JPH09231608A - 光学情報システムおよび近視野光学顕微鏡 - Google Patents

光学情報システムおよび近視野光学顕微鏡

Info

Publication number
JPH09231608A
JPH09231608A JP8335541A JP33554196A JPH09231608A JP H09231608 A JPH09231608 A JP H09231608A JP 8335541 A JP8335541 A JP 8335541A JP 33554196 A JP33554196 A JP 33554196A JP H09231608 A JPH09231608 A JP H09231608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
light
optical fiber
recording medium
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8335541A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshi Nishikawa
智志 西川
Takeo Haruta
健雄 春田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8335541A priority Critical patent/JPH09231608A/ja
Publication of JPH09231608A publication Critical patent/JPH09231608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近接場光を用いた光学情報システムにおい
て、検出光量を増大し、S/N比および変調周波数帯域
の向上した信号検出方式を実現する。 【解決手段】 表面の微小構造に情報を記録した記録媒
体の裏面から照射光をあて、記録媒体の表面上にエバネ
セント光を存在させておき、そのエバネセント光の振動
数に対して光学的利得を有する光プローブを用いて媒体
表面のエバネセント光を検知することにより、光プロー
ブで媒体表面のエバネセント光を増倍して情報を得る。
また、これを用いて近視野光学顕微鏡を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近接場光を利用し
て高速に情報を検出する光学情報システムに関する。さ
らにこの光学情報システムを用い、被検体表面の光学情
報を検知する近視野光学顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録の大容量化にともない高密度記
録が要求されているが、従来のCD−ROMや光磁気記
録装置などの光記録において、光の回折限界のために記
録密度は原理的な限界に達しつつある。
【0003】光の回折限界を超える記録密度を達成する
ために、近年、微小開口からの近接場光を用いた光記録
/再生方法が検討されている。図8は、微小開口からの
近接場光を用いた従来の光学情報システムの要部を示す
構成図である。図において、1は光ファイバー、2は光
ファイバー1を被覆する金属、3は励起用光源、4は記
録媒体、6はミラー、7は光検出器、8は信号光、9は
レンズ、10は光ファイバー1と金属2からなる光ファ
イバープローブである。この光ファイバープローブ10
は、例えばアルミニウムなどの金属2で被覆されたNd3+
ドープ光ファイバー1で構成され、その一端の記録媒体
4に対向させる部分の先端が尖鋭化され、微小開口を構
成している。この開口径は光の波長より小さく、例えば
100nm程度で構成されている。励起用光源3からの
光を光ファイバーカップラのレンズ9を介して、光ファ
イバープローブ10の記録媒体4と対向する端部とは反
対側の端部に入射する。このとき尖鋭化したファイバー
端の微小開口から微小開口の径程度の領域に近接場光が
エバネセント光として出るようになる。この状態で光フ
ァイバープローブ10の先端を微小開口の大きさ程度の
距離で記録媒体4に近接させると、エバネセント光は記
録媒体4の表面の凹凸で反射され、さらに光ファイバー
プローブ10の先端の微小開口を介して光ファイバープ
ローブ10の内部を伝搬する。ここで、光ファイバープ
ローブ10は、Ndドープのため、1.06μm付近の波
長の光に対して自然放出による発光および誘導放出によ
る利得をもつ。従って、近接場光は増倍されて光ファイ
バープローブ10の他端まで伝搬して出射し、ミラー6
で反射されて信号光8として取り出される。この信号光
8の強さを光検出器7で計測すれば、記録媒体4の表面
の凹凸の情報を得ることができる。このような光ファイ
バープローブを用いた近接場光は、通常の光の波長より
も一桁程度高い空間分解能を有する。
【0004】この微小開口からの近接場光は、これまで
に、通常の光学顕微鏡よりも分解能の高い近視野光学顕
微鏡としての応用が図られた。ピエゾ素子の帰還制御に
よる通常の走査トンネル顕微鏡の探針保持技術を光ファ
イバープローブの保持に用いることにより近視野光学顕
微鏡が構成されている。この応用に関しては、例えば、
アプライドフィジックスレターズ 60巻,第2484
頁〜第2486頁(1992年)に記載されている。
【0005】また、この微小開口からの近接場光を用い
て、光磁気記録媒体に対して記録/再生を行なうことも
試みられている。上記の近視野光学顕微鏡により走査を
行なって、光磁気媒体の特定の位置に光ファイバープロ
ーブを固定して近接場光を照射することによってビット
の書き込みがなされている。この応用に関しては、例え
ば、アプライドフィジックスレターズ 61巻,第14
2頁〜第144頁(1992年)に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような近視野光
学顕微鏡や光記録装置では、光源として小型の固体レー
ザーである半導体レーザーを用いることの利点が大き
く、この場合入射光の強度は、高々数十mW程度にな
る。また光ファイバープローブに入射する光は、出射す
る近接場光との結合効率(エバネセント光への変換効
率)が小さく、多くの場合、光強度比で10の5乗分の
1程度である。そのため現状では、光源に半導体レーザ
