JPH11334925A - 画像形成装置のベルト搬送装置 - Google Patents

画像形成装置のベルト搬送装置

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JPH11334925A
JPH11334925A JP10145745A JP14574598A JPH11334925A JP H11334925 A JPH11334925 A JP H11334925A JP 10145745 A JP10145745 A JP 10145745A JP 14574598 A JP14574598 A JP 14574598A JP H11334925 A JPH11334925 A JP H11334925A
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belt
roller
image forming
transfer belt
driving
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JP10145745A
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Yoshimitsu Nakane
義満 中根
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久が進んでもベルト駆動とベルト蛇行制御
を安定して行うことができる画像形成装置のベルト搬送
装置を提供する。 【構成】 少なくとも1つの駆動ローラ16を含む複数
のローラ16,17に張設された無端状の転写ベルト
(弾性ベルト)18を駆動する画像形成装置のベルト搬
送装置21において、前記転写ベルト18の表面側に接
触して該転写ベルト18の動作に従動するベルトテンシ
ョン調整ローラ(補助ローラ)34を設け、該ベルトテ
ンション調整ローラ34を転写ベルト18の駆動ローラ
16への巻き付け角と転写ベルト18のテンションを変
化させる方向へ移動可能に構成し、該ベルトテンション
調整ローラ34を移動させる駆動モータ(駆動手段)2
6及び該駆動モータ26を制御する制御手段を設け、前
記制御手段によってベルトテンション調整ローラ34を
所定時期毎(所定耐久枚数毎)に転写ベルト18のテン
ション及び転写ベルト18の駆動ローラ16への巻き付
け角が大きなる上方向へ移動させるよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に備えられる感光体ベ
ルト、転写ベルト、中間転写ベルト等の弾性ベルトを駆
動するベルト搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13に従来のベルト搬送装置を搭載し
た複写機の断面を示すが、該複写機において原稿を圧板
12にセットすると、この原稿は露光装置で読み取られ
て画像形成部2においてトナー像とし顕像化される。
【0003】一方、図13の手前側に引き出し可能なカ
セット1に収納された転写紙Pは、適当なタイミングで
前記画像形成部2に送られ、画像形成部2において前記
トナー像の転写を受ける。そして、トナー像が転写され
た転写紙Pは、搬送ユニット3によって定着器4へ送ら
れ、定着器4において熱と圧力によってトナー像の定着
を受けた後、画像形成装置(以下、「複写機本体」と称
する)5の排紙ローラ6によって排紙口7から複写機本
体5外へ排出される。
【0004】而して、複写機本体5外へ排出された転写
紙Pは、シート分離装置8の入口9に入り、シート分離
装置8に備えられた排紙ローラ10によってシート分離
装置8の外部へ排出され、排紙トレイ11上に積載され
る。
【0005】尚、複数の原稿を2部以上複写する場合に
は、転写紙Pはシート分離装置8内の用紙搬送路変更手
段であるフラッパ13によってローラ14の方向に進路
を変更され、排紙ローラ15によって排紙トレイ11上
に排出される。
【0006】ここで、前記搬送ユニット3について説明
する。
【0007】搬送ユニット3は、画像形成部2によって
形成されたトナー像を転写紙Pに転写し、トナー像が転
写された転写紙Pを定着器4まで搬送するものであっ
て、複写機本体5側から駆動力が伝達される駆動ローラ
16とテンションローラ17の間に無端状の転写ベルト
18を所定のテンションで張設して構成されている。
【0008】ところで、上記駆動ローラ16とテンショ
ンローラ17は、所定の軸間をもって搬送ユニット3の
不図示の側板によって回動自在に支持されている。
