JPH11333406A - 有害成分含有物の処理装置 - Google Patents

有害成分含有物の処理装置

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JPH11333406A
JPH11333406A JP10142432A JP14243298A JPH11333406A JP H11333406 A JPH11333406 A JP H11333406A JP 10142432 A JP10142432 A JP 10142432A JP 14243298 A JP14243298 A JP 14243298A JP H11333406 A JPH11333406 A JP H11333406A
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JP
Japan
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heat treatment
treatment furnace
duct
furnace
heating
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Application number
JP10142432A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kashiwagi
佳行 柏木
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP10142432A priority Critical patent/JPH11333406A/ja
Publication of JPH11333406A publication Critical patent/JPH11333406A/ja
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害成分を多量に含有する廃棄物を単一の回
転処理炉で加熱し炭化処理して排出する場合、廃棄物か
ら一旦分解ガスを発生させた後、後工程でバグフィルタ
で分解ガス中の有害成分を除去するため、分解ガス中に
は多量のタール成分が含まれており、バグフィルタの機
能を低下させる。また、分解した有害成分が加熱処理炉
内に充満し、残渣がこれを吸収するため、炭化処理物を
再利用することはできない。 【解決手段】 被処理物を第1の加熱処理炉10で加熱
処理して有害成分を分解析出し、アルカリ物質と反応さ
せた後の発生ガスを排ガス燃焼手段41で燃焼させ、こ
の高温ガスを空気供給手段42からの冷却空気でバグフ
ィルタの耐久温度以下に冷却してバグフィルタ43に送
り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害成分を含有す
る廃棄物の処理装置に関し、特に、被処理物を熱分解
(乾留)により処理した場合に発生する排ガスをバグフ
ィルタで清浄化する際、排ガスを一旦排ガス燃焼手段で
燃焼した後、バグフィルタに送り込むようにした有害成
分含有物の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミなどの一般廃棄物や産業廃棄
物、シュレッダーダスト、塩化ビニルなどの廃棄物はハ
ロゲン物質(塩素、臭素、沃素、フッ素、アスタチ
ン)、特に、塩素化合物と反応しやすいアルカリ系の添
加物を適量混合し、処理灰に塩素成分を効果的に固定化
し、更にこの処理灰を水処理することで処理灰から塩素
を除去するようにした廃棄物の処理方法が提案されてい
る(特開平9−155326号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平9−155
326号は本出願人が提案した廃棄物の処理方法である
が、被処理物が含まれている塩素とか塩素化合物と反応
しやすいアルカリ系の添加物を適量混合して、焼却では
ない熱分解手段により処理する方法であることから、発
生した塩素系ガスが発生時点で反応して排ガスの無害化
が実現されるという特徴がある。
【0004】しかし被処理物の性質は安定したものでは
なく、事前に被処理物の性質を完全に予測することは困
難である。又、被処理物にアルカリ系の物質を添加する
ことによって基本的に排ガスの無害化をはかることがで
きるものの、不完全反応などの現象によって少量の塩素
系ガス成分が排ガス中に残存することを完全に防止する
ことができないという課題が残っている。
【0005】従って排ガス中に塩素系ガスが残存するこ
とを完全に防止するには、特開平8−108026号公
報に記載されているように、加熱処理後の後工程で排ガ
スを濾布を備えたバグフィルタ装置に導入して、反応薬
剤の併用により該排ガスの無害化及び清浄化を行う手段
が必要である。
【0006】更に、乾留処理の問題点として、被処理物
