JPH1132483A - サイリスタコンバータの位相制御装置 - Google Patents
サイリスタコンバータの位相制御装置Info
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- JPH1132483A JPH1132483A JP9183900A JP18390097A JPH1132483A JP H1132483 A JPH1132483 A JP H1132483A JP 9183900 A JP9183900 A JP 9183900A JP 18390097 A JP18390097 A JP 18390097A JP H1132483 A JPH1132483 A JP H1132483A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】サイリスタコンバータの入力交流電源電圧の位
相検出を正確に行なうこと。 【解決手段】交流電源２に接続され、ブリッジ接続した
複数のサイリスタの点弧の位相を制御することにより交
流を直流に変換するサイリスタコンバータ１の位相制御
装置において、サイリスタコンバータ１に入力される交
流電源電圧を検出する電圧検出手段４と、このサイリス
タコンバータ１の入力交流電源電圧から、低次高調波を
含んだ特定次数の高調波を除去し出力するノッチフィル
タ11と、ノッチフィルタ11からの交流電圧のゼロクロス
位相を検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロス位
相検出手段６と、このゼロクロス信号に基づいてサイリ
スタの点弧位相を制御するためのゲート信号10を生成
し、当該ゲート信号10をサイリスタのゲートに与えるゲ
ート信号生成手段7,8,9 とを具備する。
相検出を正確に行なうこと。 【解決手段】交流電源２に接続され、ブリッジ接続した
複数のサイリスタの点弧の位相を制御することにより交
流を直流に変換するサイリスタコンバータ１の位相制御
装置において、サイリスタコンバータ１に入力される交
流電源電圧を検出する電圧検出手段４と、このサイリス
タコンバータ１の入力交流電源電圧から、低次高調波を
含んだ特定次数の高調波を除去し出力するノッチフィル
タ11と、ノッチフィルタ11からの交流電圧のゼロクロス
位相を検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロス位
相検出手段６と、このゼロクロス信号に基づいてサイリ
スタの点弧位相を制御するためのゲート信号10を生成
し、当該ゲート信号10をサイリスタのゲートに与えるゲ
ート信号生成手段7,8,9 とを具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば産業機械、
鉄道車両等、各種装置の主回路に用いられる、高調波抑
制機能を備えたサイリスタコンバータの位相制御装置に
係り、特にサイリスタコンバータの入力交流電源電圧の
位相検出を正確に行なえるようにしたサイリスタコンバ
ータの位相制御装置に関するものである。
鉄道車両等、各種装置の主回路に用いられる、高調波抑
制機能を備えたサイリスタコンバータの位相制御装置に
係り、特にサイリスタコンバータの入力交流電源電圧の
位相検出を正確に行なえるようにしたサイリスタコンバ
ータの位相制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、産業機械、鉄道車両等、各種
装置の主回路には、サイリスタコンバータが用いられて
いる。そして、このサイリスタコンバータの位相制御装
置としては、高調波抑制機能を備えたものが多く用いら
れている。
装置の主回路には、サイリスタコンバータが用いられて
いる。そして、このサイリスタコンバータの位相制御装
置としては、高調波抑制機能を備えたものが多く用いら
れている。
【０００３】図２は、この種の従来のサイリスタコンバ
ータの位相制御装置の一例を示す構成図である。図２に
おいて、サイリスタコンバータ１は、複数（図では６
個）のサイリスタをブリッジ接続してなっており、ゲー
ト信号（点弧信号）に基づく位相制御により交流から直
流への電力変換を行なう。
ータの位相制御装置の一例を示す構成図である。図２に
おいて、サイリスタコンバータ１は、複数（図では６
個）のサイリスタをブリッジ接続してなっており、ゲー
