一の光源でマルチ化できる。このため、ヘッ
ドサイズをコンパクトにできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0019】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1による近視野光学ヘッドを示す概略構成図であ
る。より詳しくは、記録媒体の断面構造とともに当該記
録媒体にアクセスする際の姿勢を示すものである。スラ
イダー1は、サスペンションアーム(図示省略)により
支持される。これらサスペンションアームとスライダー
1とによって浮上ヘッド機構が構成される。サスペンシ
ョンアームは、ボイスコイルモータ(図示省略)を駆動
源とし揺動軸を中心に揺動する。スライダー1の走査方
位には、テーパ1aが設けてある。このテーパ1aとス
ライダー底面1bおよび記録媒体4の表面とにより、く
さび膜形状の流路1cを形成する。スライダー1には、
サスペンションアームおよびジンバルバネにより、記録
媒体4側への負荷加重が与えられている。スライダー1
は、シーク制御およびフォローイング制御により記録媒
体4のトラック上に位置決めされている。
【0020】カンチレバー2は、スライダー1から走査
方向に沿って延出している。また、カンチレバー2はそ
の先端にチップ3を有する。チップ3は、先鋭化処理に
よってくびれたように鋭くなっている。このため、カン
チレバー2が記録媒体4に吸着しにくい。また、チップ
3とスライダー底面1bとの間には、高低差がある。カ
ンチレバー2は、Siプロセスによりスライダー1と一
体成形する。Siプロセスにより一体成形すれば、スラ
イダー底面1bとチップ3との高さを精密に制御でき
る。このため、非常に先鋭なチップ3であってもその先
端を破壊することがない。
【0021】記録媒体4の表面には、ビット9が形成さ
れている。記録媒体4の裏面には、光源(図示省略)が
配置されている。なお、本例では全反射によるコレクシ
ョンの場合を示したが、全反射を用いない場合(暗視野
照明など)や、イルミネーションでも良い。また、カン
チレバー2上方には、集光レンズ5と受光素子6とが配
置してある。受光素子6は、光電変換した信号を処理す
る信号処理系(図示省略)に接続されている。
【0022】つぎに、この近視野光学ヘッド100の動
作について説明する。記録媒体4が回転していないとき
は、スライダー1が浮上せず記録媒体4に接地してい
る。この状態では、図2に示すように、カンチレバー2
が記録媒体4にコンタクトすることはない。つぎに、記
録媒体4が回転することにより記録媒体4表面上の空気
10がくさび膜形状の流路1cに押し込まれると、当該
流路1cに圧力が発生してスライダー1が浮上する。一
方、スライダー1には、サスペンションアームによって
負荷加重が与えられている。この負荷加重と前記浮上圧
力が均衡して、スライダー1と記録媒体4との間に流路
1cが生じる。スライダー1は傾いて浮上するから、カ
ンチレバー2のチップ3が記録媒体4にコンタクトす
る。コンタクトは、図3に示すように記録媒体4に押し
付けた状態でも、図4に示すように記録媒体表面4の吸
着層12により引きつけられている状態でもよい。但
し、押し付けている場合は、その荷重は少ない方がよ
い。
【0023】記録媒体4の表面には、光源による光7の
照射によって近視野光が発生している。スライダー1が
浮上してカンチレバー2のチップ3が記録媒体4にコン
タクトすると、近視野光が散乱し伝搬光11が発生す
る。この伝搬光11は、集光レンズ5によって集光さ
れ、受光素子6により受光される。伝搬光11の強度そ
の他の状態はビット9の有無により変化するため、これ
に従い、光電変換した信号の強度が変化する。信号処理
系では、信号強度をデータ変換して記録媒体上の情報を
再生する。
【0024】なお、カンチレバー2の長さや厚さ(バネ
定数に対応する)は、スライダー底面1bとチップ3と
の高低差や浮上時のスライダー1の傾きなどに基づき、
コンタクト状態でもチップが破壊しないようにバネ定数
を小さく設定する。また、カンチレバー2の質量を小さ
くして応答速度を向上させるようにする。
【0025】以上、この近視野光学ヘッド100によれ
ば、カンチレバー2がスライダー1に支持されているた
め、記録媒体4の回転による面外振動成分のうち大部分
がサスペンションアームにより吸収される。また、スラ
イダー1側で吸収できない、例えば記録媒体表面の微小
な凹凸やスライダー1の振動によって加振されるカンチ
レバー2の振動成分は、コンタクトモードによって吸収
可能である。従って、従来のような能動的距離変位機構
が不要になる。また、簡単な構成で記録媒体4の表面に
カンチレバー2を追従させることができる。さらに、カ
ンチレバーは記録媒体にコンタクトする方式を採用する
ため、微細なデータの録再が可能になり、データの転送
速度が向上する。
