JPH11325218A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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Publication number
JPH11325218A
JPH11325218A JP13372798A JP13372798A JPH11325218A JP H11325218 A JPH11325218 A JP H11325218A JP 13372798 A JP13372798 A JP 13372798A JP 13372798 A JP13372798 A JP 13372798A JP H11325218 A JPH11325218 A JP H11325218A
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JP
Japan
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gear
opening
pinion gear
differential
diameter
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Application number
JP13372798A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Kamibayashi
弘和 上林
Fujio Okazaki
富士男 岡崎
Yoshinori Fukuda
義則 福田
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱処理後に収容孔とピニオンギヤとの適正な
クリアランスを得る。 【解決手段】 デフケ−ス3の収容孔に収容された一対
のピニオンギヤと、各ピニオンギヤを介して連結された
出力側のサイドギヤ9、11とを備え、デフケ−ス3を
熱処理する前に、前記収容孔の開口側の内径を熱処理に
よる縮み代だけ奥部側の内径より大径にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のデファレ
ンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−137386号公報に図9の
ようなデファレンシャル装置201が記載されている。
【0003】このデファレンシャル装置201は、車軸
203、205にそれぞれ連結されたサイドギヤ20
7、209と、互いに噛み合いながらこれらのサイドギ
ヤ207、209と各別に噛み合った複数組のピニオン
ギヤ211、213と、各ピニオンギヤ211、213
を摺動回転自在に収容するデフケ−ス215の収容孔2
17、219などから構成されており、各ギヤはヘリカ
ルギヤで構成されている。
【0004】デフケ−ス215を回転させるエンジンの
駆動力は、ピニオンギヤ211、213からサイドギヤ
207、209と車軸203、205とを介して車輪側
に伝達される。
【0005】トルクを伝達している間、ピニオンギヤ2
11、213はサイドギヤ207、209との噛み合い
反力によって歯先を各収納孔217、219の壁面に押
し付けられて摩擦抵抗が生じると共に、ヘリカルギヤの
噛み合いスラスト力によって、ピニオンギヤ211、2
13とデフケ−ス215との間、サイドギヤ207、2
09とデフケ−ス215との間、サイドギヤ207、2
09の間などで摩擦抵抗が生じ、これらの摩擦抵抗によ
ってトルク感応型の差動制限機能が得られる。
【0006】図9のように、デファレンシャル装置20
1では、サイドギヤ207、209の軸方向内側で噛み
合わせることによって、ピニオンギヤ211、213を
等長にしてある。
【0007】類似構成のデファレンシャル装置には、長
短のピニオンギヤをサイドギヤの軸方向外側で噛み合わ
せるものがある。
【0008】図10、11はこのようなデファレンシャ
ル装置に用いられた長いピニオンギヤ221とその収容
孔223とを示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】各収納孔217、21
9、223はピニオンギヤ211、213、221が強
く押し付けられて回転するから、摩耗を防止するために
デフケ−スに熱処理を施して硬度を上げる必要がある。
【0010】熱処理は各収納孔217、219、223
