JPH11325055A - 軸固定型流体軸受装置 - Google Patents
軸固定型流体軸受装置Info
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- JPH11325055A JPH11325055A JP13485698A JP13485698A JPH11325055A JP H11325055 A JPH11325055 A JP H11325055A JP 13485698 A JP13485698 A JP 13485698A JP 13485698 A JP13485698 A JP 13485698A JP H11325055 A JPH11325055 A JP H11325055A
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- Japan
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- sleeve
- fixed shaft
- thrust plate
- fixed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸固定型流体軸受装置において、ディスク回
転時の芯ズレに伴う信号の記録再生への悪影響を防止す
る。 【解決手段】 スリーブ４と前記スラスト板３が直接結
合された構成を有する事により、ディスク９の装着穴９
ａはスリーブ４の外周部に直接沿って装着されるため、
ディスク９の回転に芯ズレが生じず、信号の記録再生に
悪影響を及ぼさない。更に、部品点数の削除ができると
ともに、スリーブ４の肉厚を厚く保つ事ができ、ひずみ
等による、スリーブ４の内径精度のばらつきは解消さ
れ、適正な動圧発生が得られる。
転時の芯ズレに伴う信号の記録再生への悪影響を防止す
る。 【解決手段】 スリーブ４と前記スラスト板３が直接結
合された構成を有する事により、ディスク９の装着穴９
ａはスリーブ４の外周部に直接沿って装着されるため、
ディスク９の回転に芯ズレが生じず、信号の記録再生に
悪影響を及ぼさない。更に、部品点数の削除ができると
ともに、スリーブ４の肉厚を厚く保つ事ができ、ひずみ
等による、スリーブ４の内径精度のばらつきは解消さ
れ、適正な動圧発生が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する磁気ディ
スク等に対し信号の記録再生を行うディスク記録装置等
に用いられる、片持ち支持タイプの軸固定型流体軸受装
置に関するものである。
スク等に対し信号の記録再生を行うディスク記録装置等
に用いられる、片持ち支持タイプの軸固定型流体軸受装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下図面を参照しながら、上述した従来
の片持ち支持タイプの軸固定型流体軸受装置の一例につ
いて説明する。図４は従来の片持ち支持タイプの軸固定
型流体軸受装置の断面図である。１０１はベース、１０
２は軸であり、片端がベース１０１に固定された軸１０
２の外周には、スリーブ１０４が回転自在に取り付けら
れ、軸１０２の外周または、スリーブ１０４の内周には
ラジアル動圧発生溝１０４Ａ、１０４Ｂが設けられてい
る。また、軸１０２の他端の球面部に対向かつ近接して
スラスト板１０３がキャップ１１１に保持され、更にキ
ャップ１１１はスリーブ１０４に接着等で結合されてい
る。また、ラジアル動圧発生溝１０４Ａ、１０４Ｂ、及
びスラスト板１０３の軸１０２と対向する側は潤滑剤１
１０で充満されている。ベース１０１にはモータステー
タ１０５が、またスリーブ１０４には回転体１０７が取
り付けられ、回転体１０７にはモータロータ１０６が固
定されている。回転体１０７は吸着マグネット１０８を
介して、ディスク１０９が取り付け可能な形状になって
いる。
の片持ち支持タイプの軸固定型流体軸受装置の一例につ
いて説明する。図４は従来の片持ち支持タイプの軸固定
型流体軸受装置の断面図である。１０１はベース、１０
２は軸であり、片端がベース１０１に固定された軸１０
２の外周には、スリーブ１０４が回転自在に取り付けら
れ、軸１０２の外周または、スリーブ１０４の内周には
ラジアル動圧発生溝１０４Ａ、１０４Ｂが設けられてい
る。また、軸１０２の他端の球面部に対向かつ近接して
スラスト板１０３がキャップ１１１に保持され、更にキ
