JP2000255818A - ベルト搬送機構 - Google Patents

ベルト搬送機構

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JP2000255818A
JP2000255818A JP11056923A JP5692399A JP2000255818A JP 2000255818 A JP2000255818 A JP 2000255818A JP 11056923 A JP11056923 A JP 11056923A JP 5692399 A JP5692399 A JP 5692399A JP 2000255818 A JP2000255818 A JP 2000255818A
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roller
belt
driving
transport belt
transport
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JP11056923A
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English (en)
Inventor
Yoshitatsu Okiyama
義▲龍▼ 沖山
Takeshi Kikuchi
菊池  健
Makoto Yabuki
矢吹  誠
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドレス状のベルトを駆動する機構におい
て、ベルトに肉厚の偏りがあっても一定の速度で駆動す
ることができる機構を提供する。 【解決手段】 エンドレス状の搬送ベルト5はアイドル
ローラ6、7、8とテンションローラ9とにより張設さ
れる。アイドルローラ7とテンションローラ9との間の
直線的に張られた部分に駆動ローラ10を圧接させる。
駆動ローラ10に対向させてピンチローラ11を設け、
このピンチローラ11により駆動ローラ10と搬送ベル
ト5を圧接させる。搬送ベルト5の直線的に張られた部
分に駆動ローラ10を圧接することにより搬送ベルト5
は一定の速度で移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンドレス状のベル
トを駆動するベルト駆動機構に関し、とくに電子写真記
録装置において印刷媒体の搬送に使用される搬送ベルト
を駆動する駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送ベルトを使用した電子写真記
録装置においては、印刷起動がかかると、ホッピングロ
ーラまたは手差しにより給紙された印刷媒体が搬送ベル
トに静電的に吸着され、さらに搬送ベルトの移動により
感光体と転写部との間に搬送される。感光体にはトナー
画像が付着しており、このトナー画像が転写部により印
刷媒体上に転写される。
【0003】こうした電子写真記録装置には、カラー印
刷を行うために、搬送ベルトに沿って複数の、色の異な
るトナー画像を担持する複数の感光体が配設されるとと
もに、これらの感光体に対向した複数の転写部が配設さ
れている。搬送ベルトを駆動することにより、複数の感
光体−転写部間に順次印刷媒体を搬送し、異なる色の画
像を順次重ねるようにして印刷媒体上に転写することに
より、カラー印刷が行われる。搬送ベルトはエンドレス
状の形態を有し、複数のローラにより張った状態で懸架
され、駆動ローラに巻き付けられるようにして配設され
る。駆動ローラを回転することにより搬送ベルトを回転
駆動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のベ
ルト駆動機構においては、搬送ベルトの搬送速度即ち、
搬送ベルトの単位時間当りの移動距離は駆動ローラのぶ
れの影響あるいは搬送ベルトの肉厚の偏りの影響を受
け、印刷媒体に対する各画像形成部の画像転写位置がず
れるといういわゆる色重ねずれを起こすという問題があ
った。この問題に対して、従来、例えば、搬送ベルトの
移動速度をセンサにより検出して搬送ベルトの移動速度
が一定になるように駆動ローラを制御する方法や、また
各画像形成部における印刷媒体への画像の転写タイミン
グを制御して色重ねずれを補正する方法があった。ある
いは色重ねずれの発生原因を無くす方法、即ち、駆動ロ
ーラの寸法精度を高くしたり、搬送ベルトの肉厚を均一
になるように搬送ベルトの製造精度を高くたりする方法
もあった。
【0005】搬送ベルトの移動速度が一定になるように
駆動ローラを制御する方法、および画像の転写タイミン
グを制御して色重ねずれを補正する方法では、搬送ベル
ト上にパターンを印刷してそのパターンを検出すること
により搬送ベルトの速度変化を検出し、その検出結果に
基いて搬送ベルトの駆動タイミングや画像の転写タイミ
ングを制御するので、制御シーケンスが複雑になり、ま
た速度検出用のセンサを設ける必要があることから装置
