JPH11334436A - 自動車用シート装置 - Google Patents
自動車用シート装置Info
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- JPH11334436A JPH11334436A JP14003698A JP14003698A JPH11334436A JP H11334436 A JPH11334436 A JP H11334436A JP 14003698 A JP14003698 A JP 14003698A JP 14003698 A JP14003698 A JP 14003698A JP H11334436 A JPH11334436 A JP H11334436A
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- vehicle seat
- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ドア強度を維持しつつ、衝突時に乗員に対する
衝撃を緩和する。 【解決手段】自動車Ｃがシート１の側面に衝突した場
合、その衝撃によりドア５が変形してシート１の背もた
れ部１ａの側面を押し出し、規制部材３の規制力に抗し
てシート１を車幅内側方向へ変位させる。シート１に
は、変形したドア部分が接触する背もたれ部１ａの側面
位置に補強部材６が設けられ、また、シート間に配置さ
れたセンタコンソール１５に対向するシート座部１ｂの
側面にも補強部材７が設けられ、衝撃に対するシート強
度を高めている。
衝撃を緩和する。 【解決手段】自動車Ｃがシート１の側面に衝突した場
合、その衝撃によりドア５が変形してシート１の背もた
れ部１ａの側面を押し出し、規制部材３の規制力に抗し
てシート１を車幅内側方向へ変位させる。シート１に
は、変形したドア部分が接触する背もたれ部１ａの側面
位置に補強部材６が設けられ、また、シート間に配置さ
れたセンタコンソール１５に対向するシート座部１ｂの
側面にも補強部材７が設けられ、衝撃に対するシート強
度を高めている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シート装
置に関する。
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】衝突時の乗員に対する衝撃をやわらげる
ために、ステアリングに設けられたエアバッグでの保護
に加えて、前突時にエアバッグにより乗員のひざ等を保
護するニープロテクタや、側突時に横方向の衝撃から乗
員を保護するサイドエアバッグが開発されている。
ために、ステアリングに設けられたエアバッグでの保護
に加えて、前突時にエアバッグにより乗員のひざ等を保
護するニープロテクタや、側突時に横方向の衝撃から乗
員を保護するサイドエアバッグが開発されている。
【０００３】特開平９−１８８２１５号には、センタピ
ラーガーニッシュとエアバッグ装置との間に、リッドが
展開可能で、且つエアバッグ袋体がシートに着座した乗
員の側部にスムーズに展開できるすき間を形成し、サイ
ドドアやセンタピラーが車幅方向内側へ向けて変形した
場合のエアバッグ袋体の展開空間を確保するものが開示
されている。
ラーガーニッシュとエアバッグ装置との間に、リッドが
展開可能で、且つエアバッグ袋体がシートに着座した乗
員の側部にスムーズに展開できるすき間を形成し、サイ
ドドアやセンタピラーが車幅方向内側へ向けて変形した
場合のエアバッグ袋体の展開空間を確保するものが開示
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小型車
両では、車体の全幅が小さい半面車室内空間をある程度
確保する必要があるためドア剛性を高めるのに限界があ
り、また、乗員からドアまでの距離が十分に確保できな
いため、例えば、側面衝突時にドアが乗員に向けて大き
く押し出される場合がある。
両では、車体の全幅が小さい半面車室内空間をある程度
確保する必要があるためドア剛性を高めるのに限界があ
り、また、乗員からドアまでの距離が十分に確保できな
いため、例えば、側面衝突時にドアが乗員に向けて大き
く押し出される場合がある。
【０００５】本発明は、上述した課題に鑑みてなされ、
その目的は、ドア強度を維持しつつ、衝突時にシートが
車幅内側方向へスライドすることにより乗員に対する衝
撃を緩和できる自動車用シート装置を提供することであ
る。
その目的は、ドア強度を維持しつつ、衝突時にシートが
車幅内側方向へスライドすることにより乗員に対する衝
