JPH11334901A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH11334901A
JPH11334901A JP13840098A JP13840098A JPH11334901A JP H11334901 A JPH11334901 A JP H11334901A JP 13840098 A JP13840098 A JP 13840098A JP 13840098 A JP13840098 A JP 13840098A JP H11334901 A JPH11334901 A JP H11334901A
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paper
cam
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JP13840098A
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English (en)
Inventor
Hideki Chito
英希 千藤
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の補給や交換に際し、当たり片が用紙の
収納領域から自動的に退避されていて損傷を受けないよ
うにすることを目的とする。 【解決手段】 給紙位置に格納し、また引きだせる給紙
カセット1の用紙が送りだされる側の端部に、送りださ
れる用紙の進行経路2を横断して送りだされる用紙に片
側から当たってこれを捌く片持ち支持した当たり片3と
を備え、当たり片3は、前記捌きを行う捌き位置と、こ
の捌き位置から用紙の送りだし側へ退避した退避位置と
の間で変位できるように支持部材5で片持ち支持し、給
紙カセット1の格納と引きだしとに連動して、当たり片
3が前記捌き位置と退避位置との間で変位するように当
たり片3の支持部材5を移動させる連動機構6を設け
て、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給紙装置に関し、複
写機やプリンタ、ファクシミリ、マイクロフィルムのリ
ーダプリンタなど、多数枚の用紙を1枚ずつに捌いて送
りだし取り扱う各種の給紙対象機器に用いられる。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタでは、本発明の実施の
形態を示す図1、図2、図5、図6を参照して、収納さ
れた用紙に給紙動作を受けて用紙が送りだされる図1、
図5に示す給紙位置に格納し、また、この給紙位置から
図2、図6に示すように引きだせる給紙カセット1と、
この給紙カセット1の用紙が矢印Aの方向に送りだされ
る側の端部に、送りだされる用紙の進行経路2を横断し
て送りだされる用紙に片側から当たってこれを捌くよう
に片持ち支持した当たり片3と、を備えた給紙装置が既
に知られている。また、図5、図6に示すように用紙の
先端両角部を先端の前面から上面に掛けて鉤型に屈曲し
てくわえ込み用紙を捌くいわゆるくわえ爪4、4が併設
されることもある。くわえ爪4、4は送りだされる用紙
の先端の両側角部での進行と浮き上がりを局部的に阻止
することにより、送りだされる用紙が前記進行および浮
き上がり阻止を受ける両側の先端角部を残して他の部分
が下の用紙から浮き上がって進行すると云う分離作用を
生じさせて捌く。特開昭58−202228号公報は、
そのような当たり片とくわえ爪を併用した例を開示して
いる。開示された当たり片は弾性シートよりなり固定部
に片持ち支持され、給紙カセットの用紙送りだし側の端
部に垂直に立ち上がるように設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に開
示されるような固定部に片持ち支持された従来の当たり
片は、それ単独で使用されるか、あるいはくわえ爪など
と併用されるかにかかわらず、使用中に損傷する問題が
ある。上記のように給紙カセットの用紙の送りだし側の
端部で垂直に立ち上がる当たり片は、給紙カセットの用
紙を収納する収納部1bに面しているため、用紙の補給
時や交換時に、補給され、交換される用紙が乱れたり過
剰に差しこまれたりしてこれが触れることがあり、とき
として損傷する。
【0004】本発明の目的は、用紙の補給や交換に際
し、当たり片が用紙の収納領域から自動的に退避されて
