JPH11335310A - 精製アルコキシド及びアルコキシドの精製方法 - Google Patents

精製アルコキシド及びアルコキシドの精製方法

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JPH11335310A
JPH11335310A JP6958399A JP6958399A JPH11335310A JP H11335310 A JPH11335310 A JP H11335310A JP 6958399 A JP6958399 A JP 6958399A JP 6958399 A JP6958399 A JP 6958399A JP H11335310 A JPH11335310 A JP H11335310A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造プロセスに使用される液体CVD
材料において、高品質の絶縁膜の製造が可能な精製アル
コキシド及びアルコキシドの精製方法を開発する。 【解決手段】 粗アルコキシドを蒸留した後、蒸留アル
コキシドの液中に不活性ガスを通気するとともに超音波
振動を与えてストリッピングを行ない、アルコキシド中
に溶存するハロゲン、ハロゲン化水素、酸素、二酸化炭
素等の揮発性不純物を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造プロセ
ス等の高純度が要求される用途に使用する精製アルコキ
シド及びアルコキシドの精製方法に関し、さらに詳細に
は粗アルコキシドに含まれる不純物であるアルコール、
アルコキシドの多量体、水、ハロゲン、ハロゲン化水
素、酸素、二酸化炭素等が除去された高純度の精製アル
コキシド及び粗アルコキシドに含まれる前記不純物を除
去するアルコキシドの精製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの絶縁薄膜においては、
ゲート絶縁膜としてSiO膜、キャパシタ絶縁膜とし
てSi膜、層間絶縁膜としてPSG(リン・シリ
コン・ガラス)膜、BPSG(ボロン・リン・シリコン
・ガラス)膜がある。従来よりこれらのCVD材料とし
ては、SiH、NH、PH、B等の気体材
料が用いられてきた。
【0003】しかし、デバイスの三次元化や配線の多層
化が進むにつれて、絶縁膜の平坦化に対する要求が高ま
ってきており、ボイド等の欠陥が発生しにくく高品質の
薄膜形成が可能な液体のCVD材料であるアルコキシド
が使用され始めている。例えば、SiO2膜のCVD材
料としてはテトラエトキシケイ素(Si(OC
)が、BPSG膜のCVD材料としてはトリメトキシ
ホウ素(B(OCH )、トリメトキシリン(P
(OCH)等が実用化されている。
【0004】また、SiOの数倍の高い誘電率を示す
Ta膜、HfO膜等の新しい種類の薄膜も開発
され、Ta膜はキャパシタ絶縁膜として使用され
始めている。これらのCVD材料としては、ペンタエト
キシタンタル(Ta(OC )、テトラ tert-
ブトキシハフニウム(Hf(OC(CH)が
用いられている。上記アルコキシドのような液体のCV
D材料は、絶縁膜の高品質化をはかるために、極めて高
純度のものが要求される。そのため、アルコキシドは、
CVD材料として使用する前に、蒸留によりアルコー
ル、アルコキシドの多量体、水等の不純物を除去してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では高純度に蒸留した液体アルコキシドをCVD材
料として使用しても、気体材料を使用した場合に比べて
ボイド等の欠陥の発生は減少するものの、絶縁膜の高品
質化は充分になされなかった。高品質の絶縁膜が得られ
ない原因としては、アルコキシドの液中にハロゲン、ハ
ロゲン化水素、酸素、二酸化炭素等の揮発性不純物が存
在すると、気化の際の加熱によりアルコキシドの多量体
化、変質が起こり、これが気相成長に悪影響を及ぼして
いると推測されているが、その対策については明確な方
法は報告されていない。従って、本発明が解決しようと
する課題は、絶縁膜の高品質化が可能な精製アルコキシ
ド及びアルコキシドの精製方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決すべく鋭意検討した結果、残留酸素の濃度を