ト信号（点弧信号）に基づく位相制御により交流から直
流への電力変換を行なう。
【０００４】このサイリスタコンバータ１の交流側に
は、３相交流電源２が接続されている。また、このサイ
リスタコンバータ１の直流側には、直流モータ３が接続
されている。
は、３相交流電源２が接続されている。また、このサイ
リスタコンバータ１の直流側には、直流モータ３が接続
されている。
【０００５】なお、３相交流電源２の系統（交流電源系
統）には、電源インピーダンスが存在する。一方、サイ
リスタコンバータ１の点弧位相を制御するための位相制
御回路３０は、電圧検出器４と、ローパスフィルタ５
と、ゼロクロス位相検出回路６と、シュミットトリガ回
路７、放電回路８、コンパレータ９からなるゲート信号
生成手段とにより構成されている。
統）には、電源インピーダンスが存在する。一方、サイ
リスタコンバータ１の点弧位相を制御するための位相制
御回路３０は、電圧検出器４と、ローパスフィルタ５
と、ゼロクロス位相検出回路６と、シュミットトリガ回
路７、放電回路８、コンパレータ９からなるゲート信号
生成手段とにより構成されている。
【０００６】電圧検出器４は、例えば計器用変圧器（Ｐ
Ｔ）からなっており、サイリスタコンバータ１に入力さ
れる３相交流電源２の電圧を検出する。ローパスフィル
タ５は、電圧検出器４により検出された電圧信号の高調
波を除去する。
Ｔ）からなっており、サイリスタコンバータ１に入力さ
れる３相交流電源２の電圧を検出する。ローパスフィル
タ５は、電圧検出器４により検出された電圧信号の高調
波を除去する。
【０００７】ゼロクロス位相検出回路６は、ローパスフ
ィルタ５から出力される交流電圧のゼロクロス位相を検
出し、ゼロクロス信号を出力する。シュミットトリガ回
路７は、ゼロクロス位相検出回路６によるゼロクロス位
相検出時、すなわちゼロクロス位相検出回路６からのゼ
ロクロス信号が入力されると動作する。
ィルタ５から出力される交流電圧のゼロクロス位相を検
出し、ゼロクロス信号を出力する。シュミットトリガ回
路７は、ゼロクロス位相検出回路６によるゼロクロス位
相検出時、すなわちゼロクロス位相検出回路６からのゼ
ロクロス信号が入力されると動作する。
【０００８】放電回路８は、例えばコンデンサからなっ
ており、シュミットトリガ回路７の動作時から放電を開
始する。コンパレータ９は、放電回路８のコンデンサ端
子電圧とある制御電圧とを比較し、その大小関係に応じ
て、すなわち放電回路８のコンデンサ端子電圧がある制
御電圧に達した時、点弧位相を制御するためのゲート信
号（ゲートパルス電圧）１０を、サイリスタコンバータ
１のサイリスタのゲートに与える。
ており、シュミットトリガ回路７の動作時から放電を開
始する。コンパレータ９は、放電回路８のコンデンサ端
子電圧とある制御電圧とを比較し、その大小関係に応じ
て、すなわち放電回路８のコンデンサ端子電圧がある制
御電圧に達した時、点弧位相を制御するためのゲート信
号（ゲートパルス電圧）１０を、サイリスタコンバータ
１のサイリスタのゲートに与える。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなサイリスタコンバータの位相制御装置においては、
高調波を除去するローパスフィルタ５は、ノイズを除去
する目的で挿入されている。
うなサイリスタコンバータの位相制御装置においては、
高調波を除去するローパスフィルタ５は、ノイズを除去
する目的で挿入されている。
【００１０】ところが、３相交流電源２からサイリスタ
コンバータ１までの配線長が長いなど、インピーダンス
が高い交流電源系統を有するシステムにおいては、周辺
の負荷の状態によっては、３相交流電源２にノイズとは
呼べない低次高調波が比較的無視できなくなる。
コンバータ１までの配線長が長いなど、インピーダンス
が高い交流電源系統を有するシステムにおいては、周辺
の負荷の状態によっては、３相交流電源２にノイズとは
呼べない低次高調波が比較的無視できなくなる。
【００１１】しかしながら、通常用いられるローパスフ
ィルタ５では、低次高調波を除去することは不可能であ
る。そのため、ローパスフィルタ５の出力電圧は、例え
ば図３の波形図に示すように歪みを持っている。
ィルタ５では、低次高調波を除去することは不可能であ
る。そのため、ローパスフィルタ５の出力電圧は、例え
ば図３の波形図に示すように歪みを持っている。
【００１２】そして、この歪みを持った電圧でゼロクロ
