JPH11335784A - 高強度低熱膨張合金線 - Google Patents
高強度低熱膨張合金線Info
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- JPH11335784A JPH11335784A JP14424598A JP14424598A JPH11335784A JP H11335784 A JPH11335784 A JP H11335784A JP 14424598 A JP14424598 A JP 14424598A JP 14424598 A JP14424598 A JP 14424598A JP H11335784 A JPH11335784 A JP H11335784A
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Abstract
れた捻回特性と、低い熱膨張係数とを有する高強度低熱
膨張合金線を提供する。 【解決手段】 本発明に従う高強度低熱膨張合金線は、
重量比で、C:0.1〜0.50%、Ni:26〜48
%、Co:5.0〜20%、Al:0.5〜10%と
し、残部がFeおよび不可避不純物からなることを特徴
としている。また、Mo,Nb,W,Ti,VおよびB
からなる群より選択された少なくとも一種類を0.05
%〜5.0%含むこと、Si,Mn,Cr,Cuおよび
Mgからなる群より選択された少なくとも一種類を0.
02%〜2.0%含むこと、または、Ni含有率をx
%、Co含有率をy%、Al含有率をz%としたとき、
25≦x+y−6z≦32の関係を満たすことが好まし
い。
Description
用芯線等に使用される高強度低熱膨張合金線に関するも
のである。
ウム撚線(ACSR線)が使用されているが、近年の電
力需要の増大のために、同一サイズのACSR線と比較
して電線の送電容量を2倍以上とすることが可能な低弛
度耐熱送電線が、一部実用化されている。この低弛度耐
熱送電線は、線膨張係数が鋼線の1/3以下である高強
度低熱膨張合金線を芯線に用い、架線後の通電時の熱膨
張による電線の垂れ下がり、つまり弛度を抑え、外層線
には、高温での使用に耐え得る耐熱アルミニウムを用い
ることで増容量化を可能としたものである。高強度低熱
膨張合金線としては、特公昭56−45990号公報や
特公昭57−17942号公報等に種々のFe−Ni系
合金が提案されている。これらの高強度低熱膨張合金線
は、合金にC、Cr、Mo等を強化用元素として添加し
たものであり、引張強さは100〜130kgf/mm
2 程度であった。
鋼線の引張強さは150kgf/mm2 以上である。し
たがって、同一サイズの電線を製作した場合、高強度低
熱膨張合金線を芯線に用いた低弛度耐熱送電線は、通常
のACSR線を用いた電線よりも引張荷重が小さくな
る。よって、高強度低熱膨張合金線を芯線に用いた低弛
度耐熱送電線を使用する場合、電線の最大使用張力を既
設線の最大使用張力よりも小さくする必要がある。とこ
ろが、最大使用張力を小さくすると弛度特性が悪化す
る。そのため、低弛度耐熱送電線は、その使用時に、本
来の特徴である低弛度特性を発揮することができなくな
る。
数)が低く、かつ、鋼線なみの強度を有する高強度低熱
膨張合金が要求されており、そのための種々の試みがな
されてきている。たとえば、特開平3−115543号
公報では、合金の強化元素として、CおよびMoに着目
し、これらの含有率を上げ、また合金中のNi含有率を
調節することにより、高強度低熱膨張合金において、熱
膨張係数を増大させず、強度を上げる旨が開示されてい
る。
いては、30〜230℃の平均熱膨張係数は3.2×1
0-6/℃以下を確保できるが、強度は125kgf/m
m2 程度である上に、靱性が低下し、所望の捻回特性が
得られないことが予想された。
度耐熱送電線の芯線は、通常、複数本を撚合せた撚線か
ら構成される。捻回特性とは、このような撚線を製造す
る時の性能を示す指標であり、素線の一端を固定し、他
端を捩じる捻回試験で破断に到るまでの回数(捻回値)
によって評価される。通常、線径の100倍の長さの試
験片(掴み間隔)で16回以上が要求される。
よって高強度化を図ろうとすると、低弛度耐熱送電線の
靱性が劣化し、前述の捻回特性を満足させることができ
なくなるという問題があった。
強度低熱膨張合金線よりも高い強度、つまり、通常のA
CSR線の鋼線なみの強度である150kgf/mm2
以上の引張強さを有し、かつ、捻回特性に優れ、さらに
低い熱膨張係数を有する高強度低熱膨張合金線を提供す
ることを目的とするものである。
膨張合金線は、重量比で、C:0.1〜0.50%、N
i:26〜48%、Co:5.0〜20%、Al:0.