を加工した後に行われるが、デフケ−スには熱処理によ
る歪みが生じる。
【0011】各収納孔217、219、223とピニオ
ンギヤ211、213、221について熱処理前後の関
係を図10、11を用いて収容孔223とピニオンギヤ
221によって代表して説明すると、図10は熱処理前
の状態を示し、図11は熱処理後の状態を示している
が、図10のように、熱処理前に収容孔223の開口側
と底部側の内径を同径のD1に加工しても、図11のよ
うに、熱処理に伴う歪みによって開口側の内径がD2に
変化し、底部側の内径がD3に変化すると共に、この歪
みは開口側に大きく現われるから、開口側が底部側より
狭く(D2<D3)なる。
【0012】このD2とD3の差は、長いピニオンギヤ
221の場合約0.1mmにもなりつまりピニオンギヤ
長さが長ければ長いほどこれに対応する収容孔の内径歪
みは大きくなり、開口側のクリアランスC1が底部側の
クリアランスC2よりそれだけ狭くなるから、ピニオン
ギヤ221と収容孔223とのクリアランスを適正値に
管理することが困難であり、部品や製品の歩留りを低下
させている。
【0013】ピニオンギヤと収容孔とのクリアランスが
広過ぎると、ピニオンギヤの倒れが大きくなり、収容孔
やピニオンギヤやサイドギヤなどに部分的な摩耗やピッ
チング(荷重を受けて金属の表面から薄片が剥脱する現
象)が生じる恐れがある。又、クリアランスが狭過ぎる
と、ピニオンギヤの回転抵抗が大きくなり、差動制限力
が過大になる。
【0014】そこで、この発明は、デフケ−スの収容孔
に収容されたピニオンギヤを介して出力側のサイドギヤ
を連結するように構成され、熱処理後に、収容孔とピニ
オンギヤとの間で適正なクリアランスが得られるデファ
レンシャル装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、エンジンの駆動力によって回転駆動される
デフケ−スと、デフケ−スの内部で回転自在に支承され
た一対の出力側サイドギヤと、サイドギヤの径方向外側
に配置され、サイドギヤと各別に噛み合う第1ギヤ部及
び互いに噛み合う第2ギヤ部を有する少なくとも一対の
ピニオンギヤと、デフケ−スに形成され各ピニオンギヤ
を摺動回転自在に収容する収容孔とを備え、デフケ−ス
を熱処理する前の状態で、前記収容孔の開口側の内径を
奥部側の内径より所定値だけ大径にしたことを特徴とす
る。
【0016】このように、請求項1のデファレンシャル
装置では、収容孔の開口側を奥部側(底部側)より所定
値(熱処理による歪み代)だけ大径に加工するから、デ
フケ−スを熱処理することにより、開口から奥部にわた
って収容孔とピニオンギヤとの間で適正なクリアランス
が得られる。
【0017】又、収容孔とのクリアランスを適正にした
ことによって、ピニオンギヤには大きな倒れが生じな
い。
【0018】従って、ピニオンギヤと収容孔との間、及
び、ピニオンギヤとサイドギヤとの間で部分的に強く当
たる箇所が生じないから、異常摩耗やピッチングなどが
防止され、耐久性が大きく向上する。
【0019】又、適正なクリアランスによってピニオン
ギヤの回転抵抗が安定するから、差動制限機能も安定す
る。
【0020】本発明のデファレンシャル装置を搭載した
車両は、このような高い耐久性と安定した差動制限機能
とにより、長期にわたって優れた操縦性と安定性などが
得られる。
【0021】請求項2の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、収容孔の開口側と奥部側との
間に段差部を設けることにより、開口側の内径を奥部側
の内径より所定値だけ大径にしたことを特徴とし、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
【0022】これに加えて、段差部の加工は容易である
から、上記のようなクリアランスの適正化効果がそれだ
け低コストで得られる。
【0023】又、段差部を1段にすれば、下記のよう
に、第1ギヤ部と第2ギヤ部とが連続したピニオンギヤ
の場合でも、第1ギヤ部と第2ギヤ部との境目に対向す
る箇所に段差部を配置することによって、ピニオンギヤ
と段差部との摺動抵抗と摩耗とを軽微にすることができ
る。
【0024】請求項3の発明は、請求項2記載のデファ
レンシャル装置であって、段差部が、奥部側から開口側
に向かって順に大径になる複数の段差部からなることを
特徴とし、請求項2の構成と同等の効果を得る。
【0025】これに加えて、段差部を複数箇所に設けた
