JPH11338253A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH11338253A
JPH11338253A JP10142463A JP14246398A JPH11338253A JP H11338253 A JPH11338253 A JP H11338253A JP 10142463 A JP10142463 A JP 10142463A JP 14246398 A JP14246398 A JP 14246398A JP H11338253 A JPH11338253 A JP H11338253A
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JP
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developing
seal
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JP10142463A
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Junichi Matsumoto
純一 松本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像ローラの駆動トルクを減じつつ現像剤漏れ
を防止できる現像装置の提供。 【解決手段】像担持体30に対向配置され1成分現像剤
を担持する回転駆動される現像ローラ2と、現像ローラ
2の回転軸5を支持するケーシング9と、現像ローラ2
の端部であって現像ローラ2の像担持体30への対向領
域を除く周面に当接し、ケーシング9からの現像剤漏れ
を防止するための構成としての、現像ローラ2の回転方
向Aにおいて複数設けられたシール部材10、11とを
有する現像装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ、印刷機等の画像形成装置に備えられる
現像装置、特に1成分現像剤を用いる現像装置であって
そのケーシングからの現像剤漏れを防止するためのシー
ル部材を有する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷
機等の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体上の
静電潜像にトナーを供給して現像を行なう現像装置を有
している。現像装置として、非磁性1成分現像剤を用い
て現像を行なう1成分現像装置が一般に知られている。
1成分現像装置は通常、感光体等の像担持体に対向配置
され1成分現像剤(以下単に「現像剤」という)を担持
する回転駆動される現像ローラと、現像ローラに現像剤
を擦り付ける供給ローラと、これらローラの回転軸を支
持するケーシングとを有しており、供給ローラが現像ロ
ーラに擦り付ける際に摩擦帯電された現像剤を、現像ロ
ーラが像担持体の静電潜像に付着させ、現像を行なうよ
うになっている。
【0003】ケーシングの、現像ローラの軸を支持する
部分から、現像剤漏れが発生すると、現像装置を収容し
ている画像形成装置内が汚染されるため、かかる1成分
現像装置において、現像ローラの両端に、現像剤漏れを
防止するためのシール部材を当接させる技術が知られて
いる。シール部材は、現像ローラによる現像の妨げにな
らないように、現像ローラの両端部であって、現像ロー
ラの像担持体への対向領域を除く周面の略全体に所定の
圧力で当接し、現像剤が存在する領域とケーシングの軸
受部とを隔離することにより、ケーシングからの現像剤
漏れを防止するようになっている。
【0004】しかし、上記のような、現像ローラの両端
部で、現像ローラの像担持体への対向領域を除く周面の
略全体に所定の圧力で当接するシール部材を用いると、
現像ローラの回転時に、現像ローラとシール部材との摺
動摩擦による回転抵抗が働き、現像ローラの駆動トルク
の上昇を招く。シール部材の現像ローラへの接触圧を低
くすると、シール部材による現像剤のシール力が弱ま
り、現像ローラとシール部材との間に現像剤が侵入し、
侵入した現像剤は現像ローラとシール部材との摩擦によ
り現像ローラおよび/またはシール部材に固着すると、
シール部材が破損し、その機能を発揮することができな
くなってしまって、現像剤漏れを生じる。
【0005】現像ローラとシール部材との間に現像剤が
侵入すること、侵入した現像剤が現像ローラやシール部
材に固着することを防止する技術が実公平7−5076
0号公報、特開平9−80906号公報において開示さ
れている。
【0006】実公平7−50760号公報記載の技術
は、シール部材に用いる植毛シールの毛倒れ方向を現像
ローラの軸方向における中心側に向けた方向とし、侵入
しようとする現像剤を押し戻すものであり、特開平9−
80906号公報記載の技術は、シール部材に切欠き孔
を設け、侵入した現像剤をこの孔から逃がすものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者では、現