がコスト高になる。また駆動ローラの寸法精度を高くし
たり、搬送ベルトの肉厚を均一になるように搬送ベルト
の製造精度を高くする方法では、駆動ローラおよび搬送
ベルトの部品としての歩留まりが低下し、やはりコスト
高になる。
【0006】上記二つの色重ねずれ原因のうち、とくに
顕著なそれは搬送ベルトの肉厚の偏りであるが、エンド
レス状の搬送ベルトは一般的に押し出し成形やインフレ
ーション成形により製造されており、こうした成形の場
合肉厚の偏りを抑えることは困難で、高い精度を要求す
ると歩留まりがかなり低下し、コスト高になることは避
けられない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、張設されたエンドレス状のベルトを回転駆
動するベルト駆動機構において、ベルトに当接し駆動源
からの駆動力をベルトに伝達して回転駆動させる駆動ロ
ーラと、駆動ローラとともにベルトを圧接挟持する圧接
ローラとを設け、駆動ローラとベルトの接触量を所定以
下にしたことを特徴とする。駆動ローラは前記エンドレ
ス状のベルトの中央部に圧接するようにしてもよいし、
また両端部が中央部より径が大きくなるように構成して
もよい。さらにエンドレス状のベルトを電子写真記録装
置における印刷媒体を搬送する手段として使用する場合
には、駆動ローラの外周長は各画像形成部の転写部間の
距離の約1/n(nは整数)になるようにするとよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態を示す概略構成図、図2は第1の実施の形態の要部を
示す斜視図、図3は第1の実施の形態の要部を示す側面
図である。なお本実施の形態ではエンドレス状のベルト
として電子写真プリンタに使用される搬送ベルトで説明
する。なお搬送ベルトは一般的には高抵抗材料によるベ
ルトが使用される。
【0009】図1において、電子写真プリンタ1は、イ
エローの画像形成部2Y、マゼンタの画像形成部2M、
シアンの画像形成部2C、ブラックの画像形成部2Kを
有し、これらの画像形成部はそれぞれ感光ドラム3Y、
3M、3C、3K、および転写ローラ4Y、4M、4
C、4Kが設けられている。感光ドラム3Y、3M、3
C、3Kと転写ローラ4Y、4M、4C、4Kの間には
搬送ベルト5が移動可能に配設されている。
【0010】搬送ベルト5は、アイドルローラ6、7、
8およびテンションローラ9により張設されており、駆
動ローラ10により矢印A方向に駆動される。駆動ロー
ラ10は搬送ベルト5を挟んで設けられるピンチローラ
11とともに搬送ベルト5を圧接挟持する。駆動ローラ
10はアイドルローラ7に対して搬送方向下流で、アイ
ドルローラ7とテンションローラ9で直線的に張り渡さ
れる搬送ベルト5の部分に線的に接触して設けられる。
すなわち、搬送ベルト5は駆動ローラ10に対して接線
方向に張設されている。駆動ローラ10およびピンチロ
ーラ11にはそれぞれクリーニングブレード12、13
が当接されている。
【0011】搬送ベルト5に対してアイドルローラ7の
反対側にはクリーニング部14が設けられている。クリ
ーニング部14は、搬送ベルト5に当接するクリーニン
グブレード15とクリーニングブレード15により掻き
落とされた付着物を回収する回収部16を有する。
【0012】アイドルローラ8と同軸に略L字形のテン
ションアーム17が回転可能に取付けられている。テン
ションアーム17の両端部にはスプリング18およびテ
ンションローラ9が取付けられ、スプリング18の引っ
張り力によりテンションローラ9が搬送ベルト5の内側
に圧接される。アイドルローラ8の搬送ベルト5を介し
た上部には吸着ローラ19が配設されており、吸着ロー
ラ19は給紙される印刷媒体に電荷を与えることにより
印刷媒体を搬送ベルト5に静電吸着させる。
【0013】装置1の下部には印刷媒体を収納する印刷
媒体カセット20が設けられ、カセット20内の印刷媒
体は繰出し部21により繰出され、給紙部22へ送ら
れ、給紙部22により吸着ローラ19と搬送ベルト5の
間に送り込まれる。ブラックの画像形成部2Kの搬送方
向下流には定着部23が設けられている。定着部23は
ヒートローラ24とバックアップローラ25から成り、
印刷媒体上に転写されたトナー画像を熱溶融により印刷
媒体に定着させる。定着部23のさらに搬送方向下流に
は印刷媒体を装置外へ排出する排出部28が設けられて
いる。電子写真プリンタ1はこのほかにプリンタ全体の
動作を制御する制御部26とプリンタの各所に所要の電
源を供給する電源部27を有する。
【0014】図2、図3において、駆動ローラ10はピ
ンチローラ11とともに搬送ベルト5を圧接挟持してい
る。ピンチローラの両端の軸部は軸受け31を介してス
プリング32により駆動ローラ10方向へ付勢され、こ
れにより搬送ベルト5に対する圧接力を得ている。駆動
ローラ10の一端の軸部にはギア33が取付けられ、ギ
ア33はギア34と噛み合い、ギア34は図示しないモ
