JPH11333344A - レジスト塗布装置 - Google Patents

レジスト塗布装置

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JPH11333344A
JPH11333344A JP14456798A JP14456798A JPH11333344A JP H11333344 A JPH11333344 A JP H11333344A JP 14456798 A JP14456798 A JP 14456798A JP 14456798 A JP14456798 A JP 14456798A JP H11333344 A JPH11333344 A JP H11333344A
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JP
Japan
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tank
resist
substrate
liquid resist
liquid
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Withdrawn
Application number
JP14456798A
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English (en)
Inventor
Noboru Abe
昇 阿部
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に異物が付着することなく、液体レジス
トを均一に塗布することができるレジスト塗布装置を提
供する。 【解決手段】 底部が凹湾曲面に形成された浸漬槽1
と、液体レジストの粘度を調節するコントロール槽2
と、濾過装置6を介して液体レジストをコントロール槽
2から浸漬槽1に移送する液体レジスト投入配管7と、
浸漬槽1からコントロール槽2へ液体レジストとを移送
する液体レジストリターン配管8を具備する。これによ
り、浸漬槽1の底面には液溜まりを起こしにくく、浸漬
槽1内のレジストの均一性が保持され、液体レジストを
基板に均一に塗布することができると共に、濾過装置6
を通して異物を除去することができるものであり、基板
に異物が付着することを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状レジストを基
板の表面に付着させるためのレジスト塗布装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子回路などで用いられるプリント配線
用の基板は、ガラス布基材積層板又は樹脂フィルム等の
絶縁体に銅箔などの金属箔を積層した板材として形成さ
れる。
【0003】また、基板の金属表面上に回路を形成させ
るためには、通常エッチング法が用いられる。
【0004】エッチング法では、まず基板の金属箔表面
全体に光レジスト層を形成させる。光レジストは、特定
の波長の光にさらすと、ある種の溶剤(現像液)に対し
て不溶になるという性質を有する薄い塗膜である。基板
上の光レジストに回路パターンに合わせて露光を行った
後、露光されていない部分を現像液により溶解させ、回
路パターンを有する光レジストが基板の金属箔表面上に
形成される。
【0005】次にエッチング工程を行う。上記の光レジ
ストの回路パターンが銅表面に形成された基板をエッチ
ング液に浸漬する。エッチング液は銅などの金属箔を溶
解するが、光レジストは溶解しないので、光レジストで
保護された部分の金属箔のみ基板表面に残存し、銅など
の金属箔で回路パターンが形成される。
【0006】最後に、銅の回路パターン上の光レジスト
を除去して、回路の形成されたプリントが形成される。
【0007】ここで、光レジスト層を基板の銅表面上に
形成させる方法としては、光レジストのドライフィルム
を積層する方法、又は光レジストを溶剤に溶解させた液
体レジストに基板を浸漬した後に引き上げて乾燥して光
レジストを塗布する方法などがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液体レジスト
に基板を浸漬する方法では、液体レジストに異物が混入
したり、液体レジスト浸漬中に気泡などが発生すると、
これらの異物や気泡がレジスト浸漬中の基板に付着する
ことがある。この場合、異物や気泡部分に十分なレジス
トが塗布されず、回路部分の保護に欠損を生じ、回路を
形成したときにその部分が断線となるという問題が生じ
るものであった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、基板に異物が付着することなく、液体レジストを
均一に塗布することができるレジスト塗布装置を提供す
