JPH11325193A - チェーンアジャスタ - Google Patents

チェーンアジャスタ

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JPH11325193A
JPH11325193A JP13848898A JP13848898A JPH11325193A JP H11325193 A JPH11325193 A JP H11325193A JP 13848898 A JP13848898 A JP 13848898A JP 13848898 A JP13848898 A JP 13848898A JP H11325193 A JPH11325193 A JP H11325193A
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JP
Japan
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chain
groove
hole
link
adjuster
Prior art date
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Pending
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JP13848898A
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English (en)
Inventor
Minoru Miyahara
稔 宮原
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで引張や曲げに対する剛性が高
く、かつ簡単にチェーンを連結できるチェーンアジャス
タを提供することである。 【解決手段】 一端に他の部材と連結するためのねじ孔
6設けるとともに、中央部にチェーン7が挿入される貫
通孔2を設け、この貫通孔2の前記ねじ孔6と反対側の
縁に一つのチェーンリンク8が縦向きに嵌まり込む溝3
を設け、このチェーンリンク8の両隣の横向きのチェー
ンリンク9、10でチェーン7の長さ方向の動きを拘束
する構成とすることにより、簡単にチェーン7を連結で
きるようにし、かつ牽引や荷締め等の反力が加わる部位
を切欠き等のない円滑な形状として、コンパクトで剛性
が高いチェーンアジャスタを提供したのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チェーンを任意
の長さに連結するチェーンアジャスタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】牽引
や積荷の固定等に用いられるチェーンを任意の長さに連
結するチェーンアジャスタとしてシャックルがよく用い
られている。しかしながら、シャックルはチェーンの長
さを調節する際に、ねじ止めされたピンを外す必要があ
り、手間がかかる難点がある。
【0003】上述した難点を解消するために考案された
ものとして、図6(a)、(b)に示すようなチェーン
アジャスタ41がある。このチェーンアジャスタ41
は、後端側に他の部材を連結するためのピンが挿入され
るピン孔42が設けられ、上面中央にチェーン43のリ
ンク44aが縦向きに挿入される縦溝45が設けられ、
この縦溝45を挟んで、上面の先端側に縦壁46が設け
られ、この各縦壁46の対向する内側面に、リンク44
aの隣のリンク44bが横向きに嵌まり込んで係止され
る凹部47が形成されている。
【0004】前記縦溝45は、チェーンアジャスタ41
の先端側に向かって深く傾斜し、チェーンアジャスタ4
1の先端側に連なっている。また、縦溝45の底部に
は、この縦溝45に直交する貫通孔48が設けられ、こ
の貫通孔48に、円弧断面の切欠き49を有するロック
ピン50が、ばねで軸方向に付勢されて取り付けられて
いる。このロックピン50を手で押圧することにより、
前記切欠き49は、縦溝45の断面と合致する位置に押
し出され、この切欠き49を通してチェーン43のリン
ク44aを、縦溝45の後端側から縦向きに挿入できる
ようになっている。リンク44aを縦溝45に挿入し、
前記リンク44bを凹部47に嵌め込んだのち、ロック
ピン50の押圧を開放すると、図6(a)に示すよう
に、切欠き49は縦溝45の中心位置から後退し、リン
ク44aがロックピン50で後端側への抜け止めをさ
れ、チェーン43がチェーンアジャスタ41に連結され
る。
【0005】上述した従来のチェーンアジャスタは、形
状が複雑で、前記縦壁46の凹部47で牽引や荷締め等
の反力を受けるため、引張や曲げに対する剛性が低く、
破損しやすい問題がある。この破損を防止するために
は、縦壁46等の肉厚を厚くして剛性を高める必要があ
り、チェーンアジャスタが重くて嵩張るものとなる。
【0006】そこで、この発明の課題は、コンパクトで
引張や曲げに対する剛性が高く、かつ簡単にチェーンを
連結できるチェーンアジャスタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明のチェーンアジャスタは、一端に他の部
材との連結部を設け、中央部にチェーンが挿入される貫
