JPH11330622A - 窒化物半導体素子 - Google Patents

窒化物半導体素子

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JPH11330622A
JPH11330622A JP13949698A JP13949698A JPH11330622A JP H11330622 A JPH11330622 A JP H11330622A JP 13949698 A JP13949698 A JP 13949698A JP 13949698 A JP13949698 A JP 13949698A JP H11330622 A JPH11330622 A JP H11330622A
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gan
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慎一 長濱
Hitoshi Umemoto
整 梅本
Shuji Nakamura
修二 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板裏面側からn電極を取り出すための新規
な窒化物半導体素子の構造を提供する。 【構成】 GaN基板のas-grown側に構造が形成されて
おり、研磨面側にn電極が形成される層として、n型不
純物がドープされたn型窒化物半導体を有するn側コン
タクト層が形成されている。n側コンタクト層は研磨面
側のGaN基板のダメージ回復層および、電極形成層と
して作用するので、発光素子では発光開始電圧を低下さ
せて、発光効率に優れた素子を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は窒化物半導体(InX
YGa1-X-YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)からなる発
光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)、
スーパールミネッセントダイオード(SLD)等の発光
素子、光センサー、太陽電池等の受光素子、あるいはト
ランジスタ、パワーデバイス等の電子デバイスに使用さ
れる窒化物半導体素子に関する。
【0002】
【従来の技術】我々はGaN基板の上に、活性層を含む
窒化物半導体レーザ素子を作製して、世界で初めて室温
での連続発振1万時間以上を達成したことを発表した
(ICNS'97 予稿集,October 27-31,1997,P444-446、及び
Jpn.J.Appl.Phys.Vol.36(1997)pp.L1568-1571、Part2,
No.12A,1 December 1997)。さらに、前記レーザ素子よ
りサファイアを除去してGaN単独とすることにより、
5mW出力でも1万時間以上の連続発振に成功したこと
を発表した。(Jpn.J.Appl.Phys.Vol.37(1998)pp.L309-
L312、及びAppl.Phys.Lett.Vol.72(1998)No.16,2014-20
16)
【0003】以上のレーザ素子は、アンドープGaN基
板のキャリア濃度が不十分であるため、そのGaN裏面
側からn電極を取り出さずに、窒化物半導体面側からn
電極、及びp電極を取り出した構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】同一面側からp電極と
n電極とを取り出す構造とすると、上下から電極を取り
出したものに比較してチップサイズが大きくなる欠点が
ある。また窒化物半導体層側にp、n両電極がある構造
は、チップ製造工程においても、電極の形状、チップ形
状等にも数々の制約を受けやすく製造しにくい傾向にあ
る。
【0005】またGaN基板のキャリア濃度を稼ぐため
に、GaN基板成長中にn型不純物をドープすることも
