JPH11336967A - ホース継手 - Google Patents

ホース継手

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JPH11336967A
JPH11336967A JP10141878A JP14187898A JPH11336967A JP H11336967 A JPH11336967 A JP H11336967A JP 10141878 A JP10141878 A JP 10141878A JP 14187898 A JP14187898 A JP 14187898A JP H11336967 A JPH11336967 A JP H11336967A
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JP
Japan
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hose
joint
engaging
cylinder member
disengaging
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Application number
JP10141878A
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English (en)
Inventor
Toshio Takagi
壽雄 高城
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Kotobuki Tsushou Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki Tsushou Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホースをどのような方向に取り回してもホー
スに捩れや折れ曲がりが発生することがないホース継手
を提供すること 【解決手段】 一端側101に設けられ、蛇口2に取り
付けられたニップル部材50のジョイント口金53に係
脱自在かつ回動可能に取り付けられる係脱部120と、
他端側102に設けられホース5が取り付けられるホー
ス接続部140と、上記係脱部120とホース接続部1
40とを連通し、かつ、角度可変に接続する可動管継手
部160とを備えたホース継手とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホース継手に係り、
特にホースを水道の蛇口に設けたニップル部材に着脱自
在、かつ取付角度可変に取り付けることができるホース
継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水道の蛇口、特に地下水栓の蛇口
に取り付けたニップル部材にホースを取付けるためのホ
ース継手として、実公平6−29581号に示されるも
のがある(図12参照)。
【0003】このホース継手20は、給水函3に配置さ
れ、斜め上方を向いた蛇口2を備えた地下水栓1に取り
付けられた直線状のニップル40に取り付けられるもの
である。
【0004】上記ニップル40は、パッキン42を内蔵
した蛇口リング41と、蛇口リング41に螺着され、上
記ホース継手20との接合部であるジョイント口金43
とで構成され、蛇口リング41の周囲には蛇口リング4
1を蛇口2に固着する止めねじ44が設けられている。
【0005】ホース継手20は、上記ジョイント口金4
3の先端が嵌入される凹部21及びホース5差し込み用
のホース取付管部23を形成したプラグ本体22と、凹
部21に半径方向から出没する係止片24を備え上記ニ
ップル40のジョイント口金43に対して係脱接続され
るスライド筒部25と、ホース取付管部23に差し込ま
れたホース5を締めつける締付筒27とで構成されてい
る。また、上記プラグ本体22は凹部21とホース取付
管部23との間で略く字形に屈曲形成されている。ここ
で、凹部21に対するホース取付管部23の軸芯の偏位
(屈曲度)は、約45°とされている。
【0006】このようなニップル40とホース継手20
とを備えたホースコネクタ10によれば、ホース継手2
0はニップル40との取付個所において、ニップル40
が取付けられた蛇口2に対して回動できるものであり、
プラグ本体22が湾曲形成されているため、ホース継手
20先端のホース取付管部23は鉛直上方を中心として
両側に向け所定の角度だけ首振りができるものとなり、
ホース継手20はホース5の取り回しに伴って回動でき
るものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のホース継手20にあっては、ホース5を取り回
す際にホース継手20がニップル40に対して回動でき
る範囲は、給水函3の上方のある一定の範囲に限られて
いる。
【0008】即ち、ホース継手20は蛇口2が指向する
斜め上方を軸として、給水函3の開口側であって、ホー
ス5が上方を向く位置の両側でホース5が給水函3側縁
4に接触する位置に至る範囲でのみ回転をさせることが
でき、ホース継手20を下方に向けた回動をさせること
はできない
【0009】このため、従来のホース継手20を使用し
た場合において、ホース5を取り回すとき、ホース5の
取り回しの状態によってはホース継手20が良好に回転
せず、ホース5に折れ曲がりや捩じれが発生する場合が
ある。
【0010】従って、ホース5を給水函3の一方の側縁
側から反対側の側縁側までで取り回すには、ホース5が
上に向いたままである一方向にしか回転させることがで
きず、この方向と逆の方向にホース5を回転させるよう
に取り回すと、ホース5が折れ曲がったり捩れたりする
おそれがある。
【0011】また、ニップル40とホース継手20との
接続部の回転軸が斜め上方を向いているので、当該方向
を軸としてホース5を取り回さないと、ニップル40と
ホース継手20との間で回転が円滑にできないため、特
にホース5を大きい角度にわたって取り回す際には、ホ
ース5の取り回しによってホース継手20にかかる回転
方向の力が上記ニップル40とホース継手20との回転
可能な方向と一致せずにホース継手20が回転しないこ
とがあり、このような場合には、ホース5が折れ曲がっ
たり、捩じれたりするおそれがある。
【0012】そこで、本発明は、ホースをどのような方
向に取り回してもホースに捩れや折れ曲がりが発生する
ことがないホース継手を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであって、請求項1に記載の発明は、
図1に示すように、一端側101に設けられ、蛇口2に
取り付けられたニップル部材50のジョイント口金52
に係脱自在かつ回動可能に取り付けられる係脱部120
と、他端側102に設けられホース5が取り付けられる
ホース接続部140と、上記係脱部120とホース接続
部140とを連通し、かつ、角度可変に接続する可動管
継手部160とを備えたホース継手である。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のホース継手100において、可動管継手部16
0,260は、係脱部120及びホース接続部140の
うち一方の部材から軸線方向に垂直な方向に上記一方の
部材に連通して延設され、連通孔部165,265が形
成された内筒部材166,261と、上記内筒部材16
1,261を覆って上記内筒部材161,261の中心
軸に対して回動可能に設けられ、上記係脱部120及び
ホース接続部140のうち他方の部材と連通する外筒部
材162,262と、内筒部材161,261の外側面
163,263と外筒部材162,262の内側面16
4,264との間をシールするシール部材165,26
5とを備えた回転式管継手としたものである。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載のホース継手において、可動管継手部360
は、係脱部120及びホース接続部140のうち一方の
部材から軸線方向に沿って延設され、上記一方の部材に
連通すると共に、先端部に連通孔部366が形成された
ボール状の内側部材361と、上記係脱部120及びホ
ース接続部140のうち他方の部材から軸線方向に沿っ
て延設され、上記他方の部材と連通すると共に、上記内
側部材361を覆って上記内側部材361の中心に対し
て回動可能かつ傾動可能に設けられた外側部材362
と、内側部材361の外側面363と外側部材362の
内側面364との間をシールするシール部材365とを
備えたボール管継手としたものである。
【0016】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載のホース継手において、可動管継手部460は
係脱部120及びホース接続部140のうち一方の部材
から軸線方向に傾斜した方向に上記一方の部材に連通し
て延設され先端に連通孔部466が形成された内筒部材
461と、上記係脱部120及びホース接続部140の
うち他方の部材から軸線方向から傾斜した方向に上記他
方の部材と連通して延設され、上記内筒部材461を覆
