JPH11327849A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH11327849A
JPH11327849A JP10134977A JP13497798A JPH11327849A JP H11327849 A JPH11327849 A JP H11327849A JP 10134977 A JP10134977 A JP 10134977A JP 13497798 A JP13497798 A JP 13497798A JP H11327849 A JPH11327849 A JP H11327849A
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JP
Japan
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data
printing
print
emf
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Withdrawn
Application number
JP10134977A
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English (en)
Inventor
Koji Tamura
恒治 田村
Masaki Tsutsumi
勝紀 筒見
Takayasu Watanabe
隆保 渡辺
Eiji Hatano
英二 波多野
Tadayoshi Amari
忠義 天利
Yukihiro Shinto
幸博 新堂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ機種に限定されることなく、フォー
ム印刷を行う。 【解決手段】 フォーム作成アプリケーション6は、仮
想ドライバとして設けられたCAPCALプリンタドラ
イバ2を指定し、WindowsのGDI3を呼び出
し、CAPCALプリンタドライバ2から描画機能を取
得し、フォーム作成アプリケーション6の要求した描画
プリミティブをCAPCALプリンタドライバ2が有す
る描画機能に変換して、EMFファイル7に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に関し、特
に、フォーム印刷を行う場合に適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置には、印字データの他に
フォームデータを別個に保持し、フォームデータと印字
データとを合成して印刷するものがある。ここで、フォ
ームとは、各頁に共通して印刷される枠や罫線や文字な
どである。
【0003】図9は、従来のフォームデータの印刷方法
を示すブロック図である。図9において、フォームを使
用するための専用アプリケーション41により予め登録
されているフォームデータ42を読み込み、フォームを
使用するための専用プリンタ46にフォーム登録43を
行う。なお、フォームデータ42には、専用プリンタ4
6に対応したプリンタ制御コードが納められている。
【0004】次に、専用アプリケーション41は、印字
データ44を読み込むか、または、ユーザの操作で印字
データ44を生成し、印字データ送信45を行うことに
より、印字データ44を専用プリンタ46に送信する。
専用プリンタ46は、フォーム登録43及び印字データ
送信45が行われると、フォーム登録43されているフ
ォームと印字データ44とを1ページごとに合成し、印
刷47を行う。
【0005】このように、各頁ごとに共通なフォームの
部分を、印字データ44とは別個に保持しておくことに
より、フォームの部分を各頁ごとに保持する必要がなく
なり、各頁ごとに異なる印字データの部分のみを保持す
ればよいので、複数頁を印刷する際のデータ量を削減す
ることが可能となる。
【0006】一方、ワードプロセッサや図形ソフトなど
の一般アプリケーションで作成された印刷データを一般
のプリンタで分散印刷させる手法が、先願(特願平9−
313178号)で提案されている。
【0007】図10は、この手法を実現する印刷システ
ムの構成を示すブロック図である。図10において、こ
の印刷システムでは、一般プリンタ57a、57bに対
応するプリンタドライバとは別個に、CAPCALプリ
ンタドライバ53が仮想的に設けられる。そして、ワー
ドプロセッサや図形ソフトなどの一般アプリケーション
51で作成された印刷データが、Windowsのグラ
