JPH11338454A - オンスクリーンディスプレイ回路 - Google Patents

オンスクリーンディスプレイ回路

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JPH11338454A
JPH11338454A JP10139760A JP13976098A JPH11338454A JP H11338454 A JPH11338454 A JP H11338454A JP 10139760 A JP10139760 A JP 10139760A JP 13976098 A JP13976098 A JP 13976098A JP H11338454 A JPH11338454 A JP H11338454A
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JP
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bit
screen
osd
screen display
bitmap
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JP10139760A
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Hiroyasu Noda
博康 野田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンスクリーンディスプレイ機能を実現する
ためのメモリを減少できるオンスクリーンディスプレイ
回路を提供する。 【解決手段】 オンスクリーンディスプレイ回路10
は、メモリ読み出し制御部11、ビットマップメモリ部
12、ビットマップ一時保持レジスタ部13、ビットセ
レクト信号発生部14、ビットセレクタ部15、輝度色
差セレクト信号発生部16、カラーパレット変換回路1
7、OSD重畳イネーブル信号発生部18及びOSD重
畳回路部19を備え、横倍率をnに指定した時に、メモ
リ読み出し制御部11が通常の横倍率1倍の読み出しに
比べて、n倍の周期でアドレスを増加させ、ビットセレ
クト信号発生部14は、n倍の周期でビットセレクトす
るビットを変化させ、OSD重畳イネーブル信号発生部
18がn倍の長さのOSDラッチイネーブルを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ等に用いら
れるオンスクリーンディスプレイ(OSD)回路に係
り、詳細には、チャンネル、時刻、音量などの情報をテ
レビ画面上に表示するオンスクリーンディスプレイ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ等の映像装置、テレビ会議システ
ム等の電子機器では、チャンネル、時刻、音量などの情
報をテレビ画面上に表示することが一般的になってい
る。これは、オンスクリーンディスプレイ(以下、適宜
ΟSDという)機能と呼ばれている。OSDのデータは
画像ではなく、ビットマップと呼ばれる形式で保持され
ており、このビットマップからY,Cb,Crで表され
るYUV形式の画素値に変換され、その変換された画素
がテレビ放送などの原画像の上に重畳される。
【0003】図2はビットマップ形式で保持されたデー
タの例を示す図である。
【0004】例えば、図2では小さな正方形がビットマ
ップ1ビットを表しており、ビットマップ1ビットが0
であるか、1であるかで表示される画素の色情報(Y,
Cb,Cr)が変わる。この例では16画素×16画素
の大きさのΟSD画像で、数字の「4」の形のビットマ
ップが形成されている。
【0005】従来はOSDとして表示する文字や図形な
どは大きさが違えば、ビットマップも大きさに応じたも
のを準備しておく必要があった。例えば、32画素×3
2画素の大きさで数字の4をOSD表示する場合には、
32ビット×32ビットのビットマップを新たに準備す
る必要があった。
【0006】上記OSD機能を備えたテレビとしては、
例えば特開平5−304641号公報に開示されたもの
がある。この装置は、水平同期信号と垂直同期信号を加
工することにより画面サイズが変わる表示モードにおい
ても情報を適正位置に表示しようとする。
【0007】また、例えば特開平4−241389号、
特開平6−138868号各公報に開示された画像処理
装置がある。前者は、コンピュータ画面中におけるウィ
ンドウ表示画面の表示位置等を指定された画像変倍率に
応じたアドレスデータとしてビデオRAMに書き込むよ
うにする。これによりコンピュータ側から指定されたウ
ィンドウ表示画面サイズに合ったビデオ画像を表示しよ
うとする。
【0008】また、後者は、フレームメモリから読み出
されたデータを格納するデュアルポートのラインメモリ
とその制御手段を設け、フレームメモリの内容を変更せ
ずに縮小表示を実現しようとする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のオンスクリーンディスプレイ方法では、ΟS
Dとして表示する文字や図形の大きさを変えて表示する
場合、ビットマップ保持のためのメモリが多く必要とな
るという問題点があった。
【0010】本発明は、オンスクリーンディスプレイ機
能を実現するためのメモリを減少できるオンスクリーン
ディスプレイ回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオンスクリ
ーンディスプレイ回路は、オンスクリーン情報を画面上
に表示するオンスクリーンディスプレイ回路において、
オンスクリーン情報をビットマップにより記憶する記憶
手段と、n倍又は1/n倍の周期でアドレスを増加させ
て前記記憶手段からデータを読み出して、オンスクリー
ンディスプレイ表示を横方向に拡大又は縮小する手段と
を備えている。
【0012】本発明に係るオンスクリーンディスプレイ
回路は、オンスクリーン情報を画面上に表示するオンス
クリーンディスプレイ回路において、オンスクリーン情