って上記内筒部材461に対して回動可能に設けられた
外筒部材462と、内筒部材461の外側面463と外
筒部材462の内側面464との間をシールするシール
部材465とを備えた回転式管継手としたものである。
【0017】本発明によれば、ホース継手100,20
0,300,400は蛇口2に取り付けられたニップル
部材50のジョイント口金52に係脱部120で係脱自
在かつ回動可能に取り付けることができる。またホース
継手100,200,300,400はホース5が取付
けられたホース接続部140と、この係脱部120との
間は可動管継手部160,260,360,460で連
通され、かつ、角度可変に接続されている。
【0018】従って、ホース継手100,200,30
0,400に接続されたホース5を蛇口2に対してどの
様な方向に引き回したとしても、ホース継手100,2
00,300,400はこのホース5の引回しに伴っ
て、ニップル部材50に対して回転すると共に、可動管
継手部160,260,360,460においてホース
接続部140は係脱部120に対する取付け角度を変え
ることができ、ホース接続部140の先端がホース5の
配設方向に沿った方向に向くようになる。このため、本
発明によれば、ホース5の引回しによるホース5の捩じ
れ、折れ曲がりを有効に防止することができる。
【0019】そして、本発明に係るホース継手を地下水
栓に取り付けて使用する場合には、特にジョイント口金
が鉛直方向を向くように、略く字状に屈曲したニップル
部材を使用すれば、ホース継手100,200,30
0,400が鉛直方向を回転軸とするようになることか
ら、ホース5をこのホース継手を中心として360°に
わたってどのような位置に引き回してもホース5の捩じ
れや、屈曲が確実に防止される。
【0020】また、本発明に係るホース継手100,2
00,300,400を地下水栓に直線状のニップルを
取付け、このニップルに取り付けて使用することがで
き、この場合にもホース5の引回しによるホース5の捩
じれ、折れ曲がりを有効に防止することができる。
【0021】さらに、本発明に係るホース継手100,
200,300,400を地上に設けられ蛇口が下方を
向いた通常の蛇口に使用した場合においても、ホース5
の引回しに応じてホース継手100,200,300,
400はニップル部材に対して回転すると共に、可動管
継手部160,260,360,460においてホース
接続部140は係脱部120に対して取付け角度が可変
であるので、ホース接続部140はホース5の配設方向
に沿った方向に向くことができ、ホース5の捩じれ、折
れ曲がりを有効に防止することができる。
【0022】特に、請求項3に記載のホース継手300
にあっては、可動管継手部360をボール管継手として
いるから、ホース接続部140は係脱部120に対し
て、どのような方向にでも屈曲させることができる他、
ホース接続部140は係脱部120に対して回転できる
ので、さらに有効にホース5の捩じれ、折れ曲がりを有
効に防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る蛇口用ホースコ
ネクタの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】〔第1の実施の形態〕図1乃至図4は、本
発明の第1の実施の形態に係るホース継手100を示す
ものである。本例において、ホース継手100は、給水
函3に配置され、斜め上方を向いた蛇口2を備えた地下
水栓1に取り付けられるものである。そして、ホース継
手100は、前記蛇口2の先端に固定されたニップル部
材50に取り付けられる。
【0025】上記ニップル部材50は、全体を略く字状
に形成されている。即ち、ニップル部材50は、ニップ
ル本体53の一端側に蛇口2への接続部51を備え、他
端側に上記ホース継手100が取り付けられるジョイン
ト口金52を備え、上記ニップル本体53は、上記接続
部51と上記ジョイント口金52との間で略く字状に屈
曲形成されている。本例ではこのニップル本体53の屈
曲角度は45°である。
【0026】ニップル部材50の一端側に形成される接
続部51は、ニップル本体53と蛇口2の間に配設され
るパッキン55と、蛇口2に形成された雄ねじ部2aに
螺着される取付リング54と、この取付リング54に嵌
入され上記ニップル本体53の端部に形成されたフラン
ジ部57に係合して、パッキン55を間に挟んで、ニッ
プル本体53の端部を蛇口2端部の間で押しつける略E
字状の係止部材56とから構成されている。
【0027】また、ニップル部材50の他端側に形成さ