ーを用いる場合、近接場光の強度は、nWからμWの微
弱なものとなってしまう。また、金属被覆して反射率の
高い記録媒体表面からの近接場光の反射を光学的利得を
有する光ファイバーを用いて増幅する方法が提案されて
おり、アプライドフィジックスレターズ 63巻,第3
550頁〜第3552頁(1993年)に記載されてい
る。
【0007】この方法で得られる信号の周波数帯域f
は、下式によって演算することにより見積もられる。こ
こで、R1 ,R2 はそれぞれ光ファイバー端面での反射
率、rは光ファイバープローブの励起強度と発振閾値の
励起強度の比、Lは光ファイバーで構成されるキャビテ
ィーの長さ、τは光ファイバープローブの励起状態の自
然放出の寿命である。Nd3+をドープした光ファイバーを
用いた例では、励起状態の寿命が長いため、得られる信
号の周波数帯域fは100kHz程度の小さな値にとど
まり、高速化には不十分である。
【0008】
【数1】
【0009】一般に大容量記録では、記録の高密度化と
同時に高速の書き込み/読み出しが必要であるが、上記
の従来技術では、記録の高密度化は達成できても、検出
または照射する光強度が小さく、高速の書き込み/読み
出しは不可能である。
【0010】本発明の目的は、近接場光を用いた光学情
報システムにおいて、高密度記録の特徴を生かしなが
ら、大きな記録容量に見合う十分に高速の記録再生を実
現することにある。さらに、本発明の目的は、近接場光
を用いた近視野光学顕微鏡において、検出光量を増大
し、S/N比の向上した信号検出方式を実現することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成に係
る光学情報システムは上記のような課題を解決するため
になされたもので、表面の微小構造に情報を記録した記
録媒体を光照射して記録媒体表面にエバネセント光を存
在させておき、そのエバネセント光の振動数に対して光
学的利得を有する光プローブを記録媒体表面に近接させ
てエバネセント光を検知し、光プローブにより記録媒体
表面のエバネセント光を増倍して記録媒体表面の光学情
報を得ることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の第2の構成に係る光学情報
システムは、第1の構成の光学情報システムにおいて、
光学的利得を有する光プローブとして尖鋭化した先端を
有するドープ光ファイバーを用いることを特徴とするも
のである。
【0013】また、本発明の第3の構成に係る光学情報
システムは、第1の構成の光学情報システムにおいて、
光学的利得を有する光プローブとして微小開口部を設け
た半導体レーザーを用いることを特徴とするものであ
る。
【0014】また、本発明の第4の構成に係る光学情報
システムは、第1の構成の光学情報システムにおいて、
光学的利得を有する光プローブとして尖鋭化した先端を
有する光ファイバーとこれに接続されたファイバー光増
幅器を用いることを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の第5の構成に係る光学情報
システムは、第1の構成の光学情報システムにおいて、
光学的利得を有する光プローブを複数個備え、光プロー
ブは記録媒体表面の互いに異なる領域の光学情報を得る
ことを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の第6の構成に係る近視野光
学顕微鏡は、被検体を光照射して被検体表面にエバネセ
ント光を存在させておき、そのエバネセント光の振動数
に対して光学的利得を有する光プローブを被検体表面に
近接させてエバネセント光を検知し、光プローブにより
被検体表面のエバネセント光を増倍して被検体表面の光
学情報を得ることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の実施の形態1による光学情報シ
ステムの構成を図1に示す。図1は光ファイバープロー
ブを用いた光学情報システムとして、例えば光記録装置
の構成を示す。図において、1は光ファイバー、2は光
ファイバー1を被覆する金属、3は励起用光源、4は記
録媒体、5は照射光、6はミラー、7は光検出器、8は
信号光、9はレンズ、10は光ファイバー1と金属2か
らなる光ファイバープローブである。
【0018】この光ファイバープローブ10は、例えば
アルミニウムなどの金属2で被覆されたNd3+ドープ光フ
ァイバー1で構成され、その一端の記録媒体4に対向さ
せる部分の先端が尖鋭化され、微小開口を構成してい
る。この開口径は光の波長より小さく、例えば100n
m程度で構成されている。励起用光源3からの光を光フ
ァイバーカップラのレンズ9を介して、光ファイバープ
ローブ10の記録媒体4と対向する端部とは反対側の端
部に入射する。励起用光源3は、Ndドープ光ファイバー
の場合には発振波長約780nmの半導体レーザーを用
いるが、光ファイバープローブ10を有効に励起できる
光源であればこれに限るものではない。光ファイバープ
ローブ10は、Ndドープのため、1.06μm付近の波
長の光に対して自然放出による発光および誘導放出によ
る利得をもつ。
【0019】記録媒体4の裏側から、光ファイバープロ
ーブ10が光学的利得を有する波長の照射光5を照射す
ることにより、表面の微小凹凸に情報を記録した記録媒
体4の表面に近接場光が存在するようにできる。この実
施の形態では波長1.06μmの照射光3を用い、記録
媒体4の表面で焦点をむすぶように光学系により集光さ
れる。照射光3の強度は、数mWの大きさである。この
状態で光ファイバープローブ10の先端を微小開口の大
きさ程度の距離で記録媒体4に近接させると、光ファイ
バープローブ10の先端の微小開口を介して、記録媒体
4の近接場光が光ファイバープローブ10の内部を伝搬
する。近接場光は光ファイバープローブ10の他端まで
伝搬して出射し、ミラー6で反射されて信号光8として
取り出される。この信号光8の強さを光検出器7で計測
する。
【0020】光ファイバープローブ10の内部に伝搬し
た記録媒体4からの近接場光は、以下のような特徴を有
する。信号光8の強度は、光ファイバープローブ10の
先端が記録媒体4の表面の凸部に対向する場合に、凹部
に対向する場合よりも大きくなる。これは、記録媒体4
の表面の近接場光がエバネセント光であり、記録媒体4