ャップ１１１はスリーブ１０４に接着等で結合されてい
る。また、ラジアル動圧発生溝１０４Ａ、１０４Ｂ、及
びスラスト板１０３の軸１０２と対向する側は潤滑剤１
１０で充満されている。ベース１０１にはモータステー
タ１０５が、またスリーブ１０４には回転体１０７が取
り付けられ、回転体１０７にはモータロータ１０６が固
定されている。回転体１０７は吸着マグネット１０８を
介して、ディスク１０９が取り付け可能な形状になって
いる。
【０００３】以上のように構成された従来の片持ち支持
タイプの軸固定型流体軸受装置について、以下その動作
について説明する。まず、モータステータ１０５に通電
がされ、回転磁界が発生させられるとモータロータ１０
６は回転体１０７を回転駆動させる。この時回転体１０
７はスリーブ１０４、キャップ１１１、スラスト板１０
３、吸着マグネット１０８、ディスク１０９と共に回転
する。この回転により、ラジアル動圧発生溝１０４Ａ及
び１０４Ｂは、それぞれ潤滑剤１１０をポンピングして
圧力を発生せしめ、スリーブ１０４は軸１０２のまわり
に非接触回転を行う。
タイプの軸固定型流体軸受装置について、以下その動作
について説明する。まず、モータステータ１０５に通電
がされ、回転磁界が発生させられるとモータロータ１０
６は回転体１０７を回転駆動させる。この時回転体１０
７はスリーブ１０４、キャップ１１１、スラスト板１０
３、吸着マグネット１０８、ディスク１０９と共に回転
する。この回転により、ラジアル動圧発生溝１０４Ａ及
び１０４Ｂは、それぞれ潤滑剤１１０をポンピングして
圧力を発生せしめ、スリーブ１０４は軸１０２のまわり
に非接触回転を行う。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、次の様な問題点がある。図４におい
て、ディスク１０９の回転中心はキャップ１１１の外周
とディスク１０９の装着穴１０９ａとの嵌め合いによっ
て決まるため、スリーブ１０４とキャップ１１１の結合
の同軸度がずれるとディスク１０９の回転に芯ズレが生
じ、信号の記録再生に悪影響を及ぼす。また、キャップ
１１１とスリーブ１０４の結合部１１２では、スリーブ
１０４の肉厚が薄いため、ひずみ等により、スリーブ１
０４の内径精度にばらつきが生じ、適正な動圧発生が得
られなかった。
ような構成では、次の様な問題点がある。図４におい
て、ディスク１０９の回転中心はキャップ１１１の外周
とディスク１０９の装着穴１０９ａとの嵌め合いによっ
て決まるため、スリーブ１０４とキャップ１１１の結合
の同軸度がずれるとディスク１０９の回転に芯ズレが生
じ、信号の記録再生に悪影響を及ぼす。また、キャップ
１１１とスリーブ１０４の結合部１１２では、スリーブ
１０４の肉厚が薄いため、ひずみ等により、スリーブ１
０４の内径精度にばらつきが生じ、適正な動圧発生が得
られなかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の軸固定型流体軸受装置は、少なくとも一
端がベースに固定された固定軸と、前記固定軸に回転自
在に挿入されたスリーブを有し、前記回転体を前記スリ
ーブと一体に設け、前記回転体または、前記スリーブの
端面近傍に固定され、前記固定軸の端面に対向かつ近接
するスラスト板を有し、前記固定軸の外周面または前記
スリーブ内周面の少なくともいずれか一方にラジアル動
圧発生溝を有し、これらのラジアル動圧発生溝には潤滑
剤が保持され、前記ベースにはモータステータが、また
前記回転体にはモータロータを有し、前記スラスト板
は、前記スリーブの内周面か、または、前記内周面に隣
接して設けられた穴部に固定された、構成を有してい
る。
めに、本発明の軸固定型流体軸受装置は、少なくとも一
端がベースに固定された固定軸と、前記固定軸に回転自
在に挿入されたスリーブを有し、前記回転体を前記スリ
ーブと一体に設け、前記回転体または、前記スリーブの
端面近傍に固定され、前記固定軸の端面に対向かつ近接
するスラスト板を有し、前記固定軸の外周面または前記
スリーブ内周面の少なくともいずれか一方にラジアル動
圧発生溝を有し、これらのラジアル動圧発生溝には潤滑
剤が保持され、前記ベースにはモータステータが、また
前記回転体にはモータロータを有し、前記スラスト板
は、前記スリーブの内周面か、または、前記内周面に隣
接して設けられた穴部に固定された、構成を有してい
る。
【０００６】本発明は、上記した構成によって、ディス
