JPH07215Y2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

Info

Publication number
JPH07215Y2
JPH07215Y2 JP5544189U JP5544189U JPH07215Y2 JP H07215 Y2 JPH07215 Y2 JP H07215Y2 JP 5544189 U JP5544189 U JP 5544189U JP 5544189 U JP5544189 U JP 5544189U JP H07215 Y2 JPH07215 Y2 JP H07215Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
liquid
tank
pipe
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5544189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02147271U (ja
Inventor
忠良 座間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP5544189U priority Critical patent/JPH07215Y2/ja
Publication of JPH02147271U publication Critical patent/JPH02147271U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH07215Y2 publication Critical patent/JPH07215Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば電子写真用の感光ドラムを被塗布物と
して、該ドラム基体の表面に感光層を塗着形成させる塗
布装置に関する。
〔従来の技術〕
感光ドラムの感光層塗布装置とて、従来では第3図に示
すような装置が使用されている。図において、1は塗布
液(セレンなどの光導電性材料を樹脂中に分散させた
液)2を満たした上面開放の塗布槽、3は容積の大きな
液溜槽、4は塗布槽1と液溜槽3との底部の間に配管し
た送液管、5は送液ポンプ、6は塗布槽1の頂部と液溜
槽3との間に配管したオーバーフロー戻し管である。
かかる構成で、送液ポンプ5を運転することにより、塗
布液2は矢印のように液溜槽3から送液管4を通じて塗
布槽1に底部より導入され、槽内を上昇した後にその上
面よりオーバーフローし、戻し管6を流下して液溜槽3
に還流するように循環送流される。
一方、塗布槽1の側方には被塗布物である感光ドラム基
体7を把持して昇降操作するハンドリング装置8が据付
けてあり、前記のように塗布液2を塗布槽1と液溜槽3
との間で循環送流させながら、ドラム基体7を塗布槽内
の液中に浸漬、引き上げ操作することによりドラム基体
7の表面に塗材が塗着され、その後の乾燥工程を経て感
光層が形成される。なお、塗布作業中に塗布液2を循環
送流させるのは、塗布液に混在している光導電性材料を
液中で均一に分散させるためである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記した従来の塗布装置のままでは次記のよ
うな問題点が残る。すなわち、塗布液を循環送液しつつ
被塗布物の浸漬,引き上げ操作を行うと、塗布槽1の液
面,およびオーバーフロー戻し管6などのように塗布液
と空気が接触し合う箇所では、空気側から塗布液2に気
泡の巻き込みが生じるようになる。しかも、このまま塗
布液2が液溜槽3に還流すると、次に送液管4,送液ポン
プ5を経て塗布液2を塗布槽1へ送り込んだ際に、気泡
も一緒に送り込まれて塗布槽内を上昇するようになる。
したがってこの状態で感光ドラム基体7の塗布を行う
と、ドラム基体の表面に気泡が付着して塗りムラが発生
し、結果として均一な感光層が形成されず、感光ドラム
としての性能低下を来す。
本考案は上記の点にかんがみなされたものであり、塗布
液を塗布槽と液溜槽との間で循環送液する過程で巻き込
んだ気泡を簡単に排除できるようにした塗布装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案による塗布装置は、
塗布槽からオーバーフローした塗布液を液溜槽に戻す還
流管路に上面を気中に開放した泡抜き用の気液分離管を
介装して構成するものとする。
〔作用〕
上記の構成で、泡抜き用の気液分離管は液溜槽内の液面
よりも低い位置で槽の側面よりエルボ形に屈曲して上方
に引出したパイプで、かつその上端と液溜槽内の液面上
の空気との間を均圧排気管で連通させたものであり、こ
のパイプの途中に塗布槽から引出したオーバーフロー戻
し管が接続されている。
かかる構成により、塗布槽からオーバーフローして還流
する過程で塗布液中に巻き込んだ気泡は、塗布液が気液
分離管の中を流下して液溜槽内へ流入する以前に、液体
と気体との比重差から液中を上昇してその上端より気中
に抜けでる。したがって液溜槽内では塗布液への気泡の
混在がなくなり、ここから塗布槽へ塗布液を送り込みな
がら行う塗布作業の過程で、被塗布物の表面に塗布ムラ
が発生するのを良好に回避できる。
〔実施例〕
第1図,第2図は本考案実施例の構成図であり、第3図
に対応する同一部材には同じ符号が付してある。すなわ
ち、本考案により塗布槽1より引出したオーバーフロー
戻り管6と液溜槽3との間には、新たに泡抜き用の気液
分離管8が介装されている。この気液分離管8は、第2
図に明示されているように液溜槽3の槽内における液面
よりも低い位置で槽の側面からエルボ形に屈曲して立ち
上がるように接続したパイプであり、かつそのパイプ上
端と液溜槽3の槽内上部空間との間が均圧排気管10を介
