JPH11336406A - 常閉扉の開放状態保持具 - Google Patents

常閉扉の開放状態保持具

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JPH11336406A
JPH11336406A JP15863198A JP15863198A JPH11336406A JP H11336406 A JPH11336406 A JP H11336406A JP 15863198 A JP15863198 A JP 15863198A JP 15863198 A JP15863198 A JP 15863198A JP H11336406 A JPH11336406 A JP H11336406A
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JP
Japan
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door
normally closed
closed door
holder
arms
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Pending
Application number
JP15863198A
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English (en)
Inventor
Hideji Mizukoshi
秀治 水越
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Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常閉扉等を損傷させることなく、適法且容易に
常閉扉の開放状態を保持する。 【解決手段】常閉扉1のドアクローザ3のアーム部7に
被嵌可能とし、前記常閉扉を開放した状態で、前記アー
ム部に被嵌し、前記常閉扉の開放状態を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の防火扉等ドア
クローザを有する常閉扉を一時的に開放状態に保持する
為の常閉扉の開放状態保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】所定規模の建物に於いてマンションの玄
関等所定箇所の開口部には、防災上の観点から常時ドア
クローザ等により強制的に開口部を閉塞し、又閉塞状態
に維持する常閉扉の設置が義務付けられている。
【0003】然し、引越時、常閉扉を通して物の搬出入
を行う場合等に、常閉扉を一時的に開放状態に保持した
い場合がある。
【0004】図6〜図10に於いて従来の常閉扉の開放
状態保持手段を説明する。
【0005】図中、1は常閉扉であり、該常閉扉1の戸
先側には開閉ハンドル2が取付けられていると共に戸尻
側上端部にドアクローザ3が取付けられている。
【0006】該ドアクローザ3は横長直方体形状の本体
部4と、2本のアーム5,6が回転自在に連結されたア
ーム部7とで構成され、前記アーム5の端部は前記本体
部4の上面に枢着され、前記アーム6の端部は扉枠8の
上辺部に枢着されている。
【0007】又、前記常閉扉1は戸尻側が所要数の蝶番
(図示せず)を介して前記扉枠8に回動自在に支持さ
れ、前記ドアクローザ3により開口部10を閉塞する方
向に付勢されている。
【0008】前記開閉ハンドル2を操作して前記蝶番を
中心に前記常閉扉1を所要角度回転させ、前記開口部1
0を開放すると、前記アーム部7は伸延し、前記ドアク
ローザ3により前記常閉扉1には前記開口部10の閉塞
方向に回転モーメントが作用する。
【0009】従って、前記常閉扉1を開放状態に保持す
るには、前記回転モーメントに対応する力を該常閉扉1
に作用させる必要があり、図6に示す様に前記常閉扉1
の戸先側下端部と床11との隙間にくさび12等詰め物
をしたり、図7に示す様に前記常閉扉1の戸先側の前記
ドアクローザ3取付面側に障害物13を置いたり、或は
図8に示す様に前記常閉扉1の吊元側端面と前記扉枠8
との間に障害物14を挟んだりしている。
【0010】又、図9に示す様に前記常閉扉1の近傍に
手摺15がある場合には、該手摺15と前記開閉ハンド
ル2とを紐16で連結している。
【0011】更に、図10に示す様に前記常閉扉1の戸
先側下端部に一時停止装置17を設置する場合もある。
該一時停止装置17は前記常閉扉1に固定されるシャフ
ト収納部18と、該シャフト収納部18より下方へ延出
可能なシャフト19と、該シャフト19の下端に固着さ
れた平板状の固定プレート20とで構成されている。前
記シャフト収納部18はロック機構を有し、該シャフト
収納部18は下方へ延出した前記シャフト19をロック
可能であり、前記固定プレート20を前記床11に密着
させ、該床11と前記固定プレート20との摩擦力によ
り前記常閉扉1の回転モーメントに対抗し該常閉扉1の
開放状態を保持する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記常閉扉
