JPH04318574A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH04318574A
JPH04318574A JP3112335A JP11233591A JPH04318574A JP H04318574 A JPH04318574 A JP H04318574A JP 3112335 A JP3112335 A JP 3112335A JP 11233591 A JP11233591 A JP 11233591A JP H04318574 A JPH04318574 A JP H04318574A
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JP
Japan
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developer
elastic
toner
developing sleeve
blade
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JP3112335A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Kobayashi
克彰 小林
Masahide Kinoshita
正英 木下
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写装置、プリンタ或
いはファクシミリ等の画像形成装置において、電子写真
感光体や静電記録誘電体などからなる像担持体上に形成
した潜像を現像して可視化するのに使用する現像装置に
関し、特に現像剤担持体上の現像剤を規制する規制部材
を改良した現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写装置や画像記録装置、プリンター、
ファクシミリ等の画像形成装置においては、電子写真感
光体や静電記録誘電体などからなる像担持体上に形成し
た潜像を、現像装置により現像してトナー像として可視
化することを行なっている。
【0003】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案され又実用化されている。しか
し、いずれの現像装置でも、現像剤担持体上に一成分現
像剤のトナーの薄層を形成することが極めて難しい。然
るに、画像の鮮明度、解像度等の向上が求められている
現在、トナーの薄層形成法及びその装置に関する開発は
必須となっており、これに応えていくつかの方策が提案
されている。
【0004】本出願人は、例えば図6に示すような現像
装置を提案している(特開昭54−43038)。この
提案の現像装置では、ゴム若しくは金属の弾性ブレード
7を現像スリーブ3に軽圧接触させ、現像容器2内のト
ナー6を現像スリーブ3上に担持して、トナー6を上記
の接触部のニップ部を通過させて規制することにより、
現像スリーブ3上にトナー6の薄層を形成し、且つそこ
での摩擦によりトナー6に十分な摩擦帯電電荷量を与え
るものである。
【0005】トナー6が非磁性であるときに上記弾性ブ
レード7で規制を行なう場合、別途トナー供給部材が必
要となる。これは、磁性トナーでは現像スリーブ3内の
磁石10の磁力により現像スリーブ3上にトナーを供給
することができるが、非磁性トナーではそれができない
のでメカニックなトナー供給部材を必要とするのである
【0006】そこで、本出願人は、図7に示す現像装置
を提案した(特開昭58−116559)。この提案の
現像装置では、非磁性トナー6を収容した現像容器2内
に、弾性ブレード7よりも現像スリーブ3の回転方向上
流側の位置で現像スリーブ3に当接するファーブラシ構
造のローラ23を配設して、ローラ23で現像スリーブ
3上の未現像のトナー6の剥取り及び現像スリーブ3上
への新たなトナー6の供給を行なわせている。
【0007】これによれば、トナー6が非磁性トナーの
場合にも、現像スリーブ3上にトナー6の薄層を良好に
形成して感光ドラム1上の静電潜像を現像することがで
き、現像により高濃度、広面積のベタ黒画像を忠実に再
現して、常に安定な画像を得ることが可能となった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、画質
