JPH11329186A - 近接センサ - Google Patents

近接センサ

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JPH11329186A
JPH11329186A JP13238698A JP13238698A JPH11329186A JP H11329186 A JPH11329186 A JP H11329186A JP 13238698 A JP13238698 A JP 13238698A JP 13238698 A JP13238698 A JP 13238698A JP H11329186 A JPH11329186 A JP H11329186A
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JP
Japan
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resistance
transistor
voltage
base
amplifying transistor
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Application number
JP13238698A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Minamitani
保 南谷
Masanaga Nishikawa
雅永 西川
Yoichi Maeda
陽一 前田
Tomoharu Sato
友春 佐藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減でき、かつ、動作温度範囲が
広い近接センサを得る。 【解決手段】 半導体磁気抵抗素子2に直列に抵抗素子
5が接続されている。磁気抵抗素子2と抵抗素子5のそ
れぞれの一端は増幅用トランジスタ4のベースに接続さ
れ、磁気抵抗素子2の他端はトランジスタ4のエミッタ
に接続され、抵抗素子5の他端はトランジスタ4のコレ
クタに接続されている。抵抗素子5は、トランジスタ4
の動作電圧を調整するためのものであり、広範囲の温度
領域(例えば、−10℃〜+70℃)で、トランジスタ
4のベース・エミッタ間電圧VBEがトランジスタ4の動
作電圧及び感度の各温度特性に合うような抵抗温度係数
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近接センサ、特
に、産業機械用磁性体位置検出センサや鋼球検出センサ
等として用いられる近接センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の近接センサとして、実公平3−3
6020号公報記載のものが知られている。図19に示
すように、この近接センサ91は、二つの強磁性体磁気
抵抗素子M1,M2を直列接続した抵抗体MRと、強磁
性体磁気抵抗素子M1,M2の接点を一方の入出端子に
接続したオペアンプ92とで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、強磁性
体磁気抵抗素子M1,M2単体の磁気抵抗変化量は非常
に小さく、強磁性体磁気抵抗素子M1,M2の僅かな磁
気抵抗変化量でスイッチング動作をさせるためには、多
段増幅器あるいはオペアンプ92等の高利得増幅器に頼
らざるを得ず、電圧変位の検出回路は素子数が多くなっ
てコスト高となっていた。
【0004】そこで、この対策として、増幅用トランジ
スタのベース・エミッタ間に半導体磁気抵抗素子を接続
すると共に、ベース・コレクタ間に増幅用トランジスタ
の動作電圧を調整するための固定抵抗を接続した近接セ
ンサが提案されている。半導体磁気抵抗素子は、磁気感
応したときの抵抗変化が大きいため、多段増幅器あるい
は高利得増幅器を必要とせず、電圧変位の検出回路の部
品点数を削減することができるからである。
【0005】ところが、増幅用トランジスタのベース・
コレクタ間に単に固定抵抗を接続しただけでは、半導体
磁気抵抗素子の出力電圧(言い換えると、増幅用トラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧)の温度特性と、増幅
用トランジスタの動作電圧の温度特性とが一致せず、増
幅用トランジスタのスイッチング動作を正常に行なうこ
とができる動作温度範囲が狭いという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、部品点数を削減
でき、かつ、動作温度範囲が広い近接センサを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明に係る近接センサは、(a)半導体磁
