JPH11324321A - 型枠の継ぎ目からのコンクリート漏れ防止工法 - Google Patents

型枠の継ぎ目からのコンクリート漏れ防止工法

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JPH11324321A
JPH11324321A JP12637898A JP12637898A JPH11324321A JP H11324321 A JPH11324321 A JP H11324321A JP 12637898 A JP12637898 A JP 12637898A JP 12637898 A JP12637898 A JP 12637898A JP H11324321 A JPH11324321 A JP H11324321A
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JP
Japan
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concrete
band
joint
seam
formwork
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JP12637898A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takamori
洋 高森
Yasushi Matsumoto
安史 松本
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下方向に継ぎ上げされた型枠材の継ぎ目を
塞ぐことによってコンクリートの一部の流出を防いで、
養生、脱枠後のコンクリート構造物のコンクリート壁に
コンクリートの塊が表出しないようにして、その表面の
仕上げ作業を容易にして作業能率の向上を図る。 【解決手段】 少なくとも上下方向に型枠材11,12
を並べて構成した2組の型枠A,Bを、相対向する前記
型枠材11,12の継ぎ目2にセパレータ5を掛け渡す
ことによって所定間隔を開けて相対向して配置して、こ
れら2組の型枠A,B間にコンクリート4を打設してコ
ンクリート壁41を形成する工法において、前記型枠材
11,12の継ぎ目2に可撓性の目詰め帯3を介在し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】この発明は、コンクリートを
流し込んだ後で上下方向に継ぎ上げされた型枠材の継ぎ
目から流出しないようにするための型枠の継ぎ目からの
コンクリート漏れ防止工法に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎や擁壁等のコンクリート構造物は、
例えば、図15乃至図17に示すように、相対向する2
組の型枠A、Bの上下方向に継ぎ上げされた型枠材(メ
タルフォーム)11、12の継ぎ目2の相互間にセパレ
ータ5を掛け渡した状態で、これら2組の型枠A、B間
にコンクリート4を打設して、養生、脱枠することによ
って構築されている。
【0003】ここで使用するセパレータ5は、それぞれ
の掛け止め部51の垂下片51b、直立片51c、くさ
び52bが継ぎ目2周辺に掛止めされ、これによって2
組の型枠A、B間が一定の間隔を開けて保持されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術によると、図17に示すように、型枠材
11、12の継ぎ目2にセパレータ5の掛け止め部51
の水平板部51aが介在するので、その板厚分のみその
継ぎ目2に間隙が生じることになって、2組みの型枠
A、B間にコンクリート4を打設した際に、その間隙か
らコンクリート4の一部分42が流出するという事態を
招くことになる。この場合、図18に示すように、養
生、脱枠後のコンクリート壁41の表面41aに、コン
クリート4の一部分42が突出して塊43となって横線
上に表出することになり、見栄えの悪さから塊43を除
去する必要が生じて、コンクリート壁41の表面41a
の仕上げ作業の能率が悪くなるという問題点が生じてい
る。
【0005】この発明は、前記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、上下方向に継ぎ上げされた型枠材の
継ぎ目を塞ぐことによってコンクリートの一部の流出を
防いで、養生、脱枠後のコンクリート構造物のコンクリ
ート壁にコンクリートの塊が表出しないようにして、そ
の表面の仕上げ作業を容易にして作業能率の向上を図る
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、請求項1の発明では、少なくとも上下方