【0026】また、上記では、カンチレバーの先端に微
小突起を形成したが、通常のAFMカンチレバーに開口
が開いている、いわゆる微小開口付きのカンチレバーを
用いても良い。
【0027】(実施の形態2)図5は、この発明の実施
の形態2に係る近視野光学ヘッドを示す概略構成図であ
る。この実施の形態2に係る近視野光学ヘッド200
は、カンチレバー22先端に微小開口24を持つコンタ
クトパッド23を設けた点に特徴がある。その他の構成
は実施の形態1の近視野光学ヘッド100と同様である
ので、当該構成の説明は省略する。スライダー21から
延出したカンチレバー型光プローブ(以下、単に「カン
チレバー」という)22の先端には、コンタクトパッド
23が設けてある。このコンタクトパッド23はHDD
のコンタクトスライダーに使用されるような形状になっ
ている。スライダー21をセラミックで製作する場合、
スライダーとチップとが別体となり、これらの高さ合わ
せが困難になる。このため、記録媒体に対してチップを
押し込む状態でコンタクトさせることになって当該チッ
プを破損させるおそれがあるが、微小開口24を有する
コンタクトパッド23を用いることで前記破壊を防止す
ることができる。
【0028】コンタクトパッド23の先端には微小開口
24が形成されている。図6に、微小開口24を示す拡
大断面図を示す。この微小開口24は、異方性エッチン
グにより形成する。微小開口24は、漏斗形状をしてお
り底には開口部25を有する。また、コンタクトパッド
23の先端は、記録媒体4との吸着を防止するため、面
積を小さくするのが好ましい。その一方、記録媒体4の
凹凸に追従するには吸着層で引っ張られるだけの面積が
必要である。また、カンチレバーのバネ定数(押し込み
力)が小さいと摩耗しにくくなるが、小さすぎると記録
媒体4の凹凸により跳躍するので、両条件を満たす適当
なバネ定数を設定する必要がある。
【0029】つぎに、この近視野光学ヘッド200の動
作について説明する。記録媒体4が回転していないとき
は、スライダー21が浮上せず記録媒体4に接地してい
る。この状態では、コンタクトパッド23が記録媒体4
にコンタクトすることはない。つぎに、記録媒体4が回
転することにより記録媒体4表面上の空気10がくさび
膜形状の流路21cに押し込まれると、当該流路21c
に圧力が発生してスライダー21が浮上する。一方、ス
ライダー21には、サスペンションアーム(図示省略)
によって負荷加重が与えられている。この負荷加重と前
記浮上圧力が均衡して、スライダー21と記録媒体4と
の間に流路21cが生じる。スライダー21は傾いて浮
上するから、微小開口24を持つコンタクトパッド23
が記録媒体4にコンタクトする。ここで、コンタクトパ
ッド23の信頼性を向上させる必要があるが、サスペン
ション荷重やパッド質量などを最適に設定することで磨
耗を略ゼロにすることができる。
【0030】記録媒体4の表面には、光源による光7の
照射によって近視野光が発生している。スライダー21
が浮上して微小開口24が記録媒体4にコンタクトする
と、近視野光が散乱し伝搬光11が発生する。この伝搬
光11は、集光レンズ5によって集光され、受光素子6
により受光される。伝搬光11の強度その他の状態はビ
ット9の有無により変化するため、これに従い、光電変
換した信号の強度が変化する。信号処理系では、信号強
度をデータ変換して記録媒体上の情報を再生する。
【0031】コンタクトパッド23を持つカンチレバー
22としては、導波路が形成されたものでも、光源や受
光素子、集光系などと一体化されているものでも良く、
記録再生可能なヘッドとして機能させることができる。
また、導波路や光源などが一体化されたカンチレバーを
用いれば、マルチ化することができる。マルチ化するこ
とで、同時に複数系統の記録再生ができるようになる。
【0032】マルチ化近視野光学ヘッドは、図7に示す
ような構成により実現できる。 すなわち、図6に示し
た漏斗形状の微小開口32、開口部33をコンタクトパ
ッド31に複数形成し、各微小開口32の上方に光源
(図示省略)を配置するようにする。光源から微小開口
に向けて光35を照射することにより、記録媒体34面
に近視野光が発生する。この近視野光を散乱させて伝搬
光を得、記録媒体34の下方に配置した受光素子(図示
省略)によってこの伝搬光を受光し、当該伝搬光のビッ
ト36による強度変化から記録情報を再生する。
【0033】(実施の形態3)上述したヘッドのマルチ
化は、次のような構成によっても実現できる。図8に、
かかるマルチ化ヘッドの概略構成を示す。複数のチップ
43は、対応する複数のカンチレバー42の先端に形成
される。各カンチレバー42はスライダー(図示省略)
から延出している。スライダーは、図1と同様に流体潤
滑の原理に基づいて浮上する。スライダーが傾いて浮上
することにより、各チップ43が同時に記録媒体44の