【0009】又、転写ベルト18は、その基層がNBR
系ゴムで構成され、表層がフッ素系ゴムで構成されてお
り、その体積低効率は1.0×1013Ωの高抵抗に設定
されている。そして、この転写ベルト18は、これの内
側に配された転写ローラ20によって付勢されて感光ド
ラム19に所定の圧力で接触している。
【0010】上記転写ローラ20は高抵抗のEPDM系
のゴム層で構成されており、この転写ローラ20に不図
示の電源装置より所定の電圧を印加することによって転
写ベルト18の表面が所定電位に帯電される。
【0011】而して、転写紙Pが搬送ユニット3の転写
ベルト18に接触すると、該転写紙Pは静電吸着力によ
って転写ベルト18の表面に吸着されて搬送される。そ
して、画像形成部2によって感光ドラム19上に形成さ
れたトナー像は感光ドラム19と転写ローラ20のニッ
プ部周辺において転写紙P上に転写され、転写後も転写
紙Pは転写ベルト18上に吸着されたまま定着器4へと
搬送される。
【0012】ところで、転写ベルト18への駆動力の伝
達は駆動ローラ16と転写ベルト18との摩擦によって
なされ、転写ベルト18の駆動ローラ16に対する巻き
付け角は約180°に設定されている。
【0013】又、転写ベルト18の駆動ローラ16の軸
心方向への蛇行制御は、軸方向にストレートな形状を有
する駆動ローラ16の長手寸法よりも転写ベルト18の
同方向の寸法を長くすることによってなされる。この場
合、駆動ローラ16の長手両端部より突出する転写ベル
ト18の左右両端部には、図14に示すように駆動ロー
ラ16の両端部からF1 ,F2 の力が作用するが、これ
らの力F1 ,F2 の各軸方向成分F1x,F2xが釣り合う
ことによって転写ベルト18の蛇行制御がなされる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の搬送ユニット3においては、転写ベルト18の駆動
は所定のテンションをもって張設された該転写ベルト1
8と駆動ローラ16の間に作用する摩擦力によってなさ
れるため、駆動伝達時に転写ベルト18に繰り返し荷重
が加わり、搬送ユニット3を搭載した画像形成装置5の
耐久が進むに連れて転写ベルト18のテンションが低下
する。
【0015】又、トナーや紙粉、転写ベルト18の摩耗
粉等が駆動ローラ16に付着するために該駆動ローラ1
6と転写ベルト18の間の最大静止摩擦係数が低下す
る。
【0016】以上の現象によって転写ベルト18と駆動
ローラ16の間に働く最大静止摩擦力が低下し、耐久が
進むに連れて両者の間でスリップが発生し、その結果、
ジャムや転写画像不良が発生していた。
【0017】上記問題の解決策として転写ベルト18の
初期のテンションを高く設定することが考えられるが、
転写ベルト18の初期のテンションを高くすると該転写
ベルト18の駆動時に表面に加わる応力が大きくなり、
その結果、転写ベルト18に亀裂が発生して該転写ベル
ト18の耐久性に問題を生じる。
【0018】又、転写ベルト18の駆動ローラ16に対
する巻き付け角を大きくして両者の接触面積を大きくす
るために駆動ローラ16の外径を大きくすると以下の問
題が生じる。
【0019】即ち、駆動ローラ16の曲率を利用して転
写紙Pを転写ベルト18から分離し易くする構成を採用
しているため、駆動ローラ16の外径を大きくすると曲
率が小さくなってしまい、このために転写紙Pの分離不
良が発生し、その結果、ジャムや画像不良が発生する。
【0020】又、耐久が進むに連れて転写ベルト18の
テンション低下すると、図14に示す力F1 ,F2 の各
軸方向成分F1x,F2xも低下するため、転写ベルト18
の駆動ローラ16の軸心方向の蛇行制御能力が低下す
る。その結果、転写ベルト18は一方向に移動し続け、
該転写ベルト18が破損したり、転写不良が発生したり
する。
【0021】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、耐久が進んでもベルト駆動と
ベルト蛇行制御を安定して行うことができる画像形成装
置のベルト搬送装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも1つの駆動ロー
ラを含む複数のローラに張設された無端状の弾性ベルト
を駆動する画像形成装置のベルト搬送装置において、前
記弾性ベルトの表面側に接触して該弾性ベルトの動作に
従動する補助ローラを設け、該補助ローラを前記弾性ベ
ルトの前記駆動ローラへの巻き付け角と弾性ベルトのテ
ンションを変化させる方向へ移動可能に構成し、該補助
