JPH11332164A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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Publication number
JPH11332164A
JPH11332164A JP10125671A JP12567198A JPH11332164A JP H11332164 A JPH11332164 A JP H11332164A JP 10125671 A JP10125671 A JP 10125671A JP 12567198 A JP12567198 A JP 12567198A JP H11332164 A JPH11332164 A JP H11332164A
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JP
Japan
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hub
hub base
spindle motor
shaft
wiring board
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Application number
JP10125671A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Kato
喜久 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10125671A priority Critical patent/JPH11332164A/ja
Publication of JPH11332164A publication Critical patent/JPH11332164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブの高容量化に伴いスピンドルモータ
に要求されるシャフトやハブ台の振れ精度及び非繰り返
しの振れ精度などの高精度化と、スピンドルモータの薄
型化という相反する課題を克服して、薄型で高容量のド
ライブにも搭載可能なスピンドルモータを実現したもの
である。 【解決手段】 プリント配線板11に固定したハウジン
グ13によって離間して保持した内径の異なる2個のラ
ジアル型ボールベアリング20及び21を配置し、ハブ
台2の一部を内輪14の内径及び端面に当接する構成と
したので、スピンドルモータを薄型化しても、ハブ台の
シャフト1を保持するスパンを軸方向に厚くすることが
でき、シャフトとハブ台との良好な垂直度が実現できる
ので、薄型で高精度のスピンドルモータを提供すること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスピンドルモータに
関するものであり、さらに詳述すると、薄型で高容量の
フロッピーディスクドライブ等に搭載されるスピンドル
モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フロッピーディスクドライブ(以
下ドライブと言う)は薄型化だけでなく高容量化の傾向
にあり、それに搭載されるスピンドルモータにも薄型化
だけでなく高精度化が要求されている。具体的にはドラ
イブの高容量化に伴いディスクのトラックピッチは微細
化するので、ディスクを保持して回転させるスピンドル
モータには従来にも増してシャフト及びハブ台の良好な
振れ精度、非繰り返し性の振れ精度(以下NRROと言
う)、軸受の剛性、高速回転等が要求されている。
【0003】従来の薄型スピンドルモータの構成として
は、特開平8ー33301号公報が知られている。図8
はかかる従来の薄型スピンドルモータの半断面図を示し
たものであり、複数の鋼球50と保持器51から成る転
動体52と、軌道輪53とでスラスト軸受を構成して、
シャフト1に固着したハブ台54をスラスト方向に支承
するとともに、前記スラスト軸受と軸方向に一部重畳す
るように焼結含油軸受55をプリント配線板11に固定
して配置し、シャフト1をラジアル方向に支承してい