クの回転中心を規正する装着穴はスリーブの外周部に直
接沿って装着され同軸度が確保されるため、ディスクの
回転に芯ズレが生じず、信号の記録再生に悪影響を及ぼ
さない。更に、キャップを装着する必要がないため、部
品点数の削除ができる。更に、従来から行われていたキ
ャップ装着のためにスリーブ外周部を削る必要がないた
め、スリーブの肉厚を厚く保つ事ができるため、ひずみ
等による、スリーブの内径精度のばらつきは解消され、
適正な動圧発生が得られる。
クの回転中心を規正する装着穴はスリーブの外周部に直
接沿って装着され同軸度が確保されるため、ディスクの
回転に芯ズレが生じず、信号の記録再生に悪影響を及ぼ
さない。更に、キャップを装着する必要がないため、部
品点数の削除ができる。更に、従来から行われていたキ
ャップ装着のためにスリーブ外周部を削る必要がないた
め、スリーブの肉厚を厚く保つ事ができるため、ひずみ
等による、スリーブの内径精度のばらつきは解消され、
適正な動圧発生が得られる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、少なくとも一端がベースに固定された固定軸と、前
記固定軸に回転自在に挿入されたスリーブを有し、前記
回転体を前記スリーブと一体に設け、前記回転体また
は、前記スリーブの端面近傍に固定され、前記固定軸の
端面に対向かつ近接するスラスト板を有し、前記固定軸
の外周面まはた前記スリーブ内周面の少なくともいずれ
か一方にラジアル動圧発生溝を有し、これらのラジアル
動圧発生溝には潤滑剤が保持され、前記ベースにはモー
タステータが、また前記回転体にはモータロータを有
し、前記スラスト板は、前記スリーブの内周面か、また
は、前記内周面に隣接して設けられた穴部に固定され
た、軸固定型流体軸受装置であり、ディスクの回転中心
を規正する装着穴はスリーブの外周部に直接沿って装着
されるため、ディスクの回転に芯ズレが生じず、信号の
記録再生に悪影響を及ぼさないという作用を有する。
は、少なくとも一端がベースに固定された固定軸と、前
記固定軸に回転自在に挿入されたスリーブを有し、前記
回転体を前記スリーブと一体に設け、前記回転体また
は、前記スリーブの端面近傍に固定され、前記固定軸の
端面に対向かつ近接するスラスト板を有し、前記固定軸
の外周面まはた前記スリーブ内周面の少なくともいずれ
か一方にラジアル動圧発生溝を有し、これらのラジアル
動圧発生溝には潤滑剤が保持され、前記ベースにはモー
タステータが、また前記回転体にはモータロータを有
し、前記スラスト板は、前記スリーブの内周面か、また
は、前記内周面に隣接して設けられた穴部に固定され
た、軸固定型流体軸受装置であり、ディスクの回転中心
を規正する装着穴はスリーブの外周部に直接沿って装着
されるため、ディスクの回転に芯ズレが生じず、信号の
記録再生に悪影響を及ぼさないという作用を有する。
【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１記載の
構成においてスリーブとスラスト板が、ＵＶ接着剤の充
填により接着結合された軸固定型流体軸受装置であり、
表面張力によって球面状に硬化した接着剤によって、デ
ィスクの回転中心を規正する装着穴は、前記球面状に硬
化した接着剤に沿って装着されるため、ディスクの回転
に芯ズレが生じず、信号の記録再生に悪影響を及ぼさな
いという作用を有する。
構成においてスリーブとスラスト板が、ＵＶ接着剤の充
填により接着結合された軸固定型流体軸受装置であり、
表面張力によって球面状に硬化した接着剤によって、デ
ィスクの回転中心を規正する装着穴は、前記球面状に硬
化した接着剤に沿って装着されるため、ディスクの回転
に芯ズレが生じず、信号の記録再生に悪影響を及ぼさな
いという作用を有する。
【０００９】請求項３に記載の発明は、スリーブとスラ
スト板が、カシメ結合により結合された請求項１記載の
軸固定型流体軸受装置であり、部品点数の削除ができ、
更に、従来から行われていたキャップ装着のためにスリ
ーブ外周部を削る必要がないため、スリーブの肉厚を厚
く保つ事ができるため、ひずみ等による、スリーブの内
径精度のばらつきは解消され、適正な動圧発生が得られ
る。
スト板が、カシメ結合により結合された請求項１記載の
軸固定型流体軸受装置であり、部品点数の削除ができ、
更に、従来から行われていたキャップ装着のためにスリ
ーブ外周部を削る必要がないため、スリーブの肉厚を厚
