JPH11335843A - 気密性検査装置及び成膜装置 - Google Patents

気密性検査装置及び成膜装置

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JPH11335843A
JPH11335843A JP16293198A JP16293198A JPH11335843A JP H11335843 A JPH11335843 A JP H11335843A JP 16293198 A JP16293198 A JP 16293198A JP 16293198 A JP16293198 A JP 16293198A JP H11335843 A JPH11335843 A JP H11335843A
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gas
injection head
gas injection
container
airtightness
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JP16293198A
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Kuniaki Horie
邦明 堀江
Mitsunao Shibazaki
光直 柴崎
Yuji Abe
祐士 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜装置の実状に合った方法で気密性のチェ
ックを簡単かつ精度良く行うことができるようにした気
密性検査装置を提供する。 【解決手段】 成膜容器10に気密に取り付けられるガ
ス噴射ヘッド14の気密性を検査する気密性検査装置に
おいて、ガス噴射ヘッドの2次側を密閉して該ガス噴射
ヘッドとの間に密閉空間34を形成する密閉容器32
と、該密閉容器の内部を排気する排気経路16と、該排
気経路から排気されるガス流量を測定するリーク測定手
段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、成膜室の
一部を構成するガス噴射ヘッドの気密性を検査する気密
性検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高集積度化に伴い、誘
電率が300程度であるチタン酸バリウム(BaTi
3)、あるいはチタン酸ストロンチウム(SrTiO3
又はこれらの混合物であるチタン酸バリウムストロンチ
ウム等の金属酸化物薄膜材料が有望視されている。この
ような素材の成膜を行なう方法として化学気相成長(C
VD)が有望とされている。この場合、原料ガスとし
て、常温で固体のBa(DPM)2,Sr(DPM)2
どを有機溶剤(例えばTHFなど)に溶解させたものを
加熱して気化するようにしている。
【0003】図5は、成膜装置の例を示す図であり、例
えば液状の原料を気化する気化器60の下流にはガス供
給経路を介して成膜室62が設けられ、さらにその下流
側の排気経路64に真空ポンプ66が配置されている。
成膜室62には、さらに酸素等の反応ガスを供給する反
応ガス供給ライン68が設けられ、内部には、基板Wを
加熱・保持する保持台70と、これに対向してノズル孔
72より原料ガスや反応ガスを噴射するガス噴射ヘッド
74が設けられている。なお、気化器60の下流にはト
ラップ78を有するベント経路76が成膜室62をバイ
パスして設けられ、開閉弁V1,V2によって切換可能に
なっている。
【0004】このような薄膜気相成長装置(CVD)に
あっては、成膜室62内にリークが発生すると、大気中
のガスと原料ガスとが反応して製品歩留りの低下に繋が
るため、この気密性を定期的にチェックする必要があ
る。従来は、成膜室62に排気用ポンプを直接接続し、
この排気用ポンプで成膜室62内の真空引きを行い、こ
のリークレートを検知することによって気密性をチェッ
クしていた。さらに高い気密性が要求される場合には、
排気用ポンプとして、例えばターボ分子ポンプを使用し
て、高い到達真空度を達成して気密性を確認していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法で高誘電体の成膜装置の気密性をチェックす
る場合、特にメンテナンス後の再立上げを行なう場合に
は、成膜室の内部に生成物が付着しており、その付着物
の量、付着物の蒸気圧の値によっては高真空度までの気
密性をチェックすることは困難であった。
【0006】また、成膜室のゲート弁のシール面等の開
閉部にも生成物が付着しやすく、ゲート弁閉時にそこか
らリークが発生して、高い到達真空度の気密性をチェッ
クすることができなかった。また、ゲート弁を開いてゲ
ート弁の2次側でドライポンプを廻しても、ドライポン
プの到達真空度までのチェックしかできず、さらにター
ボ分子ポンプを廻しても、付着物からの脱ガス量が大き
い場合は高い真空度のチェックはできなかった。
【0007】ここで、CVD装置の気密性を考えると、
特にプラズマ等を使用しない熱励起系のMOCVD装置
における成膜中の成膜室内の圧力は、10-1〜数10T
orrのオーダで使用される場合が殆どで、あまり高い
真空度は要求されていない。また、外気からのリークで
問題となるガスは、O2,CO2,H2O等であり、N2
は不活性であるためにあまり問題とならない。以下に、
ガス噴射ヘッドの2次側における各ガスのリークによる
影響を検討する。
【0008】 O2 ガスの場合 成膜室内に導入されるガスは、一般に原料ガスと酸化ガ
スで、これらを混ぜて反応させているため、その酸化ガ
スと外気からリークして浸入したO2ガスの割合が問題
となる(実際には、酸化ガスの原料に対する活性度の割
合)。投入される酸化ガスを0.2SLM(=2.53
Torrl/s)、成膜室のリークレートを大きめに仮定し
て10-3Torrl/sとすると、約20%の酸素を含む外
気からリークして浸入するO2ガスの割合は、 (10-3×0.2)/2.53=0.008% 程度であり、割合的にほとんど無視できる。。
【0009】 CO2ガスの場合 空気中に含まれるCO2ガスの割合は0.03%であ
り、CO2の原料に対する活性度はO2とは異なるが、O
2ガスの量と比べると、上記例では (10-3×0.0003)/2.53=0.00001
2% 程度であり、殆ど問題とならない量と考えられる。
【0010】 H2O ガスの場合 空調されているクリーンルームでは、湿度は一般に管理
されている。例えば、ユーティリティーゾーンで50
%、−25℃で管理されている場合の絶対湿度は、0.