る。またロータフレーム7にはメディア吸着用マグネッ
ト4、駆動マグネット5、FGマグネット6が固着され
るとともに、板バネ8を介してドライブピン3を振り子
運動可能に装着し、ハブ台とシャフトとともにロータを
構成している。巻線9が施されたコア10はネジ12に
よってプリント配線板に固定されており、前記巻線に順
次給電することでコアと駆動マグネットとを吸引・反発
させロータを回転させる。しかしながら上記従来の薄型
スピンドルモータで高容量のドライブを実現しようとす
ると、焼結含油軸受55はすべり軸受であるために、シ
ャフト1との間には微小なクリアランスが存在している
ので、コア10と駆動マグネット5との吸引、反発によ
ってロータは微小振動を伴い回転するので、鋼球50の
転走跡は不規則になり、良好なNRROや軸受剛性が得
られないという問題点を有していたし、前記焼結含油軸
受の代わりに転がり軸受を用いようとしても、その寸法
的な制約から前記スラスト軸受と側面から見て重畳する
ことが困難であり、スピンドルモータの薄型化の障害に
なるという問題点を有していた。
【0004】一般に、良好なNRRO、軸受剛性を有す
るスピンドルモータを実現する手段としては、2個のラ
ジアル型ボールベアリングに予圧を付加して軸受を構成
する手段が知られている。図9はかかる従来のスピンド
ルモータを示したものであり、前述した図8に対して、
外輪34と内輪32と鋼球33を有する上ラジアル型ベ
アリングと、外輪19と内輪17と鋼球18を有する下
ラジアル型ベアリングをハウジング59に設けた凸部6
0で隔離して配置して外輪56、19を前記ハウジング
に固定するとともに、モータ組立時に内輪32、17に
予圧を付加しながらシャフトを接着固定することで構成
している。しかしながらこのように構成したスピンドル
モータにおいては鋼球33、18の転走跡は一定とな
り、良好なNRROや軸受剛性が得られるという利点が
ある反面、スピンドルモータの薄型化に対しては支障と
なっていた。すなわち、ハブ台54に設けたシャフトと
を保持するスパン61はハブ台とシャフトとの垂直度を
維持するために軸方向に対してある程度の厚みが必要で
あるし、ラジアル型ボールベアリングの厚みについても
信頼性の観点からあまり薄くできないし、ハウジング5
9に設けた凸部60の厚みを薄くしようとしても、加工
性の観点から限界があるので、それぞれの厚みの総和に
よってスピンドルモータの厚みが制約されるという問題
点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
ドライブの高容量化とスピンドルモータの薄型化という
相反する課題を解決し、薄型で高容量のドライブにも対
応できる薄型で高精度のスピンドルモータを提供するこ
とが、本発明の主眼とするところである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明では、プリント配線板と、プリント配線板に
固定したハウジングと、ハウジングによって保持した内
径の異なる2個のラジアル型ボールベアリングと、ラジ
アル型ボールベアリングによって回転自在に支承したシ
ャフト及びハブ台と、駆動マグネットを保持してハブ台
と一体に回転するロータフレームを有するとともに、ハ
ブ台の一部がハブ台に近接して設けられる側のラジアル
型ボールベアリングの内輪内径及び内輪端面に当接した
スピンドルモータとするか、または前記スピンドルモー
タのハブ台とロータフレームとを一体で構成するものと
する。
【0007】プリント配線板と、プリント配線板に固定
したハウジングと、ハウジングによって保持した内径の
異なる2個のラジアル型ボールベアリングと、ラジアル
型ボールベアリングによって回転自在に支承したシャフ
ト及びハブ台と、駆動マグネットを保持してハブ台と一
体に回転するロータフレームを有するとともに、ハブ台
の一部がハブ台に近接して設けられる側のラジアル型ボ
ールベアリングの内輪内径に当接し、内輪端面とはスペ
ーサを介して当接したスピンドルモータとする。
【0008】プリント配線板と、プリント配線板に固定
したハウジングと、ハウジングによって保持した内径の
異なる2個のラジアル型ボールベアリングと、ラジアル
型ボールベアリングによって回転自在に支承したシャフ