報をビットマップにより記憶する記憶手段と、縦方向に
n倍の拡大処理を行う場合には、オンスクリーンディス
プレイ表示のnラインの間、ビットマップの同一ライン
を繰り返して前記記憶手段からデータを読み出して、オ
ンスクリーンディスプレイ表示を縦方向にn倍拡大し、
縦方向に1/n倍の縮小処理を行う場合には、ビットマ
ップのラインをnラインおきに読み出して、オンスクリ
ーンディスプレイ表示を縦方向に1/n倍に縮小する手
段とを備えている。
【0013】本発明に係るオンスクリーンディスプレイ
回路は、オンスクリーン情報を画面上に表示するオンス
クリーンディスプレイ回路において、オンスクリーン情
報をビットマップにより記憶する記憶手段と、横方向に
n倍の拡大処理を行う場合に横倍率1倍の場合に比べ
て、n倍の周期でアドレスを増加させるメモリ読み出し
制御部と、横倍率1倍の場合に比べて、n倍の周期で選
択するビットを変化させるビットセレクト信号発生部
と、横倍率1倍の場合に比べて、横方向にn倍の長さの
ラッチイネーブル信号を出力するイネーブル信号発生部
とを備えている。
【0014】本発明に係るオンスクリーンディスプレイ
回路は、オンスクリーン情報を画面上に表示するオンス
クリーンディスプレイ回路において、オンスクリーン情
報をビットマップにより記憶する記憶手段と、横方向に
1/n倍の拡大処理を行う場合に横倍率1倍の場合に比
べて、1/n倍の周期でアドレスを増加させるメモリ読
み出し制御部と、横倍率1倍の場合に比べて、n倍のビ
ットシフトを行うビットセレクト信号発生部と、横倍率
1倍の場合に比べて、横方向に1/n倍の長さのラッチ
イネーブル信号を出力するイネーブル信号発生部とを備
えている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るオンスクリーンディ
スプレイ回路は、テレビなどにおけるオンスクリーンデ
ィスプレイ回路に適用することができる。
【0016】第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係るオンスクリーンデ
ィスプレイ回路の構成を示す回路図である。
【0017】図1において、オンスクリーンディスプレ
イ回路10は、メモリ読み出し制御部11、ビットマッ
プメモリ部12(記憶手段)、ビットマップ一時保持レ
ジスタ部13、ビットセレクト信号発生部14、ビット
セレクタ部15、輝度色差セレクト信号発生部16、カ
ラーパレット変換回路17、OSD重畳イネーブル信号
発生部18及びOSD重畳回路部19から構成される。
【0018】また、オンスクリーンディスプレイ回路1
0には、画面上の座標を示すOSD表示位置設定値S0
1、現在の出力画面の表示位置をカウントする表示位置
カウント値S02、及び横倍率S13が入力される。ま
た、図1中のS21は原画像、S12は出力画像であ
り、S03〜S11は各構成要素から出力される信号で
ある。各信号S03〜S12の動作タイミングについて
は図4より後述する。
【0019】メモリ読み出し制御部11は、横方向にn
倍の拡大処理を行う場合に横倍率1倍の場合に比べて、
n倍の周期でアドレスを増加させてメモリ読み出しを行
い、OSD表示を横にn倍(n=1,2,…)にする。
メモリ読み出し制御部11は、画面上の座標を示すOS
D表示位置設定値S01と現在の出力画面の表示位置を
カウントしている表示位置カウント値S02と横倍率S
13を受けて、上記読み出し制御を行い、ビットマップ
メモリ部12に読み出しアドレスS03を出力し、ビッ
トセレクト信号発生部14にセレクトリセット信号S0
4を出力する。
【0020】ビットマップメモリ部12は、読み出しア
ドレスS03で指定されたビットマップのアドレスによ
りデータS05を読み出し、ビットマップ一時保持レジ
スタ部13に出力する。
【0021】ビットマップ一時保持レジスタ部13は、
データS05をラッチするレジスタであり、ラッチ出力
S06をビットセレクタ部15に出力する。
【0022】ビットセレクト信号発生部14は、横倍率
S13及びセレクトリセット信号S04に基づいてビッ
トセレクタ部15に対し入力のどのビットをセレクトす
るかを指示するビットセレクト信号S07を発生する。
【0023】ビットセレクタ部15は、ラッチ出力S0
6の中からビットセレクト信号S07により指定された
1ビットを選択し、選択した1ビットS08をカラーパ
レット変換回路17に出力する。
【0024】輝度色差セレクト信号発生部16は、表示
画素位置カウント値S02に基づいて現在の表示位置が
Y、Cb、又はCrの何れかであるかを判別し、その結
果であるYCbCr指示信号S09をカラーパレット変
換回路17に出力する。
【0025】カラーパレット変換回路17は、1ビット
の信号S08とYCbCr指示信号S09からあらかじ
め決められた画素値に変換し、変換した画素値をOSD
画素信号S10としてOSD重畳回路部19に出力す
る。
【0026】OSD重畳イネーブル信号発生部18は、
OSD表示位置設定値S01、表示位置カウント値S0
2及び横倍率S13に基づいてOSD画素信号S10を
原画像S21の上にかぶせるタイミングを表す信号であ
るΟSD重畳イネーブル信号S11を発生し、このΟS
D重畳イネーブル信号S11をOSD重畳回路部19に
出力する。
【0027】ΟSD重畳回路部19は、OSD重畳イネ
ーブル信号S11が1である場合はΟSD画素信号S1
0を原画像S21の上にかぶせ、0の場合は原画像S2
1をそのまま出力画像S12として出力する。
【0028】このように本実施形態に係るオンスクリー
ンディスプレイ回路10は、ビットマップメモリ部12
に、横方向にn倍の拡大処理を行う場合に横倍率1倍の
場合に比べて、n倍の周期でアドレスを増加させるメモ
リ読み出し制御部11と、横倍率1倍の場合に比べて、
n倍の周期で選択するビットを変化させるビットセレク
ト信号発生部14と、横倍率1倍の場合に比べて、横方
向にn倍の長さのOSDラッチイネーブル信号を出力す
るOSDイネーブル信号発生部18とを付加した構成と
なっている。