考えられる。しかしGaN基板は窒化物半導体の異なる
材料よりなる基板上に成長された後、異種基板を何らか
の方法を用いて除去することによって形成されることが
多い。この場合、基板除去面に、直接n電極を形成する
とオーミック性が悪くなる可能性がある。
【0006】従って、本発明はこのような事情を鑑みて
成されたものであって、窒化物半導体基板を用いた素子
を実現するに際し、基板裏面側からn電極を取り出すた
めの新規な窒化物半導体素子の構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の窒化物半導体素
子は、第1の主面と第2の主面とを有し、n型不純物が
ドープされた窒化物半導体よりなる基板の第1の主面側
に、n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層とを有す
る素子構造が形成されており、第2の主面側にはn電極
が形成される層として、n型不純物がドープされたn型
窒化物半導体を有するn側コンタクト層が形成されてい
ることを特徴とする。n型不純物としてはSi、Ge、
Sn、S、Ti、Zr等が挙げられるが、最も好ましく
はSiを用いる。
【0008】前記窒化物半導体基板の平均的なn型不純
物濃度は5×1016/cm3以上、5×1018/cm3以下に
調整されていることが望ましい。さらに好ましくは1×
1018/cm3以下、最も好ましくは5×1017/cm3以下
に調整される。
【0009】前記n側コンタクト層のn型不純物濃度
が、窒化物半導体基板の第2の主面表面近傍のn型不純
物濃度よりも大きいことを特徴とする。コンタクト層の
好ましい不純物濃度としては5×1017/cm3以上、好
ましくは1×1018/cm3以上、さらに好ましくは3×
1018/cm3以上に調整する。上限については1×10
20/cm3以下が望ましい。
【0010】また、本発明の素子では、前記n側コンタ
クト層と第2の主面との間に、アンドープ若しくはn型
不純物濃度がn側コンタクト層よりも少ない窒化物半導
体を有するバッファ層が形成されていることを特徴とす
る。このバッファ層の膜厚はは0.1μm以下、好まし
くは500オングストローム以下、さらに好ましくは3
00オングストローム以下にする。下限については50
オングストローム以上あることが望ましい。
【0011】さらに、本発明では窒化物半導体基板、バ
ッファ層、n側コンタクト層の内の少なくとも2種類が
同一組成を有することを特徴とする。最も好ましくは、
全て実質的にAl、Inを含まないGaNとする。
【0012】またn側コンタクト層、バッファ層の少な
くとも一方が、窒化物半導体層が積層された多層膜構造
を有することを特徴とする。多層膜構造は好ましくは超
格子構造とする。超格子構造とは、例えば膜厚100オ
ングストローム以下、好ましくは70オングストローム
以下、最も好ましくは50オングストローム以下の、異
なる組成を有する窒化物半導体層を積層した積層構造を
指す。
【0013】多層膜の組み合わせとしては、InXGa
1-XN(0≦X≦1)とAlYGa1-YN(0≦Y≦1、但
しX=Y=0の場合は、GaN層中の不純物濃度が異な
る。)とを交互に積層することが望ましい。本発明では
アンドープGaNとn型不純物ドープGaNとの組み合
わせ、若しくはn型不純物少量ドープGaNとn型不純
物多量ドープGaNが好ましい組み合わせである。
【0014】
【発明の実施の形態】窒化物半導体基板は、例えば窒化
物半導体と異なる材料よりなる異種基板上に、基板とな
るような膜厚で窒化物半導体を成長させた後、その異種
基板を除去することによって得られる。具体的な好まし
い窒化物半導体基板の製造方法としては、例えば次のよ
うな方法がある。
【0015】まずサファイア、SiCのような窒化物半
導体と異なる材料よりなる異種基板を用い、この異種基
板上に第1の窒化物半導体を成長させる。そしてその第
1の窒化物半導体の上に、例えばSiO2、TiO2のよ