フィクスエンジンであるGDI(グラフィカルデバイス
インターフェース関数)52に投入されると、GDI5
2は、CAPCALプリンタドライバ53及びCAPC
ALプリントプロセッサ54と協調して動作し、Win
dowsの標準グラフィクスフォーマットであるEMF
ファイル55を作成する。ここで、EMFとは、Enh
anced Meta−Fileの略で、Window
sにおける描画データの論理的な格納形式である。
【0008】EMFファイル55が生成されると、CA
PCAL印刷システム56は、CAPCALプリンタド
ライバ53により生成された出力制御情報を参照するこ
とにより、1つの文書を複数の一般プリンタ57a、5
7bへ分散させて印刷する機能や、1つの文書を複数の
一般プリンタ57a、57bに配布して印刷する機能を
実現する。このCAPCALプリンタドライバ53は、
実際のプリンタとは独立した仮想的なものなので、実際
のプリンタには存在しない様々な機能を実現することが
可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォーム印刷では、印刷前にフォーム登録43を行う必
要があるため、フォーム登録機能及びそのためのメモリ
を持った専用プリンタ46が必要になるという問題があ
った。また、フォームデータ42はプリンタ制御コード
で記述されるが、プリンタ制御コードはプリンタ機種ご
とに異なっているため、汎用性がないという問題もあっ
た。さらに、印刷実行前には、一般的にディスプレイに
印刷イメージを表示することが行われるが、フォームデ
ータ42(プリンタ制御コード)がプリンタ機種に依存
するため、ディスプレイにイメージを表示する際にも、
プリンタ制御コードを解読できる専用アプリケーション
41が必要になるという問題があった。
【0010】一方、図8の印刷システムでは、プリンタ
機種に依存することなく、一般プリンタ57a、57b
に対して配布印刷や分散印刷などを行うことができる
が、フォームがかかっている場合には、プリンタ機種が
限定されるという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、プリンタ機種に
限定されることなく、フォーム印刷を行うことが可能な
印刷装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明によれば、EMF形式のフォームデータ
を生成するフォームデータ生成手段と、前記EMF形式
のフォームデータを格納するフォームデータ格納手段
と、前記EMF形式のフォームデータを用いた印刷処理
を行う印刷処理手段を備えている。
【0013】このことにより、プリンタ制御コードで記
述されたフォームデータの形式をWindowsで標準
的なグラフィクスフォーマットであるEMF形式に統一
することが可能となり、特定のプリンタ機種に限定され
ることなく、一般のプリンタを用いてフォーム印刷を行
うことが可能となるとともに、フォームがかかっている
場合においても、プリンタ機種に限定されることなく分
散印刷や配布印刷を行うことが可能となる。
【0014】また、本発明の一態様によれば、前記EM
F形式のフォームの位置情報を絶対的な単位で記憶する
位置情報記憶手段と、前記フォームの位置情報及び印刷
装置の解像度に基づいて、前記印刷装置における前記フ
ォームの位置を算出する印刷位置算出手段とを備えてい
る。
【0015】このことにより、プリンタ機種に依存しな
い絶対的な単位でフォームの位置を表すことが可能とな
り、プリンタの解像度に依存することなくフォームの位
置を指定することが可能となることから、フォームデー
タがEMF形式で表現されている場合においても、フォ
ームデータの位置と印字データの位置を一致させること
ができる。
【0016】また、本発明の一態様によれば、画像のサ
イズを判定する画像サイズ判定手段と、印字領域のサイ
ズを判定する印字領域サイズ判定手段と、前記印字領域
のサイズに基づいて、前記画像のサイズを制御する画像
サイズ制御手段とを備えている。
【0017】このことにより、印字領域の大きさがプリ
ンタ機種ごとに異なっている場合においても、プリンタ
の印字領域に対応した大きさの画像を出力することが可
能となり、画像の欠落を防止することができる。
【0018】また、本発明の一態様によれば、印刷デー
タを表示装置に表示させる印刷データ表示手段と、前記
表示装置に表示されている印刷データにフォームを重ね
て表示させるフォームデータ表示手段とを備えている。
【0019】このことにより、プリンタやアプリケーシ