ト及びハブ台と、駆動マグネットを保持してハブ台と一
体に回転するロータフレームとハブ台に固着して一体に
回転するスペーサを有するとともに、ハブ台の一部がハ
ブ台に近接して設けられる側のラジアル型ボールベアリ
ングの内輪内径及び内輪端面とはスペーサを介して当接
したスピンドルモータとする。
【0009】プリント配線板と、プリント配線板に固定
したハウジングと、ハウジングによって保持した2個の
ラジアル型ボールベアリングと、ラジアル型ボールベア
リングによって回転自在に支承したシャフト及びハブ台
と、駆動マグネットを保持してハブ台と一体に回転する
ロータフレームを有するとともに、シャフトに隣接して
設けたハブ台凸部の厚みが、ハブ台に装着する潤滑性の
物質の厚みと比較して同等かそれ以下であるスピンドル
モータとする。
【0010】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明の請求項1では、プリント配線板と、前記プリント配
線板に固定したハウジングと、前記ハウジングによって
保持した内径の異なる2個のラジアル型ボールベアリン
グと、前記ラジアル型ボールベアリングによって回転自
在に支承したシャフト及びハブ台と、駆動マグネットを
保持して前記ハブ台と一体に回転するロータフレームを
有するとともに、前記ハブ台の一部がハブ台に近接して
設けられる側のラジアル型ボールベアリングの内輪内径
及び内輪端面に当接する構成を有している。このような
構成にすれば、ハブ台の一部がハブ台に近接して設けら
れる側のラジアル型ボールベアリング(以下上ベアリン
グと言う)の内輪内径及び内輪端面に当接する構成にし
ているので、側面から見て上ベアリングとハブ台の一部
が重畳する構成になり、スピンドルモータを薄型化して
もシャフトを保持するハブ台のスパンを軸方向に厚くす
ることができるので、シャフトとハブ台との良好な垂直
度を実現でき、ハブ台を上ベアリングによって軸方向と
ラジアル方向に支承しているので、良好なハブ台の振れ
精度を得ることができるとともに良好なシャフト振れも
実現できる。
【0011】請求項2では請求項1記載のスピンドルモ
ータに対して、ハブ台とロータフレームを一体で構成し
ているので、部品点数を削減することができ、コストダ
ウン化ができるだけでなく、良好なロータの振れ精度を
得ることが可能となる。
【0012】請求項3では、プリント配線板と、前記プ
リント配線板に固定したハウジングと、前記ハウジング
によって保持した内径の異なる2個のラジアル型ボール
ベアリングと、前記ラジアル型ボールベアリングによっ
て回転自在に支承したシャフト及びハブ台と、駆動マグ
ネットを保持して前記ハブ台と一体に回転するロータフ
レームを有するとともに、前記ハブ台の一部が上ベアリ
ングの内輪内径に当接し、内輪端面とはスペーサを介し
て当接してなる構成を有している。このように構成すれ
ば、ハブ台の一部が上ベアリングの内輪内径に当接し、
内輪端面とはスペーサを介して当接した構成を有してい
るので、側面から見て上ベアリングとハブ台の一部が重
畳する構成になり、シャフトを保持するハブ台のスパン
を軸方向に厚くすることができるので、シャフトとハブ
台との良好な垂直度が実現できるとともに、ハブ台は上
ベアリングによって軸方向にもラジアル方向にも支承で
きるので良好なハブ台の振れ精度を得ることができる。
またハブ台の高さ精度を要求された場合には、前記スペ
ーサの厚みを複数種類用意しておき組立時に前記スペー
サの厚みを選択して組み込めば、高精度のハブ台高さを
得ることも可能となる。
【0013】請求項4では、プリント配線板と、前記プ
リント配線板に固定したハウジングと、前記ハウジング
によって保持した内径の異なる2個のラジアル型ボール
ベアリングと、前記ラジアル型ボールベアリングによっ
て回転自在に支承したシャフト及びハブ台と、駆動マグ
ネットを保持して前記ハブ台と一体に回転するロータフ
レームと前記ハブ台に固着して一体に回転するスペーサ
を有するとともに、前記ハブ台の一部が上ベアリング内
輪内径及び内輪端面とは前記スペーサを介して当接する
構成を有している。このような構成にすれば、ハブ台を
例えばプレス部品等で製作したことで前記ハブ台のシャ