ことによって、各段差部の段差を小さくすることができ
るから、各段差部での熱処理の影響が軽減される。
【0026】又、各段差部の段差が小さいから、例えピ
ニオンギヤと摺動しても摩耗と耐久性の低下とが極めて
軽微ですむ。
【0027】請求項4の発明は、請求項2記載のデファ
レンシャル装置であって、第1ギヤ部と第2ギヤ部とが
連続して形成されたピニオンギヤが用いられ、この第1
ギヤ部と噛み合うサイドギヤとデフケ−スとの間にスラ
ストワッシャが配置されており、段差部が、このスラス
トワッシャとの対向位置に設けられていることを特徴と
し、請求項2の構成と同等の効果を得る。
【0028】又、ピニオンギヤはサイドギヤと噛み合う
第1ギヤ部と、他のピニオンギヤと噛み合う第2ギヤ部
で、それぞれ反力を受けるから、ピニオンギヤの倒れは
第1ギヤ部と第2ギヤ部の中間点を中心にして生じる。
【0029】第1ギヤ部と第2ギヤ部とが連続して形成
されたピニオンギヤの場合は、第1ギヤ部と第2ギヤ部
の中間点である倒れの中心は、サイドギヤとデフケ−ス
間に配置されたスラストワッシャと対向する。
【0030】この構成では、段差部をこのスラストワッ
シャとの対向位置に設けたことにより、ピニオンギヤは
段差部を中心に回動するから、倒れに伴ってピニオンギ
ヤが段差部に強く押し付けられることはない。
【0031】従って、ピニオンギヤと段差部との押圧と
摺動とが緩やかになり、摩耗が極めて軽微になり、耐久
性が大きく向上する。
【0032】請求項5の発明は、請求項2又は請求項3
記載のデファレンシャル装置であって、第1ギヤ部と第
2ギヤ部が小径の軸部を介して連結されたピニオンギヤ
が用いられ、段差部が、この小径の軸部との対向位置に
設けられていることを特徴とし、請求項2又は請求項3
記載の構成と同等の効果を得る。
【0033】これに加えて、ピニオンギヤの小径の軸部
と対向する箇所に段差部を設けたことにより、段差部と
ピニオンギヤの第1ギヤ部と第2ギヤ部との摺動が避け
られるから、部分的な摩耗が防止され耐久性が大きく向
上する。
【0034】又、ピニオンギヤの回転抵抗が安定するか
ら、差動制限機能も安定する。
【0035】請求項6の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、開口側に向かって広くなるテ
−パ−面を、開口部付近に形成することにより、開口側
の内径を奥部側の内径より所定値だけ大径にしたことを
特徴とする。
【0036】このように、請求項6のデファレンシャル
装置では、開口部付近をテ−パ−加工することによっ
て、開口側を奥部側より所定値(熱処理による縮み代)
だけ大径にしたから、デフケ−スの熱処理後に、開口か
ら奥部にわたって収容孔とピニオンギヤの間で適正なク
リアランスが得られ、請求項1の構成と同等の効果を得
る。
【0037】これに加えて、内径が徐々に変化するテ−
パ−形状の収容孔は、熱処理の影響が小さくてすむ。
【0038】又、テ−パ−形状部分と円筒部分との境目
には大きな凸部が生じないから、この境目とピニオンギ
ヤとが摺動した場合でも、双方に大きな摩耗が発生せ
ず、耐久性の低下が防止される。
【0039】又、収容孔の開口側だけにテ−パ−加工を
するから、加工コストがそれだけ低減される。
【0040】請求項7の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、開口側に向かって広くなるテ
−パ−面を、収容孔の奥部から開口の全体にわたって形
成することにより、開口側の内径を奥部側の内径より所
定値だけ大径にしたことを特徴とする。
【0041】このように、請求項7のデファレンシャル
装置では、テ−パ−加工によって、開口側を奥部側より
所定値(熱処理による縮み代)だけ大径にしたから、デ
フケ−スを熱処理後に、開口から奥部にわたって収容孔
とピニオンギヤの間で適正なクリアランスが得られ、請
求項1の構成と同等の効果を得る。
【0042】これに加えて、全体をテ−パ−形状にした
収容孔は、熱処理の影響が小さくてすむ。
【0043】又、開口から奥部にわたってテ−パ−形状
にした収容孔には内周に凸部が生じないから、収容孔と
ピニオンギヤがそれぞれの特定部位で大きく摩耗するこ
とがなく、耐久性の低下が防止される。
【0044】
【発明の実施の形態】図1乃至図5によって本発明の第
1実施形態を説明する。図1はこの実施形態のデファレ
ンシャル装置1を示しており、このデファレンシャル装
置1は請求項1、2、4、5の特徴を備えている。な