像ローラとシール部材との摩擦が依然として大きいとい
う問題があり、後者では、切欠き孔以外の場所では現像
剤が固着してしまう虞れがあり、またシール部材の加工
が煩雑になる割には現像ローラとシール部材との摩擦が
さほど減少しないという問題がある。
【0008】本発明は、これらの問題を解決し、現像ロ
ーラの駆動トルクを減じつつ現像剤漏れを防止できる現
像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体に対向配置され1
成分現像剤を担持する回転駆動される現像ローラと、こ
の現像ローラの回転軸を支持するケーシングと、上記現
像ローラの端部であってこの現像ローラの像担持体への
対向領域を除く周面に当接し、上記ケーシングからの現
像剤漏れを防止するためのシール部材とを有する現像装
置において、上記シール部材を、上記現像ローラの回転
方向において複数設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の現
像装置において、上記複数のシール部材のうち、上記現
像ローラの回転方向における下流側のシール部材の上記
現像ローラに対する当接圧を、同方向における上流側の
シール部材の同当接圧よりも高くしたことを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の現像装置において、上記シール部材の上記現像ロ
ーラに対する当接圧を、上記現像ローラの軸方向におけ
る中心側に向かうほど低くしたことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか1つに記載の現像装置において、上記シール部
材がテフロン製植毛シールであることを特徴とする。
【0013】
【実施例】図1に示すように、本発明を適用した定着装
置の第1の実施例としての定着装置1は、像担持体とし
ての感光体ドラム30に対向配置され1成分現像剤(以
下単に「現像剤」という)を担持する回転駆動される現
像ローラ2と、現像剤を現像ローラ2供給する供給ロー
ラ3と、現像剤を撹拌しつつ供給ローラへ搬送するアジ
テータ4と、現像ローラ2に当接する薄層ブレード8
と、現像ローラ2の回転軸5、供給ローラの回転軸6、
アジテータ4の回転軸7および薄層ブレード8を支持す
るケーシング9と、現像ローラ2の端部であって現像ロ
ーラ2の感光体ドラム30への対向領域を除く周面に当
接し、ケーシング9の回転軸5を支持する部分からの現
像剤漏れを防止するための、複数のシール部材10、1
1とを有している。
【0014】現像ローラ2は、感光体ドラム30と所定
の微小間隔を持って対向配置され、線速100[mm/
s]の速さで、矢印Aで示すように時計回りに回転駆動
される、直径16[mm]のアルミ製ローラである。現
像ローラ2は、100〜200[mm/s]の範囲で回
転速度を設定することができ、またステンレス等の他の
金属製であっても良いし、シリコンゴム等のゴム製であ
ってもよい。
【0015】供給ローラ3は、現像ローラ2に、感光体
ドラム30と反対側から当接するように配置されてお
り、線速50[mm/s]の速さで、矢印Bで示すよう
に時計回りに回転駆動される、直径13[mm]の発泡
弾性ゴムローラである。供給ローラ3は、線速50〜1
00[mm/s]の範囲で回転速度を設定することがで
き、また他の弾性ゴム材料で形成しても良いし、また外
径を現像ローラ2と同じ16[mm]としてもよい。
【0016】アジテータ4は、樹脂製であり、回転軸7
と板状部12とが一体成形されており、約40[rp
m]で、矢印Cで示すように反時計回りに回転駆動され
る。アジテータ4は金属製であっても良い。
【0017】薄層ブレード8は、厚さ0.1[mm]の
ステンレス材料からなり、先端側が現像ローラ2に対し
て線圧0.1[N/mm]で当接しており、基端側がネ
ジ13によりケーシング9に固定されている。薄層ブレ
ード8は、厚さを0.1〜0.2[mm]の範囲で形成
することができ、現像ローラ2に対する線圧を0.1〜
0.3[N/mm]の範囲とすることができ、また弾性
ゴムや樹脂材で形成しても良い。
【0018】感光体ドラム30は、線速100[mm/
s]の速さで、矢印Dで示すように時計回りに回転駆動
されるが、回転速度は線速100〜200[mm/s]
の範囲で設定することができる。
【0019】図2、図3に示すように、回転軸5の端部
であって現像ローラ2の端部からわずかに離間した位置
には、円形のシール体14が設けられている。シール体
14は発泡弾性体からなり、その外径は現像ローラ2の
直径と同じ16[mm]である。シール体14の外径は
現像ローラ2の直径と同じかやや大きい16〜18[m
m]の範囲に設定することができる。シール体14は回
転軸5の両端部に設けられている。
【0020】図2に示すように、回転軸5の端部はケー
シング9に設けられた鍵穴状の切欠きの一部をなす孔部
15に、回転自在に挿嵌されている。図3に示すよう
に、シール体14はケーシング9に当接しており、現像
ローラ2の回転とともにケーシング9に摺接しながら回
転する。シール体14のケーシング9に対する当接力は