ス位相の検出を行なうと、所望の位相で点弧せずに、異
なった位相で誤点弧してしまう可能性があり、高調波が
拡大する恐れがある。また、最悪の場合には、誤点弧信
号により転流失敗の発生する可能性がある。
ス位相の検出を行なうと、所望の位相で点弧せずに、異
なった位相で誤点弧してしまう可能性があり、高調波が
拡大する恐れがある。また、最悪の場合には、誤点弧信
号により転流失敗の発生する可能性がある。
【００１３】本発明の目的は、サイリスタコンバータの
入力交流電源電圧の位相検出を正確に行なうことがで
き、もってサイリスタコンバータの点弧角の誤検出によ
る更なる高調波の発生、拡大を抑制し、サイリスタコン
バータの誤点弧を抑制することが可能なサイリスタコン
バータの位相制御装置を提供することにある。
入力交流電源電圧の位相検出を正確に行なうことがで
き、もってサイリスタコンバータの点弧角の誤検出によ
る更なる高調波の発生、拡大を抑制し、サイリスタコン
バータの誤点弧を抑制することが可能なサイリスタコン
バータの位相制御装置を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、交流電源に接続され、ブリッジ接続し
た複数のサイリスタの点弧の位相を制御することにより
交流を直流に変換するサイリスタコンバータの位相制御
装置において、サイリスタコンバータに入力される交流
電源電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段によ
り検出されたサイリスタコンバータの入力交流電源電圧
から、低次高調波を含んだ特定次数の高調波を除去し出
力するノッチフィルタと、ノッチフィルタから出力され
る交流電圧のゼロクロス位相を検出し、ゼロクロス信号
を出力するゼロクロス位相検出手段と、ゼロクロス検出
手段から出力されるゼロクロス信号に基づいてサイリス
タの点弧位相を制御するためのゲート信号を生成し、当
該ゲート信号をサイリスタのゲートに与えるゲート信号
生成手段とを具備している。
めに本発明では、交流電源に接続され、ブリッジ接続し
た複数のサイリスタの点弧の位相を制御することにより
交流を直流に変換するサイリスタコンバータの位相制御
装置において、サイリスタコンバータに入力される交流
電源電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段によ
り検出されたサイリスタコンバータの入力交流電源電圧
から、低次高調波を含んだ特定次数の高調波を除去し出
力するノッチフィルタと、ノッチフィルタから出力され
る交流電圧のゼロクロス位相を検出し、ゼロクロス信号
を出力するゼロクロス位相検出手段と、ゼロクロス検出
手段から出力されるゼロクロス信号に基づいてサイリス
タの点弧位相を制御するためのゲート信号を生成し、当
該ゲート信号をサイリスタのゲートに与えるゲート信号
生成手段とを具備している。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図１は、本実施の
形態によるサイリスタコンバータの位相制御装置の一例
を示す構成図であり、図２と同一要素には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
いて図面を参照して詳細に説明する。図１は、本実施の
形態によるサイリスタコンバータの位相制御装置の一例
を示す構成図であり、図２と同一要素には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【００１６】すなわち、本実施の形態のサイリスタコン
バータの位相制御装置は、図１に示すように、図２にお
ける位相制御回路３０の一構成要素であるローパスフィ
ルタ１５を省略し、これに代えて、ノッチフィルタ１１
を備えて位相制御回路２０を構成している。
バータの位相制御装置は、図１に示すように、図２にお
ける位相制御回路３０の一構成要素であるローパスフィ
ルタ１５を省略し、これに代えて、ノッチフィルタ１１
を備えて位相制御回路２０を構成している。
【００１７】このノッチフィルタ１１は、前記電圧検出
器４により検出されたサイリスタコンバータ１に入力さ
れる３相交流電源２の電圧から、２次，４次，…等の低
次高調波を含んだ特定次数の高調波を除去し出力する。
器４により検出されたサイリスタコンバータ１に入力さ
れる３相交流電源２の電圧から、２次，４次，…等の低
