JPH11329865A - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH11329865A JPH11329865A JP10156642A JP15664298A JPH11329865A JP H11329865 A JPH11329865 A JP H11329865A JP 10156642 A JP10156642 A JP 10156642A JP 15664298 A JP15664298 A JP 15664298A JP H11329865 A JPH11329865 A JP H11329865A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- transformer
- bobbin
- terminal
- spool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
組立性がよく、組立後の高さ寸法のばらつきが生じない
トランスを提供する。 【解決手段】 本発明のトランスは、ボビン2の巻枠
に、一体に成形された沿面距離構成材8を配し、1次側
巻線3及び2次側巻線4を巻回し、コアを組み込んで得
られる。
Description
圧が要求される、アナログ通信に用いられるSMD型の
トランスに関する。
通信のFAXやモデムが重要な役割を果たしている。こ
の種のモデムやFAXのNCU部に使用されているライ
ントランスは、電話回線と直接接続されるため、リンガ
等の比較的大きな電圧(例えば、75V)がかかった
り、サージによる突入電圧が入る可能性がある。このた
め、トランスには、1500V以上の絶縁耐圧が要求さ
れる場合が多い。さらに、ULでは、絶縁耐圧以外にも
沿面及び空間距離が汚染度2、材料グループI、CTI
≧600Vでも、0.8mm以上の沿面距離と0.7mm
以上の空間距離を必要としている。このため、従来は、
次のようにして沿面距離を確保していた。
21の巻枠の片側(2次側端子10のある側)にボビン
の成形材と同材質にて段差7を成形するか、または絶縁
性をもったバリアテープを巻くことによりスペースを確
保された段差を設け、1次側巻線3部の沿面距離を確保
するとともに、1次側端子9側にバリアテープ6を巻い
て、2次側巻線4部の沿面距離を確保していた。
幅0.8mm、厚さ0.15mmという寸法のため、巻い
た後に、はがれやすいという問題があった。また、テー
プを巻く回数を誤ったりすると、組立後の高さ寸法にば
らつきが生じるという問題があった。
を解決し、絶縁耐圧が高く、沿面距離が確保できる上、
組立性がよく、組立後の高さ寸法のばらつきが生じない
トランスを提供することにある。
に巻線を巻回し、コアを組み込んでなるトランスにおい
て、前記巻枠に、一体成に形された沿面距離構成材を配
し、前記巻線を巻回したことを特徴とするトランスであ
る。
絶縁ゴム材または熱収縮材からなることを特徴とする上
記のトランスである。
際、従来のバリアテープ及び段差の部分に、一体に成形
された伸縮性の絶縁ゴム材または熱収縮材等からなる沿
面距離構成材を配したことを特徴とする。
明する。
る。図2は、本発明のトランスの正面図である。図3
は、本発明のトランスに用いられるボビンの断面図であ
る。
いられるボビン2は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等
の絶縁材からなり、筒状の巻芯の両側面に鍔11、12
が設けられ、1次側巻線3、2次側巻線4を巻回する巻
枠が形成されている。また、鍔の一方(鍔12)には、
1次側端子9及び2次側端子10が植設されている。
端子10のある側に、沿面距離構成材8として、リング
状に一体に成形された角型の断面を有するシリコーンゴ
ム(東芝製、TSE2184V)を配し、1次側巻線3
を巻回した後、それらの上に絶縁テープ5を施した。次
に、1次側端子9のある側に、上記と同じシリコーンゴ
ムを配し、2次側巻線4を巻回した後、それらの上に絶
縁テープ5を施した。最後に、図1及び図2に示すよう
に、ボビン2に、ケイ素鋼、パーマロイ等の磁性材から
なるコア1を組み込んで、本発明のトランスが得られ
る。
は、従来のバリアテープを巻く手間が省け、巻線時の不
具合が解消したため、従来のトランスに比べ、組立性が
向上した。また、組立後の高さ寸法のばらつきがなくな
った。さらに、本発明のトランスでは、1−2次間の絶
縁耐圧が1500V以上であった。また、1次側端子へ
繋がるワイヤと2次側巻線との間及び2次側端子へ繋が
るワイヤと1次側巻線との間の絶縁距離も確保すること
ができた。
絶縁耐圧が高く、沿面距離が確保できる上、組立性がよ
く、組立後の高さ寸法のばらつきが生じないトランスを
提供することができた。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ボビンの巻枠に巻線を巻回し、コアを組
み込んでなるトランスにおいて、前記巻枠に、一体に成
形された沿面距離構成材を配し、前記巻線を巻回したこ
とを特徴とするトランス。 - 【請求項2】 前記沿面距離構成材は、絶縁ゴム材また
は熱収縮材からなることを特徴とする請求項1記載のト
ランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10156642A JPH11329865A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10156642A JPH11329865A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11329865A true JPH11329865A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15632135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10156642A Pending JPH11329865A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11329865A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2564453A (en) * | 2017-07-11 | 2019-01-16 | Invertek Drives Ltd | A transformer and a method of manufacturing a transformer |
JP2021118328A (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-10 | 東芝ライテック株式会社 | トランス |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP10156642A patent/JPH11329865A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2564453A (en) * | 2017-07-11 | 2019-01-16 | Invertek Drives Ltd | A transformer and a method of manufacturing a transformer |
JP2021118328A (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-10 | 東芝ライテック株式会社 | トランス |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060719 |
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A521 | Request for written amendment filed |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070808 |