撃を緩和できる自動車用シート装置を提供することであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の自動車用シート装置は以
下の構成を備える。即ち、少なくとも衝突時に車幅内側
方向への変位を許容するように、自動車用シートをフロ
アパネルに対して支持させた。
的を達成するために、本発明の自動車用シート装置は以
下の構成を備える。即ち、少なくとも衝突時に車幅内側
方向への変位を許容するように、自動車用シートをフロ
アパネルに対して支持させた。
【０００７】また、好ましくは、前記自動車用シートの
車幅内側方向への変位は規制部材により規制され、該規
制部材は該シートに所定以上の荷重が負荷された時に破
断される。
車幅内側方向への変位は規制部材により規制され、該規
制部材は該シートに所定以上の荷重が負荷された時に破
断される。
【０００８】また、好ましくは、前記自動車用シートの
車幅内側方向への変位は規制部材により規制され、前記
衝突が検知されると該規制部材による規制が解除され
る。
車幅内側方向への変位は規制部材により規制され、前記
衝突が検知されると該規制部材による規制が解除され
る。
【０００９】また、好ましくは、前記自動車用シートの
変位時に、その変位する速度を低下させるストッパ部材
を設けた。
変位時に、その変位する速度を低下させるストッパ部材
を設けた。
【００１０】また、好ましくは、前記自動車用シート
は、前記フロアパネル上に固定される車体の前後方向に
移動可能な前後スライダと、該前後スライダ上に設けら
れる車幅内側方向に変位可能な横スライダとを介してフ
ロアパネルに支持されている。
は、前記フロアパネル上に固定される車体の前後方向に
移動可能な前後スライダと、該前後スライダ上に設けら
れる車幅内側方向に変位可能な横スライダとを介してフ
ロアパネルに支持されている。
【００１１】また、好ましくは、前記衝突時において前
記自動車用シートがドアと衝突する部分に、補強部材を
設けた。
記自動車用シートがドアと衝突する部分に、補強部材を
設けた。
【００１２】また、好ましくは、前記衝突時において前
記自動車用シートとサイドシルとが衝突する部分に、補
強部材を設けた。
記自動車用シートとサイドシルとが衝突する部分に、補
強部材を設けた。
【００１３】また、好ましくは、前記補強部材は前後ス
ライダ又は横スライダに設けられている。
ライダ又は横スライダに設けられている。
【００１４】また、好ましくは、前記補強部材は、前記
自動車用シートの座部の衝突により破壊され易い部材に
配設されている。
自動車用シートの座部の衝突により破壊され易い部材に
配設されている。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、添付の図面を参照して詳細に説明する。 ［第１の実施形態］図１は、本発明に係る第１の実施形
態の自動車用シート装置の側面衝突前の状態を示す図で
ある。図２は、本発明に係る第１の実施形態の自動車用
シート装置の側面衝突時の状態を示す図である。
いて、添付の図面を参照して詳細に説明する。 ［第１の実施形態］図１は、本発明に係る第１の実施形
態の自動車用シート装置の側面衝突前の状態を示す図で
ある。図２は、本発明に係る第１の実施形態の自動車用
シート装置の側面衝突時の状態を示す図である。
【００１６】図１、図２に示すように、本実施形態の自
動車用シート装置は、側面衝突時等の衝撃により車幅内
側方向への変位を許容するように、シート１をフロアパ
ネル４に対して支持し、ドア３の変形により乗員に加わ
る衝撃を緩和するものである。尚、この自動車用シート
装置は、運転席や助手席等の自動車の前部シートに限ら
ず後部シートにも搭載可能である。
動車用シート装置は、側面衝突時等の衝撃により車幅内
側方向への変位を許容するように、シート１をフロアパ
ネル４に対して支持し、ドア３の変形により乗員に加わ
る衝撃を緩和するものである。尚、この自動車用シート
装置は、運転席や助手席等の自動車の前部シートに限ら
ず後部シートにも搭載可能である。
【００１７】図１に示すように、通常走行時において、
シート１は、衝突時以外での車幅内側方向への変位を規
制する規制部材３により支持され、この規制部材３は衝
突時に破断されるようになっている。
シート１は、衝突時以外での車幅内側方向への変位を規
制する規制部材３により支持され、この規制部材３は衝
突時に破断されるようになっている。
【００１８】図２に示すように、例えば、自動車Ｃがシ
ート１の側面に衝突した場合、その衝撃によりドア５が
