JP2003288066A - オンスクリーンディスプレイ装置 - Google Patents

オンスクリーンディスプレイ装置

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JP2003288066A
JP2003288066A JP2002090100A JP2002090100A JP2003288066A JP 2003288066 A JP2003288066 A JP 2003288066A JP 2002090100 A JP2002090100 A JP 2002090100A JP 2002090100 A JP2002090100 A JP 2002090100A JP 2003288066 A JP2003288066 A JP 2003288066A
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JP2002090100A
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Inventor
Toshiya Ogishi
俊哉 小岸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で1組のフォントデータから表示
サイズの異なるイメージデータの表示を可能とするオン
スクリーンディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 メモリコントローラ5がフォントメモリ
3からフォントデータを読み出す際に、スキップコント
ローラ4が、メモリコントローラ5に対して、フォント
メモリ3から読み出したスキップ情報により指定される
構成画素をスキップしてフォントデータを読み出すよう
指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像上に様々な文
字や図形からなるイメージデータを重畳して表示するO
SD表示を行うオンスクリーンディスプレイ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像器やビデオカセ
ットレコーダなどの多くの映像機器には、メニュー等の
設定情報や、受信チャンネル、再生時間などの情報を映
像上に重畳して表示するオンスクリーンディスプレイ装
置(以下、OSD装置と称す)が内蔵されている。
【0003】一方、近年、ディジタル放送規格として様
々な映像フォーマットが規定されている。例えば、48
0i(有効水平画素数720画素、有効垂直画素数48
0画素、インタレース走査)、480p(有効水平画素
数720画素、有効垂直画素数480画素、順次走
査)、720p(有効水平画素数1280画素、有効垂
直画素数720画素、順次走査)、1080i(有効水
平画素数1920画素、有効垂直画素数1080画素、
インタレース走査)が規定されており、これら複数の映
像フォーマットを1台で対応する映像機器も開発されて
いる。
【0004】このような複数の映像フォーマットに対応
する映像機器でOSD表示を行う場合、OSD表示する
イメージデータに対して映像フォーマットの種類に拘わ
らず同一の表示制御をすると、同じ構成画素数のイメー
ジデータを表示することになるので、映像フォーマット
毎にイメージデータの表示サイズが異なることになる。
図8はこれを示したもので、図8(a)は映像フォーマ
ット720pでOSD表示を行った場合のイメージデー
タ、図8(b)は1080iでOSD表示を行った場合
のイメージデータである。イメージデータの表示サイズ
は映像の表示画素数に反比例するので、1080iでO
SD表示を行った場合のイメージデータは720pでO
SD表示を行った場合のイメージデータより小さくな
る。即ち、映像フォーマットの種類に拘わらず同一の表
示制御をすると、異なる映像フォーマット毎にイメージ
データの表示サイズが異なるため、ユーザインターフェ
イスが統一されず使い難いという問題がある。
【0005】これを回避し、異なる映像フォーマットで
も同じイメージのOSD表示を行うには、映像フォーマ
ット毎にイメージデータの構成画素数を変える必要があ
る。イメージデータの表示サイズを変える方法として、
異なる表示サイズのフォントデータの組を必要な数だけ
記憶しておき、映像フォーマットに合う表示サイズのフ
ォントデータを用いてイメージデータを構成する手段が
あるが、フォントデータを格納するための記憶容量が増
大するいう問題がある。そこで、1組のフォントデータ
を用いて異なる表示サイズのイメージデータを生成する
OSD装置が提案されている。
【0006】以下、このOSD装置について説明する。
図9は、1組のフォントデータを用いて異なる表示サイ
ズのイメージデータを生成する従来のOSD装置の構成
