JPH11337380A - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
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- JPH11337380A JPH11337380A JP14566198A JP14566198A JPH11337380A JP H11337380 A JPH11337380 A JP H11337380A JP 14566198 A JP14566198 A JP 14566198A JP 14566198 A JP14566198 A JP 14566198A JP H11337380 A JPH11337380 A JP H11337380A
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Abstract
成で低減して吸気流量を高精度に測定可能にし、設置自
由度が高いエアクリーナを提供する。 【解決手段】 入口管14と出口管15とは互いに直交
するようにケース12およびキャップ13にそれぞれ接
続している。出口管15の取付け位置は、入口管14か
らクリーナケース11内に流入する吸気流れの延長上か
ら外れている。案内部材16は、出口管15の入口側に
形成されており、キャップ13内に配設されている。ク
リーナケース11内で乱れの生じた吸気流れは案内部材
16に案内され強制的に出口管16の軸方向に沿った方
向に流れが変えられる。乱れていた吸気流れが案内部材
16により整流され吸気流れの乱れが低減するので、流
量計21で吸気流量を高精度に測定することができる。
Description
し、例えば内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンと
いう)に導入する空気中の異物を除去するエアクリーナ
に関する。
気装置は、空気中に含まれる異物を除去するエアクリー
ナの出口側に流量計を取付け、吸気流量を測定してい
る。流量計は、エンジンルームの空間の制約等からエア
クリーナの近傍、例えばエアクリーナの出口管に取付け
られることがある。
は、流路径に比べて体格の小さい発熱抵抗体からの熱伝
達量の変化により流路断面の一部の流速を感知し、全体
の吸気流量を測定するものである。熱式流量計は直接空
気の質量が検出できるので、吸気流量を高精度に測定で
きる利点がある。しかし、熱式流量計は吸気流れの僅か
な乱れも吸気流量の変化として測定するので、熱式流量
計の上流側で吸気流れに乱れが生じ、この乱れが熱式流
量計のセンサ部を通過すると、吸気流れの乱れを吸気流
量全体の変動として熱式流量計が測定する。その結果、
熱式流量計の出力変動が増大し、高精度に吸気流量を測
定することができなくなることがある。
流量計とクリーナエレメントとの距離が近い場合、クリ
ーナエレメントを通過する際に乱れが生じた吸気流れが
乱れを低減されずに流量計に向かうので、流量計により
吸気流量を高精度に測定することが困難である。吸気流
れがクリーナケースと出口管との接続部でクリーナケー
スの角部に衝突しても吸気流れに乱れが生じる。
るエアクリーナでは、クリーナケースに接続する出口管
内に整流板を設け、クリーナケース内で乱れが生じた吸
気流れが整流板に沿って流れることにより吸気流れの乱
れを低減しようとしている。
7−128107号公報に開示されるエアクリーナで
は、クリーナケースの外部で出口管が曲げられ、クリー
ナケースの外部に位置する出口管内に設けられた整流板
の吸気下流側に流量計が取付けられるので、クリーナケ
ースの外部に位置する出口管の形状に制約があり、かつ
クリーナケースと出口管との接続箇所近傍に流量計を取
付けることができない。エンジンルームにおけるエアク
リーナの設置空間が小さく、空間形状が制約されている
場合、出口管の形状および流量計の取付け位置が制約さ
れるとエアクリーナを設置する際の自由度が低下する。
れの乱れを簡単な構成で低減して吸気流量を高精度に測
定可能にし、設置自由度が高いエアクリーナを提供する
ことにある。
エアクリーナによると、出口管の入口側に配設され、ク
リーナケース内の吸気流れを出口管に案内する案内部材
をクリーナケース内に配設している。したがって、クリ
ーナエレメントを通過し乱れの生じた吸気流れは、案内
部材に案内されることにより乱れていた吸気流れが出口
管に向けて同一方向に流れる。つまり、案内部材に案内
されることにより吸気流れの乱れが整流され、この整流
された吸気流れが出口管に流入するので、流量計で高精
度に吸気流量を測定することができる。
れを低減する案内部材が配設されているので、クリーナ
ケースの外部に位置する出口管の形状に制約がなく、ク
リーナケースと出口管との接続箇所近傍に流量計を取付
けることができ、したがって、出口管の形状および流量
計の取付け位置をエアクリーナの設置空間に合わせて調
整できるので、エアクリーナの設置自由度が向上する。
ると、吸気流れを出口管内に案内する案内部材の案内面
は凹曲面であるから、案内部材に沿って流れる吸気が滑
らかに出口管に案内される。これにより、出口管に流入
する吸気流れの乱れを低減することができる。本発明の
請求項3記載のエアクリーナによると、出口管は出口管
の内壁面がクリーナケースの内壁面と連続するようにク
リーナケース内に開口しており、案内部材は出口管の開