変形してシート１の背もたれ部１ａの側面を押し出し、
規制部材３の規制力に抗してシート１を車幅内側方向へ
変位させる。
ート１の側面に衝突した場合、その衝撃によりドア５が
変形してシート１の背もたれ部１ａの側面を押し出し、
規制部材３の規制力に抗してシート１を車幅内側方向へ
変位させる。
【００１９】シート１には、変形したドア部分が接触す
る背もたれ部１ａの側面位置に補強部材６が設けられ、
また、シート間に配置されたセンタコンソール１５に対
向するシート座部１ｂの側面にも補強部材７が設けら
れ、衝撃に対するシート強度を高めている。
る背もたれ部１ａの側面位置に補強部材６が設けられ、
また、シート間に配置されたセンタコンソール１５に対
向するシート座部１ｂの側面にも補強部材７が設けら
れ、衝撃に対するシート強度を高めている。
【００２０】図３は自動車用シート装置の平面図であ
る。図４は図３の側面図である。
る。図４は図３の側面図である。
【００２１】図３、図４に示すように、シート１は、車
幅内側方向に所定間隔で並列にフロアパネル４上に固定
された２本の前後スライドレール８と、各前後スライド
レール８に沿って摺動可能に設けられた２本の前後スラ
イダ９と、これら前後スライダ９に跨がって固定され、
前後スライダ９に対して所定間隔で並列に固定された２
本の横スライドレール１０と、各スライドレール１０に
沿って摺動可能に所定間隔を置いて２つずつ設けられ、
運転席１の座部に固定される４つの横スライダ１１を介
して支持されている。
幅内側方向に所定間隔で並列にフロアパネル４上に固定
された２本の前後スライドレール８と、各前後スライド
レール８に沿って摺動可能に設けられた２本の前後スラ
イダ９と、これら前後スライダ９に跨がって固定され、
前後スライダ９に対して所定間隔で並列に固定された２
本の横スライドレール１０と、各スライドレール１０に
沿って摺動可能に所定間隔を置いて２つずつ設けられ、
運転席１の座部に固定される４つの横スライダ１１を介
して支持されている。
【００２２】前後スライダ９は前後スライドレール８に
沿って摺動されて、運転席１の前後位置が調節できると
共に、前後スライドレール８に対して所望の位置に固定
可能となっている。
沿って摺動されて、運転席１の前後位置が調節できると
共に、前後スライドレール８に対して所望の位置に固定
可能となっている。
【００２３】各横スライドレール１０には、２つの横ス
ライダ１１の間に規制部材としてのストッパ１２が設け
られている。ストッパ１２は樹脂製部材からなり、車幅
内側方向ほど横スライドレール１３の幅を広げるように
形成され、横スライダ１１の挙動をゆっくりにする。即
ち、シート１の側面に所定以上の荷重が負荷されると、
横スライダ１１はストッパ１２を破壊しながら車幅内側
方向に移動するので挙動がゆっくりとなる。
ライダ１１の間に規制部材としてのストッパ１２が設け
られている。ストッパ１２は樹脂製部材からなり、車幅
内側方向ほど横スライドレール１３の幅を広げるように
形成され、横スライダ１１の挙動をゆっくりにする。即
ち、シート１の側面に所定以上の荷重が負荷されると、
横スライダ１１はストッパ１２を破壊しながら車幅内側
方向に移動するので挙動がゆっくりとなる。
【００２４】横スライダ１１は、ストッパ１２の破壊に
より受ける抵抗力により、車幅内側方向に変位する速度
が低下する。
より受ける抵抗力により、車幅内側方向に変位する速度
が低下する。
【００２５】ストッパ１２を設けた理由は、横スライダ
１１の挙動が素早くなり、運転席１に着座する乗員を残
したままシートだけが横方向に移動するのを防止するた
めである。
１１の挙動が素早くなり、運転席１に着座する乗員を残
したままシートだけが横方向に移動するのを防止するた
めである。
【００２６】また、図示のように、横スライダ１１の車
幅内側方向への変位量を規制するため、横スライドレー
ル１０やストッパ１２の車幅内側方向端部に補強部材１
３、１４を設けてもよい。 ［第２の実施形態］図５は、本発明に係る第２の実施形
態の自動車用シート装置の分解斜視図である。図６、図
７は、本発明に係る第２の実施形態の自動車用シート装
置の挙動を説明する図である。
幅内側方向への変位量を規制するため、横スライドレー
ル１０やストッパ１２の車幅内側方向端部に補強部材１
３、１４を設けてもよい。 ［第２の実施形態］図５は、本発明に係る第２の実施形
態の自動車用シート装置の分解斜視図である。図６、図
７は、本発明に係る第２の実施形態の自動車用シート装
置の挙動を説明する図である。
