JP3055304U - 燃焼器 - Google Patents

燃焼器

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JP3055304U
JP3055304U JP1998003543U JP354398U JP3055304U JP 3055304 U JP3055304 U JP 3055304U JP 1998003543 U JP1998003543 U JP 1998003543U JP 354398 U JP354398 U JP 354398U JP 3055304 U JP3055304 U JP 3055304U
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岩男 東
正弘 大貫
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株式会社長府製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低負荷燃焼時において流量を正確に制御するこ
とが可能であり、設置容積が小さい、暖房機若しくは給
湯器用の燃焼器を提供する。 【解決手段】ケーシングと、多数のを翼備えた羽根車若
しくはロータと、吐出口付近の前記ケーシング内部に配
設され開度を変化させることにより吐出口の開口断面積
を変化させる送風遮蔽手段と、を備えた送風機を備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、給湯器若しくは暖房機の燃焼器に関するものである。
【0002】
【従来技術】
給湯器若しくは暖房機の燃焼器は、燃焼器の火力に応じた風量を送風するため の送風機と該送風機を制御する送風制御手段とが備えられている。 図3は、従来の燃焼器の要部断面図である。 図3において、500はケーシング内の翼の回転によって気体に与えられる遠 心力によるエネルギー増加を利用して気体を圧送する渦巻き型の送風機である遠 心送風機、101は遠心送風機500のケーシング、102は回転軸103に軸 支され回転する羽根車109の翼、104は遠心送風機の吐出口、105は回転 軸103を中心にケーシング101に円形に貫設された吸入口、501はケーシ ング501aを備え、その側部が吐出口104に連通する導風部508に連通さ れ、その下部が燃焼筒502に連通されており、導風部508から流入するファ ンの吐出気体を燃焼筒に誘導するウィンドボックス、106はウィンドボックス 501の気体流入口に配設されたダンパ、107はウィンドボックス501への 気体の流入量を変化させるダンパモータである。
【0003】 以上のように構成された従来の燃焼器について、以下その動作を説明する。 遠心送風機500の翼102は回転軸103を回転駆動するファンモータ(図 示せず)により回転する。吸入口105から吸入された気体は翼102の回転に よる遠心作用によって翼102の回転中心から半径方向に流され、その間に翼1 02から運動エネルギー並びに圧力エネルギーが与えられ、吐出口104より送 出される。吐出口104から送出された気体はウィンドボックス501を通過し 燃焼筒502に送られ、燃焼に必要な気体が供給される。ウィンドボックス50 1内部には、ケーシング501a内の中央に噴霧燃料を供給するノズル504が 配設されており、ノズル504を囲繞して、上下面に開口部を備え下部がテーパ ー状となった整風キャップ505が配設されている。更にその外側は、筒状の整 風筒507で囲繞されている。ウィンドボックス501のケーシング501a側 部に連通する導風部508から流入した風は、整風筒507の外側壁に沿って、 一旦、ケーシング501a内上部へ送られ、整風筒507上部開口部より、整風 筒507内を渦流となって貫流する。この時、渦流の一部は整風キャップ505 内を貫流し、ノズル504から噴霧された燃料と混合される。整風筒507を貫 流した風は、ケーシング501a下部に連通する燃焼筒502に流入し、燃焼筒 502内で燃焼が行われる。燃料への着火は、ノズル504の燃料噴出口側部に 配設された点火電極棒506により行われる。
【0004】 図4は、他の従来例の燃焼器の要部断面図である。 図4において、図3に示した従来の燃焼器と同じ構成部分については同一の符 号を付して説明を省略する。 図4に示す従来の燃焼器の送風機(渦巻き型の送風機である遠心送風機600 )では、ダンパ106を備えず、その代わりに、回転軸103を中心に回転する 略半円形のシャッター601と、シャッター601により吸入口105の開口面 積を制御するためにシャッター601を回転駆動させるシャッターモータ602 とを備えた構成を有している。 これより、遠心送風機600の風量は、翼102の回転速度により制御される 気体流速とシャッター601の開度によって調整される吸入口105の開口断面 積とによって制御される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示した従来の燃焼器では、ダンパ106が遠心送風機5 00の外部の導風部508に配設されていたため、その分、大きな設置容積を必 要とするという問題点を有していた。 また、図4に示した従来の燃焼器では、シャッターによる吸入風量の制御によ り風量制御を行うために、低負荷燃焼時(低火力で燃焼させる時)には送風機の 全圧(吐出口の全圧と吸入口の全圧との差圧)が低くなり、燃焼状態の変化によ る燃焼筒内部の圧力の変化により風量が変化し易く、正確な風量制御を行うこと が困難となる。従って、火炎の安定化を図るため、必要以上に燃料を供給せざる を得なくなり、燃料の有効利用ができないという問題点を有していた。また、燃 焼器の着火時には、燃焼筒内部で気化した燃料が急速に燃焼するため、燃焼筒内 部の圧力が急速に上昇し、衝撃波が発生する。このとき、送風機の全圧が低い場 合、燃焼筒に供給される気体の風量が急速に減少し不完全燃焼が生じる。このと き生じる不完全燃焼により、煤の発生や燃焼しない燃料の排気管への付着が生じ るという問題点を有していた。更に、送風機の全圧が低いため、着火時における 圧力の衝撃波が送風機内部に伝わり、反射を繰り返し、着火時に低い爆発音を生 じるという問題を有していた。
【0006】 本考案は上記従来の課題を解決するもので、低負荷燃焼時において火炎を安定 化するために送風する風量を正確に制御することが可能であり、設置容積が小さ く、着火時における不完全燃焼の発生を防止し、着火時の爆発音を防止すること が可能な燃焼器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案の燃焼器は、給湯器若しくは暖房機に用いら れる送風機を備えた燃焼器であって、送風機が、ケーシングと、多数の翼を備え た羽根車若しくはロータと、吐出口付近の前記ケーシング内部に配設され開度を 変化させることにより吐出口の開口断面積を変化させる送風遮蔽手段とを備えた 構成より成る。 この構成により、送風機の設置容積を小さくすることができ、設置容積が小さ い燃焼器を提供することができる。 また、上記課題を解決するために本考案の燃焼器は、給湯器若しくは暖房機に 用いられる送風機を備えた燃焼器であって、ケーシングと、多数の翼を備えた羽 根車若しくはロータと、吐出口付近の前記ケーシング内部に配設され開度を変化 させることにより吐出口の開口断面積を変化させる送風遮蔽手段とを備えた送風 機と、燃料に着火する着火手段と、送風遮蔽手段の開度を変化させる遮蔽駆動手 段と、羽根車若しくはロータを回転駆動する送風機駆動手段と、着火時に送風遮 蔽手段により吐出口の開口面積を最小とすると同時に羽根車若しくはロータを高 速回転とするように遮蔽駆動手段と送風駆動手段とを制御する送風制御手段とを 備えた構成より成る。 この構成により、設置容積が小さく、着火時における不完全燃焼の発生を防止 し、着火時の爆発音を防止することが可能な送風機の風量制御手段を備えた燃焼 器を提供することができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の請求項1に記載の燃焼器は、給湯器若しくは暖房機に用いられる送風 機を備えた燃焼器であって、送風機が、ケーシングと、多数の翼を備えた羽根車 若しくはロータと、吐出口付近の前記ケーシング内部に配設され開度を変化させ ることにより吐出口の開口断面積を変化させる送風遮蔽手段とを備えたこととし たものであり、この構成により、燃焼器のコンパクト化が図れ、設置容積を小さ くすることができるという作用を有する。
【0009】 本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の燃焼器であって、燃料に 着火する着火手段と、送風遮蔽手段の開度を変化させる遮蔽駆動手段と、羽根車 若しくはロータを回転駆動する送風機駆動手段と、着火時に送風遮蔽手段により 吐出口の開口面積を最小とすると同時に羽根車若しくはロータを高速回転とする ように遮蔽駆動手段と送風駆動手段とを制御する送風制御手段とを備えたことと したものであり、この構成により、請求項1に記載の作用に加え、着火時に燃焼 器に供給される気体の風量が急速に減少する現象が防止されるという作用を有す る。
【0010】 本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2の何れか一に記載の 燃焼器であって、送風遮蔽手段は、回転軸と、回転軸を中心として両側に2枚の 遮蔽翼を備えたダンパにより構成され、遮蔽制御手段は遮蔽翼を遠心送風機の翼 から遠ざける方向に回転させるように制御することとしたものであり、この構成 により、請求項1若しくは請求項2に記載の作用に加え、簡単な構成により、送 風機の風量制御手段自体がコンパクトに構成され且つ前記笛音の発生を防止され るという作用を有する。
【0011】 (実施の形態) 図1は、本考案の実施の形態における燃焼器の要部断面図である。 図1において、100はケーシング内の前記翼の回転によって気体に与えられ る遠心力によるエネルギー増加を利用して気体を圧送する渦巻き型の送風機であ る遠心送風機、101は遠心送風機100のケーシング、102は回転軸103 に軸支され回転する羽根車109の翼、104は遠心送風機100の吐出口、1 05は回転軸103を中心に遠心送風機100のケーシング101に円形に貫設 された吸入口、106はケーシング101の吐出口104付近に内設され開閉に より吐出口104の開口断面積を変化させる送風遮蔽手段であるダンパ、501 はケーシング501aを備え、その側部が吐出口510に連通され、その下部が 燃焼筒502に連通されており、吐出口104から流入するファンの吐出気体を 燃焼筒502に誘導するウィンドボックスである。ウィンドボックス501内部 には気体燃料若しくは噴霧燃料を噴出するノズル504が内設されており、遠心 送風機100から送入される気体と燃料とが混合され、燃焼筒502に送られる 。ノズル504の周囲には、ノズルから噴出する燃料と遠心送風機100から送 入される気体とを適度に混合させて燃焼筒502に送出するための整風キャップ 505と、混合気体に着火する点火電極棒506が配設されている。更に、それ らを囲繞して筒状の整風筒507が配設されており、ウィンドボックス501の ケーシング501a側部に連通する吐出口104から流入した風は、整風筒50 7の外側壁に沿って、一旦、ケーシング501a内上部へ送られ、整風筒507 上部開口部より、整風筒507内を渦流となって貫流する。この時、渦流の一部 は整風キャップ505内を貫流し、ノズル504から噴霧された燃料と混合され る。整風筒507を貫流した風は、ケーシング501a下部に連通する燃焼筒5 02に流入し、燃焼筒502内で燃焼が行われる。また、ダンパ106は、ダン パ106の回転軸に接続されたダンパモータ107により駆動され、ダンパ10 6の開度はダンパモータ107を制御する制御部により制御される。
【0012】 以上のように構成された本実施の形態の燃焼器について、以下その動作を説明 する。 遠心送風機100の翼102は回転軸103を図1のA方向に回転駆動するフ ァンモータ(図示せず)により回転する。ファンモータはダンパモータ107と 同様制御部により制御される。吸入口105から吸入された気体は翼102の回 転による遠心作用によって翼102の回転中心から半径方向に流され、その間に 翼102から運動エネルギー並びに圧力エネルギーが与えられ、吐出口104よ り送出される。吐出口104から送出された気体は、ウィンドボックス501に 入り燃料と混合され、燃焼筒502に供給される。遠心送風機100の吐出口1 04付近のケーシング101内部には、吐出口104の開口面積を変化させ、吐 出口104から送出される気体の風量を変化させるダンパ106が内設されてい る。これによって、従来、ダンパ106が送風機外部に占めていた容積が無くな り、燃焼器の風量制御手段自体をコンパクトに構成することが可能となる。 しかしながら、ダンパ106を遠心送風機100に内設することによって、ダ ンパが翼102に近接するため、ダンパ106を回転させたときにダンパ106 が翼102に近づきすぎると、ダンパ106先端部分付近に渦流が発生し、該渦 流によって笛音が発生する。この問題を解決するため、本実施の形態における燃 焼器の制御部203は、ダンパ106の回転方向を翼から離れる方向(図1の矢 印Bの方向)に駆動制御する。これによって、燃焼器をコンパクトに構成し且つ 前記笛音の発生を防止することが可能となる。
【0013】 次に、本実施の形態の燃焼器について、以下その制御機構について説明する。 図2は本実施の形態の燃焼器の制御機構の装置ブロック図である。 図2において、ダンパモータ107はダンパモータ駆動回路205により制御 され、ダンパの開度を変化させる。211はダンパ軸215に連動して回転する ブラシ211aによりダンパの許容回転角範囲内ではA点・B点・C点において ダンパモータ回路を接続しダンパの許容回転角範囲外でダンパ回路を切断するこ とによりダンパ開度を制限するダンパ回転角リミッタ、212はダンパ軸215 に連動して変化する可変抵抗器212aを備えることによって、ダンパの開度を D点とE点との電圧変化として出力するポテンショメータ、206はポテンショ メータ212の両端電圧からダンパ開度を検出するダンパ開度検出部、204は ファンモータ207の速度制御を行うファンモータ速度制御部、203は火力設 定部201の設定により設定された熱量に対応した燃料を燃料供給部202から 燃焼筒に供給する燃料供給量を制御し、それに対応してファンモータ回転速度と ダンパー開度を決定し、ダンパモータ駆動回路205によりダンパ開度の制御を 行うと共に、ファンモータ速度制御部204にファンモータの速度指示を出力す ることによりファンモータ207の制御を行う制御部である。 ファンモータ速度制御部204は、制御部203の速度指示により、PWM制 御回路209及びモータドライバ210によりファンモータ207の回転速度制 御を行う。ダンパモータ107にはステッピングモータが用いられており、ダン パ106の開度θdをダンパ回転角リミッタ211が制限する角度範囲内(0〜 θD)で任意に設定できる。また、ダンパ106の開度はダンパ開度検出器20 6で検出され制御部203に伝達される。ファンモータ207は3相DCブラシ レスモータにより構成され、ファンモータ速度制御部204・PWM制御回路2 09・モータドライバ210により連続的な回転速度制御が可能であり、その回 転速度はホール素子213及び速度検出回路214により検出されフィードバッ クループを構成する。
【0014】 次に、本考案の送風機の風量制御手段の動作の説明をする。 まず、燃焼器の着火前において、制御部203は遠心送風機100の翼102 を高速に回転させると同時に、ダンパ106の開度を最小とする(即ち、ダンパ 106により吐出口104を略閉塞した状態とする)ことによって、遠心送風機 100の全圧pfを燃焼器内部の全圧pnよりも高くする。このとき、吐出口か ら送風される風量は着火時の混合気体の燃焼に最適な風量になるように遠心送風 機100の回転数及び燃料の流量を設定する。この状態において着火する。着火 時には、燃焼筒502内部の全圧pnが急速に上昇するため、燃焼筒502内部 から遠心送風機100に向かって衝撃波が発生する。 しかしながら、遠心送風機100の吐出口104はダンパ106により閉塞さ れており、更に、遠心送風機100内部の全圧pfは燃焼器内部の全圧pnより も高く設定されているため、衝撃波は遠心送風機100吐出口104で略停止さ れ、衝撃波の反射による爆発音は最小限に抑えられる。 更に、遠心送風機100内部の全圧pfは燃焼筒502内部の全圧pnよりも 高く設定されていることにより、着火により瞬間的に風量が下がっても、即座に 風量はもとの状態に回復するため、着火時の燃料の不完全燃焼により発生する煤 や燃え残り燃料の排気管への付着は最小限に抑えられる。
【0015】 なお、本実施の形態においては、送風機は回転方向に凸となる螺旋状の翼を有 する遠心送風機であるターボファンとしたが、本実施の形態における送風機はタ ーボファンに限られるものではなく、多翼ファン、ラジアルファン、リミットロ ードファン、エアフォイルファン等の遠心送風機であってもよい。更に、本実施 の形態においては、送風機は遠心送風機に限られるものではなく、上記構成と同 様、ケーシングと多数の翼と吐出口付近のケーシング内部にダンパとを備えたも のであれば、プロペラファンや軸流ファン等の軸流ファン、斜流送風機、横流式 ファン、若しくは二葉送風機、ベーン送風機、横流ファン等の容積型送風機であ ってもよい。 また、本実施の形態においては、送風機吐出口に配設された送風遮蔽手段は、 ダンパである必要はなく、シャッターや開閉蓋等であってもよい。
【0016】 以上のように、本実施の形態の燃焼器によれば、送風遮蔽手段であるダンパを 送風機の吐出口付近のケーシング内部に配設し、ダンパにより該吐出口開口面積 を変化させ、更に、ダンパの開度を変化させることが可能な遮蔽駆動手段である ダンパモータと、羽根車を回転駆動する送風機駆動手段であるファンモータと、 ダンパを図1の矢印Bの方向に回転させダンパの開度を制御し着火時にダンパに より吐出口の開口面積を最小とすると同時に羽根車を高速回転する制御を行う送 風制御手段である制御部とを備えることにより、笛音の発生を防止し且つ送風機 の風量制御手段をコンパクトに構成することが可能となり、燃焼器の着火前にお いて、衝撃波の反射による爆発音を最小限に抑え、着火時の燃料の不完全燃焼に より発生する煤や燃え残り燃料の排気管への付着は最小限に抑えることが可能と なる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案の請求項1に記載の燃焼器によれば、給湯器若しくは暖 房機に用いられる送風機を備えた燃焼器であって、送風機が、ケーシングと、多 数の翼を備えた羽根車若しくはロータと、吐出口付近の前記ケーシング内部に配 設され開度を変化させることにより吐出口の開口断面積を変化させる送風遮蔽手 段とを備えたことにより、設置容積が小さい送風機の風量制御手段を備えた燃焼 器を提供することが可能となるという有利な効果が得られる。
【0018】 本考案の請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の燃焼器であって、 燃料に着火する着火手段と、送風遮蔽手段の開度を変化させる遮蔽駆動手段と、 羽根車若しくはロータを回転駆動する送風機駆動手段と、着火時に送風遮蔽手段 により吐出口の開口面積を最小とすると同時に羽根車若しくはロータを高速回転 とするように遮蔽駆動手段と送風駆動手段とを制御する送風制御手段とを備えた ことにより、設置容積が小さく、着火時の爆発音を防止することが可能な送風機 の風量制御手段を備えた燃焼器を提供することができるという有利な効果が得ら れる。
【0019】 本考案の請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は請求項2の何れか一に 記載の燃焼器であって、遮蔽遮蔽手段は、回転軸と、回転軸を中心として両側に 2枚の遮蔽翼を備えたダンパにより構成され、遮蔽制御手段は遮蔽翼を遠心送風 機の翼から遠ざける方向に回転させるように制御することとすることにより、簡 単な構成で、送風機の風量制御手段自体がコンパクトに構成され且つ前記笛音の 発生を防止された送風機の風量制御手段を備えた燃焼器を提供することができる という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る燃焼器の要部断面図
【図2】実施の形態の燃焼器の制御機構の装置ブロック
【図3】従来の燃焼器の要部断面図
【図4】従来の燃焼器の要部断面図
【符号の説明】
100 遠心送風機 101 ケーシング 102 翼 103 回転軸 104 吐出口 105 吸入口 106 ダンパ 107 ダンパモータ 109 羽根車 201 火力設定部 202 燃料供給部 203 制御部 204 ファンモータ速度制御部 205 ダンパモータ駆動回路 206 ダンパ開度検出部 207 ファンモータ 209 PWM制御回路 210 モータドライバ 211 ダンパ回転角リミッタ 211a ブラシ 212 ポテンショメータ 212a 可変抵抗器 213 ホール素子 214 速度検出回路 215 ダンパ軸 500 遠心送風機 501 ウィンドボックス 501a ケーシング 502 燃焼筒 503 ACモータ 504 ノズル 505 整風キャップ 506 点火電極棒 507 整風筒 508 導風部 600 遠心送風機 601 シャッター 602 シャッターモータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯器若しくは暖房機に用いられる送風機
    を備えた燃焼器であって、前記送風機が、ケーシング
    と、多数の翼を備えた羽根車若しくはロータと、吐出口
    付近の前記ケーシング内部に配設され開度を変化させる
    ことにより前記吐出口の開口断面積を変化させる送風遮
    蔽手段と、を備えていることを特徴とする燃焼器。
  2. 【請求項2】燃料に着火する着火手段と、前記送風遮蔽
    手段の開度を変化させる遮蔽駆動手段と、前記羽根車若
    しくはロータを回転駆動する送風機駆動手段と、着火時
    に前記送風遮蔽手段により前記吐出口の開口面積を最小
    とすると同時に前記羽根車若しくはロータを高速回転と
    するように前記遮蔽駆動手段と送風駆動手段とを制御す
    る送風制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の燃焼器。
  3. 【請求項3】前記送風遮蔽手段は、回転軸と、前記回転
    軸を中心として両側に2枚の遮蔽翼を備えたダンパによ
    り構成され、前記送風制御手段は前記遮蔽翼を前記遠心
    送風機の前記翼から遠ざける方向に回転させる制御をす
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れか一に
    記載の燃焼器。
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