JPH11325459A - 燃焼器及びその制御方法 - Google Patents

燃焼器及びその制御方法

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JPH11325459A
JPH11325459A JP14216498A JP14216498A JPH11325459A JP H11325459 A JPH11325459 A JP H11325459A JP 14216498 A JP14216498 A JP 14216498A JP 14216498 A JP14216498 A JP 14216498A JP H11325459 A JPH11325459 A JP H11325459A
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JP
Japan
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fan
damper
air
combustion
opening degree
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Application number
JP14216498A
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English (en)
Inventor
Iwao Azuma
岩男 東
Masahiro Onuki
正弘 大貫
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CHOUFU SEISAKUSHO CO Ltd
Original Assignee
CHOUFU SEISAKUSHO CO Ltd
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Publication date
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低負荷燃焼時において火炎を安定化するために
送風する風量を正確に制御することが可能であり、高負
荷燃焼時において燃焼音を防止し笛吹音を防止すること
が可能なファン効率の高い燃焼器を提供する。 【解決手段】燃焼筒に燃焼に必要な風を送風するファン
と、燃焼筒とファンの吐出口とに連設され燃焼筒に導風
する導風部と、導風部に配設され導風部の送風抵抗を変
化させるダンパと、要求熱量に基づいてダンパの開度と
ファンの回転数との両方を制御することによって送風量
を制御する制御部と、を備えた燃焼器で、制御部が、要
求熱量がある一定値以上の場合にはダンパの開度を最大
に固定してファンの回転数を制御することにより送風量
を制御し、要求熱量が前記一定値以下の場合にはファン
の回転数を一定としてダンパの開度を制御することによ
り送風量を制御することとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力を送風風量に
より調節するためのファンの風量制御機構を備えた給湯
器若しくは暖房機の燃焼器及びその制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】給湯器若しくは暖房機に用いられる従来の
燃焼器は、燃焼筒に燃焼に必要な空気を送風するための
ファンと、燃焼筒とファンの吐出口とに連通しファンか
ら吐出された風を燃焼筒に導風する導風部と、導風部に
配設され該開度を変化させることにより導風部の開口面
積を変化させ延いては導風部の送風抵抗を変化させるダ
ンパと、要求熱量に基づいてダンパの開度とファンの回
転数との両方を制御することによって送風量を制御する
制御部とを備えた構成を有している。ダンパはポテンシ
ョメータによりその開度が電圧として検出され、制御部
は検出された電圧によりダンパを駆動するステッピング
モータによって開度の制御を行なっている。また、ファ
ンは、三相DCブラシレスモータ(以下、「ファンモー
タ」と呼ぶ)により駆動され、制御部は、インバータ制
御により、ファンの連続的な回転数制御を行なってい
る。
【0003】以上のように構成された従来の燃焼器につ