れるジョイント口金52は、上記ニップル本体53の先
端に一体に形成され、係脱部120が係止される凹部5
8と、凹部58より先端側に形成されて凹溝59と、こ
の凹溝59に嵌め込まれたOリング60とから構成され
ている。尚、このOリング60は、必要に応じて設けれ
ば足り、図中131で示すウイングパッキンで水漏れが
防止出来る場合にはジョイント口金52にOリングを備
えない構成としても差し支えない。
【0028】ホース継手100は、ニップル部材50が
係脱可能かつ回転動可能に取り付けられる係脱手段であ
る係脱部120と、ホース5が取り付けられるホース接
続部140とを備えている。
【0029】係脱部120は、上記ジョイント口金52
が嵌入され、上記Oリング60の周縁が接触する嵌入凹
部124が形成され、周縁に沿って開口127が形成さ
れた筒状のプラグ部材本体126と、このプラグ部材本
体126の周囲に配置され上記プラグ部材本体126の
開口127から嵌入凹部124内に半径方向から出没可
能に設けられた係止片123と、スライド筒部122と
を備えている。
【0030】このスライド筒部122は、上記係止片1
23の周囲に設けられ、常時はスプリング128によっ
て付勢され、上記係止片123を上記開口127から突
出させて係止片123をニップル部材50のジョイント
口金52に形成された凹部58に係合させ、ホース継手
100とニップル部材50とを係合状態とし、スプリン
グ128の付勢力に抗して反付勢側にスライドさせられ
ると、上記係止片123が開口127内に没し、係止片
123と上記凹部58との係合を解除するものである。
【0031】従って、この係脱部120によれば、ニッ
プル部材50にホース継手100を取付けるには、係脱
部120の嵌入凹部124にニップル部材50のジョイ
ント口金52を差し込むように押しつければよい。する
と、ジョイント口金52がプラグ部材本体126の嵌入
凹部124内に配置されて、Oリング60の周縁が嵌入
凹部124内壁に接触し、ニップル部材50とホース継
手100とは連通する。そして、プラグ部材本体126
の開口127から突出した係止片123がジョイント口
金52の凹部58に係合され、この係止片123はスラ
イド筒部122で周囲を保持された状態で、ホース継手
100はニップル部材50に取り付け固定される。
【0032】一方、ニップル部材50からホース継手1
00を取り外すには、スライド筒部122をスプリング
128の付勢力に抗して反付勢側にスライドさせる。す
ると、上記係止片123が開口127から奥に没し係止
片123と上記凹部58との係合が解除され、ホース継
手100はニップル部材50から容易に取り外せる状態
となる。尚、上記係脱部120の係止構造は、本発明に
係るホース継手の構成の一例であり、係脱部の構造を他
のものとしても差し支えない。
【0033】また、上記ホース接続部140は、上記ホ
ース5の端部が差し込まれるホース取付筒部141と、
このホース取付筒部141の基端からホース取付筒部1
41の周囲に立設成型され、外周に雄ねじが形成された
螺子筒部142と、上記ホース取付筒部141の先端部
外周に配置され、先端部に放射状の切り込みを備えて縮
径可能に形成される固定リング143と、上記螺子筒部
142にねじ込まれて上記固定リング143を縮径させ
るキャップ部材144とからなる。このキャップ部材1
44を螺子筒部142にねじ込むと、キャップ部材14
4が固定リング143の端部に接触して、固定リング1
43を縮径させ、上記ホース取付筒部141に差し込ま
れたホース5の外周を押しつけてホース取付筒部141
に固定する。
【0034】そして、本例に係るホース継手100は、
上記ホース接続部140と係脱部120との間に、係脱
部120とホース接続部140とを連通し、かつ、角度
可変に接続する可動管継手部160を備えている。
【0035】本例において、この可動管継手部160
は、係脱部120にその軸線に垂直な方向に延設された
内筒部材161と、ホース接続部140に延設され、上
記内筒部材161を覆って上記内筒部材161の軸線を
軸として回動可能に設けられた外筒部材162とを備え
た回転式管継手をなしている。
【0036】即ち、上記内筒部材161は、係脱部12
0に取り付けられ、係脱部120の軸線方向に延びる係
脱部側基部流路167に係脱部120の軸線方向に垂直
な方向に延設され、上記係脱部120と連通している。
そして、この内筒部材161にはその周壁の一部に連通
孔部166が開設されている。また、上記外筒部材16
2は、ホース接続部140に取り付けられ、ホース接続