の一例である。
【0007】OSD表示を行う場合、MPU(icr
rocessor nit)1は、表示するイ
メージデータ及びその表示位置を指定するためのオンス
クリーン表示情報(以下、OSD表示情報と称す)をビ
デオメモリ2に供給し、ズーム回路7にズーム倍率の演
算係数を設定する。フォントメモリ3には1組のフォン
トデータが格納されている。メモリコントローラ5は、
ビデオメモリ2に格納されたOSD表示情報に基づき、
指定されたイメージデータが指定された表示位置に表示
されるように、MPU1に指令された垂直水平タイミン
グで指定のフォントデータを読み出し、ズーム回路7に
入力する。ズーム回路7は、設定された係数に基づき、
メモリコントローラ5から入力されたフォントデータに
ズーム処理をかけ、構成画素数を変換したフォントデー
タを出力する。混合回路6は映像信号とフォントデータ
を混合して出力する。このようにして従来のOSD装置
は、映像上にイメージデータを重畳して表示している。
【0008】続いて、ズーム回路について説明する。図
10はズーム回路の構成の一例である。ズーム回路は、
水平ズーム処理部8と垂直ズーム処理部9に分けられ
る。水平ズーム処理部9は、入力されたフォントデータ
の構成画素に対し、係数設定回路12で設定された係数
に基づき乗算器13で各々の画素に係数を乗じ、乗算結
果を加算器14で加算することにより、水平方向のズー
ム処理を行い、この水平方向のズーム処理が行われたフ
ォントデータ(ラインデータ)を垂直ズーム処理部9へ
出力する。
【0009】垂直ズーム処理部9も同様に、入力された
ラインデータに対し、係数設定回路12で設定された係
数に基づき乗算器13で各々のラインデータに係数を乗
じ、乗算結果を加算器14で加算することにより、垂直
方向のズーム処理を行う。そして、この垂直方向のズー
ム処理が行われたフォントデータ、つまりズーム処理の
完了したフォントデータを出力する。
【0010】このように、ズーム回路は、フォントデー
タの構成画素数を変換し、例えば、図10(a)に示す
フォント「R」から図10(b)に示すフォント「R」
を生成することができる。
【0011】以上のように、この従来のOSD装置で
は、ズーム回路にてフォントデータを演算処理して構成
画素数を変換することにより、1組のフォントデータか
ら異なる表示サイズのイメージデータを生成することが
できるので、記憶容量を抑えることができる。
【0012】しかしながら、この従来のOSD装置で
は、多数の乗算器と複数ライン分のメモリを必要とする
ズーム回路を備えているため、回路規模が増大する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するために、フォントデータを縮小表示するための
スキップ情報を記憶しておき、フォントデータをフォン
トメモリから読み出す際に、スキップ情報により指定さ
れるフォントデータの構成画素をスキップして読み出す
ようにすることで、簡易な構成で1組のフォントデータ
から表示サイズの異なるイメージデータの表示を可能と
するオンスクリーンディスプレイ装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
オンスクリーンディスプレイ装置は、映像上にイメージ
データを重畳表示するオンスクリーンディスプレイ装置
であって、1組のフォントデータ、およびフォントデー
タを縮小表示するためのスキップ情報を格納するフォン
トメモリと、イメージデータの縮小率を設定する表示サ
イズ設定手段と、イメージデータおよびその表示位置を
指定するためのオンスクリーンディスプレイ表示情報を
格納するビデオメモリと、指定されたイメージデータが
指定された表示位置に表示されるように、指定されたイ
メージデータを構成するフォントデータを前記オンスク
リーンディスプレイ表示情報に基づき前記フォントメモ
リから読み出すメモリコントローラと、前記表示サイズ
設定手段の指令する縮小率に応じたスキップ情報を前記
フォントメモリから読み出し、前記メモリコントローラ
がフォントデータを前記フォントメモリから読み出すに
際し、このスキップ情報に基づき、前記メモリコントロ
ーラに対してフォントデータの構成画素の一部をスキッ
プして読み出すよう指示するスキップコントローラと、
映像信号と前記メモリコントローラから出力されるフォ
ントデータとを混合して出力する混合回路とを備え、前
記オンスクリーンディスプレイ表示情報に基づいて前記
メモリコントローラが前記フォントメモリに格納された
フォントデータを読み出す際、前記スキップコントロー
ラの指示に基づきフォントデータの構成画素の一部をス
キップして読み出し、前記混合回路が映像信号に混合し
て出力することで、前記表示サイズ設定手段で設定され
た縮小率に縮小されたイメージデータを映像上に重畳表
