JPH11336977A - 蛇口用ホースコネクタ - Google Patents

蛇口用ホースコネクタ

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JPH11336977A
JPH11336977A JP10141877A JP14187798A JPH11336977A JP H11336977 A JPH11336977 A JP H11336977A JP 10141877 A JP10141877 A JP 10141877A JP 14187798 A JP14187798 A JP 14187798A JP H11336977 A JPH11336977 A JP H11336977A
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JP
Japan
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faucet
hose
nipple
plug member
plug
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Application number
JP10141877A
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English (en)
Inventor
Toshio Takagi
壽雄 高城
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Kotobuki Tsushou Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki Tsushou Co Ltd
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Publication date
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手を汚さずに容易に蛇口に取り付けることが
でき、ホースをどのような方向に捩じっても捩れを吸収
することができるようにする。 【解決手段】 蛇口201に接続されるニップル部材2
0と、ホース210が接続され、このニップル部材20
に係脱自在に接続されるプラグ部材40とからなり、ニ
ップル部材20は、一端側に蛇口201との接続部21
を備え他端側にホース側部継手材とのジョイント口金2
2を備えると共に、蛇口201との接続部21とジョイ
ント口金22との間で略く字状に屈曲形成され、プラグ
部材40は、一端側にジョイント口金に対し係脱自在に
係合すると共に係合時に周方向に回動しうる係脱手段4
1を備え、他端側にホース接続手段42を備え、蛇口2
01の延長線に対して傾斜した軸を中心として回転可能
である蛇口用ホースコネクタ10である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蛇口用ホースコネク
タに係り、特にホースを水道の蛇口の延長方向から屈曲
した方向に沿って着脱自在、かつ当該方向に沿う軸を中
心として回動自在に取り付けることができる蛇口用ホー
スコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水道の蛇口の延長方法に対して屈
曲した方向にホースを取り付けるタイプのホースコネク
タとして、実公平6−29581号に示されるものがあ
る(図5参照)。
【0003】この蛇口用ホースコネクタ130は、給水
函220に配置され、斜め上方を向いた蛇口201を備
えた地下水栓200に取り付けられるものである。そし
て、このホースコネクタ130は前記蛇口201の先端
に固定される直線状のニップル140と、このニップル
140の上端に取り付けられると共に屈曲形成されたプ
ラグ150とからなる。
【0004】上記ニップル140は、パッキン142を
内蔵した蛇口リング141と、蛇口リング141に螺着
され、上記プラグ150との接合部であるジョイント口
金143とで構成され、蛇口リング141の周囲には蛇
口リング141を蛇口201に固着する止めねじ144
が設けられている。
【0005】プラグ150は、上記ジョイント口金14
3の先端が嵌入される凹部151及びホース210差し
込み用のホース取付筒153を形成したプラグ本体15
2と、凹部151に半径方向から出没する係止片154
を備え上記ニップル140のジョイント口金143に対
して係脱可能に接続されるスライド筒155と、ホース
取付筒153に差し込まれたホース210を締めつける
締付筒157とで構成されている。また、上記プラグ本
体152は凹部151とホース取付筒153との間で略