向に型枠材を並べて構成した2組の型枠を、相対向する
前記型枠材の継ぎ目にセパレータを掛け渡すことによっ
て所定間隔を開けて相対向して配置して、これら2組の
型枠間にコンクリートを打設してコンクリート壁を形成
する工法において、前記型枠材の継ぎ目に可撓性の目詰
め帯を介在したことに特徴をもたせた。
【0007】この場合、2組の型枠間にコンクリートを
打設しても、型枠材の継ぎ目が目詰め帯によって目詰め
されて塞がっているので、養生段階でのコンクリートの
一部分が継ぎ目の間隙から流出しなくなる。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、相対向する下側の型枠材の上端面に、目詰め帯を
固着してその上にセパレータを掛け渡してから上側の型
枠材を並べることに特徴をもたせた。
【0009】この場合、下側の型枠材の上端面に固着し
た可撓性の目詰め帯の上面にセパレータが沈み込んで上
側の型枠材との継ぎ目が目詰めされて塞がれ、養生段階
でのコンクリートの一部分が継ぎ目の間隙から流出しな
くなる。
【0010】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、目詰め帯の内側縁部を、型枠材の内面より
突出するようにしたことに特徴をもたせた。
【0011】この場合、基礎、擁壁等のコンクリート構
造物のコンクリート壁の表面に、目詰め帯の内側縁部の
突出による横溝が形成されて目地が表出することにな
る。
【0012】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、目詰め帯の内側縁部の形状を曲形としたことに特
徴をもたせた。
【0013】この場合、基礎、擁壁等のコンクリート構
造物のコンクリート壁の表面に、目詰め帯の内側縁部の
突出による横溝が形成されて目地が表出すると共に、そ
の表出する目地の奥面が曲形となる。
【0014】請求項5の発明では、請求項3の発明にお
いて、目詰め帯の内側縁部の形状を多角形としたことに
特徴をもたせた。
【0015】この場合、基礎、擁壁等のコンクリート構
造物のコンクリート壁の表面に、目詰め帯の内側縁部の
突出による横溝が形成されて目地が表出すると共に、そ
の表出する目地の奥面が多角形となる。
【0016】請求項6の発明では、請求項3の発明にお
いて、目詰め帯の内側縁部の形状を不定形としたことに
特徴をもたせた。
【0017】この場合、基礎、擁壁等のコンクリート構
造物のコンクリート壁の表面に、目詰め帯の内側縁部の
突出による横溝が形成されて目地が表出すると共に、そ
の表出する目地の奥面が不定形となる。
【0018】請求項7の発明では、請求項1乃至6のい
ずれかの発明において、目詰め帯を発泡合成樹脂で成形
したことに特徴をもたせた。
【0019】この場合、目詰め帯に、撥水性をもたせて
水分を吸収しないものとすると共に、帯面に高い柔軟性
をもたせることが容易となる。その結果、型枠材の継ぎ
目が確実に塞がれ、それと共に、2組の型枠間に打設し
たコンクリートの水分を吸収することもなく、型枠材の
継ぎ目から水分が滲み流れることもない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて、図面に基づいて説明する。
【0021】この発明の実施の第1形態は、例えば、図
1、図2に示すように、所定間隔を開けて相対向する2
組の型枠A、Bの上下方向に並べた型枠材11、12の
継ぎ目2に可撓性の目詰め帯3を介在して、これら2組
の型枠A、B1間にコンクリート4を打設する工法であ
る。具体的には、断面コ字形の下側の型枠材11の上端
面11aに同形状の上側の型枠材12の下端面12aを
並べた2組の型枠A、Bにおいては、これら型枠材1
1、12の継ぎ目2に各種のセパレータ5の掛け止め部
51、52が介在する場合に、以下のような方法によっ
て継ぎ目2が目詰めされる。
【0022】例えば、図3、図4に示すように、下側の
型枠材11の上端面11aに可撓性の目詰め帯3を接着
剤等で固着して、その上からセパレータ5の掛け止め部
51、52を載せて掛け止めする。この場合、一方の型
枠Aに掛けられる掛け止め部51については、図1乃至
図3に示すように、その水平板部51aを目詰め帯3に
載せて両垂下片51bを下側の型枠材11の上端側方に
当接する。そして、上側の型枠材12は、その下端面1
2aを掛け止め部51の水平板部51aの上面に載せ
て、目詰め帯3を介して下側の型枠材11の上端面11
aに継ぎ上げて、掛け止め部51の水平板部51aから
立ち上がる両直立片51cを上側の型枠材12の下端側
方に当接する。
【0023】他方の型枠Bに掛けられる掛け止め部52
については、図1、図2、図4に示すように、水平長板