ロールを移動させる駆動手段及び該駆動手段を制御する
制御手段を設け、前記制御手段によって補助ロールを所
定時期毎に弾性ベルトのテンション及び弾性ベルトの駆
動ローラへの巻き付け角が大きなる方向へ移動させるよ
う制御することを特徴とする。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記補助ローラを中央部の外径が両端部の
それよりも大きなクラウン形状を有するローラで構成し
たことを特徴とする。
【0024】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記補助ローラに画像形成装置のト
ナーと逆極性のバイアスを印加することを特徴とする。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記補助ローラの表面を清掃す
る清掃手段を設けたことを特徴とする。
【0026】従って、本発明によれば、補助ロールを所
定時期毎に弾性ベルトのテンション及び弾性ベルトの駆
動ローラへの巻き付け角が大きなる方向へ移動させるよ
うにしたため、弾性ベルトのテンション及び駆動ローラ
と弾性ベルト間に作用する最大静止摩擦力を耐久初期の
値に維持することができ、耐久が進んでもベルト駆動と
ベルト蛇行制御を安定して行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0028】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るベルト搬送装置の斜視図、図2は図1の矢視
A−A線方向の図(但し、転写ベルトは図示していな
い)、図3はベルトの蛇行制御を示すベルトテンション
調整ローラの正面図、図4は画像形成装置のベルト搬送
装置部分の断面図、図5はベルト搬送装置の駆動ローラ
部分の断面図、図6は従来のベルト搬送装置と本発明に
係るベルト搬送装置の駆動トルクとスリップトルクの耐
久変化を示す図、図7は従来のベルト搬送装置と本発明
に係るベルト搬送装置のベルトテンションの耐久変化を
示す図、図8は本発明に係るベルト搬送装置を搭載した
画像形成装置の断面図であり、これらの図においては図
13及び図14に示したと同一要素には同一符号を付し
ており、以下、それらについての説明は省略する。
【0029】図1に示すベルト搬送装置21は、駆動ロ
ーラ16と従動ローラ17の間に転写ベルト18を総荷
重約8kgのテンションで張設して構成されている。そ
して、駆動ローラ16はその両端が非導電性軸受22に
よってベルト搬送装置21の前側板23と後側板24の
間で回動自在に支持されている。尚、図1において、2
5は前側板23と後側板24の間隔を一定に保つための
ステーである。
【0030】ところで、駆動ローラ16の後側板24側
の端部にはDCモータである駆動モータ26の出力軸が
同軸的に連結されており、駆動モータ26には図8に示
す複写機本体27から駆動・停止信号が入力される。
【0031】一方、図1に示すように、転写ローラ20
はその両端が導電性の軸受28によって回転自在に支持
されており、軸受28はピン29を中心として回動自在
に支持されている。そして、転写ローラ20への給電
は、図8に示す複写機本体27内に設けられた不図示の
電圧発生装置よりピン29を介して電圧が印加されるこ
とによってなされ、この転写ローラ20は圧縮コイルバ
ネ30によって図1の垂直上方向へ付勢されており、該
転写ローラ20によって転写ベルト18が所定の電位に
帯電される。
【0032】上記転写ローラ20を軸受28を介して回
転自在に支持する転写ローラ支持板31は後側板24と
前側板23の間に架設され、その位置決めはピン32が
後側板24の不図示の位置決め孔に嵌入し、ビス33が
前側板23に固定されることによってなされる。尚、前
側板23には図の前方から転写ローラ支持板31を入れ
易くするために不図示の挿入孔が形成されている。
【0033】次に、本発明の特徴である転写ベルト18
のテンション調整機構について説明する。
【0034】本実施の形態では、図4に示すように、駆
動ローラ16の右下に図3に示すように中央部の外径が
両端部のそれよりも大きな所謂クラウン形状を有した金
属製のベルトテンション調整ローラ34を配置してい
る。尚、このベルトテンション調整ローラ34のクラウ
ン量(中央部外径−両端部外径)は転写ベルト18に波
打ちが発生しない程度の値が好ましい。
【0035】図3に示すように、ベルトテンション調整
ローラ34には図14に示した従来の駆動ローラ16の