の更なる高級化の要求の下、トナーの小粒径化、又装置
の小型化、低価格化を目的に、現像スリーブの小径化及
び現像スリーブの駆動トルクの低減等を図ろうとして、
前記の弾性ブレード7によるトナー薄層形成を行なって
現像を行なうと、得られる画像には以下のような現象が
生じる場合があった。 (1)数千枚の連続複写で、画像に地カブリ、反転カブ
リが増大する。 (2)高湿環境下で、画像に地カブリ、反転カブリが増
大する。
【0009】この原因は、弾性ブレード7の現像スリー
ブ3との当接部における局所的な圧力下で、トナー6に
過負荷がかかることにより、トナー6がダメージを受け
、その結果トナー6の帯電電荷獲得能力が低下すること
による。
【0010】弾性ブレード7の現像スリーブ3との当接
部の現像スリーブ3の周方向に沿った幅は、弾性ブレー
ド7が金属製である場合0.1〜0.5mm、ゴム製で
ある場合硬度にもよるが0.3〜1.5mmと非常に狭
い。この状態でトナー6として小粒径のものを使用し、
弾性ブレード7の現像スリーブ3との当接部でトナー6
に十分な摩擦帯電電荷の付与を行ないながら、現像スリ
ーブ3上にトナー6の均一な薄層を形成させようとして
、弾性ブレード7の当接圧を増すと、上記の現象が生じ
てしまうのである。
【0011】この問題を解決しようとするためには、弾
性ブレード7の現像スリーブ3への当接圧を減らし、且
つその状態でもトナー6への摩擦帯電電荷の付与が十分
に行なえるように、弾性ブレード7の当接部の幅を広く
して摩擦帯電電荷付与時間を増大しなければならない。
【0012】そのために、本出願人は、図8に示すよう
な現像装置を先頃提案した。本提案の現像装置は、軟質
弾性支持体12と、その上に設けられた圧縮弾性材13
と、その上に設けられた軟質弾性板11とからなる3層
構造のブレード15(トナー塗布量規制ブレード)を設
けたことが特徴である。
【0013】軟質弾性板11は、ウレタン、シリコーン
等のゴム板からなり、現像スリーブ3上に当接してこれ
を圧接するようになっている。圧縮弾性材13は、ポリ
ウレタンスポンジ、シリコーンゴムスポンジ等の発泡体
からなり、弾性板11の現像スリーブ3への当接面と反
対側の面上に固着して設けられている。軟質弾性支持板
12は、これら軟質弾性板11及び圧縮弾性材13を現
像容器2に弾性的に支持しており、軟質弾性板11の現
像スリーブ3の圧接力は、軟質弾性支持板12の弾性力
に依存する。
【0014】以上のような3層構造のブレード15によ
れば、前述した単層の弾性ブレード7に比べて、圧縮弾
性材13が介在した分、圧接方向(現像スリーブ3半径
方向)のフレキシビリティが向上し、単層のブレード7
と同じ当接圧で圧接しても、現像スリーブ3との当接幅
を広く取ることができる。
【0015】上記において、弾性支持体として軟質弾性
支持体12に代えて硬質の弾性支持体を使用することが
でき、その場合は支持体12の現像スリーブ3に対する
相対位置を変えて、圧縮弾性材13の圧縮量を変化させ
ることにより、現像スリーブ3への圧接力を調整すれば
よい。
【0016】以下、軟質弾性支持体12を使用した場合
について述べるが、硬質の弾性支持体を使用しても同様
なことがいえる。
【0017】上記の3層構造のブレード15を用いた場
合には、軟質弾性板11の自由端部と現像スリーブ3の
周面とで形成された楔状空間8へ、現像スリーブ3の回
転に伴いトナー6が突入し、軟質弾性板11及び圧縮弾
性材13を押し上げてそこで擦られながら、トナー6が
現像スリーブ3との当接部を擦り抜けることで、現像ス
リーブ3上にブレード15の下流側でトナー6の均一な
薄層が形成される。
【0018】これによれば、低い当接圧でもブレード1
5の現像スリーブ3への当接幅を広く取れるので、トナ
ー6に過負荷をかけることなく十分な摩擦帯電電荷を付
与することが可能となり、広面積のベタ画像を高濃度で
現像できるようになった。
【0019】しかし、一成分現像剤として凝集度の高い
非磁性トナーを使用し、且つ高湿環境下で現像を行なう
と、得られる画像上にカブリが増大したり、複写装置本
体内へのトナー飛散が発生してしまうことがある。この
原因は、単層のブレード7に比べて3層構造のブレード
15では、圧縮弾性材13の層がある分その自由端部の