く字形に屈曲形成されている。ここで、凹部151に対
するホース取付筒153の軸芯の偏位(屈曲度)は、約
45°とされている。
【0006】このような構成を有するホースコネクタ1
30によれば、プラグ150はニップル140との取付
個所において、ニップル140が取り付けられた蛇口2
01に対して回動できるものとなり、プラグ本体152
が湾曲形成されているため、プラグ150先端のホース
取付筒153は鉛直上方を中心として両側に向け所定の
角度だけ首振りができるものとなり、プラグ150はホ
ース210の取り回しに伴って回動できるものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のホースコネクタ130にあっては、ホース21
0を取り回す際にプラグ150がニップル140に対し
て回動できる範囲は、給水函220の上方のある一定の
範囲に限られている。
【0008】即ち、プラグ150は蛇口201が指向す
る斜め上方を軸として、給水函220の開口側であっ
て、ホース210が上方を向く位置の両側でホース21
0が給水函220側縁221に接触する位置に至る範囲
でのみ回転をさせることができ、プラグ150を下方に
向けた回動をさせることはできない。
【0009】このため、従来のホースコネクタ130を
使用した場合において、ホース210を取り回すとき、
ホース210の取り回しの状態によってはホースコネク
タ130が良好に回転せず、ホース210に折れ曲がり
や捩じれが発生する場合がある。
【0010】従って、ホース210を給水函220の一
方の側縁221側から反対側の側縁222側までで取り
回すには、ホース210が上に向いたままである一方向
にしか回転させることができず、この方向と逆の方向に
ホース210を回転させるように取り回すと、ホース2
10が折れ曲がったり捩れたりするおそれがある。
【0011】また、ニップル140とプラグ150との
接続部の回転軸が斜め上方を向いているので、当該方向
を軸としてホース210を取り回さないと、ニップル1
40とプラグ150との間で回転が円滑にできないた
め、特にホースを大きい角度にわたって取り回す際に
は、ホースの取り回しによってニップル140にかかる
回転方向の力が上記ニップル140とプラグ150との
回転可能な方向と一致せずにニップル140が回転しな
いことがあり、このような場合には、ホース210が折
れ曲がったり、捩じれたりするおそれがある。
【0012】また、ニップル140は給水函220の底
に近い位置に配置されているうえ、プラグ150の押圧
方向は傾斜しているから、狭い給水函220でプラグを
手さぐりでニップル140に取りつけなければならな
い。そのため、その取り付け作業は容易ではないしプラ
グ150を持った手が給水函220に接触して、手が汚
れてしまうという問題がある。
【0013】そこで、本発明は、ホースをどのような方
向に取り回してもホースに捩れや折れ曲がりが発生せ
ず、水道栓へのホースの取り付けを容易、かつ手を汚さ
ずに行える蛇口用ホースコネクタを提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであって、請求項1に記載の発明は、
蛇口201に接続されるニップル部材20と、ホース2
10が接続され、上記ニップル部材20に係脱自在に接
続されるプラグ部材40とからなり、上記ニップル部材
20は、一端側に蛇口201との接続部21を備え、他
端側に上記プラグ部材40のジョイント口金22を備え
ると共に、上記蛇口201との接続部21と上記ジョイ
ント口金22との間で略く字状に屈曲形成され、上記プ
ラグ部材40は、一端側に上記ジョイント口金に対し係
脱自在に係合すると共に係合時に周方向に回動しうる係
脱手段41を備え、他端側にホース接続手段42を備
え、上記蛇口201の延長線に対して傾斜した軸を中心
として回転可能である蛇口用ホースコネクタ10であ
る。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の蛇口用ホースコネクタ10において、蛇口20
1が水平面に対して上向きに約45度の角度をもって取
り付けられた地下水栓200に使用されるものであっ
て、当該蛇口201にニップル部材20が取り付けら
れ、ニップル部材20にプラグ部材40が取り付けられ
たとき、上記プラグ部材40の回転軸が鉛直となるもの
である。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1又は請求項2に記載の蛇口用ホースコネクタ10にお
いて、プラグ部材40の係脱手段41は、スライドリン
グ49と該スライドリング49の移動によって出没する
係止片43とを備えたワンタッチ着脱式のコネクタであ