から多量のタール分などの可燃成分が排ガス中に含まれ
ることになる、被処理物の性質にもよるが、プラスチッ
ク系の被処理物の場合には、多量の可燃成分を発生す
る。この可燃成分を冷却回収して油化により再利用する
ことが一部試みられている。
【0007】しかし、大規模処理施設、又は油化回収目
的に設置した特別な施設であれば、タールを油分として
回収することは可能であるが、処理量が僅かな施設(例
えば、5トン/日)の場合には、油分として回収する施
設を付加することは極めて困難である。
【0008】一方、タール分等を含む排ガスをそのまま
排出すると、煙道の内壁,又はバグフィルタの濾布に付
着して、バグフィルタの機能を低下、又は損傷したりす
ることから、施設の寿命を縮め好ましくない。
【0009】この対策として、排ガスを燃焼してタール
分等を燃焼により分解することが考えられるが、単に燃
焼しただけでは、新たにダイオキシン類を生成する可能
性があり、注意を要する。
【0010】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
もので、熱分解により発生した排ガスの無害化と、この
無害化された排ガス中に含まれるタール分等の可燃成分
を燃焼して除去し、且つ焼却により高温となった排ガス
をバグフィルタの耐久温度以下に冷却した後にバグフィ
ルタで清浄するようにしてダイオキシン類の生成を無く
するとともに施設の長寿命化を図ることを目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の発明者は、種々実
験検討の結果、次の知見を得た。
【0012】(1)塩素系ガスを含有しない無害化した
排ガスは、燃焼しても新たに有害物質を生成することが
ないこと、従って無害化した排ガスを燃焼してタール分
等の可燃成分を分解すれば、新たにダイオキシン類は生
成しないこと。
【0013】(2)排ガス燃焼の燃料としては、炭化水
素成分の少ない天然ガス(LNG)を使用することで、
ダイオキシン類の生成がないこと。即ち、石油(灯
油)、LPG=プロパン(液化石油ガス:(CH3CH2
CH3)は、炭化水素分を多量に含んでおり、燃焼によ
り、ダイオキシン類を生成しやすい。
【0014】(3)前記した本願出願人の出願にかかる
特開平9−155326号によれば、従来のアルカリ物
質を噴霧するよりも効果的に被処理物の無害化処理(残
渣、排ガス)ができること。
【0015】(4)排ガスを燃焼するとタール分等の可
燃成分が除去されフィルタの機能を低下させることは無
くなるが、高温のためそのままバグフィルタに導入する
とバグフィルタの寿命に影響を与えること。
【0016】がわかった。本発明はこれらの知見を基に
なされたものである。
【0017】本発明による課題解決の具体的手段は、一
端の供給口側から供給した被処理物を撹拌し、他端の排
出口側に移動させる手段を有する円筒体と、この円筒体
の外部から加熱する加熱手段とを備えた加熱処理炉を少
なくとも一基設けて加熱処理炉で被処理物から有害成分
を分解析出するとともに、アルカリ物質からなる処理剤
と反応させて分解反応処理を行い、この分解反応処理後
の被処理物を加熱処理炉で炭化又は灰化等の減容化処理
を行うとともに、前記分解反応処理時の発生ガスを燃焼
させる排ガス燃焼手段,該排ガス燃焼手段により燃焼さ
せたガスを空気により冷却する空気冷却手段および空気
冷却手段で冷却された排ガスを清浄化するバグフィルタ
を備え、排ガスを冷却した後、バグフィルタに導入す
る。
【0018】または、一端の供給口側から供給した被処
理物を撹拌し、且つ他端の排出口側に移動させる手段を
有する円筒体と、この円筒体の外部から加熱する加熱手
段とを備えた加熱処理炉を少なくとも二基設けて上下、
又は平面上に横置きにして配置し、一方の加熱処理炉の
排出口側と、他方の加熱処理炉の供給口側とをダクトで
連通し、一方の加熱処理炉で被処理物から有害成分を分
解析出するとともに、アルカリ物質からなる処理剤と反
応させる分解反応処理を行い、この分解反応処理後の被
処理物をダクトを介して他方の加熱処理炉に移送し、該
加熱処理炉で炭化等の減容化処理を行うようにするとと
もに、前記分解反応処理時の発生ガスを燃焼させる排ガ
ス燃焼手段,該排ガス燃焼手段により燃焼させたガスを
空気により冷却する空気冷却手段および空気冷却手段に
よって冷却された排ガスを清浄化するバグフィルタを備
えて排ガスを冷却した後、バグフィルタ等に導入する。
【0019】上記の分解反応工程で添加するアルカリ物
質は、ハロゲン物質と反応して無害な塩化物を生成す
る、アルカリ金属(Na,Kなど)、アルカリ土類金属
(Ca,Sr,Ba,Ra)、アルカリ土類金属化合物
(石灰,消石灰,炭酸カルシウム,ドロマイドなど)に
含まれる物質の中から、少なくとも1種類を選択するこ
とを好適とする。
【0020】また、分解反応工程は、被処理物を乾燥す