5〜10%とし、残部がFeおよび不可避不純物からな
ることを特徴としている。
に規定したのは、Cはその溶製工程で含まれる量が多い
ほど強度を上げるのに寄与するが、0.1%未満ではこ
の効果が十分に得られず、0.50%を超えると熱膨張
係数が増加し、かつ靱性が大きく劣化してしまうからで
ある。
かつ、Coを5〜20%に規定したのは、線膨張係数が
大きくなるのを防ぐためである。
ては、(Ni+Co)含有率(NiとCoの含有率の
和)が36%近傍で最も線膨張係数が小さくなり、これ
よりも(Ni+Co)含有率が高くなると、線膨張係数
は大きくなる。そして、Ni含有率およびCo含有率が
本発明において規定する範囲よりも高くなると、線膨張
係数が著しく大きくなるためである。
は、強磁性体と常磁性体の遷移温度であるキュリー点
は、(Ni+Co)含有率が高くなるに従って(特に
(Ni+Co)含有率が30%以上の場合に)高くなる
傾向がある。その一方で、Fe−Ni−Co系合金にお
いては、強磁性体である温度領域においてのみ低い熱膨
張係数が得られ、常磁性体となる温度領域では熱膨張係
数が大きくなる。そして、Ni含有率またはCo含有率
が本発明において規定する範囲より低くなると、合金の
キュリー点が低下し、通常の使用温度における高温側
(たとえば100〜240℃)でFe−Ni−Co系合
金は常磁性体となり、その合金の線膨張係数が著しく大
きくなるためである。
%以下と規定したのは、以下の理由による。すなわち、
まず、Ni含有率を本発明に規定した範囲よりも高くす
ると、合金のマルテンサイト相への変態が起こりにくく
なり、所望の強度および靭性(捻回値)が得られなくな
るためである。
のは、合金における原料コスト上の問題を考慮したから
である。すなわち、Coの添加は、合金のマルテンサイ
ト相への変態を促進する効果がある一方で、Co自体が
高価な元素であるため、20%を越える多量の添加は、
合金線において特性を大きく変化させることなく、原料
コストの増大のみを招くためである。
規定したのは、以下の理由による。すなわち、Fe−N
i−Co系合金へのAlの添加は、Alを主体とする微
細な金属間化合物の析出により時効硬化をもたらすだけ
でなく、マルテンサイト相へのひずみ誘起による変態を
促進する効果も有する。マルテンサイト相へのひずみ誘
起による変態は、冷間加工によって母相であるオーステ
ナイト相の一部にひずみが導入されることにより起こ
り、合金の靭性を高くし、さらに強度を高くする効果が
ある。つまり、このようなAlの添加による時効硬化お
よびひずみ誘起変態により、合金線の靭性を高くしつ
つ、従来よりも合金線の強度を高くすることができる。
そして、Alが0.5%未満では、Alは母相であるオ
ーステナイト相中に固溶し、合金線に時効処理を施して
も前述の金属間化合物が析出しなくなり、また、前述の
変態促進の効果が十分に得られなくなる。また、Alが
10%を越えると、線膨張係数に悪影響を及ぼすだけで
なく、母材中の介在物(主にAlの酸化物)が多量とな
り、加工すら困難となる程度に母材が脆化するためであ
る。なお、Al含有率は、前述の金属間化合物を確実に
析出させるため、および、前述の介在物を多量に生成さ
せないため、1.0〜7.0%とされることが、特に好
ましい。
は、Mo,Nb,W,Ti,VおよびBからなる群より
選択された少なくとも一種類を0.05%〜5.0%含
むことが好ましい。このように規定するのは、C,C
o,Alの各元素の含有率を上記の範囲内で低くして
も、これらの元素が、結晶粒内でCと反応して微細炭化
物を形成することにより、合金の強度を高くし、かつ、
線膨張係数を低くすることができるためである。そし
て、Mo,Nb,W,Ti,VおよびBからなる群より
選択された少なくとも一種類の含有率が、0.05%未
満では、この効果が十分に発揮されず、5.0%を越え
ると、線膨張係数を上昇させてしまうためである。
ると、合金の熱処理(時効処理)の際の粒界への炭化物
の析出を抑制できるため、最終製品として加工したとき
のサイズでの靭性の低下を抑制できる。また、Co含有
率を、上記の範囲内で低くすると、合金のコストを、よ
り低くすることができる。また、Al含有率を、上記の
範囲内で低くすると、母材中の介在物(主にAlの酸化
物)の生成を抑え、母材の脆化を抑制することができ