いて損傷を受けない給紙装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の給紙装置は、収納された用紙に給
紙動作を受けて用紙が送りだされる給紙位置に格納し、
また、この給紙位置から引きだせる給紙カセットと、こ
の給紙カセットの用紙が送りだされる側の端部に、送り
だされる用紙の進行経路を横断して送りだされる用紙に
片側から当たってこれを捌くように支持した当たり片
と、を備え、当たり片は、前記捌きを行う捌き位置と、
この捌き位置から用紙の送りだし側へ退避した退避位置
との間で変位できるように支持部材で支持し、給紙カセ
ットの格納と引きだしに連動して、当たり片が前記捌き
位置と退避位置との間で変位するように当たり片の支持
部材を移動させる連動機構を設けたことを1つの特徴と
している。
【0006】給紙カセットは、格納された給紙位置でそ
れに収納された用紙に給紙動作を受け、これにより送り
だされる用紙を各種の使用に供し、給紙位置から引き出
されると、用紙の収納部が開放され、用紙の補給や交換
を受けて、必要な用紙の供給ができる。給紙カセットが
給紙位置に格納されるとき、この動きと支持部材とを連
動させる連動機構による支持部材の移動で、当たり片が
退避位置から捌き位置に変位され、給紙カセットが給紙
位置から引き出されるとき、この動きと支持部材とを連
動させる連動機構による支持部材の移動で、当たり片が
前記とは逆に捌き位置から退避位置に変位されるように
して、給紙カセットが給紙位置に格納されているとき当
たり片は捌き位置に自動的に変位されていて、送りださ
れる用紙を捌いて、1枚ずつ給紙されることを確保し、
給紙カセットが給紙位置から引き出されたとき当たり片
は退避位置に自動的に変位されていて、給紙カセットの
用紙の収納領域から外れ、引き出された給紙カセットに
用紙が補給されたり、交換されたりするのに、補給さ
れ、交換される用紙が乱れたり、過剰に差しこまれたり
してもこれらが当たり片に触れるのを防止し、損傷され
ないようにすることができる。
【0007】連動機構は、当たり片が退避位置の側に位
置するよう支持部材を付勢する付勢手段と、支持部材に
設けられたカムと、給紙カセットを格納および引きだし
ができるように支持する固定側部材に設けられて、給紙
カセットの格納に際してカムを介し支持部材を前記付勢
に抗し押動して当たり片を退避位置から捌き位置に変位
させ、給紙カセットの引きだしに際してカムを介した支
持部材への押動を解除して当たり片を前記付勢によって
捌き位置から退避位置に変位させるガイド部とを備えた
ものに構成することができる。
【0008】これによると、必須の部材である支持部材
および固定部材に、給紙カセットの格納、引きだしに連
動して互いに協働するカムおよびガイド部を設けるだけ
でよく、独立した仲介部材なしに構成できるので、構造
が特に複雑にならない利点がある。
【0009】ガイド部は給紙カセットの格納、引きだし
を案内するガイドレールの給紙カセット引きだし方向側
端部と上面とであり、カムは支持部材の退避位置側に突
出した突出部に、前記ガイドレールの端部と上面とに応
動するカム面を有したものとすることができる。
【0010】これによると、ガイド部の側に特別な構造
はもとより、特別な形状も付与しないで、つまり、通常
のガイド機能を有するものをそのまま利用して、カムの
側のカム面を前記通常のガイド機能を有するガイド部と
の間で所定の連動機能を得るのに必要な形状にするだけ
でよく、給紙カセットのガイド構造を新規に設計し直す
ような必要がないので、支持部材を可動とするのに併
せ、カムを付加する改良でよく安価に実現する。
【0011】支持部材は軸まわりの弧回動により起伏し
て、当たり片を捌き位置と退避位置との間で変位させる
ものであり、カム面が、前記ガイドレールの端部と格納
初期段階で対向し合う給紙カセット格納方向側の端部
に、突出部の基部から突出端側に向かって、格納方向の
下流側から上流側に傾斜したカム面を有したものとする
ことができる。
【0012】これによると、カムがガイドレールの平面
的な端部および上面との間で、前記カムの傾斜が平板状
部分のエッジのように平面的に形成されたものでも、支
持部材の起伏による上下方向の移動成分を得て立体的な
傾斜として働き、当たり片の所定の変位を得るために必
要な上下方向のストローク成分が得られるので、カムが
平面的でかさ張らないものでよくなり、カムを持った支