く保つ事ができるため、ひずみ等による、スリーブの内
径精度のばらつきは解消され、適正な動圧発生が得られ
る。
【００１０】（実施の形態１）図１は本発明の第１の実
施形態を示している。図１において、１はベース、２は
軸であり、軸２の片端はベース１に固定されている。軸
２の外周にはスリーブ４が回転自在に取り付けられ、軸
２の外周または、スリーブ４の内周にはラジアル動圧発
生溝４Ａ、４Ｂが設けられている。また、軸２の他端の
球面部に対向かつ近接して、スラスト板３が、前記スリ
ーブ４の内周面に隣接する穴部４Ｃに結合されている。
また、ラジアル動圧発生溝４Ａ、４Ｂ、及びスラスト板
３の軸２と対向する側は潤滑剤１０で充満されている。
ベース１にはモータステータ５が、またスリーブ４には
回転体７が取り付けられ、回転体７にはモータロータ６
が固定されている。回転体７は吸着マグネット８を介し
て、ディスク９が取り付け可能な形状になっている。更
に、スリーブ４のディスク９の装着穴９ａと接する外周
側は球面あるいはテーパ状になっており、ディスク９の
装着と装着時の位置決めを容易にしている。
施形態を示している。図１において、１はベース、２は
軸であり、軸２の片端はベース１に固定されている。軸
２の外周にはスリーブ４が回転自在に取り付けられ、軸
２の外周または、スリーブ４の内周にはラジアル動圧発
生溝４Ａ、４Ｂが設けられている。また、軸２の他端の
球面部に対向かつ近接して、スラスト板３が、前記スリ
ーブ４の内周面に隣接する穴部４Ｃに結合されている。
また、ラジアル動圧発生溝４Ａ、４Ｂ、及びスラスト板
３の軸２と対向する側は潤滑剤１０で充満されている。
ベース１にはモータステータ５が、またスリーブ４には
回転体７が取り付けられ、回転体７にはモータロータ６
が固定されている。回転体７は吸着マグネット８を介し
て、ディスク９が取り付け可能な形状になっている。更
に、スリーブ４のディスク９の装着穴９ａと接する外周
側は球面あるいはテーパ状になっており、ディスク９の
装着と装着時の位置決めを容易にしている。
【００１１】以上のように構成された軸固定型流体軸受
装置について、その動作を説明する。まず、モータステ
ータ５に通電がされ、回転磁界が発生させられるとモー
タロータ６は回転体７を回転駆動する。この時回転体７
はスリーブ４、スラスト板３、吸着マグネット８、ディ
スク９と共に回転する。この回転により、ラジアル動圧
発生溝４Ａ及び４Ｂは、それぞれ潤滑剤１０をポンピン
グして圧力を発生せしめ、スリーブ４は軸２のまわりに
非接触回転を行う。
装置について、その動作を説明する。まず、モータステ
ータ５に通電がされ、回転磁界が発生させられるとモー
タロータ６は回転体７を回転駆動する。この時回転体７
はスリーブ４、スラスト板３、吸着マグネット８、ディ
スク９と共に回転する。この回転により、ラジアル動圧
発生溝４Ａ及び４Ｂは、それぞれ潤滑剤１０をポンピン
グして圧力を発生せしめ、スリーブ４は軸２のまわりに
非接触回転を行う。
【００１２】以上のように、本実施形態によれば、上記
した構成によって、ディスクの回転中心を規正する装着
穴はスリーブの外周部に直接沿って装着されるため、デ
ィスクの回転に芯ズレが生じず、信号の記録再生に悪影
響を及ぼさない。更に、キャップを装着する必要がない
ため、部品点数の削除ができる。更に、従来から行われ
ていたキャップ装着のためにスリーブ外周部を削る必要
がないので、スリーブの肉厚を厚く保つ事ができ、ひず
み等による、スリーブの内径精度のばらつきは解消さ
れ、適正な動圧発生が得られる。
した構成によって、ディスクの回転中心を規正する装着
穴はスリーブの外周部に直接沿って装着されるため、デ
ィスクの回転に芯ズレが生じず、信号の記録再生に悪影
響を及ぼさない。更に、キャップを装着する必要がない
ため、部品点数の削除ができる。更に、従来から行われ
ていたキャップ装着のためにスリーブ外周部を削る必要
がないので、スリーブの肉厚を厚く保つ事ができ、ひず
み等による、スリーブの内径精度のばらつきは解消さ
れ、適正な動圧発生が得られる。
【００１３】（実施の形態２）図２は本発明の第２の実
施形態を示している。図２において、２１はベース、２
２は軸であり、軸２２の片端はベース２１に固定されて
いる。軸２２の外周にはスリーブ２４が回転自在に取り
付けられ、軸２２の外周または、スリーブ２４の内周に
はラジアル動圧発生溝２４Ａ、２４Ｂが設けられてい
る。また、軸２２の他端の球面部に対向かつ近接して、
