JPH1132822A - 香り付き袋物 - Google Patents
香り付き袋物Info
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- JPH1132822A JPH1132822A JP9197106A JP19710697A JPH1132822A JP H1132822 A JPH1132822 A JP H1132822A JP 9197106 A JP9197106 A JP 9197106A JP 19710697 A JP19710697 A JP 19710697A JP H1132822 A JPH1132822 A JP H1132822A
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- Japan
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- bag
- synthetic resin
- resin
- micro
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- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】開口部を拡げると香気を発散する袋物を提供す
る。 【解決手段】内側表面にマイクロカプセル化香料を含む
樹脂層を有すること合成樹脂シート製袋物である。この
マイクロカプセル化香料を含む樹脂層は着色剤を含んで
いてもよい。またマイクロカプセル化香料を含む樹脂層
は捺染によって形成させたものが好ましい。この捺染は
スクリーン捺染が好ましい。
る。 【解決手段】内側表面にマイクロカプセル化香料を含む
樹脂層を有すること合成樹脂シート製袋物である。この
マイクロカプセル化香料を含む樹脂層は着色剤を含んで
いてもよい。またマイクロカプセル化香料を含む樹脂層
は捺染によって形成させたものが好ましい。この捺染は
スクリーン捺染が好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手提袋、巾着など
の袋物、特に口を拡げたときに芳香を発するようにした
袋物に関する。
の袋物、特に口を拡げたときに芳香を発するようにした
袋物に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、香
気物質をいわゆるマイクロカプセル中に包み込んだ香気
物質含有粒状物を捺染ペースト中に配合し、この捺染ペ
ーストで編織物や合成樹脂シートに捺染を施して香気を
発する編織物や合成樹脂シートを製造することは良く知
られている。これら捺染部を手でこすったりすると、一
部のマイクロカプセルが破けて放香し、一層香気を発す
る。本発明は、香気が閉じ込められており、口を拡げた
時に外部に発散して芳香を発するようにした袋物を提供
することを目的とする。
気物質をいわゆるマイクロカプセル中に包み込んだ香気
物質含有粒状物を捺染ペースト中に配合し、この捺染ペ
ーストで編織物や合成樹脂シートに捺染を施して香気を
発する編織物や合成樹脂シートを製造することは良く知
られている。これら捺染部を手でこすったりすると、一
部のマイクロカプセルが破けて放香し、一層香気を発す
る。本発明は、香気が閉じ込められており、口を拡げた
時に外部に発散して芳香を発するようにした袋物を提供
することを目的とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は、
内側表面にマイクロカプセル化香料を含む樹脂層を有す
ることを特徴とする合成樹脂シート製袋物である。この
マイクロカプセル化香料を含む樹脂層は着色剤を含んで
いてもよい。またマイクロカプセル化香料を含む樹脂層
は捺染によって形成させたものが好ましい。この捺染は
スクリーン捺染が好ましい。
内側表面にマイクロカプセル化香料を含む樹脂層を有す
ることを特徴とする合成樹脂シート製袋物である。この
マイクロカプセル化香料を含む樹脂層は着色剤を含んで
いてもよい。またマイクロカプセル化香料を含む樹脂層
は捺染によって形成させたものが好ましい。この捺染は
スクリーン捺染が好ましい。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明で袋物の素材に用いる合成
樹脂シートは、従来使用されている種々のシートが用い
られる。このシートは、単層の合成樹脂シートでもよい
し、1種又は2種以上の合成樹脂シートの積層物でもよ
いし、また合成樹脂シートと編織布や不織布との積層物
でもよい。すなわち、本発明でいう合成樹脂シートは、
合成樹脂層を少なくと1層有するシートである。この合
成樹脂は、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンとエチレ
ン−メチルメタクリレート共重合体との混合物、ポリプ
ロピレンとエチレン−プロピレン共重合体ラバーの混合
物などである。また、編織布、不織布などを基材とし、