ョンの種類に依存することなく、フォームもディスプレ
イ上に表示することが可能となり、フォームを使った印
刷イメージを容易に確認することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係わる
印刷装置について図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明の一実施例に係わる印刷装置のEMFデータ
生成時における構成を示すブロック図である。なお、図
1の実施例では、オペレーティングシステムとして、W
indowsを用いた場合を示す。図1(a)におい
て、一般のアプリケーション1が描画した印字データを
EMFファイル5に格納する場合、一般のアプリケーシ
ョン1は、仮想ドライバとして設けられたCAPCAL
プリンタドライバ2を指定し、WindowsのGDI
3を呼び出す。なお、CAPCALプリンタドライバ2
は、実際のプリンタに対応するプリンタドライバとは別
個に設けられた仮想的なものであり、Windowsの
プリンタドライバとは別個独立のものである。
【0021】WindowsのGDI3が呼び出される
と、GDI3はCAPCALプリンタドライバ2から描
画機能を取得し、一般のアプリケーション1の要求した
描画プリミティブをCAPCALプリンタドライバ2が
有する描画機能に変換して、システムスプールキューに
スプールする。このシステムスプールキューには、印刷
要求したユーザ名や、アプリケーション名などを格納し
たジョブ記述ファイルと、描画情報をフォーマット化し
て格納したEMFファイルが作成される。なお、ジョブ
記述ファイル及びEMFファイルの形式は、Windo
ws標準の形式と完全に同一である。このため、ジョブ
記述ファイル及びEMFファイルは、Windowsに
備わっているデフォルト機能により生成させることがで
きる。
【0022】また、CAPCALプリンタドライバ2
は、CAPCAL特有の出力制御情報を出力制御情報フ
ァイルとして、システムスプールキューに書き込む。な
お、この出力制御情報は、CAPCALプリンタドライ
バ側からダイアログ画面を開き、配布や分散などの印刷
条件をオペレータに指定させることにより、設定するこ
とができる。
【0023】一般のアプリケーション1の全描画データ
のスプールが完了すると、CAPCALプリントプロセ
ッサ4が呼び出される。このCAPCALプリントプロ
セッサ4の呼び出しは、一般のアプリケーション1でC
APCALプリンタドライバ2を指定することにより行
われる。CAPCALプリントプロセッサ4は、システ
ムスプールキューからジョブ記述ファイルと出力制御情
報ファイルの内容を取り込み、CAPCALスプールキ
ューにCAPCALジョブ記述ファイルとして書き込
む。また、CAPCALプリントプロセッサ4は、シス
テムスプールキューのEMFファイルを、そのままCA
PCALスプールキューのEMFファイル5に書き込
む。この結果、一般のアプリケーション1で作成された
描画データをEMF形式で格納することができる。
【0024】また、図1(b)において、フォーム作成
アプリケーション6は、ユーザがディスプレイ、キーボ
ード、マウス等を使用してフォームの作成操作を行う
と、仮想ドライバとして設けられたCAPCALプリン
タドライバ2を指定し、WindowsのGDI3を呼
び出す。
【0025】WindowsのGDI3が呼び出される
と、GDI3はCAPCALプリンタドライバ2から描
画機能を取得し、フォーム作成アプリケーション6の要
求した描画プリミティブをCAPCALプリンタドライ
バ2が有する描画機能に変換して、システムスプールキ
ューにスプールする。このシステムスプールキューに
は、印刷要求したユーザ名や、フォーム作成アプリケー
ション名などを格納したジョブ記述ファイルと、描画情
報をフォーマット化して格納したEMFファイルが作成
される。なお、ジョブ記述ファイル及びEMFファイル
の形式は、Windows標準の形式と完全に同一であ
る。このため、ジョブ記述ファイル及びEMFファイル
は、Windowsに備わっているデフォルト機能によ
り生成させることができる。
【0026】また、CAPCALプリンタドライバ2
は、CAPCAL特有の出力制御情報を出力制御情報フ
ァイルとして、システムスプールキューに書き込む。な
お、この出力制御情報は、CAPCALプリンタドライ
バ側からダイアログ画面を開き、配布や分散などの印刷
条件をオペレータに指定させることにより、設定するこ
とができる。