僅かとされており、摺接の際の摩擦力は図示しない駆動
手段による現像ローラ2の回転トルクに比して無視でき
る程度である。
【0021】図1ないし図3に示すように、ケーシング
9の内壁面19にはケーシング9と一体的に、ケーシン
グ9の内側へ向けた段部16が形成されている。段部1
6は、内壁面19から垂直に起立する、平面17と、曲
面18とを有している。図1に示すように、曲面18
は、現像ローラ2の周面と一定の距離をなすように、円
弧状に形成されている。
【0022】図1、図2に示すように、シール部材1
0、11はそれぞれ、曲面18の、現像ローラ2の回転
方向における上流側、下流側の端部に位置しており、か
つ、図3に示すように、内壁面19に対しシール体14
の厚さ以上の距離をおいて配置されている。シール部材
10、11はテフロン製の植毛シールであって、その毛
脚の長さは略一定であり、かつ、曲面18と現像ローラ
2の周面との距離よりも長く設定されている。したがっ
てシール部材10、11は、現像ローラ2に対し、略一
定の圧力で当接する。なおシール部材を構成する毛は現
像ローラ2の周面に対して直角に当接するように起立し
ている。
【0023】本実施例は以上のような構成であるから、
現像剤はアジテータ4により供給ローラ3に供給され、
供給ローラ3上の現像剤は供給ローラ3と現像ローラ2
との接触部において摩擦帯電され、現像ローラ2の静電
気力およびファンデルワールス力により現像ローラ2に
付着し、現像ローラ2に受け渡された現像剤は現像ロー
ラ2の回転にともない薄層ブレード8によって層厚が規
制されて薄層化し、感光体ドラム30上の静電潜像に付
着して現像を行なう。
【0024】従来のシール部材は曲面18の全体に亘っ
て設けられていたため、シール部材と現像ローラ2の周
面との摩擦が大きく現像ローラ2の回転の際の駆動トル
クを増大させていたが、本発明を適用したシール部材1
0、11は、曲面18の一部に設けられているに過ぎな
いので、シール部材10、11の現像ローラ2への当接
面積は従来のシール部材のそれよりも大幅に減少してい
るため、現像ローラ2の駆動トルクは、従来のシール部
材を用いた場合に比べて、大幅に減少している。またシ
ール部材はテフロン製植毛シールであるから、現像ロー
ラとの摩擦抵抗をはさらに減少している。
【0025】シール部材10と現像ローラ2の周面との
間に現像剤が侵入したとしても、その現像剤は現像ロー
ラ2の回転によりシール部材10と同11との間に搬送
されたところで下方に落下するし、落下せず現像ローラ
2周面に付着したまま回転搬送されたものは、シール部
材11により掻落されるので、孔部15への移動が規制
される。かりに、シール部材10、11のこのような機
能にかかわらず、現像剤が回転軸5の端部に移動したと
しても、シール体14が孔部15を塞いでいるので、現
像剤の孔部15への侵入、現像装置1外部への漏れは確
実に防止される。
【0026】図4ないし図6にそれぞれ、第2ないし第
4の実施例を示す。これら実施例は、第1の実施例にお
けるシール部材10、11、曲面18の形状を変化させ
たものであり、その他の構成は同様であるから、シール
部材および曲面について記載するに留め、第1の実施例
と変わるところのない部分については第1の実施例と同
じ符号を付して説明を省略する。
【0027】図4に示す第2の実施例においては、曲面
20と現像ローラ2の周面との距離が、現像ローラ2の
回転方向における下流側ほど狭くなるように、曲面20
の曲率を、1点鎖線で示す曲面8の曲率と異ならせてい
る。言い替えると、曲面20の現像ローラ2の回転方向
における上流側の部分は、曲面8の同部分と略同位置に
あるが、曲面20の現像ローラ2の回転方向における下
流側の部分は、曲面8の同部分よりも、現像ローラ2の
周面に近い位置にある。
【0028】現像ローラ2の回転方向における上流側の
シール部材21の毛脚の長さは、第1の実施例における
シール部材10のそれと略同一の長さであり、現像ロー
ラ2の回転方向における下流側のシール部材22の毛脚
の長さは、曲面20が曲面8に比して現像ローラ2の周
面に近づいた分だけ短くしてある。よってシール部材1
0、11の先端部とシール部材21、22の先端部とは
略同じ位置にあるが、シール部材22の毛脚の長さはシ
ール部材10、21等のそれよりも短いため、シール部
材22は他のシール部材よりも撓みにくくなっているの
で、シール部材22の現像ローラ2に対する当接圧は、
シール部材21の同当接圧よりも高くなっている。
【0029】本実施例は以上のような構成であるから、
現像ローラ2周面上の現像剤がシール部材22によって
確実に掻落されるので、現像ローラ2とシール部材22
との間に現像剤が侵入することがなく、シール部材22
の劣化や破損の防止効果を高めることができる。現像ロ
ーラの回転方向における下流側のシール部材の、現像ロ
ーラに対する当接圧を高くする構成としては、曲面を曲
面8の形状のままとして同シール部材の毛脚の長さを長
くしたものでも良いし、曲面を曲面20の形状とし且つ
同シール部材の毛脚の長さを長くしたものでも良い。
【0030】図5に示す第3の実施例においては、シー