スラスト板２３が、前記スリーブ２４の内周面に隣接す
る穴部２４Ｃに配置され、前記スラスト板２３の上部に
ＵＶ接着剤３１を充填する事によってスリーブ２４と結
合されている。また、ラジアル動圧発生溝２４Ａ、２４
Ｂ、及びスラスト板２３の軸２２と対向する側は潤滑剤
３０で充満されている。ベース２１にはモータステータ
２５が、またスリーブ２４には回転体２７が取り付けら
れ、回転体２７にはモータロータ２６が固定されてい
る。回転体２７は吸着マグネット２８を介して、ディス
ク２９が取り付け可能な形状になっている。更に、スリ
ーブ２４のディスク２９の装着穴２９ａと接する外周側
は球面あるいはテーパ状になっており、ディスク装着と
装着時の位置決めを容易にしている。
施形態を示している。図２において、２１はベース、２
２は軸であり、軸２２の片端はベース２１に固定されて
いる。軸２２の外周にはスリーブ２４が回転自在に取り
付けられ、軸２２の外周または、スリーブ２４の内周に
はラジアル動圧発生溝２４Ａ、２４Ｂが設けられてい
る。また、軸２２の他端の球面部に対向かつ近接して、
スラスト板２３が、前記スリーブ２４の内周面に隣接す
る穴部２４Ｃに配置され、前記スラスト板２３の上部に
ＵＶ接着剤３１を充填する事によってスリーブ２４と結
合されている。また、ラジアル動圧発生溝２４Ａ、２４
Ｂ、及びスラスト板２３の軸２２と対向する側は潤滑剤
３０で充満されている。ベース２１にはモータステータ
２５が、またスリーブ２４には回転体２７が取り付けら
れ、回転体２７にはモータロータ２６が固定されてい
る。回転体２７は吸着マグネット２８を介して、ディス
ク２９が取り付け可能な形状になっている。更に、スリ
ーブ２４のディスク２９の装着穴２９ａと接する外周側
は球面あるいはテーパ状になっており、ディスク装着と
装着時の位置決めを容易にしている。
【００１４】以上のように構成された軸固定型流体軸受
装置について、その動作を説明する。まず、モータステ
ータ２５に通電がされ、回転磁界が発生させられるとモ
ータロータ２６は回転体２７を回転駆動させる。この時
回転体２７はスリーブ２４、スラスト板２３、吸着マグ
ネット２８、ディスク２９と共に回転する。この回転に
より、ラジアル動圧発生溝２４Ａ及び２４Ｂは、それぞ
れ潤滑剤３０をポンピングして圧力を発生せしめ、スリ
ーブ２４は軸２２のまわりに非接触回転を行う。
装置について、その動作を説明する。まず、モータステ
ータ２５に通電がされ、回転磁界が発生させられるとモ
ータロータ２６は回転体２７を回転駆動させる。この時
回転体２７はスリーブ２４、スラスト板２３、吸着マグ
ネット２８、ディスク２９と共に回転する。この回転に
より、ラジアル動圧発生溝２４Ａ及び２４Ｂは、それぞ
れ潤滑剤３０をポンピングして圧力を発生せしめ、スリ
ーブ２４は軸２２のまわりに非接触回転を行う。
【００１５】以上のように、本実施形態によれば、上記
した構成により、表面張力によって球面状に硬化した接
着剤によって、ディスクの回転中心を規正する装着穴
は、前記球面状に硬化した接着剤に沿って装着されるた
め、ディスクの回転に芯ズレが生じず、信号の記録再生
に悪影響を及ぼさない。更に、キャップを装着する必要
がないため、部品点数の削除ができる。更に、従来から
行われていたキャップ装着のためにスリーブ外周部を削
る必要がないので、スリーブの肉厚を厚く保つ事がで
き、ひずみ等による、スリーブの内径精度のばらつきは
解消され、適正な動圧発生が得られる。
した構成により、表面張力によって球面状に硬化した接
着剤によって、ディスクの回転中心を規正する装着穴
は、前記球面状に硬化した接着剤に沿って装着されるた
め、ディスクの回転に芯ズレが生じず、信号の記録再生
に悪影響を及ぼさない。更に、キャップを装着する必要
がないため、部品点数の削除ができる。更に、従来から
行われていたキャップ装着のためにスリーブ外周部を削
る必要がないので、スリーブの肉厚を厚く保つ事がで
き、ひずみ等による、スリーブの内径精度のばらつきは
解消され、適正な動圧発生が得られる。
【００１６】（実施の形態３）図３は本発明の第３の実
施形態を示している。図３において、４１はベース、４
２は軸であり、軸４２の片端はベース４１に固定されて
いる。軸４２の外周にはスリーブ４４が回転自在に取り
付けられ、軸４２の外周または、スリーブ４４の内周に
はラジアル動圧発生溝４４Ａ、４４Ｂが設けられてい
る。また、軸４２の他端の球面部に対向かつ近接して、