0.15ppm以下とすることによりアルコキシドの多
量体化を防止し得ること、アルコキシドの液中に溶存す
るハロゲン、ハロゲン化水素、酸素、二酸化炭素等の揮
発性不純物は蒸留によっても充分に除去できないこと、
及びアルコキシドの液中に不活性ガスを通気するととも
に超音波振動を与えれば、液中に溶存する微量の揮発性
不純物をほぼ完全に除去することができることを見い出
し本発明に到達した。
【0007】すなわち本発明は、残留酸素濃度が0.1
5ppm以下であることを特徴とする精製である。また
本発明は、粗アルコキシドを蒸留した後、該蒸留したア
ルコキシドの液中に不活性ガスを通気するとともに超音
波振動を与えてストリッピングを行なうことを特徴とす
るアルコキシドの精製方法でもある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、半導体製造プロセス等
の高純度が要求される用途に使用するアルコキシドに適
用される。本発明におけるアルコキシドは、アルコール
類の水酸基の水素を金属で置換した化合物であり、半導
体製造プロセスで絶縁薄膜形成のためのCVD材料等と
して使用されるものである。それらは、化学式がM(O
2m+1 またはMO(OC2m+1
で表わされる化合物である(式中のMは金属、mは1
〜4の整数、nは3〜5の整数を表わす)。具体的に
は、テトラiso-プロポキシチタン(Ti(OCH(CH
324)、テトラn-プロポキシチタン(Ti(OC3
74)、テトラ tert-ブトキシジルコニウム(Zr(O
C(CH334)、テトラn-ブトキシジルコニウム
(Zr(OC494)、テトラ tert-ブトキシハフニ
ウム(Hf(OC(CH334)、テトラメトキシバ
ナジウム(V(OCH34)、トリメトキシバナジルオ
キシド(VO(OCH33)、ペンタエトキシニオブ
(Nb(OC255)、ペンタエトキシタンタル(T
a(OC255)、トリメトキシホウ素(B(OC
33)、トリiso-プロポキシアルミニウム(Al(O
CH(CH323)、テトラエトキシケイ素(Si
(OC2 54)、テトラエトキシゲルマニウム(Ge
(OC254)、テトラメトキシスズ(Sn(OC
34)、トリメトキシリン(P(OCH33)、トリ
メトキシホスフィンオキシド(PO(OCH33)、ト
リエトキシヒ素(As(OC253)、トリエトキシ
アンチモン(Sb(OC253)を例示することがで
きる。
【0009】以下に本発明の精製アルコキシド及びアル
コキシドの精製方法について詳細に説明する。本発明の
精製アルコキシドは、粗アルコキシドを蒸留した後、そ
の液中に不活性ガスを通気するとともに超音波振動を与
えながらストリッピングを行なうことによって得られる
残留酸素濃度が0.15ppm以下の精製アルコキシド
である。また本発明の精製アルコキシドを得るための精
製方法は、粗アルコキシドを蒸留した後、その液中に不
活性ガスを通気するとともに超音波振動を与えながらス
トリッピングを行なうことを特徴とする。
【0010】粗アルコキシドには、アルコール、アルコ
キシドの多量体、水、ハロゲン、ハロゲン化水素、酸
素、二酸化炭素等が不純物として含まれている。例え
ば、通常、粗アルコキシドには、酸素、ハロゲンまたは
ハロゲン化水素等がそれぞれ少なくとも数百ppm含ま
れている。本発明の精製方法における粗アルコキシドの
蒸留は、アルコキシドをアルコール類等の低沸点化合物
及びアルコキシドの多量体等の高沸点化合物と分離する
ためのものであり、アルコキシドの分解あるいは変質を
生じることがなく効率よく分離し得る方法であればいか
なる方法も用いることができる。しかし、加圧蒸留では
高温での操作となりアルコキシドの多量体化、分解、変
質を生じる恐れがあるため、減圧または常圧で蒸留を行
なうことが好ましい。
【0011】粗アルコキシドの液中のハロゲン、ハロゲ
ン化水素、酸素、二酸化炭素等の揮発性不純物は、蒸留
によって完全に除去することは不可能で、例えば酸素は
蒸留後も数百ppm程度アルコキシドに残存する。不純
物として酸素を含有するアルコキシドM(OC
2m+1 またはMO(OC2m+1を加
熱すると、アルコキシドの多量体である(C
2m+1O)n−1 MOM(OC2m+1