現像スリーブ3半径方向のフレキシビリティが増すため
、凝集力の高いトナーが前述した現像スリーブ3との間
の楔状空間8に過剰に入り込み易い。その結果、現像ス
リーブ3上へのトナーの塗布量が増すことで、摩擦帯電
電荷の不十分なトナーが生じ、画像のカブリ、トナーの
飛散を招くのである。
【0020】本発明の目的は、現像剤担持体への低い当
接圧でも規制部材に広い当接幅を取れるだけでなく、少
なくとも現像剤担持体の回動時に規制部材を、その現像
剤担持体回動方向上流側の端部まで当接することにより
、高湿環境下、小粒径の現像剤を使用した場合にも、現
像剤にダメージを与えることなく適正な摩擦帯電電荷を
付与し、且つ現像剤担持体上に均一に塗布して現像剤の
薄層を形成し、これにより現像で良好な画像を得ること
を可能とした現像装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば本発明は、現像容
器内に収容された現像剤を回動する現像剤担持体上に担
持して、前記現像剤担持体に当接した規制部材により前
記現像剤を薄層に形成しながら、前記現像剤担持体によ
り前記現像剤を像担持体と対向した現像部へと搬送し、
前記像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置に
おいて、前記規制部材は、前記現像剤担持体に面した弾
性薄板及び前記弾性薄板上に設けられた弾性層からなる
複合弾性体層と、前記複合弾性体層を支持して前記弾性
薄板を前記現像剤担持体に圧接させる剛性のある支持体
とから構成され、前記現像剤担持体の回動時の摩擦力に
よる前記複合弾性体層の変形により、前記弾性薄板の前
記現像剤担持体の回動方向上流側の一端が前記現像剤担
持体に当接されることを特徴とする現像装置である。
【0022】本発明の好ましい態様によれば、前記規制
部材の前記弾性薄板の前記一端が、前記現像剤担持体の
回動時に前記現像剤担持体の表面上に食込む力を受ける
ように、前記支持体による前記規制部材の支持が調整さ
れる。前記現像容器内には、前記規制部材の当接部より
も前記現像剤担持体の回動方向上流側の位置に、前記現
像剤担持体と当接して回転する弾性ローラを設けること
ができる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の現像装置の一実施例の概略
を示す断面図である。本実施例は、一成分現像剤として
非磁性トナーを使用した現像装置に適用したものである
【0024】本現像装置は、図中矢印a方向に回転する
像担持体としての感光体1上の静電潜像を現像するもの
である。感光体1は、例えばカールソンプロセスにより
静電潜像を形成する所謂ゼログラフ感光体、特公昭42
−23910公報等に記載の表面に絶縁層を有したNP
プロセスにより静電潜像を形成する感光体、静電記録法
により潜像を形成する絶縁体、転写法により静電潜像を
転写、形成する絶縁体、その他適宜の方法により静電潜
像(若しくは電位潜像)或いは磁気潜像を形成、保持で
きる部材である。
【0025】本実施例の現像装置は、図1に示すように
、一成分現像剤として非磁性トナー6を収容した現像容
器2内に、現像剤担持体としての表面に適度な凹凸を有
する現像スリーブ3と、多層のブレード35と、弾性ロ
ーラ5とを設置してなっている。
【0026】現像容器2は、感光体1と対面した箇所に
現像装置の長手方向(紙面に垂直な方向)に延在する開
口部を有し、その開口部に上記の現像スリーブ3が、図
で見て右半周面を容器2内に突入し、左半周面を容器2
外から露出して感光体1に僅少な間隙を開けて臨むよう
にして、回転自在に設置されている。現像スリーブ3は
、アルミニウム等の非磁性材料からなり、矢印b方向へ
回転駆動されようになっている。
【0027】ブレード35は、現像容器2の現像スリー
ブ3の略頂部の位置に設けられ、現像スリーブ3の周面
にその回転方向と対向するようにして当接されている。 弾性ローラ5は、現像スリーブ3のブレード35との当
接部よりもその回転方向上流位置に、現像スリーブ3の
周面と接触するようにして回転自在に設置されている。
【0028】弾性ローラ5の回転により現像容器2内の
トナー6が現像スリーブ3に供給され、そのトナー6は
現像スリーブ3の回転により搬送されて、現像スリーブ
3とブレード35との当接部に侵入し、当接部を通過す