ることを目的とするものであり、また基板に気泡が付着
することなく液体レジストを塗布することができるレジ
スト塗布装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレジスト塗
布装置は、底部が凹湾曲面に形成されると共に、その最
下端に排出口4を備えて形成され、縱向きに吊り下げら
れた基板を浸漬処理する液体レジストが貯蔵される浸漬
槽1と、液体レジストの粘度を調節するコントロール槽
2と、浸漬槽1の上面の開口縁5の外周に配置され、浸
漬槽1から溢れ出た液体レジストを受けるオーバーフロ
ー槽3と、一端がコントロール槽2に接続し、濾過装置
6を介して他端が浸漬槽1内に突出して、液体レジスト
をコントロール槽2から浸漬槽1に移送する液体レジス
ト投入配管7と、一端が浸漬槽1のオーバーフロー槽3
に接続し他端がコントロール槽2に接続して、浸漬槽1
からコントロール槽2へ液体レジストとを移送する液体
レジストリターン配管8を具備して成ることを特徴とす
るものである。
【0011】本願の請求項2に係るレジスト塗布装置
は、一端が浸漬槽1の最下端の排出口4に接続され、濾
過装置6を介して他端が液体レジスト投入配管7に接続
する槽内循環配管9を具備して成ることを特徴とするも
のである。
【0012】本願の請求項3に係るレジスト塗布装置
は、液体レジスト投入配管7が脱気装置10を経路内に
具備し、及びコントロール槽2が槽内部を減圧するため
の真空ポンプ11を具備して成ることを特徴とするもの
である。
【0013】本願の請求項4に係るレジスト塗布装置
は、オーバーフロー槽3内の浸漬槽1の上面の開口縁5
の上端に外側下方へ屈曲された立ち上げ板12を延出し
て設けて成ることを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項5に係るレジスト塗布装置
は、液体レジスト投入配管7に接続される液体レジスト
投入ノズル13を設け、液体レジスト出口14を液体レ
ジスト投入ノズル13に下方を向けて開口させて形成し
て成ることを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項6に係るレジスト塗布装置
は、縱向きに吊り下げて浸漬される基板15の面と平行
になるように浸漬槽1内における液体レジスト投入ノズ
ル13を配置して成ることを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項7に係るレジスト塗布装置
は、縱向きに吊り下げて浸漬される基板15の面と垂直
になるようオーバーフロー槽3を配置して成ることを特
徴とするものである。
【0017】本願の請求項8に係るレジスト塗布装置
は、基板15を縱向きに吊り下げ支持すると共に、基板
15を下降させて浸漬槽1に浸漬させた後に、基板15
を上昇させて浸漬槽1から引き上げる基板15の引き上
げの際に、基板15の下端を浸漬槽1中の液体レジスト
の液面において一定時間保持する基板昇降装置16を具
備して成ることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態の一例を示す
ものである。
【0020】図1の装置は、溢れ出た液体レジストを受
けるオーバーフロー槽3を備えた浸漬槽1と、液体レジ
ストの粘度を調節するコントロール槽2との2つの槽及
びそれらの槽を繋ぐ配管からなる。
【0021】コントロール槽2には、層内の液体レジス
トの粘度を均一にするための数枚の攪拌翼17、攪拌翼
17を回転させるモーター18、レジストを溶解させる
溶剤の入った溶剤タンク19と、一端が溶剤タンク19
に接続し、他端がコントロール槽2に接続する溶剤投入
配管20と、溶剤投入配管20の途中に設けられる溶剤
タンク弁21及び流量計22と、コントロール槽2内の
脱気を行う真空ポンプ11と、真空ポンプ11とコント
ロール槽2とを繋ぐ真空ポンプ排気管31と、コントロ
ール槽2の底部にある排出口24とが具備される。
【0022】コントロール槽2内は真空ポンプ11によ
り減圧され、液体レジスト中に溶解している空気等の気
体は脱気され、気泡の発生を押さえることができる。
【0023】コントロール槽2の排出口24に一端が接
続される液体レジスト投入配管7の他端が、その経路内
に排出口24側から弁101、弁102、ポンプ27、
脱気装置10、第一フィルター28及び第二フィルター
29からなる濾過装置6、弁103、逆止め弁104を
この順番に備えて浸漬槽1内の液体レジスト投入ノズル
13に接続している。
【0024】コントロール槽2の真空ポンプ11と同様
に、脱気装置10により液体レジスト投入配管7内を移
送される液体レジストの脱気を行い、気泡の発生を押さ
えることができる。
【0025】弁101と弁102との間において液体レ