フトを保持する部分が軸方向には厚くすることができて
も、ラジアル方向には厚くすることができずに、シャフ
トとハブ台との垂直度を維持する強度が不十分な場合に
効果を発揮する。すなわち前記スペーサはハブ台のシャ
フトを保持する部分とそれに垂直な部分とに当接、固着
しているので、シャフトとハブ台との垂直度を維持する
強度が十分になるだけでなく、前記スペーサは上ベアリ
ングの内輪内径及び内輪端面で支承しているのでハブ台
とシャフトの良好な振れ精度を得ることが可能となる。
【0014】請求項5では、プリント配線板と、前記プ
リント配線板に固定したハウジングと、前記ハウジング
によって保持した2個のラジアル型ボールベアリング
と、前記ラジアル型ボールベアリングによって回転自在
に支承したシャフト及びハブ台と、駆動マグネットを保
持して前記ハブ台と一体に回転するロータフレームを有
するとともに、前記シャフトに隣接して設けたハブ台凸
部の厚みが、前記ハブ台に装着する潤滑性の物質の厚み
と比較して同等かそれ以下である構成を有している。こ
のような構成は、寸法的な制約から上ベアリング内径が
大きく取れずに、ハブ台の一部が上ベアリングと側面か
ら見て重畳できない場合に有効である。すなわちシャフ
トを保持するハブ台のスパンが薄くても、ハブ台にシャ
フトを挿入した後、シャフトをチャックしてハブ台の加
工を行えば、シャフトに対するハブ台の良好な垂直度を
得ることができるので、最終的に良好なハブ台の振れ精
度及びシャフトの振れ精度を得ることができるし、シャ
フト挿入後のハブ台の切削加工残り(以下ハブ台凸部と
言う)が、前記ハブ台切削加工面に装着した潤滑性の物
質の厚みと比較して、同等かそれ以下である構成を有し
ているので、ハブ台表面に装着した潤滑性の物質表面に
メディアのメタルハブ部を装着した場合にメタルハブは
安定してチャックできる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0016】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
けるスピンドルモータの半断面図を示したものである。
図1においてシャフト1はハブ台2に圧入固定され、ロ
ータフレーム7にはメディア吸着用マグネット4、駆動
用マグネット5、FGマグネット6が固着されるととも
に、板バネ8を介してドライブピン3を振り子運動可能
に装着し、前記ロータフレームと前記ハブ台とは溶着等
により締結されてロータ部を構成している。一方、内輪
14、鋼球15、外輪16を有する上ベアリング20
と、鋼球18、外輪19と前記上ベアリング内径と異な
る内径の内輪17を有する下ベアリング21とはハウジ
ング13によって離間して保持しており、ハウジング組
立を構成している。プリント配線板11には巻線9を施
したコア10をネジ12によって固定するとともに、前
記ハウジング組立を接着等により固定することでステー
タ組立を構成している。またスピンドルモータの組立時
にはハブ台の上ベアリング内輪当接部とシャフトの下ベ
アリング内輪当接部には接着剤(図示せず)を塗布した
後、前記ステータ組立に前記ロータ組立を挿入してハブ
台2上部と下ベアリング内輪17とを挟み込む荷重を組
立治工具(図示せず)により付加し、接着が完了するま
で保持することで上、下ベアリングに所定の予圧を付加
する。
【0017】以上のように構成したスピンドルモータに
ついてその動作を説明する。まず、巻線9に随時給電す
ることでコア10と駆動用マグネット5とで吸引、反発
を発生させロータを回転させるとともに、FGマグネッ
ト6に施した着磁(図示せず)によってプリント配線板
11上に設けたFGパターン(図示せず)に回転数に比
例した電圧を発生させ、スピンドルモータの回転数制御
に利用する。またハブ台2上部にはメディアのメタルハ
ブ(図示せず)をメディア吸着用マグネット4により吸
着するとともに前記メタルハブに設けられた開口部にド
ライブピンを係合させることでメディアの位置決めを行
う。この時、ハブ台2の一部が上ベアリング内輪14の
内径及び端面と当接する構成にしているので、側面から
見てハブ台2と上ベアリング20とは一部重畳するよう
になり、スピンドルモータを薄型化してもハブ台2のシ