n−1等が生成する(Mは金属を表わす)。該多量体が
気化アルコキシドの気相中に不純物として含有すると、
半導体製造において薄膜の成長層に欠陥が発生する。
【0012】本発明におけるアルコキシドのストリッピ
ングは、このような揮発性不純物をほとんど完全に除去
するためのものであり、超音波振動子を装着したストリ
ッピング容器中に、蒸留したアルコキシドを入れ、窒
素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを微細な気泡と
なるように通気するとともに超音波振動を与えてストリ
ッピングを行なう。該ストリッピングにより、例えば酸
素の濃度を0.15ppm以下にすることが可能であ
る。なお、ストリッピングにおいて、超音波の振動を与
えない場合は、揮発性不純物を充分に除去することがで
きない。
【0013】ストリッピング容器の形状としては、不活
性ガスが効果的にアルコキシドと接触するように、液深
が深くなるように作ることが好ましく、さらに、不活性
ガスの通気により液状のアルコキシドが容器内で効果的
に撹拌されるような形状とすることが好ましい。また、
不活性ガスが微細な気泡となって分散するように不活性
ガスの吹き込みノズル部分は多孔構造とすることが好ま
しい。ストリッピング容器及び超音波振動子等の付属機
器のアルコキシドの接触する部分の材質は上記目的を達
成し得るものであれば特に限定されないが、耐食性、及
び容器からの脱ガス、あるいは不純物の溶出によるアル
コキシドの純度低下を防ぐために通常は、タンタル、チ
タン、電解研磨済SUS316、電解研磨済SUS31
6L等の耐食性金属等が好ましい。
【0014】ストリッピングは、通常、室温〜80℃、
好ましくは40℃〜50℃程度で10分間〜10時間行
われる。超音波振動は周波数が30〜200kHz、出
力がアルコキシド1L当たり0.05〜100wである
ことが好ましく、50〜60kHz、アルコキシド1L
当たり0.5〜10wであることが特に好ましい。スト
リッピングのために導入される不活性ガスとしては不活
性ガス自体からの不純物混入を防ぐために高純度に精製
されたガスが用いられる。不活性ガスの通気量は特に限
定はないが、ストリッピング効果が得られる通気量であ
るとともにアルコキシドの液面が突沸したり、激しく飛
沫を生じることのない程度が好ましく、ストリッピング
容器の大きさ形状、アルコキシドの液深等に応じて適宜
設定される。通常は、液深方向に垂直な面の単位面積当
たり0.05〜5.0cc/sec.cmであること
が好ましい。
【0015】また、ストリッピング容器の上部には、ス
トリッピング中不活性ガスに同伴されるアルコキシドの
捕集をはかるために、アルコキシドの蒸気圧及び融点に
応じて冷却された還流冷却器を取り付けることが好まし
い。このようにストリッピングを行なうことにより、蒸
留の際、アルコキシドと分離された低沸点化合物の一部
がアルコキシドの凝縮液化の際に再度アルコキシドに溶
解し、そのままアルコキシド中に残存していたような不
純物を効果的に除去することができる。
【0016】このようにして得られた本発明の精製アル
コキシド中の不純物の濃度は、酸素が0.15ppm以
下、好ましくは0.05ppm以下、ハロゲンまたはハ
ロゲン化水素が0.1ppm以下、好ましくは0.05
ppm以下、アルコール類が10ppm以下、好ましく
は1ppm以下、アルコキシドの多量体が100ppm
以下、好ましくは10ppm以下、水が10ppm以
下、好ましくは1ppm以下、二酸化炭素が0.1pp
m以下、好ましくは0.05ppm以下である。
【0017】以上のようなアルコキシドの蒸留及びスト
リッピングを行なうために、例えば図1のような構成の
精製装置を使用することができる。アルコキシドの精製
装置は、主に蒸留缶1、蒸留塔3、冷却器4、中間槽
6、ヒーター8により構成され、アルコキシドのストリ
ッピング装置は、主にストリッピング容器10、超音波
振動子12、精製不活性ガス吹き込み管13、還流冷却
器16、精製アルコキシド貯槽18により構成される。
尚、圧送用ガス供給管9は、蒸留されたアルコキシドを
中間槽6からストリッピング容器10へ送液するため、
及びストリッピングを終了したアルコキシドをストリッ