る乾燥工程を経た後、塩化物生成工程に移るようにして
もよい。この2つの工程は、同一加熱処理炉で行っても
良いし、また別々の加熱処理炉で行っても良い。
【0021】また、上記の加熱処理炉を少なくとも二基
設けて、一方の加熱処理炉の排出口側と、他方の加熱処
理炉の供給口側とをダクトで連通し、一方の加熱処理炉
で被処理物から有害成分を分解析出する分解処理を行
い、この有害成分析出後の被処理物を、ダクトを介して
他方の加熱処理炉に移送し、該加熱処理炉で炭化等の減
容化処理を行い、且つ、減容化した被処理物を溶解槽内
に排出し、これを脱水手段で固・液分離し、固体物は乾
燥手段で乾燥して取り出すようにする。
【0022】上記の少なくとも二基の加熱処理炉は、上
下に横置きにして配置し、上部側の加熱処理炉の排出口
側と下部側の加熱処理炉の供給口側とをダクトで連通
し、上部側に配置した加熱処理炉で被処理物から有害成
分を分解析出する分解処理を行い、下部側に配置した加
熱処理炉で有害成分を除去した被処理物を減容化する減
容化処理を行う。
【0023】また、上部および下部の加熱処理炉は、ダ
クトの一方の側面に略平行に、又はダクトを挟んで両側
に配置する。
【0024】上記の分解処理する加熱処理炉は複数(少
なくとも二基)設けることもできる。
【0025】この場合は夫々の排出口と、減容化処理す
る加熱処理炉の供給口とをダクトで連通する。
【0026】また、分解処理する複数の熱処理炉は、ダ
クトを挟んだ両側又はダクトの一方の側面側のいずれに
配置してもよい。
【0027】上記の減容化処理する加熱処理炉も複数
(少なくも二基)設けることができる。
【0028】この場合は夫々の供給口と、分解処理する
加熱処理炉の排出口とをダクトで連通する。
【0029】また、この複数の減容化処理する加熱処理
炉は、ダクトを挟んだ両側又はダクトの一方の側面側に
平行に配置する。
【0030】また、減容化処理する第1および第2の加
熱処理炉を二基設けた場合は、第1の加熱処理炉の排出
口と第2の加熱処理炉の供給口とをダクトで連通すると
ともに第1の加熱処理炉の供給口を、分解処理する加熱
処理炉の排出口と連通する。
【0031】各加熱処理炉は、ダクトを被処理物が流下
可能に立設し、その上部に分解処理する加熱処理炉を横
置きにして設置し、下部に減容化処理する加熱処理炉を
横置きにして配置する。
【0032】また、分解処理する加熱処理炉の前処理と
して、被処理物から水分を除去する乾燥処理を施す場合
は、同一加熱処理内で行っても良いが、別の加熱処理炉
で行う場合は、乾燥処理,分解処理および減容化処理す
る各加熱処理炉を、夫々横置きにして上下に順次配置
し、乾燥処理する加熱処理炉の排出口と分解処理する加
熱処理炉の供給口とをダクトで連通し、該分解処理する
加熱処理炉の排出口と減容化処理する加熱処理炉の供給
とを他のダクトで連通するようにする。
【0033】乾燥処理は100℃〜200℃の温度で加
熱し、被処理物に付着している水分(H2O)を除去す
る。
【0034】分解処理の加熱温度は、被処理物からハロ
ゲン物質等が分解析出する温度で、被処理物が炭化する
に至らない温度、例えば、200℃〜350℃である。
【0035】また、減容化処理は、被処理物を炭化又は
灰化する工程で、被処理物が炭化、又は灰化する温度で
加熱処理する。被処理物は一般的に350℃〜700℃
で炭化し、800℃以上で灰化する。
【0036】この減容化処理した被処理物は溶解槽に排
出され、次の工程の脱水手段で固・液分離され固体物は
乾燥手段で乾燥され、炭化物、金属類等を分離回収し、
再利用を図る。
【0037】この乾燥手段には、加熱処理炉で加熱に使
用された熱ガスを利用することができる。
【0038】加熱処理炉の加熱手段は、円筒体を包囲す
る加熱コイル(抵抗体又は誘導加熱)で形成し、通電に
より加熱するか、又は、円筒体を包囲する加熱筒(ガス
ダクト)を設け、この加熱筒内に熱ガスを導入して加熱
するか、あるいは、この両方の加熱手段を併用する。
【0039】円筒体は必ずしも回転自在とする必要はな
く、固定して内部に被処理物を移送する手段(スクリュ
ー等)を設けてもよいが、回転自在とするときは、円筒
体の外周に従動歯車を設けて、従動歯車をモータで回転
駆動する。また、上下に設置した加熱処理炉の各円筒体
の外周に従動歯車を設け、これら両方の従動歯車を共通
のモータで回転駆動する。
【0040】このような処理装置により、減容化した被
処理物の無害化が実現できる。
【0041】このように、被処理物にアルカリ系の物質
を添加して加熱処理することによって基本的に残渣と排
ガスの無害化をはかることができるものの、しかし被処
理物の性質は安定したものではなく、事前に被処理物の
性質を完全に予測することは困難である。従って、被処
理物の性質によっては、不完全反応などの現象によって
少量の塩素系ガス成分が排ガス中に残存する場合があ
る。
【0042】そこで、分解反応処理により発生した排ガ