ャフト1を保持するスパンを軸方向に厚くすることがで
きるので、シャフト1とハブ台2との良好な垂直度を実
現できるとともに、上ベアリング20によってハブ台2
を軸方向にもラジアル方向にも支承しているので、良好
なハブ台2の振れ精度及びシャフト1の振れ精度を有す
るスピンドルモータを実現することが可能となる。
【0018】(実施例2)図2は本発明の実施例2にお
けるスピンドルモータの半断面図を示したものであり、
図1に対して同一の構成のものは同一の符号を付して説
明を省略する。図2においては、ハブ台とロータフレー
ムとを一体で構成して22としたことを特徴としてお
り、ハブ台とロータフレームとを一体化したものを上ベ
アリング20によって軸方向とラジアル方向に支承して
いるので、良好なハブ台の振れ精度と良好なロータの振
れ精度を得ることができるだけでなく、部品点数を削減
することができるのでコストダウン化が可能となる。
【0019】(実施例3)図3は本発明の実施例3にお
けるスピンドルモータの半断面図を示したものである。
図3において、図1に対して同一の構成のものは同一の
符号を付して説明を省略する。図3において、23はス
ペーサで上ベアリング内輪14の端面とハブ台2に当接
するように設けられとともにスペーサ23の厚みは複数
種類用意され、組立時にロータ組立及びステータ組立の
寸法精度に応じて前記スペーサの厚みを選択してスピン
ドルモータに組み込む。このような構成にすれば、ハブ
台2の一部が上ベアリング内輪14の内径に当接し、内
輪端面とはスペーサ23を介して当接した構成を有して
いるので、側面から見て上ベアリング20とハブ台2の
一部が重畳する構成になり、シャフト1を保持するハブ
台2のスパンを軸方向に厚くすることができるので、シ
ャフト1とハブ台2との良好な垂直度が実現できるとと
もに、ハブ台2は上ベアリング20によって軸方向にも
ラジアル方向にも支承できるので良好なハブ台2の振れ
精度を得ることができる。また一般にこのようなスピン
ドルモータのドライブのシャーシ(図示せず)への取付
はプリント配線板11のハブ台2側の面(以下シャーシ
取付面という)を当接して行う場合が多く、前記シャー
シ取付面からハブ台2の高さ精度を要求された場合には
特に効果を発揮する。すなわち図3において、ハブ台2
の高さはプリント配線板11の平面度、ハウジング13
と上ベアリング20及びハブ台2の寸法精度、上ベアリ
ング外輪16に対する内輪14の予圧付加時のしずみ込
み量、スペーサ23の厚み寸法によって決定されるの
で、前記スペーサ23の厚みを複数種類用意しておき組
立時に前記スペーサ23の厚みを選択して組み込めば、
高精度のハブ台高さを得ることも可能となる。
【0020】(実施例4)図4は本発明の実施例4にお
けるスピンドルモータの部分断面図を示したものであ
り、ハブ台2を例えばプレス部品等で製作したことで前
記ハブ台2のシャフト1を保持する部分が軸方向には厚
くすることができても、ラジアル方向には厚くすること
ができずに、シャフト1とハブ台2との垂直度を維持す
る強度が不十分になったり、一般的にラジアル型ベアリ
ングの内径は規格化されているので、上ベアリング内輪
14の内径とハブ台2との間にラジアル方向に空隙が存
在する場合に効果を発揮する。すなわちロータ組立時に
上ベアリング内輪14の内径に相応する径部を有するス
ペーサ24をハブ台2に固着もしくは一体成形等により
設け、スピンドルモータ組立時には上、下ベアリングに
予圧を付加しながらスペーサ24を上ベアリング内輪1
4内径及び端面と接着等により固定しても、スペーサ2
4はハブ台2のシャフト1を保持する部分とそれに垂直
な部分とに当接、固着しているので、シャフト1とハブ
台2との良好な垂直度を維持することができ、スペーサ
24は上ベアリングの内輪14の内径及び端面で支承し
ているのでハブ台2とシャフト1の良好な振れ精度を得
ることができる。
【0021】(実施例5)図5、6、7は本発明の実施
例5を示したもので、図5はスピンドルモータの半断面
図、図6はその部分拡大図であり、図7はハブ台の加工
途中図を示したものである。図5、図6においてシャフ
ト1はハブ台30に圧入固定した後、図7に示すように
チャック25によってシャフトを掴み、バイト26によ