【0027】フォーム作成アプリケーション6の全描画
データのスプールが完了すると、CAPCALプリント
プロセッサ4が呼び出される。このCAPCALプリン
トプロセッサ4の呼び出しは、フォーム作成アプリケー
ション6でCAPCALプリンタドライバ2を指定する
ことにより行われる。CAPCALプリントプロセッサ
4は、システムスプールキューからジョブ記述ファイル
と出力制御情報ファイルの内容を取り込み、CAPCA
LスプールキューにCAPCALジョブ記述ファイルと
して書き込む。また、CAPCALプリントプロセッサ
4は、システムスプールキューのEMFファイルを、そ
のままCAPCALスプールキューのEMFファイル7
に書き込む。この結果、フォーム作成アプリケーション
6で作成された描画データをEMF形式で格納すること
ができる。
【0028】図2は、本発明の一実施例に係わる印刷装
置の印刷時における構成を示すブロック図である。EM
F形式のデータを用いてフォーム印刷を行う場合、一般
のプリンタドライバ9が呼び出され、印字データ用のE
MFファイル5及びフォーム用のEMFファイル7がC
APCALサーバ8に送られる。すると、CAPCAL
サーバ8は、WindowsのGDI10に対して印刷
命令を実行し、WindowsのGDI10に対して1
頁分の印字データを投入するとともに、Windows
のGDI10に対して1頁分のフォームデータを投入す
る。WindowsのGDI10は、これらのデータが
投入されると、一般のプリンタドライバ9から必要な情
報を獲得し、1頁分の印字データと1頁分のフォームデ
ータとを合成したスプールファイル(EMFファイル及
びジョブ記述ファイル)を作成する。
【0029】Windowsのスプールシステムは、指
定のポートが印刷可能状態であることを確認すると、デ
スプール処理を開始する。このデスプール処理により、
ポートスレッドを通じてWindowsのプリントプロ
セッサ11に印刷制御が渡る。そして、ローカルプリン
トプロバイダを通じてポートモニタに印刷データが渡
り、パラレルポートドライバを通じて一般のプリンタか
ら印刷結果12a〜12cが出力される。
【0030】1頁分の印刷処理が終了すると、CAPC
ALサーバ8は、WindowsのGDI10に対して
次の1頁分の印字データを投入するとともに、Wind
owsのGDI10に対して次の1頁分のフォームデー
タを投入することを繰り返し、全ての頁についての印刷
処理を行う。
【0031】例えば、同一のフォームを用いて100頁
分の印字データの印刷を行う場合、EMFファイル5に
は100頁分の印字データが格納され、EMFファイル
7には1頁分のフォームデータが格納される。そして、
WindowsのGDI10に対してこれらのデータを
投入する場合、EMFファイル5の100頁分の印字デ
ータの投入に対応して、EMFファイル7の1頁分のフ
ォームデータが100回繰り返して投入される。この結
果、印刷結果12a〜12cの中のフォームの部分につ
いて、1頁分のフォームデータを保持するだけでよく、
記憶容量を削減することが可能となる。
【0032】このように、プリンタ制御コードで記述さ
れたフォームデータの形式をWindowsで標準的な
グラフィクスフォーマットであるEMF形式に統一する
ことにより、特定のプリンタ機種に限定されることな
く、一般のプリンタを用いてフォーム印刷を行うことが
可能となるとともに、フォームがかかっている場合にお
いても、プリンタ機種に限定されることなく分散印刷や
配布印刷を行うことが可能となる。
【0033】図3は、本発明の一実施例に係わる印刷装
置のシステム構成を示すブロック図である。図3におい
て、21は全体的な処理を行う中央演算処理ユニット
(CPU)、22はリードオンリメモリ(ROM)、2
3はランダムアクセスメモリ(RAM)、24は通信イ
ンターフェイス、25は通信ネットワーク、26はバ
ス、27は入出力インターフェイス、28は印刷イメー
ジなどを表示するディスプレイ、29は印刷結果を出力
するプリンタ、30はキーボード、31はマウス、32
は記憶媒体を駆動するドライバ、33はハードディス
ク、34はICメモリカード、35は磁気テープ、36
はフロッピーディスク、37はCD−ROMやDVD−
ROMなどの光ディスクである。
【0034】印刷処理を行うプログラムや印刷データな
どは、ハードディスク33、ICメモリカード34、磁
気テープ35、フロッピーディスク36、光ディスク3
7などの記憶媒体に格納される。そして、印刷処理を行