部140の軸線方向に延びるホース接続部側基部流路1
68に連通して設けられ、上記ホース接続部140と連
通している。そして、この外筒部材162は上記内筒部
材161を覆って内筒部材161の軸線を軸として回動
可能とされている。
【0037】さらに、上記内筒部材161の外側面であ
る外周面163と外筒部材162の内側面である内周面
164との間には両筒部材161,162間をシールす
るシール部材である2本のOリング165が配置されて
いる。本例では、2本のOリング165は、内筒部材1
61の外側に設けられた環状突条170の間に形成され
る環状凹溝169中に配置される。
【0038】従って、この例に係るホース継手100に
あっては、可動管継手部160において、係脱部120
とホース接続部140とは、連通状態を保ったまま、係
脱部120の軸線に直角な方向を軸として図1の矢印A
に示す範囲で、任意の角度に折り曲げた状態とすること
ができる。
【0039】また、本実施の形態に係るホース継手10
0を用いて蛇口2が斜め上方を向き、給水函3内に配置
された地下水栓1にホース5を取付けるに際しては、蛇
口2に湾曲したニップル部材50を取付けておき、ホー
ス継手100のホース接続部140にホース5の端部を
取り付ければ、ホース継手100の係脱部120をニッ
プル部材のジョイント口金52に差し込むだけで容易に
ホース5を水栓1に取り付けることができる。
【0040】このように屈曲したニップル部材50を使
用した場合には、地下水栓1の蛇口2の軸線は、図1に
示すように、水平面に対して上方に約45°傾斜してい
るので、略く字状に45°屈曲させたニップル部材50
先端のジョイント口金52が略垂直上方を向けて取付け
られることとなり、ジョイント口金52に取り付けられ
たホース継手100は、鉛直線を回転軸として360°
回動自在となる。
【0041】よって、ホース継手100に接続されたホ
ース5を蛇口2に対してどのような方向に引き回したと
しても、ホース継手100はこのホース5の引回しに伴
って、ニップル部材50に対して回転すると共に、可動
管継手部160においてホース接続部140は係脱部1
20に対して任意の角度に屈曲した状態にできるので、
ホース接続部140はホース5の取り回しに追従した方
向に向くことができ、ホース5の引回しによるホース5
の捩じれ、折れ曲がりを有効に防止することができる。
【0042】〔第2の実施の形態〕図5乃至図7は、本
発明に係るホース継手の第2の実施の形態を示すもので
ある。
【0043】本例において、ホース継手200は、係脱
部120とホース接続部140との間を屈曲可能に連通
する可動管継手部260の構成が上述した第1の実施の
形態に係るホース継手と異なるものである。このため、
可動管継手部260以外の構成は第1の実施の形態の構
成と同一であるので、第1の実施の形態と同一の部材に
は図面中に第1の実施の形態と同一の符号を付してその
重複した説明は省略する。
【0044】本例において、この可動管継手部260
は、係脱部120にその軸線に対して垂直方向に延設さ
れた内筒部材261と、ホース接続部140に延設され
上記内筒部材261を覆って上記内筒部材261の軸線
を軸として回動可能に設けられた外筒部材262とを備
えた回転式管継手をなしている。
【0045】即ち、上記内筒部材261は、係脱部12
0に取り付けられ、係脱部120の軸線方向に延びる係
脱部側基部流路267に係脱部120の軸線方向に垂直
な方向に延設され、上記係脱部120と連通している。
そして、この内筒部材261にはその周壁の一部に連通
孔部266が開設されている。また、上記外筒部材26
2は、ホース接続部140に取り付けられ、ホース接続
部140の軸線方向に延びるホース接続部側基部流路2
68に延設され、上記ホース接続部140と連通してい
る。そして、この外筒部材262は上記内筒部材261
を覆って内筒部材261の中心軸を軸として回動可能と
されている。
【0046】そして、上記内筒部材261の外側面であ
る外周面263と外筒部材262の内側面である内周面
264との間には両筒部材261,262間をシールす
るシール部材である2本のOリング265が配置されて
いる。本例では、2本のOリング265は、内筒部材2
61の外側に設けられた環状突条270の間に形成され
る環状凹溝269中に配置される。
【0047】従って、この例に係るホース継手200に
あっては、可動管継手部260において、係脱部120
とホース接続部140とは、連通状態を保ったまま、係
脱部120の中心軸に直角な方向を軸として任意の角度