ータから駆動力を得ている。駆動ローラ10は搬送ベル
ト5に対して印刷媒体を吸着しない側に圧接している。
また駆動ローラ10の外周長は図1に示す各画像形成部
の画像転写位置、即ち感光ドラム3と転写ローラ4との
接触位置間の距離(図1に示すT)の約1/n(nは整
数)に設定される。なお各画像形成部の画像転写位置間
の距離Tはすべて同じである。
【0015】ここで駆動ローラを線的に搬送ベルトに接
触させて搬送ベルトを駆動する場合の動作と従来のよう
に搬送ベルトを駆動ローラに巻き付けて駆動する場合の
動作について図3、図4にしたがって説明する。図4は
従来の駆動方法を示す説明図である。
【0016】図3において、駆動ローラ10と接線方向
に接触する搬送ベルト5の移動速度V1は駆動ローラ1
0の半径をr、角速度をθとすると、V1=2πrθ/
360で表せる。このとき搬送ベルト5の厚さが厚い場
合でもあるいは薄い場合でも搬送ベルト5の移動距離V
1は変らない。他方、図4において、搬送ベルト5を駆
動ローラ35に巻き付けて駆動する場合、実線で示す薄
い搬送ベルト5の厚さをtとすると、搬送ベルト5の移
動速度V2は、V2=2π(r+t/2)θ/360で
表せる。そして点線で示すように搬送ベルト5が厚い場
合は、厚さの差の半分をΔtとすると、このときの搬送
ベルト5の移動速度V3は、V3=2π(r+t/2+
Δt)θ/360で表せる。即ち、図4の場合は、搬送
ベルト5の厚さが変ると、それに伴って搬送ベルト5の
移動速度が変る。
【0017】搬送ベルト5は前述したように、例えば押
し出し成形により製造される。押し出し成形では、肉厚
の偏りが発生した場合、その偏りは図5に示すように比
較的に緩やかに変化し例えば凹凸状態になることはほと
んどない。したがって図3に示すような駆動方法を行う
ことにより搬送ベルト5の肉厚の偏りによる移動速度の
変化を抑えることができる。図5において、Bの部分は
肉厚が厚い部分を示し、Cの部分は肉厚が薄い部分を示
す。
【0018】本実施の形態では搬送ベルト5は駆動ロー
ラ10に対して接線方向に接している。しかしピンチロ
ーラ11で圧接されているので、駆動ローラ10の潰れ
等により駆動ローラ10と搬送ベルト5は或る大きさの
接触幅で接触している。しかしながらこの接触量は図4
の搬送ベルト5を駆動ローラ35に巻き付けて駆動する
場合の接触量に較べて極めて小さい。すなわち、駆動ロ
ーラ10と搬送ベルト5の接触量を所定量以下にするこ
とにより搬送ベルト5の移動速度の変化を抑えることが
できる。したがって搬送ベルト5と駆動ローラ10の配
置関係は図3に示す本実施の形態に限られない。駆動ロ
ーラ10を搬送ベルト5が若干巻き込むような配置であ
っても、搬送ベルト5の速度変化が色重ねずれを惹き起
さない程度の接触量であればよいわけである。
【0019】ここで図1により電子写真プリンタ1の動
作を説明する。図示しない駆動源により駆動ローラ10
が駆動されると、搬送ベルト5は矢印A方向に移動す
る。他方、印刷媒体カセット20から印刷媒体Pが繰出
され、印刷媒体Pは給紙部22から吸着ローラ19と搬
送ベルト5との間に給送される。印刷媒体Pは吸着ロー
ラ19により搬送ベルト5に静電吸着され、吸着された
印刷媒体Pは搬送ベルト5によりイエローの転写部(感
光ドラム3Yと転写ローラ4Yとの対向部)、マゼンタ
の転写部、シアンの転写部へと搬送されていく。
【0020】各転写部において印刷媒体Pに対して画像
が転写され、最後のブラックの画像が転写された後、印
刷媒体Pはアイドルローラ6の上部で搬送ベルト5から
分離し、定着部23へ送られる。定着部23でヒートロ
ーラ24によりトナー画像が印刷媒体Pに定着され、そ
の後印刷媒体Pは排出部28から装置外に排出される。
【0021】印刷媒体Pは搬送ベルト5に吸着されて搬
送ベルト5の移動速度で各転写部を通過するが、搬送ベ
ルト5は駆動ローラ10の外周表面の回転移動速度で移
動する。したがって駆動ローラ10の外周のぶれがある
場合にはそのぶれによって搬送ベルト5の搬送速度は変
化するが、搬送ベルト5の肉厚の偏りによっては印刷媒
体Pの搬送速度は変化しない。即ち、搬送ベルト5の肉
厚の偏りによっては印刷媒体P上の画像の色重ねずれは
発生しない。
【0022】本実施の形態では駆動ローラ10の外周は
各転写部間の距離Tの約1/nになるように設定されて
いるので、各転写部間において搬送ベルト5が移動する
速度が等しくなり、即ち、各転写部間における搬送ベル
ト5の速度のサイクルが各画像の転写のサイクル(再現
サイクル)と一致するので、駆動ローラ10の外周にぶ
れがある場合であっても印刷媒体P上における画像の色
重ねずれは発生しない。
【0023】上記の説明では駆動ローラ10を搬送ベル
ト5の媒体吸着面の反対側に接触するように配設してい
る例を挙げたが、搬送ベルト5の媒体吸着面側に接触す
るように駆動ローラを配設してもよい。その場合、搬送
ベルト5を懸架するアイドルローラに対向させて駆動ロ
ーラを設けることも可能であり、その場合にはピンチロ