ジスト投入配管7から粘調計用配管26が分岐し、弁1
05、ポンプ33、粘調計34を介してコントロール槽
2に戻って接続している。
【0026】コントロール槽2内の液体レジストの粘度
は粘調計34により計測され、必要に応じて弁21を開
いて溶剤タンク19より溶剤を投入し、液体レジストの
粘度を調整することができる。
【0027】浸漬槽1の上面の開口縁5の外周には、浸
漬槽1から溢れ出た液体レジストを受けるオーバーフロ
ー槽3が配置される。また、浸漬槽1内には液体レジス
ト投入配管7に接続された液体レジスト投入ノズル13
が設置され、この液体レジスト投入ノズル13の下方に
設けられる液体レジスト出口14より液体レジストが浸
漬槽1内に注入される。
【0028】浸漬槽1は、その底部に排出口4を有す
る。また、一端を排出口4に接続し、その経路内にポン
プ37と、フィルター36と、弁106と、逆止め弁1
07を備え、液体レジスト投入配管7に備わる逆止め弁
104と、液体レジスト投入配管7が液体レジスト投入
ノズル13に接続する位置との間において液体レジスト
投入配管7と接続する槽内循環配管9が設けられる。槽
内循環配管9では、浸漬槽1の底部から排出される液体
レジストをポンプ37によりフィルター36に通した
後、液体レジストを循環させることにより浸漬槽1の底
部に沈殿する異物を除去することができる。
【0029】浸漬槽1の開口縁5から溢れ出た液体レジ
ストはオーバーフロー槽3で受けられ、オーバーフロー
槽3の底部から発し、コントロール槽タンクに至る液体
レジストリターン配管8を通ってコントロール槽に返さ
れるようになっている。
【0030】図2は、本発明で用いられる浸漬槽の一例
を示す。図2(a)に示すように、この浸漬槽1は角が
付かず丸みを帯びるように底部が凹湾曲面に形成される
と共に、その最下端に排出口4を備えて形成され、縱向
きに吊り下げられた数枚の基板15を浸漬処理すること
ができるようになっている。図2(b)(c)に示すよ
うに、基板15の面と垂直な方向の浸漬槽1の開口縁5
には、浸漬槽1から溢れ出た液体レジストを受けるオー
バーフロー槽3が配置される。オーバーフロー槽3の底
は液体レジストリターン配管8に繋がっている。
【0031】また上記のように、液体レジスト投入ノズ
ル13の液体レジスト出口14が下方に向けて設けられ
ているため、投入される液体レジストの流れを浸漬槽1
中の基板15に直接当たることをなくすことができる。
【0032】図2(c)に示すように、液体レジスト投
入配管7は浸漬槽1の手前で2本に分かれ、浸漬槽1の
壁を貫通して浸漬槽1の内部において浸漬される基板1
5の面と垂直方向に延出している。浸漬槽1内の2本の
液体レジスト投入配管7からは、基板15の面と平行に
伸びている液体レジスト投入ノズル13a、13bが3
本ずつ等間隔で向かい合うように延出している。向かい
合っている液体レジスト投入ノズル13a及び13b
は、1本ずつ交互に並んだ状態で配置される。各液体レ
ジスト投入ノズル13a及び13bには、下向きに液体
レジスト出口14が数カ所開口されている。
【0033】以上のように図2の浸漬槽1においては、
基板15の面と垂直な方向にオーバーフロー槽3が配置
され、液体レジスト投入ノズル13a、13bが基板1
5の面と平行に延出しており、さらに各液体レジスト投
入ノズル13a及び13bに設けられた液体レジスト出
口14が下向きに開口していることにより、浸漬槽1内
において液体レジストの層流が発生することを防ぐこと
ができるものである。この結果、浸漬槽1内において液
体レジストの層流により引き起こされる、引き上げ時に
基板15同志が接触したり、基板15に均一に液体レジ
ストが塗布されないことなどを防ぐことができるもので
ある。
【0034】図3は、本発明の実施の形態の別の例を示
すものである。
【0035】図3の装置は、浸漬槽1から溢れ出た液体
レジストを受けるオーバーフロー槽3を備えた浸漬槽1
と、液体レジストの粘度を調節するコントロール槽2と
の2つの槽及びそれらの槽を繋ぐ配管からなる。
【0036】コントロール槽2には、層内の液体レジス
トの粘度を均一にするための攪拌翼17、攪拌翼17を
回転させるモーター18、レジストを溶解させる溶剤が
投入される溶剤投入配管20と、レジスト原液が投入さ
れる弁108、ポンプ30、弁109の備わったレジス
ト原液投入管23、レジストコントロール槽2内の脱気
を行う真空ポンプ11と、真空ポンプ11とコントロー
ル槽2とを繋ぐ真空ポンプ排気管31と、コントロール
槽2の底部にある排出口24と、粘調計34に繋がる排
出口25と、下部に設けられるサンプル採取管26及び
サンプル採取弁109とが具備される。
【0037】粘調計用配管26は、一端が排出口25に
接続し、弁110、弁111、ポンプ33、弁112、
粘調計34を排出口42からこの順番に介してコントロ