持部材のコスト低減が図れる上、他の作業の邪魔になり
にくいし、他のものと干渉しにくい利点がある。
【0013】カムは、カム面が突出部の端部で、格納お
よび引きだし方向に屈曲し、格納方向下流側から上流側
に向かって、上部から下方に傾斜した延長部分を有した
ものとすることができる。
【0014】これによると、前記延長部分の傾斜はガイ
ドレールの前記端部に直交した方向にあって、前記平面
的な傾斜に続く少しの立体的な傾斜によって、給紙カセ
ットの格納位置への移動での所定位置に達したカムがガ
イドレールの上面にスムーズに乗り上げられ、また乗り
上げた以降カムはガイドレールの上面によってその乗り
上げ時の高さに安定に保持されて、当たり部材を前記所
定の範囲で支持部材を介し捌き位置側の所定位置に変位
した状態に安定させるのに好適である。
【0015】ガイド部は、給紙カセットの給紙位置から
格納方向上流側所定位置までの所定の範囲で、カムをガ
イドレールの上に乗り上げさせて、当たり片を捌き位置
にほぼ近い位置に保持し、前記所定の範囲内での給紙カ
セットの給紙位置近傍から給紙位置までの格納終端範囲
にカムが位置するまで給紙カセットが格納されていると
きこのカムを介して支持部材を前記付勢に抗し捌き位置
側に押動して当たり片を捌き位置に弾性的に保持し、格
納終端範囲からカムが外れるまで給紙カセットが引き出
されているとき前記カムを介した支持部材の押動を解除
するばね部材を組み合わせ備えたものとすることができ
る。
【0016】これによると、給紙カセットのカムが給紙
位置から格納方向上流側所定位置までの所定の範囲に位
置する格納状態では、ガイド部材はカムを介し当たり片
を捌き位置にほぼ近い位置に先ず位置させて、外部への
張りだし量を小さく抑えておいて、給紙カセットの格納
ないしは引きだしの作業の際の当たり片と固定側との干
渉を防止しながら、カムが格納終端範囲にある格納状態
ではばね部材の付勢によって給紙位置の近傍を含む位置
的な余裕を持って当たり片を捌き位置に保持することに
より、給紙カセットが給紙位置にあるとき当たり片が必
ず捌き位置にあって適正な捌き機能を発揮できるように
し、しかも、このときの位置保持はばね部材の付勢力を
利用するものであるので、このような位置保持状態での
給紙カセットとガイド部との間の格納および引きだし時
の相対移動に無理が生じない利点がある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の代表的な1つの実施
の形態についてその実施例とともに図1〜図7を参照し
ながら詳細に説明する。
【0018】本実施の形態は複写機やプリンタ、ファク
シミリ、マイクロフィルムのリーダプリンタ等の各種の
画像形成装置に用いられる、給紙装置の場合の一例であ
る。
【0019】図1、図2、図5、図6に示す給紙カセッ
ト1は、上記したように、用紙が送りだされる側の端部
に、給紙作用を受けて送りだされる用紙の進行経路2を
横断して送りだされる用紙に片側から当たってこれを捌
くように片持ち支持した当たり片3と、用紙の先端両角
部を先端面から上面に掛けて鉤型に屈曲してくわえ込み
用紙を捌くいわゆるくわえ爪4、4が併設されている。
しかし、これに限られることはなく、くわえ爪4のない
構成のものも本発明の範疇に属する。当たり片3は短冊
型のものを左右に2枚設けてあるが、枚数や幅は材質や
厚みなどとともに自由に設定できる。
【0020】図示する実施例の給紙カセット1は積載さ
れた用紙群の上のものから送りだす、いわゆる上だし方
式のものであって、給紙位置にはここに図1、図5に示
すように格納された給紙カセット1の用紙送りだし側端
部の上に位置するように給紙ローラ10が設けられてい
る。給紙ローラ10は例えば図1に示すように半月形の
もので、通常、切り欠き面10aは下向きに位置され、
給紙位置に格納された給紙カセット1と対向している。
給紙カセット1は底部にばね12(図3)で押し上げら
れる押上板13が設けられていて、この押上板13の上
に用紙が積載される。押上板13は給紙カセット1が図
1の給紙位置にあるときフリーとなってばね12の押上
をうけて、積載されている用紙をくわえ爪4、4に係止
される最上位にまで押し上げて待機させておく。
【0021】これによって、用紙の供給を受ける画像形
成装置の側からの給紙要求がある都度給紙ローラ10が
一回転駆動されると、その外周面10bが前記くわえ爪