口の一部周囲に沿って配設されている。出口管はクリー
ナケース内に突出していないので、出口管に吸気流れが
衝突することにより吸気流れに乱れが生じることを防止
できる。さらに、出口管および案内部材をクリーナース
と樹脂で一体成形する場合、クリーナケース内への突出
量が減少するので成形が容易である。
ると、案内部材の案内面は出口管の内壁面と滑らかに連
続するので、案内部材に沿って流れる吸気が滑らかに出
口管内に案内される。これにより、出口管に流入する吸
気流れの乱れを低減することができる。
複数の実施例について図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエアクリーナ
を図1に示す。エアクリーナ10には流量計21が取付
けられている。
リーナケース11は、樹脂で成形されたケース12およ
びキャップ13を有している。ケース12に入口管14
が接続しており、キャップ13に出口管15および案内
部材16が接続している。ケース12とキャップ13と
は脱着可能であり、ケース12内にクリーナエレメント
20が収容されている。入口管14と出口管15とは互
いに直交するようにケース12およびキャップ13にそ
れぞれ接続している。出口管15の取付け位置は、入口
管14からクリーナケース11内に流入する吸気流れの
延長上から外れている。
形成されており、キャップ13の隔壁に垂直に接続して
いる。図2に示す二点鎖線100はキャップ13の位置
を示している。出口管15は流量計21を取付ける取付
部15bを設けている。流量計21として例えば熱式流
量計が用いられており、出口管15内にセンサ部が配置
されている。図3に示すように、出口管15の内壁面1
5aがキャップ13の内壁面13aと連続するように出
口管15の入口はキャップ13内に開口しており、出口
管15はキャップ13内に突出していない。
口管15の入口の一部周囲に沿って出口管15の周壁延
長上に形成されており、キャップ13内に配設されてい
る。案内部材16の横断面形状は軸方向に渡って同じ円
弧状に形成されている。案内部材16は、図1の矢印に
示すようにクリーナエレメント20を通過した吸気流れ
を案内面16aが受ける位置に設けられている。案内面
16aは凹曲面であり、内壁面15aに滑らかに連続す
るように形成されている。
対比して第1実施例の効果を説明する。図4に示す比較
例は案内部材16が形成されていない以外は第1実施例
と実質的に同一構成である。比較例では、出口管15の
入口側に吸気流れを案内する案内部材が配設されていな
いので、出口管15に対し吸気が斜めに流入する。した
がって、出口管15の吸気流入方向手前側の吸気が疎に
なり、疎の部分に渦流111が生じる。また、キャップ
13の内壁角部に吸気が衝突し、生じた渦流110によ
り吸気流れが乱れる。これら渦流110、111により
生じた吸気流れの乱れが整流されずに流量計21を通過
すると、図5に示すように流量計21の出力変動が大き
くなる。
20を通過した吸気流れは案内部材16が設けられてい
ない出口管15の入口上を通過し、凹曲面状に形成され
た案内面16aに案内されることにより吸気流れの方向
が強制的に出口管16の軸方向に沿った方向に変えられ
る。つまり、クリーナエレメント20を通過し流れの乱
れていた吸気流れが案内面16aにより整流されるの
で、吸気流れの乱れが低減する。比較例よりも第1実施
例の方が流量計21に向かう吸気流れの乱れが小さくな
るので、図5に示すように流量の変化に対する流量計2
1の出力変動幅が小さくなる。これにより、流量計21
で吸気流量を高精度に測定することができる。
とを直交するように配置したが、平行に配置してもよ
い。但し、入口管からクリーナケース内に流入する吸気
流れの延長上から外れた位置に出口管は取付けられてい
るものとする。 (第2実施例)本発明の第2実施例による出口管および
案内部材を図6に示す。その他の構成は第1実施例と実
質的に同一である。
口管15の周壁延長上に形成されており、クリーナケー
ス内に配設されている。案内部材30の先端部は円筒部
材の先端を斜めに切り落とした形状をしており、案内部
材30の横断面は先端に向かうにしたがい徐々に周方向
長さが短くなる円弧状に形成されている。案内部材30
はクリーナエレメント20を通過した吸気流れを案内面
30aが受ける位置に設けられており、案内面30aは
内壁面15aに滑らかに連続している。
出口管および案内部材を図7に示す。その他の構成は第
1実施例と実質的に同一である。案内部材31は案内面
31aが凹状の球面になるように形成されており、案内
面31aは内壁面15aに滑らかに連続している。案内
部材30は、クリーナケース内に配設されており、クリ
ーナエレメント20を通過した吸気流れを案内面31a
が受ける位置に設けられている。
出口管および案内部材を図8に示す。その他の構成は第
1実施例と実質的に同一である。出口管35は、円筒部
36および吸気受部37を有し、流量計21の取付部3
5aを設けている。吸気受部37のテーパ面37aはク
リーナースの内壁面と連続しており、クリーナケースに
向かうにしたがい内径が大きくなっている。案内部材3
8の横断面は軸方向に渡って同じ円弧状に形成されてお
り、案内部材38の案内面38aはテーパ面37aと連
続している。
一方向に変えられた吸気は吸気受部37のテーパ面37
aにより滑らかに円筒部36内に導かれる。したがっ
て、出口管35内に流入する吸気流れの乱れを減少し、
高精度に吸気流量を測定することができる。以上説明し
た本発明の実施の形態を示す上記複数の実施例では、ク
リーナエレメント20を通過した吸気流れを受ける案内
部材を出口管の入口側に設けている。凹曲面状に形成さ
れた案内部材の案内面に案内され、出口管に向けて吸気
が同一方向に流れることにより、クリーナエレメントを
通過する際に発生した吸気流れの乱れや、クリーナケー
スの角部に衝突することにより発生した吸気流れの乱れ
が低減する。したがって、出口管に取付けられた流量計
21により吸気流量を高精度に測定することができる。
ーナケース内に配設されておりクリーナケースの外部に
突出していないので、クリーナケースと出口管との接続
箇所近傍に流量計を取付けることができる。したがっ
て、クリーナケースの外部に突出する部材が占有する空
間を小さくすることができるので、小さな空間にエアク
リーナを取り付けることができる。
ケース内に突出していないが、クリーナケース内に出口
管の一部が突出していもよい。この場合、流量計をクリ
ーナケース内に配設し、クリーナケース内に突出してい
る出口管に流量計を取付けてもよいし、クリーナケース
に流量計を取付け、流量計のセンサ部を出口管内に配置
してもよい。
気を導入するエアクリーナについて説明したが、エンジ
ン以外にも吸気系の途中に配設され出口管に流量計を取
り付けるエアクリーナであれば、どのような吸気系に本
発明のエアクリーナを適用してもよい。
模式的斜視図である。
模式的斜視図である。
模式的断面図である。
模式的斜視図である。
を示す特性図である。
材を示す模式的斜視図である。
材を示す模式的斜視図である。
材を示す模式的斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 吸気中の異物を除去するクリーナエレメ
ントを収容するクリーナケースと、 前記クリーナケースに流入する吸気流れの延長上から外
れた位置において前記クリーナケースに取付けられてい
る出口管と、 前記出口管内の吸気流量を測定する流量計の取付部と、 前記クリーナケース内において前記出口管の入口側に配
設され、前記クリーナケース内の吸気流れを前記出口管
内に案内する案内部材と、 を備えることを特徴とするエアクリーナ。 - 【請求項2】 前記出口管内に吸気流れを案内する前記
案内部材の案内面は、凹曲面であることを特徴とする請
求項1記載のエアクリーナ。 - 【請求項3】 前記出口管の内壁面が前記クリーナケー
スの内壁面と連続するように前記出口管は前記クリーナ
ケース内に開口しており、前記案内部材は前記出口管の
前記入口の一部周囲に沿って配設されていることを特徴
とする請求項1または2記載のエアクリーナ。 - 【請求項4】 前記案内面は前記出口管の内壁面と滑ら
かに連続していることを特徴とする請求項1、2または
3記載のエアクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14566198A JP3975556B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14566198A JP3975556B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | エアクリーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11337380A true JPH11337380A (ja) | 1999-12-10 |
JP3975556B2 JP3975556B2 (ja) | 2007-09-12 |
Family
ID=15390177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14566198A Expired - Lifetime JP3975556B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | エアクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3975556B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015090126A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 株式会社デンソー | エアクリーナ |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP14566198A patent/JP3975556B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015090126A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 株式会社デンソー | エアクリーナ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3975556B2 (ja) | 2007-09-12 |
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