【００２７】図５に示すように、本実施形態の自動車用
シート装置は、シート１の座部１ｂが車体の前後方向に
移動可能に支持される矩形状の前後スライドレール２４
と４つのブラケット２１によりシート１をフロアパネル
４上に支持する。
シート装置は、シート１の座部１ｂが車体の前後方向に
移動可能に支持される矩形状の前後スライドレール２４
と４つのブラケット２１によりシート１をフロアパネル
４上に支持する。
【００２８】ブラケット２１は、ボルト２２とナット２
３によりフロアパネル４上に固定されている。各ブラケ
ット２１には複数の孔２１ａが形成されており、その車
幅外側方向端部の孔２１ａに前後スライドレール２４の
四隅に設けられた突起部２４ａを嵌合させてナット２６
で固定される。
３によりフロアパネル４上に固定されている。各ブラケ
ット２１には複数の孔２１ａが形成されており、その車
幅外側方向端部の孔２１ａに前後スライドレール２４の
四隅に設けられた突起部２４ａを嵌合させてナット２６
で固定される。
【００２９】また、前後スライドレール２４の車幅外側
方向にはサイドシル２７に対向するように長尺矩形状の
サイドブラケット２５が固定されている。また、図５の
ａ部に示すように、サイドシル２７は、サイドブラケッ
ト２５に対向する部分が隆起されて、サイドブラケット
２５との当接部分を確保している。
方向にはサイドシル２７に対向するように長尺矩形状の
サイドブラケット２５が固定されている。また、図５の
ａ部に示すように、サイドシル２７は、サイドブラケッ
ト２５に対向する部分が隆起されて、サイドブラケット
２５との当接部分を確保している。
【００３０】シート１は、不図示の前後スライダを介し
て前後スライドレール２４に沿ってその前後位置が調節
できると共に、前後スライドレール２４に対して所望の
位置に固定可能となっている。
て前後スライドレール２４に沿ってその前後位置が調節
できると共に、前後スライドレール２４に対して所望の
位置に固定可能となっている。
【００３１】図６、図７に示すように、本実施形態の自
動車用シート装置では、側突時にサイドシル２７が変形
してサイドブラケット２５を車幅内側方向に押し出し、
前後スライドレール２４の突起部２４ａが孔２１ａの間
を引きちぎりながら変位する。即ち、シート１の側面に
衝撃が加わった場合、突起部２４ａは孔２１ａの間を破
壊しながら車幅内側方向に移動するのでシート１の挙動
がゆっくりとなる。
動車用シート装置では、側突時にサイドシル２７が変形
してサイドブラケット２５を車幅内側方向に押し出し、
前後スライドレール２４の突起部２４ａが孔２１ａの間
を引きちぎりながら変位する。即ち、シート１の側面に
衝撃が加わった場合、突起部２４ａは孔２１ａの間を破
壊しながら車幅内側方向に移動するのでシート１の挙動
がゆっくりとなる。
【００３２】孔２１ａは、突起部２４ａに対して車幅内
側方向に抗する摩擦力を付与する。
側方向に抗する摩擦力を付与する。
【００３３】また、突起部２４ａの車幅内側方向への変
位量を規制するため、車幅内側方向端部に位置する孔２
１ａの強度を高めておく。
位量を規制するため、車幅内側方向端部に位置する孔２
１ａの強度を高めておく。
【００３４】その他、第１の実施形態と同一の構成には
同一の番号を付して説明を省略する。
同一の番号を付して説明を省略する。
【００３５】本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、上
記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
【００３６】例えば、図１〜７に示す機械的構成に加え
て、図８に示すように、衝突時以外に横スライダ１１が
横スライドレール１０に対して変位するのを防止するた
めに、通常時は横スライダ１１の変位をロックするロッ
ク機構３０を設け、ｇセンサ３１により検知された車体
の加減速度が所定値以上の場合に制御部３２がロック機
構３０を解除するようにしてもよい。
て、図８に示すように、衝突時以外に横スライダ１１が
横スライドレール１０に対して変位するのを防止するた
めに、通常時は横スライダ１１の変位をロックするロッ
ク機構３０を設け、ｇセンサ３１により検知された車体
の加減速度が所定値以上の場合に制御部３２がロック機
構３０を解除するようにしてもよい。
【００３７】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、少なくとも衝突時に車幅内側方向への変位を許
容するように、自動車用シートをフロアパネルに対して