ーラが不要になる。アイドルローラと駆動ローラを対向
させる場合、駆動ローラを搬送ベルト5に圧接する手段
はアイドルローラ側に設けても、駆動ローラ側に設けて
もよい。あるいは搬送ベルト5を懸架する機構全体を駆
動ローラに圧接するようにしてもよい。
【0024】上記実施の形態において、駆動ローラ10
およびピンチローラ11にはそれぞれクリーニングブレ
ード12、13が当接されている。駆動ローラ10およ
びピンチローラ11は搬送ベルト5に圧接しているの
で、搬送ベルト5に付着している付着物が駆動ローラ1
0およびピンチローラ11に付着する。クリーニングブ
レード12、13はそれぞれ駆動ローラ10およびピン
チローラ11に付着した付着物を掻き落とす作用をす
る。第1の実施の形態において、このクリーニング作用
を改良した例を第1の実施の形態の変形例として次に説
明する。
【0025】図6は第1の実施の形態の変形例を示す説
明図、図7はこの変形例のクリーニング部および搬送ベ
ルトの駆動部を示す説明図である。図6、図7におい
て、駆動ローラ10は導電性部材からなり、その軸部1
0aには接点41が取付けられている。ピンチローラ1
1は導電性の部材からなり、その軸部11aには接点4
2が取付けられる。そして接点42には電源43により
プラスの電圧が印加されている。駆動ローラ10および
ピンチローラ11にはそれぞれクリーニングブレード1
2、13が当接されている。
【0026】クリーニング部44はアイドルローラ7と
搬送ベルト5を挟んでこれに対向するクリーニングロー
ラ45からなり、クリーニングローラ45は導電性の部
材から構成される。アイドルローラ7の軸部7aには接
点46が取付けられ、クリーニングローラ45の軸部4
5aには接点47が取付けられる。接点47には電源4
8によりマイナスの電圧が印加される。クリーニングロ
ーラ45の表面にはクリーニングブレード49が圧接さ
れている。クリーニング部44の配設位置は、駆動ロー
ラ10より搬送方向上流であり、印刷媒体Pが搬送ベル
ト5から分離する位置より搬送方向下流となっている。
これ以外の構成は図1に示す実施の形態と同様である。
【0027】搬送ベルト5に吸着されて搬送される印刷
媒体Pに電子写真プロセスで画像を転写して印刷を行う
方式においては、搬送ベルト5上に印刷媒体Pのタルク
等の微細な保有成分が付着しやすく、これが長時間の使
用で蓄積されると、搬送ベルト5上に吸湿層が形成され
る。吸湿層が形成されると、搬送ベルト5に印刷媒体P
を吸着させ難くなり、場合によっては吸着できなくなる
ことがある。
【0028】図6、図7において、各画像形成部により
画像が転写された印刷媒体Pがブラックの転写部を通過
後搬送ベルト5から離れる。転写時において印刷媒体P
には転写電圧が印加されるので、印刷媒体Pは転写電圧
と同極性に帯電されている。印刷媒体Pが搬送ベルト5
から分離するとき、両者の間に剥離放電が起こり、搬送
ベルト5上に付着している付着物は転写電圧の極性と反
対の極性に帯電される。このほか搬送ベルト5上には、
転写電圧と同極性の付着物が物理的な力によって付着し
ている。
【0029】搬送ベルト5の印刷媒体Pが吸着していた
部分に付着していた付着物は、印刷媒体Pが分離した
後、クリーニング部44に到達する。クリーニングロー
ラ45はマイナスの電圧が印加されており、これにより
搬送ベルト5上のプラスに帯電している付着物50は静
電的にクリーニングローラ45の表面に引き寄せられ
る。クリーニングローラ45の表面に付着した付着物5
0はクリーニングブレード49により掻き落とされる。
またクリーニングローラ45に移動しないで搬送ベルト
5上に付着したままの付着物51はマイナスの極性に帯
電される。
【0030】マイナスに帯電された付着物51は、搬送
ベルト5の移動によりピンチローラ11との圧接部に到
達する。ピンチローラ11には転写電圧と同極性、即ち
プラスの電圧が印加されており、この圧接部においてマ
イナスに帯電した付着物51はピンチローラ11の表面
に移動して付着する。ピンチローラ11の表面に付着し
た付着物51はクリーニングブレード13により掻き落
とされる。
【0031】搬送ベルトに硬いクリーニングブレードを
直接圧接して付着物をクリーニングするやり方では搬送
ベルト表面を傷つけたり、また搬送ベルトに負荷を与え
て搬送を不安定にしたりすることがあるが、上記の例の
ように、付着物を搬送ベルト5から一旦ローラの表面に
付着させ、それからブレード49、12でローラ表面か
ら掻き落とすようにすることにより、搬送ベルト5を傷
つけることはない。またブレード49、12はローラ4
5、11の表面に対して、ローラ45、11が搬送ベル
ト5に圧接する力とは独立して圧接しているので、搬送
ベルト5に対して過大な負荷を与えることもない。上記
の例では、異なる極性の電圧が印加された二つのローラ
45、11を搬送ベルト5に圧接させて付着物を除去す
るので、どちらの極性に帯電している付着物であっても