表面にコンタクトする。各カンチレバー42の上方に
は、それぞれレンズアレイ45が設けてある。レンズア
レイ45は、チップ43毎に得られる散乱光を個々に集
光して光学フィルタアレイ48に導く。光学フィルタア
レイ48を通過した光は、受光素子アレイ46で受光す
る。
【0034】照明光は、分光器47により、λ1〜λ4
の波長を持つ光に分割する。分光した各波長の光は、記
録媒体44の裏面であって前記各チップ43に対応する
部分に照射される。なお、分光器47には、例えばグレ
ーティングや三角プリズムなどを用いる。光学フィルタ
アレイ48は、波長λ1〜λ4の波長成分を持つ光のみ
を透過させる。このため、各受光素子は、各チップ43
に対応する散乱光のみを受光できる。以上のように、分
光器47を用いてマルチヘッドを構成すれば、各チップ
毎に光源を設置する必要がないので、比較的コンパクト
にまとめることができる。 (実施の形態4)以上に述べた実施例は、スライダーが
浮上して傾くことで先鋭なチップやコンタクトパッドが
記録媒体に接触し、スライダーが浮上せず停止している
場合にはチップやコンタクトパッドは記録媒体から離れ
ていた。このチップやコンタクトパッドの記録媒体への
接触・非接触を制御する方法には、スライダーの浮上に
よる傾きを利用するだけではなく、他の方法によっても
可能である。図9は、この発明の実施の形態4に係る近
視野光学ヘッドを示す概略構成図である。この実施の形
態4に係る近視野光学ヘッド300は、サスペンション
アーム50を記録媒体4に対して垂直方向に移動させる
z方向移動機構52を設けた点に特徴がある。その他の
構成は実施の形態1の近視野光学ヘッド100と同様で
あるので、当該構成の説明は省略する。次に、この近視
野光学ヘッド300の動作について説明する。記録媒体
4が回転している場合には、z方向移動機構52によ
り、サスペンションアーム50につながるスライダー6
1が記録媒体4に接近した状態となり、実施の形態1と
同様にスライダー61は浮上する。このとき、スライダ
ー61から延びたカンチレバー62の先端に設けたチッ
プ63は、チップ63とスライダー61の底面との間に
高低差を設けて、記録媒体4に必ず接触するようにして
いる。ただし、カンチレバー62のバネ定数が十分柔ら
かいので、チップ63が破壊されることはない。また、
記録媒体4が回転していない場合、z方向移動機構52
により、サスペンションアーム50につながるスライダ
ー61が記録媒体4から離れた状態となり、チップ63
やスライダー61は記録媒体4から離れる。そのため、
チップ63やスライダー61は記録媒体4と吸着するこ
とがなくなる。このように、z方向移動機構によりチッ
プ63の記録媒体への接触・非接触を制御することがで
きる。その結果、スライダー61の浮上時には実施の形
態1で示したと同様に、チップ63を破壊することなく
接触した状態を保つことができる。また、停止時には、
スライダー61やチップ63を記録媒体4から離した状
態に保つことができるため、スライダー61やチップ6
3の記録媒体4への吸着や破壊を防止することができ
る。ここで、近視野光学ヘッド300としては、チップ
63がカンチレバー62先端近傍に形成されている場合
だけではなく、実施の形態2に示したように、チップ6
3の代わりにコンタクトパッドが形成されていても良い
ことは言うまでもない。また、サスペンションアーム5
0を記録媒体4に対して垂直に移動させるz方向移動機
能52として、図10に示すように、スライダー61が
回転軸51を中心に記録媒体4の半径方向に移動した場
合、ガイドなどにより垂直方向にも移動する機構であっ
ても良い。例えば、スライダー61が記録媒体4から半
径方向に離れた場合(実線の状態)、スライダー61は
ガイド64により記録媒体4から垂直方向に離れる。逆
に、スライダー61が記録媒体4の半径方向に近づいた
場合(点線の状態)、スライダー61はガイド64によ
り記録媒体4に垂直方向に接近する。
【0035】なお、上記各実施の形態では、記録媒体の
面外方向における変動に対してヘッドと記録媒体との能
動的な距離制御機構を全く持たないという点について説
明をしたが、本発明は、かかる機構を補助的な役目とし
てヘッドに組み合わせることを全て排除するものではな
い。この他にも、上記実施の形態においては種々の手
段、部材ないしは構造を限定的に説明したが、当業者の
設計可能な範囲にて適宜改変することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の近視野
光学ヘッド(請求項1)によれば、浮上型ヘッド機構を
構成するスライダーにカンチレバーを設けたので、記録
媒体に対する能動的な距離制御機構が不要になる。ま
た、近視野光を利用することで光の回折限界以上の分解
能が得られること、微小突起や微小開口を記録媒体にコ
ンタクトさせる方式を採用していること、から微細なデ