【0029】以下、上述のように構成されたオンスクリ
ーンディスプレイ回路10の動作を説明する。ここでは
以下のような環境を仮定する。
【0030】例として前記図2のようなビットマップを
考え、このビットマップは図1のビットマップメモリ部
12に格納されているものとする。また、ビットマップ
メモリ部12のアドレスは図3のように4ビットごとに
アドレスが割り振られているメモリを想定し、ビットマ
ップがA0からA63までの256ビットに格納されて
いるものとする。
【0031】また、OSD表示するモニタは簡単のため
ノンインタレースを仮定する。
【0032】また、ここでは出力画像は現在ディジタル
画像のフォーマットで一般的な4:2:2フォーマット
で出力されるものとする。この4:2:2フォーマット
は、ITU−R勧告601に準拠したフォーマットであ
り、テレビ画面などの横方向のライン(走査線)に含ま
れる輝度Yと色差Cb、Cr信号の標本化周波数成分の
比率を表している。4:2:2フォーマットは、色情報
を削減しない4:4:4に対し色情報を横方向に半分に
削減したものである。この4:2:2フォーマットで
は、Cb0,Y0,Cr1,Y1の順番で繰り返されて
出力され、これは後にビデオエンコーダによって(Y
0,Cb0,Cr1)の成分を持つ1画素と(Y1,C
b0,Cr1)の成分を持つ1画素に変換される。この
ように、(Y,Cb,Cr)の1つの組合せで表示され
る画面上の一つの点をここでは画素と呼ぶ。
【0033】なお、ここではOSD表示するモニタ(テ
レビ画面)は簡単のためノンインタレースとしたが、イ
ンタレースモニタであってもよいことは勿論であり、ま
た、4:2:2フォーマットに限らず、他のフォーマッ
ト例えば4:2:0フォーマットで画像を表現するもの
でもよい。
【0034】図4はオンスクリーンディスプレイ回路1
0の動作を説明するためのタイミングチャートであり、
通常動作(横1倍)のOSD表示のタイミングを示す。
図中、S03〜S12は前記図1の各部の信号にそれぞ
れ対応する。
【0035】まず、拡大しない通常の動作(横1倍)を
図4のタイミングチャートを用いて説明する。
【0036】図1において、オンスクリーンディスプレ
イ回路10に入力する横倍率S13を1にし、OSD表
示位置設定値S01をメモリ読み出し制御部11に入力
する。OSD表示位置設定値S01は、OSD表示をす
るモニタ上の長方形領域左上の画素の座標である。
【0037】図5はOSD表示の例を示す図であり、こ
の図に示すように、現在このOSD表示位置設定値S0
1が(OCOL,OROW)に設定されているものとす
る。
【0038】また、表示画素位置カウント値S02は、
現在の出力画像の表示位置(COL,ROW)を表す。
【0039】メモリ読み出し制御部11では、入力され
た表示画素位置カウント値S02とOSD表示位置設定
値S01とを比較して、適切なタイミングでビットマッ
プメモリ部12へ読み出しアドレスS03を出力する。
ここで、適切なタイミングとは、本回路のレイテンシー
を考慮して、COL=ΟCOLになるCLKで1サイク
ル前にビットマップメモリ部12からデータが読み出さ
れるようなタイミングとする。
【0040】ビットマップメモリ部12から読み出され
たビットマップデータは、ビットマップ一時保持レジス
タ部13でラッチされる。この場合、ビットマップ一時
保持レジスタ部13を構成するレジスタは、上記ビット
マップメモリ部12のデータ幅と同じ4ビットである。
このレジスタの出力S06は読み出しアドレスS03が
変わらない限り変わらない。
【0041】また、図4に示すように、メモリ読み出し
制御部11からの読み出しアドレスS03の変化に同期
して、ビットセレクト信号発生部14にセレクトリセッ
ト信号S04が出力され、ビットセレクト信号S07が
レジスタの出力S06のMSΒ(most significant bi
t:最上位ビット)を選択するように0にリセットされ
る。
【0042】この後、ビットセレクト信号発生部14
は、クロックCLKで2サイクルごとに1ずつ値を増加
させて、セレクトするビットの位置を右にずらしてい
く。これにより、ビットセレクタ部15では、ΜSΒか
ら2サイクルごとに1ビットずつが読み出される。した
がって、ビットマップメモリ部12の1アドレス分の4
ビットは8サイクルで読み出される。
【0043】一方、メモリ読み出し制御部11は、ビッ
トマップの1ライン分のデータ16ビットをすべて読み
出すまで、8サイクルごとに4回読み出しアドレスを増
加させて、8サイクルごとに4ビットずつをビットマッ
プモリ部12からデータを読み出す。このようにして、
ビットマップの1ラインの16ビットがカラーパレット
変換回路17へ1ビットずつ2サイクル周期で送られ
る。
【0044】カラーパレット変換回路17では、輝度色
差セレクト信号発生部14からのYCbCr指示信号S
09によって、ビットセレクタ部15から送られるデー
タS08の1ビットをY、Cb又はCrの画素成分値に
変換してOSD画素信号S10としてΟSD重畳回路部
19に出力する。
【0045】OSD重畳イネーブル信号発生部18で
は、OSD表示位置設定値S01、表示位置カウント値
S02及び横倍率S13に基づいてOSD画素信号S1
0を原画像S21の上にかぶせるタイミングを表す信号
であるΟSD重畳イネーブル信号S11を発生する。例
えば図4では、32サイクルの間、OSD重畳イネーブ
ル信号S11を出力している。
【0046】ΟSD重畳回路部19では、OSD重畳イ
ネーブル信号S11が1である場合はΟSD画素信号S
10を原画像S21の上に重畳し、0の場合は原画像S
21をそのまま出力画像S12として出力する。OSD
画素信号S10を原画像S21に重畳する方法は、単純
にOSD画素信号S10で置き換えてもよいし、S10
とS21でフィルタをかけてもよく、どのような処理で
も構わない。
【0047】以上のようにしてOSD表示の1ラインの
表示を行う。
【0048】次の表示ラインでは、ビットマップメモリ
部12の読み出しが、アドレスA4−A7(図3参照)