ール槽2に戻って接続している。
【0038】コントロール槽2内の液体レジストの粘度
は粘調計34により計測され、必要に応じて溶剤用配管
20より溶剤を投入するか又は弁108及び109を開
いてレジスト原液を投入して液体レジストの粘度を調整
することができる。
【0039】液体レジスト投入配管7は、コントロール
槽2の排出口24から一端を発し、他端が浸漬槽1内の
液体レジスト投入ノズル13に接続している。液体レジ
スト投入配管7を排出口24側から説明すると以下のよ
うになる。その経路内に弁113、弁114、脱気装置
10、エアードポンプ等のポンプ27、弁115が設け
られている。さらに、液体レジスト投入配管7は2本に
分岐し、その2本のそれぞれに弁116、10μの孔径
の第一フィルター28、1μの孔径の第二フィルター2
9、弁117をこの順番に備え、2本に分岐した液体レ
ジスト投入配管7は再び合流し、浸漬槽1内の液体レジ
スト投入ノズル13に接続している。
【0040】浸漬槽1の上面の開口縁5の外周には、浸
漬槽1から溢れ出た液体レジストを受けるオーバーフロ
ー槽3が配置される。浸漬槽1の上面の開口縁5には、
外側に屈曲されて断面が逆U字型をした立ち下げ板45
を備えている。浸漬槽1から溢れ出た液体レジストが立
ち下げ板45に沿って流れて立ち下げ板45の下端から
オーバーフロー槽3に送られることにより、通常の開口
縁を乗り越えて浸漬槽1から流れ出す場合よりも空気を
巻き込みにくく気泡の発生を少なくすることができる。
【0041】浸漬槽1内には液体レジスト投入配管7に
接続された液体レジスト投入ノズル13が設置され、こ
の液体レジスト投入ノズル13において下方に向けて開
口された液体レジスト出口14より液体レジストが浸漬
槽1内に注入される。
【0042】浸漬槽1から溢れ出た液体レジストはオー
バーフロー槽3で受けられ、オーバーフロー槽3の底部
から発し、コントロール槽2に至る液体レジストリター
ン配管8を通ってコントロール槽2に返されるようにな
っている。液体レジストリターン配管8は浸漬室46を
出てすぐに2本に分岐し、その2本のそれぞれに弁11
9、10μの孔径の第一フィルター28、1μの孔径の
第二フィルター29、弁120をこの順番に備え、2本
に分岐した液体レジストリターン配管7は再び合流し、
弁121、ポンプ40、弁122を介してコントロール
槽2に接続する。
【0043】浸漬槽1は、その底部に排出口4を有す
る。排出口4は弁118を備え、そこから液体レジスト
を排出することができる。
【0044】浸漬槽1は、浸漬室46内に設置される。
一端が給気ブロワー48と接続している給気管49が、
浸漬室46の上面に接するフィルター47を介して浸漬
室46と接続している。さらに、浸漬室46の床近くの
下部より排気管50が浸漬室46の外部へ延出してい
る。排気管50は、浸漬室46に接続する端部と逆の端
部において排気ブロアー51と接続している。浸漬室4
6は、給気管49及び排気管50と接続する部分を除い
て密閉されたものとなっている。
【0045】給気ブロワー48により浸漬室46上部に
ある給気管49から供給される空気は、浸漬室46に入
る前にフィルター47により異物等が除去される。浸漬
室46内の空気は、排気ブロアー51を作動させて浸漬
室46下部にある排気管50より排出されるため、浸漬
室46内には上から下への空気の流れが作られている。
そのため床部41に溜まった粉塵等が上方への飛散する
ことを抑えることができるようになっている。
【0046】浸漬室46内の浸漬槽1の上方において数
個の基板吊り具52が基板15の上端を係止して基板1
5を縱に吊り下げている。各基板15は各基板面が平行
になるように基板吊り具52により吊り下げられてい
る。基板吊り具52は、昇降板55に接続しており、さ
らに昇降板55にはネジ穴56が設けられている。ネジ
穴56には、ネジ穴56に合わせたネジ山が切ってある
ネジ棒57が貫通し、さらに、ネジ棒57は、サーボモ
ーター53と接続している。ネジ穴56と基板吊り具5
2の間隔は十分なものとし、異物の発生場所となりやす
いネジ穴56やネジ棒57を浸漬槽1より遠ざけるよう
にし、浸漬槽1への異物の混入を防ぐようになってい
る。
【0047】基板吊り具52と昇降板55とネジ棒57
とサーボモーター53から基板昇降装置16が形成され
る。基板昇降装置16は、サーボモーター53を作動す
ることにより、ネジ棒57が回転し、それにより昇降板
55が上下し、それに取り付けられた基板吊り具52及
び基板15も連動して上下するという機構を有する。基
板昇降装置16により基板15は、浸漬槽1内の液体レ
ジストに基板15をある高さまで浸漬する位置から基板
15が液体レジストから完全に引き上げることができる
位置まで上下させることが可能であり、この範囲内であ