支持させたことにより、ドア強度を維持しつつ、乗員に
対する衝撃を緩和できる。
よれば、少なくとも衝突時に車幅内側方向への変位を許
容するように、自動車用シートをフロアパネルに対して
支持させたことにより、ドア強度を維持しつつ、乗員に
対する衝撃を緩和できる。
【００３８】また、請求項２の発明によれば、自動車用
シートの車幅内側方向への変位は規制部材により規制さ
れ、該規制部材は該シートに所定以上の荷重が負荷され
た時に破断されることにより、シートの挙動をゆっくり
にして乗員を確実に車幅内側方向に移動させて衝撃を緩
和できる。
シートの車幅内側方向への変位は規制部材により規制さ
れ、該規制部材は該シートに所定以上の荷重が負荷され
た時に破断されることにより、シートの挙動をゆっくり
にして乗員を確実に車幅内側方向に移動させて衝撃を緩
和できる。
【００３９】また、請求項３の発明によれば、自動車用
シートの車幅内側方向への変位は規制部材により規制さ
れ、衝突が検知されると該規制部材による規制が解除さ
れることにより、所定の衝撃が加わった時にシートを変
位させることができ、乗員に対する衝撃を緩和できる。
シートの車幅内側方向への変位は規制部材により規制さ
れ、衝突が検知されると該規制部材による規制が解除さ
れることにより、所定の衝撃が加わった時にシートを変
位させることができ、乗員に対する衝撃を緩和できる。
【００４０】また、請求項４の発明によれば、自動車用
シートの変位時に、その変位する速度を低下させるスト
ッパ部材を設けたことにより、シートの挙動をゆっくり
にして乗員を確実に車幅内側方向に移動させて衝撃を緩
和できる。
シートの変位時に、その変位する速度を低下させるスト
ッパ部材を設けたことにより、シートの挙動をゆっくり
にして乗員を確実に車幅内側方向に移動させて衝撃を緩
和できる。
【００４１】また、請求項５の発明によれば、自動車用
シートは、フロアパネル上に固定される車体の前後方向
に移動可能な前後スライダと、該前後スライダ上に設け
られる車幅内側方向に変位可能な横スライダとを介して
フロアパネルに支持されていることにより、構造を簡略
化できる。
シートは、フロアパネル上に固定される車体の前後方向
に移動可能な前後スライダと、該前後スライダ上に設け
られる車幅内側方向に変位可能な横スライダとを介して
フロアパネルに支持されていることにより、構造を簡略
化できる。
【００４２】また、請求項６の発明によれば、自動車用
シートがドアと衝突する部分に、補強部材を設けたこと
により、ドアから加わる衝撃に対するシート強度を保持
し、衝撃の緩和効果を高めることができる。
シートがドアと衝突する部分に、補強部材を設けたこと
により、ドアから加わる衝撃に対するシート強度を保持
し、衝撃の緩和効果を高めることができる。
【００４３】また、請求項７の発明によれば、補強部材
は前後スライダ又は横スライダに設けられていることに
より、サイドシルの変形による変位量を前後スライダ又
は横スライダに確実に伝え、衝撃の緩和効果を高めるこ
とができる。
は前後スライダ又は横スライダに設けられていることに
より、サイドシルの変形による変位量を前後スライダ又
は横スライダに確実に伝え、衝撃の緩和効果を高めるこ
とができる。
【００４４】また、請求項８の発明によれば、補強部材
は、自動車用シートの座部の衝突により破壊され易い部
材に配設されていることにより、より衝撃を緩和するこ
とができる。
は、自動車用シートの座部の衝突により破壊され易い部
材に配設されていることにより、より衝撃を緩和するこ
とができる。
【００４５】
【図１】本発明に係る第１の実施形態の自動車用シート
装置の側面衝突前の状態を示す図である。
装置の側面衝突前の状態を示す図である。
【図２】本発明に係る第１の実施形態の自動車用シート
装置の側面衝突時の状態を示す図である。
装置の側面衝突時の状態を示す図である。
【図３】自動車用シート装置の平面図である。
【図４】図３の側面図である。
【図５】本発明に係る第２の実施形態の自動車用シート
装置の分解斜視図である。
装置の分解斜視図である。
【図６】本発明に係る第２の実施形態の自動車用シート
装置の挙動を説明する図である。
装置の挙動を説明する図である。
【図７】本発明に係る第２の実施形態の自動車用シート
装置の挙動を説明する図である。
装置の挙動を説明する図である。
【図８】本発明に係る他の実施形態の自動車用シート装
置を示す側面図である。
置を示す側面図である。