の表面から100nm程度以上遠ざかると指数関数的に
急激に信号光8の強度が減少するためである。このよう
に記録媒体4の表面の近接場光を光ファイバープローブ
10の内部に伝搬させ、ここで増倍されて他端部から出
射する光の強度の変化を信号光8とすることにより、記
録媒体4の表面の凹凸の情報を得ることができる。ここ
で、記録媒体4への照射光5の照射方向を傾斜させ、記
録媒体4表面で全反射させると、光ファイバープローブ
10への入射光を殆どエバネセント光のみとすることが
できるので、S/N比を大きくすることができる。
【0021】この実施の形態の信号検出方法によれば、
微小開口近傍では微弱であった光が、光ファイバープロ
ーブ10の内部を伝搬する過程で、誘導放出によって強
度が増大し、光検出器7で検出される信号光8は1mW
程度以上の強度になる。また、励起用光源3の強度や照
射光5の強度を調節し、光ファイバープローブ10内で
の増倍作用が飽和しない範囲で照射光5の強度を大きく
することによって、記録媒体4の表面の凹凸を反映した
信号光8の強度差を最大にすることができる。さらに信
号光8の応答速度は、従来技術による光ファイバープロ
ーブから照射され、記録媒体表面で反射された近接場光
に比べて、本発明での記録媒体表面での近接場光の強度
が大きいため、光強度の立ち上がりに要する時間が短く
なり応答周波数帯域が向上する。図2は、信号光8の強
度を縦軸、時間を横軸にプロットしたもので、微小開口
での光強度が大きければ、信号光8の立ち上がり時間が
短くなることを示している。信号光8は光ファイバー1
の端部から出射して、ミラー6で励起光と分離される。
このような信号光8は、光検出器7によりS/N比の良
好な信号として検出できる。
【0022】記録媒体4表面の凹凸列に対して近視野光
学顕微鏡の機構を用いて光ファイバープローブ10を走
査する場合、検出信号は、記録媒体4表面の凹凸に対応
した時系列信号となるが、上記のように十分な信号強度
および応答速度を有するために、従来装置の100kH
zに対してMHz以上の高速読みとりが可能になる。記
録媒体4表面の凹凸は、光ファイバープローブの先端の
尖鋭度の程度100nmにまで微細化できる。このよう
にして高密度かつ高速読みとりの光記録装置が構成でき
る。
【0023】また、情報記録媒体4として表面に微小凹
凸を有するディスクを使用し、光ファイバープローブ1
0を近接型信号検出ヘッドとして用いることにより、デ
ィスク型光記録装置を構成できる。この場合、光ファイ
バープローブ10は、例えば浮上式スライダーに設置す
るか、または、ピエゾ素子などによって、ディスクとの
間隔を保持する。ディスクとの間隔は、光ファイバープ
ローブ10が、記録媒体4表面の近接場光を効率よく検
知できる距離、例えば50〜100nmにする。光ファ
イバープローブ10の先端がディスクの表面に近接して
いる場所に、ディスクの裏面から光を照射しディスクの
表面に近接場光を発生させることにより、上記の機構で
高密度かつ高速読みとりの光記録装置を構成できる。
【0024】また、Nd3+ドープ以外でも、蛍光性の材料
をドープした光ファイバーであれば光プローブとして使
用することができる。この場合には、励起用光源を励起
に適した波長をもつものに選択する。短波長で動作する
方が、光ファイバープローブにおける近接場光の結合効
率が向上するため、記録媒体4への照射光の強度を小さ
くできる利点がある。
【0025】このように、記録媒体4の面上にエバネセ
ント光を存在させておき、そのエバネセント光の振動数
に対して光学的利得を有する光プローブを用いて記録媒
体4表面のエバネセント光を検知することにより、記録
媒体4表面のエバネセント光が増倍して得られる。この
時、記録媒体4表面から光ファイバー内部に伝搬してい
くエバネセント光の強度が、従来の記録媒体表面にエバ
ネセント光をあらかじめ存在させない方法に比較して大
きいため、光強度の増幅にともなう光ファイバープロー
ブの励起状態の誘導放出を速やかに起こすことができ
る。これにより、情報再生信号のS/N比が大きく向上
し、信号の周波数帯域が、励起状態の寿命の長さによっ
て制限されず、高い周波数帯域を実現でき、その結果、
従来の磁気記録装置等と同等以上の信号再生速度をもつ
超高密度記録装置が実現できる。
【0026】また、光ファイバープローブを利用した近
視野光学顕微鏡においても同様の信号検出方法を採用す
ることにより、走査速度を向上させることができる。な
お、ここでは、凹凸情報を検出するものとして説明した
が、エバネセント光の量を変調する他の光学的特徴、例
えば透過率、反射率、屈折率、電気双極子等の光学情報
の検出にも使用できる。
【0027】実施の形態2.本発明の実施の形態2によ
る光学情報システムの構成を図3に示す。この実施の形
態は実施の形態1で説明した光記録装置において、光プ
ローブとして光ファイバープローブに代えて、金属2で
被覆され微小開口3を形成した半導体レーザープローブ
11を用いるものである。半導体レーザーとしては、I
nPGaAs系の発振波長約1.5μmの素子の他、7
80nmのGaAlAs系素子、480nmのZnSe
系素子など電流注入型でレーザー発振する素子であれば
適用できる。この実施の形態では780nmの半導体レ
ーザーを用いている。半導体レーザーの共振器を形成す
る1対の鏡面のうち一方の鏡面に、例えば100nm程
度の微小開口を形成する。半導体レーザーにレーザー発
振の閾値程度の大きさの電流を流すことによって、実施
の形態1の光ファイバープローブを用いた場合と同様の
光学的利得を有する状態を作ることができる。半導体レ
ーザーを用いる場合は、励起用光源を用いる必要がない
ため、全体の構成が簡単になる。
【0028】実施の形態1と同様、記録媒体4の表面に
微小凹凸が形成されて情報が記録されている。記録媒体
4の裏側から半導体レーザーの波長の照射光5を照射す
ることにより、記録媒体4の表面にエバネセント光が存
在するようにできる。この実施の形態では、波長780
nmの照射光5を用い、記録媒体4の表面で焦点をむす
ぶように光学系で集光される。照射光5の強度は、数m
Wの大きさである。この状態で半導体レーザープローブ
11の先端を微小開口の大きさ程度の距離、例えば50
〜100nmで記録媒体4に近接させると、半導体レー
ザープローブ11の先端の微小開口を介して記録媒体の