端部より受ける力F1 ,F2 の各軸方向成分F1x,F2x
と同様の力F3x,F4xの他にローラ34のクラウン形状
によって転写ベルト18の中央に向かう力が作用し、こ
の力によって転写ベルト18の蛇行制御がより安定的に
なされる。
【0036】而して、ベルトテンション調整ローラ34
はベルト搬送装置21の耐久初期段階においては図5に
鎖線にて示す位置にあって、転写ベルト18の駆動ロー
ラ16への巻き付け角を図示のθ1 (=180°)に設
定している。
【0037】そして、ベルトテンション調整ローラ34
はベルト搬送装置21の耐久が進むに連れて徐々に上方
向に移動し、転写ベルト18の駆動ローラ16へ巻き付
け角を次第に大きくするよう作用する。尚、ベルトテン
ション調整ローラ34が図5に実線にて示す位置まで上
動すると、転写ベルト18の駆動ローラ16への巻き付
け角は図示のθ2 (>θ1 )まで増大する。
【0038】ここで、ベルトテンション調整ローラ34
の上方への移動量について説明する。
【0039】図6及び図7に示すように、従来のベルト
搬送装置において転写ベルトと駆動ローラの間がスリッ
プを開始するスリップトルクと転写ベルトのベルトテン
ションはベルト搬送装置の耐久が進むに連れて低下す
る。これに対して図6に示すように駆動ローラが起動を
開始するトルクである駆動トルクはベルト搬送装置の耐
久が進むに連れて増加する傾向にある。従って、図6に
示すようにベルト搬送装置の耐久が約25万枚進んだ時
点でスリップトルクと駆動トルクが逆転し、転写ベルト
は駆動ローラの駆動に対してスリップしてしまう。又、
図7に示すように転写ベルトのベルトテンションが低下
すると、図14に示す力F1 ,F2 の各軸方向成分
1x,F2xも小さくなってしまい、転写ベルトの蛇行制
御が不可能となってしまう。
【0040】而して、本実施の形態では、ベルトテンシ
ョン調整ローラ34を例えばベルト搬送装置21の耐久
が1万枚進む度に所定量だけ移動させ、図7に示すよう
にベルトテンションを耐久初期のテンションに保つよう
にした。
【0041】図6に示すスリップトルクに関しては、駆
動ローラ16と転写ベルト18の間の最大静止摩擦係数
がトナー、紙粉等の付着によって低下するため、ベルト
テンションを一定に保つだけでは耐久初期のスリップト
ルクを維持することができない。
【0042】そこで、本実施の形態においては、図5に
示すように転写ベルト18の駆動ローラ16への巻き付
け角が耐久初期においてθ1 であるのに対してベルトテ
ンション調整ローラ34の移動に伴って巻き付け角がθ
2 まで大きくなるため、耐久初期のスリップトルクを維
持することができる。
【0043】而して、本実施の形態では、図6及び図7
に示す従来のベルト搬送装置の駆動トルクとスリップト
ルク及びベルトテンションのデータに基づいてベルトテ
ンション調整ローラ34の移動量を決定するようにし
た。
【0044】次に、ベルトテンション調整ローラ34を
移動させる手段について説明する。
【0045】図1に示すように、ベルトテンション調整
ローラ34は非導電性の樹脂で構成されたスライダー軸
受35によって両端が回動自在に支持されている。ここ
で、スライダー軸受35は前側板23と後側板24に対
して垂直方向へ移動可能に支持されており、その側面に
はラックギヤ35aが刻設されている。
【0046】上記ラックギヤ35aは図2に示す軸36
の両端部に固定されているピニオンギヤ37に噛合して
おり、ピニオンギヤ37の回転はラックギヤ35aによ
ってベルトテンション調整ローラ34の上下方向の直線
運動に変換される。ここで、軸36は前側板23と後側
板24に回転自在に支持され、ステッピングモータ38
の出力軸と同軸で連結されている。そして、ステッピン
グモータ38は支持板39に固定され、支持板39は前
側板23に固定されている。
【0047】上記ステッピングモータ38は図8に示す
複写機本体27の不図示の制御部に電気的に接続されて
おり、この制御部よりステッピングモータ38へパルス
信号が発信されることによって該ステッピングモータ3
8が所定回転角度だけ回転駆動される。
【0048】而して、ステッピングモータ38はベルト
搬送装置の耐久が例えば約1万枚進むと駆動され、それ
に応じてベルトテンション調整ローラ34が垂直上方向
へ所定量だけ移動する。尚、ベルトテンション調整ロー
ラ34は停止位置において駆動ローラ16及び従動ロー
ラ17と平行位置に合うよう設定される。
【0049】以上のように、本実施の形態においては、
ベルトテンション調整ローラ34をベルト搬送装置21