までの内容が読み出されることを除いて、動作は最初の
OSD表示ラインと同じである。
【0049】以下のラインも同様に処理が行われ、この
例では「4」というOSD表示のビットマップ(図4)
がすべて読み出される16ラインの間、上述した処理が
繰り返される。
【0050】次に、OSD表示を横に2倍にする動作を
説明する。
【0051】図6はオンスクリーンディスプレイ回路1
0の動作を説明するためのタイミングチャートであり、
横2倍のOSD表示のタイミングを示す。図中、S03
〜S12は前記図1及び図4の各部の信号にそれぞれ対
応する。
【0052】まず、横倍率S13を2にし、OSD表示
位置設定値S01をメモリ読み出し制御部11に入力す
る。メモリ読み出し制御部11では、表示画素位置カウ
ント値S02とOSD表示位置設定値S01を比較し
て、適切なタイミングでビットマップメモリ部12へ読
み出しアドレスをS03を出力する。
【0053】メモリ読み出し制御部11では、入力され
た表示画素位置カウント値S02とOSD表示位置設定
値S01とを比較して、適切なタイミングでビットマッ
プメモリ部12へ読み出しアドレスをS03を出力す
る。
【0054】読み出されたビットマップデータは、ビッ
トマップ一時保持レジスタ部13でラッチされる。
【0055】また、メモリ読み出し制御部11からの読
み出しアドレスの変化に同期して、ビットセレクト信号
発生部14にセレクトリセット信号S04が出力され、
ビットセレクト信号S07がレジスタの出力S06のΜ
SΒを選択して出力するように0にリセットされる。
【0056】この後、ビットセレクト信号発生部14は
CLKで4サイクルごとに1ずつ値を増加させて、セレ
クトするビットの位置をずらしていき、ビットセレクタ
部15では、MSΒから4サイクルごとに1ビットずつ
右シフトして読み出される。したがって、ビットマップ
メモリ部12の1アドレス分の4ビットは16サイクル
で読み出される。
【0057】一方、メモリ読み出し制御部11はビット
マップの1ライン分のデータ16ビットをすべて読み出
すまで、16サイクルごとに4回読み出しアドレスを増
加させて、16サイクルごとに4ビットずつのデータを
ビットマップメモリ部12から出力させる。このように
して、ビットマップの1ラインの16ビットがカラーパ
レット変換回路17へ1ビットずつ4サイクル周期で送
られる。
【0058】これ以降の処理は横1倍の時と同じであ
る。
【0059】次に、OSD表示を横にn倍(n=1,
2,…)にする動作を説明する。
【0060】まず、横倍率S13をnにし、OSD表示
位置設定値S01をメモリ読み出し制御部11に入力す
る。メモリ読み出し制御部11はカウント値S02とO
SD表示位置設定値S01を比較して、適切なタイミン
グでビットマップメモリ部12へ読み出しアドレスS0
3を出力する。
【0061】読み出されたビットマップデータは、ビッ
トマップ一時保持レジスタ部13でラッチされる。
【0062】また、メモリ読み出し制御部11からの読
み出しアドレスの変化に同期して、ビットセレクト信号
発生部14にセレクトリセット信号S04が出力され、
ビットセレクト信号S07がレジスタの出力S06のΜ
SΒを選択して出力するように0にリセットされる。
【0063】この後、ビットセレクト信号発生部14は
CLKで2nサイクルごとに1ずつ値を増加させて、セ
レクトするビットの位置をずらしていき、ビットセレク
タ部15では、MSΒから2nサイクルごとに1ビット
ずつ右シフトして読み出される。したがって、ビットマ
ップメモリ部12の1アドレス分の4ビットは8nサイ
クルで読み出される。
【0064】一方、メモリ読み出し制御部11はビット
マップの1ライン分のデータ16ビットをすべて読み出
すまで、8nサイクルごとに4回読み出しアドレスを増
加させて、8nサイクルごとに4ビットずつをビットマ
ップメモリ部12から出力させる。このようにして、ビ
ットマップの1ライン、16ビットカラーパレット変換
回路17へ1ビットずつ4サイクル周期で送られる。
【0065】これ以降の処理は横1倍の時と同じであ
る。
【0066】以上説明したように、第1の実施形態に係
るオンスクリーンディスプレイ回路10は、メモリ読み
出し制御部11、ビットマップメモリ部12、ビットマ
ップ一時保持レジスタ部13、ビットセレクト信号発生
部14、ビットセレクタ部15、輝度色差セレクト信号
発生部16、カラーパレット変換回路17、OSD重畳
イネーブル信号発生部18及びOSD重畳回路部19を
備え、横倍率をnに指定した時に、メモリ読み出し制御
部11が通常の横倍率1倍の読み出しに比べて、n倍の
周期でアドレスを増加させ、ビットセレクト信号発生部
14は、n倍の周期でビットセレクトするビットを変化
させ、OSD重畳イネーブル信号発生部18がn倍の長
さのOSDラッチイネーブルを出力し、ΟSD重畳回路
部19は、OSD重畳イネーブル信号S11が1である
場合はΟSD画素信号S10を原画像S21の上に重畳
し、0の場合は原画像S21をそのまま出力画像S12
として出力するように構成したので、オンスクリーンデ
ィスプレイ機能を実現するためのメモリを増加させるこ
となく、横方向にn倍に伸びたOSDの表示を行うこと
ができる。
【0067】第2の実施形態 図7は本発明の第2の実施形態に係るオンスクリーンデ
ィスプレイ回路の構成を示す回路図である。なお、本実
施形態に係るオンスクリーンディスプレイ回路の説明に
あたり図1に示すオンスクリーンディスプレイ回路と同
一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省略
する。
【0068】本実施形態は、横倍率を1/n(n=2の
べき乗)に縮小する機能を付加した場合の例である。
【0069】図7において、オンスクリーンディスプレ
イ回路20は、メモリ読み出し制御部21、ビットマッ
プメモリ部12、ビットマップ一時保持レジスタ部1
3、ビットセレクト信号発生部14、ビットセレクタ部
15、輝度色差セレクト信号発生部16、カラーパレッ