る際に現像スリーブ3とブレード35の両方によって摺
擦され、十分な摩擦帯電電荷を付与され、又ブレード3
5による規制によって現像スリーブ3上に薄層状のトナ
ー層に形成される。このようにしてトナー6は、上記の
当接部で帯電及び規制を受けた後そこを抜け出して、現
像スリーブ3の回転に伴い感光体1と対向する現像部へ
運ばれる。
【0029】現像スリーブ3上のトナー6の一部は、現
像部での現像動作により消費され、トナー6の残りは現
像スリーブ3の回転により現像容器2内へその下部から
入り、現像スリーブ3から回収される。この現像容器2
のトナー回収部分にはシール部材7が設けられる。シー
ル部材7は、現像で消費されなかったトナー6の現像容
器2内への通過を許容すると共に、現像容器2内のトナ
ー6が容器2の下部から漏出するのを防止する。
【0030】上記の現像容器2内に回収されたトナー6
は、弾性ローラ5によって現像スリーブ3との当接部で
現像スリーブ3から剥取られる。同時に弾性ローラ5の
回転により現像スリーブ3上に現像容器2内の新たなト
ナー6が供給され、新たなトナー6は、再び現像スリー
ブ3の回転に伴ない、現像スリーブ3と弾性ブレード1
4との当接部へ搬送される。
【0031】一方、上記の剥取られたトナー6の大部分
は、弾性ローラ5の回転に伴ない現像容器2内のトナー
6中に搬送されて混ざり合い、剥取られたトナー6の帯
電電荷が分散される。
【0032】以上のように、本発明では、現像スリーブ
3上の現像に消費されずに残存したトナー6を、弾性ロ
ーラ5で剥取っているので、現像スリーブ3上のトナー
6が入れ替わり、トナー6の過剰帯電、即ちチャージア
ップが防止される。
【0033】上記の感光体1上の静電潜像の現像法とし
ては、例えば特公昭58−32375号に記載の方法、
即ち現像部に微小間隙を設けて対向された感光体1と現
像スリーブ3との間に、現像バイアスとして交流電圧に
直流電圧を重畳した交互電圧を印加して、現像スリーブ
3上の薄層状のトナー6を感光体1上の静電潜像に転移
し、現像する現像法を用いることができるが、直流電圧
のみを印加する現像法やその他の接触現像法を利用する
こともできる。
【0034】次にブレード35の構造及び作用について
詳細に説明する。
【0035】図2及び図3は、本発明におけるトナー規
制部材としてのブレード35とその近傍の拡大図である
。ブレード35は、弾性薄板30及び圧縮弾性層31か
らなる複合弾性体層32と、剛性のある支持体33とか
ら構成されている。弾性薄板31は、例えば厚さ0.1
〜0.5mmのウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴム
材又はウレタンシート、ナイロンシート等の樹脂シート
或いはSUS、リン青銅などの極薄金属板が用いられて
いる。又圧縮弾性層31は単泡性の各種ゴムスポンジが
用いられる。支持体33は、各種金属或いは剛性の高い
樹脂等が用いられる。
【0036】本実施例において、ブレード35は、その
弾性薄板30の現像スリーブ3の回転方向上流側の端部
30dが、少なくとも現像スリーブ3の回転時に、図3
に示すように、現像スリーブ3の周面に当接し且つその
摩擦力により変形して現像スリーブ3の周面に食込む力
を受けるように、現像スリーブ3に対して配設されてい
る。
【0037】従ってブレード35は現像スリーブ3の静
止時に、図2に示すように、弾性薄板30の端部30d
が現像スリーブ3に接触していなくても、回転時に現像
スリーブ3との摩擦力により、図3に示すように、圧縮
弾性層31が現像スリーブ3の回転方向及び半径方向に
縮んで端部30dが現像スリーブ3側に食込むので、現
像スリーブ3とブレード35との間に大きな楔状空間が
形成されるのをなくすことができ、従って圧縮弾性層3
1の寸法精度及び設定精度の許容範囲が広がる。
【0038】本発明者等の実験によると、弾性薄板30
の現像スリーブ3への当接部の最上流側と弾性薄板30
の端部30dとの間の幅hの値は、現像スリーブ3の表
面の粗さ、周速及び弾性薄板30の粗さ、圧縮弾性層3
1の厚み、硬度で変わるが、およそh=0.5〜2.0
mmの範囲であれば許容でき、この幅hの範囲内でブレ
ード35は現像スリーブ3の回転時に、弾性薄板30が
端部30dの箇所まで現像スリーブ3に当接するエッジ