1の下端部と前記床11との隙間に詰め物をすると、前
記常閉扉1や床11が損傷する虞れがあり、又、前記常
閉扉1の下端部と前記床11との隙間が広い場合には詰
め物をするのが困難であった。
【0013】又、前記常閉扉1の前記ドアクローザ3取
付面側に前記障害物13を置いたり、前記常閉扉1の吊
元側と前記扉枠8との間に前記障害物14を挟むと、前
記常閉扉1や扉枠8が損傷し、或は通行の邪魔となる虞
れがあった。
【0014】更に、前記開閉ハンドル2を前記手摺15
等に前記紐16で連結するのは、前記常閉扉1の近傍に
前記手摺15等がない場合には実施できない。
【0015】更に又、前記常閉扉1に前記一時停止装置
17を予め取付けることは常閉扉1に傷を付け、又作業
完了後除去する必要があり、作業が面倒であり、更に前
記常閉扉1の開放状態が必要となる度に前記常閉扉1に
前記一時停止装置17を着脱させるのは作業に手間が掛
かる。
【0016】本発明は斯かる実情に鑑み、常閉扉等を損
傷させることなく、適法且容易に常閉扉の開放状態を保
持するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、常閉扉のドア
クローザのアーム部に被嵌可能とした常閉扉の開放状態
保持具に係り、又、2つの連結部材が連結具を介し連結
され、両連結部材の連結角度を調整可能とした常閉扉の
開放状態保持具に係り、更に、前記2つの連結部材のそ
れぞれ対応する位置に前記連結具を中心に凹凸を形成さ
せた常閉扉の開放状態保持具に係り、更に又、内面にア
ーム部が嵌合可能な高弾性内側部材を設けた常閉扉の開
放状態保持具に係り、前記常閉扉を開放した状態で、前
記アーム部に被嵌し、前記常閉扉の開放状態を保持す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照しつつ
本発明の実施の形態を説明する。尚、図1及び図2中、
図6〜図10中と同等のものには同符号を付し、説明は
省略する。
【0019】保持具23は4角筒材の下面が開放された
形状を有する2つの連結部材24と連結部材25が所要
の角度で連結固定されたものである。
【0020】前記保持具23の内面には発泡弾性材等の
高弾性材、例えばスポンジゴム等を材質とする内側部材
26が貼着されている。該内側部材26には下面が開口
し、アーム5,6が嵌合する凹溝26aが形成されてい
る。
【0021】以下、作用を説明する。
【0022】常閉扉1を所要角度回転させ、開口部10
を開放すると、前記アーム部7は伸延し、アーム5,6
が所定角度を成し、前記常閉扉1には前記開口部10の
閉塞方向に回転モーメントが作用する。
【0023】前記アーム5,6の成す角が前記連結部材
24,25の成す角と一致した状態で前記アーム部7に
前記保持具23を嵌込むと、前記アーム部7の屈曲又は
縮動は前記保持具23により拘束され、前記常閉扉1は
開放された状態を保持する。
【0024】前記アーム部7は前記保持具23の内面の
前記内側部材26に保持され、振動等があっても外れる
ことはなく、又前記保持具23との接触により損傷する
ことはない。
【0025】次に、図3を参照しつつ本発明の第2の実
施の形態を説明する。
【0026】保持具27は2つの連結部材28,29が
連結具30、例えば蝶ナット及びボルトにより連結固定
されたものであり、前記連結部材28,29が前記連結
具30を中心に水平回転し、前記連結部材28,29の
成す角が所定範囲内で自由に変更可能となっている。
【0027】該各連結部材28,29はそれぞれ4角筒
材の下面が開放された形状を成し、該各連結部材28,
29の連結部31,32は両側面が欠除され平板状を成
し、端部はR仕上げされている。
【0028】又、前記保持具27の内面には前記連結部
31,32を除き発泡弾性体等の高弾性体、例えばスポ
ンジゴム等を材質とする内側部材33が貼着されてい
る。該内側部材33には下面が開口しアーム5,6が嵌
合する凹溝33aが形成されている。
【0029】以下、作用を説明する。
【0030】常閉扉(図示せず)を所要角度回転させ、
開口部(図示せず)を開放状態にした時の各アーム(図
示せず)の成す角度に前記連結部材28,29の成す角
が等しくなる様該連結部材28,29を前記連結具30
で締付け連結固定した後、前記保持具27をアーム部
(図示せず)に被嵌する。前記連結部材28,29の水
平方向の回転は前記連結具30の締付けによる前記各連
結部31,32間の摩擦力により抑止されるので、前記
アーム部の屈伸動は前記保持具23により拘束され、前
記常閉扉は開放状態を保持する。
【0031】尚、図4及び図5に示す様に前記連結部3
1に前記連結具30を中心として円弧状に多数の凹部3
4を形成し前記連結部32に前記凹部34に嵌合可能な
凸部35を形成し、前記各凹部34に前記各凸部35が
嵌合する様にしてもよい。
【0032】この場合、前記各連結部31,32間の水
平の回転抑止力が増大し、任意の位置で前記常閉扉1の
開放状態をより確実に保持することができる。又、前記
連結部31に前記凸部35に対応させて前記連結具30
を中心として凸部を円弧状に多数形成させ、該連結部3
1側凸部の側部と前記凸部35の側部が当接することに