お、左右の方向は各図での左右の方向であり、符号を与
えていない部材等は図示されていない。
【0045】デファレンシャル装置1はデフキャリヤの
内部に配置されており、デフケ−ス3の左右のボス部
5、7はベアリングを介してデフキャリヤに支承されて
いる。
【0046】デフキャリヤにはオイル溜りが設けられて
おり、デファレンシャル装置1は、静止状態では下部が
このオイル溜りに浸され、回転するとオイル溜りからオ
イルを撥ね上げる。
【0047】デフケ−ス3の内部には、それぞれヘリカ
ルギヤで構成された左右のサイドギヤ9、11(出力側
サイドギヤ)が配置されている。
【0048】各サイドギヤ9、11はデフケ−ス3の支
承部13、15によりそれぞれの中空のボス部17、1
9を介して回転自在に支承されていると共に、対向部に
設けられた支承部21によって互いに支承し合い、セン
タ−リングしている。
【0049】各サイドギヤ9、11は、デフケ−ス3の
ボス部5、7を貫通してボス部17、19にスプライン
連結された車軸を介し、左右の車輪に連結されている。
【0050】又、サイドギヤ9、11とデフケ−ス3と
の間にはそれぞれスラストワッシャ23、25が配置さ
れており、サイドギヤ9、11の間には3枚のスラスト
ワッシャ27が配置されている。
【0051】デフケ−ス3には、図2、3に示す長い収
容孔29と、図4、5に示す短い収納孔31が周方向に
複数組形成されている。長い収容孔29には長いピニオ
ンギヤ33が摺動回転自在に収納され、短い収納孔31
には短いピニオンギヤ35が摺動回転自在に収納されて
いる。
【0052】長いピニオンギヤ33は、第1と第2のギ
ヤ部37、39とこれらを連結する小径の軸部41とか
らなり、第1ギヤ部37は右のサイドギヤ11と噛み合
っている。又、短いピニオンギヤ35は、連続して形成
された第1と第2のギヤ部43、45からなり、第1ギ
ヤ部43は左のサイドギヤ9と噛み合い、第2ギヤ部4
5は、サイドギヤ9の軸方向左側で、長いピニオンギヤ
33の第2ギヤ部39と噛み合っている。各サイドギヤ
9、11はピニオンギヤ33、35との噛み合いによっ
て径方向外側から支持されている。
【0053】サイドギヤ9、11と各ピニオンギヤはヘ
リカルギヤで構成されている。
【0054】デフケ−ス3を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンギヤ33、35からサイドギヤ9、11
を介して左右の車輪側に分配される。又、例えば悪路走
行中に、車輪間に駆動抵抗差が生じるとエンジンの駆動
力は各ピニオンギヤ33、35の自転によって左右各側
に差動分配される。
【0055】トルクの伝達中、各ピニオンギヤ33、3
5の歯先はサイドギヤ9、11との噛み合い反力によっ
て収容孔29、31の壁面に押し付けられる。又、ヘリ
カルギヤの噛み合いスラスト力によって、ピニオンギヤ
33、35の端部はデフケ−ス3に押し付けられ、サイ
ドギヤ9、11はそれぞれスラストワッシャ23、25
を介してデフケ−ス3に押し付けられ、各サイドギヤ
9、11はスラストワッシャ27を介して互いに押圧し
合う。
【0056】これらの押圧部の摺動によって摩擦抵抗が
発生し、その摩擦抵抗によってトルク感応型の差動制限
機能が得られる。
【0057】デフケ−ス3には開口が設けられており、
又、ボス部5、7の内周には螺旋状のオイル溝47、4
9が形成されている。デファレンシャル装置1が回転す
るとオイル溜りから撥ね上げられたオイルが、又、静止
時にはオイル溜りのオイルが、これらの開口とオイル溝
47、49からデフケ−ス3に流出入し、収容孔29、
31や各ギヤの噛み合い部などに供給され、これらを潤
滑する。
【0058】図2と図4はデフケ−ス3を熱処理する前
の状態を示し、図3と図5は熱処理後の状態を示してい
る。
【0059】図2と図4のように、各収容孔29、31
は熱処理前に開口側を内径D4に加工し、底部側を内径
D5に加工する。
【0060】開口側の内径D4は、所定値(熱処理によ
る縮み代)だけ、底部側の内径D5より大径にしてあ
る。又、この内径差によって各収容孔29、31にはそ
れぞれ段差部51、53が形成されている。
【0061】上記のように、開口を有する収容孔では熱
処理に伴って開口側の内径が底部側の内径より小さくな
る。
【0062】そこで、各収容孔29、31の開口側を熱
処理による縮み代だけ底部側より大径にしたことによ
り、図3と図5のように、熱処理後は底部側と開口側の
内径が共にD6に変化し、開口側から底部側を通して同