うな、窒化物半導体が表面に成長しないか若しくは成長
しない保護膜を部分的に設ける。保護膜を設ける前に第
1の窒化物半導体をエッチングしてその表面に凹凸を設
けても良い。凹凸を設けた場合、前記保護膜は少なくと
もその凸部表面に形成する。次に保護膜を部分的に設け
た状態において、その保護膜の上から基板となる第2の
窒化物半導体を成長させる。第2の窒化物半導体は最初
保護膜の上には成長せず、第1の窒化物半導体の露出面
から成長し始める。第2の窒化物半導体の成長を続ける
と、保護膜上部において、第2の窒化物半導体は横方向
に成長し、そして保護膜上部において繋がる。保護膜上
で繋がった第2の窒化物半導体の成長を続けると、異種
基板と窒化物半導体との格子定数不整、熱膨張係数差に
起因する結晶欠陥が成長途中で止まり、結晶欠陥が非常
に少ない窒化物半導体基板が得られる。後は、異種基
板、保護膜、第1の窒化物半導体を、例えば研磨して除
去することにより、第1の主面(as-grown側)と第2の
主面(除去側)を有する窒化物半導体基板が得られる。
【0016】窒化物半導体基板のアズグロウン(as-gro
wn)側には素子構造となる窒化物半導体が成長される。
一方、異種基板除去側の窒化物半導体基板面にn電極が
形成されるのであるが、除去側の窒化物半導体基板は面
方位が不均一であることが多い。窒化物半導体基板の面
方位が不均一であると、この面に直接n電極を形成する
と、オーミック性が不安定になりやすい傾向にある。そ
こで本発明では、この異種基板除去側に、n電極形成層
となる窒化物半導体層を成長させることにより、窒化物
半導体の面方位を整えることができ、さらに成長面を鏡
面状とすることができるようになるので、n電極を形成
するためのコンタクト層として、安定してn電極と良好
なオーミック接触が得られるのである。
【0017】窒化物半導体基板の平均的なn型不純物濃
度は5×1016/cm3以上、5×1018/cm3以下に調整
されていることが望ましい。5×1018/cm3よりもn
型不純物濃度が多いと、窒化物半導体の結晶性が悪くな
り、素子自体の出力が低下し、また寿命も短くなる傾向
にある。従って好ましいn型不純物濃度としては、1×
1018/cm3以下、最も好ましくは5×1017/cm3以下
に調整する。下限については5×1016/cm3以上が望
ましい。5×1016/cm3よりも少ないと、基板自体の
抵抗率が高く、キャリア濃度が不十分となり、素子のV
f、閾値における電圧が高くなる。なおn型不純物を窒
化物半導体基板全体に均一にドープすることもできる
し、また、連続状の濃度勾配、若しくはステップ状の濃
度勾配をつけることもできる。濃度勾配をつける場合、
第1の主面(as-grown)側に接近するに従って不純物濃
度を小さくすることが望ましい。
【0018】さらに、n側コンタクト層のn型不純物濃
度を、窒化物半導体基板の第2の主面表面近傍のn型不
純物濃度よりも大きくすることが望ましい。表面近傍の
不純物濃度とは、表面から5μm以内の範囲のn型不純
物濃度を指すものとする。n型不純物濃度を表面近傍よ
りも大きくすることにより、n電極とコンタクト層との
オーミック接触が得やすくなり、また、キャリアが基板
内において拡散しやすくなるため素子の出力が向上す
る。コンタクト層の好ましい不純物濃度としては5×1
17/cm3以上に調整する。上限については1×1020
/cm3以下が望ましい。1×1020/cm3よりも多いとコ
ンタクト層自体の結晶性が悪くなって、逆に良好なオー
ミックが得にくくなる。
【0019】好ましい態様として、n側コンタクト層と
第2の主面との間に、アンドープ若しくはn型不純物濃
度がn側コンタクト層よりも少ない窒化物半導体を有す
るバッファ層を形成する。バッファ層は結晶性の良いコ
ンタクト層を成長させるための層である。つまり、n型
不純物がドープされた窒化物半導体基板の第2の主面に
直接n側コンタクト層を成長させると、n側コンタクト
層の結晶性が悪くなる恐れがある。そのためn型不純物