ト変換回路17、OSD重畳イネーブル信号発生部18
及びOSD重畳回路部19から構成される。
【0070】また、オンスクリーンディスプレイ回路2
0には、画面上の座標を示すOSD表示位置設定値S0
1、現在の出力画面の表示位置をカウントする表示位置
カウント値S02、及び横倍率S13が入力される。本
実施形態では横倍率S13は1/2に設定可能である。
また、図7中のS21は原画像、S12は出力画像であ
り、S03〜S11は各構成要素から出力される信号で
ある。各信号S03〜S12の動作タイミングについて
は図8より後述する。
【0071】メモリ読み出し制御部21は、横方向に1
/n倍の縮小処理を行う場合に横倍率1倍の場合に比べ
て、1/n倍の周期でアドレスを増加させてメモリ読み
出しを行い、OSD表示を横に1/n倍(n=1,2,
…)にする。メモリ読み出し制御部21は、画面上の座
標を示すOSD表示位置設定値S01と現在の出力画面
の表示位置をカウントしている表示位置カウント値S0
2と横倍率S13を受けて、上記読み出し制御を行い、
ビットマップメモリ部12に読み出しアドレスS03を
出力し、ビットセレクト信号発生部14にセレクトリセ
ット信号S04を出力する。
【0072】以下、上述のように構成されたオンスクリ
ーンディスプレイ回路20の動作を説明する。
【0073】ここでは簡単のため第1の実施形態と同様
な以下の環境を仮定する。例として前記図2のようなビ
ットマップを考え、このビットマップは図7のビットマ
ップメモリ部12に格納されており、またビットマップ
メモリ部のアドレスは前記図3のように4ビットごとに
アドレスが割り振られているメモリを想定し、ビットマ
ップがA0からA63までの256ビットに格納されて
いるものとする。また、ΟSD表示するモニタは簡単の
ためノンインタレースを仮定する。また、ここでは出力
画像は、第1の実施形態と同様に4:2:2フォーマッ
トで出力されるものとする。
【0074】なお、ここではOSD表示するモニタ(テ
レビ画面)は簡単のためノンインタレースとしたが、イ
ンタレースモニタであってもよいことは勿論であり、ま
た、4:2:2フォーマットに限らず、他のフォーマッ
ト例えば4:2:0フォーマットで画像を表現するもの
でもよい。
【0075】図8はオンスクリーンディスプレイ回路2
0の動作を説明するためのタイミングチャートであり、
横方向1/2縮小のOSD表示のタイミングを示す。図
中、S03〜S12は前記図7の各部の信号にそれぞれ
対応する。
【0076】最初に横倍率を1/2にする動作を説明す
る。
【0077】横倍率S13=1/2に設定し、OSD表
示位置設定値S01をメモリ読み出し制御部21に入力
する。
【0078】メモリ読み出し制御部21はカウント値S
02とOSD表示位置設定値S01を比較して、適切な
タイミングでビットマップメモリ部12へ読み出しアド
レスをS03を出力する。この場合、回路のレイテンシ
ーを考慮して、COL=OCOLになるCLKで1サイ
クル前にビットマップメモリ部12からデータが読み出
されるようにする。
【0079】ビットマップメモリ部12から読み出され
たビットマップデータはビットマップ一時保持レジスタ
部13でラッチされる。この場合、このレジスタはビッ
トマップメモリ部12のデータ幅と同じ4ビットであ
る。
【0080】また、メモリ読み出し制御部21からの読
み出しアドレスS03の変換に同期して、ビットセレク
ト信号発生部14にセレクトリセット信号S04が出力
され、ビットセレクト信号S07がレジスタの出力S0
6のΜSΒを選択するように0にリセットされる。
【0081】この後、ビットセレクト信号発生部14は
CLΚで2サイクルごとに2ずつ値を増加させて、ビッ
トセレクタ部15では、ΜSΒから2サイクルごとに1
ビットおきに読み出される。したがって、ビットマップ
メモリ部12の1アドレス分の4ビットのうちΜSΒと
左から3番目のビットの2ビットだけが4サイクルで読
み出される。
【0082】一方、メモリ読み出し制御部11は、ビッ
トマップの1ライン分のデータ16ビッみ出すまで、4
サイクルごとに4回読み出しアドレスを増加させる。し
たがって、4サイクルに4ビットの速度でビットマップ
メモリ部12からデータが出力させる。このようにし
て、ビットマップの1ラインの16ビットがカラーパレ
ット変換回路17へ1ビットずつ2サイクル周期で送ら
れる。
【0083】カラーパレット変換回路17では、輝度色
差セレクト信号発生部14からのYCbCr指示信号S
09によって、ビットセレクタ部15から送られるデー
タS08の1ビットをYまたはCbまたはCrの画素成
分値に変換して、OSD画素信号S10としてΟSD重
畳回路部19に出力する。
【0084】OSD重畳イネーブル信号発生部18は、
16サイクルの間、OSD重畳イネーブル信号S11を
出力して、OSD重畳回路部19ではOSD画素信号S
10を原画像S21に重畳する。この重畳する方法は、
原画像S21を単純にOSD画素信号S10で置き換え
てもよいし、S10とS21でフィルタをかけてもよ
く、どのような処理でも構わない。
【0085】以上のようにしてOSD表示の1ラインの
表示を行う。
【0086】次の表示ラインでは、ビットマップメモリ
部12の読み出しが、アドレスA4−Α7までの内容が
読み出されることを除いて、動作は最初のOSD表示ラ
インと同じである。
【0087】以下のラインも同様に処理が行われ、この
例では「4」というΟSD表示のビットマップ(図4)
がすべて読み出される16ラインの間、上述した処理が
繰り返される。
【0088】次に、横倍率を1/n(n=2^k,k=
1,2,…)(2^は2のべき乗を表す)にする動作を
説明する。
【0089】ここで、nの最大値はビットマップメモリ
部12の出力データS05の幅によって制限される。デ
ータ幅が、2^kならば、nの最大値も2^kである。
いまの場合データ幅は4ビットなので、1/4が最小の
縮小倍率になる。
【0090】横倍率S13=1/nに設定し、OSD表
示位置設定値S01をメモリ読み出し制御部21に入力