径になる。
【0063】各収容孔29、31が開口側から底部側ま
で同径になるから、開口側から底部側を通して各収容孔
29、31と各ピニオンギヤ33、35との間で適正な
クリアランスC3が得られる。
【0064】このように、収容孔29、31とのクリア
ランスを適正にしたことによって、各ピニオンギヤ3
3、35には大きな倒れが生じない。
【0065】従って、ピニオンギヤ33、35と収容孔
29、31との間、及び、ピニオンギヤ33、35とサ
イドギヤ9、11との間で部分的に強く当たる箇所が生
じないから、異常摩耗やピッチングなどが防止されると
共に、ピニオンギヤ33、35の回転抵抗による差動制
限力が適正に保たれる。
【0066】又、図2と図3のように、収容孔29の段
差部51は、ピニオンギヤ33の軸部41と対向する位
置に設けられている。
【0067】従って、この段差部51とピニオンギヤ3
3(第1ギヤ部37及び第2ギヤ部39)との摺動が避
けられるから、部分的な摩耗が防止されると共に、ピニ
オンギヤ33の回転抵抗が安定し、差動制限機能が安定
する。
【0068】又、図1と図5のように、収容孔31の開
口から段差部53までの距離をAとし、収容孔31の開
口からサイドギヤ9とデフケ−ス3との間に配置された
スラストワッシャ23の左側までの距離をBとし、開口
からスラストワッシャ23の右側までの距離をCとする
と、段差部53はスラストワッシャ23の厚さの範囲内
(B<A<C)に設けられている。
【0069】第1ギヤ部43に受けるサイドギヤ9から
の反力と第2ギヤ部45に受けるピニオンギヤ33から
の反力によって、ピニオンギヤ35の倒れは各ギヤ部4
3、45の境目を中心に発生する。
【0070】ギヤ部43、45のこの境目は、上記のよ
うに、サイドギヤ9とデフケ−ス3の間に配置されたス
ラストワッシャ23に対向する。
【0071】従って、収容孔31の段差部53をこのス
ラストワッシャ23と対向する位置に設けたことによ
り、ピニオンギヤ35は段差部53を中心に回動するか
ら、倒れに伴ってピニオンギヤ35が段差部53に強く
押し付けられることはない。
【0072】従って、ピニオンギヤ35と段差部53と
の摺動が緩やかになり、摩耗が極めて軽微になる。
【0073】こうして、デファレンシャル装置1が構成
されている。
【0074】デファレンシャル装置1は 上記のよう
に、デフケ−ス3の熱処理前に、各収容孔29、31の
開口側を底部側より熱処理による縮み代だけ大径に加工
するから、熱処理することによって、開口から奥部にわ
たって収容孔29、31とピニオンギヤ33、35との
間で適正なクリアランスが得られ、ピニオンギヤ33、
35の大きな倒れが防止される。
【0075】従って、ピニオンギヤ33、35と収容孔
29、31とサイドギヤ9、11の部分的な摩耗やピッ
チングなどが防止され、耐久性が大きく向上すると共
に、適正なクリアランスによってピニオンギヤ33、3
5の回転抵抗による差動制限力が適正に保たれる。
【0076】又、短いピニオンギヤ35の場合、スラス
トワッシャ23との対向位置に段差部53を設けたこと
により、段差部53とピニオンギヤ35との摺動と摩耗
とが軽微になり、耐久性が大きく向上する。
【0077】又、段差部53は、1段にしたことによっ
て、スラストワッシャ23との対向位置に設けることが
可能である。
【0078】又、長いピニオンギヤ33の場合、収容孔
29の段差部51を小径の軸部41と対向する位置に設
けたことによって、段差部51と第1ギヤ部37及び第
2ギヤ部39との摺動が避けられるから、これらの摩耗
が防止され、耐久性が大きく向上すると共に、ピニオン
ギヤ33の回転抵抗が安定し、差動制限機能が安定す
る。
【0079】又、収容孔29、31の段差部51、53
の加工は容易であるから、上記のようなクリアランスの
適正化効果がそれだけ低コストで得られる。
【0080】デファレンシャル装置1を搭載した車両
は、このようなデファレンシャル装置1の高い耐久性と
安定した差動制限機能により、長期にわたって優れた操
縦性や安定性などが得られる。
【0081】この第1実施形態は、収容孔29、31に
それぞれ1段の段差部51、53を加工して開口側を底
部側より大径にした例である。
【0082】以下、他の加工によって収容孔の開口側を
底部側より大径にした第2実施形態と第3実施形態と第
4実施形態をそれぞれ図6、図7、図8によって説明す
る。
【0083】なお、以下の説明のなかで第1実施形態と