気抵抗素子と、(b)前記半導体磁気抵抗素子をベース
・エミッタ間に接続した増幅用トランジスタと、(c)
少なくとも一つの抵抗素子で構成された、前記増幅用ト
ランジスタのベース・エミッタ間電圧を調整する抵抗回
路とを備え、(d)前記増幅用トランジスタのベース・
エミッタ間電圧が前記増幅用トランジスタの動作電圧の
温度特性に合うように、前記抵抗回路を構成している抵
抗素子がそれぞれの抵抗温度係数を有していること、を
特徴とする。
【0008】ここに、「増幅用トランジスタのベース・
エミッタ間電圧が前記増幅用トランジスタの動作電圧の
温度特性に合う」とは、具体的には、増幅用トランジス
タの動作電圧の温度特性に合わせて、検知物を非検出の
ときには前記増幅用トランジスタのベース・エミッタ間
電圧が前記増幅用トランジスタの動作電圧より小さく、
かつ、検知物を検出したときには前記増幅用トランジス
タのベース・エミッタ間電圧が前記増幅用トランジスタ
の動作電圧より大きくなることである。また、増幅用ト
ランジスタには、電界効果トランジスタ(以下、FET
とする)が含まれる。この場合、増幅用トランジスタの
ベース、エミッタ及びコレクタは、それぞれFETのゲ
ート、ソース及びドレインを意味する。
【0009】以上の構成により、増幅用トランジスタの
ベース・エミッタ間電圧が、広範囲の温度領域にわたっ
て、増幅用トランジスタの動作電圧の温度特性に近似す
る。従って、増幅用トランジスタが正常なスイッチング
動作を行なうことができる温度範囲が広くなる。
【0010】また、本発明に係る近接センサは、増幅用
トランジスタのベース・エミッタ間電圧が前記増幅用ト
ランジスタの動作電圧及び半導体磁気抵抗素子の感度の
各温度特性に合うように、前記抵抗回路を構成している
抵抗素子がそれぞれの抵抗温度係数を有していることを
特徴とする。ここに、「増幅用トランジスタのベース・
エミッタ間電圧が前記増幅用トランジスタの動作電圧及
び半導体磁気抵抗素子の感度の各温度特性に合う」と
は、具体的には、前記増幅用トランジスタの動作電圧の
温度特性と、前記半導体磁気抵抗素子の抵抗と感度の温
度係数とに合わせて、検知物を非検出のときには前記増
幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧が前記増幅
用トランジスタの動作電圧より小さく、かつ、検知物を
検出したときには前記増幅用トランジスタのベース・エ
ミッタ間電圧が前記増幅用トランジスタの動作電圧より
大きくなることである。
【0011】以上の構成により、増幅用トランジスタの
ベース・エミッタ間電圧が増幅用トランジスタの動作電
圧の温度特性に更に近似する。
【0012】また、半導体磁気抵抗素子にバイアス磁界
を印加する手段を設けることにより、検知物とバイアス
磁界を印加する手段との間に集中磁界が発生し、半導体
磁気抵抗素子の磁気抵抗変化の感度が向上する。さら
に、抵抗回路の少なくとも一つの抵抗素子を半導体磁気
抵抗素子と同じ材料にて構成することにより、抵抗素子
の抵抗温度特性が半導体磁気抵抗素子の抵抗温度特性に
近づき、増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧
が増幅用トランジスタの動作電圧の温度特性に更に近づ
く。さらに、抵抗回路の少なくとも一つの抵抗素子と半
導体磁気抵抗素子とを単一基板上に設けることにより、
部品点数が抑えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る近接センサの
実施形態について添付図面を参照して説明する。各実施
形態において同一部品及び同一部分には同じ符号を付し
た。
【0014】[第1実施形態、図1〜図8]第1実施形
態は鋼球センサを例にして説明する。図1及び図2に示
すように、鋼球センサ1は、半導体磁気抵抗素子2と、
半導体磁気抵抗素子2にバイアス磁場を印加する磁石3
と、NPN型の増幅用トランジスタ4と、抵抗素子5
と、部品2〜5を搭載するための回路基板6と、非磁性
保護ケース7にて構成されている。
【0015】半導体磁気抵抗素子2は、図3に示すよう
に、基板21の上面21a(以下、検知面21aとす
る)に半導体磁気抵抗パターン22が設けられている。
半導体磁気抵抗パターン22は、磁界が強くなるにつれ
て抵抗値が大きくなる。半導体磁気抵抗パターン22は
所定の磁気抵抗値を得るため蛇行形状とされ、磁気抵抗
パターン22のセグメントの幅Wと長さLの比W/Lを
大きくして高感度なものにしている。半導体磁気抵抗パ
ターン22は、たとえばInSb,InAs,GaAs
等の化合物半導体を蒸着法やスパッタリング法等で基板
21上に薄膜状に設けた後、この化合物半導体薄膜の表
面にAl等のメタル膜を蒸着法やスパッタリング法等の
方法で所定のピッチにて形成したものである。あるい