4、4によって先端部両側で所定高さに係止されるよう
に押し上げられている用紙の最上のものに接して、これ
を図1に矢印Aで示す送りだし方向に送りだし、一回転
位置で停止して切り欠き部10aが積載された用紙群に
再度対向してそれと離れるが、この離れる前に、送りだ
した用紙は給紙ガイド20などを通じて画像形成装置な
どの給紙対象機器側の搬送系の搬送を既に受けるように
してあり、必要位置に搬送され使用されることを保証す
る。
【0022】ところで、この用紙の送りだしに際し、最
上部の用紙はくわえ爪4、4の働きによって上記のよう
にしてその下の用紙との間で分離されて送りだされる。
しかし、これでも、最上の用紙の下の何枚からの用紙が
付随して重なって送りだされてくることがある。送りだ
される用紙の進行経路2を横断するように支持部材5で
片持ち支持された当たり片3は、前記進行経路2を送り
だされていく用紙に片側から当たって押し退けられなが
ら捌き位置への復元力による摩擦抵抗を与える。これに
より、最上の用紙に追随しようとする用紙があるとき、
この用紙は給紙ローラ10の送りだし力を直接受けず上
位の用紙に摩擦で追随しているだけであることにより、
最上の送りだされる用紙には有効に働かないが、これに
追随しようとする用紙には有効に働いてこれを受け止
め、進行を妨げるので、最上の用紙1枚が送りだされる
ようにする。
【0023】最上の用紙が送りだされるなど負荷がなく
なるか、あるいは低減すると、当たり片3は捌き位置に
復帰して次の給紙まで待機する。しかし、当たり片3だ
けでも送りだされる用紙を1枚ずつに捌くことができる
ので、くわえ爪4は必須とならない。給紙カセット1に
収容された用紙に給紙位置にて給紙動作を与える機構
も、前記給紙ローラ10を採用したものに限らず重ね送
りの可能性のあるどのような給紙機構のものにも本発明
は適用される。また、当たり片3は例えば弾性を有する
マイラー、PETなどの適当な腰を持った樹脂フィル
ム、あるいは金属ばねなどでよく、しかも、これらに限
られることはなく、硬質な樹脂や金属よりなるレバー型
の部材をばねで捌き位置に常時位置するように付勢した
ものでも本発明に属する。
【0024】特に、本実施の形態では、当たり片3は、
前記捌きを行う図1の捌き位置と、この捌き位置から用
紙の送りだし側へ図2に示すように退避した退避位置と
の間で変位できるように支持部材5で片持ち支持し、給
紙カセット1の図1、図5に示す給紙位置への格納と、
図1、図5に示す格納位置から図2、図6に示す位置な
どへの引きだしとに連動して、当たり片3が図1の前記
捌き位置と図2の前記退避位置との間で変位するように
当たり片3の支持部材5を移動させる連動機構6を設け
る。
【0025】給紙カセット1の給紙位置からの引きだし
は、図6に示すような用紙の補給や交換が容易にできる
位置を限度として、取り外せないように行うのが一般的
で、取り外しによって無駄に外力にさらされたり、再度
装着するのに差し込み操作に間違いが生じたりして、不
用意に損傷したり作業時間が長引いたりするのを防止す
ることができる。しかし、場合によっては取り外せるも
のでもよいし、必要に応じて他の種類のものと交換でき
るようなものでもよい。さらに、図5に示す格納状態
は、給紙対象機器である画像形成装置の本体14内に前
板1aを除いたほぼ全体が格納される状態を示したが、
給紙位置に格納され、あるいは装着された給紙カセット
1の一部や多くの部分が本体14などから露だしている
場合でも、用紙の補給や交換のために格納位置から少し
でも引きだし、また、引きだして取り外す必要のある全
ての給紙カセット1に本発明は同様に適用され得る。
【0026】上記本実施の形態の給紙カセット1は、格
納された図1、図5の給紙位置でそれに収納された用紙
に給紙ローラ10からの給紙動作を受け、これにより送
りだされる用紙を各種の使用に供し、給紙位置から図
2、図6のように引き出されると、用紙の収納部1bが
図5の本体14内に閉じ込められた状態から図6の本体
14からその大半が引き出されて開放され、用紙の補給
や交換を受けて、必要な用紙の供給ができる。
【0027】給紙カセット1が図2、図6の引きだし状
態から給紙位置に図1、図5のように格納されるとき、
この動きと支持部材5とを連動させる連動機構6による
支持部材5の、例えば図2から図1に示すような動き、
詳しくは図7の(d)から図7の(a)に示すような順