いて、以下その動作を説明する。着火時において、制御
部は、ダンパを閉状態としてファンの全圧を上昇させる
ことによって、ファンの全圧を燃焼筒内部の圧力よりも
高くしておき、着火時に生じる燃焼器からの衝撃波がフ
ァン内に伝搬するのを防止し着火時の爆発音の発生を防
止すると共に、着火時に瞬間的に下がる風量を即座に回
復させ、燃焼筒内の不完全燃焼を防止する。着火後は、
燃焼速度に応じて回転数を上昇させると共にダンパの開
度を閉状態から開状態に移行させることによって燃焼速
度に応じた風量制御を行っていた。
【0004】次に、従来の燃焼器について、ダンパ開度
とファンの回転速度との関係を図面を用いて説明する。
図7は従来の燃焼器の要求熱量に対するダンパ開度とフ
ァンの回転速度との関係図である。図7において、ダン
パの開度は、0度が閉状態(開口面積が最小、即ち、送
風抵抗が最大の状態)、90度が開状態(開口面積が最
大、即ち、送風抵抗が最小の状態)を表す。着火直後
は、ダンパの開度θdは0度であり、燃焼速度の増加と
共にファンの回転数を増加させダンパの開度を閉状態か
ら開状態に移行させることにより、燃焼に必要な風量を
送風するというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】燃焼器においては、燃
焼速度に等しくなるようにファンから空気を供給する必
要がある。ファンからの風量が多すぎた場合、火炎は安
定化されず火炎の吹き飛びが生じ、逆にファンからの風
量が少なすぎた場合、燃焼速度の方がガス速度よりも大
きくなり、火炎は上流に遡り、逆火と呼ばれる現象が生
じる。従って、火炎を安定化させるために、常に燃焼速
度に応じた風量の送風制御が必要となる。特に、低負荷
燃焼時においては、燃焼機内のバーナの火炎を安定化す
るための混合気流(気化燃料と空気の混合気体)の風量
範囲が狭く、最適な燃焼を行うためには正確な風量の制
御が必要となる。しかしながら、ダンパには必ず機械的
なあそびがあるために、ポテンショメータの示す値と実
際の開度との間に誤差が生じる。また、ダンパの開度
を、閉状態から開状態に移行させる場合と、開状態から
閉状態に移行させる場合で、同じポテンショメータの電
圧値に対して開度に誤差が生じ、開度のヒステリシスが
生じる。従って、従来の燃焼器では、ダンパの開度に十
分な精度が無いために正確な風量制御を行うことができ
ず、低負荷燃焼時において、火炎の安定化を図るため、
必要以上に燃料を供給せざるを得ない現状にあり、燃料
の有効利用ができないという問題点を有していた。ま
た、上記理由により、低負荷燃焼時において燃料を過剰
供給するために、燃焼筒内部において不完全燃焼が生じ
易いという問題点を有していた。逆に、高負荷燃焼時に
おいては、風量が多いため、ダンパにより風量制御を行
うと、ダンパによる気流の乱れが大きく、ダンパの角度
によっては、燃焼音が大きくなる又は笛吹音を発生する
場合があるという問題点を有していた。また、風量が多
い状態で送風抵抗を大きくすると、送風抵抗による送風
損失が大きく、ファンの効率の低下が大きいという問題
点を有していた。
【0006】また、従来の燃焼器の制御方法では、ダン
パの開度に十分な精度が無いために正確な風量制御を行
うことができないという問題点を有していた。逆に、高
負荷燃焼時においては、風量が多いため、ダンパにより
風量制御を行うと、ダンパによる気流の乱れが大きく、
ダンパの角度によっては、燃焼音が大きくなる又は笛吹
音を発生する場合があるという問題点を有していた。ま
た、風量が多い状態で送風抵抗を大きくすると、送風抵
抗による送風損失が大きく、ファンの効率の低下が大き
いという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、低負荷燃焼時において火炎を安定化するために送風
する風量を正確に制御することが可能であり、高負荷燃
焼時において燃焼音が大きくなることを防止し笛吹音を
発生することを防止することが可能でファンの効率の高
い燃焼器を提供することを目的とする。更に、低負荷燃
焼時において火炎を安定化するために送風する風量を正
確に制御することが可能であり、高負荷燃焼時において
燃焼音が大きくなることを防止し笛吹音を発生すること
を防止することが可能でファンの効率の高い燃焼器の制