近接場光が半導体レーザープローブ11の内部に伝搬す
る。半導体レーザーでは、出力の変調周波数帯域がドー
プ光ファイバーより大きく、高速性に関しては、GHz
まで応答できる。さらに、実施の形態1と同様の機構に
よって走査速度のより速い表面観察および記録媒体表面
に記録された情報のより高速な読みとりが実現できる。
【0029】また、情報記録媒体4に表面に微小凹凸を
有するディスクを使用し、半導体レーザープローブ11
を近接型信号検出ヘッドとして用いることにより、ディ
スク型光記録装置を構成できる。この場合、半導体レー
ザープローブ11は、例えば浮上式スライダーに設置す
るか、または、ピエゾ素子などによって、ディスクとの
間隔を保持する。この間隔は、半導体レーザープローブ
11が、記録媒体表面の近接場光を効率よく検知できる
距離、例えば50〜100nmにする。半導体レーザー
プローブ11の先端がディスクの表面に近接している場
所にディスクの裏面から光を照射し、ディスクの表面に
近接場光を発生させることにより、上記の機構で高密度
かつ高速読みとりの光記録装置を構成できる。
【0030】実施の形態3.本発明の実施の形態3によ
る光学情報システムの構成を図4に示す。図4は実施の
形態1で述べた光ファイバープローブを近視野光学顕微
鏡に用いるものである。図において、14は顕微鏡の被
検体であり、光ファイバープローブ10は、実施の形態
1と同様の構造である。即ち、アルミニウムなどの金属
2で被覆されたNd3+ドープ光ファイバー1で構成され、
先端が尖鋭化されて100nm程度の微小開口を構成し
ている。励起用光源3からの光を光ファイバーカップラ
のレンズ9を介して光ファイバープローブ10に入射す
る。励起用光源3は、発振波長約780nmの半導体レ
ーザーを用いるが、光ファイバープローブ10を有効に
励起できる光源であれば他の半導体レーザーも使用でき
る。光ファイバープローブ10は、Ndドープのため、
1.06μm付近の波長の光に対して自然放出による発
光および誘導放出による利得をもつ。
【0031】被検体14の裏側から照射光5を照射す
る。照射光5の波長は、光ファイバープローブ10が光
学的利得を有するものとし、例えば波長1.06μmの
照射光5を用いる。この照射光5によって、被検体14
の表面の微小凹凸に対応した近接場光が存在するように
できる。照射光5は、被検体表面で焦点をむすぶように
光学系で集光される。照射光5の強度は、数mWの大き
さである。この状態で光ファイバープローブ10の先端
を微小開口の大きさ程度の距離で被検体14に近接させ
ると、光ファイバープローブ10の先端の微小開口を介
して被検体の近接場光が光ファイバープローブ10内部
に伝搬する。
【0032】光ファイバープローブ10の内部に伝搬し
た被検体の近接場光は、光ファイバープローブ10の先
端が被検体14の表面の凸部に対向する場合に、凹部に
対向する場合よりも大きくなる。これは、被検体14の
表面の近接場光がエバネセント光であり、被検体14の
表面から100nm程度以上遠ざかると指数関数的に急
激に信号光8の強度が減少するためである。このように
被検体14の表面の近接場光を光ファイバープローブ1
0の内部に伝搬させ、ここで増倍されて端部から出射す
る光の強度の変化を信号光8とする。この信号光8から
制御回路12を介して、プローブ位置制御用ピエゾ素子
13を制御しながら被検体14の表面を走査することに
より、被検体14の表面の凹凸の情報を得ることができ
る。
【0033】この実施の形態の信号検出方法によれば、
光ファイバープローブ10の内部を伝搬する過程で、微
小開口近傍では微弱であった信号光8が誘導放出によっ
て強度が増大し、1mW程度以上の強度になる。また、
光ファイバープローブ10の励起用光源の強度と被検体
14表面に近接場光を発生させるための照射光5の強度
を調節し、光ファイバープローブ10内での増倍作用が
飽和しない範囲で照射光5の強度を大きくすることによ
り、被検体14の表面の凹凸を反映した信号光8の強度
差を最大にすることができる。さらに信号光8の応答速
度は、従来技術における微小開口付近での反射光よりも
被検体14表面の凹凸からの近接場光による入射光の方
が強度が大きいため、光強度の立ち上がりに要する時間
が短くなり応答周波数帯域が向上する。図2に示すよう
に、微小開口での光強度が大きければ、信号光8の立ち
上がり時間が短くなる。信号光8は光ファイバー1の一
端から出射してミラー6で励起光と分離される。このよ
うな信号光8は、光検出器7によりS/N比の良好な信
号として検出できる。
【0034】被検体14の表面の凹凸列に対して近視野
光学顕微鏡の機構を用いて光ファイバープローブ10を
走査する場合、検出信号は、被検体14表面の凹凸に対
応した時系列信号となるが、上記のように十分な信号強
度および応答速度を有するため、従来装置の100kH
zに対してMHz以上の高速読みとりが可能になる。こ
のようにして高速に走査できる近視野光学顕微鏡が構成
できる。
【0035】なお、Nd3+ドープ以外でも、蛍光性の材料
をドープした光ファイバーであればプローブとして使用
することができる。この場合には、励起用光源を励起に
適した波長をもつものに選択する。短波長で動作する方
が、光ファイバープローブ10における近接場光の結合
効率が向上するため被検体への照射光の強度を小さくで
きる利点がある。
【0036】実施の形態4.本発明の実施の形態4によ
る光学情報システムの構成を図5に示す。この実施の形
態は実施の形態1で説明した光記録装置において、プロ
ーブとして石英ガラスなどの通常の光ファイバーの先端
を先鋭化した光ファイバープローブ17を使用し、これ
にファイバー光増幅器15を接続して用いるものであ
る。ファイバー光増幅器15としては、エルビウムドー
プファイバーを用いた増幅器やフッ化物ガラスにErや
Prなどの希土類をドープしたファイバーを用いた光増
幅器を適用できる。この実施の形態ではエルビウムドー
プファイバー光増幅器(EDFA光増幅器)を用いてい
る。EDFA光増幅器15の励起光源には、波長1.4
8μmまたは0.98μmの半導体レーザーを用いる。
半導体レーザーの出力として100mW以上の光強度で
励起すると、実施の形態1の光ファイバープローブを用
いた場合と同様の光学的利得を有する状態を作ることが
できる。増幅の利得は30dB以上の値が得られる。信