序の移動で、当たり片3が退避位置から捌き位置に変位
され、給紙カセット1が図1、図5の給紙位置から図
2、図6のように引き出されるとき、この動きと支持部
材5とを連動させる連動機構6による支持部材5の図1
から図2に示すような移動、詳しくは図7の(a)から
図7の(d)に示す順序の移動で、当たり片3が前記と
は逆に図1の捌き位置から図2の退避位置に変位される
ようにすることができる。
【0028】これによって、給紙カセット1が図1、図
7に示すように給紙位置に格納されているとき当たり片
3は図示するように捌き位置に自動的に変位されてい
て、送りだされる用紙を捌いて、1枚ずつ給紙されるこ
とを確保する。また、給紙カセット1が図1、図5の給
紙位置から図2、図6のように引き出されたとき当たり
片3は図示するように退避位置に自動的に変位されてい
て、給紙カセット1の用紙の収納領域1bから外れ、図
2、図6のように引き出された給紙カセット1に用紙が
補給されたり、交換されたりするのに、補給され、交換
される用紙が乱れたり、過剰に差しこまれたりしてもこ
れらが当たり片3に触れるのを防止し、当たり片3が損
傷されないようにすることができる。
【0029】図に示す実施例では、支持部材5は前記当
たり部材3の図1の捌き位置と図2の退避位置との間で
変位できるようにするのに、支持部材5をその用紙送り
だし側に寄った位置の下部両側で、給紙カセット1の用
紙送りだし側の端部で底部1cから立ち上がっている端
部壁1dの上端に軸21により回動できるように支持さ
れて、軸21を中心とした弧回動により起伏される。支
持部材5はこの起伏に伴い用紙の送りだし側と反対の側
の面に接着など適当な方法で貼り付け、また取付けて支
持された当たり片3を図1に示す垂直に立ち上がった状
態の捌き位置と、用紙の送りだし側に傾倒した図2に示
す退避位置との間で変位させられるようにしている。軸
21による支持部材5の支持は端部壁1dに給紙カセッ
ト1に収納した用紙をその収納部1b内の所定の位置に
受け止めて位置決めする2つの位置決めリブ1eの間で
行い、位置決めリブ1eは他のリブ1fとともに前記用
紙の位置決めを行う。当たり片3は前記捌き位置でリブ
1e、1fによる用紙の位置決め位置Y(図1、図2、
図5、図6)よりも若干用紙送りだし側に寄って位置し
ている。
【0030】しかし、これに限られることはなく、支持
部材5がスライドなどして当たり片3を捌き位置と退避
位置との間で平行移動させてもよい。場合によっては回
動と平行移動とを併用することができるし、他の1つの
動き、あるいは2つ以上複合した動きを採用してもよ
い。また、支持部材5の支持もその移動形式や構造に合
わせて種々に設計されればよい。
【0031】給紙カセット1は図5、図6に示すように
矢印Aで示す用紙の送りだし方向に直角な矢印Bの方向
で格納され、引き出されるようにしていて、この格納、
引きだしを、図1、図2、図5、図6に示す金属製のガ
イドレール22によって案内するようにしてあり、前記
端部壁1dにはガイドレール22の案内を適正に受ける
ように高い剛性を持った断面形状の被案内部23が一体
に形成され、あるいは一体に取付けられ、この被案内部
23に設けた被案内面23aがガイドレール22のガイ
ド面22aの上に設けた滑り材24の上を摺動されるよ
うにしている。
【0032】これに伴いガイドレール22も必要な案内
剛性を満足するようにチャンネル形状部22bを設け
て、このチャンネル形状部22bの下辺部の上面を前記
ガイド面22aとしている。給紙カセット1の給紙方向
Aと逆の方向の端部構造およびガイド構造は、給紙方向
Aの側の端部の前記構造およびガイド構造と鏡面対称と
すればよいが、これに限られることはない。
【0033】上記のような、給紙カセット1のガイド構
造に関連して、図示する実施例の連動機構6は図1〜図
4に示すように、当たり片3が退避位置の側に位置する
よう支持部材5を付勢する付勢手段の一例としてのコイ
ルばね31と、支持部材5に設けられたカム32と、給
紙カセット1を格納および引きだしができるように支持
する固定側部材の一例であるガイドレール22に設けら
れて、給紙カセット1の図6の示す引きだし状態から図
5に示すように格納するのに際し、カム32を介し支持
部材5を前記付勢に抗し押動して当たり片3を図2の退
避位置から図1の捌き位置に変位させ、給紙カセット1
の図5の給紙位置への格納状態から図6に示すように引