ータの録再が可能になり、データの転送速度が向上す
る。
【0037】また、この発明の近視野光学ヘッド(請求
項2)では、浮上型ヘッド機構を構成するスライダーに
カンチレバーを設けたので、記録媒体に対する能動的な
距離制御機構が不要になる。また、近視野光を利用する
ことで光の回折限界以上の分解能が得られること、微小
突起や微小開口を記録媒体にコンタクトさせる方式を採
用していること、から微細なデータの録再が可能にな
り、データの転送速度が向上する。さらに、スライダー
が静止した状態でカンチレバーが記録媒体に非接触にな
るので、先端の微小突起または微小開口を有効に保護で
きる。
【0038】また、この発明の近視野光学ヘッド(請求
項3)では、微小突起または微小開口とスライダー底面
との間に高低差を設けたので、スライダーが浮上したと
きにのみ、微小突起または微小開口が記録媒体に接触す
るようになる。このため、微小突起または微小開口を有
効に保護できる。また、上記同様に近視野光と浮上型ヘ
ッド機構とを組み合わせたことにより、記録媒体に対す
る能動的な距離制御機構が不要になり、データの転送速
度が向上する。また、この発明の近視野光学ヘッド(請
求項4)では、サスペンションアームを記録媒体に垂直
方向に移動させる移動機構を設けたので、サスペンショ
ンアームを記録媒体に接近させたときにのみ、微小突起
または微小開口が記録媒体に接触するようになる。この
ため、微小突起または微小開口を有効に保護できる。ま
た、上記同様に近視野光と浮上型ヘッド機構とを組み合
わせたことにより、記録媒体に対する能動的な距離制御
機構が不要になり、データの転送速度が向上する。ま
た、この発明の近視野光学ヘッド(請求項5)では、サ
スペンションアームが記録媒体から離れた状態では、微
小突起または微小開口が記録媒体に非接触で、先端の微
小突起または微小開口を有効に保護できる。そして、サ
スペンションアームを記録媒体に接近させたときにの
み、微小突起または微小開口が記録媒体に接触するよう
になる。そのため、上記同様に近視野光と浮上型ヘッド
機構とを組み合わせたことにより、記録媒体に対する能
動的な距離制御機構が不要になり、データの転送速度が
向上する。
【0039】また、この発明の近視野光学ヘッド(請求
項6)では、微小開口を、カンチレバーの端部に設けた
コンタクトパッドに形成したので、チップが破壊しにく
くなる。また、記録媒体との吸着が少なくなる。特に、
チップ先端とスライダー底面との高さ合わせが困難なと
きに有効な構成となる。
【0040】また、この発明の近視野光学ヘッド(請求
項7)では、微小突起または微小開口を複数設け、分光
器を用いて照射光を分光し、当該分光光を前記各微小突
起または微小開口に対応する記録媒体部分に照射するよ
うにしたので、単一の光源でマルチ化できる。このた
め、ヘッドサイズをコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による近視野光学ヘッ
ドを示す概略構成図である。
【図2】記録媒体が回転していない状態を示す説明図で
ある。
【図3】チップのコンタクト状態を示す説明図である。
【図4】チップのコンタクト状態を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る近視野光学ヘッ
ドを示す概略構成図である。
【図6】図5に示した微小開口を示す拡大断面図であ
る。
【図7】ヘッドをマルチ化した場合の構成例を示す概略
構成図である。
【図8】この発明の実施の形態3に係る近視野光学ヘッ
ドを示す概略構成図である。
【図9】この発明の実施の形態4に係る近視野光学ヘッ
ドを示す概略構成図である。
【図10】この発明の実施の形態4に係る近視野光学ヘ
ッドの水平方向の動きを示すを示す概略構成図である。
【符号の説明】
100 近視野光学ヘッド 1 スライダー 1a テーパ 1b スライダー底面 1c 流路 2 カンチレバー 3 チップ 4 記録媒体 5 集光レンズ 6 受光素子 7 光 9 記録ビット 10 空気 11 散乱光 12 吸着層 200 近視野光学ヘッド 21 スライダー 22 カンチレバー 23 コンタクトパッド 24 微小開口 25 開口部 31 コンタクトパッド 32 微小開口 33 開口部 34 記録媒体 35 光 36 ビット 42 カンチレバー 43 チップ 44 記録媒体 45 レンズアレイ 46 受光素子アレイ 47 分光器 48 フィルターアレイ 300 近視野光学ヘッド 50 サスペンションアーム 51 回転軸 52 z方向移動機構 61 スライダー 62 カンチレバー 63 チップ 64 ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新輪 隆 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 加藤 健二 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 大海 学 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 中島 邦雄 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷加重を与えるサスペンションアーム