御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の燃焼器は、燃焼筒に燃焼に必要な風を送風す
るファンと、燃焼筒とファンの吐出口とに連設されファ
ンから吐出された風を燃焼筒に導風する導風部と、導風
部に配設され該開度を変化させることにより導風部の送
風抵抗を変化させるダンパと、要求熱量がある一定値以
上の場合にはダンパの開度を最大に固定してファンの回
転数を制御することにより送風量を制御し、要求熱量が
前記一定値以下の場合にはダンパの開度を制御すること
により送風量を制御する制御部とを備えた構成より成
る。この構成により、低負荷燃焼時において、火炎を安
定化するために送風する風量を正確に制御することが可
能となることで燃焼効率を改善し不完全燃焼の発生を防
止することが可能となり、また、高負荷燃焼時において
ファンの効率が高く燃焼音が大きくなったり笛吹音が発
生したりすることがない燃焼器を提供することができ
る。
【0009】更に、本発明の燃焼器の制御方法は、要求
熱量がある一定値以上の場合にはダンパの開度を最大に
固定して必要な送風量に対するファンの回転数を決定
し、要求熱量が前記一定値以下の場合には必要な送風量
に対するダンパの開度を決定する送風特性決定手順と送
風特性決定手順に基づき前記ダンパの開度とファンの回
転数とを制御する送風制御手順とを備えた構成より成
る。この構成により、低負荷燃焼時において火炎を安定
化するために送風する風量を正確に制御することが可能
で、高負荷燃焼時においてファンの効率が高く燃焼音が
大きくなったり笛吹音が発生したりすることのない燃焼
器の制御方法を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の燃焼器
は、燃焼筒に燃焼に必要な風を送風するファンと、燃焼
筒とファンの吐出口とに連設されファンから吐出された
風を燃焼筒に導風する導風部と、導風部に配設され該開
度を変化させることにより導風部の送風抵抗を変化させ
るダンパと、要求熱量に基づいてダンパの開度とファン
の回転数との両方を制御することによって送風量を制御
する制御部と、を備えた給湯器若しくは暖房機に用いら
れる燃焼器であって、制御部は、要求熱量がある一定値
以上の場合にはダンパの開度を最大に固定してファンの
回転数を制御することにより送風量を制御し、要求熱量
が前記一定値以下の場合にはダンパの開度を制御するこ
とにより送風量を制御することとしたものであり、この
構成により、ダンパによる風量制御範囲が全風量制御範
囲に対して狭いため、ダンパの開度誤差により生じる風
量誤差が小さく低負荷燃焼時において風量制御が正確と
なり、低負荷燃焼時においては、ファン全圧が高く維持
されたまま風量制御を行うことが可能となり、燃焼筒内
部の燃焼状態の変化に伴う気圧の変化による送風量の変
化を抑えられ、高負荷燃焼時においては、ファンの送風
抵抗を最小とする事によりファンの効率が最大となり、
ダンパによる気流の乱れにより燃焼音が大きくなったり
笛吹音が発生することが防止されるという作用を有す
る。
【0011】本発明の請求項2に記載の燃焼器は、請求
項1に記載の燃焼器であって、導風部が、ファンを収容
するケーシングの吐出側に内設されていることとしたも
のであり、この構成により、請求項1の作用に加え、燃
焼器のコンパクト化が図れ、設置容積を小さくすること
ができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の燃焼器の制御方
法は、要求熱量に基づきダンパの開度とファンの回転数
とを決定する送風特性決定手順と、送風特性決定手順に
基づき前記ダンパの開度とファンの回転数とを制御する
送風制御手順と、を備えた給湯器若しくは暖房機に用い
られる燃焼器の制御方法であって、送風特性決定手順
は、要求熱量がある一定値以上の場合にはダンパの開度
を最大に固定して必要な送風量に対するファンの回転数
を決定し、要求熱量が前記一定値以下の場合には必要な
送風量に対するダンパの開度を決定することとしたもの
であり、この構成により、ダンパによる風量制御範囲が
全風量制御範囲に対して狭いため、ダンパの開度誤差に
より生じる風量誤差が小さく低負荷燃焼時において風量