これに軟質ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリウレタン
などを塗布したものでもよい。また、着色した或は着色
しない透明な合成樹脂シートでもよい。透明な合成樹脂
シートを用いると、袋物の内側に捺染などで施した樹脂
層の模様が外側から合成樹脂シートを通して見えるので
美麗なものとなる。そのため、着色した透明な合成樹脂
シートを素材にした場合には、その着色の色と異なる色
の捺染を施すのが好ましい。また、ウェルダー加工でき
る合成樹脂シートを素材にすると袋物を製造するとき便
利である。
樹脂シートは、従来使用されている種々のシートが用い
られる。このシートは、単層の合成樹脂シートでもよい
し、1種又は2種以上の合成樹脂シートの積層物でもよ
いし、また合成樹脂シートと編織布や不織布との積層物
でもよい。すなわち、本発明でいう合成樹脂シートは、
合成樹脂層を少なくと1層有するシートである。この合
成樹脂は、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンとエチレ
ン−メチルメタクリレート共重合体との混合物、ポリプ
ロピレンとエチレン−プロピレン共重合体ラバーの混合
物などである。また、編織布、不織布などを基材とし、
これに軟質ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリウレタン
などを塗布したものでもよい。また、着色した或は着色
しない透明な合成樹脂シートでもよい。透明な合成樹脂
シートを用いると、袋物の内側に捺染などで施した樹脂
層の模様が外側から合成樹脂シートを通して見えるので
美麗なものとなる。そのため、着色した透明な合成樹脂
シートを素材にした場合には、その着色の色と異なる色
の捺染を施すのが好ましい。また、ウェルダー加工でき
る合成樹脂シートを素材にすると袋物を製造するとき便
利である。
【0005】本発明のマイクロカプセル化香料は、香料
が高分子化合物からなる壁膜(殻)中に内包された状態
にあるものを称す。このマイクロカプセル化香料は界面
重合法、層分離法、オリフィス法、液中乾燥法などのマ
イクロカプセル化技術によって製造できる。マイクロカ
プセルの大きさは2〜30μm、好ましくは15〜25
μmである。壁膜を形成しうる高分子化合物は、アルギ
ン酸ソーダ、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、グアガ
ム、寒天、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸共重
合体、無水マレイン酸共重合体、ダンマル、ロジン、フ
ェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化
ビニリデン−(メタ)クリル酸エステル共重合体、酢酸
ビニル−アクリロニトリル共重合体、(メタ)クリル酸
エステル共重合体−アクリロニトリル共重合体、塩化ビ
ニリデン−スチレン−アクリロニトリル共重合体、塩化
ビニリデン−スチレン−(メタ)クリル酸エステル共重
合体、天然ゴム、合成ゴムなどが単独であるいは2種以
上混合して用いる。
が高分子化合物からなる壁膜(殻)中に内包された状態
にあるものを称す。このマイクロカプセル化香料は界面
重合法、層分離法、オリフィス法、液中乾燥法などのマ
イクロカプセル化技術によって製造できる。マイクロカ
プセルの大きさは2〜30μm、好ましくは15〜25
μmである。壁膜を形成しうる高分子化合物は、アルギ
ン酸ソーダ、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、グアガ
ム、寒天、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸共重
合体、無水マレイン酸共重合体、ダンマル、ロジン、フ
ェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化
ビニリデン−(メタ)クリル酸エステル共重合体、酢酸
ビニル−アクリロニトリル共重合体、(メタ)クリル酸
エステル共重合体−アクリロニトリル共重合体、塩化ビ
ニリデン−スチレン−アクリロニトリル共重合体、塩化
ビニリデン−スチレン−(メタ)クリル酸エステル共重
合体、天然ゴム、合成ゴムなどが単独であるいは2種以
上混合して用いる。
【0006】また、マイクロカプセルに内包させる香料
としては、ピネン、シトロネロール、ゲラニオール、リ
ナロール、オイゲノール、メントール、テルピネール、
ボルネオール、樟脳、ヨノン、ベンジルアルコール、β
−フェニルエチルアルコール、フェニルアセトアルデヒ
ド、アニスアルデヒド、ヘリオトロピン、エチルウアニ
リン、アントラニル酸メチル、ローズフェノン、ムスク
キシロール、ムスクケトン、ジャスモン、ベルサリド、
γ−ウンデカラクトン、アニス油、黒文字油、シトロネ
ラ油、樟脳油、ゼラニウム油、テレピン油、ローズマリ
ー油、ラベンダー油などであり、これらを所望に応じて
組み合わせて所望の香気、例えばラベンダー、キンモク
セイ、ライラック、レモン、ストロベリー、リンゴなど