って図7中ハブ台の黒色に塗りつぶした部分を切削加工
し、シャフト1とハブ台30との良好な垂直度を得た
後、潤滑性の物質31をハブ台切削加工面に装着する。
ロータフレーム7にはメディア吸着用マグネット4、駆
動用マグネット5、FGマグネット6が固着されるとと
もに、板バネ8を介してドライブピン3を振り子運動可
能に保持し、前記ロータフレームと前記ハブ台とはカシ
メ等により締結されてロータ組立を構成している。一
方、内輪32、鋼球33、外輪34を有する上ベアリン
グ35と、鋼球18、外輪19、内輪17を有する下ベ
アリング21とはハウジング36に設けた凸部37によ
って離間して保持しており、ハウジング組立を構成して
いる。プリント配線板11には巻線9を施したコア10
をネジ12によって固定するとともに、前記ハウジング
組立を接着等により固定することでステータ組立を構成
している。またスピンドルモータの組立時にはシャフト
1の上ベアリング内輪32当接部とシャフトの下ベアリ
ング内輪17当接部には接着剤(図示せず)を塗布した
後、前記ステータ組立に前記ロータ組立を挿入してハブ
台30上部と下ベアリング内輪17とを挟み込む荷重を
組立治工具(図示せず)により付加し、接着が完了する
まで保持することで上、下ベアリングに所定の予圧を付
加する。このような構成は、寸法的な制約から上ベアリ
ング内径30が大きく取れずに、側面から見てハブ台3
0の一部が上ベアリング35と重畳できない場合に有効
である。すなわちシャフト1を保持するハブ台35のス
パンが薄くても、ハブ台30にシャフト1を挿入した
後、組立途中で前記シャフトをチャックしてハブ台30
の加工を行うので、シャフト1に対するハブ台30の良
好な垂直度を得ることができ、良好な振れ精度のハブ台
とシャフトを有するスピンドルモータを実現することが
できる。実験の結果からは、シャフト1を保持するハブ
台30のスパン、すなわち図6中寸法Aが1mm以下の場
合に特に効果を発揮する。また図6のようにシャフトを
チャックしてハブ台の切削加工を行う場合には、シャフ
トにバイト26が当たらぬように配慮するために、前記
シャフトに隣接してハブ台の切削加工残りすなわちハブ
台凸部が生じてしまうが、前記ハブ台凸部の寸法Bがハ
ブ台切削加工面に装着した潤滑性の物質31の厚み寸法
Cと比較して、同等かそれ以下である構成を有している
ので、ハブ台30表面に装着した潤滑性の物質31の表
面にメディアのメタルハブ部(図示せず)を装着した場
合にメタルハブは安定してチャックできる。ここで前記
潤滑性の物質31は、テフロン等の潤滑性の物質をハブ
台30の表面に直接コーティングしても良いし、予めテ
フロン等の潤滑性の物質がコーティングしてあるシート
状のものをハブ台30に接着しても良い。またハウジン
グ36に設けた凸部37はその加工の難易度が高い場合
には別ピースの円環状のワッシャ等で構成しても良い。
【0022】
【発明の効果】上記実施例の記載から明かなように、本
発明の請求項1、2、3、4によればスピンドルモータ
を薄型化してもハブ台とシャフトとの良好な垂直度を得
ることができるし、ハブ台を上ベアリングによって軸方
向にもラジアル方向にも支承しているので、良好な振れ
精度のシャフトとハブ台を有するスピンドルモータを得
ることができる。また本発明の請求項5においても、ス
ピンドルモータを薄型化してもハブ台とシャフトとの良
好な垂直度を得ることができるので、良好な振れ精度の
シャフトとハブ台を有するとともに、メディアを安定し
てチャックできるスピンドルモータを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示すスピンドルモータの半
断面図
【図2】本発明の実施例2を示すスピンドルモータの半
断面図
【図3】本発明の実施例3を示すスピンドルモータの半
断面図
【図4】本発明の実施例4を示すスピンドルモータの部
分断面図
【図5】本発明の実施例4を示すスピンドルモータの半
断面図
【図6】本発明の実施例5を示すスピンドルモータの部
分断面図
【図7】本発明の実施例5を示すハブ台の切削加工途中
【図8】従来のスピンドルモータの半断面図
【図9】従来のスピンドルモータの半断面図
【符号の説明】