スを、従来から行われているバグフィルタに導入して処
理剤と反応させてより完全な無害化処理を行う。
【0043】このとき、排ガス中にはタール等の可燃成
分が多量に含まれているので、前述のように排ガス燃焼
手段で燃焼した後、更に、常温の空気又は冷却した空気
を排ガスと共にバグフィルタに送り込み、バグフィルタ
の耐久温度以下とすることによってバグフィルタの機能
の低下及び寿命の延命を図るものである。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。本発明は上記のように、有害成分を
含有する被処理物を加熱処理する際、被処理物から有害
成分を分解析出し、この有害成分を分解析出した後の被
処理物を炭化処理等により減容化するようにするととも
に、分解反応処理時の発生ガスを燃焼させる排ガス燃焼
手段及び燃焼させた高温のガスをバグフィルタの耐久温
度以下に下げる冷却手段をを設けたことに特徴を有す
る。図1は加熱処理炉を2基設置した場合における実施
の形態の概念図、図2は円筒体の断面図である。
【0045】図1において、10は第1の加熱処理炉、
20は第2の加熱処理炉を示す。第1の加熱処理炉10
は、内部に被処理物を撹拌しながら移動させる羽根S
(図2参照)を有する回転自在の円筒体11と、該円筒
体11の外周にガスダクトを形成し熱ガスを導入して円
筒体11を加熱する加熱筒12と、円筒体11の一方の
端部に設けられ、被処理物を円筒体11内に供給する供
給口13と、円筒体11の他方の端部に設けられた排出
口14とで構成され、この円筒体11は回転駆動手段1
5によって回転駆動される。回転駆動手段15は駆動用
モータ15a、駆動歯車15b,円筒体11に設けられ
た従動歯車15cから成る。
【0046】16は供給口13側を包囲する供給側ダク
ト、17は排出口14側を包囲する排出側ダクトで、必
要に応じて追加処理剤Smを噴霧投入できるようにして
ある。18は加熱コイル(誘導加熱又は抵抗体)で、加
熱筒12の両側の円筒体11の外周に、円筒体11とは
非接触で且つ近接して設けられ、加熱筒12と共に加熱
手段を構成する。
【0047】なお、図中19はセンサ装着装置、Pは動
的シール(メカニカルシール)を示している。
【0048】第2の加熱処理炉20は、前記の第1の加
熱処理炉10とは基本的構成は同じである。よって、同
一又は相当部分には20の次の一桁を同じ数字とし(例
えば、21は円筒体、22は加熱筒、29はセンサ装着
装置)説明を省略する。
【0049】30はホッパで、被処理物とアルカリ物質
からなる処理剤とを混合して投入し、該被処理物を開閉
バルブ(開閉扉)31を介して円筒体11の供給口13
から円筒体11内に供給する。被処理物としては、一般
廃棄物,産業廃棄物等の固形物や灰類,汚泥いずれでも
よい。
【0050】また、このホッパ30は、破砕機能と処理
剤の混合機能を持たせ、固形物を破砕しながら処理剤と
混合してもよいし、また、あらかじめ破砕した被処理物
と処理剤とを混合して投入してもよい。
【0051】第1の加熱処理炉10の円筒体11と、第
2の加熱処理炉20の円筒体21とは上下方向に配設さ
れ、円筒体11の排出側ダクト17と円筒体21の供給
口23とは、開閉バルブ(開閉扉)32を介して連通さ
れ、また、第2の加熱処理炉20の円筒体21の排出側
ダクト27は開閉バルブ(開閉トビラ)33を介して溶
解槽34に連通し、加熱処理後の炭化物又は処理灰を排
出する。
【0052】35は燃焼装置で、例えばLNGを燃焼さ
せる場合はLNGタンク36からのLNGを燃焼して熱
ガスを発生させる。この熱ガスは円筒体21の外周に設
けた加熱筒22内に供給され円筒体21を加熱した後、
連絡管37を介して円筒体11の加熱筒12内に送入
し、この円筒体11を加熱した後、排出管38を介して
乾燥手段39に送出して、乾燥手段の熱として利用した
後、管路40を介して排ガス燃焼手段41に送り込まれ
る。
【0053】排ガス燃焼手段41は、第1の加熱処理炉
10の排出側ダクト17,第2の加熱処理炉20の供給
側ダクト26内のガスと、燃焼装置35から送出され、
各加熱部に利用し後のガスとを燃焼させ、次工程のバグ
フィルタ43に送り込む。
【0054】この排ガス燃焼手段41では、ガス中に含
まれるタール分等の可撚成分を燃焼して除去し、且つ空
気冷却手段、例えば空気供給手段42から排ガスと共に
冷却空気(常温又は冷却した空気)を送り込み、バグフ
ィルタ43の耐久温度以下にガスを冷却してバグフィル
タ43に導入する。ここで燃焼させる燃料としては、天
然ガス(LNG)を好適とする。
【0055】バグフィルタ43は従来の公知のもので良
く、処理理剤を投入して反応処理した後、未反応の処理
剤をホッパ30に送って再利用し、排ガスは煙突44か
ら放出する。
【0056】45は脱水手段で、溶解槽34内の水溶液
を固、液分離し、固形物は乾燥手段39で乾燥した後、