スラスト板４３が、前記スリーブ４４の内周面に隣接す
る穴部４４Ｃに配置され、前記スラスト板４３の上部が
前記スリーブ端部のカシメ部５１によりカシメ結合され
ている。また、ラジアル動圧発生溝４４Ａ、４４Ｂ、及
びスラスト板４３の軸４２と対向する側は潤滑剤５０で
充満されている。ベース４１にはモータステータ４５
が、またスリーブ４４には回転体４７が取り付けられ、
回転体４７にはモータロータ４６が固定されている。回
転体４７は吸着マグネット４８を介して、ディスク４９
が取り付け可能な形状になっている。更に、スリーブ４
４のディスク４９の装着穴４９ａと接する外周側は球面
あるいはテーパ状になっており、ディスク装着と装着時
の位置決めを容易にしている。
施形態を示している。図３において、４１はベース、４
２は軸であり、軸４２の片端はベース４１に固定されて
いる。軸４２の外周にはスリーブ４４が回転自在に取り
付けられ、軸４２の外周または、スリーブ４４の内周に
はラジアル動圧発生溝４４Ａ、４４Ｂが設けられてい
る。また、軸４２の他端の球面部に対向かつ近接して、
スラスト板４３が、前記スリーブ４４の内周面に隣接す
る穴部４４Ｃに配置され、前記スラスト板４３の上部が
前記スリーブ端部のカシメ部５１によりカシメ結合され
ている。また、ラジアル動圧発生溝４４Ａ、４４Ｂ、及
びスラスト板４３の軸４２と対向する側は潤滑剤５０で
充満されている。ベース４１にはモータステータ４５
が、またスリーブ４４には回転体４７が取り付けられ、
回転体４７にはモータロータ４６が固定されている。回
転体４７は吸着マグネット４８を介して、ディスク４９
が取り付け可能な形状になっている。更に、スリーブ４
４のディスク４９の装着穴４９ａと接する外周側は球面
あるいはテーパ状になっており、ディスク装着と装着時
の位置決めを容易にしている。
【００１７】以上のように構成された軸固定型流体軸受
装置について、その動作を説明する。まず、モータステ
ータ４５に通電がされ、回転磁界が発生させられるとモ
ータロータ４６は回転体４７を回転駆動させる。この時
回転体４７はスリーブ４４、スラスト板４３、吸着マグ
ネット４８、ディスク４９と共に回転する。この回転に
より、ラジアル動圧発生溝４４Ａ及び４４Ｂは、それぞ
れ潤滑剤５０をポンピングして圧力を発生せしめ、スリ
ーブ４４は軸４２のまわりに非接触回転を行う。
装置について、その動作を説明する。まず、モータステ
ータ４５に通電がされ、回転磁界が発生させられるとモ
ータロータ４６は回転体４７を回転駆動させる。この時
回転体４７はスリーブ４４、スラスト板４３、吸着マグ
ネット４８、ディスク４９と共に回転する。この回転に
より、ラジアル動圧発生溝４４Ａ及び４４Ｂは、それぞ
れ潤滑剤５０をポンピングして圧力を発生せしめ、スリ
ーブ４４は軸４２のまわりに非接触回転を行う。
【００１８】以上のように、本実施形態によれば、上記
した構成により、キャップを装着する必要がないため、
部品点数の削除ができる。更に、従来から行われていた
キャップ装着のためにスリーブ外周部を削る必要がない
ので、スリーブの肉厚を厚く保つ事ができ、ひずみ等に
よる、スリーブの内径精度のばらつきは解消され、適正
な動圧発生が得られる。
した構成により、キャップを装着する必要がないため、
部品点数の削除ができる。更に、従来から行われていた
キャップ装着のためにスリーブ外周部を削る必要がない
ので、スリーブの肉厚を厚く保つ事ができ、ひずみ等に
よる、スリーブの内径精度のばらつきは解消され、適正
な動圧発生が得られる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ディスクの回
転中心を規正する装着穴はスリーブの外周部に直接沿っ
て装着されるため、ディスクの回転に芯ズレが生じず、
信号の記録再生に悪影響を及ぼさない。更に、キャップ
を装着する必要がないため、部品点数の削除ができる。
更に、従来から行われていたキャップ装着のためにスリ
ープ外周部を削る必要がないので、スリーブの肉厚を厚
く保つ事ができ、ひずみ等による、スリーブの内径精度
のばらつきは解消され、適正な動圧発生が得られるとい
う有利な効果が得られる。
転中心を規正する装着穴はスリーブの外周部に直接沿っ
て装着されるため、ディスクの回転に芯ズレが生じず、
信号の記録再生に悪影響を及ぼさない。更に、キャップ
を装着する必要がないため、部品点数の削除ができる。