うプログラムをこれらの記憶媒体からRAM23に読み
出すことにより、印刷処理を行うことができる。また、
印刷処理を行うプログラムをROM22に格納しておく
こともできる。
【0035】さらに、印刷処理を行うプログラムや印刷
データなどを通信インターフェイス24を介して通信ネ
ットワーク25から取り出すこともできる。通信インタ
ーフェイス24に接続される通信ネットワーク25とし
て、例えば、LAN(Local Area Netw
ork)、WAN(Wide Area Networ
k)、インターネット、アナログ電話網、デジタル電話
網(ISDN:Integral Service D
igital Network)、PHS(パーソナル
ハンディシステム)や衛星通信などの無線通信網を用い
ることができる。
【0036】CPU21は、印刷処理を行うプログラム
が起動されると、キーボード30やマウス31などで入
力された描画データをハードディスク33、ICメモリ
カード34、磁気テープ35、フロッピーディスク3
6、光ディスク37などの記憶媒体に格納する。そし
て、これらの記憶媒体に格納された描画データをプリン
タ29に送って印刷させたり、通信ネットワーク25を
介して他のサーバやプリンタに送ったりする。
【0037】図4は、本発明の一実施例に係わるEMF
データの生成方法を示すフローチャートである。図4に
おいて、フォーム作成アプリケーション6は、ユーザの
フォーム作成操作を受け付け(ステップS1)、1つの
フォーム作成操作が完結すると、そのフォームの画像情
報を記憶する(ステップS2)。そして、フォーム作成
操作が終了すると(ステップS3)、ユーザが入力した
画像情報をプリンタ制御コードに変換し、このプリンタ
制御コードをファイルに出力する(ステップS4)。
【0038】プリンタ制御コードが生成されると、フォ
ームの画像情報に対応するEMFデータの生成処理が行
われる(ステップS5)。このEMFデータの生成処理
では、Windowsのオペレーティングシステムに対
して、EMF作成の初期化を行う(ステップS11)。
次に、WindowsのGDI3に対し、フォーム作成
アプリケーション6が記憶しているユーザ入力の画像情
報を1つずつ出力する(ステップS12)。この処理を
フォーム作成アプリケーション6が記憶している全ての
画像情報について行い(ステップS13)、EMF作成
終了処理をWindowsに対して行う(ステップS1
4)。そして。WindowsのGDI3により作成さ
れたEMFデータをEMFファイル7に保存する(ステ
ップS15)。
【0039】なお、図4の実施例では、フォーム作成ア
プリケーション6がEMFファイルを作成したが、プリ
ンタの制御コードをEMF形式に変換するようにしても
よい。
【0040】図5は、本発明の一実施例に係わるフォー
ムデータの印刷方法を示すフローチャートである。図5
において、Windowsのオペレーティングシステム
に対して印刷の初期化を行う(ステップS21)。次
に、1ページ開始処理をWindowsに対して行い
(ステップS22)、WindowsのGDI10に対
し、EMFフォームのデータを投入する(ステップS2
3)。次に、WindowsのGDI10に対し、印字
データを投入する(ステップS24)。次に、1ページ
終了処理をWindowsに対して行う(ステップS2
5)。そして、これらの処理が全ページについて終了す
ると(ステップS26)、印刷の終了処理をWindo
wsに対して行う(ステップS27)。
【0041】このように、フォームデータをプリンタに
登録し、ハードウェアで印刷イメージを生成するのでは
なく、フォームデータをEMF形式に変換し、EMFフ
ォームをソフトウェアで処理することにより、フォーム
を登録する機能がないプリンタや、フォーム登録に必要
な増設メモリを持たない廉価なプリンタにおいても、フ
ォームをかけることができる。
【0042】なお、図5の実施例では、フォームをかけ
る処理において、EMFフォームを投入した後に(ステ
ップS23)、印字データを投入する場合について説明
したが(ステップS24)、印字データを投入した後に
(ステップS24)、EMFフォームを投入するように
してもよい(ステップS23)。
【0043】次に、本発明の一実施例に係わるフォーム
の大きさの設定方法について説明する。フォームの画像
位置に関するデータは、デバイス単位(ドット)で設定
され、このデバイス単位による設定方法は、プリンタの
ハードウェアや解像度に依存する。例えば、10ドット
の長さの直線でも、解像度の大きいプリンタで印刷した