１…自動車用シート ３…規制部材 ４…フロアパネル ５…ドア ６、７…補強部材 ７…シート ８…前後スライドレール ９…前後スライダ １０…横スライドレール １１…横スライダ １２…ストッパ １５…センタコンソール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 建治 広島県安芸郡府中町新地３番１号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 國廣 真吾 広島県安芸郡府中町新地３番１号 マツダ 株式会社内
Claims (9)
- 【請求項１】 少なくとも衝突時に車幅内側方向への変
位を許容するように、自動車用シートをフロアパネルに
対して支持させたことを特徴とする自動車用シート装
置。 - 【請求項２】 前記自動車用シートの車幅内側方向への
変位は規制部材により規制され、該規制部材は該シート
に所定以上の荷重が負荷された時に破断されることを特
徴とする請求項１に記載の自動車用シート装置。 - 【請求項３】 前記自動車用シートの車幅内側方向への
変位は規制部材により規制され、前記衝突が検知される
と該規制部材による規制が解除されることを特徴とする
請求項１に記載の自動車用シート装置。 - 【請求項４】 前記自動車用シートの変位時に、その変
位する速度を低下させるストッパ部材を設けたことを特
徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の自動車
用シート装置。 - 【請求項５】 前記自動車用シートは、前記フロアパネ
ル上に固定される車体の前後方向に移動可能な前後スラ
イダと、該前後スライダ上に設けられる車幅内側方向に
変位可能な横スライダとを介してフロアパネルに支持さ
れていることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１
項に記載の自動車用シート装置。 - 【請求項６】 前記衝突時において前記自動車用シート
がドアと衝突する部分に、補強部材を設けたことを特徴
とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の自動車用
シート装置。 - 【請求項７】 前記衝突時において前記自動車用シート
とサイドシルとが衝突する部分に、補強部材を設けたこ
とを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の
自動車用シート装置。 - 【請求項８】 前記補強部材は前後スライダ又は横スラ
イダに設けられていることを特徴とする請求項６又は７
に記載の自動車用シート装置。 - 【請求項９】 前記補強部材は、前記自動車用シートの
座部の衝突により破壊され易い部材に配設されているこ
とを特徴とする請求項１乃至８のいずれか１項に記載の
自動車用シート装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14003698A JPH11334436A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 自動車用シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14003698A JPH11334436A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 自動車用シート装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11334436A true JPH11334436A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15259477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14003698A Pending JPH11334436A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 自動車用シート装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11334436A (ja) |
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-
1998
- 1998-05-21 JP JP14003698A patent/JPH11334436A/ja active Pending
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