確実に除去することができる。
【0032】なおここで、クリーニングローラ45を搬
送ベルト5に負荷が掛からない程度に軽く接触させ、ク
リーニングローラ45に駆動力を持たせるとともに搬送
ベルト5とクリーニングローラ45の周速に差を持たせ
ることにより、搬送ベルト5表面のクリーニング効果を
さらに向上させることができる。なお図7に示す例とは
逆に、クリーニングローラ45にプラスの電圧を印加
し、ピンチローラ11にマイナスの電圧を印加して付着
物を除去するようにしてもよい。さらにクリーニング部
44を、駆動ローラ10およびピンチローラ11に対し
て搬送方向下流側に設けるようにしてもよい。
【0033】上記第1の実施の形態では搬送ベルト5の
肉厚の偏りによる速度変化を無くすようにしたものであ
るが、印刷媒体上における色重ねずれをなくすためには
それだけではなく印刷媒体を搬送ベルト5に安定して確
実に吸着させることが肝要である。次に第1の実施の形
態の他の変形例として印刷媒体の搬送ベルトへの吸着性
を改善した例を図8、図9により説明する。図8、図9
は第1の実施の形態の他の変形例を示す説明図であり、
図8は駆動部を示し、図9は給紙部を示す。
【0034】図8において、駆動ローラ10は導電性部
材からなり、その軸部10aには接点53が取付けられ
ている。ピンチローラ11は導電性の部材からなり、そ
の軸部11aには接点54が取付けられる。そして接点
54には電源55によりプラスの電圧が印加されてい
る。搬送ベルト5の、駆動ローラ10が接触する面5a
とピンチローラ11が接触する面5bとの間には、50
0V以上の電位差がかかるような電圧が印加される。駆
動ローラ10およびピンチローラ11にはそれぞれクリ
ーニングブレード12、13が当接されている。
【0035】図9において、給紙部22には導電性の搬
送ローラ56と導電性のピンチローラ57が設けられ、
ピンチローラ57は図示しない付勢手段により搬送ロー
ラ56に圧接されている。搬送ローラ56の軸部には接
点58が取付けられ、ピンチローラ57の軸部にも接点
59が取付けられる。接点59には電源60からプラス
の電圧が印加され、印刷媒体Pの、搬送ローラ56が接
触する面Paとピンチローラ57が接触する面Pbとの
間には、500V以上の電位差がかかるような電圧が印
加される。この電圧は図8に示す駆動部に印加される電
圧とは逆極性になっている。搬送ローラ56とピンチロ
ーラ57は印刷媒体Pの幅より大きいローラ幅を有す
る。
【0036】図8、図9において、駆動ローラ10が回
転することにより搬送ベルト5が駆動され、ピンチロー
ラ11に電圧が印加されると、搬送ベルト5上に剥離放
電により電荷61が注入される。また印刷媒体カセット
20から繰出された印刷媒体Pは給紙部22へ送られ、
給紙部22で搬送ローラ56とピンチローラ57により
吸着ローラ19方向へ送られる。ピンチローラ57には
電圧が印加されており、搬送ローラ56とピンチローラ
57とで挟持された印刷媒体Pには500V以上の電圧
が印加される。これにより印刷媒体P上に剥離放電によ
って電荷62が注入される。この電荷62は搬送ベルト
5上の電荷61とは極性が逆である。
【0037】印刷媒体Pはさらに搬送され、吸着ローラ
19と搬送ベルト5の間に入り込むが、印刷媒体Pと搬
送ベルト5は互いに逆極性に帯電しているので、印刷媒
体Pは静電気的に搬送ベルト5に吸着される。その後印
刷媒体Pは前述したように、各画像形成部の転写部を通
過し、各転写部において画像が転写される。なおこの例
では吸着ローラ19には電圧は印加されず、吸着ローラ
19は単なる搬送ローラとしての機能を有するだけであ
り、印刷媒体Pが送られてきたときに搬送ベルト5に密
着させる作用をする。また搬送ローラ56とピンチロー
ラ57の表面をクリーニングするために両ローラにクリ
ーニングブレードを圧接するようにしてもよい。
【0038】以上のようにこの例では印刷媒体Pと搬送
ベルト5の両方を互いに逆極性に帯電させて印刷媒体P
を搬送ベルト5に吸着させるようにしたので、印刷媒体
Pが安定的に確実に吸着され、印刷媒体上における画像
の色重ねずれを防止する条件が整うことになる。
【0039】とくに、吸着ローラ19のみで印刷媒体P
を搬送ベルト5に直接吸着させる方法では、印刷媒体P
の端部において吸着ローラ19と搬送ベルト5の間に回
り込みもれ電流が発生し、このため印刷媒体Pの端部の
吸着力が弱くなり、均一に吸着することができないとい
う問題があり、印刷媒体Pと搬送ベルト5をあらかじめ
帯電する上記の例ではこの問題が解決され、印刷媒体P
の均一な吸着が可能となる。
【0040】また上記の例は、印刷媒体の介在する部分
と吸着ローラと搬送ベルトが直接接触する部分とで搬送
ベルトにかかる電位に差が出るので、搬送ベルトの電気
的な劣化の度合いに場所的な差が生じ、搬送ベルトの電
気的抵抗値が全体として不均一になり、そのため吸着性
や画像転写に影響が及び、搬送ベルトの寿命が短くなる
という問題も解決し、搬送ベルトの寿命を長くすること
