JPH11328532A - 釣銭自動払出装置 - Google Patents

釣銭自動払出装置

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JPH11328532A
JPH11328532A JP10126303A JP12630398A JPH11328532A JP H11328532 A JPH11328532 A JP H11328532A JP 10126303 A JP10126303 A JP 10126303A JP 12630398 A JP12630398 A JP 12630398A JP H11328532 A JPH11328532 A JP H11328532A
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Masatada Kajiura
昌忠 梶浦
Hisashi Kawahara
恒 河原
Shoji Ishimatsu
尚司 石松
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣銭払出指令に応じて釣銭を自動的に払出口
へ払い出す釣銭自動払出装置において、例えば払い出さ
れた釣銭をレジ係員が取り出す際に誤って落として無く
してしまった場合でも、代わりの釣銭を即座に払い出し
可能とする。 【解決手段】 装置本体の操作部26に、マニュアル操作
されるマニュアル払出釦94を設ける。マニュアル払出釦
94が操作されたときに払い出す釣銭の金種と枚数を記憶
するマニュアル払出枚数記憶部104 を設ける。マニュア
ル払出釦94が操作されたときに釣銭払出指令とは無関係
にマニュアル払出枚数記憶部104 に記憶されている金種
と枚数の釣銭を払出口ヘ払い出すように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスーパーマ
ーケット、ファーストフード店等の店舗の精算所に設置
され、キャッシュレジスタ等からの釣銭払出指令に応じ
て釣銭を自動的に払い出す釣銭自動払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャッシュレジスタ等からの釣銭
払出指令に応じて釣銭を自動的に払い出す釣銭自動払出
装置としては、例えば、実用新案登録第2509366
号公報に記載された循環式硬貨入出金機がある。
【0003】このような機械では、顧客との現金の受け
渡しを正確でしかも迅速に行なえるようにすることを目
的としたもので、キャッシュレジスタ等からの釣銭払出
指令に応じて必要な釣銭硬貨を自動的に払い出す機能
と、顧客から受け取った硬貨を金種混合状態で硬貨受入
口に投入すると自動的に金種別に分類して収納し、投入
硬貨を釣銭硬貨として循環使用できるようにする硬貨の
分類収納機能を有している。
【0004】また、このような機械では、顧客から受け
取った貨幣(硬貨を含む)を目視確認するとともにその
金額をキャッシュレジスタ等でキー入力して釣銭金額を
算出し、硬貨入出金機に対して釣銭払出指令を出すよう
になっているため、顧客から受け取った貨幣の収納処理
よりも釣銭の支払を優先させて行なうようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の機械では、キャッシュレジスタ等からの釣銭払
出指令でのみ釣銭を払い出すようになっているため、払
い出された釣銭をレジ係員が取り出す際に誤って落とし
て無くしてしまった場合には、代わりの釣銭を即座に払
い出すことができず、顧客を待たせることになってレジ
精算業務が停滞してしまうという問題がある。
【0006】また、そのような事態に備えて代わりの釣
銭を即座に渡せるようにするために、別の場所に緊急用
の硬貨を保管しておくといった運用が採られている場合
もあるが、その場合はその緊急用の硬貨を保管する必要
があり、レジ係員に余分な負担を強いることになってし
まうとともに、そのような事態が発生しなかった場合に
は無駄な硬貨になってしまうという問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、例えば払い出された釣銭をレジ係員が取り出す際
に誤って落としてしまった場合でも、代わりの釣銭を即
座に払い出すことができる釣銭自動払出装置を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の釣銭自動
