JPH11333180A - ミシンのクラッチ装置 - Google Patents

ミシンのクラッチ装置

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Publication number
JPH11333180A
JPH11333180A JP14473098A JP14473098A JPH11333180A JP H11333180 A JPH11333180 A JP H11333180A JP 14473098 A JP14473098 A JP 14473098A JP 14473098 A JP14473098 A JP 14473098A JP H11333180 A JPH11333180 A JP H11333180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
upper shaft
handwheel
groove
clutch
Prior art date
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Pending
Application number
JP14473098A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Takano
典彦 高野
Kazufumi Taguchi
和文 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上軸と駆動手段との間の係脱を、1動作で行え
るクラッチ機構を提供する。 【解決手段】駆動モータ60の回転が伝達されるプーリ
20と一体のハンドホイール30が、ハンドホイール3
0と上軸14との間に装架されたクラッチ機構70を軸
方向移動させることにより、上軸14に対して係脱する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンのクラッチ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駆動モータの回転力を利用して下糸巻き
作業を行う場合、ミシンのクラッチ装置が駆動モータと
上軸との連係を断ち、駆動モータの回転が上軸を介して
針の上下動を惹起しないようになっている。この一例
が、例えば実公昭59−10417号公報に記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この公報に
記載されたミシンのクラッチ装置においては、駆動モー
タと上軸との連係を断つ場合、ハンドホイールを一度引
っ張り、その後にハンドホイールを回転せねばならな
い。つまり、クラッチの解除に2動作が必要となり、作
業性は決して良いとは言えなかった。
【0004】それ故に、本発明は、かような不具合を除
去すべく、クラッチの係脱を1動作で行い得るミシンの
クラッチ装置を提供せんことを、その技術的課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題解決するた
めに請求項1において講じた手段は、機枠に回転可能に
支承された上軸、前記上軸に回転可能且つ軸方向移動可
能に装架されたプーリ、前記上軸に装架され且つ前記プ
ーリの一方側と一体的に連結されたハンドホイール、前
記プーリの他方側に位置すべく前記上軸に固定された第
1位置規制体、前記ハンドホイールの一方側に位置すべ
く前記上軸に固定された第2位置規制体、前記ハンドホ
イールの一方側と前記第2位置規制体との間に張設され
て前記プーリの他方側に付勢・係止する弾性手段、前記
機枠の側部に回転可能に装架されて前記プーリの軸方向
移動を許容すべく常時前記プーリと常時噛合する中間回
転部材、前記上軸と前記ハンドホイールとの間に装架さ
れて前記プーリが前記第1位置規制体から前記第2位置
規制体方向に移動したときに前記上軸と前記ハンドホイ
ールとの係合状態を解除する方向に作動するクラッチ機
構及び前記中間回転部材に回転を付与する駆動手段を備
えた、ミシンのクラッチ装置を構成したことである。
【0006】上記した課題解決するために請求項2にお
いて講じた手段は、請求項1のミシンのクラッチ装置に
おいて、前記クラッチ機構を、前記上軸に刻設された溝
部、前記溝部内に収容されて基端部が前記上軸に枢支さ
れたフック体及び前記溝部内に装架されて前記フック体
の先端部を常時前記溝部から突出させるスプリング並び
に前記ハンドホイールの内周面の一方側及び他方側に夫
々形成された軸方向溝及び環状溝から構成し、前記プー
リが前記第1位置規制体と係合しているときは前記フッ
ク体の先端部は前記軸方向溝内に没入し、前記プーリが
前記第1位置規制体から離反したときは前記フック体の
先端部は前記環状内に没入するようにしたことである。
【0007】
【作用及び効果】上記した請求項1記載の構成(第1の
技術的手段)においては、プーリ及びハンドホイールの
第1位置規制体側から第2位置規制体側(第2位置規制
体側から第1位置規制体側)へ移動させるだけで、つま
り、1動作だけで、クラッチ機構をしてハンドホイール
と上軸とを分離(係合)せしめることができる。
【0008】上記した請求項2記載の構成(第2の技術
的手段)においては、プーリを第1規制体から離反させ
るように作用していた力が解除されると、この力により
第2規制体とハンドホイールとの間で圧縮されていたス
プリングの弾反撥力により、ハンドホイールと一体のプ
ーリが第1位置規制体と係合すべく復帰する。しかして
プーリと第1規制体との係合は即ちクラッチ機構の係合
状態の実現であるから、この実現は、使用者がハンドホ
イールやプーリに手を触れることなく、自動的に行え
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を添付
図面に基づいて説明する。
【0010】図1において、ミシン10は機枠12を備