が可能となる。なおこのとき、静電気を帯びた印刷媒体
Pは搬送ベルトに吸着されるまでの間、図示しない媒体
ガイド間を通過する。そのため印刷媒体Pが媒体ガイド
に静電気的に吸着されて印刷媒体の走行の障害になるこ
とがあるが、媒体ガイドに印刷媒体Pが静電気的に吸着
するのを防止し、走行の障害にならないように媒体ガイ
ドに印刷媒体の静電気と同極性の電荷を与えるようにし
てもよい。
【0041】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図10は第2の実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。図10において、第2の実施の形態の駆動ローラ6
4は、中央部65と端部66とからなり、中央部65の
径は端部66の径より大きくなっている。中央部65の
外周長は第1の実施の形態の駆動ローラと同様に、各転
写部間の距離の約1/n(nは整数)に設定されてい
る。駆動ローラ64には搬送ベルト5を介してピンチロ
ーラ11がスプリング32により圧接されており、駆動
ローラ64およびピンチローラ11は第1の実施の形態
と同様にクリーニング部の搬送方向下流に設けられてい
る。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0042】搬送ベルトを駆動ローラで駆動するとき
に、搬送ベルトの幅方向全体に渡って駆動ローラを圧接
させた場合には、搬送ベルトと駆動ローラの当たり方が
その全幅において均一でないことがある。即ち、駆動ロ
ーラおよびピンチローラの精度によって、駆動ローラと
ピンチローラの当たり方に不均一が生じ、搬送ベルトの
全幅において均一な搬送力が与えられないことがある。
搬送ベルトに対して左右不均一な搬送力が与えられた場
合には、搬送ベルトは斜行してしまう。
【0043】第2の実施の形態においては、駆動ローラ
64の中央部65を端部66より大きな径にしてあるの
で、中央部65のみが搬送ベルト5を介してピンチロー
ラ11と圧接することになり、ピンチローラ11との圧
接長が短く、ピンチローラ11との当たり方を中央部6
5の軸方向の長さ全体に渡って容易に均一にすることが
できる。またこの中央部65が搬送ベルト5に搬送力を
与えているので、搬送ベルト5は中央部65との接触部
において中央部65の軸方向の長さ全体に渡って均一な
搬送力を得ることになる。したがって搬送ベルト5はそ
の搬送方向に対して左右のバランスのよい安定的な搬送
力を与えられ、とくに印刷時における印刷媒体の幅方向
(搬送方向に直交する方向)の色重ねずれを防止でき
る。
【0044】図11は第2の実施の形態における搬送力
を示すグラフである。図11において、横軸は搬送ベル
トの幅方向の位置を示し、縦軸は搬送力の大きさを示
す。図からわかるように、搬送ベルト5が受ける搬送力
は駆動ローラ64の中央部65に接触する中央の部分に
おいて大きく、左右方向(幅方向)にいくにつれて小さ
くなるがその変化の仕方はバランスがとれている。
【0045】また中央部65の外周長は各転写部間の距
離の約1/n(nは整数)に設定されているので、各画
像形成部の各転写部間における搬送ベルト5の速度のサ
イクルが画像の転写のサイクルと一致するので、駆動ロ
ーラ10の外周にぶれがある場合であっても印刷媒体P
上における画像の色重ねずれは発生しない。
【0046】上記実施の形態では駆動ローラ64を、中
央部65の径が大きく、端部66の径を中央部65より
小さくしているが、駆動ローラを中央部65のみで形成
しても同様の効果を得ることができる。また駆動ローラ
を中央部から側端部へ向けて漸次その径を減少させてい
くいわゆるクラウン形状としても、あるいは中央部の径
がフラットで側端部に向けて漸次その径を減少させた台
形形状のローラとしても、駆動ローラの1回転当たりの
搬送ベルトの送り量が各転写部間の距離の1/n(nは
整数)であれば同様の効果を得ることができる。逆に、
駆動ローラを径が一様なフラットな形状とし、駆動ロー
ラに対向するピンチローラの形状を、中央部のみからな
る形状としても、またピンチローラによる圧接力が中央
部が最大となるような形状(クラウン形状、台形形状)
としても同様の効果を得ることができる。
【0047】以上のように第2の実施の形態によれば、
搬送ベルト5の肉厚の偏りがあったとしても搬送ベルト
5の速度をほとんど変化させない効果を得られるととも
に、搬送ベルト5の斜行を防止できる効果がある。
【0048】次に本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図12は本発明の第3の実施の形態の要部を示す斜
視図、図13は第3の実施の形態の要部を示す平面図で
ある。図12において、第3の実施の形態の駆動ローラ
71は、中央部72と端部73とからなり、両端部73
の径は中央部65の径より大きくなっている。両端部7
3の外周長は第1の実施の形態の駆動ローラと同様に、
