JPH11330100A - Cbd成膜装置 - Google Patents
Cbd成膜装置Info
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- JPH11330100A JPH11330100A JP14054498A JP14054498A JPH11330100A JP H11330100 A JPH11330100 A JP H11330100A JP 14054498 A JP14054498 A JP 14054498A JP 14054498 A JP14054498 A JP 14054498A JP H11330100 A JPH11330100 A JP H11330100A
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Abstract
できると共に、反応溶液槽の小型化による低コスト化が
可能なCBD成膜装置を提供する。 【構成】本発明のCBD成膜装置は、反応溶液槽(1)
と、この反応溶液槽内に基板(S) を保持する基板保持部
(2) と、反応溶液槽(1) の壁面を振動させる複数の振動
子(3a,3b,3c ・・・) とを備え、好適には、各超音波振
動子を駆動するための個別の超音波駆動回路(4a,4b,4c
・・・) を備える。
Description
ファ層の成膜などに利用されるCBD成膜装置に関する
ものである。
は、基板表面の能動層と、この能動層上に形成される透
明電極層との間にCdS のバッファ層が形成される。この
バッファ層の形成方法として、化学浴槽堆積法( CBD: C
hemical Bath Deposition 法) が利用される。このCB
D法では、表面側にCIS 能動層が形成された基板を CdI
2とNH2CSNH2のアンモニア溶液から成る反応溶液中に浸
すことによって、CIS 能動層上にCdS の層が堆積・形成
される。
るうえで基板表面の成膜形成領域に常に新鮮な反応溶液
を接触させることが必要であり、このため、反応溶液を
攪拌する機構が必要になる。従来、このような攪拌機構
としては、図2に示すように、恒温水槽14内に保持さ
れた反応溶液槽11の外部の下方に回転磁界発生装置1
3を設置すると共に、反応溶液槽11の底に樹脂などの
耐腐食性の素材で被覆された鉄などの磁性体から成る攪
拌子12(スターラー)を投入し、このスターラーを恒
温水槽14の外部で発生させた回転磁界で回転させるこ
とにより行っている。なお、Sは処理対象の基板であ
る。
使用するCBD成膜装置の攪拌機構では、攪拌を反応溶
液槽の底のスターラーで行っている。このため、槽の底
から離れる従って攪拌力が弱まり、成膜の均一性が損な
われるという問題がある。また、反応溶液槽内にスター
ラーを動かすための空間が必要になるため反応溶液槽の
小型化には限界が生じ、1個の基板の処理ごとに廃棄さ
れる反応溶液の量がかさみ、資源の調達と廃液の処理と
いう2面において製造費用がかさむという問題がある。
一性を向上でき、反応溶液槽の小型化が可能なCBD成
膜装置を提供することにある。
は、反応溶液槽と、この反応溶液槽内に基板を保持する
基板保持部と、反応溶液槽の壁面を振動させる複数の振
動子とを備えることにより、振動よって反応溶液の攪拌
を行うように構成されている。
ば、このCBD成膜装置は、複数の振動子の動作を個別
に駆動するための駆動回路を備えている。
基板の成膜形成面と複数の振動子によって振動せしめら
れる反応溶液槽の壁面との間にのみ基板の厚みの数倍程
度の厚みを有する反応溶液の層を介在させるように基板
を鉛直に保持する。
の構成を示す要部断面図である。このCBD成膜装置で
は、紙面と直行する方向に所定の長さにわたって延長さ
れる幅を有する矩形状の恒温水槽6の中央部に、細身の
矩形状の反応溶液槽1が設置されている。この反応溶液
槽1の内部には CdI2 ( 沃化カドミュウム) とNH2CSNH2
( チオ尿素) のアンモニア溶液から成る反応溶液反応溶
液が充填されると共に、その一方の内壁面と基板保持棒
2との間に表面側にCIS 能動層が形成された基板Sが保
持されている。基板Sは矩形状を呈しており、図1の紙
面と直行する方向に所定の長さにわたって延長される所
定の幅を有している。基板保持棒2は、基板Sの幅方向
の両端のみを保持しており、基板Sの中央部ではその表
面とこれに対向する他方の内壁面との間に、基板Sの厚
みと同程度の幅の反応溶液の層が形成されている。
向と幅方向とに適宜な一定の間隔を保って複数の超音波
振動子3a,3b,3c・・・が設置されている。各超
音波振動子は、防水カバー5 で覆われている。各超音波
振動子には、個別の超音波駆動回路4a,4b,4c・
・・が設置されている。
は、対応の超音波振動子3a,3b,3c・・・によっ
て超音波振動に変換され、反応溶液槽1の壁面を通して
基板Sの表面との間に形成された狭い幅の反応溶液層に
伝達される。この超音波の振動エネルギーにより、反応
溶液が十分に攪拌され、基板表面のCIS 能動層上に均一
な厚みのCdS のバッファ層が形成される。
すると、処理済みの基板Sが反応溶液槽1から取り出さ
れる。基板Sの表面に形成されたバッファ層の厚みの均
一性が検査され、この検査結果に応じて、次回のCBD
処理時における各超音波駆動回路の出力の調整が個別に
行われる。基板Sの取り出しの後、反応溶液槽1内の反
応溶液が廃棄される。この廃棄される反応溶液の量は、
反応溶液槽1が細身になったことから、従来の装置にお