に折り曲げた状態とすることができる。
【0048】このため、本実施の形態に係るホース継手
200は、上記第1の実施の形態のホース継手と同様
に、ホース継手200に接続されたホース5を蛇口2に
対してどのような方向に引き回したとしても、ホース継
手200はこのホース5の引回しに伴って、ニップル部
材50に対して回転すると共に、可動管継手部260に
おいてホース接続部140は係脱部120に対して任意
の角度に屈曲した状態にできるので、ホース接続部14
0はホース5の取り回しに追従した方向に向くことがで
き、ホース5の引回しによるホース5の捩じれ、折れ曲
がりを有効に防止することができる。
【0049】〔第3の実施の形態〕図8及び図9は本発
明に係るホース継手の第3の実施の形態を示すものであ
る。
【0050】本例において、ホース継手300は、係脱
部120とホース接続部140との間を屈曲可能に連通
する可動管継手部360の構成が上述した第1の実施の
形態に係るホース継手と異なるものである。このため、
可動管継手部360以外の構成は第1の実施の形態の構
成と同一であるので、第1の実施の形態と同一の部材に
は図面中に第1の実施の形態と同一の符号を付してその
重複した説明は省略する。
【0051】本例において、この可動管継手部360
は、ホース接続部140の軸線に沿って延設されたボー
ル状の内側部材361と、上記係脱部120からその軸
線方向に沿って延設され、上記ボール状の内側部材36
1を覆って上記ボール状内側部材361に対して回動可
能に設けられた外側部材362と、上記内側部材361
の外側面363と外側部材362の内側面364との間
をシールするシール部材365とからなるボール管継手
をなしている。
【0052】即ち、上記内側部材361は、ホース接続
部に140取り付けられ、その軸線方向に延びる管状流
路367に取り付けられ、上記ホース接続部140と連
通している。そして、この内側部材361にはその周壁
の先端に連通孔部366が開設されている。また、上記
外側部材362は、係脱部120にその軸線方向に沿っ
て形成された筒状部材で、先端に上記内側部材361の
抜け止め用折り返し部368が形成されている。この外
側部材362の内側面364には、上記内側部材361
の外周面363に両部材361,362間をシールする
シール部材である2つの環状シール部材265が配置さ
れている。
【0053】従って、この例に係るホース継手300に
あっては、可動管継手部360において、係脱部120
とホース接続部140とは、連通状態を保ったまま、ボ
ール状の内側部材361の中心を回転中心として相対的
に回転可能でかつ任意の角度に折り曲げた状態とするこ
とができる。
【0054】このため、本実施の形態に係るホース継手
300は、ホース継手300に接続されたホース5を蛇
口2に対してどのような方向に引き回したとしても、ホ
ース継手300はこのホース5の引回しに伴って、ニッ
プル部材50に対して回転すると共に、可動管継手部3
60においてホース接続部140が係脱部120に対し
て任意の角度に屈曲できる、かつ回転できるので、ホー
ス接続部140はホース5の取り回しに追従した方向に
向くことができ、ホース5の引回しによるホース5の捩
じれ、折れ曲がりを有効に防止することができる。
【0055】〔第4の実施の形態〕図10及び図11は
本発明に係るホース継手の第4の実施の形態を示すもの
である。
【0056】本例において、ホース継手400は、係脱
部120とホース接続部140との間を屈曲可能に連通
する可動管継手部460の構成が上述した第1の実施の
形態に係るホース継手と異なるものである。このため、
可動管継手部460以外の構成は第1の実施の形態の構
成と同一であるので、第1の実施の形態と同一の部材に
は図面中に第1の実施の形態と同一の符号を付してその
重複した説明は省略する。
【0057】本例において、この可動管継手部460
は、係脱部120にその軸線に対して傾斜して延設され
た内筒部材461と、ホース接続部140にその軸線に
対して傾斜して延設され上記内筒部材461を覆って上
記内筒部材461に対して回動可能に設けられた外筒部
材462とを備えた回転式管継手をなしている。
【0058】即ち、上記内筒部材461は、係脱部12
0に取り付けられ、係脱部120の軸線方向に対して4
5°傾斜して延びる係脱部側基部流路467に延設さ
れ、上記係脱部120と連通している。そして、この内
筒部材461にはその先端連通孔部466が開設されて
いる。また、上記外筒部材462は、ホース接続部14
0に取り付けられ、ホース接続部140の軸線方向に対