濃度が少ないバッファ層を成長させることにより、窒化
物半導体基板の第2の主面側の表面状態を整えると共
に、結晶性の良いn側コンタクト層を成長させやすくす
るのである。バッファ層の膜厚は0.1μm以下に調整
することが望ましい。バッファ層はアンドープ若しくは
n型不純物が少ない層であるので一般に抵抗率が高く、
キャリア濃度が低い。そのため0.1μmよりも厚い
と、動作電圧が上昇する傾向にある。一方、下限につい
ては、結晶性を整えるためのバッファ層の下限として、
50オングストローム以上あることが望ましい。
【0020】さらに、窒化物半導体基板、バッファ層、
n側コンタクト層の内の少なくとも2種類を同一組成と
することが望ましい。同一組成にすることにより格子定
数が完全に一致し、バッファ層、n側コンタクト層が結
晶性良く成長できる。同一組成とする場合、全て実質的
にAl、Inを含まないGaNとすると最も結晶性がよ
い層が成長できる。なおバッファ層、n側コンタクト層
を多層膜層とする場合には特に同一組成でなくてもよ
い。
【0021】n側コンタクト層、バッファ層の少なくと
も一方を好ましくは超格子構造とする。超格子構造とす
る作用として、AlGaN、InGaN、AlInN、
InAlGaN等、単一層を厚膜で成長させることが難
しい3元混晶、4元混晶の窒化物半導体を成長させる際
に、その単一膜厚を100オングストローム以下にする
と、その層が臨界膜厚以下になり、結晶性が良くなる。
そのため結晶性の良い薄膜層を積層することにより、全
体として結晶性の良いバッファ層、コンタクト層が成長
できる。なお、互いにn型不純物濃度が異なるn型Ga
Nを積層する場合には、厚膜でも結晶性の良いものが得
られるため、その膜厚は100オングストローム以下に
する必要はなく、単一層の膜厚は特に限定しない。
【0022】多層膜の組み合わせとしては、InXGa
1-XN(0≦X≦1)とAlYGa1-YN(0≦Y≦1、但
しX=Y=0の場合は、GaN層中の不純物濃度が異な
る。)とを交互に積層することが望ましい。組成が異な
る場合は超格子とすることが望ましい。X=Y=0では、
アンドープGaNとn型不純物ドープGaNとの組み合
わせ、若しくはn型不純物少量ドープGaNとn型不純
物多量ドープGaNとの組み合わせが好ましい。GaN
とGaNとの組み合わせでは、先にも述べたようにGa
N層の膜厚は問わない。不純物を多量ドープする場合、
n型不純物濃度は1×1018/cm3〜1×1020/cm3
範囲、少量ではアンドープ〜5×1018/cm3の範囲に
調整することが望ましい。なお本発明でアンドープとは
意図的に不純物をドープしない状態を指すが、隣接する
他の層からの不純物の拡散、あるいは反応中における意
図しない不純物の混入等によりn型不純物が含まれる場
合も、本発明ではアンドープと定義する。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るレーザ素子の
構造を示す模式的な断面図であり、共振面に平行な方向
で素子を切断した際の図を示すものである。以下、この
図を元に実施例1について説明する。なお本発明の素子
はレーザ素子に限定されるものではない。
【0024】[実施例1]1インチ角のSiドープGa
Nよりなる窒化物半導体基板1を用意する。この窒化物
半導体基板1は、以下のようにして成長させたものであ
る。
【0025】(窒化物半導体基板1)2インチφ、C面
を主面とするサファイアよりなる異種基板1をMOVP
E反応容器内にセットし、500℃で、トリメチルガリ
ウム(TMG)、アンモニア(NH3)を用い、GaN
よりなる低温バッファ層を200オングストロームの膜
厚で成長させる。低温バッファ層成長後、1050℃で
同じくGaNよりなる下地層を4μmの膜厚で成長させ
る。
【0026】下地層成長後、ウェーハを反応容器から取
り出し、この下地層の表面に、ストライプ幅10μm、
ストライプ間隔(窓部)2μmのSiO2よりなる保護