場合には、1ドットの大きさが小さいので、解像度の小
さいプリンタで印刷した場合に比べて、直線の長さが短
くなる。
【0044】一方、フォームをかけるときには、印字デ
ータとフォームデータの位置が正確に一致しなければな
らないが、フォームデータがプリンタ機種に対応した専
用の座標系で生成され、そのフォームデータがその専用
のプリンタで印刷される場合には、1ドットを座標の1
単位としても、印字データとフォームデータの位置は一
致する。
【0045】ところが、プリンタ機種に依存しないEM
Fフォームを使用する場合には、プリンタ機種に依存す
る1ドットを単位としたのでは、プリンタの解像度によ
って用紙に印刷されるイメージの大きさが異なってしま
う。
【0046】そこで、EMFフォームを使用する場合に
は、ドットではなく、イメージの絶対的な値、例えば
0.01mmを1単位として座標を表すことにより、用
紙に印刷されるイメージの大きさがプリンタの解像度に
依存しないようにする。
【0047】図6は、本発明の一実施例に係わるフォー
ムの大きさの設定方法を示す図である。図6において、
EMFデータには、EMFデータを作成した時のデバイ
ス上での大きさ(x1[ドット]、y1[ドット])
と、0.01mm単位の絶対的な大きさ(x[0.01
mm]、y[0.01mm])が記録されている。そし
て、EMFフォームの印刷時には、絶対的な大きさ(x
[0.01mm]、y[0.01mm])を参照し、こ
の絶対的な大きさ(x[0.01mm]、y[0.01
mm])を実際に印刷を行うターゲットプリンタ上での
大きさ(x2[ドット]、y2[ドット])に変換す
る。座標変換にあたっては、EMFデータに記録されて
いる絶対的な大きさ(x[0.01mm]、y[0.0
1mm])と、ターゲットプリンタの解像度から、比例
配分によりターゲットプリンタ上での大きさ(x2[ド
ット]、y2[ドット])を算出する。
【0048】このように、データの位置を絶対的な単位
で表すことにより、プリンタの解像度に依存することな
く、フォームデータと印字データの位置を一致させるこ
とができる。また、プリンタの解像度に関係なく、画像
データの大きさを一定にすることができる。
【0049】なお、上述した実施例では、絶対的な単位
として0.01mmとしたが、これ以外でも、長さを表
す単位なら何でもよい。次に、本発明の一実施例に係わ
る画像の大きさの設定方法について説明する。プリンタ
で用紙に印刷を行う場合、プリンタが印刷を行わない余
白部分が各プリンタごとに設定されている。このため、
プリンタが印字できる用紙上の領域(印字可能領域)
は、用紙サイズから余白部分を取り除いたサイズとな
る。この余白部分の大きさは、プリンタごとに異なって
おり、あるプリンタの印字可能領域を最大限に使用した
フォームを、余白の大きい(印字可能領域の小さい)別
のプリンタで印刷した場合には、画像が欠けてしまう。
【0050】そこで、印刷実行時にプリンタの印字可能
領域を検出し、この印字可能領域と画像の大きさとを比
較し、画像の方が大きければ、画像がプリンタの印字可
能領域内に収まるように、画像を縮小して印刷する。な
お、画像の大きさは、EMFデータに記録されている絶
対的な大きさ(x[0.01mm]、y[0.01m
m])により計算できる。また、バーコード印字等のよ
うに縮小してはならない画像もあるので、縮小するかど
うかはユーザが指定するようにする。
【0051】この結果、余白が大きい(印字領域が小さ
い)プリンタで印刷した場合においても、画像の一部が
欠落することを防止できる。図7は、本発明の一実施例
に係わる画像の大きさの設定方法を示すフローチャート
である。図7において、フォームデータと印字データを
読み込む(ステップS31)。次に、プリンタの印字可
能領域を読み込む(ステップS32)。次に、画像の大
きさを計算し(ステップS33)、プリンタの印字領域
と画像の大きさを比較する(ステップS34)。そし
て、印字領域の方が大きい場合は、そのまま印刷する
(ステップS35)。一方、画像の方が大きい場合は、
ユーザにより縮小指定されているかどうかを判定し(ス
テップS36)、縮小指定されている場合は、画像の大
きさを印字領域のサイズに縮小してから(ステップS3
7)、印刷する。なお、画像の大きさの縮小は、画像サ
イズと印字領域サイズとの比例配分で行う。
【0052】このように、印字領域の大きさに合わせて
画像を縮小することにより、画像の欠落を防止すること
ができる。また、印字領域の大きさの異なるプリンタに
も出力できる。