各転写部間の距離の約1/n(nは整数)に設定されて
いる。駆動ローラ71の両端部73には搬送ベルト5が
ピンチローラ11およびスプリング32により圧接され
ており、駆動ローラ71およびピンチローラ11は第1
の実施の形態と同様にクリーニング部の搬送方向下流に
設けられている。
【0049】図13において、端部73が搬送ベルト5
を搬送する搬送力Fはスプリング32およびピンチロー
ラ11により与えられるが、片方の端部73の搬送力F
は搬送ベルト5に掛かる最大負荷Mよりも大きくなるよ
うに設定されている(F>M)。搬送ベルト5に対する
搬送力Fを大きくするにはスプリング32による付勢力
を大きくする。両方の端部73における搬送力Fは同じ
に設定される。また両端部73間の距離、即ち中央部7
2の軸方向の長さは、搬送ベルト5に吸着される印刷媒
体Pに印刷される最大画像域よりも大きければよく、一
般的には印刷媒体Pの幅よりも大きく設定される。
【0050】第3の実施の形態においては、駆動ローラ
71の両端部73のベルト搬送力を搬送ベルト5に掛か
る最大負荷力Mより大きくしているので、ベルト幅のど
のポイントに負荷力のピークがきても搬送ベルト5を直
線的に搬送させることができ、安定した搬送が可能であ
る。したがって、とくに印刷時における印刷媒体の幅方
向(搬送方向に直交する方向)の色重ねずれを防止でき
る。例えば、搬送ベルト5に掛かる最大負荷に対して搬
送力が小さく、かつベルトに掛かる負荷力のピークが搬
送ベルトの幅方向の中心からずれた場合には、駆動ロー
ラと搬送ベルト5の間で滑りが生じ、搬送ベルト5が斜
行する。本実施の形態では搬送ベルト5に掛かる最大負
荷に対して搬送力を大きくすることにより、負荷力のピ
ークが搬送ベルトの幅方向の中心からずれた場合でも搬
送ベルト5の斜行を防止できるのである。
【0051】また第3の実施の形態では両端部73間の
距離を搬送ベルトに吸着される印刷領域幅より大きく設
定することにより、電子写真プリンタにおいてトナー画
像を搬送ベルトに直接形成する感光ベルトを搬送する駆
動ローラとしても使用可能である。
【0052】上記実施の形態では駆動ローラ71を、中
央部72の径が小さく、両端部73の径を中央部65よ
り大きくしているが、駆動ローラを両端部73のみで形
成しても同様の効果を得ることができることはいうまで
もない。また、駆動ローラを径が一様なフラット形状と
し、ピンチローラをその両端部が中央部より径が大きい
形状とし、あるいはピンチローラを両端部のみで形成
し、搬送ベルトの幅方向の両端部に、搬送ベルトに掛か
る最大負荷よりも大きい搬送力を与えるようにピンチロ
ーラを圧接させる構成によっても同様の効果を得ること
ができる。
【0053】以上のように第3の実施の形態によれば、
搬送ベルト5の肉厚の偏りがあったとしても搬送ベルト
5の速度をほとんど変化させない効果を得られるととも
に、搬送ベルト5の斜行を防止できる効果がある。
【0054】次に本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図14は本発明の第4の実施の形態の要部を示す斜
視図、図15は第4の実施の形態の要部を示す側面図で
ある。図14、図15において、第4の実施の形態の駆
動ローラ75は、軸部76と両端のローラ部77とから
なり、ローラ部77は中央側の径が端部側の径より大き
い台形形状になっている。ローラ部77の端部側の外周
長は第1の実施の形態の駆動ローラと同様に、各転写部
間の距離の約1/n(nは整数)に設定されている。ロ
ーラ部77には搬送ベルト5がピンチローラ11および
スプリング32により圧接されており、圧接されたとき
ローラ部77は図15に示すように中央側が潰れる。
【0055】また、前記第3の実施の形態と同様に、ロ
ーラ部77が搬送ベルト5を搬送する搬送力は搬送ベル
ト5に掛かる最大負荷よりも大きくなるように設定され
ている。搬送ベルト5に対する搬送力を大きくするには
スプリング32による付勢力を大きくする。両方の端部
73における搬送力は同じに設定される。また両ローラ
部77間の距離は、搬送ベルト5に吸着される印刷媒体
Pに印刷される最大画像域よりも大きければよく、一般
的には印刷媒体Pの幅よりも大きく設定される。
【0056】第4の実施の形態においては、駆動ローラ
75のローラ部77を中央側の径が大きい台形形状にし
ているので、このローラ部77が搬送ベルト5に対して
図16に示すように搬送ベルト5を幅方向に引く力が作
用する。(図16は第4の実施の形態の要部を示す平面
図である。)したがって、搬送ベルト5の幅方向にたる
みなどによる遊びが発生せず、とくに印刷時における印
刷媒体の幅方向(搬送方向に直交する方向)の色ずれを
防止できる。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、張設されたエンドレス状のベルトに駆動ローラを所
定量以下の接触量で圧接して駆動させるようにしたの
