JP2642274B2 - 強制送風式燃焼機器 - Google Patents
強制送風式燃焼機器Info
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- JP2642274B2 JP2642274B2 JP4071601A JP7160192A JP2642274B2 JP 2642274 B2 JP2642274 B2 JP 2642274B2 JP 4071601 A JP4071601 A JP 4071601A JP 7160192 A JP7160192 A JP 7160192A JP 2642274 B2 JP2642274 B2 JP 2642274B2
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- Japan
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- bypass
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃焼量が可変となっ
ている強制送風式のバーナを用いた燃焼機器の燃焼性の
向上に関する。
ている強制送風式のバーナを用いた燃焼機器の燃焼性の
向上に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、燃焼機器では体格をコンパクト化
する要請が強く、コンパクト化に伴い単位容積当たりの
燃焼量(燃焼負荷)が増大しており、送風ファンによる
強制給気または強制排気を行う強制送風式バーナが多用
されている。この強制送風式バーナは、従来のバーナに
較べ安定燃焼できる空燃比の範囲が狭い。とくに、送風
ファンの回転速度が小さく送風量および送風圧が低レベ
ルにある低負荷燃焼時においては、電源電圧の変動や突
風の影響を受け、燃焼不安定が生じ易い。かかる燃焼不
安定を防止するため、送風ファンの回転速度を一定の高
い速度に維持するとともに、送風通路にバイパス路およ
びバイパス弁を設けて余分の空気をバイパスさせ、低負
荷燃焼を含む燃焼の安定性を向上させたバイパス式燃焼
機器が提案されている(実開昭63−126723
号)。
する要請が強く、コンパクト化に伴い単位容積当たりの
燃焼量(燃焼負荷)が増大しており、送風ファンによる
強制給気または強制排気を行う強制送風式バーナが多用
されている。この強制送風式バーナは、従来のバーナに
較べ安定燃焼できる空燃比の範囲が狭い。とくに、送風
ファンの回転速度が小さく送風量および送風圧が低レベ
ルにある低負荷燃焼時においては、電源電圧の変動や突
風の影響を受け、燃焼不安定が生じ易い。かかる燃焼不
安定を防止するため、送風ファンの回転速度を一定の高
い速度に維持するとともに、送風通路にバイパス路およ
びバイパス弁を設けて余分の空気をバイパスさせ、低負
荷燃焼を含む燃焼の安定性を向上させたバイパス式燃焼
機器が提案されている(実開昭63−126723
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のバイパス式燃焼
機器では、バーナの空燃比はバイパス比のみで調整され
ているため、低負荷燃焼時から高負荷燃焼時まで全ての
範囲において大きな風量が供給することができるよう
に、送風ファンを駆動しなければならない。そのため低
負荷燃焼時ではバイパス弁が少しでも正しい状態から外
れるだけで、燃焼用空気量が大きくかわり、燃焼状態が
悪くなるおそれがある。したがって、バイパス制御にお
ける精度の経時的な低下や、バイパス弁の製造上の精度
に対する対策が困難であった。また、低負荷燃焼時に、
ファンの回転数が必要以上に高く、騒音レベルが大きく
なるという不都合がある。この発明の目的は、バーナの
燃焼量に応じて、送風ファンの回転速度制御とバイパス
弁の制御を適性に行い、低負荷燃焼時の燃焼の安定性の
向上と騒音レベルの低減とが達成でき、全燃焼範囲に沿
って良好な燃焼が得られる強制送風式燃焼機器の提供に
ある。
機器では、バーナの空燃比はバイパス比のみで調整され
ているため、低負荷燃焼時から高負荷燃焼時まで全ての
範囲において大きな風量が供給することができるよう
に、送風ファンを駆動しなければならない。そのため低
負荷燃焼時ではバイパス弁が少しでも正しい状態から外
れるだけで、燃焼用空気量が大きくかわり、燃焼状態が
悪くなるおそれがある。したがって、バイパス制御にお
ける精度の経時的な低下や、バイパス弁の製造上の精度
に対する対策が困難であった。また、低負荷燃焼時に、
ファンの回転数が必要以上に高く、騒音レベルが大きく