当接の状態となった。
【0039】このブレード35のエッジ当接の状態で、
弾性ローラ5によって現像スリーブ3上に塗布されたト
ナー6は、現像スリーブ3の表面の凹凸部と弾性薄板3
0の端部30dとによって形成される微小空間に、現像
スリーブ3の回転と共に突入し、その後弾性薄板30と
現像スリーブ3との間を擦り抜け、そこで摩擦帯電され
且つブレード35の圧接部より下流側の現像スリーブ3
上に薄層として形成される。
【0040】本発明では、以上のように、現像スリーブ
3の非回転時には図2に示すように、ブレード35の現
像スリーブ3への当接状態が、先の図8に示した従来の
エッジを含まない腹当たりの当接状態と同様に、大きな
楔状空間8を形成するようになっていても、現像スリー
ブ3の回転時にはブレード35の現像スリーブ3への当
接状態が、図3に示すように、弾性薄板30の端部30
dのエッジを含む腹当たりの状態になり、楔状空間8が
ないようになるので、従来のような楔状空間8への過剰
なトナーの詰まりによって、現像スリーブ3上のトナー
6の塗布量が過剰に増大してしまうというようなことが
なく、又単層のブレード7に比べ同じ当接圧でも当接幅
を広く取れる。その結果、画像上のカブリやトナー飛散
の問題も生じない。又それに加えてブレード35は、回
転時に常に弾性薄板30の端部30dが現像スリーブ3
の表面に食込むようになっているために、連続使用や長
期間の使用での当接圧の変化も少なく抑えられ、常に安
定した濃度を維持することができる。
【0041】ブレード35の先端30dが現像スリーブ
3の回転時に現像スリーブ3側に食込む力を受け易くす
るために、図1に示すブレード35の現像スリーブ3へ
の侵入角θを、0°<θ<90°となるように支持体3
3で調節することが好ましい。上記の角度θがθ≦0°
の場合は、現像スリーブ3の回転時でもブレード35の
先端30dが現像スリーブ3の表面に食込まなくなり、
逆に又90°≦θの場合は、弾性薄板30の表面が現像
スリーブ3の表面に当接しなくなり、共に好ましくない
。ブレード35の侵入角θは、好ましくは30°<θ<
60°にするのがより効果的である。
【0042】本実施例でのブレード35の構成は、具体
的には次の通りである。即ち、弾性薄板30は、厚さ0
.5mm、現像スリーブ3の周方向に対応する幅10m
m、硬度がアスカーCで65°のウレタンゴム製とし、
圧縮弾性層31は、厚さ3mm、圧縮残留歪の少ない高
密度マイクロセルウレタンフォーム製とし、これを2m
m厚さのSUS材質の支持体33で現像スリーブ3に対
する侵入角θが45°になるように定めた。このときブ
レード35の現像スリーブ3への当接圧を、10〜10
0g/cm(現像スリーブ3の母線方向の線圧)となる
ように設定すると、ブレード35の当接幅は2.0〜5
.0mmとなる。本実施例では当接圧を20g/cm、
当接幅を2.5mmとした。
【0043】現像スリーブ3としては、表面に微小凹凸
を有した金属スリーブが好ましく、本実施例では外径1
6mmのアルミニウムスリーブの表面上にFGB#80
0でブラスト処理して、表面の粗度Rzを2〜3μmに
したものを用いた。
【0044】弾性ローラ5としては、発泡度の比較的低
い(従って密度が大きい)骨格状構造のスポンジローラ
が好ましい。本実施例では、肉厚5mmのウレタン発泡
体(密度0.025g/cm3 )を心棒に巻き付けた
ものを用いた。このスポンジローラからなる弾性ローラ
5は、現像スリーブ3にソフトに当接するが、その当接
幅としては1〜10mmが有効で、本実施例では4mm
とした。尚、現像スリーブ3上の未現像のトナーの剥取
りを向上させるためには、弾性ローラ5の周速と現像ス
リーブ3の周速に相対速度を持たせることが好ましい。 その相対速度は5〜600mm/秒が有効であり、本実
施例では70mm/秒とした。
【0045】本実施例では、一成分現像剤として非磁性
トナー6を使用したが、そのトナー6としては、スチレ
ン/アクリル樹脂とスチレン・ブタジエン樹脂の共重合
体及び顔料からなる平均粒径12μmのトナー粉体に、
コロイダルシリカ1.5%を外添したトナーを用いた。 これを上述のようにして現像スリーブ3上に塗布してト
ナー6の薄層を形成したところ、トナー6の約30μm
厚の薄層を均一に形成することができた。上記のトナー