号光を光増幅後、光検出器7で検出する前に狭帯域のバ
ンドパスフィルター16を設けることにより、高S/N
比の増幅が可能になる。
【0037】実施の形態1と同様、記録媒体4の表面に
微小凹凸が形成されて情報が記録されている。記録媒体
4の裏側から半導体レーザーの照射光5を照射すること
により、記録媒体4の表面にエバネセント光が存在する
ようにできる。この実施の形態では、EDFA光増幅器
15の特性に合わせて波長1.55μmの照射光5を用
い、記録媒体4の表面で焦点をむすぶように光学系で集
光される。この際、照射光源には、例えば分布帰還型の
半導体レーザーなどの発振波長幅が狭い半導体レーザー
を用いることが高S/N比の検出のために必要である。
半導体レーザーは正確に温度制御し、発振波長が移動し
ないようにする。照射光5の強度は、数mWの大きさで
ある。
【0038】この状態で光ファイバープローブ17の先
端を微小開口の大きさ程度の距離、例えば50〜100
nmで記録媒体4に近接させると、光ファイバープロー
ブ17の先端の微小開口を介して記録媒体4の近接場光
が光ファイバープローブ17の内部に伝搬し、EDFA
光増幅器15に導かれる。EDFA光増幅器15を用い
る場合、信号光を増幅できる周波数帯域は原理上THz
以上あり十分大きい。このため光検出器7により検出さ
れる信号の実際の周波数帯域は、光増幅過程ではなく光
検出器7の受信周波数帯域により制限され、通常1GH
z程度になる。さらに、実施の形態1と同様の機構によ
って走査速度のより速い表面観察および記録媒体表面に
記録された情報のより高速な読みとりが実現できる。ま
た、微小開口を設けた光プローブとそれに接続された光
増幅器を用いる場合、常にレーザー非発振の状態を維持
して動作させるため、検知するエバネセント光の光強度
をレーザー発振の閾値近傍にする必要がなくなり、実施
の形態1と比較して、検知するエバネセント光の光強度
の許容範囲を大きくすることができる。
【0039】実施の形態5.本発明の実施の形態3によ
る光学情報システムの構成を図6に示す。図6は実施の
形態4で述べた光ファイバープローブを近視野光学顕微
鏡に用いるものである。図において、14は顕微鏡の被
検体であり、光ファイバープローブ17は、実施の形態
4と同様の構造である。
【0040】被検体14の裏側から照射光5を照射す
る。照射光5の波長は、光ファイバープローブ10が光
学的利得を有するものとし、例えば波長1.55μmの
照射光5を用いる。この照射光5によって、被検体14
の表面の微小凹凸に対応した近接場光が存在するように
できる。照射光5は、被検体表面で焦点をむすぶように
光学系で集光される。照射光5の強度は、数mWの大き
さである。この状態で光ファイバープローブ17の先端
を微小開口の大きさ程度の距離で被検体14に近接させ
ると、光ファイバープローブ17の先端の微小開口を介
して被検体14の近接場光が光ファイバープローブ17
内部に伝搬する。
【0041】光ファイバープローブ17の内部に伝搬し
た被検体14の近接場光は、光ファイバープローブ17
の先端が被検体14の表面の凸部に対向する場合に、凹
部に対向する場合よりも大きくなる。これは、被検体1
4の表面の近接場光がエバネセント光であり、被検体1
4の表面から100nm程度以上遠ざかると指数関数的
に急激に信号光8の強度が減少するためである。このよ
うに被検体14の表面の近接場光を光ファイバープロー
ブ17の内部に伝搬させ、ここで増倍されて端部から出
射する光の強度の変化を信号光8とし、信号光8から制
御回路12を介して、プローブ位置制御用ピエゾ素子1
3を制御しながら被検体14の表面を走査することによ
り、被検体14の表面の凹凸の情報を得ることができ
る。
【0042】本実施の形態による信号検出方法によれ
ば、光ファイバープローブ17の内部を伝搬する過程
で、微小開口近傍では微弱であった信号光8が誘導放出
によって強度が増大し、1mW程度以上の強度になる。
このような信号光8は、光検出器7によりS/N比の良
好な信号として検出できる。
【0043】また、被検体14の表面の凹凸列に対して
近視野光学顕微鏡の機構を用いて光ファイバープローブ
17を走査する場合、検出信号は、被検体14表面の凹
凸に対応した時系列信号となるが、上記のように十分な
信号強度および応答速度を有するため、従来装置の10
0kHzに対してMHz以上の高速読みとりが可能にな
る。このようにして高速に走査できる近視野光学顕微鏡
が構成できる。
【0044】実施の形態6.本発明の実施の形態6によ
る光学情報システムの構成を図7に示す。本実施の形態
は実施の形態1で説明した光記録装置において、前記の
光学的利得を有する光ファイバープローブ10を複数、
この場合は2個用いることにより、高速の信号検出を行
う。
【0045】光プローブは、記録媒体4の表面に微小凹
凸などによって記録されている情報を表面に存在するエ
バネッセント光の検出によって読み出す。複数の光プロ
ーブを使用し異なる領域の情報を同時に検出することに
より、情報の読みとり速度を1個の光プローブを使用す
る場合に比べて向上させることができる。
【0046】記録媒体4の裏側から、光ファイバープロ
ーブ10が光学的利得を有する波長の照射光5を2箇所
に照射することにより、表面の微小凹凸に情報を記録し
た記録媒体4の表面の2箇所の領域に近接場光が存在す
るようにできる。波長1.06μmの照射光3を用い、
ビームスプリッター18で2本に分離して、記録媒体4
の表面の2箇所で焦点をむすぶように光学系により集光
する。この状態で2個の光ファイバープローブ10の先
端を微小開口の大きさ程度の距離で記録媒体4のそれぞ
れの位置に近接させると、光ファイバープローブ10の
先端の微小開口を介して、記録媒体4の近接場光が光フ
ァイバープローブ10の内部を伝搬する。近接場光は光
ファイバープローブ10の他端まで伝搬して出射し、ミ
ラー6で反射されて信号光8として取り出される。この
信号光8の強さを光検出器7で計測する。
【0047】本実施の形態では、2個の光プローブを使
用し異なる領域の情報を同時に検出することにより、情
報の読みとり速度を1個の光プローブを使用する場合に
比べて向上させることができる。なお、光ファイバープ
ローブ10の個数は2個に限るものではなく、3個以上