示することを特徴とする。
【0015】また、本発明の請求項2記載のオンスクリ
ーンディスプレイ装置は、請求項1記載のオンスクリー
ンディスプレイ装置であって、前記スキップ情報は、ス
キップする構成画素を行および列単位で特定した情報で
あることを特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項3記載のオンスクリ
ーンディスプレイ装置は、請求項2記載のオンスクリー
ンディスプレイ装置であって、前記スキップ情報は、各
フォントデータ毎に設定されていることを特徴とする。
【0017】また、本発明の請求項4記載のオンスクリ
ーンディスプレイ装置は、映像上にイメージデータを重
畳表示するオンスクリーンディスプレイ装置であって、
1組のフォントデータ、およびフォントデータを縮小表
示するためにフォントデータの構成画素のうちスキップ
する構成画素を行および列単位で特定したスキップ情報
を各フォントデータ毎に格納するフォントメモリと、イ
メージデータおよびその表示位置を指定するためのオン
スクリーンディスプレイ表示情報と、この指定されたイ
メージデータを構成する各フォントデータの縮小率の情
報を格納するビデオメモリと、指定されたイメージデー
タが指定された表示位置に表示されるように、指定され
たイメージデータを構成するフォントデータを前記オン
スクリーンディスプレイ表示情報に基づき前記フォント
メモリから読み出すメモリコントローラと、前記ビデオ
メモリに格納された前記縮小率の情報を基に各フォント
データのスキップ情報を前記フォントメモリから読み出
し、前記メモリコントローラが各フォントデータを前記
フォントメモリから読み出すに際し、このスキップ情報
に基づき、前記メモリコントローラに対してフォントデ
ータの構成画素の一部をスキップして読み出すよう指示
するスキップコントローラと、映像信号と前記メモリコ
ントローラから出力されるフォントデータとを混合して
出力する混合回路とを備え、前記オンスクリーンディス
プレイ表示情報に基づいて前記メモリコントローラが前
記フォントメモリに格納されたフォントデータを読み出
す際、前記スキップコントローラの指示に基づきフォン
トデータの構成画素の一部をスキップして読み出し、前
記混合回路が映像信号に混合して出力することで、前記
縮小率の情報に応じて各フォントデータが縮小されたイ
メージデータを映像上に重畳表示することを特徴とす
る。
【0018】また、本発明の請求項5記載のオンスクリ
ーンディスプレイ装置は、請求項2から4のいずれかに
記載のオンスクリーンディスプレイ装置であって、前記
メモリコントローラに行もしくは列のいずれか一方のフ
ォントデータの構成画素をスキップして読み出させるこ
とで、フォントデータの縦横比を変化させることを特徴
とする。
【0019】以上のように、本発明のオンスクリーンデ
ィスプレイ装置は、簡易な構成で1組のフォントデータ
から表示サイズの異なるイメージデータを表示すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1は本実施の形
態におけるOSD装置のブロック図である。図1におい
て、フォントメモリ3には1組のフォントデータ及びフ
ォントデータを縮小表示するための各縮小率に対する各
フォントデータ毎のスキップ情報が格納されている。図
2はフォントデータ及びスキップ情報を説明するための
図である。図2に示すように、フォントメモリ3にはフ
ォントデータ及びスキップ情報として、フォント「R」
のフォントデータ、およびフォント「R」を90%、8
0%、70%などに縮小して表示する場合の水平、垂直
スキップ情報が格納される。スキップ情報は、×で表す
行、列の情報である。つまり、フォントデータの構成画
素のうちスキップする画素位置を行および列単位で特定
した情報である。例えば、図2に示すように、フォント
「R」を縮小表示する場合には、元のフォント「R」の
構成画素から、図2に示す×で表す行および列単位の構
成画素をスキップして読み出すようにする。このよう
に、行および列単位での情報とすることにより、スキッ
プ情報に要する記憶容量を抑制することができる。
【0021】図1において、MPU(icro
ocessor nit)1は、当該OSD装置全体
の制御を司っている。即ち、画面上にOSD表示するイ
メージデータ及びその表示位置などを指定するOSD表
示情報をビデオメモリ2に供給し、画面へのOSD表示
の許可/禁止などのOSD表示制御をメモリコントロー
ラ5に指令する。また、MPU1は、イメージデータの
縮小率(各フォントデータの縮小率)をスキップコント
ローラ4に指令する表示サイズ設定手段の機能も備えて
いる。
【0022】ビデオメモリ2にはMPU1から供給され
たOSD表示情報が格納され、メモリコントローラ5で