通孔を設け、この貫通孔の前記連結部と反対側の縁に、
一つのチェーンリンクが縦向きに嵌まり込み、他端に連
なる溝を設け、この溝に嵌まり込んだチェーンリンク両
隣の横向きのチェーンリンクを溝の両端に係止させて、
チェーンの長さ方向の動きを拘束する構成を採用したの
である。
【0008】すなわち、中央部に貫通孔を設けて、この
貫通孔にチェーンを挿入し、このチェーンの先端をその
まま反対側の孔出口から排出し、一つのチェーンリンク
を貫通孔の縁の溝に嵌め込んで、簡単にチェーンを連結
できるようにするとともに、牽引や荷締め等の反力が加
わる部位を切欠き等のない円滑な形状として、コンパク
トで剛性が高いチェーンアジャスタを提供できるように
したのである。
【0009】前記溝に嵌まり込んだチェーンリンクを溝
の中に係止する手段を設けることにより、チェーンアジ
ャスタが振動したり、前記溝が下を向いたりしてもチェ
ーンが外れないようにすることができる。
【0010】前記チェーンリンクを溝の中に係止する手
段としては、前記溝に近接して貫通孔の内側に突出し、
前記貫通孔側隣の横向きのチェーンリンクを前記溝の底
との間に挟むピンより成り、このピンをばねで付勢し
て、前記貫通孔の内側に突出させる方法、および前記溝
の上面に張り出してこの溝を覆う回動アームより成り、
この回動アームをばねで引きつけて、前記溝を覆う方法
を採用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。
【0012】図1(a)、(b)はチェーンアジャスタ
の第1の実施形態を示す。図1(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。このチェーンアジャスタ1
は、上下に貫通する孔2の上面側の縁に溝3が設けら
れ、この溝3と貫通孔2を挟んで反対側には、後述する
荷締め装置4のねじ軸5に連結されるねじ孔6が設けら
れている。チェーン7は、図1(b)に二点鎖線で示す
ように貫通孔2の中に吊り下げられ、任意の位置で溝3
側に倒されて、一つのリンク8が溝3に縦向きに嵌め込
まれる。このとき、リンク8両隣の横向きのリンク9、
10が、溝3の両端に係止され、チェーン7が長さ方向
に拘束されてチェーンアジャスタ1に連結される。
【0013】図2および図3は、前記チェーンアジャス
タ1が取り付けられた荷締め装置4を示す。この荷締め
装置4は、回転部材11が軸受部材12に回転自在に取
り付けられ、この回転部材11の中心に設けられたねじ
孔13にねじ軸5が螺合され、このねじ軸5の先端にチ
ェーンアジャスタ1がねじ結合されている。
【0014】前記回転部材11は軸受部材12に軸方向
を固定され、その外周面にラチェットホイール14が嵌
め込まれている。このラチェットホイール14は、コイ
ルばね15で付勢されたボール16で回転部材11の外
周面に係合され、回転部材11は、図3中に二点鎖線で
示すように、ラチェットホイール14に係合する爪をを
有するレバー17を繰り返し回動させることにより、ラ
チェットホイール14とともに一方向に回転するように
なっている。
【0015】前記ねじ軸5の基端にはガイド部材18が
取り付けられ、このガイド部材18の先端で、前記軸受
部材12に取り付けられた枠部材19が挟持され、ねじ
軸5の回転が拘束されている。したがって、前記回転部
材11を一方向に回転させることにより、チェーンアジ
ャスタ1が取り付けられたねじ軸5が、図2の左方向に
移動し、チェーン7で荷締めが行われる。
【0016】図4(a)、(b)は第2の実施形態を示
す。図4(a)は平面図、(b)は縦断面図である。こ
のチェーンアジャスタ20は、上下に貫通する孔21の
側面に孔22が開けられ、この孔22に板ばね23で貫
通孔21の内側に突出するように付勢されたピン24が
挿入されている。その他は第1の実施形態と同様に、貫
通孔21の上面側の縁にチェーン7のリンク8が嵌まり
込む溝25が設けられ、この溝25と貫通孔21を挟ん
で反対側に、ねじ軸5に連結されるねじ孔26が設けら
れている。
【0017】前記貫通孔21の内側に突出するピン24
は、前記リンク8の貫通孔21側隣の横向きのリンク9
の上側に配置され、間接的にリンク8を溝25の中に係
止し、チェーン7がこのチェーンアジャスタ20から外
れないようにしている。チェーン7を取り外す際には、
図4(a)中に二点鎖線で示すように、前記板ばね23
が持ち上げられ、ピン24が孔22の中に引っ込められ
る。
【0018】この実施形態では、ピン24で溝25に隣
接するリンク9を拘束し、間接的にリンク8を係止する
ようにしたが、ピンを溝25に嵌まり込んだリンク8の
中央部に突出させ、直接リンク8を係止する構成とする
こともできる。
【0019】図5(a)、(b)は第3の実施形態を示
す。図5(a)は平面図、(b)は縦断面図である。こ
のチェーンアジャスタ27は、上下に貫通する孔28の
上面側に、ピン29を支点とする回動アーム30と、コ
イルばね31が収納された突起部32が設けられ、回動
アーム30がコイルばね31で引きつけられて突起部3
2に押し当てられ、チェーン7のリンク8が嵌まり込ん
だ溝33が回動アーム30の先端部で覆われるようにな
っている。この溝33と貫通孔28を挟んで反対側には
連結ピン34が取り付けられ、この連結ピン34に他の