炭化物ホッパ46に排出し、液体は、水処理手段47で
中和剤等により中和した後、溶解槽34に返送して、再
利用を図る。
【0057】次に一連の処理方法について説明すると、
まず、燃焼装置35でLNGを燃焼して熱ガスを発生さ
せ、加熱筒22及び12に供給する。また必要に応じて
加熱コイル18,28に交流電力を供給して円筒体2
1,11を加熱する。次に、(又は同時に)有害成分を
含有する被処理物と処理剤とを混合したもの、又は混合
しながらホッパ30から第1の加熱処理炉10の円筒体
11内に供給する。
【0058】この第1の加熱処理炉10での加熱処理
は、被処理物から有害成分が析出する温度と時間を事前
に調査して、被処理物の性質を把握し、この調査結果を
十分にカバーできる温度(200℃〜350℃)と時間
で処理する。
【0059】なお、この時間と温度は、加熱処理炉の状
態(大きさ、加熱手段などの炉に依存する条件)、処理
量、処理時間、処理温度などにも関係するので、事前に
調査などを十分に行っておく必要があり、またデータを
取り蓄積しておく必要がある。
【0060】また、第1の加熱処理炉での加熱は、「燃
焼、焼却」ではなく、「蒸し焼き、熱分解」での処理と
し、塩素系ガス等を被処理物から分解析出して処理剤と
反応させる。
【0061】この反応後の排ガス中には、基本的に有害
な塩素系ガスは含まれていないが、被処理物の性質は千
差万別であり、また、処理条件等により不完全反応等の
原因により、塩素成分を完全に除去できない場合も起こ
り得るので、バグフィルタを使用して完全に清浄化す
る。
【0062】バグフィルタ43に取り込む前工程とし
て、排ガス燃焼手段41でガスを燃焼してタール分等を
除去し、且つ空気供給手段42から冷却空気を送り込
み、バグフィルタ43に導入されるガスの温度がバグフ
ィルタ耐久温度以下にガスを冷却してバグフィルタ43
に送り込む。
【0063】この有害成分を析出した後の被処理物はダ
クト17,開閉バルブ32を介して第2の加熱処理炉2
0の円筒体21の供給口23に送り込まれ、ここで被処
理物が炭化する温度(紙類は350℃程度で炭化が始ま
る。)350℃〜700℃に加熱して炭化処理、又は8
00℃以上に加熱して灰化処理して減容化する。この減
容化工程の第2の加熱処理炉20内には、HCl等の有
害成分,ダイオキシン類を含む分解ガスは存在しないの
で、炭化又は灰化した被処理物にはこれを吸収すること
がない。
【0064】この減容化した被処理物と、反応後の処理
剤はダクト27、開閉バルブ33を介して溶解槽34内
に排出される。この溶解槽34内で、減容化された被処
理物,反応した後の処理剤等を水に溶解し、これを脱水
手段45で固体物と液体とを分離して、固体物は乾燥手
段39で乾燥した後、炭化物ホッパ46から取り出し、
一方、液体は水処理手段47で反応済みの処理剤を回収
し、中和剤等を注入して処理した後、溶解槽43に戻し
再利用する。
【0065】第1および第2の加熱処理炉の温度制御手
段は、次のように行われる。第1の加熱処理炉10にお
いては、第2の加熱処理炉20の加熱筒22との連絡管
37にバルブ(開閉バルブ又は3方弁)を設け、このバ
ルブの開閉制御により、又は連絡管37を複数本設けて
使用本数をバルブ開閉制御により選択する手段により熱
ガスの流量を制御し、次に、補助として加熱コイル18
に供給する交流電流、もしくは誘導加熱の場合は周波数
を制御する手段により昇温制御が行われる。これらの制
御はセンサ装着装置19に設けた温度検出用のセンサ、
又はガス成分検出用のセンサで円筒体11内の温度又は
ガス濃度を検出して行われる。又はダクト17内のHC
l等のガス濃度をガス濃度計48により検出して自動又
は手動で制御される。このとき、ダクト17内のガス濃
度が所定値より高いときは、ダクト17内に追加処理剤
Smを噴霧等により投与して残存ガスと反応させて無害
化する。
【0066】また、第2の加熱処理炉20の温度制御手
段は、上記とほぼ同じであるが、燃焼装置35によるL
NG燃焼手段の制御がメインとなり、電気加熱手段が補
助となる。これらの制御も、ダクト26,27内のHC
l濃度を計測するガス濃度計49,50およびセンサ装
着装置29内の温度センサ又はガス成分センサによる検
出信号を反映して制御する。
【0067】また、乾燥手段39の加熱は、第1および
第2の加熱処理炉10,20を加熱した後の熱ガスを利
用し、熱エネルギーの有効利用を図る。
【0068】なお、図1の実施の形態は、第1および第
2の加熱処理炉10,20内の被処理物を撹拌して移動
する手段として、図2に示すように、円筒体の中に羽根
Sを設けて円筒体自体を回転させて移動するようにした
場合であるが、必ずしも円筒体を回転させる必要はな
く、円筒体を固定し、内部の軸線方向に長いスクリュー
体を設けて、スクリュー体を外部から回転駆動するよう
にしてもよい。
【0069】また、円筒体を加熱する加熱手段は、熱ガ