設けることにより、さらに高速に情報を読みとることが
できる。また、実施の形態1で示した光ファイバープロ
ーブ10を用いる代わりに、実施の形態2,実施の形態
4で示したいずれのプローブを複数個備える構成にして
もよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1ないし第3
のいずれかの構成によれば、表面の微小構造に情報を記
録した記録媒体を光照射して記録媒体表面にエバネセン
ト光を存在させておき、そのエバネセント光の振動数に
対して光学的利得を有する光プローブを記録媒体表面に
近接させてエバネセント光を検知し、光プローブにより
記録媒体表面のエバネセント光を増倍して記録媒体表面
の光学情報を得ることにより、光プローブからの信号再
生方法として記録媒体表面のエバネセント光が増倍され
て得られ、S/N比が良く高速な光信号検出が行え、高
密度かつ高速な信号読み出しのできる光学情報システム
が得られる。
【0049】また、本発明の第4の構成によれば、微小
開口を設けた光プローブとそれに接続された光増幅器を
備えたので、第1の構成による効果に加え、検知するエ
バネセント光の光強度の許容範囲を大きくすることがで
きる光学情報システムが得られる。
【0050】また、本発明の第5の構成による光学情報
システムによれば、光学的利得を有する光プローブを複
数個備え、光プローブは前記記録媒体表面の互いに異な
る領域の光学情報を得ることを特徴とすることにより、
第1の構成による効果に加え、1個の光プローブを使用
する場合に比べて情報の読みとり速度を向上させること
ができる光学情報システムが得られる。
【0051】また、本発明の第6の構成によれば、被検
体を光照射して被検体表面にエバネセント光を存在させ
ておき、そのエバネセント光の振動数に対して光学的利
得を有する光プローブを被検体表面に近接させてエバネ
セント光を検知し、光プローブにより被検体表面のエバ
ネセント光を増倍して被検体表面の光学情報を得るの
で、S/N比が良く高速な光信号検出が行え、高密度か
つ高速な信号読み出しのできる光記録装置および高速に
走査できる近視野光学顕微鏡が構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による光ファイバープ
ローブを用いた光記録装置を示す構成図である。
【図2】 信号光強度に対する応答時間を示す特性図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態2による半導体レーザー
プローブを用いた光記録装置を示す構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態3による光ファイバープ
ローブを用いた近視野光学顕微鏡を示す構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態4による光ファイバープ
ローブを用いた光記録装置を示す構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態5による光ファイバープ
ローブを用いた近視野光学顕微鏡を示す構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態6による複数の光ファイ
バープローブを用いた光記録装置を示す構成図である。
【図8】 従来の光ファイバープローブを用いた光記録
装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 光ファイバー、2 金属、3 励起用光源、4 記
録媒体、5 照射光、6 ミラー、7 光検出器、8
信号光、9 レンズ、10 光ファイバープローブ、1
1 半導体レーザープローブ、12 制御回路、13
プローブ位置制御用ピエゾ素子、14 被検体、15
ファイバー光増幅器、16 バンドパスフィルター、1
7 光ファイバープローブ、18 ビームスプリッタ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01N 21/27 G01N 21/27 E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の微小構造に情報を記録した記録媒
    体を光照射して記録媒体表面にエバネセント光を存在さ
    せておき、そのエバネセント光の振動数に対して光学的
    利得を有する光プローブを前記記録媒体表面に近接させ
    て前記エバネセント光を検知し、前記光プローブにより
    前記記録媒体表面のエバネセント光を増倍して前記記録
    媒体表面の光学情報を得ることを特徴とする光学情報シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学情報システムにおい
    て、光学的利得を有する光プローブとして尖鋭化した先
    端を有するドープ光ファイバーを用いることを特徴とす
    る光学情報システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光学情報システムにおい
    て、光学的利得を有する光プローブとして微小開口部を
    設けた半導体レーザーを用いることを特徴とする光学情
    報システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光学情報システムにおい
    て、光学的利得を有する光プローブとして尖鋭化した先
    端を有する光ファイバーとこれに接続されたファイバー
    光増幅器を用いることを特徴とする光学情報システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光学情報システムにおい
    て、前記の光学的利得を有する光プローブを複数個備
    え、前記光プローブは前記記録媒体表面の互いに異なる
    領域の光学情報を得ることを特徴とする光学情報システ
    ム。
  6. 【請求項6】 被検体を光照射して被検体表面にエバネ
    セント光を存在させておき、そのエバネセント光の振動
    数に対して光学的利得を有する光プローブを前記被検体
    表面に近接させて前記エバネセント光を検知し、前記光
    プローブにより前記被検体表面のエバネセント光を増倍