    により支持されると共に記録媒体との相対運動により浮
    上力を得、前記負荷加重と前記浮上力との均衡により記
    録媒体との間に隙間をつくるスライダーと、 当該スライダーから延出し、その端部に微小突起または
    微小開口を有するカンチレバーと、を備え、 前記スライダーが浮上して傾くことで、前記微小突起ま
    たは微小開口を前記記録媒体に接触させることを特徴と
    する近視野光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 負荷加重を与えるサスペンションアーム
    により支持されると共に記録媒体との相対運動により浮
    上力を得、前記負荷加重と前記浮上力との均衡により記
    録媒体との間に隙間をつくるスライダーと、 微小突起または微小開口を有し、前記スライダーが記録
    媒体に接触状態にあるときは前記微小突起または微小開
    口が記録媒体に非接触状態になるように前記スライダー
    から延出したカンチレバーと、を備え、 前記スライダーが浮上して傾いたとき、前記微小突起ま
    たは微小開口が前記記録媒体に接触することを特徴とす
    る近視野光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 負荷加重を与えるサスペンションアーム
    により支持されると共に記録媒体との相対運動により浮
    上力を得、前記負荷加重と前記浮上力との均衡により記
    録媒体との間に隙間をつくるスライダーと、 端部に微小突起または微小開口を有し、スライダーから
    延出すると共に前記微小突起または微小開口とスライダ
    ー底面との間に高低差を設けたカンチレバーと、を備
    え、 前記スライダーが浮上して傾いたとき、前記微小突起ま
    たは微小開口が前記記録媒体に接触することを特徴とす
    る近視野光学ヘッド。
  4. 【請求項4】 負荷加重を与えるサスペンションアーム
    により支持されると共に記録媒体との相対運動により浮
    上力を得、前記負荷加重と前記浮上力との均衡により記
    録媒体との間に隙間をつくるスライダーと、 当該スライダーから延出し、その端部に微小突起または
    微小開口を有するカンチレバーと、前記スライダーを前
    記記録媒体に対して垂直方向に移動させる移動機構と、
    を備え、 前記移動機構により前記スライダーが前記記録媒体に接
    近して浮上したとき、前記微小突起または微小開口が前
    記記録媒体に接触することを特徴とする近視野光学ヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 負荷加重を与えるサスペンションアーム
    により支持されると共に記録媒体との相対運動により浮
    上力を得、前記負荷加重と前記浮上力との均衡により記
    録媒体との間に隙間をつくるスライダーと、 前記スライダーを前記記録媒体に対して垂直方向に移動
    させる移動機構と、微小突起または微小開口を有し、前
    記スライダーが記録媒体から離れた状態にあるときは前
    記微小突起または微小開口が記録媒体に非接触状態にな
    るように前記スライダーから延出したカンチレバーと、
    を備え、 前記スライダーが前記記録媒体に接近して浮上したと
    き、前記微小突起または微小開口が前記記録媒体に接触
    することを特徴とする近視野光学ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記微小開口を、カンチレバーの端部に
    設けたコンタクトパッドに形成したことを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1つに記載の近視野光学ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記微小突起または微小開口を複数設
    け、分光器を用いて照射光を分光し、当該分光光を前記
    各微小突起または微小開口に対応する記録媒体部分に照
    射するようにしたことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1つに記載の近視野光学ヘッド。
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