連結部材35が結合されている。
【0020】また、前記回動アーム30の基部にはスト
ッパ36が取り付けられ、図5(a)中に二点鎖線で示
すように、回動アーム30をその基端がストッパ36に
当たるまで回動させて、前記溝33の上から退避させ、
チェーン7が取り外されるようになっている。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明のチェーンアジ
ャスタは、一端に他の部材との連結部を設けるととも
に、中央部にチェーンが挿入される貫通孔を設け、この
貫通孔の前記連結部と反対側の縁に一つのチェーンリン
クが縦向きに嵌まり込む溝を設け、この溝に嵌まり込ん
だチェーンリンクの両隣のチェーンリンクでチェーンの
長さ方向の動きを拘束するようにしたので、簡単にチェ
ーンを連結でき、かつ牽引や荷締め等の反力が加わる部
位が切欠き等のない円滑な形状になっているため、コン
パクトで引張や曲げに対する剛性が高い。また、前記溝
に嵌まり込んだチェーンリンクを溝の中に係止する手段
を設けることにより、チェーンアジャスタが振動した
り、前記溝が下を向いたりしてもチェーンが外れないよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは第1の実施形態のチェーンアジャスタを示
す横断面図、bはその縦断面図
【図2】図1のチェーンアジャスタが取り付けられた荷
締め装置を示す一部省略縦断面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図
【図4】aは第2の実施形態のチェーンアジャスタを示
す一部断面平面図、bはその縦断面図
【図5】aは第3の実施形態のチェーンアジャスタを示
す一部断面平面図、bはその縦断面図
【図6】aは従来のチェーンアジャスタを示す平面図、
bはその縦断面図
【符号の説明】
1 チェーンアジャスタ 2 貫通孔 3 溝 4 荷締め装置 5 ねじ軸 6 ねじ孔 7 チェーン 8、9、10 リンク 11 回転部材 12 軸受部材 13 ねじ孔 14 ラチェットホイール 15 コイルばね 16 ボール 17 レバー 18 ガイド部材 19 枠部材 20 チェーンアジャスタ 21 貫通孔 22 孔 23 板ばね 24 ピン 25 溝 26 ねじ孔 27 チェーンアジャスタ 28 貫通孔 29 ピン 30 回動アーム 31 コイルばね 32 突起部 33 溝 34 連結ピン 35 連結部材 36 ストッパ 41 チェーンアジャスタ 42 ピン孔 43 チェーン 44a、44b リンク 45 縦溝 46 縦壁 47 凹部 48 貫通孔 49 切欠き 50 ロックピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に他の部材との連結部が設けられ、
    中央部にチェーンが挿入される貫通孔が設けられ、この
    貫通孔の前記連結部と反対側の縁に、一つのチェーンリ
    ンクが縦向きに嵌まり込み、他端に連なる溝が設けら
    れ、この溝に嵌まり込んだチェーンリンク両隣の横向き
    のチェーンリンクが溝の両端で係止されて、チェーンの
    長さ方向の動きが拘束されるように形成されたチェーン
    アジャスタ。
  2. 【請求項2】 前記溝に嵌まり込んだチェーンリンクを
    溝の中に係止する手段が設けられた請求項1に記載のチ
    ェーンアジャスタ。
  3. 【請求項3】 前記チェーンリンクを溝の中に係止する
    手段が、前記溝に近接して貫通孔の内側に突出し、前記
    貫通孔側隣の横向きのチェーンリンクを前記溝の底との
    間に挟むピンより成り、このピンがばねで付勢されて、
    前記貫通孔の内側に突出するようにした請求項2に記載
    のチェーンアジャスタ。
  4. 【請求項4】 前記チェーンリンクを溝の中に係止する
    手段が、前記溝の上面に張り出してこの溝を覆う回動ア
    ームより成り、この回動アームをばねで引きつけて、前
    記溝を覆うようにした請求項2に記載のチェーンアジャ
    スタ。
JP13848898A 1998-05-20 1998-05-20 チェーンアジャスタ Pending JPH11325193A (ja)

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JP13848898A JPH11325193A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 チェーンアジャスタ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105214A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Yamato Chien Kogyo Kk 固縛装置、ターンバックル及びターンバックル用ボルト
WO2013081009A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 株式会社キトー チェーン連結用リンク
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