読み出される。スキップコントローラ4は、ビデオメモ
リ2に格納されたOSD表示情報(イメージデータの情
報)と、MPU1から指令された縮小率に基づき、表示
するイメージデータを構成するフォントデータにおける
MPU1から指令された縮小率のスキップ情報をフォン
トメモリ3から読み出し、メモリコントローラ5へスキ
ップする行および列を指示する。
【0023】メモリコントローラ5は、ビデオメモリ2
に格納されたOSD表示情報に基づき、指定された表示
位置にイメージデータが表示されるように、MPU1に
指令された垂直水平タイミングで、フォントメモリ3か
らイメージデータを構成するフォントデータを読み出
す。またこの際、スキップコントローラ4の指示に基づ
きフォントデータの一部をスキップしながら読み出す。
【0024】混合回路6は、入力された映像信号と、メ
モリコントローラ5から出力されたフォントデータを混
合して、フォントデータを重畳した映像信号を出力す
る。つまり、指令された縮小率で、指定されたイメージ
データが指定された表示位置に表示されるようにする。
【0025】なお、MPU1は、例えば入力された映像
信号の映像フォーマットの情報から縮小率を決定して指
令するものとする。以上のように構成されたOSD装置
について、以下その動作を説明する。図3に示すよう
に、例えば、フォント「R」を90%縮小する場合、M
PU1から90%に縮小する指令がスキップコントロー
ラ4へ出力される。スキップコントローラ4は、フォン
トメモリ3に格納されているフォント「R」の90%縮
小時の水平および垂直スキップ情報を読み出し、メモリ
コントローラ5にフォント「R」を構成する画素の中か
らスキップする行、列の画素の位置を指示する。メモリ
コントローラ5はフォント「R」を読み出す際、スキッ
プコントローラ4からの指示を基に、図3(b)に示す
ように、指示された位置の行、列の画素をスキップして
読み出す。その結果、図3(a)に示す元のフォント
「R」を90%縮小した図3(c)に示すフォント
「R」が生成される。
【0026】同様にして、図3(e)に示す70%縮小
したフォント「R」を生成することもできる。縮小率毎
の各スキップ情報は、各フォントデータが最適に表示さ
れるように予め設定されているので、いずれの縮小率に
対してもイメージデータ(フォントデータ)は適正に縮
小され、表示品位は劣化しない。
【0027】また、縮小したイメージデータの生成は、
フォントデータを読み出す際に、スキップ情報に基づ
き、フォントデータの構成画素をスキップして読み出す
動作なので、縮小するための乗算器やメモリなどは全く
不要であり、簡易な構成で実現できる。
【0028】さらに、スキップ情報をフォントデータ毎
に別個に設定することで、どのフォントデータも表示品
位が劣化しないようにする。例えば、フォント「R」の
90%縮小時のスキップ情報、70%縮小時のスキップ
情報は、図4(a)に示すように、フォント「R」が表
示品位の劣化なく縮小表示されるように設定している。
このスキップ情報に基づいて縮小すれば、90%縮小時
のフォント「R」は図4(b)に示すように、70%縮
小時のフォント「R」は図4(c)に示すように、表示
品位が劣化せずに表示される。
【0029】一方、フォント「M」の90%縮小時のス
キップ情報、70%縮小時のスキップ情報は、図4
(d)に示すように、フォント「M」が表示品位の劣化
なく縮小されるよう、フォント「R」と異なる位置に設
定している。このスキップ情報に基づいて縮小すれば、
90%縮小時のフォント「M」は図4(e)に示すよう
に、70%縮小時のフォント「M」は図4(f)に示す
ように、表示品位が劣化せずに表示される。
【0030】このようにフォントデータ毎に最適なスキ
ップ情報を設定することで、どのフォントデータの縮小
表示も表示品位が劣化することはない。以上のように、
本実施の形態におけるOSD装置では、フォントメモリ
3に格納された1組のフォントデータをメモリコントロ
ーラ5が映像フォーマットに合わせてその一部をスキッ
プして読み出し、OSD表示を行う。また、スキップ情
報に基づきフォントデータの構成画素をスキップして読
み出す動作なので、簡易な構成で実現できる。これによ
り、映像フォーマットに係わらず同等な品質のOSD表
示を行うことが可能となる。また、スキップ情報は、メ
モリコントローラがフォントメモリからフォントデータ
を読み出す際に、スキップする構成画素の位置を指定す
る情報であるので、このスキップ情報を記憶するための
記憶容量を抑えることができる。
【0031】なお、元の縦横比を保ったままフォントデ
ータを縮小する場合について説明したが、アスペクト比
の異なる映像フォーマットに対応する場合や、単にフォ
ントデータの縦横比を変える場合には、水平または垂直
のいずれか一方のみスキップして読み出すようにすれば