の耐久が1万枚進む度に転写ベルト18のテンション及
び転写ベルト18の駆動ローラ16への巻き付け角が大
きなる上方向へ移動させるようにしたため、転写ベルト
18のテンション及び駆動ローラ16と転写ベルト18
間に作用する最大静止摩擦力を耐久初期の値に維持する
ことができ、耐久が進んでも転写ベルト18の駆動と蛇
行制御を安定して行うことができる。
【0050】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図9〜図12に基づいて説明する。
【0051】図9は本発明の実施の形態2に係るベルト
搬送装置の駆動系の平断面図、図10は同ベルト搬送装
置の図2と同様の図、図11及び図12は同ベルト搬送
装置の駆動ローラ部分の断面図であり、これらの図にお
いては図1〜図5に示したと同一要素には同一符号を付
しており、以下、それらについての説明は省略する。
【0052】本実施の形態が前記実施の形態1と異なる
点は、ベルトテンション調整ローラ34の駆動手段と転
写ベルト18にその表面を清掃する清掃手段を設けてい
ることである。
【0053】本実施の形態では、図9に示すように、駆
動ローラ16と駆動モータ26との間にウォームギヤ4
0が固定配置されており、このウォームギヤ40はホイ
ールギヤ41に噛合している。そして、ホイールギヤ4
1と同軸上に固定されたウォームギヤ42がホイールギ
ヤ43に噛合している。
【0054】そして、上記ホイールギヤ43と同軸に固
定されたウォームギヤ44がホイールギヤ45に噛合し
ており、該ホイールギヤ45と同軸上に実施の形態1に
て説明したピニオンギヤ37が固定されている。このよ
うに構成することによって駆動ローラ16の回転を減速
してピニオンギヤ37に伝達し、該ピニオンギヤ37の
回転をラックギヤ35aによってベルトテンション調整
ローラ34の上下方向(図9の紙面垂直方向)の直線移
動に変換される。
【0055】尚、ベルトテンション調整ローラ34の移
動量については、実施の形態1と同様の移動量になるよ
うにウォームギヤ40,42,44とホイールギヤ4
1,43,45の減速比を決めている。
【0056】ところで、図9において、46は駆動モー
タ26を支持するとともに、各ウォームギヤ40,4
2,44とホイールギヤ41,43,45を支持する軸
を回転自在に支持すギヤボックスであり、このギヤボッ
クス46は後側板24に固定されている。
【0057】本実施の形態では、図10に示すピニオン
ギヤ37の同軸には、図11及び図12に示す清掃ブラ
シ47が配置されている。尚、この清掃ブラシ47は金
属製の芯金47aから直径約0.01mmの非導電材か
ら成るブラシ47bを放射状に伸ばすことによって構成
されている。
【0058】ところで、ベルトテンション調整ローラ3
4には、図8に示す複写機本体27の不図示の高圧発生
装置から不図示の接点を通じてDCバイアスが印加され
ており、このDCバイアスの極性はトナーの極性とは逆
極性とされている。
【0059】而して、転写ベルト18上に付着したトナ
ーは図12に示すようにベルトテンション調整ローラ3
4に静電吸着されるが、このトナーは静止状態にある清
掃ブラシ47によって掻き落とされる。
【0060】尚、駆動ローラ16は電気的に接地した方
が該駆動ローラ16より転写ベルト18を伝わってベル
トテンション調整ローラ34に電流が流れるため、ベル
トテンション調整ローラ34へのトナーの吸着効果が高
められる。
【0061】本実施の形態では、ベルトテンション調整
ローラ34が図11に示すように上昇しても、清掃ブラ
シ47のブラシ47aがベルトテンション調整ローラ3
4に当接するように清掃ブラシ47の位置が決められて
いる。
【0062】又、ベルトテンション調整ローラ34の上
昇に伴って清掃ブラシ47のブラシ47aが回転するた
め、常に同じポイントでブラシ47−aがベルトテンシ
ョン調整ローラ34に接触せず、このことによってベル
トテンション調整ローラ34の清掃効果が高められる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、補助ロールを所定時期毎に弾性ベルトのテンシ
ョン及び弾性ベルトの駆動ローラへの巻き付け角が大き
なる方向へ移動させるようにしたため、弾性ベルトのテ
ンション及び駆動ローラと弾性ベルト間に作用する最大
静止摩擦力を耐久初期の値に維持することができ、耐久
が進んでもベルト駆動とベルト蛇行制御を安定して行う
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るベルト搬送装置の