同機能の部材は同一の符号を与えて引用すると共に、こ
れら同機能部材の説明は省いている。
【0084】図6の第2実施形態は請求項1、2、3、
5の特徴を備えている。
【0085】この第2実施形態では、長いピニオンギヤ
33の収容孔29に2段の段差部55、57が設けられ
ている。
【0086】これらの段差部55、57は、熱処理前に
底部側を内径D5に加工し、開口側を内径D4とD7と
に加工することによって形成されている。
【0087】開口側の内径D7は底部側の内径D5より
大径であり、内径D4はD7より大径であり、内径D4
は熱処理による縮み代だけ内径D5より大径にされてい
る。
【0088】このように、収容孔29の開口側を熱処理
による縮み代だけ底部側より大径にしたことにより、第
1実施形態と同様に、熱処理後は収容孔29が開口側か
ら底部側を通して同径になる。
【0089】従って、収容孔29とピニオンギヤ33と
の間で、開口側から底部側まで適正なクリアランスが得
られる。
【0090】こうして、クリアランスを適正にしたこと
により、ピニオンギヤ33の大きな倒れが防止され、ピ
ニオンギヤ33の大きな倒れを防止したことにより、第
1、2実施形態と同等の効果が得られる。
【0091】これに加えて、2段の段差部55、57を
設けたことによって、各段差部55、57はそれぞれの
段差を小さくすることができるから、熱処理による影響
が軽減される。
【0092】又、各段差部55、57の段差が小さいか
ら、例えピニオンギヤ33と摺動しても摩耗と耐久性の
低下とが軽微ですむ。
【0093】図7の第3実施形態は請求項1、6の特徴
を備えている。
【0094】この第3実施形態では、熱処理前に長いピ
ニオンギヤ33の収容孔29にテ−パ−面59が加工さ
れる。
【0095】このテ−パ−面59は収容孔29の開口側
に加工され、このテ−パ−加工によって開口は内径D4
にされている。又、底部側の円筒部分61は内径D5に
加工されている。
【0096】このように、収容孔29の開口側を熱処理
による縮み代だけ底部側より大径にしたことにより、各
実施形態1、2と同様に、熱処理後は収容孔29が開口
側から底部側を通して同径になる。
【0097】従って、収容孔29とピニオンギヤ33と
の間で、開口側から底部側まで適正なクリアランスが得
られる。
【0098】こうして、クリアランスを適正にしたこと
により、ピニオンギヤ33の大きな倒れが防止され、ピ
ニオンギヤ33の大きな倒れを防止したことにより、第
1、2実施形態と同等の効果が得られる。
【0099】これに加えて、内径が徐々に変化するテ−
パ−面59は、熱処理の影響が小さくてすむ。
【0100】又、テ−パ−面59と円筒部分61との境
目には大きな凸部が生じないから、この境目とピニオン
ギヤ33とが摺動した場合でも、双方に大きな摩耗が発
生せず、耐久性の低下が防止される。
【0101】又、テ−パ−加工は開口側にだけ施される
から、加工コストがそれだけ低減される。
【0102】図8の第4実施形態は請求項1、7の特徴
を備えている。
【0103】この第4実施形態では、熱処理前に長いピ
ニオンギヤ33の収容孔29にテ−パ−面63が加工さ
れる。
【0104】このテ−パ−面63は収容孔29の開口か
ら底部の全面にわたって加工され、このテ−パ−加工に
よって開口は内径D4にされ、底部は内径D5にされて
いる。
【0105】このように、収容孔29の開口を熱処理に
よる縮み代だけ底部より大径にしたことにより、各実施
形態1、2、3と同様に、熱処理後は収容孔29が開口
側から底部側を通してほぼ同径になる。
【0106】従って、収容孔29とピニオンギヤ33と
の間で、開口側から底部側まで適正なクリアランスが得
らる。
【0107】こうして、クリアランスを適正にしたこと
により、ピニオンギヤ33の大きな倒れが防止され、ピ
ニオンギヤ33の大きな倒れを防止したことにより、第
1、2、3実施形態と同等の効果が得られる。
【0108】これに加えて、内径が徐々に変化するテ−
パ−面63は、熱処理の影響が小さくてすむ。
【0109】又、開口から底部の全面にわたってテ−パ
−形状にした収容孔29には内周に凸部が生じないか
ら、収容孔29とピニオンギヤ33がそれぞれの特定部
位で大きく摩耗することがなく、耐久性の低下が防止さ
れる。
【0110】なお、本発明のデファレンシャル装置にお
いて、ピニオンギヤとサイドギヤはヘリカルギヤでなく
スパ−ギヤで構成してもよい。
【0111】又、各ピニオンギヤの第2ギヤ部は、サイ