る蛇口用ホースコネクタである。
【0017】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1、請求項2、または請求項3に記載の蛇口用ホースコ
ネクタにおいて、プラグ部材のホース接続手段は、該プ
ラグ部材から横方向に、該プラグ部材のニップル部材へ
の取り付け方向に対して略直角をなして形成されている
蛇口用ホースコネクタである。
【0018】本発明に係る蛇口用ホースコネクタ10に
よれば、蛇口201に接続されたニップル部材20は略
く字形に屈曲形成されており、プラグ部材40はその先
端のジョイント口金22に係脱部41を介して回動可能
に取り付けられているので、プラグ部材40に取り付け
られたホース210は、蛇口201の延長線に対して傾
斜した方向から蛇口201に回動可能に取り付けられ
る。
【0019】従って、この蛇口用ホースコネクタ10を
蛇口201が斜め上方を向いた地下水栓200に取り付
けたときには、蛇口201に取り付けたニップル部材2
0のジョイント口金22は略垂直上方を向けて取り付け
るものとできる。このため、このジョイント口金22に
取り付けたプラグ部材40は、鉛直線を回転軸として3
60°回動自在となり、プラグ部材40はホース210
の取り回しに従って自在に回転し、ホース210が折れ
曲がったり捩じれたりすることが防止される。
【0020】また、地下水栓200の蛇口に取り付けら
れたニップル部材20のジョイント口金22は給水函の
開口内に見え、また垂直上方を向いているので、ニップ
ル部材20にプラグ部材40を取り付ける際に、プラグ
部材40の押し込み方向に特に注意を払うことなくま
た、給水函に手を接触させて手を汚すことはなく、容易
に取り付けることができる。
【0021】さらに、プラグ部材のホース接続手段を、
該プラグ部材から横方向に、該プラグ部材のニップル部
材への取り付け方向に対して略直角をなして形成したも
のを用いると、地下水栓に使用した場合には、ホースを
蛇口用ホースコネクタの回転軸に対して直角、即ち略水
平に取り付けることができ、ホースを地面に沿わせた状
態で取り回したとき、プラグ部材はホースの取り回しに
従って回転し易いものとできる。
【0022】
【発明実施の形態】以下本発明に係る蛇口用ホースコネ
クタの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】〔第1の実施の形態〕図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る蛇口用ホースコネクタ10を示す
ものである。本例において、蛇口用ホースコネクタ10
は、給水函220に配置され、斜め上方を向いた蛇口2
01を備えた地下水栓200に取り付けられるものであ
る。
【0024】また、本例に係る蛇口用ホースコネクタ1
0は、前記蛇口201の先端に固定されるニップル部材
20と、このニップル部材20の上端に取り付けられホ
ース210が取り付けられるプラグ部材40とからな
る。
【0025】上記ニップル部材20は、ニップル本体2
3の一端側に蛇口201への接続部21を備え、他端側
に上記プラグ部材40が取り付けられるジョイント口金
22を備えている。そして上記ニップル本体23は、上
記接続部21と上記ジョイント口金22との間で略く字
状に屈曲形成されている。本例では、このニップル本体
の屈曲角度は45°である。
【0026】ニップル部材20の一端側に形成される接
続部21は、ニップル本体23と蛇口201の間に配設
されるパッキン25と、蛇口201に形成された雄ねじ
部202にへ螺着される取付リング24と、この取付リ
ング24に嵌入され上記ニップル本体23の端部に形成
されたフランジ部27に係合して、パッキン25を間に
挟んで、ニップル本体23の端部を蛇口201端部の間
で押し付ける略E字状の係止部材26とから構成されて
いる。
【0027】上記取付リング24は、図1(2)に示す
ように、その周に沿って3か所に上記係止部材26の挿
入孔28が3方向に設けられ、上記係止部材26が取付
リング24の外方から挿入されている。この取付リング
24と係止部材26とによって、ニップル本体23は、
蛇口201の先端に周方向への取付角度を調整可能に取
り付けられる。
【0028】また、ニップル部材20の他端側に形成さ
れるジョイント口金22は、上記ニップル本体23の先
端に一体に形成され、上記プラグ部材が係止される凹部
29と、凹部29より先端側に形成されて凹溝30と、
この凹溝30に嵌め込まれたシール部材であるOリング
31とから構成されている。
【0029】プラグ部材40は、ニップル部材20が係
脱可能かつ回転同可能に取り付けられる係脱手段である
係脱部41と、ホース210が取り付けられるホース取
付部45とを備えている。