制御が正確となり、低負荷燃焼時においては、ファン全
圧が高く維持されたまま風量制御を行うことが可能とな
り、燃焼筒内部の燃焼状態の変化に伴う気圧の変化によ
る送風量の変化を抑えられ、高負荷燃焼時においては、
ファンの送風抵抗を最小とする事によりファンの効率が
最大となり、ダンパによる気流の乱れにより燃焼音が大
きくなったり笛吹音が発生することが防止されるという
作用を有する。
【0013】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の燃焼器の要部断面図である。図1において、5
00はケーシング内の翼の回転によって空気に与えられ
る遠心力によるエネルギー増加を利用して空気を圧送す
る渦巻き型のファンである遠心ファン、507は遠心フ
ァン500のケーシング、508は回転軸509に軸支
され回転する羽根車515の翼、510は遠心ファンの
吐出口、511は回転軸509を中心にケーシング50
7に円形等に貫設された吸入口、501は筒状のケーシ
ング501aを備え、その側部が吐出口510に連通す
る導風部517に連通され、その下部が燃焼筒502に
連通されており、導風部517から流入するファンの吐
出空気を燃焼筒に誘導するウィンドボックス、512は
ウィンドボックス501側の空気流入口に連通する導風
部517の内部に配設され空気の流入量を変化させるダ
ンパ、514はダンパ512を回動させるダンパモータ
である。
【0014】以上のように構成された本実施の形態の燃
焼器について、以下その動作を説明する。遠心ファン5
00の翼508は回転軸509を回転駆動するファンモ
ータ(図示せず)により回転する。吸入口511から吸
入された空気は翼508の回転による遠心作用によって
翼508の回転中心から半径方向に流され、その間に翼
508から運動エネルギー並びに圧力エネルギーが与え
られ、吐出口510より送出される。吐出口510から
送出された空気は導風部517、ウィンドボックス50
1を通過し燃焼筒502に送られ、燃焼に必要な空気が
供給される。ウィンドボックス501内部には、ケーシ
ング501a内の中央に噴霧燃料を供給するノズル50
4が配設されており、ノズル504を囲繞して、上下面
に開口部を備え下部がテーパー状となった整風キャップ
505が配設されている。更にその外側は、筒状の整風
筒516で囲繞されている。ウィンドボックス501の
ケーシング501a側部に連通する導風部517から流
入した風は、整風筒516の外側壁に沿って、一旦、ケ
ーシング501a内上部へ送られ、整風筒516上部開
口部より、整風筒516内を渦流となって貫流する。こ
の時、渦流の一部は整風キャップ505内を貫流し、ノ
ズル504から噴霧された燃料と混合する。整風筒51
6を貫流した風は、ケーシング501a下部に連通する
燃焼筒502に流入し、燃焼筒502内で燃焼が行われ
る。燃料への着火は、ノズル504の燃料噴出口側部に
配設された点火電極棒506により行われる。燃焼に必
要な空気風量は、インバータ制御されたファンモータと
開閉するダンパ512とにより制御される。ファンモー
タは遠心ファン500の回転速度を制御し、ファン全圧
を制御することにより風量制御を行う。ダンパ512は
該開度を変化させることにより導風部517の開口面積
(送風面積)を変化させ、導風部517の送風抵抗を変
化させることによって遠心ファン500からの風量を変
化させる。
【0015】次に、実施の形態1の燃焼器の制御機構に
ついて図面を用いて説明する。図2は、本発明の実施の
形態1における燃焼器の制御機構の装置ブロック図であ
る。図2において、514はダンパモータ駆動回路10
5により制御されダンパの開度を変化させるダンパモー
タ、111はダンパ軸115に連動して回転するブラシ
111aによりダンパの許容回転角範囲内ではA点・B
点・C点においてダンパモータ回路を接続しダンパの許
容回転角範囲外でダンパ回路を切断することによりダン
パ開度を制限するダンパ回転角リミッタ、112はダン
パ軸115に連動して変化する可変抵抗器112aを備
えることによって、ダンパの開度をD点とE点との電圧
変化として出力するポテンショメータ、106はポテン
ショメータ112の両端電圧からダンパ開度を検出する