して45°傾斜して延びるホース接続部側基部流路46
8に延設され、上記ホース接続部140と連通してい
る。そして、この外筒部材462は上記内筒部材461
を覆って内筒部材461に対して回動可能とされてい
る。
【0059】そして、上記内筒部材461の外側面であ
る外周面463と外筒部材462の内側面である内周面
464との間には両筒部材461,462間をシールす
るシール部材であるOリング465が配置されている。
本例では、2本のOリング465は、内筒部材461の
外側に設けられた2列の環状突条470の間に形成され
る環状凹溝469中に配置される。また、本例の内筒部
材461と外筒部材462との間には略E字状の係止部
材480が配置され互いに回動可能に抜け止めされてい
る。
【0060】即ち、上記外筒部材462には、図11
(2)に示すように、その周に沿って3か所に上記係止
部材480の挿入孔481が放射状に設けられ、上記係
止部材480が外方から挿入され、上記内筒部材の隣会
う環状突起470,471の間に係合されている。
【0061】従って、この例に係るホース継手400に
あっては、係脱部120に対してホース接続部140を
係脱部120の軸線に対して45°傾斜した回転軸を軸
として360°自由に回転させることができるものとな
っているので、ホース接続部140は、図10に示すよ
うに、係脱部140と略平行である状態から、図11に
示すように係脱部140と略直角になる状態までの任意
の角度に折り曲げた状態とすることができる。
【0062】このため、ホース継手400に接続された
ホース5を蛇口2に対してどのような方向に引き回した
としても、ホース継手400はこのホース5の引回しに
伴って、ニップル部材50に対して回転すると共に、可
動管継手部460において係脱部120とホース接続部
140とが任意の角度に屈曲できるので、ホース接続部
140はホース5の取り回し方向に向くこととなる。こ
のため、ホースの引回しによるホースの捩じれ、折れ曲
がりを有効に防止することができる。
【0063】〔実施の形態の変形例〕尚、本発明にあっ
ては、第1、第2、第4の実施の形態において、内筒部
材をを係脱部に取り付け、外筒部材をホース接続部に取
り付けるものとしたが、外筒部材を係脱部に取り付け、
内筒部材をホース接続部に取り付けるようにしてもよ
い。また、第3の実施の形態において、筒状の外側部材
を係脱部に取り付け、ボール状の内側部材をホース接続
部に取り付けるものとしたが、外側部材をホース接続部
に取り付け、内側部材を係脱部に取り付けるようにして
もよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホース継手は蛇口に取り付けられたニップル部材のジョ
イント口金に係脱部で係脱自在かつ回動可能に取り付け
ることができ、またホース継手はホースが取付けられた
ホース接続部が係脱部に対し屈曲可能に可動管継手部で
連通されている。従って、ホース継手に接続されたホー
スを蛇口に対してどの様な方向に引き回したとしても、
ホース継手はこのホースの引回しに伴って、ニップル部
材に対して回転すると共に、可動管継手部においてホー
ス接続部が係脱部に対する取付け角度を変更することが
でき、ホース接続部が取り回されたホースの配設方向に
沿った方向に向くようになり、ホースの引回しによるホ
ースの捩じれ、折れ曲がりを有効に防止することができ
る。
【0065】そして、本発明に係るホース継手を地下水
栓に取り付けて使用する場合には、特にジョイント口金
が鉛直方向を向くように、略く字状に屈曲したニップル
部材を使用すれば、ホース継手が略鉛直方向を回転軸と
するようになることから、ホースをこのホース継手を中
心として360°にわたってどのような位置に引き回し
てもホースの捩じれや、屈曲が確実に防止される。ま
た、本発明に係るホース継手を地下水栓に取付けた直線
状のニップルに接続した場合にもホースの引回しによる
ホースの捩じれ、折れ曲がりを有効に防止することがで
きる。
【0066】さらに、本発明に係るホース継手を地上に
設けられ蛇口が下方を向いた通常の蛇口に使用した場合
においても、ホースの引回しに応じてホース継手はニッ
プル部材に対して回転すると共に、可動管継手部で係脱
部とホース接続部との間の取付け角度が変わりホース接
続部はホースの配設方向に沿った方向に向き、ホースの
捩じれ、折れ曲がりを有効に防止することができる。
【0067】特に、請求項3に記載のホース継手にあっ
ては、可動管継手部をボール管継手としているから、ホ
ース接続部は蛇口に取り付けられた係脱部に対して、ど