【0053】なお、上述した実施例では、画像を印字可
能領域に合わせて縮小したが、画像を任意の大きさに縮
小してもよい。また、画像を任意の大きさに拡大しても
よい。
【0054】次に、本発明の一実施例に係わる印刷デー
タのディスプレイ上への表示方法について説明する。通
常、印刷を行う前には、印刷イメージをディスプレイ上
に表示して確認することが行われる。この場合、フォー
ムがかかった印刷イメージをディスプレイ上に表示させ
るには、プリンタ機種ごとのフォームを扱う専用のアプ
リケーションが必要となるが、CAPCAL印刷方式で
はEMF形式が導入され、アプリケーションやプリンタ
機種に依存しないで印刷できるようになっている。この
ため、CAPCAL印刷方式でもディスプレイ上で印刷
イメージを表示させるため、印字データにフォームを重
ねてディスプレイ上に表示する。
【0055】図8は、本発明の一実施例に係わる印刷デ
ータのディスプレイ上への表示方法を示すフローチャー
トである。図8において、印字データを読み込む(ステ
ップS41)。次に、EMFフォームを読み込む(ステ
ップS42)。次に、出力先がプリンタなのか、ディス
プレイなのかを判定する(ステップS43)。そして、
プリンタの場合は印刷する(ステップS44)。一方、
ディスプレイの場合は、ユーザに指定されたページの印
字データをディスプレイ上に表示する(ステップS4
5)。次に、フォームをディスプレイ上に表示する(ス
テップS46)。
【0056】このように、EMFフォームを読み込ん
で、ディスプレイ表示することにより、プリンタやアプ
リケーションの種類に依存することなく、フォームを使
った印刷イメージを確認することができる。
【0057】なお、上述した実施例では、ディスプレイ
に表示したが、ファクシミリ等のイメージデータを扱う
装置に出力するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォームデータの形式をWindowsで標準的なグラ
フィクスフォーマットであるEMF形式に統一すること
により、特定のプリンタ機種に限定されることなく、一
般のプリンタを用いてフォーム印刷を行うことが可能と
なるとともに、フォームがかかっている場合において
も、プリンタ機種に限定されることなく分散印刷や配布
印刷を行うことが可能となる。
【0059】また、本発明の一態様によれば、プリンタ
機種に依存しない絶対的な単位でフォームの位置を表す
ことにより、プリンタの解像度に依存することなくフォ
ームの位置を指定することが可能となることから、プリ
ンタ機種を特定することなくフォーム印刷を行った場合
においても、フォームデータの位置と印字データの位置
を一致させることが可能となる。
【0060】また、本発明の一態様によれば、プリンタ
の印字領域に対応した大きさの画像を出力することが可
能となり、プリンタ機種を特定することなくフォーム印
刷を行った場合においても、画像の欠落を防止すること
ができる。
【0061】また、本発明の一態様によれば、プリンタ
やアプリケーションの種類に依存することなく、フォー
ムもディスプレイ上に表示することが可能となり、フォ
ームを使った印刷イメージを容易に確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる印刷装置のEMFデ
ータ生成時における構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる印刷装置の印刷時に
おける構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる印刷装置のシステム
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係わるEMFデータの生成
方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例に係わる印刷方法を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係わるフォームの大きさの
設定方法を示す図である。
【図7】本発明の一実施例に係わる画像の大きさの設定
方法を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例に係わる印刷データのディス
プレイ上への表示方法を示すフローチャートである。
【図9】従来のフォームデータの印刷方法を示すブロッ
ク図である。