払出装置は、釣銭払出指令に応じて釣銭を自動的に払出
口へ払い出す釣銭自動払出装置において、操作部を有す
る装置本体と、この装置本体の操作部に設けられ、マニ
ュアル操作されるマニュアル払出釦と、このマニュアル
払出釦が操作されたときに払い出す釣銭の金種と枚数を
記憶するマニュアル払出枚数記憶部と、前記マニュアル
払出釦が操作されたときに釣銭払出指令とは無関係に前
記マニュアル払出枚数記憶部に記憶されている金種と枚
数の釣銭を前記払出口ヘ払い出すように制御するマニュ
アル払出制御手段とを具備したものである。
【0009】この構成により、例えば払い出された釣銭
をレジ係員が取り出す際に誤って落としてしまった場合
でも、マニュアル払出釦の操作によって代わりの釣銭を
即座に払い出し、その払い出された釣銭をレジ係員が再
度取り出して顧客に渡すことで、顧客を待たせてレジ精
算業務が停滞してしまうといった事態を防止する。
【0010】請求項2記載の釣銭自動払出装置は、請求
項1記載の釣銭自動払出装置において、マニュアル払出
枚数記憶部は、硬貨での釣銭となり得る可能性のある最
大金額で最小構成枚数となる金種と枚数を記憶している
ものである。
【0011】この構成により、硬貨での釣銭となり得る
可能性のある最大金額、つまり999円を最小構成枚数
となる金種と枚数、つまり500円×1、100円×
4、50円×1、10円×4、5円×1、1円×4で払
い出すようにしたので、如何なる場合の釣銭にも対応可
能とする。
【0012】請求項3記載の釣銭自動払出装置は、請求
項1または2記載の釣銭自動払出装置において、マニュ
アル払出釦が操作された場合の操作履歴を記憶する操作
履歴記憶部を具備したものである。
【0013】マニュアル払出釦が操作された操作履歴に
より、マニュアル払出を不正に行なった場合でも、その
不正を追跡できるので、マニュアル払出の不正行為を抑
制可能とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の釣銭自動払出装置
の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1は釣銭自動払出装置の制御系のブロッ
ク図、図2は釣銭自動払出装置の斜視図、図3は釣銭自
動払出装置の装置本体を装置枠体から引き出した状態の
平面図、図4(a) は図3のA−A断面図、図4(b) は図
3のB−B断面図、図5は釣銭自動払出装置の操作部の
平面図である。
【0016】図2ないし図4において、11は装置枠体
で、この装置枠体11内に装置枠体11の前面開口を通じて
装置本体12が装着されているとともに、装置枠体11の両
側内壁面に配設された両側のガイドレール機構13によっ
て装置本体12が装置枠体11に対して引き出し可能に支持
されている。そして、通常時には、装置本体12の前部12
a を除くほとんどの部分が装置枠体11内に収納配置さ
れ、また、メンテナンス時等には、装置本体12が装置枠
体11内から引き出し可能とされている。
【0017】装置枠体11および装置本体12の左側には、
装置本体12が装置枠体11内に装着された状態、および装
置本体12が装置枠体11内から所定長さ引き出された状態
の各状態で係止する係止機構15、および各状態を検知す
る検知手段16が配設されている。
【0018】係止機構15は、各状態に対応して装置枠体
11の左側内壁面から突設された係止ピン17、および装置
本体12の左側部に揺動軸18を支点として揺動可能に軸支
された係止レバー19を有し、係止レバー19の後端には係
止ピン17に係合する係止溝20が形成され、前端には下方
へ押されることで係止レバー19による係止を解除させる
解除ボタン部21が形成され、係止レバー19の後端が下降
する方向すなわち係止溝20が係止ピン17に係合する係止
レバー19の係止方向にスプリング等で付勢されている。
装置本体12の前面下部位置の左側に錠機構22が配設さ
れ、この錠機構22の鍵による解除操作に連動して係止レ
バー19の後端が上昇揺動すなわち係止レバー19が係止解
除される。
【0019】検知手段16は、各状態に対応して装置枠体
11の内壁面に取り付けられた前後一対のセンサ(前側の
センサは図示せず)にて構成されており、これらセンサ
の位置に対応して装置本体12の後部に検知片23が取り付
けられ、この検知片23が各センサの位置に位置すること
によって各状態が検知される。
【0020】また、装置本体12の前部12a には、前面側
