JPH09316603A - 高強度低熱膨張合金 - Google Patents

高強度低熱膨張合金

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JPH09316603A
JPH09316603A JP13535996A JP13535996A JPH09316603A JP H09316603 A JPH09316603 A JP H09316603A JP 13535996 A JP13535996 A JP 13535996A JP 13535996 A JP13535996 A JP 13535996A JP H09316603 A JPH09316603 A JP H09316603A
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low
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strength
wire
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JP13535996A
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English (en)
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Taichiro Nishikawa
太一郎 西川
Takeshi Miyazaki
健史 宮崎
Takanobu Saitou
貴伸 斉藤
Shinichiro Yahagi
慎一郎 矢萩
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Daido Steel Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Daido Steel Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度が高く、引張り強さにして150kgf
/mm2 以上を有し、かつ、捻回特性に優れ、さらに、
低い熱膨張係数を有する高強度低熱膨張合金を提供す
る。 【解決手段】 本発明に従う高強度低熱膨張合金は、重
量比で、Ni 32〜45%、C 0.35〜0.50
%、Mo 0.5〜3.0%、V 0.02〜0.2%
を含み、Cの含有率をx%、Moの含有率をy%とした
とき、xとyが、6−15x<y<11−18xの関係
を満たし、残部が実質的にFeからなる。好ましくは、
Si,Mn,CrおよびCuからなる群より選択された
少なくとも一種類を2%以下含む。また、好ましくは、
Ni含有率の10%以下をCoで置換される。図1は、
本発明に従う高強度低熱膨張合金における、CおよびM
oの含有率の範囲を示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用中、昇温の可
能性のある精密機械部品や、低弛度耐熱送電線用芯線等
に使用される高強度低熱膨張合金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、架空送電線には鋼芯アルミニ
ウム撚線(ACSR線)が使用されているが、近年の電
力需要の増大のために、同一サイズのACSR線と比較
して電線の送電容量を2倍以上とすることが可能な低弛
度耐熱送電線が、一部実用化されている。この低弛度耐
熱送電線は、線膨張係数が鋼線の1/3以下である高強
度低熱膨張合金を芯線に用いて、架線後の通電時におけ
る熱膨張による電線の垂れ下がり、つまり弛度を抑え、
外層線には、高温での使用に耐え得る耐熱アルミニウム
を用いることで増容量化を可能としたものである。高強
度低熱膨張合金としては、特公昭56−45990号公
報や特公昭57−17942号公報等に種々のFe−N
i系合金が提案されている。これらの高強度低熱膨張合
金は、C、Cr、Mo等を強化用元素として添加したも
のであり、引張り強さは100〜130kgf/mm2
程度であった。
【0003】一方、ACSR線の芯線として用いられる
鋼線の引張り強さは150kgf/mm2 以上である。
したがって、同一サイズの電線を製作した場合、高強度
低熱膨張合金を芯線に用いた低弛度耐熱送電線は、通常
のACSR線を用いた電線よりも引張り荷重が小さくな
る。よって、高強度低熱膨張合金を芯線に用いた低弛度
耐熱送電線を使用する場合、電線の最大使用張力を既設
線の最大使用張力よりも小さくする必要がある。ところ
が、最大使用張力を小さくすると弛度特性が悪化する。
そのため、低弛度耐熱送電線は、その使用時に、本来の
特徴である低弛度特性を発揮することができなくなる。
【0004】したがって、近年、熱膨張係数(線膨張係
数)が低く、かつ、鋼線なみの強度を有する高強度低熱
膨張合金が要求されており、そのための種々の試みがな
されてきている。たとえば、特開平3−115543号
公報では、合金の強化元素として、CおよびMoに着目
し、これらの含有率を上げ、また合金中のNi含有率を
調節することにより、高強度低熱膨張合金において、熱
膨張係数を増大させず、強度を上げる旨が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この合金にお
いては、30〜230℃の平均熱膨張係数は3.2×1
-4/℃以下を確保できるが、強度は125kgf/m
2 程度である上に、靱性が低下し、所望の捻回特性が
得られないことが予想された。
【0006】ここで、捻回特性について説明する。低弛
度耐熱送電線の芯線は、通常、複数本を撚合せた撚線か
ら構成される。捻回特性とは、このような撚線を製造す
る時の性能を示す指標であり、素線の一端を固定し、他
端を捩じる捻回試験で破断に到るまでの回数(捻回値)
によって評価される。通常、線径の100倍の長さの試
験片(掴み間隔)で16回以上が要求される。
【0007】このように、強化元素の過度の添加のみに
よって高強度化を図ろうとすると、低弛度耐熱送電線の
靱性が劣化し、前述の捻回特性を満足させることができ
なくなるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、従来のFe−Ni系高
強度低熱膨張合金よりも高い強度、つまり、通常のAC
SR線の鋼線なみの強度である150kgf/mm2
上の引張り強さを有し、かつ、捻回特性に優れ、さらに
低い熱膨張係数を有する高強度低熱膨張合金を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に従う高強度低熱
膨張合金は、重量比で、Ni 32〜45%、C 0.