よい。
【0032】また、本実施の形態におけるOSD装置
は、イメージデータをOSD表示するとき、イメージデ
ータを構成するフォントデータ単位で異なる表示サイズ
(縮小率)に設定できる。以下、その動作について説明
する。
【0033】従来のズーム回路を使用したOSD装置
は、垂直ズーム処理において、ライン単位でフォントデ
ータを演算するため、縦に並んだフォントデータに対し
ては異なる構成画素数を設定でき、垂直方向の表示サイ
ズを変えることができるが、横に並んだフォントデータ
に対しては同じ構成画素数しか設定できず、垂直方向の
表示サイズを変えることができない。
【0034】図5はこれを示したもので、従来のズーム
回路を使用したOSD装置は、図5(a)に示す2行で
構成されるイメージデータに対し、図5(b)に示すよ
うに2行とも垂直方向の表示サイズを等しく変換するこ
とは可能である。また、図5(c)に示すように、1行
目と2行目の間で垂直方向の表示サイズを変えることも
可能である。
【0035】しかし、ラインメモリに1行分のフォント
データをメモリし、一括して垂直ズーム処理するため、
1ライン中のフォントデータの垂直方向の表示サイズを
変えることはできない。
【0036】一方、本実施の形態におけるOSD装置
は、フォントデータ単位で縮小処理を行うため、フォン
トデータ毎に表示サイズを変えることが可能である。即
ち、図1において、ビデオメモリ2に、表示するイメー
ジデータ及びその表示位置などを指定するOSD表示情
報だけでなく、イメージデータを構成する各フォントデ
ータ毎にその表示サイズ(縮小率)を指定するデータを
格納する。そして、スキップコントローラ4が各フォン
トデータ毎の表示サイズのデータを基に、スキップする
行、列の構成画素の位置を指示するようにすれば、フォ
ントデータ毎に異なる表示サイズを設定できる。
【0037】図6はこれを示したもので、2行で構成さ
れるイメージデータに対し、各行の1列目と2列目以降
のフォントデータの表示サイズを変更している。無論、
全ての表示サイズを変えることとも可能である。
【0038】また、この機能を利用すれば従来のOSD
表示画面にない表現も考えられる。例えば、図7に示す
ように、時間の経過と共に一部のフォントの表示サイズ
を変化させていくこともできる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、スキップ情報で指定さ
れる構成画素をスキップしてフォントデータを読み出す
ので、簡易な構成で1組のフォントデータから表示サイ
ズの異なるイメージデータを表示することができる。ま
た、スキップ情報を、スキップする行および列の位置を
特定する情報とすれば、このスキップ情報を記憶するた
めの記憶容量を抑えることができる。また、各フォント
データ毎に最適なスキップ情報を設定すれば、表示品位
の劣化なくイメージデータの縮小表示を行うことができ
る。また、フォント単位で表示サイズの変更を可能とす
れば、様々な表現が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のOSD装置における構成
の一例を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態のOSD装置におけるフォ
ントデータとスキップ情報を説明するための図
【図3】本発明の実施の形態のOSD装置における動作
を説明するための図
【図4】本発明の実施の形態のOSD装置における異な
るフォントに対するスキップ情報を説明する図
【図5】従来のOSD装置における行単位での表示サイ
ズの変更を説明するための図
【図6】本発明の実施の形態のOSD装置におけるフォ
ント単位での表示サイズの変更を説明するための図
【図7】本発明の実施の形態のOSD装置においてイメ
ージデータを構成するフォントデータの一部の表示サイ
ズが時間の経過とともに変化していくことを説明するた
めの図
【図8】従来のOSD装置において映像フォーマット毎
にイメージデータの表示サイズが異なる例を説明するた
めの図
【図9】従来のOSD装置における構成の一例を示すブ
ロック図
【図10】従来のOSD装置におけるズーム回路の一例
を示すブロック図
【符号の説明】
1 MPU 2 ビデオメモリ 3 フォントメモリ 4 スキップコントローラ 5 メモリコントローラ 6 混合回路 7 ズーム回路 8 水平ズーム処理部 9 垂直ズーム処理部 10、11 フリップフロップ 12 係数設定回路 13 乗算器 14 加算器 15、16 ラインメモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像上にイメージデータを重畳表示するオ
    ンスクリーンディスプレイ装置であって、 1組のフォントデータ、およびフォントデータを縮小表