【0030】係脱部41は、ジョイント口金22が嵌入
され、上記Oリング31の周縁が接触する嵌入凹部44
が形成され、周縁に沿って開口47が形成された筒状の
プラグ部材本体46と、このプラグ部材本体46の周囲
に配置され上記プラグ部材本体46の開口47から嵌入
凹部44内に半径方向から出没可能に設けられた係止片
43と、スライドリング49とを備える。
【0031】このスライドリング49は、上記係止片4
3の周囲に設けられ、常時はスプリング48によって付
勢され、上記係止片43を上記開口から突出させて係止
片43をニップル部材20のジョイント口金22の凹部
29に係合させ、プラグ部材40とニップル部材20と
を係合状態とし、スプリング48の付勢力に抗して反付
勢側にスライドさせられると、上記係止片43が開口4
7内に没し、係止片43と上記凹部29との係合を解除
するものである。
【0032】従ってこの係脱部41によれば、ニップル
部材20にプラグ部材40を取り付けるには、係脱部4
1の嵌入凹部44にニップル部材20のジョイント口金
22を差し込むように押し付ければよい。すると、ジョ
イント口金22がプラグ部材本体46の嵌入凹部44内
に配置されて、Oリング31の周縁が嵌入凹部44内壁
に接触し、ニップル部材20とプラグ部材40とは連通
する。そして、プラグ部材本体46の開口47から突出
した係止片43がジョイント口金22の凹部29に係合
され、この係止片43はスライドリング49で周囲を保
持された状態で、プラグ部材40はニップル部材20に
取付固定される。尚、この例では、ジョイント口金22
にはOリング31を設けるものとして説明したが、ジョ
イント口金22の先端にプラグ部材40のウイングパッ
キン50を接触させて水が漏れしないように構成してこ
のOリングを設けないものとして構成することができ
る。
【0033】一方、ニップル部材20からプラグ部材4
0を取り外すには、スライドリング49をスプリング4
8の付勢力に抗して反付勢側にスライドさせる。する
と、上記係止片43が開口47から奥に没し係止片43
と上記凹部29との係合が解除され、プラグ部材40は
ニップル部材20から容易に取り外せる状態となる。
【0034】また、上記ホース取付部45は上記係脱部
41に固定され、上記ホース210が差し込まれるホー
ス取付筒部51と、このホース取付筒部51の基端から
ホース取付筒部51の周囲に立設成型され、外周に雄ね
じが形成された螺子筒部52と、上記ホース取付筒部5
1の先端部外周に配置され、先端部に放射状の切り込み
を備えて縮径可能に形成される固定リング53と、上記
螺子筒部52にねじ込まれて上記固定リング3を縮径さ
せるキャップ部材54とからなる。このキャップ部材を
螺子筒部52にねじ込むと、キャップ部材54が固定リ
ング53の端部に接触して、固定リング53を縮径さ
せ、上記ホース取付筒部51に差し込まれたホース21
0の外周を押し付けてホース取付筒部51に固定する。
尚、上記プラグ部材40のニップル部材20への係止構
造は本実施の形態で採用した1例を例示したものであ
り、他の構成を備えるものとしても差し支えない。
【0035】従って、本実施の形態に係る蛇口用ホース
コネクタ10を地下水栓200に取り付けると、地下水
栓200の蛇口201の軸線は、図1に示すように、水
平面に対して上方に約45°傾斜しているので、略く字
状に45°屈曲させたニップル部材20先端のジョイン
ト口金22を略垂直上方を向けて取り付けることができ
るものとなる。
【0036】そして、このジョイント口金22に取り付
けられたプラグ部材40は、鉛直線を回転軸として36
0°回動自在となり、プラグ部材40はホース210を
地上を沿わせた状態での取り回しに従って自在に回転
し、ホース210が折れ曲がったり捩じれたりすること
が防止される。
【0037】また、地下水栓200の蛇口に取り付けら
れたニップル部材20のジョイント口金22は、垂直上
方を向いて給水函の開口内に見えているので、プラグ部
材40をニップル部材20に取り付ける際に特にプラグ
部材40の押し込み方向に注意を払うことなくまた、給
水函220に手を接触させて手を汚すことなく、容易に
取り付けることができる。
【0038】〔第2の実施の形態〕図2は本発明に係る
蛇口用ホースコネクタの第2の実施の形態例を示すもの
である。
【0039】本例において、蛇口用ホースコネクタ60
はニップル部70の一端に形成される接続部71の構成
を上記第1の実施の形態に係る蛇口用ホースコネクタと
異にするものである。即ち、この接続部71は、ニップ
ル部材本体23のフランジ部27を蛇口201の端部に
取り付ける略C字形状の係止部材76と、この係止部材
76を保持する取付リング74とから構成し、この取付
リング74には上記係止部材76を保持する保持部77