ダンパ開度検出回路、104はファンモータ107の速
度制御を行うファンモータ速度制御部、103は、熱量
設定部101の設定により設定された熱量に対応した燃
料を燃料供給部102から燃焼筒に供給する燃料供給量
を制御し、それに対応してファンモータ回転速度とダン
パー開度を決定し、ダンパモータ駆動回路105により
ダンパ開度の制御を行うと共に、ファンモータ速度制御
部104にファンモータ107の速度指示を出力する制
御部である。ファンモータ速度制御部104は、制御部
103の速度指示により、PWM制御回路109及びモ
ータドライバ110によりファンモータ107の回転速
度制御を行う。ダンパモータ108にはステッピングモ
ータが用いられており、ダンパ512の開度θdをダン
パ回転角リミッタ111が制限する角度範囲内(0〜θ
D)で任意に設定できる。また、ダンパ512の開度は
ダンパ開度検出回路106で検出され制御部103に伝
達される。ファンモータ107は3相DCブラシレスモ
ータにより構成され、ファンモータ速度制御部104・
PWM制御回路109・モータドライバ110により連
続的な回転速度制御が可能であり、その回転速度はホー
ル素子113及び速度検出回路114により検出されフ
ィードバックループを構成する。
【0016】図3は実施の形態1における燃焼器の要求
熱量に対するダンパ開度とファンの回転速度との関係
図、図4は実施の形態1における燃焼器のダンパ開度に
対するファンの性能曲線である。図3において、高負荷
燃焼時(図3における熱量H1〜H2の区間)において
は、ダンパの開度は開状態開度(吐出口の開口面積が最
大となる角度)θ1に固定し、ファンモータの回転数を
制御することにより風量制御を行う。このとき、熱量H
1におけるファンモータの回転数をN1、風量をQ1とす
ると、ファンモータの回転数N(N>N1)の時の風量
Qは、 Q=Q1・N/N1 となる。要求される熱量(要求熱量)Hに対して火炎安
定化の為の必要な風量は比例するので、要求熱量Hに比
例してファンモータの回転数の制御を行えばよい。低負
荷燃焼時(図3における熱量H0〜H1の区間)におい
ては、ファンモータの回転数を一定の回転数N1に固定
し、ダンパの開度θdを制御することにより風量制御を
行う。ダンパの開度θdを変化させると、導風部517
における管路の送風抵抗Rが変化する。ダンパの開度θ
dを開状態開度θ1から閉状態開度θ0(吐出口の開口
面積が最小となる角度)に変化させると、送風抵抗はR
1からR0へと変化し、ファンの抵抗曲線は図4のよう
に変化する。ファンの風量Qは、ファンの特性曲線と抵
抗曲線との交点(以下「作動点」と呼ぶ)で決定され
る。この場合、ファンモータの回転数は回転数N1に固
定しているため、作動点は図4に示したような特性曲線
に沿って変化する。従って、送風抵抗がR1からR0に
変化することによって、作動点はA1からA0に変化
し、それに伴って風量はQ1からQ0に変化する。この
とき、ファンの全圧も特性曲線に沿って変化し、図4に
示したP1からP0に変化する。特性曲線はファンの形
状によって決まり、抵抗曲線は吐出口の管路や燃焼筒の
形状等によって決まるため、要求熱量Hに対するダンパ
の開度θdは温度や燃料の供給量の測定若しくは数値計
算により決定する。
【0017】以上のようにダンパの開度及びファンの回
転数を制御することにより、ダンパによる風量制御区間
はH0〜H1に短縮されるため、ダンパの開度の設定誤
差による風量設定誤差は小さくなり低負荷燃焼時におい
て精度の高い風量制御を行うことが可能となる。図5は
実施の形態1における熱量とファン全圧の関係を示す図
である。高負荷燃焼時(H1〜H2の区間)において
は、ダンパ開度θdを固定し、回転数Nを変化させて風
量制御を行うため、ファンの全圧pは p=p1・(N2/N1)・(N2/N1) によって決まる。従ってファン全圧は2次曲線に従って
変化し、p≧p1となる。低負荷燃焼時(H0〜H1の
区間)においては、ファン全圧は図3に示したような作
動点に従って変化するため、p1からp0にかけて増加
する。従って、低負荷燃焼時においても、ファン全圧は
p1より小さくなることはなく、p1を低燃焼時の燃焼
筒内部の圧力変化に対して十分に大きな値に設計するこ
とにより、燃焼筒内部の圧力変化に左右されることなく