部52aを目詰め帯3に載せる。そして、上側の型枠材
12は、その下端面12aを水平長板部52aの上面に
載せて目詰め帯3を介して下側の型枠材11の上端面1
1aに継ぎ上げして、くさび52bを水平長板部52a
の長孔52cに挿入して縁部を下側の型枠材11の上端
側方及び上側の型枠材12の下端側方に当接する。
【0024】ここで用いられる可撓性の目詰め帯3は、
発泡合成樹脂で成形して厚み方向に圧縮するように柔軟
性をもたせた帯体であって、特に撥水性を高めたもので
は水分を吸収しないので適合するが、その材質は帯面を
押圧して部分的に撓むように弾性変形するものであれば
限定されない。
【0025】このような取付けによると、図5に示すよ
うに、上側の型枠材12の荷重と上下締め付けによっ
て、一方の掛け止め部51の水平板部51aが目詰め帯
3の帯面に沈み込んで、全体的に水平板部51aの表面
と目詰め帯3の帯面が面一になると共に、型枠材11、
12の継ぎ目2の間隙が目詰めされることになる。
【0026】同様にして、図6に示すように、他方の掛
け止め部52の水平長板部52aが目詰め帯3の帯面に
沈み込んで、全体的に水平長板部52aの表面と目詰め
帯3の帯面が面一になると共に、型枠材11、12の継
ぎ目2の間隙が目詰めされることになる。
【0027】このようにして型枠材11、12の継ぎ目
2を目詰め帯3で目詰めした後は、通常のように2組の
型枠A、B間にコンクリート4を打設するが、型枠材1
1、12の継ぎ目2が目詰め帯3で目詰めされて塞がれ
るので、養生段階でのコンクリート4の一部分の流出が
防止されることになる。また、目詰め帯3に高い撥水性
をもたせた場合には、コンクリート4の水分を吸収する
こともなく、この目詰め帯3を通じて水分が外部に滲み
流れることもない。その結果、養生、脱枠後に構築され
た基礎、擁壁等のコンクリート構造物のコンクリート壁
41の表面41aには、コンクリート4の一部分が横線
上に塊となって表出することがないので、塊の除去作業
を強いられることがなく、コンクリート壁41の表面4
1aの仕上げ作業の能率が向上することになる。
【0028】以上、型枠A、Bの継ぎ目2からのコンク
リート4漏れ防止工法について説明したが、次に、この
第1形態の他の例を説明する。型枠材11、12の継ぎ
目2に対する目詰め帯3の目詰め方としては、例えば、
図7、図8に示すように、まず、それぞれの下側の型枠
材11の上端面11aに直接的にセパレータ5の掛け止
め部51の水平板部51a、又は、水平長板部52aを
載せて同様に掛け止めして、その上から目詰め帯3、上
側の型枠材12の順に載せて継ぎ上げしてもよい。この
場合、予め上側の型枠材12の下端面12aに目詰め帯
3を固着して作業の迅速化を図るようにしてもよい。こ
の方法においても、前述した内容と同様な作用効果が得
られる。
【0029】その他には、図9、図10に示すように、
まず、それぞれの下側の型枠材11の上端面に直接的に
セパレータ5の掛け止め部51の水平板部51a、水平
長板部52bを載せて同様に掛け止めする。そして、表
出する下側の型枠材11の上端面11aにのみ目詰め帯
3を断片的に固着して、その上から上側の型枠材12を
載せて継ぎ上げしてもよい。この場合、目詰め帯3の圧
縮を見込んで、圧縮時の帯厚と掛け止め部51の水平板
部51a、水平長板部52aの板厚が均一になるよう
に、予め目詰め帯3の帯厚をこれら水平板部51a、水
平長板部52aの板厚よりも厚くすることが好ましい。
これによって型枠材11、12の継ぎ目2を最適に目詰
めすることが可能となる。この方法においても、前述し
た内容と同様な作用効果が得られる。
【0030】続いて、第2形態について説明する。これ
は前述した第1形態、及び他の例に準じてなされるが、
例えば、図11に示すように、目詰め帯3の内側縁部3
aの納め具合に違いがあって特徴をもたせている。具体
的には、目詰め帯3を型枠材11、12の継ぎ目2に介
在して目詰めしたときに、その内側縁部3aを型枠材1
1、12の内面より突出するようにする。この場合、特
にその突出長さは限定されないが、養生、脱枠後のコン
クリート壁41の表面41aに、目詰め帯3の内側縁部
3aの突出長さに相当する横溝が形成されて目地41b
が表出されることになる。
【0031】その結果、コンクリート壁41が乾燥収縮
するに伴うひび割れを、この目地41bに集中的に起こ
させることが可能となって、その表面41aの仕上がり
が良好となる。特に、コンクリート壁41の表面41a
に表情をもたせている場合には、目地41bを形成して
ひび割れを集中的に誘発しないと、外観の目立ち易さか
らそれ以外のところで起きたひび割れを補修できないの
で、目地41bを形成することによってひび割れを誘発
することで目立つ度合いを抑えることができる。例え