なるという不都合がある。この発明の目的は、バーナの
燃焼量に応じて、送風ファンの回転速度制御とバイパス
弁の制御を適性に行い、低負荷燃焼時の燃焼の安定性の
向上と騒音レベルの低減とが達成でき、全燃焼範囲に沿
って良好な燃焼が得られる強制送風式燃焼機器の提供に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、燃焼量が可
変となっているバーナと、該バーナへの燃料供給路に設
けた比例電磁弁と、前記バーナへ空気を供給する送風フ
ァンと、該送風ファンによる送風の一部をバイパスさせ
るバイパス路と、バイパス比を調整するバイパス弁と、
バーナの制御装置とを備えた強制送風式燃焼機器におい
て、前記制御装置は、要求燃焼量に応じて、前記比例電
磁弁を、必要量の燃料をバーナに供給するように制御
し、前記バイパス弁を、バーナの高負荷燃焼時において
バイパス比が小さくなり、バーナの低負荷燃焼時はバイ
パス比が大きくなるよう制御し、前記送風ファンを、バ
ーナの高負荷燃焼時において小さく設定されたバイパス
比に対応して、バイパス比が一定である場合に比較して
低速で回転させ、バーナの低負荷燃焼時において大きく
設定されたバイパス比に対応して、バイパス比が一定で
ある場合に比較して高速で回転させるように制御して、
バーナに必要量の空気を供給して設定範囲内の空気過剰
率で燃焼させることを特徴とする。
変となっているバーナと、該バーナへの燃料供給路に設
けた比例電磁弁と、前記バーナへ空気を供給する送風フ
ァンと、該送風ファンによる送風の一部をバイパスさせ
るバイパス路と、バイパス比を調整するバイパス弁と、
バーナの制御装置とを備えた強制送風式燃焼機器におい
て、前記制御装置は、要求燃焼量に応じて、前記比例電
磁弁を、必要量の燃料をバーナに供給するように制御
し、前記バイパス弁を、バーナの高負荷燃焼時において
バイパス比が小さくなり、バーナの低負荷燃焼時はバイ
パス比が大きくなるよう制御し、前記送風ファンを、バ
ーナの高負荷燃焼時において小さく設定されたバイパス
比に対応して、バイパス比が一定である場合に比較して
低速で回転させ、バーナの低負荷燃焼時において大きく
設定されたバイパス比に対応して、バイパス比が一定で
ある場合に比較して高速で回転させるように制御して、
バーナに必要量の空気を供給して設定範囲内の空気過剰
率で燃焼させることを特徴とする。
【0005】
【発明の作用、効果】この発明の強制送風式燃焼機器
は、使用者の設定した要求発熱量に応じて、必要量の燃
料を比例電磁弁で制御してバーナに供給する。これとと
もに、送風ファンの回転速度制御およびバイパス弁のバ
イパス比制御により、安定燃焼に必要な燃焼用空気をバ
ーナに供給し、該バーナの空気過剰率を適性範囲内に制
御する。このバイパス比制御は、バーナの高負荷燃焼時
においてバイパス比を小さくし、低負荷燃焼時はバイパ
ス比が大きくなるように設定されている。また、バイパ
ス比制御のみでなく、送風ファンの回転速度の制御も行
っている。これにより、低負荷燃焼時における燃焼安定
性の向上ができるとともに送風ファンの騒音の増大を低
減できる。また、バイパス弁の精度に対する燃焼の安定
性も高い。
は、使用者の設定した要求発熱量に応じて、必要量の燃
料を比例電磁弁で制御してバーナに供給する。これとと
もに、送風ファンの回転速度制御およびバイパス弁のバ
イパス比制御により、安定燃焼に必要な燃焼用空気をバ
ーナに供給し、該バーナの空気過剰率を適性範囲内に制
御する。このバイパス比制御は、バーナの高負荷燃焼時
においてバイパス比を小さくし、低負荷燃焼時はバイパ
ス比が大きくなるように設定されている。また、バイパ
ス比制御のみでなく、送風ファンの回転速度の制御も行
っている。これにより、低負荷燃焼時における燃焼安定
性の向上ができるとともに送風ファンの騒音の増大を低
減できる。また、バイパス弁の精度に対する燃焼の安定
性も高い。
【0006】
【実施例】この発明の強制送風式燃焼機器の一実施例で
あるガス給湯器100を図1〜図3に基づき説明する。
このガス給湯器100は、偏平な箱状の給湯器ケース1
01の内に、内部が燃焼室200となっている燃焼筒2
01と、該燃焼筒201の上端に連結した排気集合筒3
00と、前記燃焼筒201の下部に装着した強制送風式
の全予混合(全一次空気燃焼)バーナ1とを備える。バ
ーナ1は、使用者が選択した出湯温度が得られるよう
に、燃焼量が可変となっている。
あるガス給湯器100を図1〜図3に基づき説明する。
このガス給湯器100は、偏平な箱状の給湯器ケース1
01の内に、内部が燃焼室200となっている燃焼筒2