する。メモリ読み出し制御部21は表示画素位置カウン
ト値S02とOSD表示位置設定値S01を比較して、
適切なタイミングでビットマップメモリ部12ヘ読み出
しアドレスをS03を出力する。ここでは、回路のレイ
テンシーを考慮して、COL=OCOLになるCLΚで
1サイクル前にビットマップメモリからデータが読み出
されるようにする。
【0091】読み出されたビットマップデータは、ビッ
トマップ一時保持レジスタ部13でラッチされる。この
場合、このレジスタはメモリのデータ幅と同じ4ビット
である。
【0092】また、メモリ読み出し制御部21からの読
み出しアドレスの変換に同期して、ビットセレクト信号
発生部14にセレクトリセット信号S04が出力され、
ビットセレクト信号S07がレジスタの出力S06のΜ
SΒを選択するように0にリセットされる。
【0093】この後、ビットセレクト信号発生部14は
CLKで2サイクルごとにnずつ値を増加させて、ビッ
トセレクタ部15では、ΜSΒから2サイクルごとに1
ビットが読み出される。したがって、ビットマップメモ
リ部12の1アドレス分の4ビットのうち4/n個のだ
けが2×4/nサイクルで読み出される。
【0094】一方、メモリ読み出し制御部21はビット
マップの1ライン分のデータ16ビットをすべて読み出
すまで、8/nサイクルごとに4回読み出しアドレスを
増加させる。したがって、8/nサイクルに4ビットの
速度でビットマップメモリ部12からデータを出力させ
る。このようにして、ビットマップの1ラインの16ビ
ットがカラーパレット変換回路17へ1ビットずつ2サ
イクル周期で送られる。
【0095】カラーパレット変換回路17では、輝度色
差セレクト信号発生部14からのYCbCr指示信号S
09によって、ビットセレクタ部15から送られるデー
タS08の1ビットをY、Cb又はCrの画素成分値に
変換してOSD画素信号S10としてOSD重畳回路部
19に出力する。
【0096】OSD重畳イネーブル信号発生部18は、
32/nサイクルの間、OSD重畳イネーブル信号S1
1を出力している。
【0097】ΟSD重畳回路部19では、OSD画素信
号S10を原画像S21に重畳する。この重畳する方法
は、前述したように単純にS10で置き換えてもよい
し、S10とS21でフィルタをかけてもよく、どのよ
うな処理でも構わない。
【0098】以上のようにしてΟSD表示の1ラインの
表示を行い、次のライン以降も毎ライン同様の動作を繰
り返す。そのようにして、「4」というOSD表示のビ
ットマップ(図4)がすべて読み出される16ラインの
間、上述した処理が繰り返される。
【0099】以上説明したように、第2の実施形態に係
るオンスクリーンディスプレイ回路20は、横倍率を1
/n(nは2のべき乗)に指定した時に、メモリ読み出
し制御部21が通常の横倍率1倍の読み出しに比べて、
1/n倍の周期でアドレスを増加させ、ビットセレクト
信号発生部14は、横倍率1倍の読み出しに比べて、ビ
ットセレクト信号の増加の周期は同じで増分がn倍で、
OSD重畳イネーブル信号発生部18が1/n倍の長さ
のOSDラッチイネーブルを出すので、第1の実施形態
と同様にメモリの増大を招くことなく横方向に1/n倍
に縮小されたOSDの表示を行うことができる。
【0100】第3の実施形態 図9は本発明の第3の実施形態に係るオンスクリーンデ
ィスプレイ回路の構成を示す回路図である。なお、本実
施形態に係るオンスクリーンディスプレイ回路の説明に
あたり図1に示すオンスクリーンディスプレイ回路と同
一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省略
する。
【0101】第1、第2の実施形態では、横方向にn
倍、1/n倍の拡大処理を行う場合であったが、本実施
形態ではこれに加えてOSD表示を縦方向にn倍拡大で
きるようにした例である。
【0102】図9において、オンスクリーンディスプレ
イ回路30は、メモリ読み出し制御部31、ビットマッ
プメモリ部12、ビットマップ一時保持レジスタ部1
3、ビットセレクト信号発生部14、ビットセレクタ部
15、輝度色差セレクト信号発生部16、カラーパレッ
ト変換回路17、OSD重畳イネーブル信号発生部32
及びOSD重畳回路部19から構成される。
【0103】また、オンスクリーンディスプレイ回路2
0には、画面上の座標を示すOSD表示位置設定値S0
1、現在の出力画面の表示位置をカウントする表示位置
カウント値S02、横倍率S13及び縦倍率S14が入
力される。特に、OSD表示を縦方向にn倍拡大できる
ように、縦倍率S14がメモリ読み出し制御部31とO
SD重畳イネーブル信号発生部32に入力されている。
【0104】メモリ読み出し制御部31は、横方向にn
倍の拡大処理を行う場合に横倍率1倍の場合に比べて、
n倍の周期でアドレスを増加させてメモリ読み出しを行
い、OSD表示を横にn倍にする機能に加えて、縦方向
にn倍の拡大処理を行う場合にOSD表示のnラインの
間、ビットマップの同一ラインを繰り返し、読み出しを
行い、OSD表示を縦にn倍にする機能を有する。
【0105】OSD重畳イネーブル信号発生部32は、
OSD表示位置設定値S01、表示位置カウント値S0
2、横倍率S13及び縦倍率S14に基づいてOSD画
素信号S10を原画像S21の上にかぶせるタイミング
を表す信号であるΟSD重畳イネーブル信号S11を発
生する。また、OSD重畳イネーブル信号発生部32は
縦倍率1倍のときにLラインだけ、イネーブル信号を発
生していた場合には、L×Nラインだけイネーブルを発
生する。
【0106】以下、上述のように構成されたオンスクリ
ーンディスプレイ回路30の動作を説明する。
【0107】縦倍率をn倍にする場合を説明する。
【0108】ビットマップメモリ部12及びそこに保持
されているビットマップは第1の実施形態と同じとす
る。ΟSD表示ラインの最初のnラインはビットマップ
メモリ部12のA0からA3までのビットマップを読み
出して、第1の実施形態で述べた動作と同様の動作を行
う。
【0109】次のnラインはA4からA7までのビット