の香気にする。
としては、ピネン、シトロネロール、ゲラニオール、リ
ナロール、オイゲノール、メントール、テルピネール、
ボルネオール、樟脳、ヨノン、ベンジルアルコール、β
−フェニルエチルアルコール、フェニルアセトアルデヒ
ド、アニスアルデヒド、ヘリオトロピン、エチルウアニ
リン、アントラニル酸メチル、ローズフェノン、ムスク
キシロール、ムスクケトン、ジャスモン、ベルサリド、
γ−ウンデカラクトン、アニス油、黒文字油、シトロネ
ラ油、樟脳油、ゼラニウム油、テレピン油、ローズマリ
ー油、ラベンダー油などであり、これらを所望に応じて
組み合わせて所望の香気、例えばラベンダー、キンモク
セイ、ライラック、レモン、ストロベリー、リンゴなど
の香気にする。
【0007】樹脂層を構成させる樹脂には、マイクロカ
プセル化香料を合成樹脂シート表面に固着させ得るバイ
ンダー樹脂が用いられる。バインダー樹脂は溶液型、エ
マルジョン型のいずれでもよい。バインダー樹脂にはポ
リ酢酸ビニル、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビ
ニル−マレイン酸ブチル共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、ポリ(メタ)クリル酸メチル、ポリ(メ
タ)クリル酸エチル、ポリ(メタ)クリル酸ブチル、ア
クリル酸−アクリル酸エチル共重合体、ブタジエン−ア
クリロニトリル共重合体、アミノプラストなどで、これ
らは2種以上併用してもよい。
プセル化香料を合成樹脂シート表面に固着させ得るバイ
ンダー樹脂が用いられる。バインダー樹脂は溶液型、エ
マルジョン型のいずれでもよい。バインダー樹脂にはポ
リ酢酸ビニル、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビ
ニル−マレイン酸ブチル共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、ポリ(メタ)クリル酸メチル、ポリ(メ
タ)クリル酸エチル、ポリ(メタ)クリル酸ブチル、ア
クリル酸−アクリル酸エチル共重合体、ブタジエン−ア
クリロニトリル共重合体、アミノプラストなどで、これ
らは2種以上併用してもよい。
【0008】上記のバインダー樹脂にマイクロカプセル
化香料を混合して、合成樹脂シートに塗布して、樹脂層
を形成する。このとき、着色剤を配合してもよい。着色
剤には、酸化鉄、群青、チタン黄、モリブデン赤、カー
ボン黒、チタン白などの無機顔料、不溶性アゾ系、アン
トラキノン系、フタロシアニン系、ジオキサジン系、チ
オインジゴ系などの有機顔料、アルミニウム粉、銅合金
粉、金粉などの金属粉などが用いられる。塗布は、ダイ
レクト・グラビアロールコーティング、オフセット・グ
ラビアロールコーティング、ドクターブレードコーティ
ングなどで行うことができる。
化香料を混合して、合成樹脂シートに塗布して、樹脂層
を形成する。このとき、着色剤を配合してもよい。着色
剤には、酸化鉄、群青、チタン黄、モリブデン赤、カー
ボン黒、チタン白などの無機顔料、不溶性アゾ系、アン
トラキノン系、フタロシアニン系、ジオキサジン系、チ
オインジゴ系などの有機顔料、アルミニウム粉、銅合金
粉、金粉などの金属粉などが用いられる。塗布は、ダイ
レクト・グラビアロールコーティング、オフセット・グ
ラビアロールコーティング、ドクターブレードコーティ
ングなどで行うことができる。
【0009】また、樹脂層を模様状に形成してもよい。
模様状に形成するにはオフセット印刷などの印刷で行っ
てもよいが、捺染によって行うのが好ましい。例えば、
オフセット印刷には粒径5μm以下のマイクロカプセル
化香料が適するが、捺染によると粒径15μm以上のマ
イクロカプセル化香料を使用することができ、すなわち
香料を多く内包させた径の大きいマイクロカプセルでも
使用でき、また樹脂層を厚くでき、香気の発散を長期間
維持できる。特に好ましいのはスクリーン捺染である。
そしてこのとき、模様と香気とが合致するようにしても
よい。例えば、レモンの香りの香料を内包させたマイク
ロカプセルを配合したバインダー樹脂でレモンの模様を
捺染するようにしてもよい。
模様状に形成するにはオフセット印刷などの印刷で行っ
てもよいが、捺染によって行うのが好ましい。例えば、
オフセット印刷には粒径5μm以下のマイクロカプセル
化香料が適するが、捺染によると粒径15μm以上のマ
イクロカプセル化香料を使用することができ、すなわち
香料を多く内包させた径の大きいマイクロカプセルでも
使用でき、また樹脂層を厚くでき、香気の発散を長期間
維持できる。特に好ましいのはスクリーン捺染である。
そしてこのとき、模様と香気とが合致するようにしても
よい。例えば、レモンの香りの香料を内包させたマイク
ロカプセルを配合したバインダー樹脂でレモンの模様を
捺染するようにしてもよい。
【0010】本発明では、合成樹脂シートにマイクロカ
プセル化香料を含む樹脂層を施し、この合成樹脂シート
の樹脂層を施した面を内側にして袋物を製造する。この
袋物に収納物を出し入れするとき、或はこの袋物を持ち