01kg/kg(ドライ空気)であり、体積比は0.0
16%となるので、上記と同様に比べると (10-3×0.016)/2.53=0.00063% 程度であり、H2Oの原料に対する活性度はO2とは異な
るが、やはり殆ど問題とならない量と考えられる。な
お、上記においては、計算の簡単化のため、各ガスの透
過度は一定(空気と同等)と仮定している。
【0011】また、成膜室内でリークが発生する場合の
発生箇所は、一般的にフランジ等の合わせ部のシールや
溶接部等であり、成膜室の場合では、その部位は成膜ガ
スの流れ工程において、基板の2次側にある場合が殆ど
であり、また前記圧力領域では一般的にガス流れは粘性
流領域であるため、流れの1次側に影響を及ぼす可能性
は小さい。従って、外気からリークして浸入したガスの
活性度が高い場合でも、それが基板に及ぼす影響は非常
に小さい。このため、ガス噴射ヘッドの2次側にあって
は、ここでのリークが基板に及ぼす影響が少なく、低真
空度でのチェックで十分である。
【0012】これに対して、ガス噴射ヘッドの1次側で
は、もしリークが有ると、原料ガスが環境中のガスと反
応して反応生成物を生成し、これは流路やノズルに付着
したり、原料中にパーティクルとして混入して成膜品質
を低下させる。従って、ガス噴射ヘッドの1次側の気密
性は充分高いことが必要とされる。
【0013】本発明は上記事情に鑑みて為されたもの
で、成膜装置の実状に合った方法で気密性のチェックを
簡単かつ精度良く行うことができるようにした気密性検
査装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、成膜容器に気密に取り付けられるガス噴射ヘッドの
気密性を検査する気密性検査装置において、前記ガス噴
射ヘッドの2次側を密閉して該ガス噴射ヘッドとの間に
密閉空間を形成する密閉容器と、該密閉容器の内部を排
気する排気経路と、該排気経路から排気されるガス流量
を測定するリーク測定手段とを有することを特徴とする
気密性検査装置である。
【0015】ガス噴射ヘッドと該ガス噴射ヘッドの2次
側を密閉容器で密閉することにより、内面の汚れや接合
部のリーク等により気密性が低い成膜チャンバとは独立
した状態でガス噴射ヘッドの1次側空間の気密性及び脱
ガスのチェックを行うことができる。
【0016】CVD装置の成膜室は、一般的には成膜ガ
スからの付着生成物が多く、また成膜室の形状が複雑な
ため、現場での完全なクリーニングは困難である。その
ため成膜室のリークチェックはそこからのガス放出のた
め高いオーダではできず、また上述したように、その必
要性も小さい。しかしガス噴射ヘッドの1次側でのリー
クは、それによりガス導入路での原料の変質・付着を生
じる可能性があり、ひいては成膜の不安定性、パーティ
クルの発生の原因となるため、リークチェックの重要性
は高い。そのためリークは両者を分けてチェックした方
が合理的である。
【0017】請求項2に記載の発明は、成膜容器に気密
に取り付けられるガス噴射ヘッドの汚れを検査する汚れ
検査装置において、前記ガス噴射ヘッドの2次側を密閉
して該ガス噴射ヘッドとの間に密閉空間を形成する第1
の密閉容器と、該密閉容器の内部を排気する排気経路
と、該排気経路から排気されるガス流量を測定するガス
流量測定手段と、前記ガス噴射ヘッドの1次側を密閉す
る第2の密閉容器とを有することを特徴とする汚れ検査
装置である。これにより、ガス噴射ヘッドがガス発生し
やすい汚れを含む場合でも、リークに起因するガスと汚
れに起因するガスとを分別してそれぞれ正確な測定値を
得ることができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、成膜容器に気密
に取り付けられるガス噴射ヘッドの汚れを検査する汚れ
検査装置において、前記ガス噴射ヘッドの2次側を密閉
して該ガス噴射ヘッドとの間に密閉空間を形成する密閉
容器と、前記ガス噴射ヘッドの1次側からダミーガスを
供給するダミーガス供給経路と、前記密閉容器の内部を
排気するダミーガス排出経路と、該ダミーガス排出経路
に設けられたパーティクルカウンタとを有することを特
徴とするガス噴射ヘッドの汚れ検査装置である。これに
より、ガス噴射ヘッドを含むダミーガスの流れ経路中の
汚れ具合を成膜チャンバの汚れとは独立に検知すること
ができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記ガス噴射ヘ
ッドを上下方向及び/又は水平方向に移動させるガス噴
射ヘッド移動機構を有することを特徴とする請求項1な
いし3のいずれかに記載の気密性又は汚れ検査装置であ
る。これにより、ガス噴射ヘッドを成膜室から検査装置
に容易に移動させることができ、検査作業を円滑に行う
ことができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、成膜容器と、該
成膜容器に気密に取り付けられるガス噴射ヘッドと、請
求項1ないし4のいずれかに記載の気密性又は汚れ検査
装置とを有することを特徴とする成膜装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の検査方法が適用
される成膜装置Aを示すもので、気密な成膜容器10に
よって形成される成膜室11と、成膜室11の内部にお
いて被処理物の基板Wを保持して加熱するステージ12
と、基板Wにプロセスガスを噴射するガス噴射ヘッド1
4とを有している。ガス噴射ヘッド14は、その縁部に
設けたフランジ部14aを成膜容器10の上部の開口に
設けたフランジ部10aとシール部材19を介して結合
して成膜室11を密閉するようにしている。成膜容器1
0の底部には成膜室11の内部を真空排気する真空排気
管16が接続されている。
【0022】ガス噴射ヘッド14には、原料ガスをキャ
リアガスと共に導入する原料ガス導入ライン18と、酸
化ガスを導入する酸化ガス導入ライン20が接続され、
原料ガス導入ライン20にはパージガス導入ライン24
が合流している。これらの各ライン18,20,24に
は、バルブ22a,22b,22cが設けられている。
【0023】図2に示すのは、ガス噴射ヘッド14の気
密性を検査する検査装置Bであり、上部が開口する扁平
な容器である密閉部材32を備えている。密閉部材32
の上部にはフランジ部32aが形成され、ガス噴射ヘッ
ド14のフランジ部14aとシール部材30を介して気
密にフランジ結合して、ガス噴射ヘッド14との間に円
盤状の密閉空間34が形成される。密閉部材32の底部
には排気口32bが形成され、これにはターボ分子ポン
プ36及びドライポンプ38を有する排気手段が接続さ
れている。
【0024】このような検査装置Bを用いて成膜装置A
の再立ち上げの際の気密性・汚れ度を検査する方法を説
明する。フランジ部10a,14aどうしの結合を解除
してガス噴射ヘッド14を成膜容器10から取り外し、
成膜装置Aの保守・点検を行った後、ガス噴射ヘッド1
4を検査装置Aに気密に取り付ける。そして、バルブ2
2a,22b,22cを閉じてターボ分子ポンプ36及
びドライポンプ38を作動させ、従来と同様の方法でリ
ークレートを測定する。
【0025】ここで、密閉部材32とガス噴射ヘッド1
4の間の空間は成膜室11よりも小さく、しかも、密閉
部材32の内部は清浄であるので、フランジ部32a,
14aの間のシールを充分に行えば、ガス噴射ヘッドの
2次側の空間は気密性の測定結果に影響を与えない。従
って、到達真空度も高くなり、ガス噴射ヘッドの1次
側、すなわち、バルブ22a,22b,22cから配管
18,20,24、ガス噴射ヘッド14の内部空間及び
噴射ノズル15に至る空間の気密性・汚れ性(脱ガス)
を高い精度でチェックすることができる。
【0026】このようにガス噴射ヘッド14を検査装置
Aでチェックして、ガス噴射ヘッド14の1次側空間が
高い気密性を有することを確認した後、ガス噴射ヘッド
14を成膜容器10上に移動し、シール部材30を介し
てフランジ部10a,14aどうしを結合して通常通り
成膜室11を組み立てる。そして、バルブ22a,22
b,22cを閉じ、成膜装置Aの排気ポンプを作動させ
て、ガス噴射ヘッド14を含む成膜室11内の全体のリ
ークレートを測定する。ここでは、ガス噴射ヘッド14
の2次側のみをチェックすればよいので、到達真空度は
先の場合に比較して低くてよい。すなわち、通常の成膜
作業時の到達真空度でよい。
【0027】以上のように、この検査装置及び方法によ
れば、高い気密性が要求されるガス噴射ヘッド14の1
次側の空間を成膜装置Aとは別の検査装置Bで測定する