マップを読み出し、以降nラインおきにビットマップの
読み出しラインを1ずつ増加させる。
【0110】また、OSD重畳イネーブル信号発生部3
2では、縦倍率1倍のときにLラインだけ、イネーブル
信号を発生していた場合には、L×Nラインだけイネー
ブルを発生するようにする。
【0111】したがって、縦方向にn倍の拡大処理を行
う場合にOSD表示のnラインの間、ビットマップの同
一ラインを繰り返し処理することになり、OSD表示を
縦方向にn倍拡大することができる。
【0112】以上説明したように、第3の実施形態に係
るオンスクリーンディスプレイ回路30は、メモリ読み
出し制御部31が、縦方向にn倍の拡大処理を行う場合
にOSD表示のnラインの間、ビットマップの同一ライ
ンを繰り返し、読み出しを行い、OSD表示を縦にn倍
にする機能を有するように構成したので、メモリの増大
を招くことなく1つのビットマップに対してΟSDの表
示の大きさを縦横任意の整数倍に拡大することが可能に
なる。
【0113】第4の実施形態 図10は本発明の第4の実施形態に係るオンスクリーン
ディスプレイ回路の構成を示す回路図である。なお、本
実施形態に係るオンスクリーンディスプレイ回路の説明
にあたり図9に示すオンスクリーンディスプレイ回路と
同一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省
略する。
【0114】本実施形態は、縦倍率を1/n(nは2の
べき乗)に縮小する機能を付加した例である。
【0115】図10において、オンスクリーンディスプ
レイ回路40は、メモリ読み出し制御部41、ビットマ
ップメモリ部12、ビットマップ一時保持レジスタ部1
3、ビットセレクト信号発生部14、ビットセレクタ部
15、輝度色差セレクト信号発生部16、カラーパレッ
ト変換回路17、OSD重畳イネーブル信号発生部18
及びOSD重畳回路部32から構成される。
【0116】また、オンスクリーンディスプレイ回路4
0には、画面上の座標を示すOSD表示位置設定値S0
1、現在の出力画面の表示位置をカウントする表示位置
カウント値S02、横倍率S13及び縦倍率S14が入
力される。本実施形態では縦倍率S14は1/2に設定
可能である。
【0117】メモリ読み出し制御部41は、横方向にn
倍の拡大処理を行う場合に横倍率1倍の場合に比べて、
n倍の周期でアドレスを増加させてメモリ読み出しを行
い、OSD表示を横にn倍にする機能に加えて、縦方向
に1/n倍の縮小処理を行う場合にOSD表示のnライ
ンをnラインおきに読み出しを行い、OSD表示を縦に
1/n倍にする機能を有する。
【0118】以下、上述のように構成されたオンスクリ
ーンディスプレイ回路40の動作を説明する。
【0119】縦倍率を1/n倍にする場合を説明する。
【0120】ビットマップメモリ部12及びそこに保持
されているビットマップは第1の実施形態と同じとす
る。また、ビットマップメモリ部12のA0からA3を
ビットマップの1ライン目、ビットマップのA4からA
7を2ライン目というように、ビットマップが表す文字
の各ラインをビットマップのラインと呼ぶことにする。
OSD表示の最初の表示ラインはビットマップメモリ部
12のビットマップの1ライン目を読み出して、第1の
実施形態で述べた動作と同様の動作を行う。
【0121】次の表示ライン以降はビットマップのライ
ンをnラインずつ増加させて、途中のビットマップのラ
インを間引きながら、第1の実施形態と同様の動作を行
う。
【0122】したがって、縦方向に1/n倍の縮小処理
を行う場合にビットマップのラインをnラインおきに間
引き動作することになり、OSD表示を縦方向に1/n
倍に縮小することができる。
【0123】以上説明したように、第4の実施形態に係
るオンスクリーンディスプレイ回路40は、メモリ読み
出し制御部41及びOSD重畳回路部32を備え、縦方
向に1/n倍の縮小処理を行う場合には、ビットマップ
のラインをnラインおきに読み出して、オンスクリーン
ディスプレイ表示を縦方向に1/n倍に縮小するように
構成したので、メモリの増大を招くことなく1つのビッ
トマップに対してΟSDの表示の大きさを縦横任意の整
数倍に縮小することが可能になる。
【0124】このように、上記各実施形態に係るオンス
クリーンディスプレイ回路は、ΟSDとして表示する文
字や図形の大きさを変える場合でもビットマップメモリ
容量の増大を招くことなくOSD機能を実現することが
でき、テレビなどにおけるオンスクリーンディスプレイ
回路に搭載することができるという優れた特長を有す
る。
【0125】なお、上記各実施形態では、ビットマップ
メモリ部に例えばRAMを用いることができるが勿論こ
れには限定されず、同様の動作を行う他のメモリでもよ
い。また、各種信号の立ち上がりで動作するようにして
いるが、立ち下がりで動作するように構成してもよいこ
とは言うまでもない。
【0126】また、上記オンスクリーンディスプレイ回
路は、テレビ等にオンスクリーンデータを供給するオン
スクリーンディスプレイ回路に適用することができる
が、オンスクリーンデータを出力するものであればどの
ようなオンスクリーンディスプレイ回路にも適用できる
ことは言うまでもない。また、本実施形態に係るオンス
クリーンディスプレイ回路がテレビやビデオ等の表示装
置内部に組み込まれて設置されていてもよいし、あるい
は独立した装置に適用してもよい。
【0127】また、上記オンスクリーンディスプレイ回
路を構成する各種回路や信号線の種類や個数、接続状態
等、さらには動作タイミングは上記各実施形態に限定さ
れない。
【0128】
【発明の効果】本発明に係るオンスクリーンディスプレ
イ回路では、オンスクリーン情報をビットマップにより
記憶する記憶手段と、n倍又は1/n倍の周期でアドレ
スを増加させて前記記憶手段からデータを読み出して、
オンスクリーンディスプレイ表示を横方向に拡大又は縮
小する手段とを備えて構成したので、オンスクリーンデ
ィスプレイ機能を実現するためのメモリを減少させるこ
とができる。