上部位置で、上面右側に硬貨受入口25が形成されている
とともに、上面左側に操作部26が形成され、さらに、前
面下部位置で、左側寄りに硬貨を受皿状の払出口として
の硬貨払出口27が形成され、右側に着脱収納箱28が着脱
自在すなわち前方へ引出可能に配設され、中央に電源ス
イッチ29が配設されている。
【0021】硬貨受入口25には装置本体12内に投入され
る硬貨を受け入れるもので、底面が開口形成されてい
る。
【0022】硬貨払出口27には装置本体12内からの硬貨
が払い出されるもので、硬貨払出口27の底面に開口部31
が形成され、この開口部31に蓋体32が開閉可能に配置さ
れ、蓋体32の閉塞状態で硬貨払出口27の底面を構成する
ようになされている。蓋体32の前端両側には開口部31の
縁部に回動可能に軸支される支軸33が突設され、この支
軸33を介して蓋体32が閉塞状態から上方へ回動されて開
口部31を開放可能としている。
【0023】硬貨払出口27には、収容量一杯に硬貨が払
い出されたことを検知する硬貨払出口満杯検知手段34が
配設されている。この硬貨払出口満杯検知手段34は、発
光器および受光器を対とするフォトセンサにて構成さ
れ、このフォトセンサが2組用いられて硬貨払出口27の
上端近傍を光軸が通るように配設されている。
【0024】また、装置本体12は、硬貨を金種別に区分
収納する金種別収納部41を有し、硬貨受入口25ヘ投入さ
れた硬貨を1枚ずつ繰り込んで金種別収納部41へ分類収
納する入金機構、出金指令に応じて金種別収納部41から
必要な硬貨を繰り出して硬貨払出口27へ払い出す出金機
構、硬貨回収指令に応じて金種別収納部41から硬貨を繰
り出して硬貨払出口27ヘ回収する回収機構を有してい
る。
【0025】硬貨受入口25の下側に硬貨受入口25の底面
を構成する平ベルト42が前後方向に沿って配設され、こ
の平ベルト42は後方の繰り込み方向に上昇傾斜され、平
ベルト42の回転駆動によって平ベルト42上の硬貨が後方
へ繰り込み搬送される。この平ベルト42の後端側上方に
は、平ベルト42の上面の回転方向と逆方向に逆転駆動さ
れて平ベルト42上に載った硬貨が厚み方向に1枚ずつ通
過するように規制する逆転ローラ43が配設されている。
【0026】平ベルト42の後端は硬貨通路44の入口に接
続されている。この硬貨通路44は、装置本体12の右側に
沿って配設される硬貨識別通路部45、および装置本体12
の後側に沿って配設される金種別硬貨選別通路部46を有
し、全体としてほぼL字状に形成されている。硬貨通路
44は、通路底面を構成する通路板47上でかつ通路両側を
構成する両側のガイド側板48,49間に形成され、硬貨識
別通路部45および金種別硬貨選別通路部46の上方に沿っ
てそれぞれ張設される搬送ベルト50,51,52によって硬
貨が搬送される。なお、搬送ベルト50,51,52による硬
貨の搬送速度は平ベルト42による硬貨の繰り込み速度よ
り速く、硬貨通路44内に繰り込まれた硬貨は1枚ずつ前
後の間隔があけられた状態で搬送される。
【0027】硬貨識別通路部45には、一側のガイド側板
48が通路中央側に突出して硬貨が接触しながら搬送され
る基準縁48a とされ、この基準縁48a に対応して、硬貨
識別部53および硬貨選別部54が上流側から順に配設され
ている。硬貨識別部53では、硬貨の材質、直径、孔の有
無等から正常、異常および金種が識別される。硬貨選別
部54は、硬貨識別部53で異常硬貨および金種別収納部41
が満杯になったときのオーバーフロー硬貨等が識別され
たとき、それら硬貨を強制的に落下させて選別するもの
で、通路板47に選別孔55が形成され、この選別孔55内
に、ソレノイドSD1 によって通路幅方向で通路内外に進
退移動されるシャッタ56が配置されている。選別孔55の
下側には選別孔55から落下した硬貨を着脱収納箱28に導
くシュート57が取り付けられている。そして、通常はシ
ャッタ56が通路内に進入した状態にあって硬貨識別部53
で正常と識別された硬貨の通過が許容され、また、硬貨
識別部53で異常硬貨およびオーバーフロー硬貨が識別さ
れた場合にシャッタ56が通路外に退避され、硬貨が選別
孔55から落下されて下方の着脱収納箱28に収納される。
【0028】金種別硬貨選別通路部46は、他側のガイド
側板49が通路中央側に突出して基準縁49a とされ、この
基準縁49a に沿って上流側の小径硬貨から下流側の大径
硬貨の順に金種別に径選別する選別孔58が形成されてい