ば、図示しないが、一方の型枠A又はBの型枠材11、
12の内面に凹凸模様を付したコンクリート型枠用模様
板を張りつけて、その凹凸模様をコンクリート壁41の
表面41aに転写するような工夫を施した場合、形成し
た目地41bに集中的にひび割れを起こすようにするこ
とで、そのひび割れの目立つ度合いを低く抑えることが
できる。
【0032】また、このような目地41bは、目詰め帯
3の内側端縁3aが垂直面であるので、その奥面も垂直
面となっているが、例えば、図12乃至図14に示すよ
うに、内側端縁3aの形状を変形することによって自由
に変えることが可能となる。例えば、図12に示すよう
に、その内側端縁3aの形状を曲面とすることによっ
て、目地41bの奥面を曲面にすることができる。
【0033】そして、図13に示すように、内側端縁3
aの形状を鈍角又は鋭角に尖らせることによって、目地
41bの奥面を鈍角又は鋭角に尖らせることができる。
【0034】また、図14に示すように、内側端縁3a
の形状を多角面にすることによって、目地41bの奥面
を多角面にすることができる。
【0035】その他に、図示しないが、内側端縁3aの
形状を不定形にすることによって、目地41bの奥面を
不定形にすることができる。
【0036】これら目詰め帯3の内側端縁3aの諸形状
は、コンクリート壁41の表面41aに形成する目地4
1bの奥面の形状を変えるものであって、必要に応じて
好みの形状とすることが可能となって目地41b自体の
種類を適宜選択することができる。
【0037】
【発明の効果】
【0038】以上のような内容から、請求項1の発明で
は、少なくとも上下方向に型枠材を並べて構成した2組
の型枠を、相対向する前記型枠材の継ぎ目にセパレータ
を掛け渡すことによって所定間隔を開けて相対向して配
置して、これら2組の型枠間にコンクリートを打設して
コンクリート壁を形成する工法において、前記型枠材の
継ぎ目に可撓性の目詰め帯を介在したことに特徴をもた
せたので、この場合、2組の型枠間にコンクリートを打
設しても、それぞれの継ぎ目が目詰め帯によって目詰め
されて塞がっているので、コンクリートの一部分が継ぎ
目の間隙から流出しなくなる。その結果、養生、脱枠後
の基礎、擁壁等のコンクリート構造物のコンクリート壁
の表面には突出する塊が形成されることがなくて、面倒
な塊の除去作業を強いられることがない。そのため、コ
ンクリート壁の表面の仕上げ作業の能率が向上する。
【0039】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、相対向する下側の型枠材の上端面に、目詰め帯を
固着してその上にセパレータを掛け渡してから上側の型
枠材を並べることに特徴をもたせたので、この場合、下
側の型枠材の上端面に固着された目詰め帯の帯面にセパ
レータが沈み込んで上側の型枠との継ぎ目が目詰めされ
て塞がれ、養生段階でのコンクリートの一部分が継ぎ目
の間隙から流出しなくなる。この場合も、基礎、擁壁等
のコンクリート構造物のコンクリート壁の表面には突出
する塊が形成されることがなくて、面倒な塊の除去作業
を強いられることがなく、立ち上がり表面の仕上げ作業
の能率が向上する。
【0040】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、目詰め帯の内側縁部を、型枠材の内面より
突出するようにしたことに特徴をもたせたので、前記請
求項1又は2の発明の効果に加えて、基礎、擁壁等のコ
ンクリート構造物のコンクリート壁の表面に横溝が形成
されて目地を表出することができる。その結果、この目
地にコンクリート壁が乾燥収縮するに伴うひび割れを集
中的に生じるように工夫を凝らすことが可能となって、
そのひび割れの目立つ度合いを低く抑えることができて
外観の見栄えが良好となる。
【0041】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、目詰め帯の内側縁部の形状を曲形としたことに特
徴をもたせたので、請求項3の発明の効果に加えて、基
礎、擁壁等のコンクリート構造物のコンクリート壁の表
面に表出する目地の奥面を曲形とすることが可能となっ
て、目地の形態を変えることができる。
【0042】請求項5の発明では、請求項3の発明にお
いて、目詰め帯の内側縁部の形状を多角形としたことに
特徴をもたせたので、請求項3の発明の効果に加えて、
基礎、擁壁等のコンクリート構造物のコンクリート壁の
表面に表出する目地の奥面を多角形とすることが可能と
なって、目地の形態を変えることができる。
【0043】請求項6の発明では、請求項3の発明にお
いて、目詰め帯の内側縁部の形状を不定形としたことに
特徴をもたせたので、請求項3の発明の効果に加えて、