れば任意の位置で基板15を停止させて保持することが
できる。
【0048】基板15の液体レジスト浸漬槽からの引き
上げ時には、基板15表面に付着したレジストが基板1
5の下端に溜まりレジスト層の厚みが均一にならないお
それがある。この現象を防ぐためには、基板15を下降
させて浸漬槽1に浸漬させた後に、基板15を上昇させ
て浸漬槽1から引き上げる基板15の引き上げの際に、
図4に示すように基板15の下端を浸漬槽1中の液体レ
ジストの液面において基板昇降装置16により一定時間
保持することが採用される。
【0049】浸漬槽1、コントロール槽2、及び液体レ
ジスト投入配管7や液体レジストリターン配管8等の配
管は、温度調節ができるような機構を有している。
【0050】
【発明の効果】上記のように本発明に係るレジスト塗布
装置は、底部が凹湾曲面に形成されると共に、その最下
端に排出口を備えて形成され、縱向きに吊り下げられた
基板を浸漬処理する液体レジストが貯蔵される浸漬槽
と、液体レジストの粘度を調節するコントロール槽と、
浸漬槽の上面の開口縁の外周に配置され、浸漬槽から溢
れ出た液体レジストを受けるオーバーフロー槽と、一端
がコントロール槽に接続し、濾過装置を介して他端が浸
漬槽内に突出して、液体レジストをコントロール槽から
浸漬槽に移送する液体レジスト投入配管と、一端が浸漬
槽のオーバーフロー槽に接続し他端がコントロール槽に
接続して、浸漬槽からコントロール槽へ液体レジストと
を移送する液体レジストリターン配管を具備するので、
浸漬槽の凹湾曲面を形成する底面には液溜まりを起こし
にくく、浸漬槽内のレジストの均一性が保持され、液体
レジストを基板に均一に塗布することができるものであ
ると共に、濾過装置を通して液体レジストを循環し、異
物を除去することができるものであり、基板に異物が付
着することを抑えて液体レジストを基板に塗布すること
ができるものである。
【0051】本願の請求項2に係るレジスト塗布装置
は、一端が浸漬槽の最下端の排出口に接続され、濾過装
置を介して他端が液体レジスト投入配管に接続する槽内
循環配管を具備するので、浸漬槽の底部に溜まる異物を
濾過装置で除去することができるものであり、基板に異
物が付着することを防いで液体レジストを基板に塗布す
ることができるものである。
【0052】本願の請求項3に係るレジスト塗布装置
は、液体レジスト投入配管が脱気装置を経路内に具備
し、及びコントロール槽が槽内部を減圧するための真空
ポンプを具備するので、本レジスト塗布装置を循環する
液体レジストの脱気を行い、気泡の発生を防ぐことがで
き、基板に気泡が付着することを抑えて液体レジストを
基板に塗布することができるものである。
【0053】本願の請求項4に係るレジスト塗布装置
は、オーバーフロー槽内の浸漬槽の上面の開口縁の上端
に外側下方へ屈曲された立ち上げ板を延出して設けて成
るので、浸漬槽からオーバーフロー槽に液体レジストが
溢れ出てる際に、液体レジスト中への空気の巻き込みを
減らし、気泡の発生を防ぐことができ、基板に気泡が付
着することを抑えて液体レジストを基板に塗布すること
ができるものである。
【0054】本願の請求項5に係るレジスト塗布装置
は、液体レジスト投入配管に接続される液体レジスト投
入ノズルを設け、液体レジスト出口を液体レジスト投入
ノズルに下方を向けて開口させて形成するので、液体レ
ジストの流れが浸漬される基板に直接当たらないように
することができ、液体レジストの流れによる基板表面の
レジストのムラを起こさないようにするものであり、液
体レジストを基板に均一に塗布することができるもので
ある。
【0055】本願の請求項6に係るレジスト塗布装置
は、縱向きに吊り下げて浸漬される基板の面と平行にな
るように浸漬槽内における液体レジスト投入ノズルを配
置するので、液体レジスト投入ノズルの液体レジスト出
口から投入される液体レジストの流れを基板面と平行に
することができ、基板にレジストを均一に塗布すること
ができるものである。
【0056】本願の請求項7に係るレジスト塗布装置
は、縱向きに吊り下げて浸漬される基板の面と垂直にな
るようオーバーフロー槽を配置するので、液体レジスト
の流れを基板面と平行にし、基板にレジストを均一に塗
布することができるものである。
【0057】本願の請求項8に係るレジスト塗布装置
は、基板を縱向きに吊り下げ支持すると共に、基板を下
降させて浸漬槽に浸漬させた後に、基板を上昇させて浸
漬槽から引き上げる基板の引き上げの際に、基板の下端
を浸漬槽中の液体レジストの液面において一定時間保持
する基板昇降装置を具備するので、基板全体を浸漬槽か
ら引き上げた際、基板表面のレジストが基板の下端に溜
ることを防ぎ、基板にレジストを均一に塗布することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明で用いられる浸漬槽の一例を示すもので