35〜0.50%、Mo 0.5〜3.0%、V 0.
02〜0.2%を含み、C含有率をx%、Mo含有率を
y%としたとき、xとyが、6−15x<y<11−1
8xの関係を満たし、残部が実質的にFeからなること
を特徴としている。
【0010】本発明において、Niを32〜45%に規
定したのは、線膨張係数が大きくなるのを防ぐためであ
る。詳しくは、Fe−Ni系合金においては、Ni含有
率が36%近傍で最も線膨張係数が小さくなり、これよ
りもNi含有率が高くなると、線膨張係数は大きくな
る。そのため、Ni含有率が本発明において規定する範
囲よりも高くなると、線膨張係数が著しく増加してしま
うためである。また、Fe−Ni系合金(特に30%N
i以上)においては、強磁性体と常磁性体の遷移温度で
あるキュリー点は、Ni含有率が高くなるに従って高く
なる傾向があるが(たとえば、32%Niで180℃程
度、42%Niで380℃程度)、一方で、Fe−Ni
系合金においては、強磁性体である温度領域においての
み低い熱膨張係数が得られ、常磁性体となる温度領域で
は低い熱膨張係数は得られなくなる。したがって、Ni
含有率が本発明において規定する範囲より低くなると、
合金のキュリー点が低下し、高温側(たとえば100〜
240℃)の線膨張係数が著しく大きくなってしまうた
めである。
【0011】本発明において、Cを0.35〜0.50
%に規定したのは、Cはその溶製工程で含まれる量が多
いほど強度を上げるのに寄与するが、0.35%未満で
はこの効果が十分に得られず、0.50%を超えると熱
膨張係数が増加し、かつ靱性が大きく劣化してしまうか
らである。
【0012】Moを0.5〜3.0%に規定したのは、
MoはCと複合添加すると、炭化物形成によりFe−N
i系合金を強化する効果があるが、0.5%未満ではそ
の効果がなく、3.0%を超えると靱性が劣化し捻回特
性が劣化してしまうからである。
【0013】Vを0.02〜0.2%に規定したのは、
VはCと微細炭化物を形成して合金の靱性を向上させる
効果があるが、0.05%未満ではその効果がなく、
0.2%を超えると結晶粒界に炭化物が析出し、この粒
界炭化物によって靱性(捻回特性)が劣化してしまうか
らである。なお、この場合、特に、合金の製造工程にお
ける皮剥ぎ後の熱処理によって、粒界炭化物が増大する
原因を招く。
【0014】Cの含有率をx%、Moの含有率をy%と
したとき、xとyが、6−15x<y<11−18xの
関係を満たすよう、規定しているが、xおよびyをこの
ような範囲に規定したのは、前式が満たされない場合で
あって、y<6−15xの場合は引張り強さが低下し、
y>11−18xの場合は熱膨張係数が増加してしまう
からである。図1に、前述のCおよびMoの含有率なら
びに前式から規定される、本発明において規定するCお
よびMoの含有率の範囲を示す。なお、図1では、斜線
で示す部分が、この範囲に該当する。
【0015】また、本発明に従った高強度低熱膨張合金
において、Si,Mn,CrおよびCuからなる群より
選択された少なくとも一種類が、2%以下含まれること
が好ましい。このように規定したのは、これらの元素の
添加は脱酸や脱硫の効果を有し、これらの添加により鋳
塊を健全に(割れ等が鋳造の際に発生しないように)で
きるが、2%を超える過度の添加は、線膨張係数の増大
や靭性の劣化を引き起こすためである。
【0016】また、本発明に従った高強度低熱膨張合金
においてNi含有率の10%以下がCoで置換されるこ
とが好ましい。このように規定したのは、Fe−Ni系
合金やNi地金中においては不可避的不純物としてCo
が0.1%以上含まれることが多く、適度にNiと置換
して添加しても線膨張係数をはじめとする特性に変化は
ないが、過度の添加はコスト増に繋がり、さらに、線膨
張係数の増大を引き起こすためである。
【0017】
【実施例】
(実施例)以下、本発明に従った高強度低熱膨張合金
の線材の製造について、実施例により具体的に説明す
る。
【0018】表1に示すように、まず、試料No.1〜
8に示した組成の原料を、溶解し、外径60mmの金型
に鋳造し、その鋳造材を、1150℃、2時間加熱後の
熱間圧延により外径9.5mmの荒引き線とした。
【0019】この荒引き線を、1100℃で1時間保持
した後、水冷することにより、溶体化処理を施し、外径
7.0mmまで伸線加工した。この外径7.0mmの線
に、450℃、4時間の熱処理を施した後、皮剥ぎ(表
面層を除去すること)を行なって、外径6.2mmの線
とした。その後、さらに、500℃、4時間の熱処理を
施し、外径3.0mmまでの伸線加工を施して、高強度
低熱膨張合金の線材を作製した。
【0020】なお、上述の溶体化処理は、直前の熱間圧
延において同様の効果が得られる場合は、省略しても構
わない。また、外径7.0mmの線の熱処理(皮剥ぎ