る。ただし、5円硬貨と100円硬貨とは直径が近似し
ているため、一方の5円硬貨については最も上流側に配
設される5円硬貨選別部59により強制的に選別される。
5円硬貨選別部59には、選別孔58内に、ソレノイドSD2
によって通路幅方向で通路内外に進退移動されるシャッ
タ60が配置されている。また、各選別孔58の上流側には
搬送される硬貨を検知する図示しないタイミングセンサ
が配設されている。そして、硬貨識別部53で5円硬貨と
識別された硬貨が5円硬貨選別部59に到達することがタ
イミングセンサによって検知されたとき、シャッタ60が
通路外に退避され、5円硬貨が選別孔58から落下され、
また、5円硬貨以外の場合にはシャッタ60が通路内に進
入した状態にあって5円硬貨選別部59を通過して金種別
の選別孔58で径に応じて落下される。各選別孔58から落
下された硬貨は下方の金種別収納部41に金種別に区分収
納される。
【0029】また、着脱収納箱28は、前後方向に細長く
上面が開口された箱状に形成され、その内部には仕切板
61によって前後方向に2つの収納空間62,63が区画形成
されている。奥側(後側)の収納空間62は、着脱収納箱
28が装置本体12に装着された装着状態において硬貨選別
部54の選別孔55の下方に位置され、選別孔55から落下す
る異常硬貨や、オーバーフロー硬貨等の入金処理が行な
われて装置内硬貨となった硬貨(図面の符号C)が収納
される。手前側(前側)の収納空間63には、補充用に用
意される補充前の硬貨として、例えば硬貨を50枚ずつ
棒状に包装した棒金(図面の符号RC)が収納される。
【0030】装置本体12の着脱収納箱28が装着される領
域の後側位置には着脱収納箱28の装着状態の位置で当接
規制するストッパ64が取り付けられているとともに、着
脱収納箱28の前面には装着状態で装置本体12に対して施
錠される錠機構65が配設されている。
【0031】装置本体12の着脱収納箱28が装着される領
域に対応して、着脱収納箱28の装着状態を検知する収納
箱検知手段71、着脱収納箱28が装着状態のときに光軸が
奥側の収納空間62を斜めに通過して収納空間62へ収納さ
れる硬貨の満杯状態を検知するフォトセンサにて構成さ
れた収納箱満杯検知手段72が配設されている。
【0032】また、金種別収納部41は、収納部枠81によ
って装置本体12の左右方向に金種別に区画形成されてお
り、収納部枠81の上部には蓋体82によって開閉される開
口部83が形成されている。各金種別収納部41の底面は平
ベルト84によって構成され、この平ベルト84は前方の払
出方向へ向けて上昇する傾斜状に張設されて、その払出
方向に回転駆動される。
【0033】平ベルト84の前端側上方には、平ベルト84
の上面の回転方向と逆方向に逆転駆動されて平ベルト84
上に載った硬貨が厚み方向に1枚ずつ通過するように規
制する逆転ローラ85が配設されている。逆転ローラ85の
前側には、平ベルト84によって搬送される硬貨を停止さ
せるストッパ機構86が配設されており、このストッパ機
構86は、ストッパ87およびこのストッパ87を硬貨の搬送
領域に対して進退させるソレノイドSD3 を有している。
ストッパ機構86の前側には、ストッパ機構86を通過して
放出される硬貨を検知するフォトセンサにて構成された
計数センサ88が配設されている。
【0034】なお、全ての金種別収納部41の平ベルト84
および逆転ローラ85は一体または別体でも一体的に回転
駆動され、各金種別収納部41のストッパ機構86によって
硬貨の払い出しおよび払い出し停止の選択がなされる。
【0035】各金種別収納部41から硬貨が放出される前
側位置には、各金種別収納部41から放出された硬貨を硬
貨払出口27に導くシュート89が配設されている。
【0036】また、図5において、操作部26には、入
金、出金、在高等の金額を表示する金額表示部91、金種
別硬貨に対応した金種指定釦92a および着脱収納箱28の
収納空間62に収納される硬貨に対応したリジェクト指定
釦92b 等の指定釦92、各金種指定釦およびリジェクト指
定釦に対応した収納量表示部93、予め設定された金種お
よび枚数に対応した釣銭用の硬貨を払い出させるマニュ
アル払出釦94、指定金種の金種別収納部41に収納された
硬貨を回収させる個別回収釦95、全金種を一斉に回収さ
せる一括回収釦96、各金種別収納部41および着脱収納箱
28の収納空間62の在高を順に金額表示部に表示させる在