る。さらに、Al含有率を低くすると、合金線における
歩留まりがよくなり、製造コストを低くすることができ
る。
は、Si,Mn,Cr,CuおよびMgからなる群より
選択された少なくとも一種類を0.02%〜2.0%含
むことが好ましい。このように規定するのは、これらの
元素の添加が、脱酸や脱硫の効果を有し、これらの添加
により鋳塊を健全に、つまり鋳造の際に割れ等が発生し
ないようにできるためである。そして、0.02%未満
では、この効果が十分に発揮できないが、2.0%を越
えると、却って割れ等を引き起こすためである。
は、Ni含有率をx%、Co含有率をy%、Al含有率
をz%としたとき、25≦x+y−6z≦32の関係を
満たすことが好ましい。このように規定するのは、上記
の関係を満たすと、合金の線膨張係数がより小さくなる
からである。
は、少なくともオーステナイト相、Alを主体とする金
属間化合物、および、ひずみ誘起マルテンサイト相を含
むことが好ましい。ひずみ誘起マルテンサイト相を含む
のは、合金線においてより高い靭性を得るためである。
また、オーステナイト相を含むのは、マルテンサイト相
の熱膨張係数が高いため、オーステナイト相をすべてマ
ルテンサイト相に変態させてしまうと、合金線におい
て、所望の強度および靭性が得られても、その線膨張係
数が高くなってしまうからである。また、Alを主体と
する金属間化合物を含むのは、合金線の強度をより高く
するするためである。
熱膨張合金の線材の製造について、実施例により具体的
に説明する。
No.9に示した組成の原料を、溶解し、外径60mm
の鋳型に鋳造し、その鋳造材を、1150℃で2時間加
熱後、熱間圧延により外径9.5mmの荒引き線とし
た。なお、No.1〜No.9に示した組成は、いずれ
も、本発明に従った組成である。
持した後、水冷することにより、溶体化処理を施し、皮
剥ぎ(表面層を除去すること)を行なって、外径9.2
mmとした。その後、外径6.5mmまで伸線加工した
後、550℃で20時間の熱処理によって、この線材に
時効析出処理を施した。その後、外径3.0mmまで伸
線加工し、高強度低熱膨張合金の線材を作製した。
れる他の工程に置換されても構わないが、時効析出処理
は、400℃〜600℃、0.5〜60時間の条件で行
なわれることが好ましい。処理温度については、400
℃未満では、NiとAlの化合物が析出せず、合金にお
いて所望の強度が得られないためであり、また、600
℃を越えると、NiとAlの化合物が粗大な析出物とな
って析出し、合金において所望の強度が得られなくなる
ためである。また、処理時間については、0.5時間未
満では、熱処理の効果が見られず、また、60時間を越
えると、得られる合金線の特性がそれ以上大きく変化し
ないためである。なお、この時効析出処理は、溶体化処
理後であれば、線材がどのサイズにあるときに行なって
もよい。なお、時効析出処理を行なうのは、1回であっ
てもよいし、複数回行なってもよい。
延後に800℃〜1200℃の温度に加熱した後、急冷
する溶体化工程を少なくとも1回行なうことは、より微
細なAlを主体とする金属間化合物を析出させるために
望ましい。なお、ここでいう溶体化工程で上記のように
温度を規定するのは、800℃未満では、Alを完全に
固溶させる効果が見られず、1200℃を越えると、結
晶粒径が粗大となり、冷間加工の際に断線の原因となる
ためである。
おいては、加工度が50〜95%であることが好まし
い。このように加工度を規定するのは、50%未満であ
ると、マルテンサイト相への変態が少ないため、合金に
おいて所望の強度および靭性が得られなくなり、95%
を越えると、マルテンサイト相への変態が多くなりす
ぎ、合金の線膨張係数が大きくなるためである。なお、
上記の溶体化工程においてAlを主体とする金属間化合
物が析出されるため、この伸線加工では、合金は、母相
であるオーステナイト相からマルテンサイト相に、ひず
み誘起により変態する。したがって、本発明に従った合
金の線材は、少なくともオーステナイト相、Alを主体
とする金属間化合物、および、ひずみ誘起マルテンサイ
ト相を含むことになる。
o.17に示した組成の原料を用いて、実施例と同様
の工程により、高強度低熱膨張合金の線材を作製した。
較例に従った高強度低熱膨張合金の線材の各特性を示