える。しかして、機枠12には、針(図示略)を保持し
た針棒(図示略)を上下動せしめる上軸14が、周知の
手段により回転可能に支承されている。
【0011】上軸14上には、プーリ20が回転可能且
つ軸方向移動に装架されている。上軸14上には、ま
た、ハンドホイール30が装架されている。しかして、
ハンドホイール30には左方向に突出する突出部30a
が形成されており(図3)、この突起軸30aがプーリ
20の右側に形成された突出部20a(図2)と同芯配
置された後、双方の突出部30a・20aは、その上に
巻回された板バネ40に連結されるようになっている。
更に、ハンドホイール30の左側に突設され且つ円周方
向に等間隔に配置された複数の爪30bが、対応するプ
ーリ20の右側において同様に形成された爪20bと係
合するようになっている。かくして、ハンドホイール3
0は、プーリ20の右側と一体的に連結される。
【0012】プーリ20の左側及びハンドホイール30
の右側には、夫々、上軸14に固定された第1位置規制
体42及び第2規制体43が配設されている。第1位置
規制体42及び第2規制体43としては、夫々、Eリン
グ及びワッシャを採用することができる。しかして、第
2位置規制体43とハンドホイール30の右側との間に
はスプリング46が張設されており、常時、ハンドホイ
ール30を左方向に付勢している。かくして、ハンドホ
イール30と一体のプーリ20の左側が第1規制体と係
合することになり、プーリ20の位置決めがなされる。
【0013】プーリ20は、また、機枠12の右側に回
転可能に装架されて回転中間部材たるピニオン50と噛
合している。しかして、このピニオン50の軸方向の長
さは大きく設定してあり、後述するように、プーリ20
が右方向に軸方向移動しても、ピニオン50とプーリ2
0との噛合は、常時、保持されるようになっている。
【0014】機枠12の内部においては、モータ60の
出力軸たるシャフト60a上に固定されたプーリ62と
の間には、ゴム性の歯付ベルト66が架設されており、
モータ60が回転したとき、その回転が、プーリ62、
歯付ベルト66及びピニオン50を介して、プーリ20
に伝達されるようになっている。
【0015】ハンドホイール30と上軸14との間に
は、両者間の係脱を司るクラッチ機構70が装架されて
いる。しかして、クラッチ機構70は、後で詳説するよ
うに、図1に示す状態においては、ハンドホイール30
と上軸14とを係合状態に保持し、図1に示す状態から
プーリ20及びハンドホイール30を右方向に移動した
時は、ハンドホイール30が上軸14から解放されるよ
うになっている。ハンドホイール30と上軸14とが係
合状態にあるときに、モータ60を回転させると、その
回転が、ハンドホイール30と一体のプーリ20に伝達
されるので、上軸14が回転し、針が上下動することに
なる。また、ハンドホイール30が上軸14から解放さ
れた状態においては、プーリ20に伝達された回転は、
ハンドホイール30を介して上軸14に伝達されること
はない。
【0016】図4に示されるように、クラッチ機構70
は、フック体72を備える。このフック体72は、上軸
14に刻設された溝部16内に収容され、その基端部7
2aは、ピン74により、上軸14に枢支される。フッ
ク体72の先端部72bは常時、溝部16の拡大部18
内に収容されたスプリング76により、常時、溝部16
の外側に突出するようになっている。しかして、ハンド
ホイール30の突起部30aの内周には、図6及び図7
に拡大図示されるように、環状溝32、壁部34及び1
80度の位相差をなす2本の軸方向溝38が形成されて
いる。
【0017】クラッチ機構70が図1に示す状態にある
ときは、スプリング76により溝部16から突出するフ
ック体72の先端部72aが何れかの軸方向溝38内に
没入しており、プーリ20からハンドホイール30に伝
達された回転が、上軸14に伝達されるようになってい
る。つまり、この状態においては、クッラチ機構70は
係合状態にある。
【0018】次に、下糸巻装置のホイール80がそのバ
ネ力でプーリ20の左側に係合すると、プーリ20及び
ハンドホイール30は、一体となって、スプリング46
の付勢力に抗して右方向に移動する。しかして、このプ
ーリ20及びハンドホイール30の右方向への移動に伴
い、ハンドホイール30の壁部34はフック体72の先
端部72bを乗り越えるので、図5に示されるように、
フック体72の先端部72bは、ハンドホイール30の
環状溝32内に没入することになる。この状態におい
て、モータ60を回転させると、その回転は、プーリ2
0を介して下糸巻き装置のホイール80に伝達され、周
知のように、下糸巻きが行われる。
【0019】しかして、図5に示す状態つまりクラッチ
機構70が解放ないし非係合状態にあるとき、下糸巻き
装置のホイール80側からのバネ力がスプリング46の
付勢力に打ち勝っているので、安定的に保持される。ま
た、下糸巻きの終了に伴いモータ60を停止させた後に
下糸巻き装置80を原位置に復帰させると、圧縮されて
いたスプリング46が軸方向に拡開し、ハンドホイール
30及びプーリ20を自動的に図1の状態に復帰せしめ
る。
【0020】尚、下糸巻き装置自体の構成・作用は周知
の事項に属するので、その説明は省略する。また、上に
示した例においては軸方向溝38は2本しか形成してい
ないが、3本以上の軸方向溝38を形成しても良い。
【0021】上記した実施形態の構成による作用・効果
を総括的に示しておくと、次の通りである。
【0022】・プーリ20及びハンドホイール30を第
1位置規制体42側から第2位置規制体43側(第2位
置規制体43側から第1位置規制体42側)へ移動させ
るだけで、つまり、1動作だけで、クラッチ機構70を
してハンドホイール30と上軸14とを分離(係合)せ
しめることができる。
【0023】・プーリ20を第1規制体42から離反さ
せるように作用していた力が解除されると、この力によ