ことにより、簡単にかつ高い精度で気密性をチェックす
ることができる。
【0028】なお、図2における符号40はパーティク
ルカウンタであり、これは、気密性を検査する際には用
いないが、付着物に起因するパーティクルを測定する場
合に用いる。この場合は、例えば、原料ガス導入ライン
18からダミーガスを供給しつつターボ分子ポンプ36
等を作動させ、パーティクルカウンタ40によってガス
中のパーティクルを計測する。これにより、ガス噴射ヘ
ッド14を含むダミーガスの経路の汚れ具合を成膜室1
1に影響されることなく検知することができる。
【0029】なお、図2の検査装置Bを成膜装置Aに隣
接して設置し、ガス噴射ヘッド14をクレーン等で吊持
してこれらの間を移動するようにして用いることができ
る。また、ガス噴射ヘッド14を基盤上に回転可能に設
置した支柱に昇降自在に取り付けた支持部材によって回
転可能かつ昇降可能に保持して移動するようにしてもよ
い。これにより、狭い空間を有効に活用して、迅速に検
査作業を行なうことができる。
【0030】図3は、検査装置Bの使用方法の他の実施
の形態を示すもので、成膜装置Aに隣接して支柱44が
基盤42上に設置され、これにはガス噴射ヘッド14を
保持可能な支持部材46が昇降自在に取り付けられてい
る。検査を行なう場合には、支持部材46によってガス
噴射ヘッド14を上昇させ、検査装置Bを適当な台48
を介して成膜容器10の上に載せる。そして、ガス噴射
ヘッド14を検査装置B上に降下させて取り付けて検査
を行なう。これにより、先の実施の形態に比較して検査
装置を常設する空間を節約することができる。なお、強
度上の問題が無ければ、ガス噴射ヘッド14を支持部材
46によって吊持したままこれに検査装置Bを取り付け
て検査を行ってもよい。
【0031】図2に示す装置及び方法では、ガス噴射ヘ
ッド14の1次側の気密性とパーティクルを発生するよ
うなタイプの汚れをチェックすることはできるが、ガス
を発生しやすい物質が付着している場合には、リークと
内部発生ガスを区別することができない場合がある。図
4は、このような場合に検査装置Bをガス噴射ヘッド1
4の汚れを検知するために用いるための第2の実施の形
態の検査装置を示すものである。
【0032】この検査装置Cは、開閉可能な気密チャン
バー50の内部に検査装置Bが一体に取り付けられてい
るもので、このチャンバー50の本体50aには排気用
配管52とHe等の検査ガスを供給する検査ガス配管5
4が設けられている。また、この検査装置Bにはヘリウ
ムリークディテクタ56が設けられ、ヘリウムのリーク
量だけを検知することができるようになっている。
【0033】このような検査装置Cによる検査方法を説
明する。まず、チャンバー50の蓋50bを開き、バル
ブを閉じたガス噴射ヘッド14を検査装置Bに固定し、
蓋50bを閉じる。そして、バルブ52aを開とし、ド
ライポンプ38を作動させてチャンバー50内を排気
し、チャンバー50の圧力をほぼリークに無関係になる
まで低くすれば、ポンプの排気速度と到達真空度の関係
から脱ガス量を推定できる。また、検査ガス配管54の
バルブ54aを開としてチャンバー50内空間にヘリウ
ム等の検査ガスを所定圧力に封入する。その後に、主バ
ルブ58を開き、ターボ分子ポンプ36を作動させてリ
ーク検査を行えば、ターボ分子ポンプ36のヘリウムリ
ークディテクタ56でリークレートだけが推定できる。
【0034】ここにおいて、図2と同様のリークレート
検知方法では、チャンバーからガス噴射ヘッド14を経
由するリークガス量とガス噴射ヘッド14内の汚れから
発生するガスの総量が検知され、ヘリウムリークディテ
クタ56ではリークしたヘリウムの量のみが検知され
る。従って、前者から後者を差し引けば、ガス噴射ヘッ
ド14内の汚れから発生するガスの量が算出される。
【0035】なお、いずれの実施の形態においても、検
査装置Bの排気ポンプとして成膜装置Aの排気ポンプを
弁及び配管で切り換えて共用するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガス噴射ヘッドと該ガス噴射ヘッドの2次側を密閉容器
で密閉することにより、内面の汚れや接合部のリーク等
により気密性が低い成膜チャンバとは独立した状態でガ