の薄層の帯電量をブローオフ法で測定したところ、電荷
量は+15μC/gであり、十分な値が得られた。
【0046】本実施例の現像装置をキャノン(株)製複
写機FC−5に組み込んで、有機光導電体からなる感光
体1上の静電潜像の表面電位を暗部−600V、明部−
150Vとし、感光体1と現像スリーブ3との間の間隙
を250μmとし、現像スリーブ3に印加する現像バイ
アスを周波数1800Hz、ピーク・ピーク電圧120
0Vの交流電圧に−300Vの直流電圧を重畳させたも
のとして、現像を行なって画像形成したところ、反射濃
度1.3の良好な画像を得ることができた。
【0047】更に2000枚の画像形成を連続的に行な
ったところ、トナーの電荷量も+15〜+20μC/g
を維持し続け、又トナー層も25〜30μmの厚さを維
持し、最終の画像に至るまでスリーブゴースト、カブリ
及び濃度低下のない良好な画像を得ることができた。
【0048】又高湿環境下でトナー6として平均粒径約
8μmの小粒径のトナーを用いて、上記と同じようにし
て連続的に1000枚の画像形成を行なったが、現像ス
リーブ3上のトナー層厚は初期の値を維持し、トナーの
電荷量も+12〜+20μC/gが維持され、ほぼ良好
な画像が得られた。
【0049】図4は、本発明の現像装置の他の実施例に
おけるブレード35を示す断面図である。
【0050】本実施例では、図4に示すように、ブレー
ド35の支持体33の曲率を現像スリーブ3の周面の曲
率と略同一に湾曲させることで、複合弾性層32を構成
する圧縮弾性層31及び弾性薄板30を同様に湾曲させ
て、弾性薄板30を現像スリーブ3の周面にその曲率と
略同一の曲率で当接させたことが特徴である。
【0051】これによれば、ブレード35の現像スリー
ブ3への侵入角を考慮することなく、弾性薄板30の現
像スリーブ3との当接幅を広く取れ、且つ弾性薄板30
の端部30dの箇所まで現像スリーブ3へ当接するエッ
ジ当接が可能となる。
【0052】以上の実施例ではいずれも、複合弾性層3
2の弾性薄板30と圧縮弾性層31を別部材で形成した
が、例えば弾性薄板30にスポンジゴム製造時に生じる
スキン層を用いれば、圧縮弾性層31をスポンジゴム製
としたときに弾性薄板30を同じ材料のスポンジゴムで
一体化して形成することができ、弾性薄板30及び圧縮
弾性層31を別部材で形成していたときに比べ、これら
の間の接着ムラ、剥れ、寸法精度等の問題がなくなり、
効果的である。
【0053】これまでの実施例では、一成分現像剤とし
て非磁性トナー6を用いた場合を示したが、本発明は、
磁性トナーを用いてもよく、又トナーとキャリアとから
なる二成分現像剤を用いた場合にも適用することができ
る。
【0054】図5は、本発明の現像装置の更に他の実施
例を示す概略構成図である。
【0055】本実施例では、現像剤としてトナー6とキ
ャリア9からなる二成分現像剤を使用したことが特徴で
ある。
【0056】本現像装置では、現像スリーブ3内に固定
磁石10が設けられ、この磁石10の磁力と現像スリー
ブ3の搬送力とにより、現像容器2内に収容された二成
分現像剤のトナー6とキャリア9とが循環して、トナー
が摩擦帯電される。
【0057】現像スリーブ3上に担持された現像剤は、
ブレード35の当接箇所でその弾性薄板30の端部30
dが現像スリーブ3の表面に食込むようになっているの
で、そこでキャリア9が搬送を阻止されて現像容器2内
に戻り、現像スリーブ3上でトナー6のみが薄層化され
て感光体1との現像部へ至る。
【0058】二成分現像剤を使用した場合、トナー6は
上記のブレード35の現像スリーブ3への当接部におい
て再度摩擦帯電電荷を付与されるので、トナー6の摩擦
帯電電荷量の分布が一層シャープになり、このため現像
により良好な画像が容易に得られるようになる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
では、現像剤担持体に当接させた現像剤規制部材を、剛
性のある支持体上に弾性薄板とその上の圧縮弾性層とか
らなる複合弾性体層を設けた構造として、少なくとも現
像剤担持体の回動時に摩擦力による複合弾性体層の変形
により、弾性薄板の現像剤担持体の回動方向上流側の一
端までが現像剤担持体に当接するようにしたので、単層
の規制部材に比べ同じ当接圧でも広い当接幅を取ること