次高調波を含んだ特定次数の高調波を除去し出力する。
【００１８】次に、以上のように構成した本実施の形態
のサイリスタ変換器の制御装置の作用について説明す
る。図１において、位相制御回路２０の電圧検出器４に
より、サイリスタコンバータ１の入力交流電源電圧が検
出され、ノッチフィルタ１１に入力される。
のサイリスタ変換器の制御装置の作用について説明す
る。図１において、位相制御回路２０の電圧検出器４に
より、サイリスタコンバータ１の入力交流電源電圧が検
出され、ノッチフィルタ１１に入力される。
【００１９】次に、ノッチフィルタ１１により、電圧検
出器４で検出した交流電源電圧から、２次，４次，…等
の低次の高調波を含んだ特定次数の高調波が除去され、
その交流電圧がゼロクロス検出回路６に入力される。
出器４で検出した交流電源電圧から、２次，４次，…等
の低次の高調波を含んだ特定次数の高調波が除去され、
その交流電圧がゼロクロス検出回路６に入力される。
【００２０】すなわち、この場合、ゼロクロス位相検出
回路７の前段にノッチフィルタ１１を設けて、点弧角の
基準となる交流電圧のゼロクロス位相の検出を行なう際
に、ノッチフィルタ１１を通すようにしていることによ
り、電圧検出器４で検出したサイリスタコンバータ１の
入力交流電源電圧から、図２に示したような２次，４
次，…等の低次高調波を含んだ電圧信号の特定な次数の
高調波が除去される結果、ノッチフィルタ１１から出力
される電圧としては、基本波のみの電圧信号が得られ
る。
回路７の前段にノッチフィルタ１１を設けて、点弧角の
基準となる交流電圧のゼロクロス位相の検出を行なう際
に、ノッチフィルタ１１を通すようにしていることによ
り、電圧検出器４で検出したサイリスタコンバータ１の
入力交流電源電圧から、図２に示したような２次，４
次，…等の低次高調波を含んだ電圧信号の特定な次数の
高調波が除去される結果、ノッチフィルタ１１から出力
される電圧としては、基本波のみの電圧信号が得られ
る。
【００２１】次に、ゼロクロス検出回路６により、ノッ
チフィルタ１１から出力される基本波電圧のゼロクロス
位相（１８０゜、３６０゜位相）が検出され、そのゼロ
クロス信号がシュミットトリガ回路７に入力される。
チフィルタ１１から出力される基本波電圧のゼロクロス
位相（１８０゜、３６０゜位相）が検出され、そのゼロ
クロス信号がシュミットトリガ回路７に入力される。
【００２２】次に、シュミットトリガ回路７は、ゼロク
ロス位相検出回路６によるゼロクロス位相検出時、すな
わちゼロクロス位相検出回路６からのゼロクロス信号が
入力されると動作する。
ロス位相検出回路６によるゼロクロス位相検出時、すな
わちゼロクロス位相検出回路６からのゼロクロス信号が
入力されると動作する。
【００２３】次に、放電回路８では、シュミットトリガ
回路７が動作した時から、それまで充電されていた放電
回路８のコンデンサの放電が開始される。これにより、
放電回路８のコンデンサの端子間電圧は、放電によって
電圧が徐々に降下する。
回路７が動作した時から、それまで充電されていた放電
回路８のコンデンサの放電が開始される。これにより、
放電回路８のコンデンサの端子間電圧は、放電によって
電圧が徐々に降下する。
【００２４】次に、コンパレータ９により、放電回路８
のコンデンサ端子間電圧とある制御電圧とが比較され、
放電回路８のコンデンサ端子電圧がある制御電圧に達し
た時に、点弧位相を制御するためのゲート信号（ゲート
パルス電圧）１０が、サイリスタコンバータ１のサイリ
スタのゲートに与えられる。
のコンデンサ端子間電圧とある制御電圧とが比較され、
放電回路８のコンデンサ端子電圧がある制御電圧に達し
た時に、点弧位相を制御するためのゲート信号（ゲート
パルス電圧）１０が、サイリスタコンバータ１のサイリ
スタのゲートに与えられる。
【００２５】これにより、位相制御回路２０は、サイリ
スタコンバータ１の入力交流電源電圧のゼロクロスから
点弧角に相当する時間経過してから、サイリスタコンバ
ータ１のサイリスタに次々に点弧信号を与えることによ
って、サイリスタコンバータ１を動作させる。
スタコンバータ１の入力交流電源電圧のゼロクロスから
点弧角に相当する時間経過してから、サイリスタコンバ
ータ１のサイリスタに次々に点弧信号を与えることによ
って、サイリスタコンバータ１を動作させる。
【００２６】上述したように、本実施の形態のサイリス
タ変換器の制御装置においては、サイリスタコンバータ