1 シャフト 2、30、54 ハブ台 3 ドライブピン 4 メディア吸着用マグネット 5 駆動用マグネット 6 FGマグネット 7 ロータフレーム 8 板バネ 9 巻線 10 コア 11 プリント配線板 12 ネジ 13、36、59 ハウジング 14、32 上ベアリング内輪 15、33 上ベアリング鋼球 16、34 上ベアリング外輪 17 下ベアリング内輪 18 下ベアリング鋼球 19 下ベアリング外輪 20、35 上ベアリング 21 下ベアリング 22 ハブ台と一体に構成したロータフレーム 23、24 スペーサ 25 チャック 26 バイト 31 潤滑性の物質 37、60 ハウジングに設けた凸部 50 鋼球 51 保持器 52 転動体 53 軌道輪 55 焼結含油軸受 61 ハブ台のシャフトを保持する部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 21/22 H02K 21/22 M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板と、前記プリント配線板
    に固定したハウジングと、前記ハウジングによって保持
    した内径の異なる2個のラジアル型ボールベアリング
    と、前記ラジアル型ボールベアリングによって回転自在
    に支承したシャフト及びハブ台と、駆動マグネットを保
    持して前記ハブ台と一体に回転するロータフレームを有
    するとともに、前記ハブ台の一部がハブ台に近接して設
    けられる側のラジアル型ボールベアリングの内輪内径及
    び内輪端面に当接してなることを特徴とするスピンドル
    モータ。
  2. 【請求項2】 ハブ台とロータフレームとを一体で構成
    したことを特徴とする請求項1記載のスピンドルモー
    タ。
  3. 【請求項3】 プリント配線板と、前記プリント配線板
    に固定したハウジングと、前記ハウジングによって保持
    した内径の異なる2個のラジアル型ボールベアリング
    と、前記ラジアル型ボールベアリングによって回転自在
    に支承したシャフト及びハブ台と、駆動マグネットを保
    持して前記ハブ台と一体に回転するロータフレームを有
    するとともに、前記ハブ台の一部がハブ台に近接して設
    けられる側のラジアル型ボールベアリングの内輪内径に
    当接し、内輪端面とはスペーサを介して当接してなるこ
    とを特徴とするスピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 プリント配線板と、前記プリント配線板
    に固定したハウジングと、前記ハウジングによって保持
    した内径の異なる2個のラジアル型ボールベアリング
    と、前記ラジアル型ボールベアリングによって回転自在
    に支承したシャフト及びハブ台と、駆動マグネットを保
    持して前記ハブ台と一体に回転するロータフレームと前
    記ハブ台に固着して一体に回転するスペーサを有すると
    ともに、前記ハブ台の一部がハブ台に近接して設けられ
    る側のラジアル型ボールベアリングの内輪内径及び内輪
    端面とは前記スペーサを介して当接してなることを特徴
    とするスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 プリント配線板と、前記プリント配線板
    に固定したハウジングと、前記ハウジングによって保持
    した2個のラジアル型ボールベアリングと、前記ラジア
    ル型ボールベアリングによって回転自在に支承したシャ
    フト及びハブ台と、駆動マグネットを保持して前記ハブ
    台と一体に回転するロータフレームを有するとともに、
    前記シャフトに隣接して設けたハブ台凸部の厚みが、前
    記ハブ台に装着する潤滑性の物質の厚みと比較して同等
    かそれ以下であることを特徴とするスピンドルモータ。
JP10125671A 1998-05-08 1998-05-08 スピンドルモータ Pending JPH11332164A (ja)

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