運ぶとき、樹脂層が内容物と擦れて樹脂層中のマイクロ
カプセルがつぶれ、その中の香料が放出され、芳香が発
散する。しかして、本発明では袋物の素材に合成樹脂シ
ートを用いたので、袋物の開口部を閉じてあるときには
香気が袋物内に篭もる。そして、袋物内から収納物を出
し入れすべく開口部を拡げたとき、この香気が外部に発
散するため、芳香を強く認識できる。袋物は、手提袋、
巾着、ビーチバッグ、定期入れ、鉛筆入れなどであり、
さらにはブックカバーなどにも適用できる。
プセル化香料を含む樹脂層を施し、この合成樹脂シート
の樹脂層を施した面を内側にして袋物を製造する。この
袋物に収納物を出し入れするとき、或はこの袋物を持ち
運ぶとき、樹脂層が内容物と擦れて樹脂層中のマイクロ
カプセルがつぶれ、その中の香料が放出され、芳香が発
散する。しかして、本発明では袋物の素材に合成樹脂シ
ートを用いたので、袋物の開口部を閉じてあるときには
香気が袋物内に篭もる。そして、袋物内から収納物を出
し入れすべく開口部を拡げたとき、この香気が外部に発
散するため、芳香を強く認識できる。袋物は、手提袋、
巾着、ビーチバッグ、定期入れ、鉛筆入れなどであり、
さらにはブックカバーなどにも適用できる。
【0011】
実施例 ラベンダー油を内包し、塩化ビニリデン−アクリロニト
リル共重合体を膜壁とした平均粒径20μmのマイクロ
カプセル30重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(重量割合70:30)の30%酢酸ブチル・トルエン
混合液30重量部、ブチルアクリレート−アクリロニト
リル−ブトキシメチルアクリルアミド共重合体(重量割
合70:20:10)の45%酢酸ブチル・トルエン混
合液30重量部、メチルイソブチルケトン30重量部、
チタン白2重量部から捺染バインダーを調製した。この
捺染バインダーを用いて、スクリーン捺染法によって、
赤色透明な軟質ポリ塩化ビニルシートに、花模様に捺染
した。赤色透明な生地に白色の花模様が捺染された軟質
ポリ塩化ビニルシートが得られた。上記の捺染した軟質
ポリ塩化ビニルシートを素材にし、その捺染面が内側に
なるようにして子供用の小型の手提袋を製造した。この
手提袋は、開口部を拡げるとラベンダーの香りがした。
リル共重合体を膜壁とした平均粒径20μmのマイクロ
カプセル30重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(重量割合70:30)の30%酢酸ブチル・トルエン
混合液30重量部、ブチルアクリレート−アクリロニト
リル−ブトキシメチルアクリルアミド共重合体(重量割
合70:20:10)の45%酢酸ブチル・トルエン混
合液30重量部、メチルイソブチルケトン30重量部、
チタン白2重量部から捺染バインダーを調製した。この
捺染バインダーを用いて、スクリーン捺染法によって、
赤色透明な軟質ポリ塩化ビニルシートに、花模様に捺染
した。赤色透明な生地に白色の花模様が捺染された軟質
ポリ塩化ビニルシートが得られた。上記の捺染した軟質
ポリ塩化ビニルシートを素材にし、その捺染面が内側に
なるようにして子供用の小型の手提袋を製造した。この
手提袋は、開口部を拡げるとラベンダーの香りがした。
【0012】
【発明の効果】本発明の袋物は、素材に合成樹脂シート
を用い、その内側表面にマイクロカプセル化香料を含む
樹脂層を設けたため、その開口部が閉じている間に香気
が袋物内に閉じ込められ、その開口部を拡げたとき、こ
の香気が外部に流出する。したがって、利用者は袋物の
収納物の出し入れのため開口部を拡げる度に香気を感じ
ることができる。この香気を芳香なものにすることによ
り、利用者の気分を爽にしたりする。また、収納物に移
り香して内容物が芳香を発するようになる。そのため、
本発明の袋物は利用価値が大きい。
を用い、その内側表面にマイクロカプセル化香料を含む
樹脂層を設けたため、その開口部が閉じている間に香気
が袋物内に閉じ込められ、その開口部を拡げたとき、こ
の香気が外部に流出する。したがって、利用者は袋物の
収納物の出し入れのため開口部を拡げる度に香気を感じ
ることができる。この香気を芳香なものにすることによ
り、利用者の気分を爽にしたりする。また、収納物に移
り香して内容物が芳香を発するようになる。そのため、
本発明の袋物は利用価値が大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 茂 東京都文京区本郷3丁目27番12号 オカモ ト株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】内側表面にマイクロカプセル化香料を含む
樹脂層を有することを特徴とする合成樹脂シート製袋
物。 - 【請求項2】マイクロカプセル化香料を含む樹脂層が着
色剤を含むことを特徴とする請求項1記載の袋物。 - 【請求項3】マイクロカプセル化香料を含む樹脂層が捺
染によって形成されたものであることを特徴とする請求
項1又は2記載の袋物。 - 【請求項4】捺染がスクリーン捺染である請求項3記載