常に正確な風量制御が可能となるため、火炎の安定化の
為に余分な燃料供給が必要なくなる。なお、風量の多い
高負荷燃焼時において、ダンパで風量を制御すると、ダ
ンパにより気流が乱され、燃焼音が大きくなったり、ダ
ンパの回転位置によっては笛吹音が発生することがあ
る。また、高負荷燃焼時にダンパ制御を行うと、吐出口
管路の抵抗が大きくなるために、ファンの効率が下が
り、消費電力も大きくなる。本実施の形態においては、
高負荷燃焼状態においてはダンパは全開となるため、ダ
ンパにより気流が乱されることはなく、燃焼音を大きく
することはなく、ダンパの回転位置による笛吹音を発生
することもなく、ファンの効率も最大となる。
【0018】次に、以上のように構成された実施の形態
1に係る燃焼器において、その制御方法について説明す
る。まず、要求熱量Hを熱量設定部101に設定すると
(S1)、制御部103は設定された要求熱量に基づき
燃料供給部102の燃料供給量を設定する(S2)。次
に、制御部103は、要求熱量Hに基づき、図3に示し
たように、H>H1の場合にはダンパの開度を開状態開
度θ1に固定し必要な送風量に対するファンの回転数を
決定し、H≦H1の場合にはファンの回転数をN1に固
定してダンパの開度を必要な送風量に対するダンパの開
度を決定する(S3)。次に、制御部103は、ダンパ
モータ駆動回路105によりダンパの開度をS3で決定
した値に変更すると共に、ファンモータ速度制御部10
4によりファンの回転数をS3で決定した値に変更する
ことにより風量を変更する(S4)。
【0019】以上のように、本実施の形態における燃焼
器によれば、燃焼筒に燃焼に必要な風を送風するファン
と、燃焼筒とファンの吐出口とに連設されファンから吐
出された風を燃焼筒に導風する導風部と、導風部に配設
され該開度を変化させることにより導風部の送風抵抗を
変化させるダンパと、要求熱量に基づいてダンパの開度
とファンの回転数との両方を制御することによって送風
量を制御する制御部と、を備えた給湯器若しくは暖房機
に用いられる燃焼器において、制御部は、要求熱量があ
る一定値以上の場合にはダンパの開度を最大に固定して
ファンの回転数を制御することにより送風量を制御し、
要求熱量が前記一定値以下の場合にはダンパの開度を制
御することにより、ダンパの開度誤差により生じる風量
誤差が小さく低負荷燃焼時において風量制御が正確とな
り、低負荷燃焼時においては、ファン全圧が高く維持さ
れたまま風量制御を行うことが可能となり、燃焼筒内部
の燃焼状態の変化に伴う気圧の変化による送風量の変化
を抑えられ、高負荷燃焼時においては、ファンの送風抵
抗を最小とする事によりファンの効率が最大となり、ダ
ンパによる気流の乱れにより燃焼音が大きくなったり笛
吹音が発生することが防止される。
【0020】また、本実施の形態の燃焼器の制御方法に
よれば、要求熱量に基づきダンパの開度とファンの回転
数とを決定する送風特性決定手順と、送風特性決定手順
に基づき前記ダンパの開度とファンの回転数とを制御す
る送風制御手順と、を備えた給湯器若しくは暖房機に用
いられる燃焼器の制御方法において、送風特性決定手順
は、要求熱量がある一定値以上の場合にはダンパの開度
を最大に固定して必要な送風量に対するファンの回転数
を決定し、要求熱量が前記一定値以下の場合には必要な
送風量に対するダンパの開度を決定することにより、ダ
ンパの開度誤差により生じる風量誤差が小さく低負荷燃
焼時において風量制御が正確となり、低負荷燃焼時にお
いては、ファン全圧が高く維持されたまま風量制御を行
うことが可能となり、燃焼筒内部の燃焼状態の変化に伴
う気圧の変化による送風量の変化を抑えられ、高負荷燃
焼時においては、ファンの送風抵抗を最小とする事によ
りファンの効率が最大となり、ダンパによる気流の乱れ
により燃焼音が大きくなったり笛吹音が発生することが
防止される。尚、本実施の形態において、低負荷燃焼時
においては、ファンの回転数を一定としてダンパの開度
制御により風量制御を行うこととしたが、低負荷燃焼時
においては、ファンの回転数を一定値に固定する必要は
なく、ファンの回転数はファンの全圧が燃焼筒内部の圧
力変化よりも十分に大きくなる範囲で変化させてもよ
い。このような制御を行っても、燃焼筒内部の圧力変化
