JPH11337964A - 反射型液晶表示装置 - Google Patents
反射型液晶表示装置Info
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- JPH11337964A JPH11337964A JP10149787A JP14978798A JPH11337964A JP H11337964 A JPH11337964 A JP H11337964A JP 10149787 A JP10149787 A JP 10149787A JP 14978798 A JP14978798 A JP 14978798A JP H11337964 A JPH11337964 A JP H11337964A
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Abstract
反射光における、干渉による色付きを抑制する。 【解決手段】 透明電極を有する第一の基板と、凹凸散
乱反射電極からなる画素電極を有する第二の基板との間
に液晶を介在させた反射型液晶表示装置において、凹凸
散乱反射電極の凹部または凸部の中心を、正方格子また
は最密充填格子の各格子点をランダムに移動させ、かつ
その格子点の一部をランダムに取り除いてなる格子点位
置に配置させる。
Description
置に関するものである。
遂げ、ノート型パソコン、小型TVなどに積極的に応用
されている。反射型液晶表示装置は、光源となるバック
ライトが不要であるため、透過型液晶表示装置よりもよ
り低消費電力化、薄型軽量化が可能であるために注目さ
れている。
た光を反射させるための反射板が必須であるが、どの角
度から見ても明るく、かつぼけのない表示を得るために
は、反射と散乱の両方の機能を有する凹凸散乱反射電極
を液晶層に隣接して設け、かつその凹凸形状を最適にし
て、あらゆる方向からの入射光を、効率的に液晶表示装
置前方に反射させる必要がある。
従来例としては、特開昭58−125084号公報に記
載された凹凸散乱反射電極を用いたものがある。高分子
樹脂からなる凹凸をフォトリソグラフィ技術により形成
し、その上に反射膜となる金属膜を成膜することによ
り、凹凸散乱反射電極を実現している。
表面の凹凸が同一形状で規則的に並んだ構造を有する前
記従来例のような反射型液晶表示装置では、反射光の干
渉が発生し、反射板に色付きが発生するという問題があ
った。
るもので、反射板に色付きが発生しない反射型液晶表示
装置を提供することを目的とする。
に、本発明の反射型液晶表示装置は、透明電極を有する
第一の基板と、凹凸散乱反射電極からなる画素電極を有
する第二の基板との間に液晶を介在させた反射型液晶表
示装置において、前記凹凸散乱反射電極の凹部または凸
部の中心が、正方格子または最密充填格子の各格子点を
ランダムに移動させ、かつその格子点の一部をランダム
に取り除いてなる格子点位置に配置されていることを特
徴とするものである。
付きのない反射板を得ることができる。
て、図面を参照にしながら詳細に説明する。
形態1における反射型液晶表示装置の単位画素の凹凸散
乱反射電極の平面図を示したものである。円で表してい
る凹凸散乱反射電極の凹部または凸部を、図2に示した
ような正方格子の各格子点に位置させたものをランダム
に移動させて図3に示したような配置にし、さらにその
円の一部をランダムに取り除いて、図1の配置にしたも
のである。
したものである。まず、図4(a)に示したように、ガ
ラス基板1上にアクリル系樹脂(日本合成ゴム、商品名
PC335)を1000rpmで30秒間スピンナー塗
布し、感光性有機絶縁膜2を形成する。90℃で2分間
のプリベークをした後、図4(b)に示したように、マ
スク3を用いてUV露光し、更に図4(c)に示したよ
うに、現像、リンスをして凸部2aを形成する。次に、
図4(d)に示したように、ホットプレートにて160
℃で2分間のポストベークをして丸みを持った凸部2b
とし、更に220℃で1時間の本硬化を行う。更に図4
(e)に示したように、アルミニウムをスパッタ成膜し
て約200nmの金属薄膜を形成し、凹凸散乱反射電極
4を形成する。凹凸散乱反射電極4の反射面は所定の形
状の凹凸面となる。
の反射特性の測定結果を図5に示す。この結果から、本
実施の形態による凹凸散乱反射電極は、非常に明るいこ
とがわかる。また、このようにして形成した凹凸散乱反
射電極を白色ランプのもとで観察したところ、干渉によ
る色付きは観察されなかった。
射型液晶表示装置の断面を示したものである。図6にお
いて、5は偏光板、6は複屈折フィルム、7は上側透明
基板、8はカラーフィルタ、9は透明電極、10は配向
膜、11は液晶層、12は凹凸散乱反射電極、13は感
光性有機絶縁膜、14は下側基板である。ここでは、上
側透明基板7および下側基板14としてガラス基板を用
いた。
上にポリイミド樹脂を印刷、熱硬化した後、ラビングが
互いに反平行になるように、レーヨン布を用いたラビン
グ法による配向処理を行うことにより配向膜10を形成
した。
周囲部分に、直径5.7μmのガラスファイバを1.5
重量%混合させた熱硬化性シール樹脂をスクリーン印刷
し、下側基板14上には直径4.5μmの樹脂ビーズを
150個/mm2の密度で散布し、上側透明基板7と下
側基板14を互いに貼り合わせ、150℃でシール樹脂
を硬化させた。その後、屈折率異方性Δnが0.14の
ネマティック液晶を真空注入し、紫外線硬化樹脂で封口
した後、紫外線を照射して硬化させた。
明基板7の上に、複屈折フィルム6としてリタデーショ
ン値が490nmのものをその遅相軸が上側透明基板7
のラビング方向と直交するように貼り合わせ、更にその
上に偏光板5としてニュートラルグレーの偏光板をその
吸収軸が上側透明基板7のラビング方向と45°の角度
をなすように貼り合わせた。
ルム6、液晶層11を通過して凹凸散乱反射電極12に
到達する。複屈折フィルム6と液晶層11のリタデーシ
ョンの差を光の波長の1/4に設定しているがために、
反射面においては光は円偏光状態になり、反射光が再び
偏光板5に到達したところでは入射直線偏光とは直交す
る方向の直線偏光状態となる。このとき、暗状態が実現
できる。
により、液晶層11を通過する光を変調することができ
る。印加する電圧とともに液晶層11の有効なリタデー
ション値は減少する。液晶層11と複屈折フィルム6の
リタデーション値が等しくなった時、反射光は再び偏光
板5に到達したところでは入射直線偏光状態と同じ方向
の直線偏光状態となる。この時、明状態が実現できる。
最適にすることにより、非常に明るい反射特性が得られ
た。