ドギヤの軸方向内側に設けた隙間で噛み合わせてもよ
く、あるいは、サイドギヤの軸方向両外側で噛み合わせ
てもよい。
【0112】又、本発明のデファレンシャル装置におい
て、収容孔の段差(1段と複数段)とテ−パ−加工(開
口側と全面)は、同一のデファレンシャル装置の各収容
孔の間で、任意に組み合わせてもよい。
【0113】又、本発明のデファレンシャル装置はフロ
ントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に分配するデ
ファレンシャル装置)やリヤデフ(エンジンの駆動力を
左右の後輪に分配するデファレンシャル装置)やセンタ
−デフ(エンジンの駆動力を前輪と後輪に分配するデフ
ァレンシャル装置)のいずれにも用いられる。
【0114】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置では、
収容孔の開口側を熱処理による縮み代だけ奥部側より大
径に加工するから、熱処理することで、開口から奥部に
わたって収容孔とピニオンギヤとの間で適正なクリアラ
ンスが得られる。
【0115】収容孔とのクリアランスを適正にしたこと
によって、ピニオンギヤの大きな倒れが防止されるか
ら、ピニオンギヤと収容孔及びサイドギヤとの間で部分
的に強く当たる箇所が発生せず、異常摩耗やピッチング
などが防止され、耐久性が大きく向上すると共に、適正
なクリアランスによってピニオンギヤの回転抵抗が安定
し、差動制限機能が安定する。
【0116】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、段差部の加工は容易であるから、
クリアランスの適正化効果が低コストで得られる。
【0117】請求項3の発明は、請求項2の構成と同等
の効果を得ると共に、段差部を複数箇所に設けたことに
よって、各段差部の段差が小さくなり、各段差部での熱
処理の影響が軽減される。
【0118】又、各段差部の段差が小さいから、ピニオ
ンギヤと摺動しても摩耗と耐久性の低下とが極めて軽微
ですむ。
【0119】請求項4の発明は、請求項2の構成と同等
の効果を得ると共に、収容孔の段差部を、サイドギヤと
デフケ−ス間に配置されたスラストワッシャと対向する
位置に設けたことにより、ピニオンギヤの倒れがこの段
差部を中心にして生じ、ピニオンギヤが段差部に強く押
し付けられることがないから、ピニオンギヤと段差部と
の摺動が緩やかになり、摩耗が極めて軽微になり、耐久
性が大きく向上する。
【0120】請求項5の発明は、請求項2又は請求項3
記載の構成と同等の効果を得ると共に、ピニオンギヤの
小径の軸部と対向する位置に段差部を設けたことによっ
て、段差部とピニオンギヤの各ギヤ部との摺動が避けら
れるから、部分的な摩耗が防止されて耐久性が大きく向
上し、更に、ピニオンギヤの回転抵抗が安定し、差動制
限機能が安定する。
【0121】請求項6の発明は、収容孔の開口部付近に
テ−パ−面を加工したから、熱処理することによって、
開口から奥部まで収容孔とピニオンギヤの間で適正なク
リアランスが得られ、請求項1の構成と同等の効果を得
る。
【0122】又、内径が徐々に変化するテ−パ−形状の
収容孔は熱処理の影響が小さくてすむと共に、テ−パ−
面部分と円筒部分との境目には大きな凸部が生じないか
ら、この境目とピニオンギヤとが摺動した場合でも、双
方に大きな摩耗が発生せず、耐久性の低下が防止され
る。
【0123】又、収容孔の開口側だけにテ−パ−加工を
するから、加工コストがそれだけ低減される。
【0124】請求項7の発明は、収容孔の開口から奥部
まで全体にわたってテ−パ−面を加工したから、熱処理
することによって、開口から奥部まで収容孔とピニオン
ギヤの間で適正なクリアランスが得られ、請求項1の構
成と同等の効果を得る。
【0125】又、全体をテ−パ−形状にした収容孔は熱
処理の影響が小さくてすむと共に、内周に凸部が生じな
いから、収容孔とピニオンギヤがそれぞれの特定部位で
大きく摩耗することがなく、耐久性の低下が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態に用いられた長いピニオンギヤ
と、その収容孔の熱処理前の状態を示す断面図である。
【図3】第1実施形態に用いられた長いピニオンギヤ
と、その収容孔の熱処理後の状態を示す断面図である。
【図4】第1実施形態に用いられた短いピニオンギヤ
と、その収容孔の熱処理前の状態を示す断面図である。
【図5】第1実施形態に用いられた短いピニオンギヤ