前)は、皮剥ぎのために行なうものであるため、そのと
きの線材の状態によって、温度や時間の条件を変更もし
くは、その熱処理自体を省略しても構わない。
【0021】さらに、上述の各工程は、同様の作用が得
られる他の工程で置換されても構わないが、皮剥ぎ後の
熱処理については、400〜750℃、0.5〜20時
間の条件で行なわれることが好ましい。400℃未満で
は、伸び、絞りなどの靱性が得られず、捻回特性が劣化
してしまい、750℃を超えると、粒界炭化物量が多く
なり、捻回特性が劣化するためである。また、時間につ
いては、0.5時間未満では熱処理の効果がなく、20
時間を超えると得られる合金の特性がそれ以上大きく変
化しないためである。また、最後の伸線加工において
は、外径が2.5〜3.8mmになるまで伸線すること
が好ましい。これは、溶体化処理(熱間圧延上がり)か
らの加工度としては、60〜96%に相当するが、加工
度が60%未満では十分な強度が得られない場合があ
り、96%を超えると靱性が劣化し、十分な捻回特性が
得られないためである。
【0022】(比較例)表1の試料No.9〜18に
示した組成の原料を用いて、実施例と同様の工程によ
り、高強度低熱膨張合金の線材を作製した。
【0023】(合金の特性)表1に、実施例および比
較例に従った高強度低熱膨張合金の線材の各特性を示
す。また、従来例の高強度低熱膨張合金の線材について
も、組成および各特性を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から、本発明の請求項1に従う合金の
線材は、いずれもが引張り強さが150kgf/mm2
以上の値を有していることがわかる。また、捻回値につ
いては、通常16回以上が要求されるが、本発明に従う
合金の線材はいすれもが20回以上という優れた値を有
していることがわかる。また、線膨張係数に関しては、
室温〜100℃については2.0〜2.8×10-6
℃、100〜240℃については2.9〜3.6×10
-6/℃という優れた値を有することがわかる。
【0026】また、表1から、本発明の請求項1に従う
合金No.1〜8と比較して、Ni含有率が本発明の範
囲よりも低い比較例No.11は、線膨張係数が高くな
っていることがわかる。また、Ni含有率が本発明の請
求項1に規定する範囲よりも高い比較例No.12も、
本発明に従う合金No.1〜8と比較して線膨張係数が
高くなっていることがわかる。
【0027】また、表1から、本発明の請求項1に従う
合金No.1〜8と比較して、C含有率が本発明の請求
項1に規定する範囲よりも低い従来例No.19および
比較例No.13は、引張り強さが低くなっていること
がわかる。また、C含有率が本発明の請求項1に規定す
る範囲よりも高い比較例No.14は、No.1〜8と
比較して、捻回値が20回に届かない低い値となり、線
膨張係数が高くなっている。
【0028】また、表1から、Mo含有率が本発明の請
求項1に規定する範囲よりも低い比較例No.15は、
No.1〜8と比較して、引張り強さが低くなっている
ことがわかる。また、Mo含有率が本発明の請求項1に
規定する範囲を超えた比較例No.16は、No.1〜
8と比較して、捻回値が20回に届かない低い値となっ
ていることがわかる。
【0029】また、表1から、V含有率が本発明の請求
項1に規定する範囲よりも低い比較例No.17は、N
o.1〜8と比較して、捻回値が20回に届かない低い
値となっていることがわかる。また、V含有率が本発明
の請求項1に規定する範囲を超えている比較例No.1
8も、No.1〜8と比較して、捻回値が低くなってい
ることがわかる。
【0030】さらに、Cの含有率をx%、Moの含有率
をy%とすると、No.1〜8は、6−15x<y<1
1−18xの関係を満たす。しかし、前式の関係を満た
さず、y>11−18xとなるNo.9は、線膨張係数
がNo.1〜8と比較して若干大きくなっていることが
わかる。また、前式の関係を満たさず、y<6−15x
となるNo.10は、引張り強さがNo.1〜8と比較
して小さくなっていることがわかる。
【0031】(実施例)次に、本発明の請求項3およ
び請求項4に規定するSi,Mn,Cr,CuまたはC
oの含有量について考察を行なうため、表2の試料N
o.20〜23に示した組成の原料を用いて、実施例1
と同様の工程により、高強度低熱膨張合金の線材を作製
した。
【0032】(比較例)表2の試料No.24〜25
に示した組成の原料を用いて、実施例1と同様の工程に
より、高強度低熱膨張合金の線材を作製した。
【0033】(合金の特性)表2に、実施例および比
較例に従った高強度低熱膨張合金の線材の各特性を示
す。
【0034】
【表2】
【0035】表2から、本発明の請求項2または3に従
う合金の線材は、いずれもが引張り強さが150kgf
/mm2 以上の、または、150kgf/mm2 に近い
値を有していることがわかる。また、捻回値について
は、いずれもが20回以上という優れた値を有している
ことがわかる。また、熱膨張係数に関しては、室温〜1
00℃については2.4〜2.8×10-6/℃、100
〜240℃については3.3〜3.6×10-6/℃とい
う優れた値を有することがわかる。
【0036】また、表2から、本発明の請求項2に従う
合金No.20およびNo.21と比較して、Si,M
n,CrおよびCuからなる群より選択された少なくと
も一種類が2%を超えて含まれるNo.24は、線膨張
係数が、室温〜100℃、100〜240℃のいずれに
関しても高くなっていることがわかる。
【0037】また、表2から、本発明の請求項3に従う
合金No.22およびNo.23と比較して、Ni含有
率が10%を超えてCoで置換されているNo.25
は、線膨張係数が、室温〜100℃、100〜240℃
のいずれに関しても高くなっていることがわかる。
【0038】今回開示された実施例はすべての点で例示
であって、制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0039】以上説明したように、本発明の請求項1に
従う高強度低熱膨張合金は、強度が高く、引張り強さに
して150kgf/mm2 以上を有し、かつ線膨張係数
が低く、かつ、優れた捻回特性を有している。さらに、
本発明の請求項2に従えば、線膨張係数の低い高強度低
熱膨張合金が得られやすくなり、また、本発明の請求項
3に従えば、線膨張係数の低い高強度低熱膨張合金がよ
り得られやすくなる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に従う高強度低熱膨張合金は、強度が高く、引張り強さ
にして150kgf/mm2 以上を有し、かつ、線膨張
係数が低く、かつ、捻回特性に優れている。さらに、本
発明の請求項2に従えば、強度が高く、線膨張係数の低
い高強度低熱膨張合金が、より得られやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う高強度低熱膨張合金における、C
およびMoの含有率の範囲を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 貴伸 愛知県岡崎市板屋町216−1 (72)発明者 矢萩 慎一郎 愛知県大府市江端町2−72

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量比で、Ni 32〜45%、C
    0.35〜0.50%、Mo 0.5〜3.0%、V
    0.02〜0.2%を含み、C含有率をx%、Mo含有
    率をy%としたとき、xとyとが、6−15x<y<1
    1−18xの関係を満たし、残部は実質的にFeからな
    ることを特徴とする高強度低熱膨張合金。
  2. 【請求項2】 前記高強度低熱膨張合金が、さらに、S
    i,Mn,CrおよびCuからなる群より選択された少
    なくとも一種類を2%以下含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の高強度低熱膨張合金。
  3. 【請求項3】 前記高強度低熱膨張合金におけるNi含
    有率の10%以下がCoで置換されることを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の高強度低熱膨張合金。
JP13535996A 1996-05-29 1996-05-29 高強度低熱膨張合金 Withdrawn JPH09316603A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002266025A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Sanyo Special Steel Co Ltd 延性に優れた高強度低熱膨張合金の製造方法
JP2003082439A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Daido Steel Co Ltd 強度,捻回特性に優れたインバー合金線及びその製造方法
CN111020380A (zh) * 2019-11-28 2020-04-17 国网辽宁省电力有限公司沈阳供电公司 架空导线用合金钢芯线及其制备方法
WO2022030090A1 (ja) * 2020-08-06 2022-02-10 住友電気工業株式会社 鉄合金、鉄合金線、及び鉄合金撚線

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