    して前記被検体表面の光学情報を得ることを特徴とする
    近視野光学顕微鏡。
JP8335541A 1995-12-19 1996-12-16 光学情報システムおよび近視野光学顕微鏡 Pending JPH09231608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8335541A JPH09231608A (ja) 1995-12-19 1996-12-16 光学情報システムおよび近視野光学顕微鏡

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33033995 1995-12-19
JP7-330339 1995-12-19
JP8335541A JPH09231608A (ja) 1995-12-19 1996-12-16 光学情報システムおよび近視野光学顕微鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09231608A true JPH09231608A (ja) 1997-09-05

Family

ID=26573498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8335541A Pending JPH09231608A (ja) 1995-12-19 1996-12-16 光学情報システムおよび近視野光学顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09231608A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999044198A1 (fr) * 1998-02-25 1999-09-02 Seiko Instruments Inc. Tete de memoire optique dans le champ proche
WO1999049462A1 (fr) * 1998-03-24 1999-09-30 Seiko Instruments Inc. Tete optique a champ proche
WO1999049463A1 (fr) * 1998-03-24 1999-09-30 Seiko Instruments Inc. Tete optique en champ proche
EP0996117A1 (en) * 1998-05-11 2000-04-26 Seiko Instruments Inc. Near field optical head and reproduction method
EP1018728A1 (en) * 1999-01-08 2000-07-12 Fujitsu Limited Optical head, optical part, and optical memory apparatus
JP2002014037A (ja) * 2000-04-26 2002-01-18 Fuji Photo Film Co Ltd 光断層画像化装置
JP2002197652A (ja) * 2000-12-22 2002-07-12 Korea Electronics Telecommun 高密度情報記録再生装置
JP2006138633A (ja) * 2004-10-15 2006-06-01 Olympus Corp 光学系及び光学装置
JP2007109403A (ja) * 1999-01-29 2007-04-26 Ricoh Co Ltd 情報記録再生装置
JP2007536534A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 ヘルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 少量の液状媒体を光によって分析または吸光測定するための装置
JP2008309684A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Toyota Motor Corp 近接場分光分析用の試料測定基板
JP2010286309A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Toshiba Corp ナノインプリント用テンプレートの検査方法
JP2010541017A (ja) * 2007-10-04 2010-12-24 ユニヴァーシティ オブ ワシントン 走査ファイバ装置における歪みの低減
JP2011097986A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Olympus Corp 光スペクトル検出方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999044198A1 (fr) * 1998-02-25 1999-09-02 Seiko Instruments Inc. Tete de memoire optique dans le champ proche
US6376827B1 (en) * 1998-02-25 2002-04-23 Seiko Instruments Inc. Near field optical memory head
WO1999049462A1 (fr) * 1998-03-24 1999-09-30 Seiko Instruments Inc. Tete optique a champ proche
WO1999049463A1 (fr) * 1998-03-24 1999-09-30 Seiko Instruments Inc. Tete optique en champ proche
US6625109B1 (en) * 1998-03-24 2003-09-23 Seiko Instruments Inc. Near-field optical head and head support assembly having near-field optical head
EP0996117A1 (en) * 1998-05-11 2000-04-26 Seiko Instruments Inc. Near field optical head and reproduction method