に左右されることなく常に正確な風量制御を行うことが
可能であるため、同様の効果が得られる。
【0021】(実施の形態2)図6は、本考案の実施の
形態2における燃焼器の要部断面図である。図6におい
て、遠心ファン500、遠心ファンのケーシング50
7、吸入口511、吐出口510、回転軸509、羽根
車515、翼508、ウィンドボックス501、ウィン
ドボックスのケーシング501a、整風筒516、整風
キャップ505、ノズル504、点火電極棒506、燃
焼筒502、ダンパモータ514、ダンパ512につい
ては、実施の形態1において既に説明したので説明を省
略する。また、燃焼器の制御機構及び燃焼器の制御方法
についても実施の形態1において図2〜図5を用いて説
明したものと同一であるので説明を省略する。本実施の
形態では、導風部517がケーシング507の吐出口5
10側に内設されていることを特徴としている。これに
より、請求項1の作用に加え、燃焼器のコンパクト化が
図れ、設置容積を小さくすることが可能となる。
【0022】以上のように、本実施の形態における燃焼
器によれば、燃焼筒に燃焼に必要な風を送風するファン
と、燃焼筒とファンの吐出口とに連設されファンから吐
出された風を燃焼筒に導風する導風部と、導風部に配設
され該開度を変化させることにより導風部の送風抵抗を
変化させるダンパと、要求熱量に基づいてダンパの開度
とファンの回転数との両方を制御することによって送風
量を制御する制御部と、を備えた給湯器若しくは暖房機
に用いられる燃焼器において、制御部は、要求熱量があ
る一定値以上の場合にはダンパの開度を最大に固定して
ファンの回転数を制御することにより送風量を制御し、
要求熱量が前記一定値以下の場合にはダンパの開度を制
御することとし、更に、導風部をファンを収容するケー
シングの吐出側に内設したことにより、ダンパの開度誤
差により生じる風量誤差が小さく低負荷燃焼時において
風量制御が正確となり、低負荷燃焼時においては、ファ
ン全圧が高く維持されたまま風量制御を行うことが可能
となり、燃焼筒内部の燃焼状態の変化に伴う気圧の変化
による送風量の変化を抑えられ、高負荷燃焼時において
は、ファンの送風抵抗を最小とする事によりファンの効
率が最大となり、ダンパによる気流の乱れにより燃焼音
が大きくなったり笛吹音が発生することが防止されるこ
とに加え、設置容積を小さくすることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の燃焼器に
よれば、燃焼筒に燃焼に必要な風を送風するファンと、
燃焼筒とファンの吐出口とに連設されファンから吐出さ
れた風を燃焼筒に導風する導風部と、導風部に配設され
該開度を変化させることにより導風部の送風抵抗を変化
させるダンパと、要求熱量に基づいてダンパの開度とフ
ァンの回転数との両方を制御することによって送風量を
制御する制御部と、を備えた給湯器若しくは暖房機に用
いられる燃焼器であって、制御部は、要求熱量がある一
定値以上の場合にはダンパの開度を最大に固定してファ
ンの回転数を制御することにより送風量を制御し、要求
熱量が前記一定値以下の場合にはダンパの開度を制御す
ることにより送風量を制御することを備えたことによ
り、低負荷燃焼時において火炎を安定化するために送風
する風量を正確に制御することが可能となることで、燃
焼効率が改善され不完全燃焼の発生が防止され、高負荷
燃焼時においてファンの効率が高く燃焼音が大きくなっ
たり笛吹音が発生したりすることがない燃焼器を提供す
ることが可能となるという有利な効果が得られる。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の燃焼器であって、導風部が、ファンを収容する
ケーシングの吐出側に内設されていることにより、請求
項1に記載の効果に加え、設置容積が小さいファンの風
量制御手段を備えた燃焼器を提供することが可能となる
という有利な効果が得られる。
【0025】請求項3に記載の燃焼器の制御方法によれ
ば、要求熱量に基づきダンパの開度とファンの回転数と
を決定する送風特性決定手順と、送風特性決定手順に基
づき前記ダンパの開度とファンの回転数とを制御する送
風制御手順と、を備えた給湯器若しくは暖房機に用いら