斜視図である。
【図2】図1の矢視A−A線方向の図である。
【図3】ベルトの蛇行制御を示すベルトテンション調整
ローラの正面図である。
【図4】画像形成装置のベルト搬送装置部分の断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態1に係るベルト搬送装置の
駆動ローラ部分の断面図である。
【図6】従来のベルト搬送装置と本発明に係るベルト搬
送装置の駆動トルクとスリップトルクの耐久変化を示す
図である。
【図7】従来のベルト搬送装置と本発明に係るベルト搬
送装置のベルトテンションの耐久変化を示す図である。
【図8】本発明に係るベルト搬送装置を搭載した画像形
成装置の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るベルト搬送装置の
駆動系の平断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係るベルト搬送装置
の図2と同様の図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係るベルト搬送装置
の駆動ローラ部分の断面図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係るベルト搬送装置
の駆動ローラ部分の断面図である。
【図13】従来のベルト搬送装置を搭載した画像形成装
置の断面図である。
【図14】従来のベルト搬送装置の駆動ローラの正面図
である。
【符号の説明】
16 駆動ローラ 17 従動ローラ 18 転写ベルト(弾性ベルト) 21 ベルト搬送装置 27 画像形成装置(複写機本体) 34 ベルトテンション調整ローラ(補助ローラ) 38 ステッピングモータ(駆動手段) 47 清掃ブラシ(清掃手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの駆動ローラを含む複数
    のローラに張設された無端状の弾性ベルトを駆動する画
    像形成装置のベルト搬送装置において、 前記弾性ベルトの表面側に接触して該弾性ベルトの動作
    に従動する補助ローラを設け、該補助ローラを前記弾性
    ベルトの前記駆動ローラへの巻き付け角と弾性ベルトの
    テンションを変化させる方向へ移動可能に構成し、該補
    助ロールを移動させる駆動手段及び該駆動手段を制御す
    る制御手段を設け、前記制御手段によって補助ロールを
    所定時期毎に弾性ベルトのテンション及び弾性ベルトの
    駆動ローラへの巻き付け角が大きなる方向へ移動させる
    よう制御することを特徴とする画像形成装置のベルト搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記補助ローラは、中央部の外径が両端
    部のそれよりも大きなクラウン形状を有するローラで構
    成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
    のベルト搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記補助ローラに画像形成装置のトナー
    と逆極性のバイアスを印加することを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像形成装置のベルト搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記補助ローラの表面を清掃する清掃手
    段を設けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の
    画像形成装置のベルト搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7815039B2 (en) 2007-12-05 2010-10-19 Seiko Epson Corporation Belt skew correction device, belt transportation device, and recording device
JP2018180171A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 コニカミノルタ株式会社 ベルト蛇行補正装置及び画像形成装置

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