01と、該燃焼筒201の上端に連結した排気集合筒3
00と、前記燃焼筒201の下部に装着した強制送風式
の全予混合(全一次空気燃焼)バーナ1とを備える。バ
ーナ1は、使用者が選択した出湯温度が得られるよう
に、燃焼量が可変となっている。
【0007】また給湯器100は、燃料ガス供給手段2
と、前記バーナへ燃焼用空気を供給する送風ファン3
と、該送風ファンによる送風の一部をバイパスさせるバ
イパス路4と、制御装置5とを備える。また、給湯器1
00には水道に連結された給水管61、燃焼室200の
上部に設置された熱交換器63および出湯管64からな
る湯供給手段6が装着されている。
と、前記バーナへ燃焼用空気を供給する送風ファン3
と、該送風ファンによる送風の一部をバイパスさせるバ
イパス路4と、制御装置5とを備える。また、給湯器1
00には水道に連結された給水管61、燃焼室200の
上部に設置された熱交換器63および出湯管64からな
る湯供給手段6が装着されている。
【0008】全予混合バーナ1は、内部が燃料ガスと燃
焼用空気との予混合室となっているハウジング10と、
燃焼筒201に面しハウジング10の上面を塞ぐ燃焼板
11と、該燃焼板11の上面に取り付けられた点火装置
12、失火検出のためのフレームロッド13、および空
燃比制御のための熱電対14を有する。燃料ガス供給手
段2は、該ハウジング10内に配設された燃料ガスの噴
射ノズル21と、元弁22、安全弁23および比例電磁
弁24を介して燃料ガス源と前記ノズル21とを連絡す
るガス流路25とからなる。燃焼板11は、セラミック
板に多数の小炎口を形成してなり、ノズル21は、金属
パイプに多数の燃料ガス噴射孔を列設してなる。
焼用空気との予混合室となっているハウジング10と、
燃焼筒201に面しハウジング10の上面を塞ぐ燃焼板
11と、該燃焼板11の上面に取り付けられた点火装置
12、失火検出のためのフレームロッド13、および空
燃比制御のための熱電対14を有する。燃料ガス供給手
段2は、該ハウジング10内に配設された燃料ガスの噴
射ノズル21と、元弁22、安全弁23および比例電磁
弁24を介して燃料ガス源と前記ノズル21とを連絡す
るガス流路25とからなる。燃焼板11は、セラミック
板に多数の小炎口を形成してなり、ノズル21は、金属
パイプに多数の燃料ガス噴射孔を列設してなる。
【0009】送風ファン3は、スクロールケーシング3
1に遠心式ファン32を配してなり、ファンの回転速度
センサ33が付設されている。ケーシング31の出口と
前記ハウジング10との連通路34には、送風ファン3
による送風空気の一部を放出させる前記バイパス路4が
設けられている。バイパス路4の分岐位置にはバイパス
弁41が設けられ、ケーシング31の外部に付設された
バイパス弁駆動機構42により駆動される。バイパス弁
41は、連通路34またはバイパス路4の何れか一方ま
たは双方に設けられてもよく、蝶弁、ダンパ、その他任
意の弁が使用できる。なお、バイパス路4の出口は、送
風ファン3と電装品箱202とに連結され、送風ファン
3のモータ及び制御装置5を冷却する。
1に遠心式ファン32を配してなり、ファンの回転速度
センサ33が付設されている。ケーシング31の出口と
前記ハウジング10との連通路34には、送風ファン3
による送風空気の一部を放出させる前記バイパス路4が
設けられている。バイパス路4の分岐位置にはバイパス
弁41が設けられ、ケーシング31の外部に付設された
バイパス弁駆動機構42により駆動される。バイパス弁
41は、連通路34またはバイパス路4の何れか一方ま
たは双方に設けられてもよく、蝶弁、ダンパ、その他任
意の弁が使用できる。なお、バイパス路4の出口は、送
風ファン3と電装品箱202とに連結され、送風ファン
3のモータ及び制御装置5を冷却する。
【0010】比例電磁弁24で流量制御され、前記ノズ
ル21から吹き出された燃料ガスは、ハウジング10内
で燃焼用空気(送風ファン3により強制送風された送風
のうち、バイパスされない分)と空気過剰率λ=1.2
程度を目標値として全予混合され、燃焼板11から燃焼
筒201内へ供給されて点火装置12により点火され、
燃焼室200内で燃焼して熱交換器63を流れる水を加
熱し、排気集合筒300から排気される。
ル21から吹き出された燃料ガスは、ハウジング10内
で燃焼用空気(送風ファン3により強制送風された送風
のうち、バイパスされない分)と空気過剰率λ=1.2
程度を目標値として全予混合され、燃焼板11から燃焼
筒201内へ供給されて点火装置12により点火され、
燃焼室200内で燃焼して熱交換器63を流れる水を加