れる燃焼器の制御方法であって、送風特性決定手順は、
要求熱量がある一定値以上の場合にはダンパの開度を最
大に固定して必要な送風量に対するファンの回転数を決
定し、要求熱量が前記一定値以下の場合には必要な送風
量に対するダンパの開度を決定することにより、低負荷
燃焼時において火炎を安定化するために送風する風量を
正確に制御することが可能となることで、燃焼効率が改
善され不完全燃焼の発生が防止され、高負荷燃焼時にお
いてファンの効率が高く燃焼音が大きくなったり笛吹音
が発生したりすることがない燃焼器の制御方法を提供す
ることが可能となるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の燃焼器の要部断面図
【図2】実施の形態1における燃焼器の制御機構の装置
ブロック図
【図3】実施の形態1における燃焼器の要求熱量に対す
るダンパ開度とファンの回転速度との関係図
【図4】実施の形態1における燃焼器のダンパ開度に対
するファンの性能曲線
【図5】実施の形態1における熱量とファン全圧の関係
を示す図
【図6】本発明の実施の形態2の燃焼器の要部断面図
【図7】従来の燃焼器の要求熱量に対するダンパ開度と
ファンの回転速度との関係図
【符号の説明】
101 熱量設定部 102 燃料供給部 103 制御部 104 ファンモータ速度制御部 105 ダンパモータ駆動回路 106 ダンパ開度検出回路 107 ファンモータ 108 ダンパモータ 109 PWM制御回路 110 モータドライバ 111 ダンパ回転角リミッタ 111a ブラシ 112 ポテンショメータ 112a 可変抵抗器 113 ホール素子 114 速度検出回路 115 ダンパ軸 500 遠心ファン 501 ウィンドボックス 501a ケーシング 502 燃焼筒 504 ノズル 505 整風キャップ 506 点火電極棒 507 ケーシング 508 翼 509 回転軸 510 吐出口 511 吸入口 512 ダンパ 514 ダンパモータ 515 羽根車 516 整風筒 517 導風部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼筒に燃焼に必要な風を送風するファン
    と、前記燃焼筒と前記ファンの吐出口とに連設され前記
    ファンから吐出された風を前記燃焼筒に導風する導風部
    と、前記導風部に配設され該開度を変化させることによ
    り前記導風部の送風抵抗を変化させるダンパと、要求熱
    量に基づいて前記ダンパの開度と前記ファンの回転数と
    の両方を制御することによって送風量を制御する制御部
    と、を備えた給湯器若しくは暖房機に用いられる燃焼器
    であって、前記制御部は、前記要求熱量がある一定値以
    上の場合には前記ダンパの開度を最大に固定して前記フ
    ァンの回転数を制御することにより送風量を制御し、前
    記要求熱量が前記一定値以下の場合には前記ダンパの開
    度を制御することにより送風量を制御することを特徴と
    する燃焼器。
  2. 【請求項2】前記導風部が、前記ファンを収容するケー
    シングの吐出側に内設されていることを特徴とする請求
    項1に記載の燃焼器。
  3. 【請求項3】要求熱量に基づきダンパの開度とファンの
    回転数とを決定する送風特性決定手順と、前記送風特性
    決定手順に基づき前記ダンパの開度と前記ファンの回転
    数とを制御する制御手順と、を備えた給湯器若しくは暖
    房機に用いられる燃焼器の送風制御方法であって、前記
    送風特性決定手順は、前記要求熱量がある一定値以上の
    場合には前記ダンパの開度を最大に固定して必要な送風
    量に対する前記ファンの回転数を決定し、前記要求熱量
    が前記一定値以下の場合には必要な送風量に対する前記
    ダンパの開度を決定することを特徴とする燃焼器の制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100652889B1 (ko) 2004-12-29 2006-12-01 업산건철(주) 보일러용 버너
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