JPH11337131A - エンジンヒートポンプのエンジン室構造 - Google Patents
エンジンヒートポンプのエンジン室構造Info
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Abstract
粛性に優れたエンジンヒートポンプのエンジン室の構造
を実現する。 【解決手段】 エンジン室(3)の天井壁(28)及び台床(1
0)を二重構造とし、台床(10)においては、リブ(24)を下
板(22)より浮かして設け、天井壁(28)においては、下板
(30)の換気入口(33)と上板(29)の換気出口(31)と間に長
い距離をとって、その空間を消音効果のある膨張室とす
る。更に、外壁板(40)を波板形状とし、その隙間に内外
二重の空気層を有する弾性パッキン(44)を設ける。
Description
ポンプの室外機におけるエンジン室の構造に関するもの
である。
機、その圧縮機を駆動するエンジンとラジエータ、冷却
水タンクなどのエンジン部品、熱交換器本体、熱交換フ
ァン等からなり、これらの機器及び装置を一つの纏まっ
たパッケージ内に収容するようにしている。
換室とエンジンを納めたエンジン室とに区画するのが通
常であり、それらに各機器や配管を振り分けて配置して
いる。上記において、エンジンはエンジン室内におい
て、そのエンジン室の台床へ防振ゴムを介して据え付け
るのが一般であるが、エンジン自体相当な重量を有する
から、そのエンジンの重量に耐えるよう台床には補強リ
ブを設けて、強度を確保するようにしている。そして、
台床を二重床構造としたものにおいては、その上板と下
板との間に、水平方向に延びるようにした前記の補強リ
ブを設けている
による室内の加熱を防止するため、室外から換気を取り
入れるようにしている。
によってビビリ音を生ずるのを防止し、且つ、騒音が外
部に漏れるのを防止する必要から、その外板周囲にゴム
パッキンを介装している。
ンは二重床となった台床に据え付けるとともに、その台
床の上板と下板との間に重量を支えるためのリブを設け
ているが、このリブが上板と下板の双方に接触している
ため、各リブ間に閉鎖された空間が出来、この空間が太
鼓の共鳴空間の作用をなし、騒音を発するという問題が
あった。
特にその室外へ排出するための開口部から騒音が外部に
漏れるという問題があり、外板においても、前記隙間の
密封が十分でなく、且つ中実のゴムパッキンを用いてい
たため、外板自身がビビリ音を発し、また、騒音が漏れ
やすい欠点があった。
て、エンジン室から発する騒音を低減した、静粛性に優
れたエンジンヒートポンプのエンジン室の構造を実現す
ることを目的とするものである。
め、この発明は、エンジンを設置するエンジン室の台床
を、上板と下板とからなる二重床構造とするとともに、
上板の裏面に取り付けた補強リブを、下板より浮かして
設けたことを特徴とする。
ンジン室の上部を覆う天井壁を、上板と下板とからなる
二重壁構造として、それら上板と下板との間に空間部を
形成するとともに、下板にはエンジン室内前記空間部内
とを連通する2つの換気口を、上板には前記空間部とそ
の上板の上部側空間とを連通する換気口をそれぞれ設
け、下板の前記2つの換気口から上板の換気口までの距
離を略等しくしたことを特徴とする。
項3の発明は、エンジン室を囲む外壁板の一部又は全部
を、プレス加工による断面波形としてあることを特徴と
する。
願の請求項4の発明は、エンジン室を囲む一つの外壁板
端部の内側面と他部材外側面との間の隙間に、エンジン
室内から室外方向に向かって二重となる空気層を備える
ような弾性パッキンを介装してなるものが提供される。
るエンジンヒートポンプ用室外機の外観を示す斜視図、
図2は、外側のケース部分をワイヤーフレームで示した
内部構造の斜視図である。
その上部部分が熱交換室(2)、下部部分がエンジン室
(3)とされている。熱交換室(2)には、その正面側の中
央部分に、熱交換ファン(4)が、正面向きに取り付けら
れている。また、この熱交換ファン(4)に対向するよう
にして、ケースの背面側に沿うようにして、熱交換器本
体(9)が配置されている。
見て幅方向の中央部分において、台床(10)上に、エンジ
ン(11)が、据え付けられている。このエンジン(11)は、
クランク軸(12)が、正面から見て左右方向に延びた水平
クランク軸機関であって、そのクランク軸(12)によって
駆動される圧縮機(13)が、正面から見て左右方向の一方
即ち左側部分に配置されている。また、エンジン(11)を
挟んで、圧縮機(13)とは反対側の空間部分にエンジン室
内換気ダクト(14)が設置されている。
ち、圧縮機(13)側において、吸気消音器付エアクリーナ
(15)即ちエアクリーナと吸気消音器を一体にした箱型の
ものが、室内の天井壁(18)と一方の側壁に沿うようにし
て配置されている。更に、この吸気消音器付エアクリー
ナ(15)の背面側に、縦長筒状の排気消音器(19)が設置さ
れている。
におけるエンジン室台床(10)は、上板(21)と下板(22)と
からなる2重床構造であり、上板(21)の裏面には、正面
側から背面側にかけて、ケース奥行き方向に延びる一対
のリブ(23)(23)が、左右方向に間隔を設けられている。
このリブ(23)は、リップ付きの溝型材からなるものであ
るが、そのリップ側が下向きとなるようにして、ウエブ
(24)部分で上板(21)下面に沿って取り付けられ、その奥
行き方向の両端部分は、下向きコの字形のフレーム(25)
(25)へ固着されている。更に、これらリブ(23)(23)の下
端は、下板(22)よりも浮かせて、即ちその下板(22)から
離して配置されており、エンジン(11)の振動によって、
大きな消音を生じることのないようにしている。
3)に対応する部分において、防振ゴム(26)を介して、上
板(21)上に据え付けられている。
ても、図3及び図6のように、上板(29)と下板(30)とか
らなる2重壁構造となっている。上板(29)には、その中
央前部寄りの部分に1つの出口穴(31)が形成され、下板
(30)には、左右方向の両端で且つ背面側のコーナー近傍
に、一対の入口(32)(33)が開口されている。前記換気ダ
クト(14)を通して導入された換気は、この2つの入口(3
2)(33)から2重壁内の空間(34)内に出て、中央部の出口
(31)から、前記熱交換室(2)内へ導いて、この熱交換室
(2)から前記熱交換ファン(4)によって排出されるよう
に構成してある。
間の経路には、下板(30)のコーナーから中央前部側を結
ぶようにして、それらの距離を長くし、且つ、両入口(3
2)(33)から出口(31)迄の夫々の距離が互いに略等しくな
るようにしている。そして、この上板(29)と下板(30)間
の(34)へ入った空気は、この部分で膨張することによっ
て減衰され、消音される。
気パイプ(35)は、この直上において、下板(30)の前記一
方の入口(32)内へ挿入されて、更に熱交換室(2)側へ導
かれており、同じくそれに対応して上板(29)に形成した
開口(36)から、熱交換室(2)内へ取り入れた外気を吸気
として、このエアクリーナ(15)側へ取り入れるようにし
ている。
イプ(35)周辺の隙間を通って換気が流出し、また、上板
(29)の開口部(36)は、吸気パイプ(35)周辺部分を塞いで
ある。下板(30)と上板(29)の前記空間(34)側の内壁面に
は、夫々、吸音材(38)が張り付けられている。
図1の壁板(40)は、図7のように、プレス加工による断
面波形の波板形状になっており、これによって、リブと
同様の剛性を持たせるとともに、リブを溶接するような
ものと比較してコストを削減でき、且つ、剛性アップに
よるビビリ音を防止できる。また、リブを溶接すると、
裏面側に吸音材を貼る場合に、そのリブ部分をさけて吸
音材を必要な寸法に裁断しなければならないが、このよ
うな波板状であるから、そよのうな不都合がなく一体一
面に貼ることができる。
の開閉用カバーでもあるが、図8のように、側壁板(41)
から正面側に折り返した折り返し部(42)と、この壁板(4
0)との間に、中空シール部(42)と水返し片(43)からなる
ゴムパッキン(44)を取り付けている。
状突起を備えたコの字形嵌合部(45)を用意しており、こ
の嵌合部(45)を、前記折り返し部(42)へ先端から嵌合し
て取り付けるとともに、その折り返し部(42)と壁板(40)
との隙間の室外側に、先端がその室外方向に突出するよ
うくの字形に折れ曲がったヒレ状の水返し片(43)が一体
に突出され、この水返し片(43)との間に空間(46)をおい
て、中空部(47)を備えたシール部(48)を一体に形成して
いる。
空間(46)(47)である空気層が形成されることになり、騒
音が外部に漏れるのを防止する防音効果が増大し、ま
た、水返し片(43)によって外側からの雨水の侵入を防止
しうるものである。
としたエンジン室台床において、その台床の上板の設け
たリブを下板より離して設けているから、この部分での
太鼓のような作用による騒音を防止することが出来る。
重壁となった天井壁において、下板の一対の換気入り口
と上板の換気出口との間の距離を等しくなるようにし
て、入り口から出口までの距離を長く取るようにしてい
るから、上板と下板との間の空間を膨張室として、エン
ジン室から出で来る騒音を低減できる効果がある。
ンジン室を囲む壁板の一部又は全部を、プレス加工によ
る断面波形としているため、壁板の剛性が増し、エンジ
ンの振動によるビビリ音を防止するとともに、リブを溶
接する必要がないから安価に製作でき、且つ、吸音材の
貼り付けも容易となる効果がある。
ンジン室の壁板の端部に、内外方向に二重の空気層を備
えるような弾性パッキンを介在させているから、室内か
らの騒音の漏れを有効の防止できるとともに、雨水の浸
入をも効果的に防止できるという効果がある。
図である。
見た図である。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンを設置するエンジン室の台床
を、上板と下板とからなる二重床構造とするとともに、
上板の裏面に取り付けた補強リブを、下板より浮かして
設けたことを特徴とするエンジンヒートポンプのエンジ
ン室構造。 - 【請求項2】 エンジン室の上部を覆う天井壁を、上板
と下板とからなる二重壁構造として、それら上板と下板
との間に空間部を形成するとともに、下板にはエンジン
室内と前記空間部内とを連通する2つの換気口を、上板
には前記空間部とその上板の上部側空間とを連通する換
気口をそれぞれ設け、下板の前記2つの換気口から上板
の換気口までの夫々の距離を略等しくしたことを特徴と
するエンジンヒートポンプのエンジン室構造。 - 【請求項3】 エンジン室を囲む外壁板の一部又は全部
を、プレス加工による断面波形としてあることを特徴と
するヒートポンプのエンジン室構造。 - 【請求項4】 エンジン室を囲む一つの外壁板端部の内
側面と他部材外側面との間の隙間に、エンジン室内から
室外方向に向かって二重となる空気層を備えるような弾
性パッキンを介装してなることを特徴とするエンジンヒ
ートポンプのエンジン室構造。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006071200A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Yanmar Co Ltd | エンジンヒートポンプの室外機 |
JP2011027323A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機の室外機 |
WO2013125569A1 (ja) * | 2012-02-22 | 2013-08-29 | 株式会社 東芝 | X線ct装置 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14968198A patent/JP3922799B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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US9332945B2 (en) | 2012-02-22 | 2016-05-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray CT system |
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