熱し、排気集合筒300から排気される。
【0011】制御装置5は、前記ケース101内に設置
された電装品箱202内に設置され、出湯温度の設定手
段と水量センサ62と入水温センサ(図示しない)とか
らの入力信号を処理して、予め測定または計算により求
めた制御データに基づき燃焼量を決定し、送風ファン3
を制御するとともに、回転速度センサ33で送風ファン
3の回転速度を検出し、この回転速度に基づき、比例電
磁弁24に所定の電流を供給する。
された電装品箱202内に設置され、出湯温度の設定手
段と水量センサ62と入水温センサ(図示しない)とか
らの入力信号を処理して、予め測定または計算により求
めた制御データに基づき燃焼量を決定し、送風ファン3
を制御するとともに、回転速度センサ33で送風ファン
3の回転速度を検出し、この回転速度に基づき、比例電
磁弁24に所定の電流を供給する。
【0012】また、制御装置5は、バイパス弁駆動機構
42によりバイパス弁41を変位させ送風ファン3の回
転速度に基づいた所定のバイパス比となるように調整す
る。さらに燃焼中は、熱電対14により空燃比を検出し
て送風ファン3の回転速度を補正するとともにフレーム
ロッド13により失火を検出しこれが生じたときは安全
弁23を閉じて燃焼を停止する。
42によりバイパス弁41を変位させ送風ファン3の回
転速度に基づいた所定のバイパス比となるように調整す
る。さらに燃焼中は、熱電対14により空燃比を検出し
て送風ファン3の回転速度を補正するとともにフレーム
ロッド13により失火を検出しこれが生じたときは安全
弁23を閉じて燃焼を停止する。
【0013】この実施例では、制御装置5によるバイパ
ス弁41の開度制御は、図3の(A)に示す如く、最高
負荷燃焼時(24号)において、燃焼用空気に対するバ
イパス空気の比率(バイパス比)が0.25、最低負荷
燃焼時(2.4号)においてバイパス比が4.0となる
ようになされる。これにより、燃焼ガス量に対して燃焼
が良好となりえる送風ファン3の回転速度は上限(リフ
ト限界)が図3の(B)線、下限(CO/CO2 限界)
が図3の(C)線となり、バーナ1の安定燃焼範囲が広
くなる。この結果、たとえば、フィルターの目詰り、電
源電圧の低下、突風、その他の原因でバーナ1の空燃比
が空気過剰率λ=1.1からはずれても、全予混合バー
ナの安定燃焼範囲であるλ=1.1〜1.6の範囲に保
たれる確率が大きい。また、低負荷燃焼時における送風
ファンによる送風は高負荷燃焼時のように大きくないた
めバイパス弁41の精度が多少悪くても燃焼を悪くする
ことはない。また、必要以上に送風ファン3の回転速度
が高くないので騒音レベルの増大は小さい。
ス弁41の開度制御は、図3の(A)に示す如く、最高
負荷燃焼時(24号)において、燃焼用空気に対するバ
イパス空気の比率(バイパス比)が0.25、最低負荷
燃焼時(2.4号)においてバイパス比が4.0となる
ようになされる。これにより、燃焼ガス量に対して燃焼
が良好となりえる送風ファン3の回転速度は上限(リフ
ト限界)が図3の(B)線、下限(CO/CO2 限界)
が図3の(C)線となり、バーナ1の安定燃焼範囲が広
くなる。この結果、たとえば、フィルターの目詰り、電
源電圧の低下、突風、その他の原因でバーナ1の空燃比
が空気過剰率λ=1.1からはずれても、全予混合バー
ナの安定燃焼範囲であるλ=1.1〜1.6の範囲に保
たれる確率が大きい。また、低負荷燃焼時における送風
ファンによる送風は高負荷燃焼時のように大きくないた
めバイパス弁41の精度が多少悪くても燃焼を悪くする
ことはない。また、必要以上に送風ファン3の回転速度
が高くないので騒音レベルの増大は小さい。
【0014】なお、バイパス比は、最高負荷燃焼時にお
いて、0.1以上、0.5以下であり、最低負荷燃焼時
において、1以上、5以下であることが低負荷燃焼時の
安定燃焼の向上と、高負荷燃焼時の騒音低下のために望
ましい。また、前記実施例では送風ファン3を全予混合
バーナ1の上流側に設けた強制給気式の燃焼機器を示し
たが、送風ファン3を全予混合バーナ1の下流側に設け
た強制排気式の燃焼機器に採用しても良い。また、前記
実施例ではバーナ1として全予混合バーナを採用した
が、ブンゼン式のバーナであっても良い。また、前記実
施例ではバイパス路4の出口を送風ファン3及び電装品
箱202に連絡するものを示したが、排気集合筒300
と並設させてもよく、この場合には、外から突風が吹い
てもバイパス比は設定状態に保たれるので、燃焼状態を
より安定に維持することができる。
いて、0.1以上、0.5以下であり、最低負荷燃焼時