す。また、従来の高強度低熱膨張合金の線材について
も、組成および各特性を表1に併せて示す(No.1
8)。なお、表1の捻回値における「100D」とは、
試験片の長さが線径の100倍であったことを意味して
いる。
ずれも引張強さについて160kgf/mm2 以上の値
を有し、中には200kgf/mm2 の引張強さを有す
る線材もあることがわかる。
のと比較すると2倍以上の値となっているが、ACSR
線の芯線として用いられている鋼線の線膨張係数である
11.5〜13×10-6/℃と比較すると、本発明の合
金の方が小さくなっている。すなわち、本発明の線材
は、上記の鋼線よりも線膨張係数が小さく、電線として
使用される場合、低弛度効果の面では上記の鋼線よりも
優れていることがわかる。
が要求されるが、本発明に従う合金の線材はいずれもが
20回以上という優れた値を有していることがわかる。
定する値よりも低い比較例のNo.10は、本発明に従
う合金線No.1〜No.9と比較して線膨張係数が高
くなっていることがわかる。また、比較例のNo.17
は、Co含有率が本発明で規定する値を越えるものであ
るが、本発明に従う合金線No.1〜No.9と比較し
て、さほど特性の差が見られず、Co含有率を上げたこ
とによってコストのみが上昇した。
定する値よりも低い比較例No.11および高い比較例
No.12は、本発明に従う合金線No.1〜No.9
と比較して線膨張係数が高くなっていることがわかる。
また、さらに、No.12では、引張強さが132kg
f/mm2 と、従来並みの低い値となっている。
率が高い比較例No.13と、Al含有率が高いNo.
14は、伸線加工が不可能であった。また、本発明で規
定する範囲よりもC含有率が低い比較例No.16は、
引張強さが著しく低くなっている。
定する範囲よりも低い比較例No.15は、本発明に従
う合金No.1〜No.9と比較して、引張強さが12
7kgf/mm2 と、従来並みの低い値となっている。
o.1〜No.9の中でも、Ni含有率をx%、Co含
有率をy%、Al含有率をz%としたとき、25≦x+
y−6z≦32の関係を満たすNo.1〜No.7は、
上記の関係を満たさないNo.8およびNo.9より
も、線膨張係数が小さくなっていることがわかる。
としてMo,Nb,W,Ti,VおよびBの中の少なく
とも一種、ならびに、Si,Mn,Cr,CuおよびM
gの中の少なくとも一種を添加した場合について、表2
の試料No.19〜No.24に示した組成の原料を用
いて、実施例と同様の工程により、高強度低熱膨張合
金の線材を作製した。
試料も、Mo,Nb,W,Ti,VおよびBの中の少な
くとも一種、ならびに、Si,Mn,Cr,Cuおよび
Mgの中の少なくとも一種を表2に示す量だけ含有して
いる。また、No.19〜No.24のいずれの試料に
おいても、C,Ni,Co,Alの各元素の含有率は、
本発明で規定する範囲内である。また、No.20およ
びNo.22〜No.24におけるMo,Nb,W,T
i,VおよびBの含有率の和は、本発明で規定する好ま
しい範囲内であり、No.21〜No.24におけるS
i,Mn,Cr,CuおよびMgの含有率の和は、本発
明で規定する好ましい範囲内である。
高強度低熱膨張合金の線材の各特性を示す。
れの線材も、引張強さについて210kgf/mm2 以
上という優れた値を有していることがわかる。なお、表
1のNo.5,No.6,No.8の試料についても、
その引張強さは210kgf/mm2 付近またはそれ以
上となっているが、No.19〜No.21について
は、C含有率を0.25%程度に抑え、Co含有率を1
0%程度に抑え、かつ、Al含有率を3.0%程度に抑
えながら、210kgf/mm2 以上という引張強さを
達成している。なお、線膨張係数については、No.1
9〜No.21のいずれについても10〜11×10-6
/℃という値を有しており、送電線の芯線として使用す
るには差し支えないが、より詳しく見ると、No.19
およびNo.21は、No.20よりもその値が高くな
っている。
22〜No.24は、20回以上という優れた捻回値を
有し、かつ、7.3〜8.9×10-6/℃という優れた
線膨張係数を有している。つまり、いずれの特性も、N
o.19〜No.21よりも優れていることがわかる。
については、No.1〜No.9(表1参照)、No.