あり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は立面
図である。
【図3】本発明を実施の形態の他の例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明を実施の形態の他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 浸漬槽 2 コントロール槽 3 オーバーフロー槽 4 排出口 5 開口縁 6 濾過装置 7 液体レジスト投入配管 8 液体レジストリターン配管 9 槽内循環配管 10 脱気装置 11 真空ポンプ 12 立ち下げ板 13 液体レジスト投入ノズル 14 液体レジスト出口 15 基板 16 基板昇降装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部が凹湾曲面に形成されると共に、そ
    の最下端に排出口を備えて形成され、縱向きに吊り下げ
    られた基板を浸漬処理する液体レジストが貯蔵される浸
    漬槽と、液体レジストの粘度を調節するコントロール槽
    と、浸漬槽の上面の開口縁の外周に配置され、浸漬槽か
    ら溢れ出た液体レジストを受けるオーバーフロー槽と、
    一端がコントロール槽に接続されると共に、濾過装置を
    介して他端が浸漬槽内に接続され、液体レジストをコン
    トロール槽から浸漬槽に移送する液体レジスト投入配管
    と、一端が浸漬槽のオーバーフロー槽に接続され他端が
    コントロール槽に接続され、浸漬槽からコントロール槽
    へ液体レジストとを移送する液体レジストリターン配管
    を具備して成ることを特徴とするレジスト塗布装置。
  2. 【請求項2】 一端が浸漬槽の最下端の排出口に接続さ
    れ、濾過装置を介して他端が液体レジスト投入配管に接
    続される槽内循環配管を具備して成ることを特徴とする
    請求項1に記載のレジスト塗布装置。
  3. 【請求項3】 液体レジスト投入配管が脱気装置を経路
    内に具備し、及びコントロール槽が槽内部を減圧するた
    めの真空ポンプを具備して成ることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のレジスト塗布装置。
  4. 【請求項4】 オーバーフロー槽内において浸漬槽の上
    面の開口縁の上端に外側下方へ屈曲された立ち上げ板を
    延出して設けて成ることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のレジスト塗布装置。
  5. 【請求項5】 液体レジスト投入配管に接続される液体
    レジスト投入ノズルを浸漬槽内に設け、液体レジスト投
    入ノズルに液体レジスト出口を下方へ向けて開口させて
    形成して成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のレジスト塗布装置。
  6. 【請求項6】 縱向きに吊り下げて浸漬される基板の面
    と平行になるように浸漬槽内における液体レジスト投入
    ノズルを配置して成ることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載のレジスト塗布装置。
  7. 【請求項7】 縱向きに吊り下げて浸漬される基板の面
    と垂直になるようオーバーフロー槽を配置して成ること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレジスト
    塗布装置。
  8. 【請求項8】 基板を縱向きに吊り下げ支持すると共
    に、基板を下降させて浸漬槽に浸漬させた後に、基板を
    上昇させて浸漬槽から引き上げる基板の引き上げの際
    に、基板の下端を浸漬槽中の液体レジストの液面におい
    て一定時間保持する基板昇降装置を具備して成ることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のレジスト塗
    布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002062667A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Sumitomo Chem Co Ltd 微粒子量の低減されたフォトレジスト組成物の製造方法
CN116329011A (zh) * 2023-05-19 2023-06-27 北京中科润宇环保科技股份有限公司 一种陶瓷滤管的催化剂浸渍负载装置及工作方法

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