膜を形成する。保護膜形成後、ウェーハを再度MOVP
Eの反応容器内にセットし、温度を1050℃にして、
TMG、アンモニアを用い、アンドープGaN層を5μ
m成長させ、SiO2の表面を覆う。成長後、ウェーハ
をMOVPE装置からHVPE装置に移送しGaメタル
と、アンモニア、HCl、不純物ガスとしてシランガス
を用い、Siを3×1017/cm3ドープしたn型GaN
層を200μmの膜厚で成長させる。成長後、サファイ
ア基板側から研磨して、サファイア基板、バッファ層、
下地層、保護膜を除去することにより、総膜厚170μ
mのSiドープGaNからなる窒化物半導体基板1を作
製する。
【0027】(バッファ層32)以上のようにして作製
した窒化物半導体基板1をMOVPE装置に移送し、研
磨側の基板を表にして、1050℃で、アンドープGa
Nよりなるバッファ層32を500オングストロームの
膜厚で成長させる。
【0028】(n側コンタクト層31)続いて、105
0℃で不純物ガスにシランガスを加え、Siを3×10
18/cm 3ドープしたGaN層を5μmの膜厚で成長させ
る。
【0029】(第2のバッファ層2)n側コンタクト層
31成長後、窒化物半導体基板1をひっくり返し、AS-G
ROWN側の窒化物半導体基板1面に、1050℃でSiを
1×1018/cm3ドープしたGaNよりなる第2のバッ
ファ層2を2μmの膜厚で成長させる。このように窒化
物半導体と異なる材料よりなる異種基板上に、100μ
m以上の膜厚で基板となるような窒化物半導体を成長さ
せ、その後異種基板を除去して窒化物半導体基板を作製
した場合、その窒化物半導体基板のas-grown面にn型不
純物濃度が5×1016/cm3以上、1×1019/cm3以下
のGaNを10μm以下の膜厚で成長させて、as-GROWN
側の第2のバッファ層とすると、次に成長させる窒化物
半導体の結晶性が良くなる傾向にある。
【0030】(n側クラッド層3)続いて、1050℃
にてアンドープAl0.16Ga0.84Nよりなる層を25オ
ングストロームの膜厚で成長させ、続いてTMAを止め
て、シランガスを流し、Siを1×1019/cm3ドープ
したn型GaNよりなる層を25オングストロームの膜
厚で成長させる。それらの層を交互に積層して超格子層
を構成し、総膜厚1.2μmの超格子よりなるn側クラ
ッド層3を成長させる。なお、発振波長が長波長の43
0〜550nmのレーザ素子ではこのクラッド層はn型
不純物をドープしたGaNでも良い。
【0031】(n側光ガイド層4)続いて、シランガス
を止め、1050℃でアンドープGaNよりなるn側光
ガイド層4を0.1μmの膜厚で成長させる。n側光ガ
イド層4はGaN、InGaNで成長できる。またこの
n側光ガイド層にn型不純物をドープしても良い。な
お、発振波長が長波長の430〜550nmのレーザ素
子ではこのガイド層はInGaNを含む超格子層として
も良い。
【0032】(活性層5)次に、800℃で、Siドー
プIn0.02Ga0.98Nよりなる障壁層を100オングス
トロームの膜厚で成長させ、続いて同一温度で、アンド
ープIn0.15Ga 0.85Nよりなる井戸層を40オングス
トロームの膜厚で成長させる。障壁層と井戸層とを2回
交互に積層し、最後に障壁層で終わり、総膜厚380オ
ングストロームの多重量子井戸構造よりなる(MQW)
の活性層5を成長させる。活性層は本実施例のようにア
ンドープでもよいし、またn型不純物及び/又はp型不
純物をドープしても良い。不純物は井戸層、障壁層両方
にドープしても良く、いずれか一方にドープしてもよ
い。なお障壁層にのみn型不純物をドープすると閾値が
低下しやすい。
【0033】(p側キャップ層6)次に1050℃で、
Mgを1×1020/cm3ドープしたp型Al0.3Ga0.7
Nよりなるp側キャップ層6を300オングストローム
の膜厚で成長させる。
【0034】(p側光ガイド層7)続いて1050℃
で、アンドープGaNよりなるp側光ガイド層7を0.
1μmの膜厚で成長させる。p側光ガイド層9もGa
N、InGaNで成長できる。またこのp側光ガイド層
にp型不純物をドープしても良い。なお、発振波長が長
波長の430〜550nmのレーザ素子ではこのガイド
層はInGaNを含む超格子層としても良い。
【0035】(p側クラッド層8)続いて1050℃で
MgドープAl0.16Ga0.84Nよりなる層を25オング
ストロームの膜厚で成長させ、続いてアンドープGaN
よりなる層を25オングストロームの膜厚で成長させ、
総膜厚0.6μmの超格子層よりなるp側クラッド層8
を成長させる。発振波長が長波長の430〜550nm
のレーザ素子ではこのクラッド層はp型不純物をドープ
したGaNでも良い。
【0036】(p側コンタクト層9)最後に、1050
℃で、Mgを1×1020/cm3ドープしたp型GaNよ
りなるp側コンタクト層9を150オングストロームの
膜厚で成長させる。このコンタクト層のキャリア濃度
は、1×1017/cm3以上とすることが望ましい。1×
1017/cm3よりも低いと電極と好ましいオーミックを
得るのが難しくなる傾向にある。さらにコンタクト層の
組成をGaN、InGaN、若しくはGaN、InGa
Nを含む超格子とすると、電極材料と好ましいオーミッ
クが得られやすくなる。
【0037】以上のようにして窒化物半導体を成長させ
たウェーハを反応容器から取り出し、最上層のp側コン
タクト層9の表面に、所定の形状のマスクを介して、幅
1.5μmのストライプからなるSiO2よりなる保護
膜を形成する。保護膜形成後、RIE(反応性イオンエ
ッチング)を用い、図1に示すように、p側クラッド層
8とp側光ガイド層7との界面付近までエッチングを行
い、幅1.5μmのストライプ状の導波路を形成する。
【0038】ストライプ導波路形成後、SiO2マスク
をつけたまま、窒化物半導体層の表面にZrO2よりな
る絶縁膜100を形成する。絶縁膜100形成後、バッ
ファードフッ酸に浸漬して、p側コンタクト層の上に形
成したSiO2を溶解除去し、リフトオフ法によりSi
2と共に、p側コンタクト層の上にあるZrO2を除去
する。
【0039】絶縁膜100形成後、Ni/Auからなる
p電極20を図1に示すように、絶縁膜100を介して
p側コンタクト層9と良好なオーミックが得られるよう
に形成する。一方、n側コンタクト層31の表面にはT
i/Alよりなるn電極21をほぼ全面に形成する。
【0040】p、n両電極形成後、窒化物半導体基板1
のM面(窒化物半導体を六角柱で表した場合にその六角
柱の側面に相当する面)で基板1を劈開して、ウェーハ
をバー(bar)状と成し、そのバーの劈開面に共振面を作
製する。
【0041】レーザチップ作製後、GaN基板のn電極
21側をメタライズされたヒートシンクに設置して、図
1に示すようにp電極20のストライプの直上部にない
位置にAu線をワイヤーボンディングしてレーザ素子と
する。このレーザ素子に室温でレーザ発振を試みたとこ
ろ、発振波長408.5nm、閾値電流密度2kA/cm
2において室温連続発振を示し、閾値における電圧は従
来のものに比較して、約10%低下した。さらに電流値
を上げて出力を上げ、40mWとしても、素子自体にシ
ョートは発生せず、50時間以上の連続発振を続けた。
【0042】[実施例2]実施例1において、バッファ
層32を成長させず、研磨側の窒化物半導体基板1の上
に直接、Siを1×1018/cm3ドープしたn側コンタ
クト層31を形成する他は同様にしてレーザ素子を作製
したところ、実施例1のものに比較して、若干閾値が上
昇する傾向にあったが、寿命は実施例1のものとほぼ同
じであった。なおn側コンタクト層は直接窒化物半導体
基板に成長させるため、そのSi濃度は実施例1のもの
に比較して少なくしてある。
【0043】[実施例3]実施例2において、n側コン
タクト層31を成長させる際、アンドープGaN層を5
0オングストローム、Siを3×1018/cm3ドープし
たGaN層を200オングストローム成長させ、これら
の層を交互に積層して多層膜を構成し、総膜厚3μmと
する他は実施例2と同様にしてレーザ素子を作製したと
ころ、実施例1のものとほぼ同等の特性を有するレーザ
素子が得られた。なおn電極形成層はSiドープGaN
層とした。なおSiドープGaN層の膜厚を50オング
ストロームとしても同様の効果が得られる。