高表示釦97、操作を取り消すリセット釦98、入金硬貨の
収納を開始させるスタート釦99が設けられている。
【0037】収納量表示部93は、色を変えて点灯可能と
し、例えば青色点灯時には対応する金種別収納部41の硬
貨がニアエンプティ状態にあることを示し、赤色点灯時
には対応する金種別収納部41がオーバーフロー状態にあ
ることを示す。ただし、リジェクト指定釦92b に対応す
る収納量表示部93は異常硬貨(リジェクト硬貨)がある
場合にのみ点灯する。
【0038】また、図1において、制御部101 を示し、
この制御部101 には、操作部26、平ベルト42,84や搬送
ベルト50〜52を回転駆動する複数のモータ102 、ソレノ
イドSD1 〜SD3 (ソレノイドSD3 は金種別にそれぞれ備
える)、硬貨識別部53や計数センサ88等を含む複数のセ
ンサ103 、検知手段16、硬貨払出口満杯検知手段34、収
納箱検知手段71、収納箱満杯検知手段72、マニュアル払
出釦94が操作されたときに払い出す釣銭の金種と枚数を
記憶するマニュアル払出枚数記憶部104 、マニュアル払
出釦94が操作された場合の操作履歴を記憶する操作履歴
記憶部105 、金種別収納部41に収納された硬貨および着
脱収納箱28の収納空間62に収納されたオーバーフロー硬
貨の在高を記憶する在高記憶部106 が接続されている。
【0039】制御部101 は、キャッシュレジスタ107 と
接続され、キャッシュレジスタ107との間で相互に通信
が行なわれ、入金硬貨の金額信号がキャッシュレジスタ
107に出力され、キャッシュレジスタ107 からの釣銭払
出信号に基づいて釣銭が払い出される。
【0040】そして、制御部101 は、硬貨受入口25ヘ投
入された硬貨を1枚ずつ繰り込んで金種別収納部41へ分
類収納する入金機能、出金指令に応じて金種別収納部41
から必要な硬貨を繰り出して硬貨払出口27へ払い出す出
金機能、硬貨回収指令に応じて金種別収納部41から硬貨
を繰り出して硬貨払出口27ヘ回収する回収機能を有して
いる。
【0041】制御部101 は、マニュアル払出釦94が操作
されたときに釣銭払出指令とは無関係にマニュアル払出
枚数記憶部104 に記憶されている金種と枚数の釣銭を硬
貨払出口27ヘ払い出すように制御するマニュアル払出制
御手段の機能を有している。
【0042】マニュアル払出枚数記憶部104 には、硬貨
での釣銭となり得る可能性のある最大金額、つまり99
9円を最小構成枚数となる金種と枚数、つまり500円
×1、100円×4、50円×1、10円×4、5円×
1、1円×4が記憶されている。
【0043】なお、釣銭自動払出装置の使用状態では、
釣銭自動払出装置がレジ台の上面に載せられ、この釣銭
自動払出装置上にキャッシュレジスタ107 が載せられて
使用される。
【0044】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0045】まず、入金機能について説明すると、レジ
係員が顧客から受け取った硬貨を硬貨受入口25に投入
し、操作部26のスタート釦99を操作することにより、入
金処理が開始される。
【0046】入金処理が開始されると、硬貨受入口25に
投入された硬貨が、平ベルト42と逆転ローラ43とによっ
て1枚ずつ硬貨通路44の硬貨識別通路部45に繰り込ま
れ、この硬貨識別通路部45を搬送されながら硬貨識別部
53で識別され、この識別の結果、正常硬貨でかつオーバ
ーフロー硬貨でなければ、硬貨選別部54を通過して金種
別硬貨選別通路部46に送り込まれ、金種別に分類されて
金種別収納部41に金種別に収納される。
【0047】硬貨識別部53で異常硬貨や金種別収納部41
が満杯になったときのオーバーフロー硬貨が識別された
ときには、硬貨選別部54で対応する硬貨が選別されて着
脱収納箱28の収納空間62に収納される。
【0048】金種別収納部41や着脱収納箱28の収納空間
62に硬貨が収納されると、在高記憶部106 の対応する記
憶内容が+1ずつ更新されて在高が管理される。
【0049】硬貨識別部53で硬貨を所定時間以上検知し
なくなったとき、入金処理が停止される。
【0050】次に、出金機能について説明すると、キャ
ッシュレジスタ107 から釣銭払出信号が入力されたと
き、出金処理が開始される。
【0051】出金処理が開始されると、出金金種に対応
する金種別収納部41のストッパ機構86のみが硬貨の通過
を許容する解除状態に切り換えられ、残りの金種の金種