けるものと比べて極めて少量に留まる。
応して超音波駆動回路を設置することにより、個々の超
音波振動子の動作を個別に調整する最適な構成を例示し
た。しかしながら、原理的には、費用の節減などのため
に、一つの駆動回路によって複数の超音波振動子を駆動
する構成とすることもできる。
度とし、一つの基板を処理するたびに反応溶液を交換す
る例を説明した。しかしながら、反応溶液を交換するこ
となく複数枚の基板を連続して処理する目的などから、
反応溶液の層の厚みを更に大きく、例えば基板の厚みの
数倍程度とすることもできる。
BD成膜装置は、反応溶液槽の壁面に取付けた超音波振
動子によって反応溶液の攪拌を行う構成であるから、攪
拌にむらが生ぜず成膜の均一性が向上するという効果が
奏される。
ための空間が不要になることから反応溶液槽を薄くでき
る。この結果、1個の基板の処理ごとに廃棄される反応
溶液の量が節減され、資源の調達と廃液の処理という2
面において製造費用が低減される。
回路を個別に設置する本発明の実施例によれば、駆動出
力を個別に調整することにより成膜の均一性を一層高め
ることができるという利点がある。
す要部断面図である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】反応溶液槽と、 この反応溶液槽内に基板を保持する基板保持部と、 前記反応溶液槽の壁面を振動させる複数の振動子とを備
えたことを特徴とするCBD成膜装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記複数の振動子を個別に駆動するための駆動回路を備
えたことを特徴とするCBD成膜装置。 - 【請求項3】請求項1又は2において、 前記複数の振動子は、前記反応溶液槽の壁面にわたって
ほぼ等間隔で配置されたことを特徴とするCBD成膜装
置。 - 【請求項4】請求項1乃至3のそれぞれにおいて、 前記基板保持部は、前記基板を鉛直に保持することを特
徴とするCBD成膜装置。 - 【請求項5】請求項1乃至4のそれぞれにおいて、 前記基板保持部は、前記基板の成膜形成面と前記複数の
振動子によって振動せしめられる前記反応溶液槽の壁面
との間にのみ反応溶液の層を介在させるように前記基板
を保持することを特徴とするCBD成膜装置。 - 【請求項6】請求項5において、 前記反応溶液の層の厚みは、前記基板の厚みの数倍程度
以下であることを特徴とするCBD成膜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14054498A JP4080061B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | Cbd成膜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14054498A JP4080061B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | Cbd成膜装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11330100A true JPH11330100A (ja) | 1999-11-30 |
JP4080061B2 JP4080061B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=15271153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14054498A Expired - Fee Related JP4080061B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | Cbd成膜装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4080061B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11330509A (ja) * | 1998-05-07 | 1999-11-30 | Honda Motor Co Ltd | Cbd成膜装置 |
JP2013062394A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Honda Motor Co Ltd | カルコパイライト型太陽電池の製造方法と、バッファ層成膜装置 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP14054498A patent/JP4080061B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11330509A (ja) * | 1998-05-07 | 1999-11-30 | Honda Motor Co Ltd | Cbd成膜装置 |
JP2013062394A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Honda Motor Co Ltd | カルコパイライト型太陽電池の製造方法と、バッファ層成膜装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4080061B2 (ja) | 2008-04-23 |
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