ル部材24、25と現像ローラ2の周面との距離が、現
像ローラ2の軸方向における中心側に向かうほど大きく
なるように、シール部材24、25の毛脚の長さを、同
中心側に向かうほど短くしている。本実施例では、シー
ル部材24、25の、内壁面19側の毛脚の長さを第1
の実施例のシール部材10、11の同長さと同じくし、
現像ローラ2の軸方向における中心側に向かうほど短く
なるようにしているが、シール部材24、25の、現像
ローラ2の軸方向における中心側の毛脚の長さを第1の
実施例のシール部材10、11の同長さと同じくし、内
壁面19に近づくほど長くなるようにしても良い。
【0031】本実施例は以上のような構成であるから、
シール部材24、25の、現像ローラ2に対する当接圧
が、現像ローラ2の軸方向における中心側に向かうほど
低くなっているので、現像ローラ2とシール部材24、
25との間に現像剤が侵入したとしても、この現像剤は
現像ローラ2の軸方向における中心側に搬送される作用
を受け、現像ローラ2とシール部材24、25との間か
ら送り出されるので、現像剤が現像ローラ2とシール部
材24、25との間に滞留することがなく、シール部材
22の劣化や破損の防止効果を高めることができる。
【0032】図6に示す第4の実施例においては、現像
ローラ2の回転方向における下流側のシール部材28
の、現像ローラ2に対する当接圧を、同方向における上
流側のシール部材27の同当接圧よりも高くし、且つ、
これらシール部材27、28の、現像ローラ2に対する
当接圧が、現像ローラ2の軸方向における中心側に向か
うほど低くなるように、シール部材27、28の毛脚の
長さと曲面26の形状を設定している。
【0033】シール部材27、28の毛脚の長さはシー
ル部材10、11のそれと略同じくしてあるが、曲面2
6の形状は、第1ないし第3の実施例における曲面1
8、20、23が内壁面19に対して直角に起立してい
るのに対して、内壁面19に対し鋭角をなしている。具
体的に、曲面26は、第1の実施例における曲面18に
比して、現像ローラ2の回転方向における上流側の部分
が内壁面19側ほど現像ローラ2の周面との距離が小さ
くなり、同下流側の部分が現像ローラ2の軸方向におけ
る中心側に向かうほど同距離が大きくなるように設定さ
れている。
【0034】本実施例は以上のような構成であるから、
現像ローラ2周面上の現像剤がシール部材28によって
確実に掻落されるので、現像ローラ2とシール部材28
との間に現像剤が侵入することが防止され、また現像ロ
ーラ2とシール部材27、28との間に現像剤が侵入し
たとしても、この現像剤は現像ローラ2の軸方向におけ
る中心側に搬送される作用を受け、現像ローラ2とシー
ル部材27、28との間から送り出されるので、現像剤
が現像ローラ2とシール部材27、28との間に滞留す
ることがなく、シール部材27、28の劣化や破損の防
止効果を大幅に高めることができる。
【0035】曲面の形状を、第1の実施例における曲面
18に比して、内壁面19側ほど現像ローラ2の周面と
の距離が小さくなるように設定し、または、現像ローラ
2の軸方向における中心側に向かうほど同距離が大きく
なるように設定し、且つシール部材28の毛脚の長さを
シール部材27の毛脚の長さよりも長くする等、シール
部材27、28の毛脚の長さを適宜設定することによっ
ても、同様の機能を有する構成とすることができる。
【0036】以上各実施例について説明したが、シール
部材の数は2つに限らず、その現像ローラへの当接面積
を調節する等しながら、現像ローラへの当接圧を従来に
比して効果的に減じる範囲でその数を増加することがで
きる。シール部材はテフロン製植毛シールでなく他の材
質からなる植毛シールであっても良いし、スポンジ製の
ものやゴムその他の弾性体からなるものとしても良い。
シール部材をスポンジ等の弾性体からなるものとした場
合には、毛脚の長さを調節するのではなく、その厚さを
調整することとなるが、いずれにしても、シール部材は
現像ローラとケーシングとの距離よりも大きくなくては
ならない。
【0037】シール部材の現像ローラ周面への当接圧
は、同じ材質であっても弾性の異なるものを用いること
によって変化させることができるし、異なる材質のもの
を組み合わせて用いることによって変化させることもで
きる。シール部材の毛脚の長さ或いは厚さや、曲面の形
状等は第1ないし第4の実施例に示したものを適宜組み
合わせることができる。シール体は現像ローラに一体的
に設けても良い。薄層ブレードは、平面17に基端側を
固定することができる。また、本発明を適用した現像装
置は、ドラム状の感光体のほか、ベルト状の像担持体を
備えた画像形成装置に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、像担持体
に対向配置され1成分現像剤を担持する回転駆動される
現像ローラと、この現像ローラの回転軸を支持するケー
シングと、上記現像ローラの端部であってこの現像ロー
ラの像担持体への対向領域を除く周面に当接し、上記ケ
ーシングからの現像剤漏れを防止するためのシール部材