き出すのに際し、カム32を介した支持部材5への押動
を解除して当たり片3を前記付勢によって図1の捌き位
置から図2の退避位置に変位させるガイド部33とで構
成している。
【0034】このようにすると、必須の部材である支持
部材5および固定部材であるガイドレール22に、給紙
カセット1の格納、引きだしに連動して互いに協働する
カム32およびガイド部33を設けるだけでよく、独立
した仲介部材が不要で構造が特に複雑にならない利点が
ある。
【0035】なお、ガイド部33はガイドレール22の
前記チャンネル形状部22bの上辺としてある。カム3
2を持った支持部材5は図3、図4の(b)に示すよう
にリブ1eの間に位置する2つのリブ1fとの干渉を避
ける逃げ溝5aが形成され、この2つの逃げ溝5aが形
成されている間の部分に下向きに開放した孔5bが形成
され、この孔5b内にコイルばね31を収容して給紙カ
セット1の端部壁1bの上端との間で突っ張らせ、この
コイルばね31の突っ張り位置が支持部材5の軸21に
よる支持位置よりも用紙送りだし側と反対の側に寄って
いることで、当たり片3が退避位置側に付勢されるよう
になる。
【0036】さらに図示する場合、ガイド部33は図
1、図2、図7の(a)〜(d)に示すようにガイドレ
ール22の、チャンネル形状部22bの上辺における給
紙カセット引きだし方向側の端部22cと上面22dと
である。カム32は図1〜図4に示すように支持部材5
の退避位置側に突出した突出部32aに、前記ガイドレ
ール22の端部22cと上面22dとに案内され、それ
に応動して、前記当たり片3の捌き位置と退避位置との
間の自動的な変位を達成するカム面32b(図3、図4
の(a)(b)、図5、図6)を有している。これによ
ると、ガイド部33の側に特別な構造はもとより、特別
な形状も付与しないで、つまり、通常のガイド機能を有
する図示するようなガイドレール22をそのまま利用し
て、カム32の側のカム面32bを前記通常のガイド機
能を有するガイドレール22との間で必要な形状にする
だけでよい。従って、ガイドレール22などによる給紙
カセット1のガイド構造を新規に設計し直すような必要
がないので、支持部材5を可動とするのに併せ、カム3
2を付加する改良でよく安価に実現する。
【0037】しかも、前記のようなガイド部33とカム
32との関係で、当たり片3の捌き位置と退避位置との
間の自動的な変位を達成するのに、支持部材5は上記の
ように軸21まわりの弧回動により起伏して、当たり片
3を図1の捌き位置と図2の退避位置との間で変位させ
るものであることにより、カム面32bが、前記ガイド
レール22の端部22cと図4の(b)、図6に示すよ
うに給紙カセット1の格納初期段階で対向し合う給紙カ
セット格納方向側の端部に、突出部32aの基部から突
出端側に向かって、格納方向の下流側から上流側に図
3、図4の(a)、(b)などに示すように傾斜したカ
ム面32a1を有している。
【0038】これにより、カム32がガイドレール22
の平面的な端部22cおよび上面22dとの間で、前記
カム32のカム面32a1の傾斜が平板状部分のエッジ
のように平面的に形成されたものでも、支持部材5の起
伏による上下方向の移動成分を得て立体的な傾斜として
働き、当たり片3の所定の変位を得るために必要な上下
方向のストローク成分が得られるので、カム32が平面
的でかさ張らないものでよくなり、カム32を持った支
持部材5のコスト低減が図れる上、他の作業の邪魔にな
りにくいし、他のものが引っ掛かったりしにくい利点が
ある。
【0039】さらに、カム32の傾斜したカム面32a
1が、カム32の突出部の端部で、図4の(b)に示す
ように格納および引きだし方向に屈曲し、格納方向下流
側から上流側に向かって、上部から下方に傾斜した延長
部分であるカム面32a2を有している。これにより、
このカム面32a2の傾斜は図4の(b)に示すように
ガイドレール22の前記端部22cに直交した方向にあ
って、前記平面的な傾斜に続く少しの立体的な傾斜によ
って、給紙カセット1の格納位置への移動の所定位置か
らガイドレール22の上面22dに図7の(c)から図
7の(b)に示すようにスムーズに乗り上げ、また乗り
上げた以降その乗り上げ高さに安定に保持されて、当た
り片3を支持部材5を介し捌き位置側の所定位置に変位
させて安定させるのに好適である。
【0040】また、ガイド部33は、給紙カセット1の