ピング容器10から精製アルコキシド貯槽18へ送液す
るために設けられたものである。
【0018】本発明の精製アルコキシドを半導体製造装
置に気化供給する方法については特に限定はないが、本
発明の精製アルコキシドを変質させることなく供給する
ことが好ましい。このような気化供給装置としては、例
えば図2に示すような液体流量制御部20、逆止弁2
1、キャリヤガス供給ライン25、及び超音波振動子2
2を内蔵する気化器26とから成る装置を例示すること
ができる。
【0019】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明がこれらにより限定されるものではない。 (実施例1)アルコキシドの精製装置として図1に示す
ものを製作した。蒸留装置は200mm長のウイットマ
ー式蒸留塔の付いた石英製の常圧蒸留器を用いた。ま
た、ストリッピング容器は60kHz、1wの超音波を
発する超音波振動子を備え、外周部に加熱ジャケットを
有し、加熱保温できるようにした電解研磨済のSUS3
16L製、内容積1リットルのものを用いた。ストリッ
ピング容器の内部には精製不活性ガスを吹き込む不活性
ガス吹き込み管が底部まで挿入されており、ストリッピ
ング容器の上部には不活性ガスに同伴するアルコキシド
を冷却液化、還流させるための還流冷却器が設けられ、
還流冷却器から排出ガス用の配管が設けられている。ま
た、精製アルコキシド貯槽はSUS316L電解研磨
製、内容積1リットルのものである。
【0020】次に、市販のペンタエトキシタンタルを入
手し、イオンクロマトグラフによる分析を行なった結
果、塩素または塩化水素を約1000ppm含んでい
た。また、四重極質量分析計による分析を行なった結
果、酸素は約950ppm含まれていた。また、ICP
質量分析計による分析では、珪素、アルミニウム、ホウ
素、カルシウ ム、コバルト、鉄、クロム、ニッケル、
カリウム、ナトリウム、亜鉛、マグネシウム、マンガン
の合計の含有量は1ppm以下であった。
【0021】この市販のペンタエトキシタンタルを常圧
で蒸留した。蒸留した後のペンタエトキシタンタルに溶
存する塩素または塩化水素の濃度は約500ppm、酸
素の濃度は約800ppmであった。次に蒸留されたペ
ンタエトキシタンタルを精製アルゴンガスの圧力により
中間槽からストリッピング容器中に0.5リットル導入
した。ストリッピング容器中のペンタエトキシタンタル
を50℃に加熱し、超音波の発振を開始するとともに、
不活性ガス吹き込み管より、精製アルゴンガスを500
cc/minの流量でペンタエトキシタンタルの液中を
通気させた。また、還流塔には、冷媒として水を流し、
還流塔部温度が25℃となるように制御した。
【0022】このようにして、ストリッピングを4時間
行なった後、ストリッピング容器を放冷し、精製アルゴ
ンガスの圧力によりペンタエトキシタンタルを精製アル
コキシド貯槽に移送し、精製ペンタエトキシタンタルを
得た。この精製ペンタエトキシタンタルを光電離検出器
付きガスクロマトグラフにより分析を行なった結果、精
製ペンタエトキシタンタル中の塩素または塩化水素は
1.0ppmに低減されていた。また、酸素は70pp
bに低減されていた。また、ICP質量分析計による分
析では、珪素、アルミニウム、ホウ素、カルシウム、コ
バルト、鉄、クロム、ニッケル、カリウム、ナトリウ
ム、亜鉛、マグネシウム、 マンガンの合計の含有量
は、蒸留前の1/10以下に低減されていた。
【0023】(実施例2)市販のテトラエトキシケイ素
を入手し、イオンクロマトグラフによる分析を行なった
結果、塩素または塩化水素を約800ppm含んでい
た。また、四重極質量分析計による分析を行なった結
果、酸素は約1200ppm含まれていた。このテトラ
エトキシケイ素を実施例1と同様にして、図1に示すア
ルコキシドの精製装置を用いて精製した。その結果、蒸
留した後のテトラエトキシケイ素に溶存する塩素または
塩化水素の濃度は約400ppm、酸素の濃度は約90
0ppmであった。また、精製アルゴンガスを通気させ
るとともに超音波振動を与えてストリッピングを行なっ
た後のテトラエトキシケイ素中の塩素または塩化水素の
濃度は1.0ppmに、酸素の濃度は120ppbに低
減されていた。
【0024】(実施例3)市販のテトラiso-プロポキシ