基礎、擁壁等のコンクリート構造物のコンクリート壁の
表面に表出する目地の奥面を不定形とすることが可能と
なって、目地の形態を変えることができる。
【0044】請求項7の発明では、請求項1乃至6のい
ずれかの発明において、目詰め帯を発泡合成樹脂で成形
したことに特徴をもたせたので、請求項1乃至6のいず
れかの発明の効果に加えて、目詰め帯に、撥水性をもた
せて水分を吸収しないものとすると共に、帯面に高い柔
軟性をもたせることが容易となる。その結果、型枠材の
継ぎ目が確実に塞がれ、それと共に、2組の型枠間に打
設したコンクリートの水分を吸収することもなく、型枠
材の継ぎ目から水分が滲み流れることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1形態を断面で示す説明図。
【図2】この発明の第1形態を正面で示す説明図。
【図3】この発明の第1形態の要部を斜視で示す説明
図。
【図4】この発明の第1形態の要部を斜視で示す説明
図。
【図5】この発明の第1形態の作用状態を示す断面図。
【図6】この発明の第1形態の作用状態を示す断面図。
【図7】他の例の作用状態を示す断面図。
【図8】他の例の作用状態を示す断面図。
【図9】他の例の作用状態を示す断面図。
【図10】他の例の作用状態を示す断面図。
【図11】この発明の第2形態の要部を示す断面図。
【図12】この発明の第2形態の要部の他の例を示す断
面図。
【図13】この発明の第2形態の要部の他の例を示す断
面図。
【図14】この発明の第2形態の要部の他の例を示す断
面図。
【図15】従来例の説明図。
【図16】従来例の説明図。
【図17】従来例の作用状態を示す説明図。
【図18】コンクリート構造物のコンクリート壁に塊が
形成された状態を示す断面図。
【符号の説明】
11、12 型枠材 2 継ぎ目 3 目詰め帯 3a 内側縁部 4 コンクリート 41 コンクリート壁 5 セパレータ A、B 2組の型枠

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下方向に型枠材を並べて構
    成した2組の型枠を、相対向する前記型枠材の継ぎ目に
    セパレータを掛け渡すことによって所定間隔を開けて相
    対向して配置して、これら2組の型枠間にコンクリート
    を打設してコンクリート壁を形成する工法において、 前記型枠材の継ぎ目に可撓性の目詰め帯を介在したこと
    を特徴とする型枠の継ぎ目からのコンクリート漏れ防止
    工法。
  2. 【請求項2】 相対向する下側の型枠材の上端面に、目
    詰め帯を固着してその上にセパレータを掛け渡してから
    上側の型枠材を並べることを特徴とする請求項1に記載
    の型枠の継ぎ目からのコンクリート漏れ防止工法。
  3. 【請求項3】 目詰め帯の内側縁部を型枠材の内面より
    突出するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の型枠の継ぎ目からのコンクリート漏れ防止工法。
  4. 【請求項4】 目詰め帯の内側縁部の形状を曲形とした
    ことを特徴とする請求項3に記載の型枠の継ぎ目からの
    コンクリート漏れ防止工法。
  5. 【請求項5】 目詰め帯の内側縁部の形状を多角形とし
    たことを特徴とする請求項3に記載の型枠の継ぎ目から
    のコンクリート漏れ防止工法。
  6. 【請求項6】 目詰め帯の内側縁部の形状を不定形とし
    たことを特徴とする請求項3に記載の型枠の継ぎ目から
    のコンクリート漏れ防止工法。
  7. 【請求項7】 目詰め帯を発泡合成樹脂で成形したこと
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の型枠の
    継ぎ目からのコンクリート漏れ防止工法。
JP12637898A 1998-05-08 1998-05-08 型枠の継ぎ目からのコンクリート漏れ防止工法 Pending JPH11324321A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100677897B1 (ko) 2006-05-30 2007-02-06 주식회사 엘에스폼웍 거푸집의 콘크리트 누수방지장치
CN102767281A (zh) * 2012-07-18 2012-11-07 山东电力建设第二工程公司 混凝土防火墙施工方法及装置
CN114135095A (zh) * 2021-11-24 2022-03-04 巩义市董氏模板有限公司 具有插接结构的不漏浆钢模板

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