より、前記各連結部31,32間の水平方向の回転を抑
止してもよい。
【0033】又、前記各連結部31,32にそれぞれ重
合且摺動可能に側面を設け、該側面に前記連結具30を
設けてもよい。又、該連結具30は前記連結部31の下
面側に設けてもよく、前記連結具30の設置位置は前述
した位置に限られるものではない。
【0034】又、前記連結部材24,25,28,29
の形状は前述した形状に限られるものではなく、前記ア
ーム部7に被嵌可能な形状であればよい。
【0035】更に、前記保持具27を前記アーム部7に
下方から被嵌させてもよい。更に又、前記アーム部7に
は常時屈曲方向の力が作用しているので、前記保持具2
3は前記アーム部7に乗置しただけで、該アーム部7に
挾持された状態となり、従って前記保持具23,27の
内面に必ずしも弾性材を設ける必要はない。
【0036】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、アーム
部に被嵌させるだけで常閉扉の開放状態を保持できるの
で、作業に手間が掛からず、又、常閉扉、扉枠蝶番等を
損傷させることがない。
【0037】又、常閉扉の床からの取付高さや手摺の有
無とは無関係に使用できると共に小型軽量で持運びが容
易であるので汎用性が高い。
【0038】又、着脱が容易であり、通常時は取外して
おけるので扉の常閉機能を損なうことがない。
【0039】更に、2つの連結部材が連結具を介して連
結され、両連結部材の連結角度を調整可能とした場合に
は、アーム部の角度に合わせて前記連結部材の連結角度
の調整が簡単にできるので、必要に応じて前記常閉扉の
開度を全開、半開等自由に設定することができる。
【0040】更に又、内面にアーム部が嵌合可能な凹溝
を設けた場合には、前記アーム部の伸延状態を確実に保
持し、又該アーム部が保持具との接触により損傷するこ
とがない等種々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】該実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図4】該実施の形態の応用例を示す斜視図である。
【図5】図4のA−A矢視図である。
【図6】第1の従来例を示す斜視図である。
【図7】第2の従来例を示す斜視図である。
【図8】第3の従来例を示す横断面図である。
【図9】第4の従来例を示す斜視図である。
【図10】第5の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 常閉扉 3 ドアクローザ 7 アーム部 23 保持具 24 連結部材 25 連結部材 26a 凹溝 27 保持具 28 連結部材 29 連結部材 30 連結具 33a 凹溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常閉扉のドアクローザのアーム部に被嵌
    可能としたことを特徴とする常閉扉の開放状態保持具。
  2. 【請求項2】 2つの連結部材が連結具を介し連結さ
    れ、両連結部材の連結角度を調整可能とした請求項1の
    常閉扉の開放状態保持具。
  3. 【請求項3】 前記2つの連結部材のそれぞれ対応する
    位置に前記連結具を中心に凹凸を形成させた請求項2の
    常閉扉の開放状態保持具。
  4. 【請求項4】 内面にアーム部が嵌合可能な高弾性内側
    部材を設けた請求項1〜請求項3のの常閉扉の開放状態
    保持具。
JP15863198A 1998-05-22 1998-05-22 常閉扉の開放状態保持具 Pending JPH11336406A (ja)

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JP15863198A JPH11336406A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 常閉扉の開放状態保持具

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JPH11336406A true JPH11336406A (ja) 1999-12-07

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242511A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Yoshihiro Iguchi ドアクローザの固定金具
JP2014218775A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 泰治 須佐 ドアストップ機構を備えたドアクローザー装置
US10871015B1 (en) * 2019-07-25 2020-12-22 Alain Rioux Protracting blocker for doors equipped with a closer piston

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