【0129】本発明に係るオンスクリーンディスプレイ
回路では、縦方向にn倍の拡大処理を行う場合には、オ
ンスクリーンディスプレイ表示のnラインの間、ビット
マップの同一ラインを繰り返して前記記憶手段からデー
タを読み出して、オンスクリーンディスプレイ表示を縦
方向にn倍拡大し、縦方向に1/n倍の縮小処理を行う
場合には、ビットマップのラインをnラインおきに読み
出して、オンスクリーンディスプレイ表示を縦方向に1
/n倍に縮小する手段とを備えて構成したので、オンス
クリーンディスプレイ機能を実現するためのメモリを減
少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係るオンス
クリーンディスプレイ回路の構成を示す回路図である。
【図2】ビットマップ形式で保持されたデータの例を示
す図である。
【図3】上記オンスクリーンディスプレイ回路のビット
マップ記憶部のアドレスを示す図である。
【図4】上記オンスクリーンディスプレイ回路の通常動
作(横1倍)のOSD表示のタイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図5】本発明を適用した第2の実施形態に係るオンス
クリーンディスプレイ回路の構成を示す回路図である。
【図6】上記オンスクリーンディスプレイ回路の横2倍
のOSD表示のタイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【図7】本発明を適用した第3の実施形態に係るオンス
クリーンディスプレイ回路の構成を示す回路図である。
【図8】上記オンスクリーンディスプレイ回路の横1/
2縮小のOSD表示のタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図9】本発明を適用した第4の実施形態に係るオンス
クリーンディスプレイ回路の構成を示す回路図である。
【図10】本発明を適用した第4の実施形態に係るオン
スクリーンディスプレイ回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30,40 オンスクリーンディスプレイ
回路、11,21,31,41 メモリ読み出し制御
部、12 ビットマップメモリ部(記憶手段)、13
ビットマップ一時保持レジスタ部、14 ビットセレク
ト信号発生部、15 ビットセレクタ部、16 輝度色
差セレクト信号発生部、17 カラーパレット変換回
路、18,32 OSD重畳イネーブル信号発生部、1
9 OSD重畳回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/24 650 G09G 5/24 650S 5/36 520 5/36 520E 530 530F 530G H04N 5/445 H04N 5/445 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンスクリーン情報を画面上に表示する
    オンスクリーンディスプレイ回路において、 オンスクリーン情報をビットマップにより記憶する記憶
    手段と、 n(nは任意の自然数)倍又は1/n倍の周期でアドレ
    スを増加させて前記記憶手段からデータを読み出して、
    オンスクリーンディスプレイ表示を横方向に拡大又は縮
    小する手段とを備えたことを特徴とするオンスクリーン
    ディスプレイ回路。
  2. 【請求項2】 オンスクリーン情報を画面上に表示する
    オンスクリーンディスプレイ回路において、 オンスクリーン情報をビットマップにより記憶する記憶
    手段と、 縦方向にn倍の拡大処理を行う場合には、オンスクリー
    ンディスプレイ表示のnラインの間、ビットマップの同
    一ラインを繰り返して前記記憶手段からデータを読み出
    して、オンスクリーンディスプレイ表示を縦方向にn倍
    拡大し、 縦方向に1/n倍の縮小処理を行う場合には、ビットマ
    ップのラインをnラインおきに読み出して、オンスクリ
    ーンディスプレイ表示を縦方向に1/n倍に縮小する手
    段とを備えたことを特徴とするオンスクリーンディスプ
    レイ回路。
  3. 【請求項3】 オンスクリーン情報を画面上に表示する
    オンスクリーンディスプレイ回路において、 オンスクリーン情報をビットマップにより記憶する記憶
    手段と、 横方向にn倍の拡大処理を行う場合に横倍率1倍の場合
    に比べて、n倍の周期でアドレスを増加させるメモリ読
    み出し制御部と、 横倍率1倍の場合に比べて、n倍の周期で選択するビッ
    トを変化させるビットセレクト信号発生部と、 横倍率1倍の場合に比べて、横方向にn倍の長さのラッ
    チイネーブル信号を出力するイネーブル信号発生部とを
    備えたことを特徴とするオンスクリーンティスプレイ回
    路。
  4. 【請求項4】 オンスクリーン情報を画面上に表示する
    オンスクリーンディスプレイ回路において、 オンスクリーン情報をビットマップにより記憶する記憶
    手段と、 横方向に1/n倍の拡大処理を行う場合に横倍率1倍の
    場合に比べて、1/n倍の周期でアドレスを増加させる
    メモリ読み出し制御部と、 横倍率1倍の場合に比べて、n倍のビットシフトを行う
    ビットセレクト信号発生部と、 横倍率1倍の場合に比べて、横方向に1/n倍の長さの
    ラッチイネーブル信号を出力するイネーブル信号発生部
    とを備えたことを特徴とするオンスクリーンディスプレ
    イ回路
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266792A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Seiko Epson Corp 大型のオーバーレイされたカメラ画像を表示するためのメモリ効率の良い方法及び装置
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