【図10】先願の印刷システムの構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 一般のアプリケーション 2 CAPCALプリントドライバ 3、10 WindowsのGDI 4 CAPCALプリントプロセッサ 5、7 EMFファイル 6 フォーム作成アプリケーション 8 CAPCALサーバ 9 一般のプリンタドライバ 11 Windowsのプリントプロセッサ 12a〜12c 印刷結果 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 通信インターフェース 25 通信ネットワーク 26 バス 27 入出力インターフェース 28 ディスプレイ 29 プリンタ 30 キーボード 31 マウス 32 ドライバ 33 ハードディスク 34 ICメモリカード 35 磁気テープ 36 フロッピーディスク 37 光ディスク
フロントページの続き (72)発明者 波多野 英二 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 天利 忠義 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 新堂 幸博 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EMF形式のフォームデータを生成する
    フォームデータ生成手段と、 前記EMF形式のフォームデータを格納するフォームデ
    ータ格納手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記EMF形式のフォームデータを用い
    た印刷処理を行う印刷処理手段を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記EMF形式のフォームの位置情報を
    絶対的な単位で記憶する位置情報記憶手段と、 前記フォームの位置情報及び印刷装置の解像度に基づい
    て、前記印刷装置における前記フォームの位置を算出す
    る印刷位置算出手段とを備えることを特徴とする請求項
    1または2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 画像のサイズを判定する画像サイズ判定
    手段と、 印字領域のサイズを判定する印字領域サイズ判定手段
    と、 前記印字領域のサイズに基づいて、前記画像のサイズを
    制御する画像サイズ制御手段とを備えることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 印刷データを表示装置に表示させる印刷
    データ表示手段と、 前記表示装置に表示されている印刷データにフォームを
    重ねて表示させるフォームデータ表示手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印
    刷装置。
  6. 【請求項6】 EMF形式のフォームデータを生成する
    機能と、 前記EMF形式のフォームデータを格納する機能と、 前記EMF形式のフォームデータを用いた印刷処理を行
    う機能とをコンピュータに実行させるプログラムを格納
    したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP10134977A 1998-05-18 1998-05-18 印刷装置 Withdrawn JPH11327849A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012048415A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Brother Ind Ltd 印字管理装置及び印字システム
JP2013101483A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Seiko Epson Corp 画像登録方法、プログラムおよび情報処理装置

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JP2012048415A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Brother Ind Ltd 印字管理装置及び印字システム
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