１の入力交流電源電圧を検出する電圧検出器４により検
出された電圧信号に重畳する低次高調波を含んだ特定次
数の高調波を除去するノッチフィルタ１１を備えている
ことにより、電圧検出器４により検出された電圧信号か
ら特定次数の高調波が除去された基本波のみの電圧信号
を得、このノッチフィルタ１１からの出力電圧信号によ
ってゼロクロス位相（１８０゜、３６０゜位相）の検出
を正確に行なうことができるため、電圧信号からのゼロ
クロス位相の誤検出を改善して、正しい位相角で点弧す
ることができ、サイリスタコンバータ１の点弧角の誤検
出による更なる高調波の発生、拡大を抑制し、サイリス
タコンバータ１の誤点弧を抑制することが可能となる。
タ変換器の制御装置においては、サイリスタコンバータ
１の入力交流電源電圧を検出する電圧検出器４により検
出された電圧信号に重畳する低次高調波を含んだ特定次
数の高調波を除去するノッチフィルタ１１を備えている
ことにより、電圧検出器４により検出された電圧信号か
ら特定次数の高調波が除去された基本波のみの電圧信号
を得、このノッチフィルタ１１からの出力電圧信号によ
ってゼロクロス位相（１８０゜、３６０゜位相）の検出
を正確に行なうことができるため、電圧信号からのゼロ
クロス位相の誤検出を改善して、正しい位相角で点弧す
ることができ、サイリスタコンバータ１の点弧角の誤検
出による更なる高調波の発生、拡大を抑制し、サイリス
タコンバータ１の誤点弧を抑制することが可能となる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサイリス
タコンバータの位相制御装置は、交流電源に接続され、
ブリッジ接続した複数のサイリスタの点弧の位相を制御
することにより交流を直流に変換するサイリスタコンバ
ータの位相制御装置において、サイリスタコンバータに
入力される交流電源電圧を検出する電圧検出手段と、電
圧検出手段により検出されたサイリスタコンバータの入
力交流電源電圧から、低次高調波を含んだ特定次数の高
調波を除去し出力するノッチフィルタと、ノッチフィル
タから出力される交流電圧のゼロクロス位相を検出し、
ゼロクロス信号を出力するゼロクロス位相検出手段と、
ゼロクロス検出手段から出力されるゼロクロス信号に基
づいてサイリスタの点弧位相を制御するためのゲート信
号を生成し、当該ゲート信号をサイリスタのゲートに与
えるゲート信号生成手段とを具備して構成したものであ
る。
タコンバータの位相制御装置は、交流電源に接続され、
ブリッジ接続した複数のサイリスタの点弧の位相を制御
することにより交流を直流に変換するサイリスタコンバ
ータの位相制御装置において、サイリスタコンバータに
入力される交流電源電圧を検出する電圧検出手段と、電
圧検出手段により検出されたサイリスタコンバータの入
力交流電源電圧から、低次高調波を含んだ特定次数の高
調波を除去し出力するノッチフィルタと、ノッチフィル
タから出力される交流電圧のゼロクロス位相を検出し、
ゼロクロス信号を出力するゼロクロス位相検出手段と、
ゼロクロス検出手段から出力されるゼロクロス信号に基
づいてサイリスタの点弧位相を制御するためのゲート信
号を生成し、当該ゲート信号をサイリスタのゲートに与
えるゲート信号生成手段とを具備して構成したものであ
る。
【００２８】従って、ノッチフィルタを通して得られた
サイリスタコンバータの入力交流電源電圧、すなわち特
定次数の高調波が除去された基本波のみの電圧信号か
ら、ゼロクロス位相の検出を正確に行ない、正しい位相
角で点弧できることにより、サイリスタコンバータの点
弧角の誤検出による更なる高調波の発生、拡大を抑制
し、サイリスタコンバータの誤点弧を抑制することが可
能となる。
サイリスタコンバータの入力交流電源電圧、すなわち特
定次数の高調波が除去された基本波のみの電圧信号か
ら、ゼロクロス位相の検出を正確に行ない、正しい位相
角で点弧できることにより、サイリスタコンバータの点
弧角の誤検出による更なる高調波の発生、拡大を抑制
し、サイリスタコンバータの誤点弧を抑制することが可
能となる。
【図１】本発明によるサイリスタコンバータの位相制御
装置の一実施の形態を示す構成図。
装置の一実施の形態を示す構成図。
【図２】従来のサイリスタコンバータの位相制御装置の
一例を示す構成図。
一例を示す構成図。
【図３】低次高調波により歪みを含んだ交流電源電圧信
号の一例を示す波形図。
号の一例を示す波形図。