給紙位置から格納方向上流側所定位置までにカム32が
位置する図5、図6に示す所定の範囲X1で、カム32
をガイドレール22の上に図7の(b)に示すように乗
り上げさせて、当たり片3を捌き位置にほぼ近い図7の
(b)の位置に保持し、前記所定の範囲X1内での給紙
カセット1の給紙位置近傍から給紙位置までの図5に示
す格納終端範囲X2にカム32が位置するように給紙カ
セット1が格納されているときにカム32を介して支持
部材5を前記付勢に抗し捌き位置側に押動して当たり片
3を捌き位置に保持し、格納終端範囲X2からカム32
が外れるように給紙カセットが引き出されているとき前
記カム32を介した支持部材5の押動を解除するばね部
材41を組み合わせ備え、ねじ42でガイドレール22
にねじ止めするなどして取り付けてある。ばね部材41
は板ばねとしてあるがこれに限られることはなく、線材
を同様な平面形状に曲げたものでもよい。
【0041】このようにすると、給紙カセット1のカム
32が給紙位置から格納方向上流側所定位置までの所定
の範囲X1に位置する格納状態では、ガイド部材33は
カム32を介し当たり片3を捌き位置にほぼ近い位置に
先ず位置させて、外部への張りだし量を小さく抑えてお
いて、格納ないしは引きだしの作業の際の当たり片3と
固定側との干渉を防止しながら、カム32が格納終端範
囲X2に位置する格納状態ではばね部材41の付勢によ
って給紙位置の近傍を含む余裕を持って当たり片を捌き
位置に保持することにより、給紙カセット1が給紙位置
にあるとき当たり片が必ず捌き位置にあって適正な捌き
機能を発揮できるようにし、しかも、このときの位置保
持はばね部材41の付勢力を利用するものであるので、
このような位置保持状態での給紙カセット1とガイド部
33との間の格納および引きだし時の相対移動に無理が
生じない利点がある。
【0042】なお、カム32は支持部材5から両側に張
り出した張り出し部32hを有し、この張り出し部32
hがばね部材41の付勢により図1、図7の(a)に示
すようにリブ1eの対向部1e1に当接して、当たり片
3を捌き位置に位置決めする。当たり片3の退避位置は
カム32が図2、図7の(d)に示すように被案内部2
3の上面23bに受止められることで位置決めされる。
【0043】
【発明の効果】本発明の給紙装置によれば、給紙カセッ
トが給紙位置に格納されているとき当たり片は捌き位置
に自動的に変位されていて、送りだされる用紙を捌い
て、1枚ずつ給紙されることを確保し、給紙カセットが
給紙位置から引き出されたとき当たり片は退避位置に自
動的に変位されていて、給紙カセットの用紙の収納領域
から外れ、引き出された給紙カセットに用紙が補給され
たり、交換されたりするのに、補給され、交換される用
紙が乱れたり、過剰に差しこまれたりしても当たり片が
それらと触れるのを防止し、損傷されないようにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な1つの実施の形態を示す給紙
装置の給紙位置にある給紙カセットの要部の断面図であ
る。
【図2】図1の給紙装置の引きだし位置にある給紙カセ
ットの要部の断面図である。
【図3】図1の給紙位置にある給紙カセットの要部の平
面図である。
【図4】図1の給紙カセットのカムとこれが応動するガ
イド部を示し、その(a)はカムの斜視図、その(b)
はカムとガイド部との関係を示す背面図である。
【図5】図1の給紙装置の給紙カセットが給紙位置への
格納状態にある横断平面図である。
【図6】図1の給紙装置の給紙カセットが引きだし状態
にある横断平面図である。
【図7】図1の給紙装置の給紙カセットの格納と引きだ
しに連動した当たり片の変位状態を示し、その(a)か
ら(d)は給紙カセットが給紙位置から引き出されると
きの当たり片の変位を順を追って示す断面図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 1d 端部壁 1e リブ 2 進行経路 3 当たり片 5 支持部材 6 連動機構 10 給紙ローラ 13 押上板 14 本体 21 軸 22 ガイドレール 22c 端部 22d 上面 31 コイルばね 32 カム 32a、32a1、32a2 カム面 33 ガイド部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納された用紙に給紙動作を受けて用紙