を形成するものとしたものである。
【0040】この接続部71以外の構成は、上記第1の
実施の形態に示した蛇口用ホースコネクタと同一である
ので、図2中第1の実施の形態と同一の部材には同一の
符号を付してその重複する説明は省略する。この例で
も、第1の実施の形態と同様に、ニップル本体23は、
蛇口201の先端に周方向への取付角度を調整可能に取
り付けられ他、このジョイント口金22に取り付けたプ
ラグ部材40は垂直線を回転軸として360°回動自在
となり、プラグ部材40はホース210の取り回しに従
って自在に回転し、ホース210が折れ曲がったり捩じ
れたりすることが防止される。
【0041】また、地下水栓200の蛇口に取り付けら
れたニップル部材20のジョイント口金22は、垂直上
方を向いて給水函の開口内に見えており、特にプラグ部
材40の押し込み方向に注意を払うことなくまた、給水
函に手を接触させて手を汚すことなく、ニップル部材2
0にプラグ部材40を容易に取り付けることができる。
【0042】〔第3の実施の形態〕図3は、本発明の第
3の実施の形態に係る蛇口用ホースコネクタ90を示す
ものである。
【0043】本例は、地上に設けられ、蛇口231が下
方を向いた通常の水栓230に使用するようにしたもの
である。本例は、ニップル部材90の接続部91の構成
を上記第1の実施の形態に係る蛇口用ホースコネクタと
異にするものである。
【0044】この例では、接続部91は、ニップル本体
23と蛇口231の間に配設されるパッキン92と、ニ
ップル本体23の端部外周に配置されるOリング93
と、蛇口231に形成された雄ねじ部232に螺着され
てニップル本体23の周囲に配置される取付リング94
と、この取付リング94に取り付けられる略E字状の係
止部材95とから構成されている。上記取付リング94
の内側にはフランジ部96が形成され、このフランジ部
96と蛇口231の端縁部との間には上記パッキン92
が配置されている。
【0045】また上記ニップル本体23には、2つのフ
ランジ96,97が形成され、この2つのフランジ部9
6,97の間には環状溝99が形成され、上記Oリング
93が嵌装されると共に、このフランジ部96,97の
うちジョイント口金22側のフランジ部97には、上記
係止部材95が接触して、上記ニップル本体23を上記
取付リング94に対して回動可能、かつこの回動可能部
分が水密になるものとしている。
【0046】この接続部91以外の構成は、上記第1の
実施の形態に示した蛇口用ホースコネクタと同一のもの
であるので、図3中第1の実施の形態と同一の部材には
同一の符号を付してその重複する説明は省略する。
【0047】従って、本実施の形態に係る蛇口用ホース
コネクタ90によれば、ホース210は、水栓230の
蛇口231とニップル本体との間での鉛直方向を回転軸
とする第1の回転と、ニップル部材とプラグ部材との間
の上記鉛直線から45°立ち上がった線を回転軸とする
第2の回転とが可能となり、ホースの捩じれや折れ曲が
りを有効に防止することができる。
【0048】〔その他の実施の形態〕尚、上記各実施の
形態ではプラグ部材のホース接続手段を直線状のものと
して説明したが、図4に示すように、ホース接続手段1
10をニップル部材20から横方向に、ニップル部材2
0への取り付け方向に対して略直角をなして形成したも
のとしてもよい。
【0049】このような蛇口用ホースコネクタ100を
地下水栓に取り付ければ、ニップル部材20は略垂直上
方を向き、このニップル部材20に取り付けたプラグ部
材100のホース取付筒部111は略水平方向を向い
て、垂直線を回転軸として360°回動自在となる。
【0050】従って、本例に係る蛇口用ホースコネクタ
100によれば、地下水栓200に取り付け、地上に沿
わせたホース210をどの様な方向に取り回しても、プ
ラグ部材100は地下水栓に取り付けられたニップル部
材20に対して回動して、ホース210の取り回しによ
って、ホース210が捩じれたり折れ曲がったりするこ
とを確実に防止でき、また他の実施の形態と同様に、地
下水栓に取り付けたニップル部材にプラグ部材を容易か
つ手を汚すことなく取り付けることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蛇口用ホースコネクタを蛇口が斜め上方を向いた地下水
栓に取り付けるときには、蛇口に取り付けたニップル部
材のジョイント口金を略垂直上方を向けて取り付けるこ
とができ、ジョイント口金に取り付けたプラグ部材は、
鉛直線を回転軸として全方位にわたって回動自在とな
り、プラグ部材はホースの取り回しに従って自在に回転
し、ホースが折れ曲がったり捩じれたりすることが防止
されるという効果を奏する。
【0052】また、地下水栓の蛇口に取り付けられたニ