チタンを入手し、イオンクロマトグラフによる分析を行
なった結果、塩素または塩化水素を約700ppm含ん
でいた。また、四重極質量分析計による分析を行なった
結果、酸素は約1100ppm含まれていた。このテト
ラiso-プロポキシチタンを実施例1と同様にして、図1
に示すアルコキシドの精製装置を用いて精製した。その
結果、蒸留した後のテトラiso-プロポキシチタンに溶存
する塩素または塩化水素の濃度は約650ppm、酸素
の濃度は約1050ppmであった。また、精製アルゴ
ンガスを通気させるとともに超音波振動を与えてストリ
ッピングを行なった後のテトラiso-プロポキシチタン中
の塩素または塩化水素の濃度は0.8ppmに、酸素の
濃度は150ppbに低減されていた。(実施例4)
【0025】アルコキシドの気化供給装置として図4に
示すものを製作した。液体流量制御部は、2連式ベロー
ズポンプであり、吐出側に5kgf/cmで作動する
逆止弁が用いられている。気化器は外径57mmの球形
で、中心部に超音波振動子があり、その下に水平方向に
厚さ0.5mm、10mm間隔で直径3mmの孔をもつ
多孔板が設置されている。また、キャリアーガスがマス
フローコントローラー、加熱器を経由して気化器の上部
に入るようにキャリアーガス導入口が取り付けられてい
る。気化器は形状に合わせたブロックヒーターで覆われ
ている。
【0026】このような装置で実施例1で得られた精製
ペンタエトキシタンタルを用いて、以下のようにして窒
化チタン膜で被覆された基盤上に酸化タンタル膜を形成
した。気化器及び気化器からCVD装置間を1torr
に保持し、120℃に加熱したアルゴンキャリアーガス
を100ml/minの流量でキャリヤーガス導入口か
ら供給した。次に精製アルコキシド貯槽中のペンタエト
キシタンタルを精製アルゴンガスの圧力にて液体流量制
御部まで送液し、0.1cc/minの流量で気化器に
供給するとともに超音波振動を与えて、ペンタエトキシ
タンタルの霧化、気化を行なった。また、気化器とCV
D装置との間で、高純度の酸素ガスを600ml/mi
n、希釈ガスとしてアルゴンガスを300ml/min
添加した。
【0027】予め、窒化チタン膜で被覆された基盤がセ
ットされ、600℃に加熱されていたCVD装置に、上
記のようにペンタエトキシタンタルの気化ガスと酸素ガ
スを含むガスを供給し、窒化チタン膜で被覆された基盤
の上に酸化タンタル膜を堆積させた。その後、膜厚の測
定により1000〜2000Åの酸化タンタルの析出が
確認された。得られた酸化タンタル薄膜をオージエ分光
により測定した結果、遊離Clの濃度は1.0ppm
以下であった。
【0028】(実施例5)実施例4で使用した気化供給
装置と同様の気化供給装置で、実施例2で得られた精製
テトラエトキシケイ素を用いて、以下のようにしてシリ
コン基盤上に酸化ケイ素膜を形成した。気化器及び気化
器からCVD装置間を760torrに保持し、170
℃に加熱したアルゴンキャリアーガスを5000ml/
minの流量でキャリヤーガス導入口から供給した。次
に精製アルコキシド貯槽中のテトラエトキシケイ素を精
製アルゴンガスの圧力にて液体流量制御部まで送液し、
1.0cc/minの流量で気化器に供給するとともに
超音波振動を与えて、テトラエトキシケイ素の霧化、気
化を行なった。また、気化器とCVD装置との間で、高
純度の酸素ガスを8000ml/min、希釈ガスとし
てアルゴンガスを42000ml/min添加した。
【0029】予め、シリコン基盤を550℃に加熱した
CVD装置に、上記のようにテトラエトキシケイ素の気
化ガスと酸素ガスを含むガスを供給し、シリコン基盤上
に酸化ケイ素膜を堆積させた。その後、膜厚の測定によ
り1000〜2000Åの酸化ケイ素の析出が確認され
た。得られた酸化ケイ素薄膜をオージエ分光により測定
した結果、遊離Clの濃度は1.0ppm以下であっ
た。
【0030】(実施例6)実施例4で使用した気化供給
装置と同様の気化供給装置で、実施例3で得られた精製
テトラiso-プロポキシチタンを用いて、以下のようにし
てシリコン基盤上に酸化ケイ素膜を形成した。気化器及
び気化器からCVD装置間を760torrに保持し、
160℃に加熱したアルゴンキャリアーガスを5000
ml/minの流量でキャリヤーガス導入口から供給し
た。次に精製アルコキシド貯槽中のテトラiso-プロポキ
シチタンを精製アルゴンガスの圧力にて液体流量制御部
まで送液し、0.5cc/minの流量で気化器に供給
するとともに超音波振動を与えて、テトラiso-プロポキ
シチタンの霧化、気化を行なった。また、気化器とCV
D装置との間で、高純度の酸素ガスを400ml/mi
n、希釈ガスとしてアルゴンガスを35000ml/m
in添加した。
【0031】予め、シリコン基盤を680℃に加熱した
CVD装置に、上記のようにテトラiso-プロポキシチタ
ンの気化ガスと酸素ガスを含むガスを供給し、シリコン
基盤上に酸化チタン膜を堆積させた。その後、膜厚の測
定により500〜1000Åの酸化チタンの析出が確認
された。得られた酸化チタン薄膜をオージエ分光により
測定した結果、遊離Clの濃度は1.0ppm以下で
あった。
【0032】(比較例1)ストリッピングにおいて超音
波の振動を与えないほかは、実施例1と同様にして、市
販のペンタエトキシタンタルを精製した。得られたペン
タエトキシタンタルに溶存する塩素または塩化水素の濃
度は約470ppm、酸素の濃度は約900ppmであ
った。また、ICP質量分析計による分析では、珪素、
アルミニウム、ホウ素、カルシウム、コバルト、鉄、ク
ロム、ニッケル、カリウム、ナトリウム、亜鉛、マグネ
シウム、マンガンの濃度は蒸留前の濃度の1/10以下
に低減されていた。
【0033】(比較例2)ストリッピングにおいて超音
波の振動を与えないほかは、実施例2と同様にして、市
販のテトラエトキシケイ素を精製した。得られたテトラ
エトキシケイ素に溶存する塩素または塩化水素の濃度は
約310ppm、酸素の濃度は約850ppmであっ
た。
【0034】(比較例3)ストリッピングにおいて超音
波の振動を与えないほかは、実施例3と同様にして、市
販のテトラiso-プロポキシチタンを精製した。得られた
テトラiso-プロポキシチタンに溶存する塩素または塩化
水素の濃度は約280ppm、酸素の濃度は約500p
pmであった。
【0035】(比較例4)比較例1で得られた精製ペン
タエトキシタンタルを用いて、実施例4と同様にして、
窒化チタン膜で被覆された基盤の表面に酸化タンタルの
薄膜を堆積させた。得られた薄膜の膜厚の測定により1
000〜2000Åの酸化タンタルの析出が確認され
た。また、薄膜をオージエ分光により測定した結果、遊
離Clの濃度は約500ppmであった。
【0036】(比較例5)比較例2で得られた精製テト
ラエトキシケイ素を用いて、実施例5と同様にして、シ
リコン基盤の表面に酸化ケイ素の薄膜を堆積させた。得
られた薄膜の膜厚の測定により1000〜2000Åの
酸化ケイ素の析出が確認された。また、薄膜をオージエ
分光により測定した結果、遊離Clの濃度は約300
ppmであった。
【0037】(比較例6)比較例3で得られた精製テト
ラiso-プロポキシチタンを用いて、実施例6と同様にし
て、窒化チタン膜で被覆された基盤の表面に酸化チタン
の薄膜を堆積させた。得られた薄膜の膜厚の測定により
500〜1000Åの酸化チタンの析出が確認された。
また、薄膜をオージエ分光により測定した結果、遊離C
の濃度は約300ppmであった。
【0038】
【発明の効果】本発明のアルコキシドの精製方法によ
り、従来の蒸留精製では除去することができなかったア
ルコキシドの多量体化あるいは変質の原因となっている
ハロゲン、ハロゲン化水素、酸素、二酸化炭素等の揮発
性不純物を、極めて低濃度まで除去することが可能とな
った。また、本発明の精製アルコキシドにより、従来の
絶縁膜と比べて極めて高品質の絶縁膜を得ることが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルコキシドの精製方法を実施するた
めの装置の例を示す構成図
【図2】本発明の精製アルコキシドの気化供給を行なう
ための装置の例を示す構成図
【符号の説明】
1 蒸留缶 2 粗アルコキシド 3 蒸留塔 4 冷却器 5 バルブ 6 中間槽 7 蒸留されたアルコキシド 8 ヒーター 9 圧送用ガス供給管 10 ストリッピング容器 11 蒸留されたアルコキシド 12 超音波振動子 13 精製不活性ガス吹き込み管 14 精製不活性ガス供給管 15 排ガスライン 16 還流冷却器 17 ヒーター 18 精製アルコキシド貯槽 19 精製アルコキシド 20 液体流量制御部 21 逆止弁 22 超音波振動子 23 ガス加熱器 24 ガス流量制御器 25 キャリヤーガス供給ライン 26 気化器 27 CVD装置 28 ブロックヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/316 H01L 21/316 X // C07F 7/04 C07F 7/04 K 7/28 7/28 B 9/00 9/00 Z C23C 16/18 C23C 16/18 16/44 16/44 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 残留酸素濃度が0.15ppm以下であ
    ることを特徴とする精製アルコキシド。
  2. 【請求項2】 粗アルコキシドを蒸留した後、該蒸留し
    たアルコキシドの液中に不活性ガスを通気するとともに
    超音波振動を与えてストリッピングを行なって精製され
    た請求項1に記載の精製アルコキシド。
  3. 【請求項3】 アルコキシドが、化学式M(OC
    2m+1またはMO(OC2m+1で表わ
    される請求項1に記載の精製アルコキシド。(式中のM
    は金属、mは1〜4の整数、nは3〜5の整数を表わ
    す)
  4. 【請求項4】 アルコキシドが、テトラiso-プロポキシ
    チタン、テトラn-プロポキシチタン、テトラ tert-ブト
    キシジルコニウム、テトラn-ブトキシジルコニウム、テ
    トラ tert-ブトキシハフニウム、テトラメトキシバナジ
    ウム、トリメトキシバナジルオキシド、ペンタエトキシ
    ニオブ、ペンタエトキシタンタル、トリメトキシホウ
    素、トリiso-プロポキシアルミニウム、テトラエトキシ
    ケイ素、テトラエトキシゲルマニウム、テトラメトキシ
    スズ、トリメトキシリン、トリメトキシホスフィンオキ
    シド、トリエトキシヒ素またはトリエトキシアンチモン
    である請求項1に記載の精製アルコキシド。
  5. 【請求項5】 粗アルコキシドを蒸留した後、該蒸留し
    たアルコキシドの液中に不活性ガスを通気するとともに
    超音波振動を与えてストリッピングを行なうことを特徴
    とするアルコキシドの精製方法。
  6. 【請求項6】 不活性ガスの微細気泡によりアルコキシ
    ド液が攪拌されるように不活性ガスを通気する請求項5
    に記載のアルコキシドの精製方法。
  7. 【請求項7】 不活性ガスの通気量が、アルコキシド液
    の液深方向に垂直な面の単位面積当たり0.05〜5.
    0cc/sec.cmである請求項6に記載のアルコ
    キシドの精製方法。
  8. 【請求項8】 超音波の振動数が30〜200kHzで
    あり、超音波出力がアルコキシド1L当たり0.05〜
    100wである請求項5に記載のアルコキシドの精製方
    法。
  9. 【請求項9】 アルコキシドが、化学式M(OC
    2m+1またはMO(OC2m+1で表わ
    される請求項5に記載のアルコキシドの精製方法。(式
    中のMは金属、mは1〜4の整数、nは3〜5の整数を
    表わす)
  10. 【請求項10】 アルコキシドが、テトラiso-プロポキ
    シチタン、テトラn-プロポキシチタン、テトラ tert-ブ
    トキシジルコニウム、テトラn-ブトキシジルコニウム、
    テトラ tert-ブトキシハフニウム、テトラメトキシバナ
    ジウム、トリメトキシバナジルオキシド、ペンタエトキ
    シニオブ、ペンタエトキシタンタル、トリメトキシホウ
    素、トリiso-プロポキシアルミニウム、テトラエトキシ
    ケイ素、テトラエトキシゲルマニウム、テトラメトキシ
    スズ、トリメトキシリン、トリメトキシホスフィンオキ
    シド、トリエトキシヒ素またはトリエトキシアンチモン
    である請求項5に記載のアルコキシドの精製方法。
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