別収納部41のストッパ機構86は硬貨の停止状態に保たれ
る。
【0052】平ベルト84と逆転ローラ85との回転によっ
て、金種別収納部41内の硬貨が払出方向へ向けて移動さ
れ、ストッパ機構86が解除状態にある金種の硬貨のみが
ストッパ機構86を通過して平ベルト84の前端から繰り出
される。平ベルト84の前端から放出される硬貨は計数セ
ンサ88で検知され、出金枚数に対応する枚数が検知され
ると、ストッパ機構86が停止状態に切り換えられてそれ
以降の硬貨の繰り出しが停止される。そして、釣銭払出
信号に対応した全ての出金が完了すると、出金処理が停
止される。
【0053】金種別収納部41から平ベルト84によって繰
り出された硬貨は硬貨払出口27に払い出される。この硬
貨払出口27に払い出された硬貨をレジ係員が取り出して
顧客に釣銭として渡す。
【0054】また、硬貨払出口27に払い出された釣銭を
レジ係員が取り出す際に誤って落として無くしてしまっ
た場合、マニュアル払出釦94の操作により、代わりの釣
銭を金種別収納部41から即座に払い出すことができる。
このとき、マニュアル払出釦94を押してから2秒以内に
金種指定釦92a を押さなければ、マニュアル払出枚数記
憶部104 に予め登録された金種および枚数に対応した硬
貨を払い出し、また、マニュアル払出釦94を押してから
2秒以内に金種指定釦92a を押せば、指定された金種の
硬貨を1枚払い出し、1回の操作から2秒以内に順次操
作すればその操作に対応した金種および枚数を払い出
す。
【0055】したがって、簡単なマニュアル操作によ
り、代わりの釣銭を金種別収納部41から即座に払い出
し、顧客を待たせてレジ精算業務が停滞してしまうとい
った事態を防止することができる。
【0056】さらに、マニュアル払出枚数記憶部104 に
予め登録された金種および枚数に対応した硬貨を払い出
す場合、硬貨での釣銭となり得る可能性のある最大金
額、つまり999円を最小構成枚数となる金種と枚数、
つまり500円×1、100円×4、50円×1、10
円×4、5円×1、1円×4で払い出すようにしたの
で、如何なる場合の釣銭にも対応することができる。
【0057】さらに、マニュアル払出釦94が操作された
場合、操作履歴記憶部105 に操作履歴を記憶するので、
マニュアル払出を不正に行なった場合でも、不正を追跡
できるので、不正行為を抑制することができる。
【0058】次に、回収機能について説明すると、装置
本体12内からの硬貨の回収には、金種別に回収する場合
と全ての金種を一括して回収する場合とが選択できる。
【0059】金種別に回収する場合には、操作部26の個
別回収釦95を押してから希望する金種の金種指定釦92a
を押すと、上述した出金機能と同様に、指定された金種
の硬貨のみが金種別収納部41から繰り出されて硬貨払出
口27に払い出される。
【0060】全ての金種を一括して回収する場合には、
一括回収釦96を押すと、全ての金種の硬貨が金種別収納
部41から一斉に繰り出されて硬貨払出口27に払い出され
る。
【0061】また、硬貨払出口27に払い出された硬貨の
回収には、硬貨払出口27から硬貨を自動的に流出させて
回収する場合と、硬貨払出口27から硬貨を取り出して回
収する場合とが選択できる。
【0062】硬貨払出口27から硬貨を自動的に流出させ
て回収する場合には、硬貨払出口27の底面に閉塞状態に
ある蓋体32を上方へ回動させて開口部31を開放し、開口
部31の下方に図示しない回収容器を配置した後、上述の
回収指示操作を行なうことで、硬貨払出口27に払い出さ
れる硬貨が開口部31から落下して下方の回収容器内に回
収される。
【0063】なお、硬貨払出口27の下方にレジ台等がオ
ーバーラップする場合には、装置本体12の錠機構22を鍵
で解除操作して係止機構15の係止レバー19を後側の係止
ピン17から外すとともに、装置本体12を装置枠体11内か
ら引き出す。装置本体12が装置枠体11内から所定長さ引
き出された時点で、係止レバー19の係止溝20が前側の係
止ピン17に係合して引き出しが規制される。この引き出
し状態で、開口部31の下方がレジ台の前方位置に移動し
てレジ台とオーバーラップしなくなる。そして、開口部
31の下方に回収容器等を配置した後、上述の回収指示操
作を行なうことで、硬貨払出口27に払い出される硬貨が
開口部31から落下して下方の回収容器内に回収される。
【0064】一方、硬貨払出口27から硬貨を取り出して