ス噴射ヘッドの1次側空間の気密性のチェックを行うこ
とができ、従って、成膜装置の実状に合った方法で気密
性のチェックを簡単かつ精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を用いるガス噴射ヘッドを備えた
CVD装置を示す断面図である。
【図2】本発明の1つの実施の形態の検査装置を示す断
面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の検査装置を示す断面
図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の検査装置を示す断面
図である。
【図5】CVD装置の全体の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 成膜容器 11 成膜室 14 ガス噴射ヘッド 18 原料ガス導入ライン 20 酸化ガス導入ライン 22a,22b,22c バルブ 32 密閉容器 34 密閉空間 36 ターボ分子ポンプ 40 パーティクルカウンタ 44 支持部材(ヘッド移動機構) 50 チャンバー 54 検査ガス配管 56 ヘリウムリークディテクター A 成膜装置 B 検査装置 C 検査装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成膜容器に気密に取り付けられるガス噴
    射ヘッドの気密性を検査する気密性検査装置において、 前記ガス噴射ヘッドの2次側を密閉して該ガス噴射ヘッ
    ドとの間に密閉空間を形成する密閉容器と、該密閉容器
    の内部を排気する排気経路と、該排気経路から排気され
    るガス流量を測定するリーク測定手段とを有することを
    特徴とする気密性検査装置。
  2. 【請求項2】 成膜容器に気密に取り付けられるガス噴
    射ヘッドの汚れを検査する汚れ検査装置において、 前記ガス噴射ヘッドの2次側を密閉して該ガス噴射ヘッ
    ドとの間に密閉空間を形成する第1の密閉容器と、該密
    閉容器の内部を排気する排気経路と、該排気経路から排
    気されるガス流量を測定するガス流量測定手段と、前記
    ガス噴射ヘッドの1次側を密閉する第2の密閉容器とを
    有することを特徴とする汚れ検査装置。
  3. 【請求項3】 成膜容器に気密に取り付けられるガス噴
    射ヘッドの汚れを検査する汚れ検査装置において、 前記ガス噴射ヘッドの2次側を密閉して該ガス噴射ヘッ
    ドとの間に密閉空間を形成する密閉容器と、前記ガス噴
    射ヘッドの1次側からダミーガスを供給するダミーガス
    供給経路と、前記密閉容器の内部を排気するダミーガス
    排出経路と、該ダミーガス排出経路に設けられたパーテ
    ィクルカウンタとを有することを特徴とするガス噴射ヘ
    ッドの汚れ検査装置。
  4. 【請求項4】 前記ガス噴射ヘッドを上下方向及び/又
    は水平方向に移動させるガス噴射ヘッド移動機構を有す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の気密性又は汚れ検査装置。
  5. 【請求項5】 成膜容器と、該成膜容器に気密に取り付
    けられるガス噴射ヘッドと、請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の気密性又は汚れ検査装置とを有することを特
    徴とする成膜装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004143551A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Canon Inc 真空処理方法
KR100436047B1 (ko) * 2001-11-29 2004-06-12 주식회사 하이닉스반도체 소스공급장치를 구비한 단원자층증착장치 및 그를 이용한단원자층 증착방법
US7472581B2 (en) 2005-03-16 2009-01-06 Tokyo Electron Limited Vacuum apparatus

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