更に、従来から行われていたキャップ装着のためにスリ
ープ外周部を削る必要がないので、スリーブの肉厚を厚
く保つ事ができ、ひずみ等による、スリーブの内径精度
のばらつきは解消され、適正な動圧発生が得られるとい
う有利な効果が得られる。
【図１】本発明の第１の実施形態における軸固定型流体
軸受装置の断面図
軸受装置の断面図
【図２】本発明の第２の実施形態における軸固定型流体
軸受装置の断面図
軸受装置の断面図
【図３】本発明の第３の実施形態における軸固定型流体
軸受装置の断面図
軸受装置の断面図
【図４】従来の軸固定型流体軸受装置の断面図
１、２１、４１ ベース ２、２２、４２ 軸 ３、２３、４３ スラスト板 ４、２４、４４ スリーブ ４Ａ、４Ｂ、２４Ａ、２４Ｂ、４４Ａ、４４Ｂ ラジア
ル動圧発生溝 ４Ｃ、２４Ｃ、４４Ｃ 穴部 ５、２５、４５ モータステータ ６、２６、４６ モータロータ ７、２７、４７ 回転体 １０、３０、５０ 潤滑剤 ５１ カシメ部
ル動圧発生溝 ４Ｃ、２４Ｃ、４４Ｃ 穴部 ５、２５、４５ モータステータ ６、２６、４６ モータロータ ７、２７、４７ 回転体 １０、３０、５０ 潤滑剤 ５１ カシメ部
Claims (3)
- 【請求項１】 少なくとも一端がベースに固定された固
定軸と、前記固定軸に回転自在に挿入されたスリーブを
有し、前記回転体を前記スリーブと一体に設け、前記回
転体または、前記スリーブの端面近傍に固定され、前記
固定軸の端面に対向かつ近接するスラスト板を有し、前
記固定軸の外周面または前記スリーブ内周面の少なくと
もいずれか一方にラジアル動圧発生溝を有し、これらの
ラジアル動圧発生溝には潤滑剤が保持され、前記ベース
にはモータステータが、また前記回転体にはモータロー
タを有し、前記スラスト板は、前記スリーブの内周面
か、または、前記内周面に隣接して設けられた穴部に固
定された、軸固定型流体軸受装置。 - 【請求項２】 スリーブとスラスト板が、ＵＶ接着剤の
充填により接着結合された請求項１記載の軸固定型流体
軸受装置。 - 【請求項３】 スリーブとスラスト板が、カシメ結合に
より結合された請求項１記載の軸固定型流体軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13485698A JPH11325055A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 軸固定型流体軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13485698A JPH11325055A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 軸固定型流体軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11325055A true JPH11325055A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15138076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13485698A Pending JPH11325055A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 軸固定型流体軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11325055A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006200582A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Ntn Corp | 動圧軸受装置 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP13485698A patent/JPH11325055A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006200582A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Ntn Corp | 動圧軸受装置 |
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