のような方向にでも屈曲させることができる他、ホース
接続部と係脱部とを相対的に回転をさせることができ、
ホースの捩じれ、折れ曲がりを有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るホース継手
を地下水栓に取り付けた状態を示す断面図である。
【図2】 図1に示したホース継手の断面図である。
【図3】 図1に示したホース継手の図2中A−B−
A’線断面図である。
【図4】 図1に示したホース継手の図2中A−C−
A’線断面図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係るホース継手
の断面図である。
【図6】 図5に示したホース継手の図5中のVI-VI 線
断面図である。
【図7】 図5に示したホース継手の屈曲状態を示す図
5中のVI-VI’ 線に相当する断面図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態に係るホース継手
の断面図である。
【図9】 図8に示したホース継手の屈曲状態を示す断
面図である。
【図10】 本発明の第4の実施の形態に係るホース継
手の断面図である。
【図11】 図10に示したホース継手の屈曲状態を示
す断面図である。
【図12】 従来のホース継手を示す断面図である。
【符号の説明】
100,200,300,400 ホース継手 101 一端側 102 他端側 120 係脱部 140 ホース接続部 160,260,360,460 可動管継手部 161,261,461 内筒部材 162,262,462 外筒部材 163,263,363,463 外側面(外周面) 164,264,364,464 内側面(内周面) 165,265,365,465 シール部材 361 内側部材 362 外側部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に設けられ、蛇口に取り付けられ
    たニップル部材のジョイント口金に係脱自在かつ回動可
    能に取り付けられる係脱部と、他端側に設けられホース
    が取り付けられるホース接続部と、上記係脱部とホース
    接続部とを連通し、かつ、角度可変に接続する可動管継
    手部とを備えたホース継手。
  2. 【請求項2】 上記可動管継手部は、係脱部及びホース
    接続部のうち一方の部材から軸線方向に垂直な方向に上
    記一方の部材に連通して延設された連通孔部が形成され
    た内筒部材と、 上記内筒部材を覆って上記内筒部材の中心軸に対して回
    動可能に設けられ、上記係脱部及びホース接続部のうち
    他方の部材と連通する外筒部材と、 内筒部材の外側面と外筒部材の内側面との間をシールす
    るシール部材とを備えた回転式管継手である請求項1に
    記載のホース継手。
  3. 【請求項3】 上記可動管継手部は、係脱部及びホース
    接続部のうち一方の部材から軸線方向に沿って延設さ
    れ、上記一方の部材に連通すると共に、先端部に連通孔
    部が形成されたボール状の内側部材と、 上記係脱部及びホース接続部のうち他方の部材から軸線
    方向に沿って延設され、上記他方の部材と連通すると共
    に、上記内側部材を覆って上記内側部材の中心に対して
    回動可能かつ傾動可能に設けられた外側部材と、 内側部材の外側面と外側部材の内側面との間をシールす
    るシール部材とを備えたボール管継手である請求項1に
    記載のホース継手。
  4. 【請求項4】 上記可動管継手部は係脱部及びホース接
    続部のうち一方の部材から軸線方向に傾斜した方向に上
    記一方の部材に連通して延設され先端に連通孔部が形成
    された内筒部材と、 上記係脱部及びホース接続部のうち他方の部材から軸線
    方向に傾斜した方向に上記他方の部材と連通し延設され
    先端に連通孔部が形成され、上記内筒部材を覆って上記
    内筒部材に対して回動可能に設けられた外筒部材と、 内筒部材の外側面と外筒部材の内側面との間をシールす
    るシール部材とを備えた回転式管継手である請求項1に
    記載のホース継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2180222A2 (en) 2008-10-23 2010-04-28 Yugen Kaisha Hama International Tube fitting

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