とを有する現像装置において、上記シール部材を、上記
現像ローラの回転方向において複数設けたので、シール
部材と現像ローラとの接触面積が大幅に減少しており、
また、シール部材と現像ローラの周面との間に現像剤が
侵入したとしても、その現像剤は現像ローラの回転によ
りこれらシール部材の間に搬送されたところで落下する
し、落下せず現像ローラの周面に付着したまま回転搬送
されたものは、下流側のシール部材により掻落されるの
で、現像ローラの駆動トルクを減じつつ現像剤漏れおよ
び現像剤の飛散を防止でき、現像ローラとシール部材と
の間に現像剤が侵入することによって生じる現像ローラ
やシール部材の劣化、破損を防止できる現像装置を提供
することができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、複数のシー
ル部材のうち、現像ローラの回転方向における下流側の
シール部材の上記現像ローラに対する当接圧を、同方向
における上流側のシール部材の同当接圧よりも高くした
ので、現像ローラの周面上に付着している現像剤を下流
側のシール部材により確実に掻落して現像ローラとシー
ル部材との間に現像剤が侵入することを防止ことで、現
像ローラやシール部材の劣化、破損を防止でき、現像ロ
ーラの駆動トルクを減じつつ現像剤漏れおよび現像剤の
飛散を防止できる現像装置を提供することができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、シール部材
の現像ローラに対する当接圧を、上記現像ローラの軸方
向における中心側に向かうほど低くしたので、現像ロー
ラの周面上に付着している現像剤を下流側のシール部材
により確実に掻落して現像ローラとシール部材との間に
現像剤が侵入したとしても、この現像剤は現像ローラの
軸方向における中心側に搬送される作用を受け、現像ロ
ーラとシール部材との間から送り出されるので、現像剤
が現像ローラとシール部材との間に滞留することがな
く、現像ローラやシール部材の劣化、破損を防止でき、
現像ローラの駆動トルクを減じつつ現像剤漏れおよび現
像剤の飛散を防止できる現像装置を提供することができ
る。
【0041】請求項4記載の発明によれば、シール部材
がテフロン製植毛シールであるので、現像ローラとの摩
擦抵抗をさらに減少し、現像ローラの駆動トルクをさら
に減じることができ、また現像剤漏れおよび現像剤の飛
散を防止できる現像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した現像装置の第1の実施例を示
す側断面図である。
【図2】図1に示した現像装置の一部の分解斜視図であ
る。
【図3】図1に示した現像装置の概略平面図である。
【図4】本発明を適用した現像装置の第2の実施例の一
部を示す斜視図である。
【図5】本発明を適用した現像装置の第3の実施例の一
部を示す斜視図である。
【図6】本発明を適用した現像装置の第4の実施例の一
部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 現像装置 2 現像ローラ 5 現像ローラの回転軸 9 ケーシング 10、11、21、22、24、25、27、28
シール部材 11、22、25、28 下流側のシール部材 10、21、24、27 上流側のシール部材 A 現像ローラの回転方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に対向配置され1成分現像剤を担
    持する回転駆動される現像ローラと、この現像ローラの
    回転軸を支持するケーシングと、上記現像ローラの端部
    であってこの現像ローラの像担持体への対向領域を除く
    周面に当接し、上記ケーシングからの現像剤漏れを防止
    するためのシール部材とを有する現像装置において、 上記シール部材を、上記現像ローラの回転方向において
    複数設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の現像装置において、上記複
    数のシール部材のうち、上記現像ローラの回転方向にお
    ける下流側のシール部材の上記現像ローラに対する当接
    圧を、同方向における上流側のシール部材の同当接圧よ
    りも高くしたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の現像装置におい
    て、上記シール部材の上記現像ローラに対する当接圧
    を、上記現像ローラの軸方向における中心側に向かうほ
    ど低くしたことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3の何れか1つに記載の現
    像装置において、上記シール部材がテフロン製植毛シー
    ルであることを特徴とする現像装置。
JP10142463A 1998-05-25 1998-05-25 現像装置 Pending JPH11338253A (ja)

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