１…サイリスタコンバータ、 ２…３相交流電源、 ３…直流モータ、 ４…電圧検出器（ＰＴ）、 ５…ローパスフィルタ、 ６…ゼロクロス位相検出回路、 ７…シュミットトリガ回路、 ８…放電回路、 ９…コンパレータ、 １０…ゲート信号、 １１…ノッチフィルタ、 ２０…位相制御回路、 ３０…位相制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０２Ｐ 7/292 Ｈ０２Ｐ 7/292 Ａ Ｈ０３Ｋ 17/725 Ｈ０３Ｋ 17/725 Ｅ
Claims (1)
- 【請求項１】 交流電源に接続され、ブリッジ接続した
複数のサイリスタの点弧の位相を制御することにより交
流を直流に変換するサイリスタコンバータの位相制御装
置において、 前記サイリスタコンバータに入力される交流電源電圧を
検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段により検出されたサイリスタコンバー
タの入力交流電源電圧から、低次高調波を含んだ特定次
数の高調波を除去し出力するノッチフィルタと、 前記ノッチフィルタから出力される交流電圧のゼロクロ
ス位相を検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロス
位相検出手段と、 前記ゼロクロス検出手段から出力されるゼロクロス信号
に基づいて前記サイリスタの点弧位相を制御するための
ゲート信号を生成し、当該ゲート信号を前記サイリスタ
のゲートに与えるゲート信号生成手段と、 を具備して成ることを特徴とするサイリスタコンバータ
の位相制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9183900A JPH1132483A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | サイリスタコンバータの位相制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9183900A JPH1132483A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | サイリスタコンバータの位相制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1132483A true JPH1132483A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16143784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9183900A Withdrawn JPH1132483A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | サイリスタコンバータの位相制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1132483A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003005547A3 (en) * | 2001-06-30 | 2004-03-04 | Motorola Inc | Odd harmonics reduction of phase angle controlled loads |
| JP2011109827A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Nippon Reliance Kk | Ａｃ／ｄｃコンバータ |
| CN102122894A (zh) * | 2011-02-12 | 2011-07-13 | 易泰帝传动技术(烟台)有限公司 | 一种直流调速器同步信号检测方法 |
| WO2012110670A1 (es) | 2011-02-18 | 2012-08-23 | Arteche Lantegi Elkartea, S.A. | Sistema y método de monitorización de la forma de onda de la tensión de la red eléctrica |
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