において、1以上、5以下であることが低負荷燃焼時の
安定燃焼の向上と、高負荷燃焼時の騒音低下のために望
ましい。また、前記実施例では送風ファン3を全予混合
バーナ1の上流側に設けた強制給気式の燃焼機器を示し
たが、送風ファン3を全予混合バーナ1の下流側に設け
た強制排気式の燃焼機器に採用しても良い。また、前記
実施例ではバーナ1として全予混合バーナを採用した
が、ブンゼン式のバーナであっても良い。また、前記実
施例ではバイパス路4の出口を送風ファン3及び電装品
箱202に連絡するものを示したが、排気集合筒300
と並設させてもよく、この場合には、外から突風が吹い
てもバイパス比は設定状態に保たれるので、燃焼状態を
より安定に維持することができる。
【図1】この発明の一実施例にかかる給湯器の概略正面
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の側面断面図である。
【図3】バイパス弁の制御特性を示すグラフである。
1 全予混合バーナ 2 燃料ガス供給手段 3 送風ファン 4 バイパス 41 バイパス弁 5 制御装置 100 ガス給湯器
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼量が可変となっているバーナと、該
バーナへの燃料供給路に設けた比例電磁弁と、前記バー
ナへ空気を供給する送風ファンと、該送風ファンによる
送風の一部をバイパスさせるバイパス路と、バイパス比
を調整するバイパス弁と、バーナの制御装置とを備えた
強制送風式燃焼機器において、前記 制御装置は、要求燃焼量に応じて、前記比例電磁弁
を、必要量の燃料をバーナに供給するように制御し、 前記バイパス弁を、バーナの高負荷燃焼時においてバイ
パス比が小さくなり、バーナの低負荷燃焼時はバイパス
比が大きくなるよう制御し、 前記送風ファンを、バーナの高負荷燃焼時において小さ
く設定されたバイパス比に対応して、バイパス比が一定
である場合に比較して低速で回転させ、バーナの低負荷
燃焼時において大きく設定されたバイパス比に対応し
て、バイパス比が一定である場合に比較して高速で回転
させるように制御して、 バーナに必要量の空気を供給して設定範囲内の空気過剰
率で燃焼させる ことを特徴とする強制送風式燃焼機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4071601A JP2642274B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 強制送風式燃焼機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4071601A JP2642274B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 強制送風式燃焼機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05272749A JPH05272749A (ja) | 1993-10-19 |
JP2642274B2 true JP2642274B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=13465344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4071601A Expired - Fee Related JP2642274B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 強制送風式燃焼機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2642274B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS604726A (ja) * | 1983-06-23 | 1985-01-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 給湯機用燃焼装置 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP4071601A patent/JP2642274B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05272749A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |