JPH11325234A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

Info

Publication number
JPH11325234A
JPH11325234A JP10137198A JP13719898A JPH11325234A JP H11325234 A JPH11325234 A JP H11325234A JP 10137198 A JP10137198 A JP 10137198A JP 13719898 A JP13719898 A JP 13719898A JP H11325234 A JPH11325234 A JP H11325234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
screen
input
vehicle
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10137198A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10137198A priority Critical patent/JPH11325234A/ja
Publication of JPH11325234A publication Critical patent/JPH11325234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 いずれの運転者に対しても走行性能や駆動性
能が好適になる車両用制御装置を提供する。 【解決手段】 電気的に制御することのできる機能装置
を備えた車両の制御装置において、前記機能装置を制御
する制御データを複数の運転者ごとに記憶する記憶手段
102と、前記車両を運転する運転者を識別する識別手
段100と、この識別手段100で識別された運転者に
対応する制御データを前記記憶手段102から読み出し
て前記機能装置をその読み出して制御データに基づいて
制御する制御手段104とを備えている。また前記車両
の運転中に前記制御データを学習制御によって更新しか
つその更新した制御データを前記記憶手段に記憶させる
学習手段とを備えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車などの車
両の制御装置に関し、特にエンジンなどの動力源や自動
変速機などの変速機、サスペンション、エアーコンディ
ショナー、四輪駆動装置などの機能装置を電気的に制御
することができるように構成された車両の制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、乗用車などの車両が電気的に
制御できるように構成されており、それに伴い制御特性
を変更して運転者の指向に合った走行性能あるいは駆動
性能に設定することがおこなわれている。その一例を挙
げると、自動変速機における変速パターンが、パワーパ
ターンとノーマルパターンとを設定することができるよ
うに構成されている。そのパワーパターンは、動力性能
あるいは加速性能を向上させる変速パターンであって、
ノーマルパターンに対して低速段側の変速段の領域を高
車速側に拡大した変速パターンである。従来一般には、
このような変速パターンを手動でスイッチ操作すること
により選択していたが、最近では、アクセル開度の変化
率などの車両の運転状態に基づいて自動的に変速パター
ンを切り換える制御装置も開発されている。
【0003】上述した変速パターンの切り換えのように
制御の形態(モード)を変更することのできる装置は自
動変速機に限らないのであって、エンジンのスロットル
開度や燃料噴射量、ステアリング装置の操舵特性、四輪
駆動装置、エアーコンディショナーなども電気的に制御
されかつその制御特性を選択できるようになってきてい
る。したがって車両に搭載されているこの種の機能装置
に関する選択項目が多くなってきている。しかしなが
ら、それらの選択可能な制御項目の全てについて運転者
が自らに適した内容に設定することは困難である。そこ
で従来では、学習制御によって制御データを更新し、運
転者に合った制御をおこなうようになってきている。
【0004】その一例が特開平5−58198号公報に
記載されている。この公報に記載された装置は、ドライ
バー識別手段によって特定のドライバーが運転している
ことを識別し、特定のドライバーが運転をおこなってい
る場合に学習制御を実行するように構成されている。し
たがってこの装置によれば、学習制御によって取り込だ
制御データに特定のドライバー以外のドライバーについ
ての制御データが混入することがないので、前記特定の
ドライバーに対して走行特性がマッチした車両とするこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した公報に記載さ
れている装置によれば、前記特定のドライバー以外のド
ライバーが運転する場合、エンジンや自動変速機などの
機能装置が、製造段階もしくは出荷段階で予め設定した
制御データあるいは制御特性によって制御されることに
なる。したがってそのドライバーが独自の運転指向を持
っているとしても、制御内容がその運転指向とは合わな
いことがあり、その結果、そのドライバーにとっては走
行性能の悪い車両となり、また長時間運転してもそのド
ライバーの運転指向が制御に反映されない不都合があ
る。
【0006】この発明は上記の事情を背景にしてなされ
たものであり、いずれの運転者に対しても走行性能や駆
動性能などが好適なものとなる車両の制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、電気的に制御
することのできる機能装置を備えた車両の制御装置にお
いて、前記機能装置を制御する制御データを複数の運転
者ごとに記憶する記憶手段と、前記車両を運転する運転
者を識別する識別手段と、この識別手段で識別された運
転者に対応する制御データを前記記憶手段から読み出し
て前記機能装置をその読み出して制御データに基づいて
制御する制御手段とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0008】また請求項2の発明は、請求項1の構成に
加えて、前記車両の運転中に前記制御データを学習制御
によって更新しかつその更新した制御データを前記記憶
手段に記憶させる学習手段を備えていることを特徴とす
るものである。
【0009】したがって請求項1の発明の制御装置によ
れば、車両の走行時に運転者が識別手段によって識別さ
れる。その識別結果に基づいてその運転者に対応した制
御データが記憶手段から読み出され、その読み出された
制御データに基づいてエンジンや自動変速機、サスペン
ション、四輪駆動装置などの機能装置が制御される。
【0010】したがって請求項1の発明では、運転者ご
とにその運転者に応じた制御データが記憶手段から読み
出され、機能装置の制御がおこなわれる。したがって機
能装置の制御の内容もしくは形態が、常時運転者の指向
を反映したものとなり、運転者にとって走行性能あるい
は駆動性能が良好な車両とすることができる。
【0011】また請求項2の発明では、上記の請求項1
の発明による作用に加え、車両が運転されている間に学
習制御がおこなわれて制御データが更新される。例えば
いずれかの機能装置に対する操作量や操作がおこなわれ
た時点の走行状態などに基づいて制御ゲインなどの制御
データが更新される。その更新された制御データは、そ
の運転者に対応した制御データとして記憶手段に記憶さ
れ、次回の運転時に使用される。また運転者が交替した
場合、新たな運転者に応じて制御データが記憶手段から
読み出され、上述した場合と同様にして機能装置の制御
および制御データの更新がおこなわれる。したがって機
能装置の制御の内容もしくは形態が、常時運転者の指向
を反映したものとなり、運転者にとって走行性能あるい
は駆動性能が良好な車両とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図を参照して具
体的に説明する。図1はこの発明に係る制御装置の制御
系統を模式的に示す図であり、ここに示す装置は、運転
者を識別する識別手段100を備えている。この識別手
段100は、車両の運転席(ドライバーズシート)に運
転をおこなう姿勢で着座した者あるいは運転姿勢をとっ
た者、さらには運転操作を開始した者を個別に識別する
ための手段である。その識別の方法あるいは機器は各種
のものを採用することができ、例えばタッチスイッチや
テンキーなどで入力された識別番号(ID番号)に基づ
いて識別する構成、個人カード(IDカード)を読み取
って識別する構成、体重や体格などの身体的特徴に基づ
いて識別する構成、シートポジションに基づいて識別す
る構成などの各種のものを必要に応じて採用することが
できる。したがってこの識別手段100は、予め記憶し
ているデータと入力されたデータとを比較し、その比較
結果に基づいて、「Aドライバー」、「Bドライバ
ー」、「Cドライバー」、…の如く運転者を具体的に特
定して信号を出力するようになっている。
【0013】識別手段100から識別信号が入力される
主装置101は、複数の運転者ごとの制御データを記憶
している記憶手段102を備えている。この制御データ
は、後述する機能装置を制御するためのデータであり、
制御目標値、制御ゲイン、制御関数、制御するべき機能
装置、その機能装置における制御項目などのデータが含
まれている。この制御データは、上記の識別手段100
で識別される運転者ごとに「Aデータ」、「Bデー
タ」、「Cデータ」、…の如くに分けて記憶させられて
おり、識別手段100が識別した運転者に対応する制御
データを出力するようになっている。また、この記憶手
段102としては、磁気的にデータを記憶するチップや
光学的にデータを記憶するディスク、磁気的にデータを
記憶するディスクなどを必要に応じて採用することがで
きる。
【0014】さらに主装置101は、一時記憶手段10
3と演算機能を持った制御手段104とを備えている。
また、この主装置101には、車両の状態を示す各種の
信号が入力されている。具体的には、車速V、スロット
ル開度Acc、エンジン回転数Ne 、ロックアップオン・
オフ信号、エンジン水温、燃料噴射量、点火時期信号、
バルブタイミング制御信号、室内温度、外気温度、前後
輪駆動力分配率、舵角信号、ブレーキ信号、変速段信
号、後輪操舵信号などの各種の信号が入力されている。
【0015】一方、一時記憶手段103は、上記の記憶
手段102から読み出した制御データと制御のためのプ
ログラムとを一時的に記憶するためのものである。ま
た、制御手段104は、例えば中央演算処理装置(CP
U)であって、一時記憶手段103に記憶されているプ
ログラムおよび制御データならびに入力された各種の信
号に基づいて演算をおこない、機能装置に信号を出力し
てその制御をおこなうようになっている。
【0016】ここで、制御対象となる機能装置について
説明すると、この機能装置は、車両に備えられている電
気的に制御可能な装置であって、これを例示すれば、エ
ンジン(E/G)105、ロックアップクラッチ(L/
U)付自動変速機(A/T)106、アンチロックブレ
ーキシステム(ABS)107、空調システム108、
電子制御サスペンション109、四輪駆動装置(4W
D)110、四輪操舵装置(4WS)111、車両安定
化装置(VSC:登録商標)112、ディファレンシャ
ル113、ブレーキ114、ステアリング装置115な
どである。なお、これらの機能装置はそれぞれ制御のた
めのコンピュータを備えており、前記主装置101から
これらのコンピュータに信号が出力され、また相互に通
信可能に接続されている。
【0017】また、主装置101は、入力された信号や
その時点の走行状態などに基づいて学習制御をおこなっ
て制御データを更新するようになっている。すなわちこ
の主装置101がこの発明の学習手段にも相当してい
る。この学習内容は、変速線の変更、ロックアップクラ
ッチのロックアップ領域あるいはスリップ領域の変更、
アクセル開度に対するスロットル開度の特性の変更、外
気温度に応じた室内温度の設定値の変更、ブレーキペダ
ルの踏み込み量に対する制動力の特性値の変更など、運
転者の指向を反映できる制御であればいずれであっても
よい。そして更新された制御データは、車両が停止して
エンジンがオフになった場合や運転者が降車した場合
に、再度、記憶手段102に記憶される。
【0018】つぎにこの発明を更に具体的に説明する。
以下に説明する例では、マルチディスプレイシステムが
この発明の制御装置として機能する。マルチディスプレ
イシステムは、一つの画面を利用して、車両に搭載され
ている各種の機能装置の操作や出力表示(テレビ、ナビ
ゲーションなど)を可能とする。そのため、マルチディ
スプレイシステムを制御するマルチディスプレイコンピ
ュータには、各種の機能装置が通信回路を介して接続さ
れている。
【0019】図2は、全体構成を示すブロック図であ
る。マルチディスプレイコンピュータ2はマルチディス
プレイ4と接続されている。マルチディスプレイ4は、
液晶パネルとパネル周囲の操作スイッチとを有する。液
晶パネル上には、適宜、スイッチ枠が表示され、枠内に
タッチスイッチが設定される。したがって、液晶パネル
は、テレビ画像などの出力装置として機能するほかに、
ユーザに操作される入力装置としても機能する。マルチ
ディスプレイコンピュータ2からマルチディスプレイ4
に対しては映像信号が送られる。マルチディスプレイ4
からマルチディスプレイコンピュータ2には、各種スイ
ッチ操作に対応する信号が入力される。
【0020】マルチディスプレイコンピュータ2は、各
種の車室内設備用の装置と接続されている。すなわち、
マルチディスプレイコンピュータ2は、オーディオチュ
ーナ、TVチューナ、音楽用DVD(デジタルビデオデ
ィスク)装置、オーディオスピーカなどを有するオーデ
ィオシステム6と接続されている。また、車内空調用の
エアコンシステム8、移動電話などの自動車電話の機能
を制御するテレフォンコンピュータ10,GPS衛星か
らの信号を受信して現在位置を検出するGPS(グロー
バルポジショニングシステム)装置12が接続されてい
る。なお、マルチディスプレイコンピュータ2は、ナビ
ゲーションに係る機能、すなわち、目的地までの経路設
定機能や、画面表示および音声出力による案内機能を有
している。
【0021】さらに、マルチディスプレイコンピュータ
2には、地図・特性指示用DVD装置14が接続されて
いる。地図・特性指示用DVD装撞14は、装着された
DVD16に対する読み書きが可能であり、このDVD
16には、マルチディスプレイコンピュータ2が自動車
電話などを使って入手した地図データや、この発明に係
る制御装置に対する特性指示に関する情報などが書き込
まれる。
【0022】また、マルチディスプレイコンピュータ2
には、車両の走行に係る各種の機能装置を制御するコン
ピュータ類が接続されている。すなわち、マルチディス
プレイコンピュータ2には、エンジン制御用のエンジン
コンピュータ20、自動変速機制御用の変速機コンピュ
ータ22、各車輪へのトルク分配などを制御するトラン
スファーコンピュータ24、ディファレンシャルコンピ
ュータ26、車輪の空転を防ぐように車輪ブレーキを制
御するABSコンピュータ28、エンジシコンピュータ
20やABSコンピュータ28を制御して車両の姿勢を
安定方向に調整するVSC(登録商標)コンピュータ3
0、サスペンションの特性を制御するサスペンションコ
ンピュータ32、四輪駆動システムを制御する4WDコ
ンピュータ34、ドライバーズシートの位置を制御する
ボディコンピュータ35などが接続されている。
【0023】これらの各種コンピュータは、マルチディ
スプレイコンピュータ2と通信回路を介して接続されて
おり、また、必要に応じ、相互の間でも通信回路を介し
て接続されている。例えば、図2には、エンジンコンピ
ュータ20および変速機コンピュータ22と、これらに
制御されるエンジンE、自動変速機Aが示されている。
エンジンコンピュータ20には、アクセル操作量、エン
ジン回転数、吸入空気量、吸入空気温度、スロットル開
度、車速、エンジン水温、ブレーキスイッチのオンオフ
などが入力され、また変速機コンピュータ22より変速
機の状態などに関する情報が入力され、さらにその他の
車載コンピュータからも各種の情報が入力される。
【0024】エンジンコンピュータ20は、これらの情
報を総合的に判断し、燃料噴射量や点火時期を制御し、
またスロットル開度を決定してスロットルアクチュエー
タを制御する。同様に、変速機コンピュータ22には、
スロットル開度、車速、エンジン水温、ブレーキスイッ
チのオンオフ、シフトポジション、パターンセレクトス
イッチ操作、オーバードライブセットスイッチ操作、C
o センサによる変速機内の所定クラッチの回転数の検出
値、変速機の油温、そのほかマニュアルモードスイッ
チ、スポーツモードスイッチ、等速シフトスイッチの状
態などが入力され、エンジンコンピュータ20からも制
御情報が入力され、さらにその他の車載コンピュータか
ら各種の情報が入力される。変速機コンピュータ22
は、これらの情報を総合的に判断し、自動変速機Aの油
圧制御装置A1の油圧回路に設けられた各種ソレノイド
S1,S2・・に制御信号を出力する。そして、エンジ
ンコンピュータ20や変速機コンピュータ22は、入力
された各種の情報や、エンジン、自動変速機の状態など
の情報を、マルチディスプレイコンピュータ2に対して
出力する。マルチディスプレイコンピュータ2と接続さ
れた他のコンピュータについても同様である。
【0025】さらに、マルチディスプレイコンピュータ
2には、図2における下側の部分に示すように、各種ス
イッチ操作の情報やセンサの出力信号が入力される。例
えば、イグニッションスイッチ、パーキングブレーキス
イッチ、ステアリングポジションセンサ、スピードセン
サなどが接続されている。マルチディスプレイコンピュ
ータ2は、これらの入力信号を、メンテナンス作業者の
要求に応じ、マルチディスプレイ4に表示する。
【0026】また、マルチディスプレイコンピュータ2
は、ダイアグノーシス端子36と接続されている。車両
のエンジンルーム内には、箱形のダイアグノーシスコネ
クタが設置されており、このコネクタ内にダイアグノー
シス端子36が設けられている。ダイアグノーシス端子
36は、メンテナンス用の一種のスイッチとして機能す
る。メンテナンス作業者が、ダイアグノーシスコネクタ
のプラスチック製のふたを開けてダイアグノーシス端子
36を短絡接続すると、この短絡接続がマルチディスプ
レイコンピュータ2によって検知される。そして、マル
チディスプレイコンピュータ2は、接続関係にある各機
能装置の状態や、各機能装置との通信回線の状態を診断
し、診断結果をマルチディスプレイ4に表示させる。特
に、診断の結果として異常が検出された場合には、異常
内容が表示される。
【0027】図4は、マルチディスプレイ4の正面図で
ある。また、図5は、マルチディスプレイ4に表示され
る画面を示しており、図6は、画面表示内容の一覧であ
る。これらの図面を用いて、マルチディスプレイシステ
ムとしての機能の概要を説明する。
【0028】図4に示すように、表示画面としての液晶
パネル40の上方には、時計や外気温度、室内温度を表
示するディスプレイやエアコン操作用の各種スイッチが
設けられている。液晶パネル40の両サイドには、エア
コン42、画質44、オーデイオ46、テレビ48、パ
ワートレーン50、現在地52、目的地設定54、メニ
ュー56の各プッシュタイプのスイッチが設けられてい
る。図5の左上部に示すように、液晶パネル40には、
イグニッションスイッチON時の初期画面として前回画
面(前回イグニッションスイッチを切ったときの画面)
が表示される。そして、上記の各スイッチ42,〜56
の操作に応じ、マルチディスプレイコンピュータ2によ
り、液晶パネル40の表示が切り換えられる。
【0029】例えば、目的地設定スイッチ54が押され
ると、マルチディスプレイコンピュータ2は、マルチデ
ィスプレイ4に、図5の右上の画面を表示させる。画面
上には、ナビゲーション用の目的地を入力するために必
要な各種のタッチスイッチが設定される。ユーザが操作
しやすいように、画面表示は階層的におこなわれる。ユ
ーザは階層的に順次表示される画面のタッチスイッチを
操作して、詳細に目的地を設定できる。マルチディスプ
レイコンピュータ2は、ユーザが設定した目的地までの
推奨経路を決定する。パネル左側の現在地スイッチ52
が押されると、図5の上段の右から2番目の画面に切り
換えられる。そして、マルチディスプレイコンピュータ
2は、マルチディスプレイ4に地図画面を表示し、地図
上に推奨経路を示し、さらに現在位置マークを表示す
る。このようなナビゲーション機能は、DVD16内の
地図データを用いて実現される。
【0030】その他、エアコンスイッチ42、オーディ
オスイッチ46、テレビスイッチ48、パワートレーン
スイッチ50、メニュースイッチ56が押されたとき
も、上記と同様に、各スイッチの操作対象と関連した画
面が表示される。図6は、液晶パネル40における表示
項目の一覧である。表示項目には、ユーザの操作に対応
して表示されるものもあるが、マルチディスプレイコン
ピュータ2が自らの判断に基づいて自動的に表示するも
のもある。例えば、図6の左上の地図画面において、交
差点拡大表示は、マルチディスプレイコンピュータ2が
特定交差点への接近を検知して表示する画面である。
【0031】パワートレーンスイッチ50が押されたと
きは、図5の右下に示すように、まず、個人識別画面が
表示される。そして、ユーザの操作に応じ、「走行方法
人力画面」、「個人識別登録画面」、「走行状況入力画
面」が表示される。ユーザはこれらの画面を利用して、
タッチパネル操作により、車両走行に係る制御特性に関
する入力操作をすることができる。以下、各画面が表示
されたときのマルチディスプレイ4のタッチパネルとし
ての機能を説明する。なお、下記の説明で使用する画面
の図(図7、図9、図11、図12)では、それぞれ画
面形状が異なって示されるが、実際はいずれも同じ形状
の画面であると考えてよい。また、液晶パネル40の一
部に、各図の形状の画面が表示されると考えてもよい。
【0032】図7は、個人識別画面を示している。個人
識別画面は、ユーザが予め登録した自分の識別番号(I
D No.)を入力するための画面である。ユーザは画
面上の0〜9のタッチスイッチを押して、4桁の識別番
号を入力できる。ユーザが入力した番号は、図6に示す
ように、画面上方に入力順に表示される。個人識別画面
が表示されたとき、マルチディスプレイコンピュータ2
は図8のフローチャートに従った処理をおこなう。な
お、以下の説明において画面上の各タッチスイッチ
を「」を付して表現する。例えば「キャンセル」の記述
は、画面上に設定されたキャンセルスイッチを示す。
【0033】まず、画面上の「キャンセル」にユーザが
タッチしたか否かを判定する(ステップ10)。「キャ
ンセル」は、識別番号の入力に失敗したときにタッチさ
れる。その判定結果がイエスのときは入力中の番号をク
リアして(ステップ12)リターンする。このとき、画
面上方に表示された番号も消される。次に「戻る」がタ
ッチされたか否かを判定し(ステップ14)、その判定
結果がイエスであれば個人識別画面の前に表示していた
画面が表示される。例えば、パワートレーンスイッチ5
0が押される前にナビゲーション画面が表示されていた
ときは、そのナビゲーション画面に戻る。次に「ID
No.入力しない」がタッチされたか否かを判定し(ス
テップ16)、その判定結果がイエスであれば表示画面
を走行方法入力画面に切り換える。次に「スキップ」が
タッチされたか否かを判定し(ステップ18)、その判
定結果がイエスであれば表示画面を走行状況入力画面に
切り換える。次に4桁目の識別番号の入力が完了したか
否かを判定し(ステップ20)、完了していなければリ
ターンする。入力が完了したとき、マルチディスプレイ
コンピュータ2は、DVD装置14を制御して、DVD
16に記憶された個人特性指示であって入力された識別
番号に対応するものを読み出す(ステップ22)。個人
特性指示を読み出した後、表示画面が走行状況入力画面
に切り換えられる。
【0034】図9は、走行方法入力画面を示している。
この画面は、上記のように、個人識別画面で「ID N
o.入力しない」がタッチされたときに表示される。走
行方法入力画面は、ユーザが機能装置の制御特性に関す
る指示を入力するための画面である。この画面は、後述
するように、その乗車時のみに有効な指示を入力するた
めに利用され、また、ユーザが個人特性指示を登録する
ために利用される。走行方法入力画面には、下記の入力
項目が設定される。なお、各項目の詳細を制御内容は周
知であり、ここでの詳細な説明は省略する。この具体例
で示す制御装置を搭載した車両には、下記の各項目の制
御を実現するための周知の構成が備えられているものと
する。
【0035】(1)登降板制御「有」「無」:登降板用
の自動制御を実行するか禁止するかの選択指示ができ
る。 (2)「パワー」「ノーマル」:パワーモードとノーマ
ルモードとのどちらを設定するかの選択ができる。な
お、パワーモードはノーマルモードに対してアップシフ
ト線を高車速側に設定した変速マップに基づいて変速制
御を実行するモードであり、両モードでは、変速マップ
の他に、電子スロットルの制御特性も変更される。 (3)運転者指向制御「有」「無」:運転者指向ロジッ
ク制御を実行するか禁止するかの選択ができる。 (4)ロックアップスリップ「有」「無」:ロックアッ
プスリップ制御を実行するか禁止するかの選択ができ
る。 (5〉「2W」「4W」:二輪駆動で走行するか四輪駆
動で走行するかの選択ができる。 (6)ヒルホールド「有」「無」:ヒルホールド制御、
すなわち登坂で停車中にフットブレーキを踏まなくても
車両が後退しないようにするための変速機制御を実行す
るか禁止するかの選択ができる。 (7)前後輪トルク分配率:4WD制御の前輪と後輪の
トルク分配率を指定できる。前輪(Fr):後輪(R
r)を30:70、40:60、50:50、60:4
0、70:30のいずれかに指定できる。 (8)「スポーツモード」:スポーツモード、すなわち
自動変速機のギヤ段を運転者の所定操作がない限り固定
することにより手動変速機の走行フィーリングを実現す
るモードをセットするか否かを選択できる。 (9)「ステアリングスイッチモード」:ステアリング
スイッチモード、すなわちステアリングに設けられたス
イッチを操作することにより変速機のシフトレンジが切
り換えられるモードをセットするか否かを選択できる。
【0036】上記の(1)〜(6)の項目については、
ユーザがタッチした方のスイッチが他方のスイッチより
も明るく表示され、これによりユーザがどちらを選択し
たか否かを判別できる。(7)のトルク分配率は、矢印
へのタッチに応じて変更され、数字で表示される。また
(8)、(9)のモード設定については、ユーザがタッ
チするたびにセット、クリアが繰り返される。セットし
たときの方が明るく表示される。
【0037】各入力項目について、基準の設定として、
ノミナル設定が定められている。ノミナル設定は、ユー
ザがまだ各項目を指定する前の初期状態の設定である。
(1)〜(6)の項目については、図9において星印☆
を付けた方がノミナル設定である。(7)のトルク分配
率のノミナル設定は、前輪:後輪=50:50である。
(8)のスポーツモードのノミナル設定は、リセット状
態であり、(9)のステアリングスイッチモードのノミ
ナル設定は、キャンセル(スイッチ非作動)である。初
期状態においては、各項目のノミナル設定が画面上に表
示される。
【0038】図9の走行方法入力画面が表示されたと
き、マルチディスプレイコンピュータ2は図9のフロー
チャートに従った処理をおこなう。まず、画面上の「戻
る」がタッチされたか否かを判定し(ステップ30)、
判定結果がイエスであれば走行方法入力画面の前に表示
していた画面が表示される。次に、「オールキャンセ
ル」がタッチされたか否かを判定し(ステップ32)、
その判定結果がイエスのときはすべての入力項目がノミ
ナル設定に戻され(ステップ34)、リターンする。ス
テップ32での判定結果がノーであれば「セット完」が
タッチされたか否かを判定する(ステップ36)。「セ
ット完」は、ユーザがすべての設定を終えたと判断した
ときにタッチする。「セット完」がタッチされていなけ
ればリターンする。
【0039】「セット完」がタッチされたとき、次にユ
ーザが「Y」と「N」のいずれをタッチするかを判定す
る(ステップ38)。走行方法入力画面での入力を今回
の運転時のみ有効としたいとき、ユーザは「N」をタッ
チする。この場合、マルチディスプレイコンピュータ2
は、表示画面を走行状況入力画面に切り換える。一方、
走行方法入力画面で入力した各設定を個人特性指示とし
て登録したいとき、ユーザは「Y」をタッチする。この
場合は表示画面が識別番号セット画面に切り換えられ
る。
【0040】図11は識別番号セット画面を示してい
る。この画面は、上記のように、走行方法入力画面で
「セット完」の後に「Y」がタッチされたときに表示さ
れる。ユーザは、図11の「0」〜「9」をタッチして
所望の識別番号を登録する。ユーザがタッチした番号
は、画面上部に入力順に表示される。4桁の番号を入力
完了する前にユーザが「戻る」をタッチした場合、表示
画面が前画面に切り換えられる。4桁の番号が入力され
たとき、その番号がユーザの識別番号として登録され
る。そして、前の走行方法入力画面で「セット完」をタ
ッチしたときの各入力項目の設定が、そのユーザの個人
特性指示として、識別番号と関連づけて登録される。マ
ルチディスプレイコンピュータ2は、個人特性指示の設
定内容と識別番号を地図・特性指示用DVD装置14に
送り、DVD16に書き込ませる。DVD16には、地
図データ用の記憶領域とは別に、個人特性指示を記憶す
るための専用領域が設けられている。ただし、この専用
領域は、地図データ用の領域と比べれば、ごく小さい領
域でよい。DVD16に書き込むことにより、例えばユ
ーザがイグニッションスイッチを切ったとしても、ま
た、バッテリを車両から取り外したとしても、個人特性
指示が消去されずに保持される。マルチディスプレイコ
ンピュータ2は、個人特性指示を記録した後、表示画面
を走行状況入力画面に切り換える。
【0041】図12は、走行状況入力画面を示してい
る。この画面は、個人識別画面で「スキップ」がタッチ
されたとき、または識別番号の入力が完了したときに表
示される。また、走行方法入力画面で「セット完」の後
に「N」がタッチされたとき、上記の個人識別セット登
録で識別番号のセットが完了したときに表示される。
【0042】走行状況入力画面は、ユーザが、これから
走行するときの状況、あるいは走行中の状況を入力する
ための画面である。入力された走行状況は、マルチディ
スプレイコンピュータ2に接続された各制御用コンピュ
ータにより、走行状況に適合するように機能装置を制御
するために利用される。入力画面には、下記の入力項目
が設定される。 (1)「スノーモード」:走行路が雪道であることを入
力する。 (2)乗車人数「1」〜「5」:運転者を含む乗車人数
を入力する。 (3)山道「Y」「N」:走行路が山道であるか否かを
入力する。 (4)高速路「Y」「N」:走行路が高速道路などであ
るか否かを入力する。 (5)トーイング「Y」「N」:キャンピングカーなど
を牽引するか否かを入力する。
【0043】上記の(1)「スノーモード」について
は、ユーザがタッチするたびにセット、クリアが繰り返
される。セットしたときの方が明るく表示される。また
(2)〜(5)の項目については、ユーザがタッチした
方のスイッチが他方のスイッチよりも明るく表示され、
これによりユーザがどちらを選択したか否かを判別でき
る。
【0044】図12の各入力項目についても、基準の設
定として、ノミナル設定が定められている。ノミナル設
定は、ユーザがまだ各項目を指定する前の初期状態の設
定である。(1)のスノーモードのノミナル設定は、ク
リア(雪道でない)である。(2)〜(5)の項目につ
いては、図12において星印☆を付けた方がノミナル設
定である。初期状態においては、各項目のノミナル設定
が画面上に表示される。
【0045】図12の走行状況入力画面が表示されたと
き、マルチディスプレイコンピュータ2は図13のフロ
ーチャートに従った処理をおこなう。まず、画面上の
「戻る」がタッチされたか否かを判定し(ステップ5
0)、その判定結果がイエスであれば走行状況入力画面
として前に表示していた画面が表示される。次に、「オ
ールキャンセル」がタッチされたか否かを判定し(ステ
ップ52)、その判定結果がイエスのときはすべての入
力項目がノミナル設定に戻され(ステップ54)、リタ
ーンする。ステップ52がNOであれば「セット完」が
タッチされたか否かを判定する(ステップ56)。「セ
ット完」は、ユーザがすべての設定を終えたと判断した
ときにタッチする。「セット完」がタッチされていなけ
ればリターンする。「セット完」がタッチされたとき、
走行状況の入力が終了する。
【0046】以上に説明したマルチディスプレイシステ
ムに関し、実際のユーザの操作に応じたマルチディスプ
レイシステムの動作を、特にパワートレーンスイッチ5
0が押されたときについて、説明する。
【0047】(1)すでに個人特性指示と識別番号を登
録してあるとき ユーザがマルチディスプレイ4のパワートレーンスイッ
チ50を押すと、図7の個人識別画面が表示される。ユ
ーザが自分の識別番号を入力すると、マルチディスプレ
イコンピュータ2は、DVD16から、識別番号と対応
する個人特性指向を読み出す。個人特性指示は、ユーザ
が前もって図9の走行方法入力画面を利用して設定した
ものである。すなわち、ユーザは図9の各項目に関する
指示を入力し、その入力内容を識別番号と共に登録して
あるとする。マルチディスプレイコンピュータ2は、個
人特性指示の読み出し後、図13の走行状況入力画面を
表示させる。ユーザは、同画面に対して各種の走行状況
を入力し、入力が終わると「セット完」をタッチする。
【0048】走行状況入力画面で「セット完」がタッチ
されると、マルチディスプレイコンピュータ2は、走行
状況の設定内容をDVD16に書き込む。また、マルチ
ディスプレイコンピュータ2は、DVD16から読み出
した個人特性指示中の所定の項目の設定と、走行状況の
所定の項目の設定とを、車室内インスツルメントパネル
に表示させる。図14は、インスツルメントパネルの下
部を示している。車速などのメータ類の下側に「PWR
(パワー)」「NORM(ノーマル)」「2W」「4
W」、「スノー」、「スポーツ」、「ステアリングシフ
ト」、「ヒルホールド」、「トーイング」のインジケー
タが設けられている。これらのインジケータに対応する
項目の設定が、インジケータの点灯/消灯によって運転
者に示される。例えば「PWR」が点灯すればパワーモ
ードが選択されたことを示し、「NORM」が点灯すれ
ばノーマルモードが選択されたことを示す。「スノー」
が点灯すれば走行状況としてスノーモードがセットされ
ていることを、消灯すればセットされていないことを示
す。ここで説明している具体例では、走行方法や走行状
況の設定後、マルチディスプレイ4の表示が、ナビゲー
ションなどの他の画面に切り換えられてしまう。しか
し、ユーザが適宜、確認する必要がある項目について
は、上記のように、インスツルメントパネルのインジケ
ータに表示され、ユーザはいつでもこれらを見ることが
できる。
【0049】さらにマルチディスプレイコンピュータ2
は、DVD16から読み出した個人特性指示に示される
各種制御特性に対する指示と、走行状況として設定され
た内容とを、接続関係にある制御用コンピュータに、通
信回路を介して送る。各制御用コンピュータに対して
は、それぞれが必要な情報が送られる。例えば、個人特
性指示に示される「パワーモード」と「ノーマルモー
ド」との選択は、エンジンコンピュータ20と変速機コ
ンピュータ22に送られる。各制御用コンピュータは、
入力された情報に従って動作する。すなわち、ある制御
特性の指示(例えば、登降板制御を実行する旨の指示)
が送られてきたとき、その指示を実現するように制御対
象の機能装置を制御する。また走行状況が送られてきた
とき、その走行状況に適合するように制御対象の機能装
置を制御する。
【0050】マルチディスプレイコンピュータ2と制御
用コンピュータとの間の通信について、図14を参照
し、変速機コンピュータ22を例にとって説明する。マ
ルチディスプレイコンピュータ2側では、内蔵ROMに
画面処理プログラムが格納されている。このプログラム
は、上記の各種画面を表示させたり、マルチディスプレ
イ4をタッチパネルとして機能させるためのものであ
る。またDVDには各個人の識別番号、個人特性指示、
走行状況入力内容が記憶されている。さらに、変速機コ
ンピュータ22から送られた学習値が記録されている。
マルチディスプレイコンピュータ2は、個人識別番号が
入力されると、個人識別番号と対応する個人特性指示を
DVDから読み出す。そして、走行状況の入力が完了す
ると、走行状況と個人特性指示を変速機コンピュータ2
2に送る。
【0051】変速機コンピュータ22側では、内蔵RO
Mに、自動変速機にシフトチェンジをおこなわせるため
の変速制御プログラムと、ロックアップクラッチを作動
させてロックアップ、ロックアップスリップ制御をおこ
なうためのロックアップ制御プログラムと、前述の運転
者指向ロジック制御を実行するための学習制御プログラ
ムが格納されている。さらに、ROMには、マルチディ
スプレイコンピュータ2との通信がフェールしたときに
使用するための通信フェール代用制御特性が格納されて
いる。また、RAMには、学習制御プログラムを実行し
た結果として得られた学習値が記憶されている。学習値
は、運転者のアクセルやブレーキなどの操作パターンを
解析した結果として得られ、どのように変速機を制御す
ると運転者の指向と適合するかを示す情報である。
【0052】変速機コンピュータ22は、各プログラム
の実行の際、入力された個人特性指示や走行状況を用い
る。例えば、個人特性指示に、運転者指向ロジックを実
行する旨の指示が含まれていれば、その指示に従う。た
だし、マルチディスプレイコンピュータ2との通信回線
がフェールしたときは、ROM内に格納してある通信フ
ェール代用制御特性を用いる。ここで説明している具体
例では、通信フェール代用制御特性の内容は、図9、図
12を参照して説明したノミナル設定である。なお、イ
グニッションON時の初期設定もこのノミナル設定であ
る。したがって、変速機コンピュータ22は、マルチデ
ィスプレイコンピュータ2からの送信がない限り、ノミ
ナル設定にて動作する。変形例として、通信フェール代
用制御特性の内容がノミナル設定と異なってもよい。例
えば、走行方法入力画面の各項目を「有」の側としても
よい。
【0053】さらに、変速機コンピュータ22は、学習
制御プログラムを実行した結果得られた学習値をマルチ
ディスプレイコンピュータ2に送る。マルチディスプレ
イコンピュータ2は、この情報をDVD16に書き込
む。これにより、例えばユーザがイグニッションスイッ
チを切ったとしても、また、バッテリを車両から取り外
したとしても、学習値が消去されずに保持される。DV
D16に記録した学習値は、適宜、変速機コンピュータ
22に戻され、利用できる。
【0054】マルチディスプレイコンピュータ2との通
信に関しては、変速機コンピュータ22以外の他の制御
コンピュータも同様である。次に、ユーザが個人特性指
示と識別番号を登録するときの動作を説明する。
【0055】(2)個人特性指示と識別番号を登録する
とき ユーザがマルチディスプレイ4のパワートレーンスイッ
チ50を押すと、まず図7の個人識別画面が表示され
る。「ID No.入力しない」をタッチすると、図9
の走行方法入力画面が表示される。ユーザが各項目につ
いての指示をタッチ操作にて入力し、「セット完」、
「Y」をタッチすると、図11の識別番号セット画面が
表示される。ユーザが適当な4桁の番号を入力すると、
その番号が識別番号となる。識別番号と個人特性指示と
は、互いに関連づけられてDVD16に書き込まれる。
次に、走行方法入力画面が表示される。以降の動作は、
上記の個人特性指示を登録済みのときと同様である。す
なわち、今回登録した個人特性指示と、入力した走行状
況が各制御コンピュータに送られ、利用される。
【0056】(3)今回の運転時のみの走行方法、走行
状況を入力したいとき 例えば、他人の車両を借りたユーザが、今回の運転中の
制御特性についての指示を入力したいが、個人特性指示
の登録はしないときである。ユーザが個人識別画面の
「ID No.入力しない」をタッチすると、走行方法
入力画面が表示される。ユーザは各項目についての指示
を入力し、「セット完」、「N」をタッチする。表示画
面が走行状況入力画面に変わる。以降の動作は、上記の
個人特性指示を登録済みのときと同様である。ただし、
各制御コンピュータに対しては、個人特性指示ではな
く、今回入力した指示が送られる。走行方法入力画面で
の設定内容を登録していないので、入力内容は今回の運
転時のみに使用される。
【0057】ユーザによって識別番号が入力され、その
識別番号に対応した個人特性指示に従って各機能装置が
動作しているときに、ユーザが一部の指示を変更したく
なる場合がある。この場合は、ユーザは上記の操作をお
こなえばよい。「ID No.入力しない」がタッチさ
れると走行方法入力画面が表示される。このとき、画面
の各入力項目部分には、使用中の個人特性指示の設定が
示される。ユーザは、変更したい部分についてスイッチ
をタッチする。「セット完」、「N]をタッチすると、
表示画面が走行状況入力画面に変わる。このとき「セッ
ト完」、「Y」をタッチすると、識別番号セット画面が
表示され、変更した内容を再登録できる。
【0058】(4)走行状況のみを入力したいとき 例えば、走行している途中で走行状況が変わった場合で
ある。雪道走行が終わったり、乗車人数が変わったとき
が該当する。ユーザが個人識別画面の「スキップ」をタ
ッチすると、走行状況入力画面が表示される。ユーザは
変更が必要な項目についての指示を入力し、「セット
完」をタッチする。「セット完」をタッチしたときの走
行状況入力画面の各項目の設定が、各制御コンピュータ
に送られる。この場合、走行方法入力画面の各項目の設
定は変更されない。
【0059】以上に説明したように、ここで述べている
具体例によれば、個人特性指示を設定してあるユーザ
は、簡単な操作で入力もれを生じることなく、制御特性
を所望の設定にすることができる。すをわち、ユーザ
は、「走行方法入力画面」、「識別番号セット画面」を
利用して個人特性指示と識別番号とを登録する。次回か
らは、識別番号のみを入力すれば、登録した個人特性指
示が各制御コンピュータに送られ、使用される。したが
って、車両の操作を簡単で確実にできるので、ユーザ
は、自分の好みや車両の用途に合わせて各種の制御機能
を充分にかつ容易に活用できる。
【0060】以下、この発明を実施する場合の変形例を
説明する。 (変形例1)図16は、変形例1に係る個人識別画面で
あり、図17は、変形例1に係る識別図形セット画面で
ある。識別図形セット画面は、図11の識別番号セット
画面と同様の意味をもつ。変形例1では、ユーザが、識
別番号セット画面に表示された複数の識別図形から、所
望の図形を選択する。識別図形を示す情報が、識別番号
の代わりに個人特性指示と関連づけられてDVD16に
書き込まれる。すでに選択された図形は、識別図形セッ
ト画面に表示されない。これにより、複数人が同じ図形
を自分用の図形として登録することが避けられる。
【0061】変形例1では、個人識別画面が表示された
とき、ユーザは、登録しておいた自分用の識別図形をタ
ッチする。これにより、その識別図形と関連づけられた
個人特性指示がDVD16より読み出される。個人識別
画面の「戻る」、「スキップ」の機能は図7と同様であ
る。また、「絵入力しない」は、図7の「ID No.
入力しない」に相当する。
【0062】変形例1によれば、識別番号を入力するよ
りも操作が簡単になる。また識別番号を覚える必要もな
くなる。したがって制御装置が更に使いやすくなる。
【0063】(変形例2)図18は、変形例2に係るマ
ルチディスプレイ4aを示している。マルチディスプレ
イ4aは、図4のマルチディスプレイに対し、液晶パネ
ル40の下側にIDカード挿入口60を追加したもので
ある。IDカード挿入口60には、各ユーザが所有する
IDカード62が挿入される。IDカード62は、半導
体メモリを内蔵している。マルチディスプレイコンピュ
ータ2は、マルチディスプレイ4に装着されたIDカー
ド62の記憶内容を読み書きする。
【0064】図19は、変形例2に係る個人識別画面で
ある。図9と異なり、識別番号入力用の「0」〜「9」
のスイッチは廃止され、代わりに「IDカード入力」が
設けられている。「戻る」、「スキップ」の機能は図7
と同様である。また、「IDカ一ド入力しない」は、図
7の「ID No.入力しない」に相当する。また、変
形例2では、図11の識別番号セット画面は廃止され、
表示されない。
【0065】次に変形例2の動作を説明する。ここで
は、上述の具体例との相違点を中心に説明する。まず、
個人特性指示を登録するときの動作を説明する。ユーザ
が図19の個人識別画面で「IDカード入力しない」を
タッチすると、図9の走行方法入力画面が表示される。
ユーザは各項目についての指示をタッチ操作にて入力
し、「セット完」、「Y」をタッチする。マルチディス
プレイコンピュータ2は、「セット完」をタッチしたと
きの各入力項目の設定を、個人特性指示として、IDカ
ード62に書き込む。なお、IDカード62が装着され
ていないときは、IDカード62の挿入を要求するメッ
セージが表示される。
【0066】次に、IDカード62を利用して個人特性
指示を入力するときの動作を説明する。ユーザは、ID
カード62をIDカード挿入口60に挿入する。それか
ら、個人識別画面で「IDカード入力」をタッチする。
マルチディスプレイコンピュータ2は、IDカード62
から個人特性指示を読み出す。個人識別画面を表示して
からIDカード62が挿入されたときは、「IDカード
入力」をタッチせずとも、自動的に個人特性指示が読み
出される。個人特性指示を読み出した後、表示画面が走
行状況入力画面に切り換えられる。走行状況の入力終了
後、個人特性指示と走行状況が各制御コンピュータに送
られる。
【0067】また、各制御コンピュータは、制御に伴っ
て得られた学習値をマルチディスプレイ2に送る。例え
ば、図15で説明した運転者指向ロジック制御の学習値
である。この学習値は、IDカード62に書き込まれ
る。
【0068】変形例2では、ユーザがIDカード62を
携帯して、いろいろな車両で使用できる。例えば、旅行
中にレンタカーを借りたときにも、IDカード62を用
いて個人特性指示を入力できる。ある車両で一度登録し
た個人特性を他の車両でも利用できるので便利である。
なお、IDカード62に対する個人特性指示の書き込み
は、車両に搭載してある装置を使用せず、ディーラなど
にてその他のコンピュータを用いておこなってもよい。
【0069】また、変形例2において、マルチディスプ
レイ4aにどのような画面が表示されているかとは関係
なく、IDカード62が挿入されたときには、マルチデ
ィスプレイコンピュータ2が個人特性指示を読み出し、
各制御コンピュータに送るようにしてもよい。例えば、
ナビゲーション画面を表示中でも上記の処理をおこなう
こととしてもよい。
【0070】上述した各具体例では、タッチスイッチあ
るいはIDカードによって入力された識別番号(ID
No.)によって運転者を識別し、それに基づいて個人
特性指示すなわち識別された運転者に対応して制御デー
タを読み出すように構成したが、他の手段によって運転
者を識別し、それに基づいて個人特性指示およびその学
習制御をおこなうように構成することができる。図20
はそのように構成した装置による制御例を示している。
【0071】図20において、先ず、データの読み込み
などの入力信号の処理(ステップ60)をおこない、つ
いでドライビングポジションがリセットされたか否かが
判定される(ステップ62)。すなわちドライバーズシ
ートの前後位置や高さ、リクライニング角度、ステアリ
ングホイールの前後位置や高さなどが、手動操作によっ
て変更されたか否かが判断される。これは、ボディコン
ピュータ35から出力される信号に基づいて判断するこ
とができる。
【0072】このステップ62で肯定判断された場合に
は、そのドライビングポジションに基づいて運転者が識
別される。すなわち予め記憶しているドライビングポジ
ションと比較して、リセットされたポジションに最も近
い値に対応する運転者が判断される。したがってこの場
合は、このようにして識別した運転者を確認するため
に、識別番号の切り換えの有無(ID 入力切り換え)
が判定される(ステップ64)。これは、前述したタッ
チスイッチにより入力された番号もしくはIDカードに
よって入力された番号によって判断することができる。
【0073】IDの入力切り換えがない場合には、ドラ
イビングポジションに基づいて識別された運転者につい
ての従来の学習値すなわち識別された個人に対応する制
御データの有無が判定される(ステップ66)。識別さ
れた運転者についての学習値が既に存在する場合には、
その学習値すなわち個人特性指示データが読み出され、
その個人情報に基づいて最適ドライブスケジュールがセ
ットされる(ステップ68)。その最適ドライブスケジ
ュールの内容は、エンジン、自動変速機、ロックアップ
クラッチ、エアコン、四輪駆動装置、ブレーキ、サスペ
ンションなどの車両に搭載されている機能装置の全てを
対象とするが、過去の学習で選択されたものに限定する
ことも可能である。また、今回新たに学習項目を変更す
ることも可能である。こうして設定された最適ドライブ
スケジュールについて更に学習制御が実行される(ステ
ップ70)。この学習制御で更新された個人情報(個人
特性指示データ)は、前述したDVD16などに再度記
憶される。
【0074】一方、識別された運転者についての従来の
学習値がないことによりステップ66で否定判断された
場合には、ノーマルドライブスケジュールがセットされ
(ステップ72)、かつそのデータを初期値として個人
学習制御が実行される(ステップ74)。このステップ
74は、前記のステップ70とは学習内容が相違するこ
とがあるが、制御としてはステップ70と同様である。
【0075】また、識別番号が改めて入力されることに
よりステップ64で肯定判断された場合には、その識別
番号に対応する個人情報の有無が判断される(ステップ
76)。個人情報がある場合、すなわちDVD16やI
Dガードなどの記憶装置から個人情報を読み込むことが
できる場合には、その個人情報に基づいて最適ドライブ
スケジュールをセットし(ステップ78)、かつ走行中
にその個人情報を学習制御によって更新する(ステップ
80)。このステップ78,80は、前述したステップ
68,70と同様の制御である。
【0076】ここで上記の学習制御70,74,80
は、一例として、アクセル開度の変化率やアクセル開度
の絶対値の分布、ブレーキの使用頻度などから変速タイ
ミングやロックアップクラッチの係合・解放およびスリ
ップ制御のタイミングなどを学習する制御である。この
学習制御の結果、変速マップにおけるいずれかのダウン
シフト線が、図21の(A)に破線で示すように、高車
速側(もしくは低アクセル開度側)に変更される。この
ような例は、アクセル開度の変化率が大きいことにより
ユーザが大きい加速性を好んでいる、と判断される場合
の例であり、いわゆるパワーパターンよりも低速側の変
速段を多用する変速パターンである。その結果、パワー
パターンに対して更に差別化された変速が実行される。
【0077】また一方、ロックアップクラッチを係合
(ON)させる領域を定めるロックアップオン線が、図
21の(B)に破線で示すように高車速側に変更され
る。これは、例えばより大きい加速性が要求されている
ことによりトルクコンバータのトルク増幅作用を多用す
る場合である。これとは反対に図21の(B)に実線で
示すように低速側にロックアップオン線を設定する例
は、アクセル開度の変化率が小さいことにより燃費重視
の走行がおこなわれていると判断された場合の例であ
る。すなわちトルクコンバータでのスリップが抑制され
て燃費が向上する。
【0078】なお、上記の学習制御以外に、アクセル開
度の絶対値に基づいて加速性重視の走行か、燃費重視の
走行かを判断してドライビングスケジュールを変更し、
またブレーキの使用頻度が高い場合には、減速時にダウ
ンシフトを積極的におこなうドライビングスケジュール
とするなどの学習としてもよい。こうして学習されかつ
更新された個人情報は、次の制御の際に読み出されて機
能装置の制御に使用される。
【0079】また、入力切り換えがおこなわれた識別番
号に対応する個人情報が存在しないとによりステップ7
6で否定判断された場合には、従来の学習値あるいは手
動入力されたデータの有無が判断され(ステップ8
2)、いずれかのデータがある場合にはステップ68に
進んでその個人情報に基づいた制御が実行される。また
反対にいずれのデータもない場合にはステップ72に進
んでノーマルドライブスケジュールに従って制御が実行
される。
【0080】さらにドライビングポジションがリセット
されないことによりステップ62で否定判断された場合
には、識別番号の入力(ID入力)の有無が判断され
(ステップ84)、その入力があった場合には、ステッ
プ76に進む。これとは反対に識別番号が入力されない
場合には、運転者に変更がないことになるので、使用中
のドライビングスケジュールをそのまま継続して使用す
る(ステップ86)。
【0081】したがって上記のステップ62,64,8
4がこの発明の識別手段に相当し、またステップ68,
78がこの発明の制御手段に相当し、さらにステップ7
0,80がこの発明の学習手段に相当する。
【0082】なお、上述した各例では運転者の識別のタ
イミングおよびそれに基づく個人特性情報の読み出しの
タイミングについて特には説明していないが、運転者の
識別は、ドライバーズシートへの着座の時点、アクセサ
リースイッチをオンにした時点、イグニッションスイッ
チをオンにした時点、シフトレバーをパーキングポジシ
ョンから外した時点など、要は、走行に到る動作が成立
した時点におこなえばよい。そしてこの発明において、
個人情報として学習制御する制御対象は、自動変速機に
限らず、エンジンや四輪操舵装置など車両に搭載してい
る各種の機能装置のいずれであってもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の制御装置
によれば、複数の運転者ごとに制御データが変更され、
その運転者の個性もしくは走行特性を反映した機能装置
の制御が実行されるので、いずれの運転者に対しても違
和感がなく、走行性能や駆動性能が好適な車両を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の基本的な構成を説明するためのブ
ロック図である。
【図2】 この発明の一例の全体構成を示すブロック図
である。
【図3】 エンジンおよび変速機の制御システムを示す
ブロック図である。
【図4】 マルチディスプレイの正面図である。
【図5】 マルチディスプレイに表示される画面を示す
説明図である。
【図6】 マルチディスプレイにおける表示内容の一覧
を示す説明図である。
【図7】 個人識別画面を示す説明図である。
【図8】 個人識別画面を表示したときのマルチディス
プレイコンピュータによる処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】 走行方法入力画面を示す説明図である。
【図10】 走行方法入力画面を表示したときのマルチ
ディスプレイコンピュータによる処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】 識別番号セット画面を示す説明図である。
【図12】 走行状況入力画面を示す説明図である。
【図13】 走行状況入力画面を表示したときのマルチ
ディスプレイコンピュータによる処理を示すフローチャ
ートである。
【図14】 インスツルメントパネルの下部に設けられ
たインジケータを示す説明図である。
【図15】 マルチディスプレイコンピュータと変速機
コンピュータの通信内容を示す説明図である。
【図16】 変形例1に係る個人識別画面を示す説明図
である。
【図17】 変形例1に係る識別図形セット画面を示す
説明図である。
【図18】 変形例2に係るマルチディスプレイの正面
図である。
【図19】 変形例2に係る個人識別画面を示す説明図
である。
【図20】 この発明に装置による運転者の識別および
それに基づいた個人ごとの学習制御の制御ルーチンの一
例を示すフローチャートである。
【図21】 学習制御によって変更されたダウンシフト
線およびロックアップオン線の一例を模式的に示す図で
ある。
【符号の説明】
100…識別手段、 101…主装置、 102…記憶
手段、 103…一時記憶手段、 104…制御手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に制御することのできる機能装置
    を備えた車両の制御装置において、 前記機能装置を制御する制御データを複数の運転者ごと
    に記憶する記憶手段と、 前記車両を運転する運転者を識別する識別手段と、 この識別手段で識別された運転者に対応する制御データ
    を前記記憶手段から読み出して前記機能装置をその読み
    出した制御データに基づいて制御する制御手段とを備え
    ていることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車両の運転中に前記制御データを学
    習制御によって更新しかつその更新した制御データを前
    記記憶手段に記憶させる学習手段を更に備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
JP10137198A 1998-05-19 1998-05-19 車両の制御装置 Pending JPH11325234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10137198A JPH11325234A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10137198A JPH11325234A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 車両の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11325234A true JPH11325234A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15193096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10137198A Pending JPH11325234A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11325234A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004347062A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置および制御方法
JP2006293909A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Denso Corp 運転者の視線方向検出装置
US7505842B2 (en) 2002-05-22 2009-03-17 Robert Bosch Gmbh Method for configuring a transmission control for motor vehicles
WO2017183476A1 (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
US10981580B2 (en) 2018-03-28 2021-04-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control apparatus
US11065974B2 (en) 2018-04-12 2021-07-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system for autonomous vehicle
USRE49258E1 (en) 2002-04-18 2022-10-25 Jaguar Land Rover Limited Vehicle control

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63255134A (ja) * 1987-04-13 1988-10-21 Fuji Heavy Ind Ltd ベルト式無段変速機付車両の変速制御方法
JPH0558198A (ja) * 1991-09-03 1993-03-09 Mazda Motor Corp 学習制御自動車
JPH06199158A (ja) * 1993-01-07 1994-07-19 Mazda Motor Corp 自動車用制御装置の制御ゲイン変更装置
JPH07246861A (ja) * 1994-03-10 1995-09-26 Mitsubishi Electric Corp 車両用安全装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63255134A (ja) * 1987-04-13 1988-10-21 Fuji Heavy Ind Ltd ベルト式無段変速機付車両の変速制御方法
JPH0558198A (ja) * 1991-09-03 1993-03-09 Mazda Motor Corp 学習制御自動車
JPH06199158A (ja) * 1993-01-07 1994-07-19 Mazda Motor Corp 自動車用制御装置の制御ゲイン変更装置
JPH07246861A (ja) * 1994-03-10 1995-09-26 Mitsubishi Electric Corp 車両用安全装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE49258E1 (en) 2002-04-18 2022-10-25 Jaguar Land Rover Limited Vehicle control
US7505842B2 (en) 2002-05-22 2009-03-17 Robert Bosch Gmbh Method for configuring a transmission control for motor vehicles
JP2004347062A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置および制御方法
US7359784B2 (en) 2003-05-23 2008-04-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and control method for automatic transmission
JP2006293909A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Denso Corp 運転者の視線方向検出装置
WO2017183476A1 (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
JPWO2017183476A1 (ja) * 2016-04-22 2019-02-28 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
US10981580B2 (en) 2018-03-28 2021-04-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control apparatus
US11065974B2 (en) 2018-04-12 2021-07-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system for autonomous vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6230084B1 (en) Vehicle characteristic change system and method
US7269504B2 (en) System and method for assigning a level of urgency to navigation cues
US9019093B2 (en) Device and method for outputting information
US20070061068A1 (en) Information indication device for vehicle
US20070008189A1 (en) Image display device and image display method
JP5881398B2 (ja) 車載表示システム
CN101304902A (zh) 信息装置,优选用于汽车;用于提供关于汽车数据、尤其关于汽车功能及其运作的信息的方法
JP2000127869A (ja) 自動車用付帯装置の自動制御システム
JP5297647B2 (ja) 車両用制御装置
WO2016084360A1 (ja) 車両用表示制御装置
JP3572858B2 (ja) 車両用モニター
JP2005136958A (ja) 車載用ビデオ装置
JPH11325234A (ja) 車両の制御装置
JP2009143354A (ja) 車両用制御装置
US6680670B2 (en) On-vehicle electronic apparatus and information notification method
WO2007122763A1 (ja) 表示システム、表示システムの表示制御方法、データ表示プログラム、及び記録媒体
JP2007008354A (ja) 入出力制御装置
JP2004338654A (ja) 自動車カスタマイズ支援方法,そのシステム,およびカスタマイズ支援を受ける自動車
JP3424514B2 (ja) 車両駆動力制御装置
JPH10264741A (ja) 車両用データ記憶装置および車両用データ記憶システム
JPH11281375A (ja) 情報表示制御装置
JP3122263B2 (ja) 学習制御自動車
JP2000197210A (ja) ハイブリッド車両の走行制御装置
JP5979915B2 (ja) 車載表示システム
JP2000110608A (ja) 車両のエンジン制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309