スによる加熱と加熱コイルによる加熱の両方を適用した
場合について説明したが、加熱コイルによる加熱は、必
ずしも必要でない。
【0070】以上のように本発明は、加熱処理炉を少な
くとも一基設け、この加熱処理炉で被処理物から有害成
分を分解析出すると同時に処理剤と反応させ、この有害
成分を析出して反応した後の被処理物を減容化するとと
もに、分解反応処理時の発生ガス中に含まれるタール等
の可燃成分を燃焼させ、これをバグフィルタの耐久温度
以下に空気により冷却することを基本とするので、加熱
処理炉の数およびその配置の仕方は設置場所の条件等に
より任意に選定しても実現できる。その実施の形態を模
式図によって説明する。
【0071】今、有害成分を分解析出する加熱処理炉を
分解手段1とし、析出後の被処理物を減容化する加熱処
理炉を減容手段2、ダクトを3とすると、図1の処理装
置は図3のように模式化される。即ち、分解手段1およ
び減容手段2はダクト3の一方の側面の同一垂直線上の
上下に略平行に配置され、上部の分解手段1で処理した
被処理物をダクト3を介して下部の減容手段2で減容化
して排出する。なお、4は開閉度の制御可能な開閉扉
(仕切)を示している。
【0072】図4は第2の実施の形態で、分解手段1と
減容手段2とをダクト3を挟み両側に直線的に配置した
場合の模式図である。しかし、必ずしも直線的に配置す
る必要はなく、平面的に見てダクトを中心に任意の角度
で放射状に配置してもよい。
【0073】図5は第3の実施の形態で、その(A)は
側面図、(B)は正面図を示し、分解手段1と減容手段
2とはダクト3の同一側面ではあるが垂直方向をづらし
て配置した場合である。
【0074】なお、上記の各実施例の形態はダクト3が
垂直に立設した場合であるが、必ずしも垂直である必要
はなく、傾斜させてもよい。
【0075】図6は第4の実施の形態の模式図で、分解
手段1と減容手段2とを同一平面上に設置した場合で、
この場合はダクト3内にスクリュー体又はコンベヤ等の
被処理物を移送する移送手段を設ける。
【0076】以上は分解手段1および減容手段2を各一
基設置した場合であるが分解手段を二基設置する場合
は、図7,図8に例示する配置がある。
【0077】即ち、図7は第5の実施の形態の模式図
で、分解手段1,1′の二基をダクト3を挟んだ両側に
配置した場合、図8は第6の実施の形態で、その(A)
は側面図、(B)は正面図を示し、ダクト3を立設(直
立又は傾斜して)し、その上部の同一側面に分解手段
1,1′を横置きに配置し、減容手段2はダクトの下部
に横置きに設置した場合である。
【0078】次に、減容手段2を二基設置する場合は、
減容手段をダクトの同一側面に二基配置する他、図9お
よび図10に例示する配置がある。
【0079】即ち、図9は第7の実施の形態の模式図の
正面図を示し、ダクト3を立設(直立又は傾斜して)
し、その上部の一面側に分解手段1を横置きに設置し、
第1及び第2の減容手段2,2′は下部にダクト3を挾
んでダクトの両側に横置きに配置し、いずれか一方を選
択的(非連続)に使用する場合である。
【0080】図10は第8の実施の形態の模式図の正面
図を示し、分解手段1の排出口側と第1の減容手段2の
供給口側をダクト3で連通し、また、第1の減容手段2
の排出口側と第2の減容手段2′の供給口側とをダクト
3′で連通して、第1の減容手段2で炭化し、この炭化
物の中から金属類を回収し、残りの残渣を第2の減容手
段2′で灰化して排出するようにし、減容手段を連続的
に使用する場合である。
【0081】また、分解手段1の前工程として乾燥手段
5を設置する場合は、図11〜図13に例示する配置が
ある。
【0082】即ち、図11は、第9の実施の形態の正面
図で、乾燥手段5と分解手段1および減容手段2とを横
置きにして上下に順次配置し、乾燥手段5の排出口と分
解手段1の供給口とをダクト3′で連通し、また、分解
手段1の排出口と減容手段2の供給口とをダクト3で連
通し、乾燥手段の供給口から被処理物を供給し、減容手
段2の排出口から炭化等により減容化した被処理物を排
出する。
【0083】図12は第10の実施の形態の模式図の正
面図で、第9の実施の形態に乾燥手段5,5′の二基設
け、両乾燥手段で乾燥して分解手段1に供給する場合で
ある。
【0084】図13は第11の実施の形態の模式図の正
面図で、分解手段1と減容手段2とはダクト3の同一側
面に配置し、乾燥手段5はダクト3′を挟んだ分解手段
の反対側に設置した場合である。
【0085】なお、上記の各実施の形態は、ダクトを立
設(垂直又は傾斜して)し、各処理手段を上下に配置
し、各処理手段間の被処理物の移動を流下により行う場
合であるが、必ずしも上下に配置する必要はなく、設置
場所の条件等によっては、平面的に配置してもよい。但
し、この場合は、ダクト内に被処理物を移送させる移送
手段(例えば回転駆動されるスクリュー)を設ける必要
がある。
【0086】
【発明の効果】本発明は以上のように、加熱処理炉で被
処理物の含有する有害成分を分解析出すると同時にアル
カリ物質と反応させて無害な塩化物を生成することで排
ガスと残渣の無害化を図り、且つ、被処理物の性質によ
り不完全反応が生じた場合でもバグフィルタで完全な無
害化が実現できる。更にこの排ガスをバグフィルタで清
浄化する際、可燃成分を燃焼させるとともに、冷却空気
でバグフィルタの耐久温度以下に下げるようにしたの
で、バグフィルタにタール分が付着したり、また高温で
加熱することがないため、バグフィルタの機能を低下さ
せたり、またバグフィルタを損傷させることがない。
【0087】また、冷却手段は常温の空気又は冷却した
空気を送風機等で排ガスと共に送り込むことで行われる
ので、特別な設備を必要としない。
【0088】また、有害成分分解析出後の被処理物を加
熱して減容化するようにしたので、減容化の過程では、
残渣と有害成分に起因して生成されるダイオキシン類と
は共存することがないので、ダイオキシン類が残渣(炭
化物、灰類)に吸着混入することはない。よって残渣の
無害化が実現でき、残渣から金属,炭化物を取り出して
再利用できる等、環境上好ましい廃棄物処理が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の廃棄物処理設備の概念
図。
【図2】円筒体の断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の模式図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の模式図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の模式図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の模式図。
【図7】本発明の第5の実施の形態の模式図。
【図8】本発明の第6の実施の形態の模式図。
【図9】本発明の第7の実施の形態の模式図。
【図10】本発明の第8の実施の形態の模式図。
【図11】本発明の第9の実施の形態の模式図。
【図12】本発明の第10の実施の形態の模式図。
【図13】本発明の第11の実施の形態の模式図。
【符号の説明】
1…分解手段 2…減容手段 3…ダクト 4…開閉扉 5…乾燥手段 10,20…加熱処理炉 11,21…円筒体 12,22…加熱筒 13,23…供給口 14,24…排出口 15,25…回転駆動手段 16,26…供給側ダクト 17,27…排出側ダクト 18,28…加熱コイル 19,29…センサ装着装置 30…ホッパ 31,32,33…開閉バルブ 34…溶解槽 35…燃焼装置 36…LNGタンク 37…連絡管 38…排出管 39…乾燥手段 40…管路 41…排ガス燃焼手段 42…空気供給手段 43…バグフィルタ 44…煙突 45…脱水手段 46…炭化物ホッパ 47…水処理手段 48,49,50…ガス濃度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/14 B09B 3/00 ZAB 304H

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端の供給口側から供給した被処理物を
    撹拌し、他端の排出口側に移動させる手段を有する円筒
    体と、この円筒体の外部から加熱する加熱手段とを備え
    た加熱処理炉を少なくとも一基設けて加熱処理炉で被処
    理物から有害成分を分解析出するとともにアルカリ物質
    からなる処理剤と反応させて分解反応処理を行い、この
    分解反応処理後の被処理物を加熱処理炉で炭化又は灰化
    等の減容化処理を行うとともに、前記分解反応処理時の
    発生ガスを燃焼させる排ガス燃焼手段,該排ガス燃焼手
    段により燃焼させたガスを空気により冷却する空気冷却
    手段および空気冷却手段によって冷却された排ガスを清
    浄化するバグフィルタを備えことを特徴とする有害成分
    含有物の処理装置。
  2. 【請求項2】 一端の供給口側から供給した被処理物を
    撹拌し、且つ他端の排出口側に移動させる手段を有する
    円筒体と、この円筒体の外部から加熱する加熱手段とを
    備えた加熱処理炉を少なくとも二基設けて上下、又は平
    面上に横置きにして配置し、一方の加熱処理炉の排出口
    側と、他方の加熱処理炉の供給口側とをダクトで連通
    し、一方の加熱処理炉で被処理物から有害成分を分解析
    出するとともにアルカリ物質からなる処理剤と反応させ
    る分解反応処理を行い、この分解反応処理後の被処理物
    をダクトを介して他方の加熱処理炉に移送し、該加熱処
    理炉で炭化等の減容化処理を行うようにするとともに、
    前記分解反応処理時の発生ガスを燃焼させる排ガス燃焼
    手段,該排ガス燃焼手段により燃焼させたガスを空気に
    より冷却する空気冷却手段および空気冷却手段によって
    冷却された排ガスを清浄するバグフィルタを備えたこと
    を特徴とする有害成分含有物の処理装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも二基の加熱処理炉は、上下に
    横置きにして配置し、上部側の加熱処理炉の排出口側と
    下部側の加熱処理炉の供給口側とをダクトで連通し、上
    部側に配置した加熱処理炉で被処理物から有害成分を分
    解析出する分解処理を行い、下部側に配置した加熱処理
    炉で有害成分を除去した被処理物を減容化する減容化処
    理を行うことを特徴とする請求項2記載の有害成分含有
    物の処理装置。
  4. 【請求項4】 上部および下部の加熱処理炉は、ダクト
    の一方の側面に略平行に、又はダクトを挟んで両側に配
    置したことを特徴とする請求項2又は3記載の有害成分
    含有物の処理装置。
  5. 【請求項5】 分解処理する加熱処理炉は、少なくとも
    二基設けて夫々の排出口と、減容化処理する加熱処理炉
    の供給口とをダクトで連通したことを特徴とする請求項
    1,2,3,4のいずれか1項に記載の有害成分含有物
    の処理装置。
  6. 【請求項6】 分解処理する複数の加熱処理炉は、ダク
    トを挟んだ両側又はダクトの一方の側面側に配置したこ
    とを特徴とする請求項5記載の有害成分含有物の処理装
    置。
  7. 【請求項7】 減容化処理する加熱処理炉は、少なくと
    も二基設けて夫々の供給口と、分解処理する加熱処理炉
    の排出口とをダクトで連通したことを特徴とする請求項
    2,3,4のいずれか1項に記載の有害成分含有物の処
    理装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも二基設けた減容化処理する加
    熱処理炉は、ダクトを挟んだ両側又はダクトの一方の側
    面側に平行に配置したことを特徴とする請求項7記載の
    有害成分含有物の処理装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも二基設けた減容化処理する第
    1および第2の加熱処理炉は、第1の加熱処理炉の排出
    口と、第2の加熱処理炉の供給口とをダクトで連通する
    とともに第1の加熱処理炉の供給口を分解処理する加熱
    処理炉の排出口と連通したことを特徴とする請求項7,
    8のいずれか1項に記載の有害成分含有物の処理装置。
  10. 【請求項10】 ダクトは被処理物が流下可能に立設
    し、その上部に分解処理する加熱処理炉を横置きにして
    設置し、下部に減容化処理する加熱処理炉を横置きにし
    て配置したことを特徴とする請求項2ないし9のいずれ
    か1項に記載の有害成分含有物の処理装置。
  11. 【請求項11】 分解処理する加熱処理炉に供給する被
    処理物を乾燥させる加熱処理炉を設けたことを特徴とす
    る請求項1,2,3,4,5,6,9,10のいずれか
    1項に記載の有害成分含有物の処理装置。
  12. 【請求項12】 乾燥処理,分解処理および減容化処理
    する各加熱処理炉を、夫々横置きにして上下に順次配置
    し、乾燥処理する加熱処理炉の排出口と分解処理する加
    熱処理炉の供給口とをダクトで連通し、該分解処理する
    加熱処理炉の排出口と減容化処理する加熱処理炉の供給
    口とを他のダクトで連通したことを特徴とする請求項1
    1記載の有害成分含有物の処理装置。
  13. 【請求項13】 処理剤としてのアルカリ物質は、ハロ
    ゲン物質と反応して無害な塩化物を生成するアルカリ金
    属,アルカリ土類金属,アルカリ土類金属化合物に含ま
    れる物質の中から少なくとも1種類を選択することを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5,6,9,10,1
    1,12のいずれか1項に記載の有害成分含有物の処理
    装置。
JP10142432A 1998-05-25 1998-05-25 有害成分含有物の処理装置 Withdrawn JPH11333406A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186098A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Sumitomo Heavy Ind Ltd 燃焼装置及び燃焼装置の運転方法

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