EP0996117A4 (en) * 1998-05-11 2004-03-24 Seiko Instr Inc OPTICAL NEAR FIELD HEAD AND PLAYBACK METHOD
US6611488B1 (en) 1999-01-08 2003-08-26 Fujitsu Limited Optical head, optical part, and optical memory apparatus having controlled optical intensity
EP1018728A1 (en) * 1999-01-08 2000-07-12 Fujitsu Limited Optical head, optical part, and optical memory apparatus
JP2007109403A (ja) * 1999-01-29 2007-04-26 Ricoh Co Ltd 情報記録再生装置
JP2002014037A (ja) * 2000-04-26 2002-01-18 Fuji Photo Film Co Ltd 光断層画像化装置
JP2002197652A (ja) * 2000-12-22 2002-07-12 Korea Electronics Telecommun 高密度情報記録再生装置
JP2007536534A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 ヘルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 少量の液状媒体を光によって分析または吸光測定するための装置
JP2006138633A (ja) * 2004-10-15 2006-06-01 Olympus Corp 光学系及び光学装置
JP2008309684A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Toyota Motor Corp 近接場分光分析用の試料測定基板
JP2010541017A (ja) * 2007-10-04 2010-12-24 ユニヴァーシティ オブ ワシントン 走査ファイバ装置における歪みの低減
JP2010286309A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Toshiba Corp ナノインプリント用テンプレートの検査方法
JP2011097986A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Olympus Corp 光スペクトル検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3280165B2 (ja) サンプルの表面から情報を収集する装置と方法
JPH09231608A (ja) 光学情報システムおよび近視野光学顕微鏡
US5272330A (en) Near field scanning optical microscope having a tapered waveguide
US5288996A (en) Near-field optical microscopic examination of genetic material
US5859814A (en) Magneto-optic recording system and method
US5288999A (en) Manufacturing method including near-field optical microscopic examination of a semiconductor wafer
Betzig et al. Fiber laser probe for near‐field scanning optical microscopy
US5286970A (en) Near field optical microscopic examination of a biological specimen
US7068911B2 (en) Optical probe and optical pick-up apparatus
US5288997A (en) Manufacturing method, including near-field optical microscopic examination of a magnetic bit pattern
WO1998018122A9 (en) Magneto-optic recording system and method
EP0688014B1 (en) Optical head using evanscent light and optical data recording/reproducing apparatus
Zhu et al. Coherent optical memory based on a laser-written on-chip waveguide
JPH09237914A (ja) 光検出装置
JPS6290618A (ja) 光変調装置
US7312445B2 (en) Pyramid-shaped near field probe using surface plasmon wave
JP3267992B2 (ja) 近距離場走査光学顕微鏡及びその用途
WO1999044198A1 (fr) Tete de memoire optique dans le champ proche
US7327665B2 (en) Optical fiber probe using an electrical potential difference and an optical recorder using the same
JP4201929B2 (ja) 情報記録媒体、情報再生装置および情報記録再生装置
US6304522B1 (en) Data medium optical recording/reading device
JP2941911B2 (ja) 反射型光走査トンネル顕微鏡
JPH0922538A (ja) エバネセント光ヘッド及び光情報記録再生装置
JP4034141B2 (ja) エバネッセント波を利用した光距離制御方法
JPH08306062A (ja) 光ヘッド及び光情報記録再生装置