は、半導体磁気抵抗パターン22は、InSb等からな
る化合物半導体基板21の表面にAl等のメタル膜を所
定のピッチで形成したものであってもよい。また、半導
体薄膜は、上記のように基板21上に直接形成したり、
単結晶半導体基板をそのまま用いてもよいし、別に成膜
した半導体薄膜や単結晶半導体基板をガラス、アルミ
ナ、フェライト等の基板21上に接着剤で貼り付けた複
合基板としたものであってもよい。InSbを採用した
場合には、特に高感度の磁気抵抗素子2が得られる。半
導体磁気抵抗パターン22の一方の端部は出力電極24
に接続され、他方の端部は出力電極25に接続されてい
る。
【0016】磁石3は回路基板6を挟んで磁気抵抗素子
2に対向している。この磁石3は永久磁石であってもよ
いし、電磁石であってもよい。磁石3により半導体磁気
抵抗素子2にバイアス磁界を印加すると、検知物である
鋼球30が検出穴10を通過すると、鋼球30と磁石3
との間に集中磁界が発生し、半導体磁気抵抗パターン2
2の抵抗値変化を得ることができる。抵抗素子5は、増
幅用トランジスタ4の動作電圧を調整するためのもので
ある。抵抗素子5としては、サーミスタ、InSb、金
属皮膜抵抗、メタルグレーズ抵抗等が用いられる。
【0017】非磁性保護ケース7には、鋼球30の通過
が可能な径を有する検出穴10が設けられている。半導
体磁気抵抗素子2、磁石3、増幅用トランジスタ4及び
抵抗素子5を搭載した回路基板6は、非磁性保護ケース
7の部品収容部11に収納され、半導体磁気抵抗素子2
の検知面21aが検出穴10の軸方向に対して略平行に
なるように配置されている。
【0018】図4は、鋼球センサ1の電気回路図であ
る。半導体磁気抵抗素子2に直列に抵抗素子5が接続さ
れている。磁気抵抗素子2と抵抗素子5のそれぞれの一
端は、増幅用トランジスタ4のベースに接続され、磁気
抵抗素子2の他端はトランジスタ4のエミッタに接続さ
れ、抵抗素子5の他端はトランジスタ4のコレクタに接
続されている。つまり、半導体磁気抵抗素子2はトラン
ジスタ4のベース・エミッタ間に接続され、抵抗素子5
はベース・コレクタ間に接続されている。トランジスタ
4は、半導体磁気抵抗素子2の出力端から取り出され
る、磁気抵抗変化量に応じた電圧変化量を増幅するもの
である。そして、トランジスタ4の動作電圧は、半導体
磁気抵抗素子2と抵抗素子5の分圧比によって決定され
る。トランジスタ4は、シリコントランジスタ、ゲルマ
ニウムトランジスタ等任意である。この回路は、抵抗素
子5の一端とトランジスタ4のコレクタが出力端子15
に接続され、半導体磁気抵抗素子2の一端とトランジス
タ4のエミッタが出力端子16に接続されている、2線
式出力結線回路となっている。
【0019】次に、以上の構成からなる鋼球センサ1の
作用効果について説明する。予め、出力端子15に、セ
ンサ電源によって直流電圧Vcを印加し、抵抗素子5に
直流電流を流しておく。鋼球30が検出穴10を通過し
ていないとき、磁石3によるバイアス磁場は半導体磁気
抵抗素子2へ集中しておらず、半導体磁気抵抗素子2の
抵抗に変化はなく、その抵抗値は低い。従って、トラン
ジスタ4のベース・エミッタ間電圧VBEは小さく、トラ
ンジスタ4の動作電圧に達しない。図5に示すようにト
ランジスタ4は遮断領域であるため、トランジスタ4は
OFF状態のままであり、鋼球センサ1の出力電流Iは
下降している。
【0020】次に、鋼球30が検出穴10を通過してい
るとき、磁石3によるバイアス磁場は半導体磁気抵抗素
子2へ集中するので、半導体磁気抵抗素子2の抵抗値は
高くなる。従って、トランジスタ4のベース・エミッタ
間電圧VBEは大きくなり、図5に示すようにトランジス
タ4は能動領域に到達するため、トランジスタ4はON
状態となる。これにより、トランジスタ4のコレクタ電
流Icが増大し、鋼球センサ1の出力電流Iが上昇す
る。
【0021】鋼球30が検出穴10を通過して離反する
と、磁石3によるバイアス磁場は半導体磁気抵抗素子2
への集中がなくなり、半導体磁気抵抗素子2の抵抗値は
元の低い値となる。従って、トランジスタ4のベース・
エミッタ間電圧VBEは小さくなり、トランジスタ4はO
FF状態となり、鋼球センサ1の出力電流Iは下降す
る。
【0022】こうして、図6に示すような鋼球センサ1
のパルス状の出力電流波形が得られ、この出力電流波形
のパルス数をカウントすることによって、無接触で鋼球
30の通過数を検出することができる。また、図7
(A)に示すように、鋼球センサ1の出力端子16に負
荷抵抗RLを接続して、鋼球センサ1の端子15と負荷
抵抗RLの端子100に直流電圧Vcを印加すれば、出
力端子101から出力電圧波形Vout(図7(B)参
照)を取り出すことができ、この出力電圧波形Vout
のパルス数をカウントすることによって、無接触で鋼球
30の通過数を検出することができる。
【0023】次に、増幅用トランジスタ4の動作電圧を
調整する抵抗素子5について詳細に説明する。この抵抗
素子5は、広範囲の温度領域(第1実施形態では−10
℃〜+70℃の温度領域)で増幅用トランジスタ4のベ
ース・エミッタ電圧VBEがトランジスタ4の動作電圧及
び半導体磁気抵抗素子2の感度の各温度特性に合うよう
な抵抗温度係数を有しており、そのような抵抗温度係数
を有した抵抗素子5を選定する方法の一例を以下に示
す。−10℃、+25℃、+70℃の温度でのInSb
からなる磁気抵抗素子2の磁気抵抗Rm0(鋼球非通過
時)は表1のとおりである。
【0024】
【表1】
【0025】一方、−10℃、+25℃、+70℃の温
度で、増幅用トランジスタ4が安定してスイッチングす
るベース・エミッタ間電圧VBEは表2のとおりである。
ここで、トランジスタONとOFFの電圧に差をもたせ
ているのは、図5に示した動作電圧に対してON,OF
F動作点に余裕をもたせて、スイッチング動作を安定に
するためである。この差はトランジスタ4の特性によっ
て適正値が設定される。
【0026】
【表2】
【0027】そして、図8は表2に基づいて作成した、
トランジスタ4がON/OFFスイッチングする際の、
ベース・エミッタ間電圧VBEの温度特性を示すグラフで
ある。グラフに示すように、トランジスタ4のベース・
エミッタ間電圧VBEの温度特性は、温度が高くなるにつ
れて低くなる傾向がある。(2.5mV/℃程度)。
【0028】また、磁気抵抗素子2の抵抗変化率(感
度)の最小値も温度により変化し、表3のとおりであ
る。ただし、抵抗変化率は、鋼球通過時の磁気抵抗素子
2の抵抗値をRmBとしたとき、RmB/Rm0で求めら
れる。
【0029】
【表3】
【0030】そして、図8に示したグラフにおいて、斜
線で表示した鋼球非検出領域Rは、−10℃、+25
℃、+70℃の温度でトランジスタ4がONするベース
・エミッタ間電圧VBEを磁気抵抗素子2の抵抗変化率で
除することによって、その下限が得られる。 −10℃ : 0.65/1.45=0.448 +25℃ : 0.55/1.30=0.423 +70℃ : 0.46/1.20=0.383
【0031】従って、−10℃、+25℃、+70℃に
おいて、抵抗素子5に要求される最小抵抗値Rmin及び
最大抵抗値Rmaxは、各温度毎に以下の式により算出さ
れる。Vcはセンサ電源によって印加される直流電圧で
ある。 {Rm0/(Rmax+Rm0)}×Vc=(鋼球非検出領
域Rの各温度における最大電圧) {Rm0/(Rmin+Rm0)}×Vc=(鋼球非検出領
域Rの各温度における最小電圧) 例えば、センサ電源によって印加される直流電圧Vcが
12Vの場合の、−10℃での最小抵抗値Rmin及び最
大抵抗値Rmaxは、 {1.0/(Rmax+1.0)}×12=0.620 {1.0/(Rmin+1.0)}×12=0.448 を算出して求めることができる。
【0032】表4はこうして算出した、各温度での抵抗
素子5の最大及び最小抵抗値Rmax,Rminである。
【0033】
【表4】
【0034】以上の結果から、−10℃〜+70℃の温
度領域で増幅用トランジスタ4のベース・エミッタ間電
圧VBEがトランジスタ4の動作電圧及び半導体磁気抵抗
素子2の感度の各温度特性に合うような抵抗温度係数を
有した抵抗素子5としては、例えば、25℃での抵抗値
が12KΩで、B定数が1200Kのサーミスタを用い
ることができる。このサーミスタの抵抗R(t)は、以
下の式で表わされる。 R(t)=12000・exp{B(1/(273.1
5+t)−1/(273.15+25))}
【0035】従って、このサーミスタの−10℃、+2
5℃、+70℃でのそれぞれの抵抗値は20.50K
Ω、12.00KΩ、7.08KΩとなり、表4に示し
た条件を満足している。
【0036】以上の構成の鋼球センサ1は、増幅用トラ
ンジスタ4のベース・エミッタ間電圧VBEが、−10℃
〜+70℃の広範囲の温度領域にわたって、増幅用トラ
ンジスタ4の動作電圧の温度特性に近似する。従って、
動作温度範囲の広い鋼球センサ1が得られる。
【0037】[第2実施形態、図9〜図11]第2実施
形態は、磁性体位置検出センサを例にして説明する。図
9は磁性体位置検出センサ31の構成を示す電気回路図
である。磁性体位置検出センサ31は、磁気感応部品5
1、NPN型の増幅用トランジスタ4、固定抵抗65、
増幅器32、発光ダイオード33、ツェナーダイオード
34、定電流電源35及びダイオード36にて構成され
ている。
【0038】磁気感応部品51は、図10に示すよう
に、基板61と、この基板61の上面61a(以下検知
面61aとする)に設けられた半導体磁気抵抗素子52
及び抵抗素子53とからなる。半導体磁気抵抗素子52
は、磁界が強くなるにつれて抵抗値が大きくなる。半導
体磁気抵抗素子52は所定の磁気抵抗値を得るため蛇行
形状とされ、磁気抵抗素子52のセグメントの幅Wと長
さLの比W/Lを大きくして高感度なものにしている。
半導体磁気抵抗素子52は、たとえばInSb,InA
s,GaAs等の化合物半導体を蒸着法やスパッタリン
グ法等で基板61上に薄膜状に設けた後、この化合物半
導体薄膜の表面にAl等のメタル膜を蒸着法やスパッタ
リング法等の方法で所定のピッチにて形成したものであ
る。あるいは、半導体磁気抵抗素子52は、InSb等
からなる化合物半導体基板61の表面にAl等のメタル
膜を所定のピッチで形成したものであってもよい。ま
た、半導体薄膜は、上記のように基板61上に直接形成
したり、単結晶半導体基板をそのまま用いてもよいし、
別に成膜した半導体薄膜や単結晶半導体基板をガラス、
アルミナ、フェライト等の基板61上に接着剤で貼り付
けた複合基板としたものであってもよい。InSbを採
用した場合には、特に高感度の磁気抵抗素子52が得ら
れる。抵抗素子53も所定の抵抗値を得るため蛇行形状
とされている。
【0039】抵抗素子53は、基板61上に形成された
InSb等の半導体薄膜や、InSb等の単結晶半導体
基板や、Al、ニクロム等の金属薄膜やメタルグレーズ
等の厚膜を蛇行状にライン形成したものである。この抵
抗素子53は固定抵抗65と共に、トランジスタ4の動
作電圧を調整するためのものである。半導体磁気抵抗素
子52の一方の端部は出力電極54に接続され、他方の
端部は中継電極56に接続されている。抵抗素子53の
一方の端部は出力電極55に接続され、他方の端部は中
継電極56に接続されている。
【0040】増幅器32の入力端子はトランジスタ4の
コレクタに接続され、出力端子は発光ダイオード33の
アノードに接続されると共にトランジスタ4のコレクタ
にフィードバック接続されている。発光ダイオード33
のアノードは定電流電源35の出力端子に接続されてい
る。定電流電源35の入力端子は整流用ダイオード36
を介して出力端子15に接続されている。ツェナーダイ
オード34のカソード側はトランジスタ4のコレクタに
接続され、アノード側は接地されている。
【0041】ツェナーダイオード34は、磁性体42の
検知の有無にかかわらず半導体磁気抵抗素子52とトラ
ンジスタ4の安定動作を補償するために、定電圧を維持
するものである。定電流電源35は、センサ31に流入
する電流の上限を決定するものであり、磁性体検知時の
定電流動作を補償する。ダイオード36は、センサ電源
を逆接続した際にセンサ31を保護するためのものであ
る。
【0042】以上の構成からなる磁性体位置検出センサ
31の作用効果について説明する。予め、出力端子15
に、センサ電源によって直流電圧Vcを印加し、固定抵
抗65及び抵抗素子53に直流電流を流しておく。ロッ
ド41の頭部に設けた磁性体42が磁性体位置検出セン
サ31から離れているとき、磁石3によるバイアス磁場
は半導体磁気抵抗素子52へ集中しておらず、半導体磁
気抵抗素子52の抵抗に変化はなく、その抵抗値は低
い。従って、中継電極56の電圧、言い換えると、トラ
ンジスタ4のベース・エミッタ間電圧VBEはトランジス
タ4の動作電圧より小さく、前記第1実施形態の図5に
示すようにトランジスタ4は遮断領域であるため、トラ
ンジスタ4はOFF状態のままであり、磁性体位置検出
センサ31に流れる電流は小さく、磁性体位置検出セン
サ31は非検出状態である。
【0043】次に、磁性体42が磁性体位置検出センサ
31に近づいたとき、磁石3によるバイアス磁場は半導
体磁気抵抗素子52へ集中するので、半導体磁気抵抗素
子52の抵抗値は高くなる。従って、中継電極56の電
圧、言い換えると、トランジスタ4のベース・エミッタ
間電圧VBEはトランジスタ4の動作電圧が大きくなり、
図5に示すようにトランジスタ4は能動領域に到達する
ため、トランジスタ4はON状態となる。これにより、
トランジスタ4のコレクタ側の電圧が下がる。すると、
増幅器32は、予め決められた電流量をトランジスタ4
のコレクタに流し、同時に、発光ダイオード33を点灯
させて磁性体検知状態を告知させる。こうして磁性体位
置検出センサ31の出力端子15,16の電流量を変化
させる。なお、磁性体位置検出センサ31に要求される
磁気感応時の電流ばらつきが大きくても実用上問題とな
らない場合、あるいは、磁気感応告知を必要としない場
合には、部品32〜36を省略することもできる。
【0044】次に、磁気感応部品51の抵抗素子53と
固定素子65とを直列に接続して構成した、増幅用トラ
ンジスタ4の動作電圧を調整する抵抗回路について詳細
に説明する。この抵抗回路は、広範囲の温度領域で増幅
用トランジスタ4のベース・エミッタ間電圧VBE(言い
換えると、中継電極56の電圧)が、トランジスタ4の
動作電圧の温度特性に合うように、抵抗素子53と固定
抵抗65がそれぞれの温度係数を有している。表5及び
表6はその一例を示すものである。表5は、−10℃,
+25℃,+70℃の温度において、磁性体位置検出セ
ンサ31が磁性体を検知していないときの、半導体磁気
抵抗素子52と抵抗素子53と固定抵抗65のそれぞれ
の抵抗、並びにトランジスタ4のベース・エミッタ間電
圧VBE及びOFF電圧を示したものである。一方、表6
は、検出センサ31が磁性体を検知しているときのもの
である。ここで、トランジスタONとOFFの電圧に差
をもたせているのは、図5に示した動作電圧に対してO
N,OFF動作点に余裕をもたせて、スイッチング動作
を安定にするためである。
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】そして、図11は表5及び表6に基づいて
作成したトランジスタ4のベース・エミッタ間電圧VBE
及びON,OFF電圧の温度特性を示すグラフである。
グラフより、この検出センサ31は、−10℃〜+70
℃の広い温度範囲で常に磁性体検知時にはON電圧より
高く、かつ非検知時にはOFF電圧より低くなってお
り、正常に、スイッチング動作を行なうことができるこ
とがわかる。因みに、増幅用トランジスタ4のベース・
コレクタ間に単に固定抵抗を接続しただけの場合には、
図11において点線で表示するように、トランジスタ4
のベース・エミッタ間電圧VBEの温度特性は、トランジ
スタ4の動作電圧(ON,OFF電圧)とは一致せず、
磁性体位置検出センサ31の動作温度範囲は約+15℃
〜+30℃と狭かった。
【0048】さらに、抵抗素子53を半導体磁気抵抗素
子52と同じ材料にて構成することにより、抵抗素子5
3の抵抗温度特性が半導体磁気抵抗素子52の抵抗温度
特性に近づき、増幅用トランジスタ4のベース・エミッ
タ間電圧VBEが増幅用トランジスタ4の動作電圧の温度
特性に更に近づくことができる。
【0049】[他の実施形態]なお、本発明に係る近接
センサは前記実施形態に限定するものではなく、その要
旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0050】前記実施形態では、NPN型トランジスタ
を用いているが、PNP型トランジスタを用いてもよ
い。このとき、出力電圧の極性は逆になる。また、検知
物が磁石のように磁化されている場合には、バイアス磁
界を印加する磁石を省略することもできる。さらに、増
幅用トランジスタはFETであってもよい。例えば、前
記第1実施形態の近接センサ1の場合には、半導体磁気
抵抗素子はFETのゲート・ソース間に接続され、抵抗
素子5はFETのゲート・ドレイン間に接続されること
になる。
【0051】また、前記実施形態は、増幅用トランジス
タのベース・エミッタ間電圧VBEの温度特性が、増幅用
トランジスタの動作電圧の温度特性と略同じ(言い換え
ると、両者の温度特性直線が略平行)となるような抵抗
回路について説明している。しかしながら、必ずしもこ
れに限るものではなく、所望の広い温度範囲で増幅用ト
ランジスタのスイッチング動作が正常に行われるのであ
れば、増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧V
BEの温度特性が、増幅用トランジスタの動作電圧の温度
特性と若干異なる(言い換えると、両者の温度特性直線
の傾きが異なる)ような抵抗回路であってもよい。
【0052】また、増幅用トランジスタの動作電圧を調
整する抵抗回路の構成は、InSbと金属皮膜抵抗等の
2種類以上の抵抗の複合構成であってもよいし、直列接
続あるいは並列接続いずれであってもよく、例えば、図
12〜図18に示すように種々ある。図12は、増幅用
トランジスタ4のベース・エミッタ間に半導体磁気抵抗
素子2と固定抵抗111の直列回路を電気的に接続し、
ベース・コレクタ間に半導体磁気抵抗素子2と略同じ抵
抗温度特性を有する抵抗素子112を電気的に接続して
いる。従って、半導体磁気抵抗素子2及び固定抵抗11
1からなる直列回路の抵抗温度特性と、抵抗素子112
の抵抗温度特性とが略同じになり、増幅用トランジスタ
4のベース・エミッタ間電圧が、広範囲の温度領域にわ
たって、増幅用トランジスタ4の動作電圧の温度特性に
近似する。これにより、増幅用トランジスタ4が正常な
スイッチング動作を行なうことができる温度範囲が広く
なる。
【0053】図13は、増幅用トランジスタ4のベース
・エミッタ間に半導体磁気抵抗素子2を電気的に接続
し、ベース・コレクタ間に固定抵抗113及び半導体磁
気抵抗素子2と略同じ抵抗温度特性を有する抵抗素子1
14からなる並列回路を電気的に接続している。従っ
て、固定抵抗113及び抵抗素子114からなる並列回
路の抵抗温度特性と、半導体磁気抵抗素子2の抵抗温度
特性とが同様の傾向を示すことになり、増幅用トランジ
スタ4のベース・エミッタ間電圧が、広範囲の温度領域
にわたって、増幅用トランジスタ4の動作電圧の温度特
性に近似する。
【0054】図14は、増幅用トランジスタ4のベース
・エミッタ間に半導体磁気抵抗素子2と固定抵抗115
の直列回路を電気的に接続し、ベース・コレクタ間に固
定抵抗116を電気的に接続している。固定抵抗11
5,116のそれぞれの抵抗値の組み合わせにより、増
幅用トランジスタ4のベース・エミッタ間電圧が、広範
囲の温度領域にわたって、増幅用トランジスタ4の動作
電圧の温度特性に近似するようにさせる。
【0055】図15は、増幅用トランジスタ4のベース
・エミッタ間に半導体磁気抵抗素子2及び固定抵抗11
7からなる並列回路を電気的に接続し、ベース・コレク
タ間に固定抵抗118を電気的に接続している。図16
は、増幅用トランジスタ4のベース・エミッタ間に半導
体磁気抵抗素子2を電気的に接続し、ベース・コレクタ
間に固定抵抗119を電気的に接続し、コレクタ・エミ
ッタ間に固定抵抗120を電気的に接続している。
【0056】図17は、増幅用トランジスタ4のベース
・エミッタ間に半導体磁気抵抗素子2及び固定抵抗12
1からなる並列回路を電気的に接続し、ベース・コレク
タ間に半導体磁気抵抗素子2と略同じ抵抗温度特性を有
する抵抗素子122を電気的に接続している。図18
は、増幅用トランジスタ4のベース・エミッタ間に半導
体磁気抵抗素子2を電気的に接続し、ベース・コレクタ
間に半導体磁気抵抗素子2と略同じ抵抗温度特性を有す
る抵抗素子123を電気的に接続し、コレクタ・エミッ
タ間に固定抵抗124を電気的に接続している。
【0057】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧
が前記増幅用トランジスタの動作電圧や半導体磁気抵抗
素子の感度の各温度特性に合うように、前記抵抗回路を
構成している抵抗素子がそれぞれの抵抗温度係数を有し
ているので、増幅用トランジスタのベース・エミッタ間
電圧が、広範囲の温度領域にわたって、増幅用トランジ
スタの動作電圧の温度特性に近似する。従って、増幅用
トランジスタが正常なスイッチング動作を行なうことが
できる温度範囲を広くすることができる。
【0058】また、半導体磁気抵抗素子にバイアス磁界
を印加する手段を設けることにより、検知物が接近した
場合の、検知物とバイアス磁界を印加する手段との間の
磁界変化率を大きくすることができ、磁気抵抗変化の感
度を向上させることができる。また、抵抗回路の少なく
とも一つの抵抗素子を半導体磁気抵抗素子と同じ材料に
て構成することにより、抵抗素子の抵抗温度特性が半導
体磁気抵抗素子の抵抗温度特性に近づき、増幅用トラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧が増幅用トランジスタ
の動作電圧の温度特性に更に近づく。さらに、抵抗回路
の少なくとも一つの抵抗素子と磁気抵抗素子とを単一基
板上に設けることにより、部品点数をさらに抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る近接センサの第1実施形態を示す
平面図。
【図2】図1に示した近接センサの一部切欠き正面図。
【図3】半導体磁気抵抗素子を設けた基板を示す斜視
図。
【図4】図1に示した近接センサの電気回路図。
【図5】増幅用トランジスタの電流−電圧特性を示すグ
ラフ。
【図6】図1に示した近接センサの出力電流波形を示す
グラフ。
【図7】(A)は図1に示した近接センサに負荷抵抗を
接続した電気回路図、(B)はその出力電圧波形を示す
グラフ。
【図8】増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧
BEの温度特性を示すグラフ。
【図9】本発明に係る近接センサの第2実施形態を示す
電気回路図。
【図10】半導体磁気抵抗素子及び抵抗素子を設けた基
板を示す斜視図。
【図11】増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電
圧VBE及び動作電圧のそれぞれの温度特性を示すグラ
フ。
【図12】他の実施形態を示す電気回路図。
【図13】他の実施形態を示す別の電気回路図。
【図14】他の実施形態を示すさらに別の電気回路図。
【図15】他の実施形態を示すさらに別の電気回路図。
【図16】他の実施形態を示すさらに別の電気回路図。
【図17】他の実施形態を示すさらに別の電気回路図。
【図18】他の実施形態を示すさらに別の電気回路図。
【図19】従来の近接センサを示す電気回路図。
【符号の説明】
1…鋼球センサ 2…半導体磁気抵抗素子 3…磁石 4…増幅用トランジスタ 5…抵抗素子 21…基板 31…磁性体位置検出センサ 51…磁気感応部品 52…半導体磁気抵抗素子 53…抵抗素子 65…固定抵抗 111,113,115〜121,124…固定抵抗 112,114,122,123…抵抗素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 友春 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体磁気抵抗素子と、 前記半導体磁気抵抗素子をベース・エミッタ間に接続し
    た増幅用トランジスタと、 少なくとも一つの抵抗素子で構成された、前記増幅用ト
    ランジスタのベース・エミッタ間電圧を調整する抵抗回
    路とを備え、 前記増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧が前
    記増幅用トランジスタの動作電圧の温度特性に合うよう
    に、前記抵抗回路を構成している抵抗素子がそれぞれの
    抵抗温度係数を有していること、 を特徴とする近接センサ。
  2. 【請求項2】 前記増幅用トランジスタのベース・エミ
    ッタ間電圧が前記増幅用トランジスタの動作電圧及び前
    記半導体磁気抵抗素子の感度の各温度特性に合うよう
    に、前記抵抗回路を構成している抵抗素子がそれぞれの
    抵抗温度係数を有していることを特徴とする請求項1記
    載の近接センサ。
  3. 【請求項3】 半導体磁気抵抗素子と、 前記半導体磁気抵抗素子をベース・エミッタ間に接続し
    た増幅用トランジスタと、 少なくとも一つの抵抗素子で構成された、前記増幅用ト
    ランジスタのベース・エミッタ間電圧を調整する抵抗回
    路とを備え、 前記増幅用トランジスタの動作電圧の温度特性に合わせ
    て、検知物を非検出のときには前記増幅用トランジスタ
    のベース・エミッタ間電圧が前記増幅用トランジスタの
    動作電圧より小さく、かつ、検知物を検出したときには
    前記増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧が前
    記増幅用トランジスタの動作電圧より大きくなるよう
    に、前記抵抗回路を構成している抵抗素子がそれぞれの
    抵抗温度係数を有していること、 を特徴とする近接センサ。
  4. 【請求項4】 前記増幅用トランジスタの動作電圧の温
    度特性と、前記半導体磁気抵抗素子の抵抗と感度の温度
    係数とに合わせて、検知物を非検出のときには前記増幅
    用トランジスタのベース・エミッタ間電圧が前記増幅用
    トランジスタの動作電圧より小さく、かつ、検知物を検
    出したときには前記増幅用トランジスタのベース・エミ
    ッタ間電圧が前記増幅用トランジスタの動作電圧より大
    きくなるように、前記抵抗回路を構成している抵抗素子
    がそれぞれの抵抗温度係数を有していることを特徴とす
    る請求項3記載の近接センサ。
  5. 【請求項5】 前記半導体磁気抵抗素子にバイアス磁界
    を印加する手段を備えたことを特徴とする請求項1ない
    し請求項4記載の近接センサ。
  6. 【請求項6】 前記抵抗回路の少なくとも一つの抵抗素
    子が前記半導体磁気抵抗素子と同じ材料からなることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5記載の近接センサ。
  7. 【請求項7】 前記抵抗回路の少なくとも一つの抵抗素
    子と前記半導体磁気抵抗素子とが単一基板上に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項6記載の
    近接センサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013387A1 (en) * 2000-08-09 2002-02-14 Herga Electric Limited Switch assembly
JP2002189069A (ja) * 2000-12-22 2002-07-05 Murata Mfg Co Ltd 磁気センサおよびその製造方法
CN103233644A (zh) * 2013-04-01 2013-08-07 刘喆 感应式自动门控制开关
JP2018162993A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 Tdk株式会社 磁気センサ

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