【0044】[実施例4]実施例1において、n側コン
タクト層31を成長させる際に、アンドープAl 0.05
0.95N層を50オングストローム、Siを5×1018
/cm3ドープしたGaN層を50オングストローム成長
させ、これらの層を交互に積層して超格子層を形成し、
総膜厚3μmとする他は実施例1と同様にしてレーザ素
子を作製したところ、実施例1のものとほぼ同等の特性
を有するレーザ素子が得られた。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の素子では
研磨側のGaN基板にダメージ回復層および、電極形成
層として、n側コンタクト層を設けていることにより、
発光素子では発光開始電圧を低下させて、発光効率に優
れた素子を実現できる。また本実施例は主として、レー
ザ素子について説明したが、LED素子についても本発
明を適用することによりVf(順方向電圧)を低下させ
ることができる。しかもGaN基板を用いているため
に、サファイアを用いたものよりも、素子自体の結晶欠
陥が少なくなり、信頼性に優れた素子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るレーザ素子の構造を
示す模式断面図。
【符号の説明】
31・・・n側コンタクト層 32・・・バッファ層 1・・・窒化物半導体基板 2・・・第2のバッファ層 3・・・n側クラッド層 4・・・n側光ガイド層 5・・・活性層 6・・・p側キャップ層 7・・・p側光ガイド層 8・・・p側クラッド層 9・・・p側コンタクト層 20・・・p電極 21・・・n電極 22・・・ワイヤー 100・・・絶縁膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の主面と第2の主面とを有し、n型
    不純物がドープされた窒化物半導体よりなる基板の第1
    の主面側に、n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層
    とを有する素子構造が形成されており、第2の主面側に
    はn電極が形成される層として、n型不純物がドープさ
    れたn型窒化物半導体を有するn側コンタクト層が形成
    されていることを特徴とする窒化物半導体素子。
  2. 【請求項2】 前記窒化物半導体基板の平均的なn型不
    純物濃度が5×1016/cm3以上、5×1018/cm3以下
    であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体
    素子。
  3. 【請求項3】 前記n側コンタクト層のn型不純物濃度
    が、窒化物半導体基板の第2の主面表面近傍のn型不純
    物濃度よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の窒化物半導体素子。
  4. 【請求項4】 前記n側コンタクト層と第2の主面との
    間に、アンドープ若しくはn型不純物濃度がn側コンタ
    クト層よりも少ない窒化物半導体を有するバッファ層が
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の内の
    いずれか1項に記載の窒化物半導体素子。
  5. 【請求項5】 前記バッファ層の膜厚が0.1μm以下
    であることを特徴とする請求項4に記載の窒化物半導体
    素子。
  6. 【請求項6】 前記窒化物半導体基板、バッファ層、n
    側コンタクト層の内の少なくとも2種類が同一組成を有
    することを特徴とする請求項1乃至5の内のいずれか1
    項に記載の窒化物半導体素子。
  7. 【請求項7】 前記n側コンタクト層、バッファ層の少
    なくとも一方が、窒化物半導体層が積層された多層膜構
    造を有することを特徴とする請求項1乃至5の内のいず
    れか1項に記載の窒化物半導体素子。
  8. 【請求項8】 前記多層膜はInXGa1-XN(0≦X≦
    1)とAlYGa1-YN(0≦Y≦1、但しX=Y=0の場
    合は、GaN層中の不純物濃度が異なる。)とが積層さ
    れていることを特徴とする請求項7に記載の窒化物半導
    体素子。
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