ップル部材のジョイント口金は給水函の開口内に見え、
また垂直上方を向いているので、ニップル部材にプラグ
部材を取り付ける際に、プラグ部材の押し込み方向に特
に注意を払うことなく取り付けることができ、またこの
取付に際して給水函に手を接触させて手を汚すことはな
く、容易に取り付けることができるという効果を奏す
る。
【0053】さらに、プラグ部材のホース接続手段を、
該プラグ部材から横方向に、該プラグ部材のニップル部
材への取り付け方向に対して略直角をなして形成したも
のを用いると、地下水栓に使用した場合には、ホースを
蛇口用ホースコネクタの回転軸に対して直角、即ち略水
平に取り付けることができ、ホースを地面に沿わせた状
態で取り回したとき、プラグ部材はホースの取り回しに
従って回転し易いものとできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る蛇口用ホー
スコネクタを地下水栓に取り付けた状態を示す断面図で
ある。
【図2】 本発明の第2の実施の形態に係る蛇口用ホー
スコネクタを地下水栓に取り付けた状態を示す断面図で
ある。
【図3】 本発明の第3の実施の形態に係る蛇口用ホー
スコネクタを地上の水栓に取り付けた状態を示す断面図
である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る蛇口用ホースコネ
クタの変形例を地下水栓に取り付けた状態を示す断面図
である。
【図5】 従来の蛇口用ホースコネクタを地下水栓に取
り付けた状態を示す蛇口用ホースコネクタの断面図であ
る。
【符号の説明】
10 蛇口用ホースコネクタ 20 ニップル部材 21 接続部 22 ジョイント口金 23 ニップル本体 24 取付リング 25 パッキン 26 係止部材 27 フランジ部 28 挿入孔 29 凹部 30 凹溝 31 Oリング 40 プラグ部材 41 係脱手段(係脱部) 42 ホース接続手段 43 係止片 44 嵌入凹部 45 ホース取付部 46 プラグ部材本体 47 開口 48 スプリング 49 スライドリング 51 ホース取付筒部 52 螺子筒部 53 固定リング 54 キャップ部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇口に接続されるニップル部材と、ホー
    スが接続され、上記ニップル部材に係脱自在に接続され
    るプラグ部材とからなり、 上記ニップル部材は、一端側に蛇口への接続部を備え、
    他端側に上記プラグ部材とのジョイント口金を備えると
    共に、上記蛇口への接続部と上記ジョイント口金との間
    で略く字状に屈曲形成され、 上記プラグ部材は、一端側に上記ジョイント口金に対し
    係脱自在に係合すると共に係合時に上記ジョイント口金
    に対して周方向に回動しうる係脱手段を備え、他端側に
    ホース接続手段を備え、上記蛇口の延長線に対して傾斜
    した軸を中心として回転可能である蛇口用ホースコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 上記蛇口が水平面に対して上向きに約4
    5度の角度をもって取り付けられた地下水栓に使用され
    るものであって、 当該蛇口にニップル部材が取り付けられ、ニップル部材
    にプラグ部材が取り付けられたとき、上記プラグ部材の
    回転軸が鉛直となる請求項1記載の蛇口用ホースコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 上記プラグ部材の係脱手段は、スライド
    リングと該スライドリングの移動によって出没する係止
    爪とを備えたワンタッチ着脱式のコネクタである請求項
    1又は請求項2記載の蛇口用ホースコネクタ。
  4. 【請求項4】 上記プラグ部材のホース接続手段は、該
    プラグ部材から横方向に、該プラグ部材のニップル部材
    への取り付け方向に対して略直角をなして形成されてい
    る請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の蛇口用ホ
    ースコネクタ。
JP10141877A 1998-05-22 1998-05-22 蛇口用ホースコネクタ Pending JPH11336977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307872A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Jiyopuratsukusu Kk 水栓継手

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