19およびNo.20の試料よりも、鋳造の際に割れが
発生しにく、線材の歩留まりが高かった。
であって、制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は、上記した実施例の説明ではなく、
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
熱膨張合金線は、160kgf/mm 2 以上の引張強さ
と、低い線膨張係数と、優れた捻回特性とを兼ね備える
ことができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量比で、C:0.1〜0.50%、N
i:26〜48%、Co:5.0〜20%、Al:0.
5〜10%を含み、残部がFeおよび不可避不純物から
なることを特徴とする高強度低熱膨張合金線。 - 【請求項2】 さらに、Mo,Nb,W,Ti,Vおよ
びBからなる群より選択された少なくとも一種類を0.
05%〜5.0%含むことを特徴とする、請求項1に記
載の高強度低熱膨張合金線。 - 【請求項3】 さらに、Si,Mn,Cr,Cuおよび
Mgからなる群より選択された少なくとも一種類を0.
02%〜2.0%含むことを特徴とする、請求項1また
は請求項2に記載の高強度低熱膨張合金線。 - 【請求項4】 Ni含有率をx%、Co含有率をy%、
Al含有率をz%としたとき、25≦x+y−6z≦3
2の関係を満たすことを特徴とする、請求項1〜請求項
3のいずれか1項に記載の高強度低熱膨張合金線。 - 【請求項5】 少なくともオーステナイト相、Alを主
体とする金属間化合物、および、ひずみ誘起マルテンサ
イト相を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項4の
いずれか1項に記載の高強度低熱膨張合金線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14424598A JP3839957B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 高強度低熱膨張合金線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14424598A JP3839957B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 高強度低熱膨張合金線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11335784A true JPH11335784A (ja) | 1999-12-07 |
JP3839957B2 JP3839957B2 (ja) | 2006-11-01 |
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ID=15357624
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14424598A Expired - Fee Related JP3839957B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 高強度低熱膨張合金線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3839957B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003082439A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-03-19 | Daido Steel Co Ltd | 強度,捻回特性に優れたインバー合金線及びその製造方法 |
FR2855185A1 (fr) * | 2003-05-21 | 2004-11-26 | Usinor | Fil metallique en alliage fe-ni ayant une grande resistance mecanique et un faible coefficient de dilatation thermique, pour cables haute tension, et procede de fabrication |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14424598A patent/JP3839957B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003082439A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-03-19 | Daido Steel Co Ltd | 強度,捻回特性に優れたインバー合金線及びその製造方法 |
FR2855185A1 (fr) * | 2003-05-21 | 2004-11-26 | Usinor | Fil metallique en alliage fe-ni ayant une grande resistance mecanique et un faible coefficient de dilatation thermique, pour cables haute tension, et procede de fabrication |
WO2004104234A1 (fr) * | 2003-05-21 | 2004-12-02 | Ugitech | Fil metallique en alliage fe-ni ayant une grande resistance mecanique et un faible coefficient de dilatation thermique, pour cables haute tension, et procede de fabrication |
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JP3839957B2 (ja) | 2006-11-01 |
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