で、ベルトに肉厚の偏りがある場合でもほぼ一定の速度
で駆動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態の要部を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の要部を示す側面図である。
【図4】従来の駆動方法を示す説明図である。
【図5】搬送ベルトの肉厚の偏りを示す説明図である。
【図6】第1の実施の形態の変形例を示す説明図であ
る。
【図7】第1の実施の形態の変形例を示す説明図であ
る。
【図8】第1の実施の形態の他の変形例を示す説明図で
ある。
【図9】第1の実施の形態の他の変形例を示す説明図で
ある。
【図10】第2の実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図11】第2の実施の形態の搬送力を示すグラフであ
る。
【図12】第3の実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図13】第3の実施の形態の要部を示す平面図であ
る。
【図14】第4の実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図15】第4の実施の形態の要部を示す側面図であ
る。
【図16】第4の実施の形態の要部を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
5 搬送ベルト 10 駆動ローラ 11 ピンチローラ
フロントページの続き (72)発明者 矢吹 誠 東京都港区芝浦4丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 Fターム(参考) 2H032 AA05 BA18 BA23 BA26 3F049 DA04 DA19 EA21 LA02 LB03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 張設されたエンドレス状のベルトを回転
    駆動するベルト駆動機構において、 ベルトに当接し駆動源からの駆動力をベルトに伝達して
    回転駆動させる駆動ローラと、 駆動ローラとともにベルトを圧接挟持する圧接ローラと
    を設け、 駆動ローラとベルトの接触量を所定以下にしたことを特
    徴とするベルト駆動機構。
  2. 【請求項2】 前記圧接ローラにより前記駆動ローラは
    前記エンドレス状のベルトの中央部に圧接する請求項1
    記載のベルト駆動機構。
  3. 【請求項3】 前記駆動ローラは前記エンドレス状のベ
    ルトの両端部を前記圧接ローラで圧接挟持する請求項1
    記載のベルト駆動機構。
  4. 【請求項4】 前記駆動ローラは両端部が中央部より径
    が大きい請求項3記載のベルト駆動機構。
  5. 【請求項5】 前記両端部は端部側より中央部側の径が
    大きい請求項4記載のベルト駆動機構。
  6. 【請求項6】 前記エンドレス状のベルトの移動方向に
    沿って配置された複数の画像形成部を有し、 前記画像形成部はベルトを介して転写部を有し、 前記駆動ローラの外周長は各画像形成部の転写部間の距
    離の約1/n(nは整数)である請求項1記載のベルト
    駆動機構。
  7. 【請求項7】 前記駆動ローラおよび前記圧接ローラは
    導電性部材からなり、該ローラ間に電位差を設けた請求
    項1記載のベルト駆動機構。
  8. 【請求項8】 前記駆動ローラと前記圧接ローラの圧接
    部でベルト上の付着物を除去する請求項7記載のベルト
    駆動機構。
  9. 【請求項9】 前記ベルトは前記駆動ローラと前記圧接
    ローラの圧接部で用紙吸着のための電荷を注入される請
    求項6記載のベルト駆動機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227227A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2008037649A (ja) * 2006-04-19 2008-02-21 Ricoh Co Ltd シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
WO2023021818A1 (ja) * 2021-08-16 2023-02-23 富士フイルム株式会社 エアバー、乾燥装置、及びインクジェット印刷装置

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JP2008037649A (ja) * 2006-04-19 2008-02-21 Ricoh Co Ltd シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
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