    が送りだされる給紙位置に格納し、また、この給紙位置
    から引きだせる給紙カセットと、 この給紙カセットの用紙が送りだされる側の端部に、送
    りだされる用紙の進行経路を横断して送りだされる用紙
    に片側から当たってこれを捌くように支持した当たり片
    と、を備え、 当たり片は、前記捌きを行う捌き位置と、この捌き位置
    から用紙の送りだし側へ退避した退避位置との間で変位
    できるように支持部材で支持し、給紙カセットの格納と
    引きだしとに連動して、当たり片が前記捌き位置と退避
    位置との間で変位するように当たり片の支持部材を移動
    させる連動機構を設けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 連動機構は、当たり片が退避位置の側に
    位置するよう支持部材を付勢する付勢手段と、支持部材
    に設けられたカムと、給紙カセットを格納および引きだ
    しができるように支持する固定側部材に設けられて、給
    紙カセットの格納に際してカムを介し支持部材を前記付
    勢に抗し押動して当たり片を退避位置から捌き位置に変
    位させ、給紙カセットの引きだしに際してカム片を介し
    た支持部材への押動を解除して当たり片を前記付勢によ
    って捌き位置から退避位置に変位させるガイド部とを備
    えた請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 ガイド部は給紙カセットの格納、引きだ
    しを案内するガイドレールの給紙カセット引きだし方向
    側端部と上面とであり、カムは支持部材の退避位置側に
    突だした突出部に前記ガイドレールの端部と上面とに応
    動するカム面を有している請求項2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 支持部材は軸まわりの弧回動により起伏
    して、当たり片を捌き位置と退避位置との間で変位させ
    るものであり、カム面は、前記ガイドレールの端部と格
    納初期段階で対向し合う給紙カセット格納方向側の端部
    に、突出部の基部から突出端側に向かって、格納方向の
    下流側から上流側に傾斜したカム面を有している請求項
    3に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 カム面は突出部の端部で、格納および引
    きだし方向に屈曲し、格納方向下流側から上流側に向か
    って、上部から下方に傾斜した延長部分を有している請
    求項4に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 ガイド部は、給紙カセットの給紙位置か
    ら格納方向上流側所定位置までの所定の範囲で、カムを
    ガイドレールの上に乗り上げさせて、当たり片を捌き位
    置にほぼ近い位置に保持し、前記所定の範囲内での給紙
    カセットの給紙位置近傍から給紙位置までの格納終端範
    囲にカムが位置するまで給紙カセットが格納されている
    ときこのカムを介して支持部材を前記付勢に抗し捌き位
    置側に押動して当たり片を捌き位置に弾性的に保持し、
    格納終端範囲からカムが外れるまで給紙カセットが引き
    出されているとき前記カムを介した支持部材の押動を解
    除するばね部材を組み合わせ備えた請求項2〜5のいず
    れか一項に記載の給紙装置。
JP13840098A 1998-05-20 1998-05-20 給紙装置 Pending JPH11334901A (ja)

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JP13840098A JPH11334901A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 給紙装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7506868B2 (en) 2004-06-02 2009-03-24 Duplo Seiko Corporation Sheet feeder

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