の袋物。 - 【請求項5】合成樹脂シートが透明なシートである請求
項1〜4のいずれかに記載の袋物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9197106A JPH1132822A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 香り付き袋物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9197106A JPH1132822A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 香り付き袋物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1132822A true JPH1132822A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16368838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9197106A Pending JPH1132822A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 香り付き袋物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1132822A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100316559B1 (ko) * | 1999-11-08 | 2001-12-12 | 서명현 | 방향성 인쇄 조성물 및 이의 인쇄방법 |
CN100358733C (zh) * | 2002-12-27 | 2008-01-02 | Ns设计公司 | 一种带有回形针的固定件 |
JP2018042879A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | エステー株式会社 | 薬剤揮散具 |
WO2018173713A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | 東洋製罐株式会社 | 油膜形成能を有する表面を備えた構造体及び油膜形成方法 |
JP2021016746A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-15 | 高砂香料工業株式会社 | 消臭剤 |
-
1997
- 1997-07-23 JP JP9197106A patent/JPH1132822A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100316559B1 (ko) * | 1999-11-08 | 2001-12-12 | 서명현 | 방향성 인쇄 조성물 및 이의 인쇄방법 |
CN100358733C (zh) * | 2002-12-27 | 2008-01-02 | Ns设计公司 | 一种带有回形针的固定件 |
US7434343B2 (en) | 2002-12-27 | 2008-10-14 | Ns Planning Inc. | Clip and attachment with clip using the clip |
JP2018042879A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | エステー株式会社 | 薬剤揮散具 |
WO2018173713A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | 東洋製罐株式会社 | 油膜形成能を有する表面を備えた構造体及び油膜形成方法 |
JPWO2018173713A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2020-01-23 | 東洋製罐株式会社 | 油膜形成能を有する表面を備えた構造体及び油膜形成方法 |
AU2018239578B2 (en) * | 2017-03-22 | 2020-07-16 | Toyo Seikan Co., Ltd. | Structure provided with surface having oil film formability, and oil film formation method |
JP2022001512A (ja) * | 2017-03-22 | 2022-01-06 | 東洋製罐株式会社 | 油膜形成能を有している容器 |
JP2021016746A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-15 | 高砂香料工業株式会社 | 消臭剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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