り第2規制体43とハンドホイール30との間で圧縮さ
れていたスプリング46の弾撥力により、ハンドホイー
ル30と一体のプーリ20が第1位置規制体42と係合
すべく復帰する。しかしてプーリ20と第1規制体42
との係合は即ちクラッチ機構70の係合状態の実現であ
るから、この実現は、使用者がハンドホイール30やプ
ーリ20に手を触れることなく、自動的に行える。
【0024】・クラッチ機構70を上軸14とハンドホ
イール30との間に装架したので、つまりクラッチ機構
70を構成する部材は、上軸14及びハンドホイール3
0以外の部材とは直接に連係しないので、プーリ20側
にクラッチ機構70のための付加・加工を行う必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンのクラッチ装置の概略部分
断面図である。
【図2】プーリの斜視図。
【図3】ハンドホイールの斜視図である。
【図4】クラッチ機構の主要部の分解斜視図である。
【図5】クラッチ機構の非係合状態を示す概略断面図で
ある。
【図6】ハンドホイールの中央部の軸方向断面図であ
る。
【図7】ハンドホイールの中央部の径方向断面図であ
る。
【符号の説明】
12 機枠 14 上軸 16 溝部 20 プーリ 30 ハンドホイール 32 環状溝 34 壁部 38 軸方向溝 40 板バネ 42 第1位置規制体 43 第2位置規制体 46 スプリング(弾性手段) 60 駆動モータ(駆動手段) 70 クラッチ機構 72 フック体 76 スプリング(弾性体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠に回転可能に支承された上軸、前記上
    軸に回転可能且つ軸方向移動可能に装架されたプーリ、
    前記上軸に装架され且つ前記プーリの一方側と一体的に
    連結されたハンドホイール、前記プーリの他方側に位置
    すべく前記上軸に固定された第1位置規制体、前記ハン
    ドホイールの一方側に位置すべく前記上軸に固定された
    第2位置規制体、前記ハンドホイールの一方側と前記第
    2位置規制体との間に張設されて前記プーリの他方側に
    付勢・係止する弾性手段、前記機枠の側部に回転可能に
    装架されて前記プーリの軸方向移動を許容すべく常時前
    記プーリと常時噛合する中間回転部材、前記上軸と前記
    ハンドホイールとの間に装架されて前記プーリが前記第
    1位置規制体から前記第2位置規制体方向に移動したと
    きに前記上軸と前記ハンドホイールとの係合状態を解除
    する方向に作動するクラッチ機構及び前記中間回転部材
    に回転を付与する駆動手段を備えた、ミシンのクラッチ
    装置。
  2. 【請求項2】前記クラッチ機構は、前記上軸に刻設され
    た溝部、前記溝部内に収容されて基端部が前記上軸に枢
    支されたフック体及び前記溝部内に装架されて前記フッ
    ク体の先端部を常時前記溝部から突出させる弾性体並び
    に前記ハンドホイールの内周面の一方側及び他方側に夫
    々形成された軸方向溝及び環状溝を備え、前記プーリが
    前記第1位置規制体と係合しているときは前記フック体
    の先端部は前記軸方向溝内に没入し、前記プーリが前記
    第1位置規制体から離反したときは前記フック体の先端
    部は前記環状内に没入するようにした、請求項1記載の
    ミシンのクラッチ装置。
JP14473098A 1998-05-26 1998-05-26 ミシンのクラッチ装置 Pending JPH11333180A (ja)

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JP14473098A JPH11333180A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 ミシンのクラッチ装置
TW89219868U TW491303U (en) 1998-05-26 1999-04-28 Clutch for sewing machine

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JP14473098A JPH11333180A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 ミシンのクラッチ装置

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JPH11333180A true JPH11333180A (ja) 1999-12-07

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JP14473098A Pending JPH11333180A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 ミシンのクラッチ装置

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TW (1) TW491303U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108194938A (zh) * 2018-01-11 2018-06-22 岳文智 一种环保的垃圾焚烧用锅炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108194938A (zh) * 2018-01-11 2018-06-22 岳文智 一种环保的垃圾焚烧用锅炉

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TW491303U (en) 2002-06-11

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