平面構造が、図3に示したような凹凸散乱反射電極を実
施の形態1と同様の方法で形成した。この凹凸散乱反射
電極を白色ランプのもとで観察したところ、干渉による
色付きが観察された。
たは凸部の中心の配置が、正方格子の各格子点をランダ
ムに移動させただけの配置である場合には、反射光の干
渉を完全に抑制することができないことがわかった。
形態2における反射型液晶表示装置の単位画素の凹凸散
乱反射電極の平面図を示したものである。ここでは、凹
凸散乱反射電極の凹部または凸部を表す円の配置は、図
8に示したような最密充填格子の各格子点に位置させた
ものをランダムに移動させて図9に示したような配置に
し、さらにその円の一部をランダムに取り除いて、図7
の配置にしたものである。
と同様の方法により形成した。このようにして形成した
凹凸散乱反射電極の反射特性の測定結果を図10に示
す。このことから、本実施の形態2における凹凸散乱反
射電極は、非常に明るいことがわかる。また、この凹凸
散乱反射電極を白色ランプのもとで観察したところ、干
渉による色付きは観察されなかった。
射電極を用いて、実施の形態1と同様の方法により反射
型液晶表示装置を作製したところ、実施の形態1におけ
る反射型液晶表示装置と同様に、非常に明るい反射特性
が得られた。
平面構造が、図9に示したような凹凸散乱反射電極を実
施の形態2と同様の方法で作製した。この凹凸散乱反射
電極を白色ランプのもとで観察したところ、干渉による
色付きが観察された。
たは凸部の中心の配置が、最密充填格子の各格子点をラ
ンダムに移動させただけの配置である場合には、反射光
の干渉を完全に抑制することができないことがわかっ
た。
て、液晶の動作モードとしては、電界制御複屈折効果を
利用した例で説明したが、この動作モードに限定される
ものではなく、1枚偏光板構成のTNモード、STNモ
ード、または偏光板を用いない動作モードであるゲスト
ホストモード、高分子分散型液晶モードなどで、凹凸散
乱反射面を用いた構成においても実質的に同様の効果を
得ることができる。
て、凹凸散乱反射電極の凹部または凸部の平面形状を円
としたが、発明のねらいとする効果はそれによって限定
的に得られるものではなく、例えば三角形、四角形、五
角形、六角形、八角形、楕円においても同様の効果を得
ることができる。
て、反射膜としてアルミニウムを構成金属とする反射電
極を用いたが、発明のねらいとする効果はそれによって
限定的に得られるものではなく、例えば銀を構成金属と
する反射電極を用いても同様の効果を得ることができ
る。
駆動、TFTなどのスイッチング素子による駆動のいず
れに対しても適用できることは明らかである。
の反射型液晶表示装置では、凹凸散乱反射電極の凹部ま
たは凸部の中心が、正方格子または最密充填格子の各格
子点をランダムに移動させ、かつその格子点の一部をラ
ンダムに取り除いてなる格子点位置に配置されることに
より、非常に明るく、かつ干渉による色づきのない、優
れた反射特性を得ることができる。
装置の1画素の凹凸散乱反射電極の平面図
せた図
せた図
極の形成方法を示す工程断面図
極の反射特性図
装置の基本構成を示す断面図
装置の1画素の凹凸散乱反射電極の平面図
列させた図
動させた図
電極の反射特性図
Claims (3)
- 【請求項1】 透明電極を有する第一の基板と、凹凸散
乱反射電極からなる画素電極を有する第二の基板との間
に液晶を介在させた反射型液晶表示装置において、前記
凹凸散乱反射電極の凹部または凸部の中心が、正方格子
の各格子点をランダムに移動させ、かつその格子点の一
部をランダムに取り除いてなる格子点位置に配置されて
いることを特徴とする反射型液晶表示装置。 - 【請求項2】 透明電極を有する第一の基板と、凹凸散
乱反射電極からなる画素電極を有する第二の基板との間
に液晶を介在させた反射型液晶表示装置において、前記
凹凸散乱反射電極の凹部または凸部の中心が、最密充填
格子の各格子点をランダムに移動させ、かつその格子点
の一部をランダムに取り除いてなる格子点位置に配置さ
れていることを特徴とする反射型液晶表示装置。 - 【請求項3】 凹凸散乱反射電極の凹部または凸部の平
面形状が、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形、
円、楕円のいずれかであることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の反射型液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14978798A JP3204642B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 凹凸散乱反射電極の凹部または凸部の配置位置決定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14978798A JP3204642B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 凹凸散乱反射電極の凹部または凸部の配置位置決定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11337964A true JPH11337964A (ja) | 1999-12-10 |
JP3204642B2 JP3204642B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=15482713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14978798A Expired - Lifetime JP3204642B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 凹凸散乱反射電極の凹部または凸部の配置位置決定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (9)
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---|---|---|---|---|
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- 1998-05-29 JP JP14978798A patent/JP3204642B2/ja not_active Expired - Lifetime
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