と、その収容孔の熱処理後の状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に用いられた長いピニオ
ンギヤと、その収容孔の熱処理前の状態を示す断面図で
ある。
【図7】本発明の第3実施形態に用いられた長いピニオ
ンギヤと、その収容孔の熱処理前の状態を示す断面図で
ある。
【図8】本発明の第4実施形態に用いられた長いピニオ
ンギヤと、その収容孔の熱処理前の状態を示す断面図で
ある。
【図9】従来例の断面図である。
【図10】他の従来例のピニオンギヤ用収容孔の熱処理
前の状態を示す断面図である。
【図11】図10の収容孔の熱処理後の状態とピニオン
ギヤとを示す断面図である。
【符号の説明】
1 デファレンシャル装置 3 デフケ−ス 9、11 出力側サイドギヤ 29 長い収容孔 31 短い収容孔 33 長いピニオンギヤ 35 短いピニオンギヤ 37 長いピニオンギヤの第1ギヤ部 39 長いピニオンギヤの第2ギヤ部 41 長いピニオンギヤの小径の軸部 43 短いピニオンギヤの第1ギヤ部 45 短いピニオンギヤの第2ギヤ部 51 長い収容孔に設けられた段差部 53 短い収容孔に設けられた段差部 55、57 長い収容孔に設けられた2段の段差部 59 長い収容孔の開口側に設けられたテ−パ−面 63 長い収容孔の底部から開口にわたって設けられた
テ−パ−面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力によって回転駆動され
    るデフケ−スと、デフケ−スの内部で回転自在に支承さ
    れた一対の出力側サイドギヤと、サイドギヤの径方向外
    側に配置され、サイドギヤと各別に噛み合う第1ギヤ部
    及び互いに噛み合う第2ギヤ部を有する少なくとも一対
    のピニオンギヤと、デフケ−スに形成され各ピニオンギ
    ヤを摺動回転自在に収容する収容孔とを備え、デフケ−
    スを熱処理する前の状態で、前記収容孔の開口側の内径
    を所定値だけ奥部側の内径より大径にしたことを特徴と
    するデファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、収容孔の
    開口側と奥部側との間に段差部を設けることにより、開
    口側の内径を奥部側の内径より所定値だけ大径にしたこ
    とを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明であって、段差部
    が、奥部側から開口側に向かって順に大径になる複数の
    段差部からなることを特徴とするデファレンシャル装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の発明であって、第1ギヤ
    部と第2ギヤ部とが連続して形成されたピニオンギヤが
    用いられ、この第1ギヤ部と噛み合うサイドギヤとデフ
    ケ−スとの間にスラストワッシャが配置されており、段
    差部が、このスラストワッシャとの対向位置に設けられ
    ていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は請求項3記載の発明であっ
    て、第1ギヤ部と第2ギヤ部が小径の軸部を介して連結
    されたピニオンギヤが用いられ、段差部が、この小径の
    軸部との対向位置に設けられていることを特徴とするデ
    ファレンシャル装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の発明であって、開口側に
    向かって広くなるテ−パ−面を、開口部付近に形成する
    ことにより、開口側の内径を奥部側の内径より所定値だ
    け大径にしたことを特徴とするデファレンシャル装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の発明であって、開口側に
    向かって広くなるテ−パ−面を、収容孔の奥部から開口
    の全体にわたって形成することにより、開口側の内径を
    奥部側の内径より所定値だけ大径にしたことを特徴とす
    るデファレンシャル装置。
JP13372798A 1998-05-15 1998-05-15 デファレンシャル装置 Pending JPH11325218A (ja)

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