回収する場合には、回収指示操作により、金種別収納部
41から硬貨払出口27に払い出された硬貨が硬貨払出口27
の底面に閉塞状態にある蓋体32上に貯留されていく。貯
留される硬貨で硬貨払出口27が満杯になり、硬貨払出口
満杯検知手段34で硬貨払出口27の満杯を検知すると、金
種別収納部41からの硬貨の払い出しを一旦停止する。硬
貨払出口27から硬貨を取り出し、硬貨払出口満杯検知手
段34による満杯検知が解消されると、金種別収納部41か
らの硬貨の払い出しが再開される。したがって、回収指
定操作を一度行なった後は、硬貨払出口27の硬貨を取り
除くだけで自動的に払い出しが再スタートでき、硬貨の
回収処理を容易にできる。
【0065】なお、前記実施の形態では、釣銭として硬
貨の場合について説明したが、紙幣の場合も同様であ
る。
【0066】また、マニュアル払出枚数記憶部104 に登
録される金種と枚数の内容は、999円に限らず、99
9円より多くても少なくてもよく、任意に変更登録でき
る。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の釣銭自動払出装置によれ
ば、例えば払い出された釣銭をレジ係員が取り出す際に
誤って落として無くしてしまった場合でも、簡単なマニ
ュアル操作によって代わりの釣銭を即座に払い出すこと
ができ、顧客を待たせてレジ精算業務が停滞してしまう
といった事態を防止することができる。
【0068】請求項2記載の釣銭自動払出装置によれ
ば、請求項1記載の釣銭自動払出装置の効果に加えて、
硬貨での釣銭となり得る可能性のある最大金額、つまり
999円を最小構成枚数となる金種と枚数、つまり50
0円×1、100円×4、50円×1、10円×4、5
円×1、1円×4で払い出すようにしたので、如何なる
場合の釣銭にも対応することができる。
【0069】請求項3記載の釣銭自動払出装置によれ
ば、請求項1または2記載の釣銭自動払出装置の効果に
加えて、マニュアル払出釦が操作された場合の操作履歴
を記憶するので、マニュアル払出の不正行為を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す釣銭自動払出装置
の制御系のブロック図である。
【図2】同上釣銭自動払出装置の斜視図である。
【図3】同上釣銭自動払出装置の装置本体を装置枠体か
ら引き出した状態の平面図である。
【図4】同上(a) は図3のA−A断面図、(b) は図3の
B−B断面図である。
【図5】同上釣銭自動払出装置の操作部の平面図であ
る。
【符号の説明】
12 装置本体 26 操作部 27 払出口としての硬貨払出口 94 マニュアル払出釦 101 マニュアル払出制御手段の機能を有する制御部 104 マニュアル払出枚数記憶部 105 操作履歴記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣銭払出指令に応じて釣銭を自動的に払
    出口へ払い出す釣銭自動払出装置において、 操作部を有する装置本体と、 この装置本体の操作部に設けられ、マニュアル操作され
    るマニュアル払出釦と、 このマニュアル払出釦が操作されたときに払い出す釣銭
    の金種と枚数を記憶するマニュアル払出枚数記憶部と、 前記マニュアル払出釦が操作されたときに釣銭払出指令
    とは無関係に前記マニュアル払出枚数記憶部に記憶され
    ている金種と枚数の釣銭を前記払出口ヘ払い出すように
    制御するマニュアル払出制御手段とを具備したことを特
    徴とする釣銭自動払出装置。
  2. 【請求項2】 マニュアル払出枚数記憶部は、硬貨での
    釣銭となり得る可能性のある最大金額で最小構成枚数と
    なる金種と枚数を記憶していることを特徴とする請求項
    1記載の釣銭自動払出装置。
  3. 【請求項3】 マニュアル払出釦が操作された場合の操
    作履歴を記憶する操作履歴記憶部を具備したことを特徴
    とする請求項1または2記載の釣銭自動払出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008243056A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Fujitsu Ltd Posシステムおよびposシステムの制御方法

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