    示するためのスキップ情報を格納するフォントメモリ
    と、 イメージデータの縮小率を設定する表示サイズ設定手段
    と、 イメージデータおよびその表示位置を指定するためのオ
    ンスクリーンディスプレイ表示情報を格納するビデオメ
    モリと、 指定されたイメージデータが指定された表示位置に表示
    されるように、指定されたイメージデータを構成するフ
    ォントデータを前記オンスクリーンディスプレイ表示情
    報に基づき前記フォントメモリから読み出すメモリコン
    トローラと、 前記表示サイズ設定手段の指令する縮小率に応じたスキ
    ップ情報を前記フォントメモリから読み出し、前記メモ
    リコントローラがフォントデータを前記フォントメモリ
    から読み出すに際し、このスキップ情報に基づき、前記
    メモリコントローラに対してフォントデータの構成画素
    の一部をスキップして読み出すよう指示するスキップコ
    ントローラと、 映像信号と前記メモリコントローラから出力されるフォ
    ントデータとを混合して出力する混合回路とを備え、前
    記オンスクリーンディスプレイ表示情報に基づいて前記
    メモリコントローラが前記フォントメモリに格納された
    フォントデータを読み出す際、前記スキップコントロー
    ラの指示に基づきフォントデータの構成画素の一部をス
    キップして読み出し、前記混合回路が映像信号に混合し
    て出力することで、前記表示サイズ設定手段で設定され
    た縮小率に縮小されたイメージデータを映像上に重畳表
    示することを特徴とするオンスクリーンディスプレイ装
    置。
  2. 【請求項2】前記スキップ情報は、スキップする構成画
    素を行および列単位で特定した情報であることを特徴と
    する請求項1記載のオンスクリーンディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】前記スキップ情報は、各フォントデータ毎
    に設定されていることを特徴とする請求項2記載のオン
    スクリーンディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】映像上にイメージデータを重畳表示するオ
    ンスクリーンディスプレイ装置であって、 1組のフォントデータ、およびフォントデータを縮小表
    示するためにフォントデータの構成画素のうちスキップ
    する構成画素を行および列単位で特定したスキップ情報
    を各フォントデータ毎に格納するフォントメモリと、 イメージデータおよびその表示位置を指定するためのオ
    ンスクリーンディスプレイ表示情報と、この指定された
    イメージデータを構成する各フォントデータの縮小率の
    情報を格納するビデオメモリと、 指定されたイメージデータが指定された表示位置に表示
    されるように、指定されたイメージデータを構成するフ
    ォントデータを前記オンスクリーンディスプレイ表示情
    報に基づき前記フォントメモリから読み出すメモリコン
    トローラと、 前記ビデオメモリに格納された前記縮小率の情報を基に
    各フォントデータのスキップ情報を前記フォントメモリ
    から読み出し、前記メモリコントローラが各フォントデ
    ータを前記フォントメモリから読み出すに際し、このス
    キップ情報に基づき、前記メモリコントローラに対して
    フォントデータの構成画素の一部をスキップして読み出
    すよう指示するスキップコントローラと、 映像信号と前記メモリコントローラから出力されるフォ
    ントデータとを混合して出力する混合回路とを備え、前
    記オンスクリーンディスプレイ表示情報に基づいて前記
    メモリコントローラが前記フォントメモリに格納された
    フォントデータを読み出す際、前記スキップコントロー
    ラの指示に基づきフォントデータの構成画素の一部をス
    キップして読み出し、前記混合回路が映像信号に混合し
    て出力することで、前記縮小率の情報に応じて各フォン
    トデータが縮小されたイメージデータを映像上に重畳表
    示することを特徴とするオンスクリーンディスプレイ装
    置。
  5. 【請求項5】前記メモリコントローラに行もしくは列の
    いずれか一方のフォントデータの構成画素をスキップし
    て読み出させることで、フォントデータの縦横比を変化
    させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記
    載のオンスクリーンディスプレイ装置。
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