して連通し合っている。
かかる構成により、塗布槽1からオーバーフロー戻り管
6を通じて塗布液2が還流する過程で空気中より巻き込
んだ気泡は、塗布液2が気液分離管9の中を流下する過
程で液と気体との比重差から点線矢印のように液中を上
昇し、液溜槽1へ流入する以前に気液分離して気液分離
管9の上部から気中に抜け出るようになる。したがっ
て、液溜槽3から塗布槽1に送り込まれる塗布液中には
気泡の混在がなく、被塗布物である感光ドラム基体7に
対して塗布ムラのない均一な感光層を塗着形成すること
ができる。
〔考案の効果〕
本考案による塗布装置は、以上説明したように構成され
ているので、次記の効果を奏する。
すなわち、塗布槽からオーバーフローした塗布液を液溜
槽に戻す還流管路に上面を気中に開放した泡抜き用の気
液分離管を介装したことにより、塗布槽からオーバーフ
ロした塗布液が液溜槽に還流する過程で空気中より巻き
込んだ気泡は、気液分離管内で液中より分離することが
でき、かくして塗布槽内に送り込まれる塗布液には気泡
の混在がなくなり、感光ドラム基体などの被塗布物に対
する塗布ムラの発生を良好に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の構成図、第2図は第1図におけ
る要部の拡大断面図、第3図は従来における塗布装置の
構成図である。図において、 1:塗布槽、2:塗布液、3:液溜槽、4:送液管、5:送液ポン
プ、6:オーバーフロー戻り管、7:感光ドラム基体(被塗
布物)、9:気液分離管、10:均圧排気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布槽と液溜槽との間で塗布液を循環送流
    しつつ、塗布槽内の液中に被塗布物を浸漬してその表面
    に塗材を塗着させる塗布装置において、塗布槽からオー
    バーフローした塗布液を液溜槽に戻す還流管路に上面を
    気中に開放した泡抜き用の気液分離管を介装したことを
    特徴とする塗布装置。
JP5544189U 1989-05-15 1989-05-15 塗布装置 Expired - Lifetime JPH07215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5544189U JPH07215Y2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5544189U JPH07215Y2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02147271U JPH02147271U (ja) 1990-12-13
JPH07215Y2 true JPH07215Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31578395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5544189U Expired - Lifetime JPH07215Y2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07215Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136903A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 株式会社Screenホールディングス 液体貯留装置、液体貯留方法およびインクジェット式記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136903A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 株式会社Screenホールディングス 液体貯留装置、液体貯留方法およびインクジェット式記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02147271U (ja) 1990-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07215Y2 (ja) 塗布装置
JP2015085222A (ja) 物品の洗浄方法および洗浄システム
JP4341183B2 (ja) 脱泡装置および脱泡方法
JPH0473778B2 (ja)
JP4196372B2 (ja) 粘性流体の気泡除去装置
CN211628006U (zh) 一种用于双面显影的工装
JPH03109970A (ja) 塗布方法
JPS5874170A (ja) 塗布方法
JP2568726Y2 (ja) 感光液塗布装置
JPH0212155A (ja) 感光体ドラム等の浸漬塗布法及び塗布装置
JPH0410942Y2 (ja)
JPS5854984Y2 (ja) 積層板基材へのワニス含浸装置
JPH03118874A (ja) 浸漬塗布方法
JPH07303853A (ja) 電子写真用有機感光体成膜装置
JP2001272804A (ja) 電子写真用有機感光体の塗布装置
JPH0234690Y2 (ja)
JPS60107950U (ja) 感光膜コ−テイング装置
JPH04104257A (ja) 感光液塗布装置
JP3062933U (ja) プリプレグ製造装置のプレ含浸装置
JPS63150928A (ja) Ic基板の樹脂皮膜拭き取り仕上工法
JPH10328503A (ja) 循環脱泡装置
JPH0497257A (ja) ドラム塗布方法及びドラム塗布装置
JPH03146166A (ja) 浸漬塗布方法
JPH0629277A (ja) ベーパ乾燥装置
JPS5621667A (en) Coating method for liquid