ができるだけでなく、現像剤担持体の回動時に規制部材
の上記一端のエッジまで当接する腹当たり当接を維持し
て、現像剤担持体と規制部材との間に大きな楔状空間が
形成されるのを防げ、このため楔状空間にトナーが過剰
に詰め込まれて現像剤担持体上にトナー過剰な塗布層が
形成されることが防止できる。
【0060】従って現像剤担持体上に適正な電荷の現像
剤で均一な現像剤薄層を形成することができ、その結果
、現像に用いて数千枚に亙る多数枚の画像形成を行なっ
ても、カブリやトナー飛散のない良好な画像を得ること
ができる。又高湿環境下で平均粒径4〜8μmの小粒径
のトナーを使用して現像し、画像形成を行なっても、高
解像、高画質の画像が常に得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の一実施例の概略構成図であ
る。
【図2】図1の現像装置に設けられたブレードの現像ス
リーブ非回転時の状態の断面図である。
【図3】同じくブレードの現像スリーブ回転時の状態の
断面図である。
【図4】本発明の現像装置の他の実施例におけるブレー
ドの断面図である。
【図5】本発明の現像装置の更に他の実施例の概略構成
図である。
【図6】従来の現像装置の一例の概略構成図である。
【図7】従来の現像装置の他の一例の概略構成図である
【図8】従来の現像装置の更に他の一例の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1    感光体 3    現像スリーブ 5    弾性ローラ 6    トナー 9    キャリア 10  磁石 30  弾性薄板 31  圧縮弾性層 32  複合弾性層 33  支持体 35  ブレード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  現像容器内に収容された現像剤を回動
    する現像剤担持体上に担持して、前記現像剤担持体に当
    接した規制部材により前記現像剤を薄層に形成しながら
    、前記現像剤担持体により前記現像剤を像担持体と対向
    した現像部へと搬送し、前記像担持体上に形成された潜
    像を現像する現像装置において、前記規制部材は、前記
    現像剤担持体に面した弾性薄板及び前記弾性薄板上に設
    けられた弾性層からなる複合弾性体層と、前記複合弾性
    体層を支持して前記弾性薄板を前記現像剤担持体に圧接
    させる剛性のある支持体とから構成され、前記現像剤担
    持体の回動時の摩擦力による前記複合弾性体層の変形に
    より、前記弾性薄板の前記現像剤担持体の回動方向上流
    側の一端が前記現像剤担持体に当接されることを特徴と
    する現像装置。
  2. 【請求項2】  前記規制部材の前記弾性薄板の前記一
    端が、前記現像剤担持体の回動時に前記現像剤担持体の
    表面上に食込む力を受けるように、前記支持体による前
    記規制部材の支持が調整される請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】  前記現像容器内に、前記規制部材の当
    接部よりも前記現像剤担持体の回動方向上流側の位置に
    、前記現像剤担持体と当接して回転する弾性ローラを設
    けた請求項1又は2の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113350A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Seiko Instruments Inc 現像装置および、該装置におけるブレード当接方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113350A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Seiko Instruments Inc 現像装置および、該装置におけるブレード当接方法
JP4615959B2 (ja) * 2004-10-15 2011-01-19 株式会社セイコーアイ・インフォテック 現像装置および、該装置におけるブレード当接方法

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