JPH1132417A - 電気配線システム - Google Patents

電気配線システム

Info

Publication number
JPH1132417A
JPH1132417A JP9185576A JP18557697A JPH1132417A JP H1132417 A JPH1132417 A JP H1132417A JP 9185576 A JP9185576 A JP 9185576A JP 18557697 A JP18557697 A JP 18557697A JP H1132417 A JPH1132417 A JP H1132417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
unit
wall
partition wall
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9185576A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineo Saitou
美根男 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP9185576A priority Critical patent/JPH1132417A/ja
Publication of JPH1132417A publication Critical patent/JPH1132417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内電気配線工事を合理化し、間仕切壁の位
置変更やパネル工法にも対応し得る有効な配線システム
とする。 【解決手段】 二重天井C内に横引き配線した天井内配
線ユニット3Aと、間仕切壁W内に立ち下がり配線した
壁内配線ユニット3Bを、二重天井と間仕切壁との接合
部付近においてコネクタ7a,7bにより互いに接続す
る。天井内配線ユニットと壁内配線ユニットの間に延長
配線ユニットを接続して用いる。間仕切壁用のパネルユ
ニットの内部に壁内配線ユニットを予め組み込み、その
コネクタを上方へ引き出し可能に収納しておく。パネル
ユニットの内部に配線器具を取り出し可能に収納してお
き、それに壁内配線ユニットを接続しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に集合住宅の住
戸内配線システムとして適用して好適な電気配線システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、集合住宅における住戸内
の電気配線、すなわち電灯やスイッチ、コンセント等に
接続される電力配線、あるいは電話、インターホン、テ
レビ共聴機器等に接続される通信配線は、その殆どが二
重天井内や間仕切壁内に敷設されることが通常である。
【0003】そのような室内の電気配線工事は内装工事
や仕上工事の進捗に対応して現場作業により行われるこ
とが従来一般的であったが、近年、室内電気配線工事の
合理化、工業化を図るべく、たとえば図9および図10
に示すような配線システムも採用されるようになってき
ている。
【0004】その配線システムは、住戸プランや配線器
具の設置位置に対応して予め工場製作したユニットケー
ブル1を用いるものである。図示例のユニットケーブル
1は電力配線用のものであって、主配線2に対して複数
の分岐配線3を予めモールドジョイント4を介して接続
した構成のものである。この配線システムでは、ユニッ
トケーブル1を二重天井C内に敷設して主配線2を分電
盤5に接続し、各分岐配線3を二重天井Cや間仕切壁W
に設置される所定の配線器具6(たとえば電灯器具やス
イッチ、コンセント等)に対してそれぞれ接続するよう
にしたものである。同様の配線システムは電力配線のみ
ならず、電話やインターホン配線、テレビ共聴配線にも
適用することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなユニット
ケーブル1を用いる配線システムは従来一般の配線工事
の場合に比較して現場作業を軽減できるものではある
が、その施工に当たっては内装工事や仕上工事の制約を
受けるものであり、必ずしも充分に有効であるとは言え
ないものである。
【0006】すなわち、上記のユニットケーブル1を用
いる配線工事の手順を図11を参照してより詳細に説明
すると、まず(a)に示すように二重天井Cの施工に先
立ってユニットケーブル1を上階のスラブに取付けてお
くが、その際、間仕切壁W内を立ち下げるべき分岐配線
3は立ち下げ予定位置の付近に束ねて養生しておく。そ
して、二重天井Cの工事が完了して間仕切壁Wを施工す
る段階で、(b)に示すように束ねておいた分岐配線3
を間仕切壁W内を立ち下げる。さらに間仕切壁Wの仕上
工事が完了した後にその間仕切壁Wに配線器具6(たと
えばコンセント)を取付け、分岐配線3の先端部を端末
加工して接続する。以上の施工手順は実質的に従来一般
の配線工事の場合と変るものではなく、この点で上記配
線システムは従来に比較してさほどの施工性改善を望め
ないものである。
【0007】また、近年の集合住宅には、住戸内の間仕
切壁Wの位置を比較的自由に変更することが可能ないわ
ゆるフリープラン対応型であることが望まれるようにな
ってきているが、上記のようなユニットケーブル1を用
いる配線システムは間仕切壁Wの位置を変更することに
ついては特に考慮されておらず、そのようなことに自由
に対応し得るものではない。
【0008】さらに、集合住宅を施工するに際して内装
工事の工業化を図るべく、予め工場製作したパネルユニ
ットを用いてそれを現場において組み立てるのみで間仕
切壁Wを完成させるというユニット工法も検討されつつ
あるが、このような工法にも上記のユニットケーブル1
による配線システムは対応し得るものではない。
【0009】上記事情に鑑み、本発明は、室内電気配線
工事のより一層の合理化を実現し、かつ間仕切壁の位置
変更やパネル工法にも対応し得る有効な配線システムを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電気配線システ
ムは、二重天井内に敷設される天井内配線ユニットと、
間仕切壁内に敷設される壁内配線ユニットとを用いるこ
ととして、それら天井内配線ユニットと壁内配線ユニッ
トの双方にそれらを互いに着脱可能に接続するコネクタ
を備えておき、二重天井内に横引き配線した天井内配線
ユニットと、間仕切壁内に立ち下がり配線した壁内配線
ユニットを、二重天井と間仕切壁との接合部付近におい
て前記コネクタにより互いに接続するようにしたもので
ある。
【0011】また、天井内配線ユニットと壁内配線ユニ
ットの間に接続される延長配線ユニットを用いることと
して、その延長配線ユニットに天井内配線ユニットおよ
び壁内配線ユニットの双方に対して着脱可能に接続する
ためのコネクタを備えておき、天井内配線ユニットに接
続して二重天井内に横引き配線した延長配線ユニット
と、間仕切壁内に立ち下がり配線した壁内配線ユニット
を、二重天井と間仕切壁との連結部付近においてコネク
タにより互いに接続するようにしても良い。
【0012】さらに、予め工場製作したパネルユニット
を用いて間仕切壁を組み立てることとして、そのパネル
ユニットの内部に壁内配線ユニットを予め組み込んでお
くことが考えられる。その場合には、パネルユニットの
内部に組み込んだ壁内配線ユニットのコネクタを、パネ
ルユニットを建て込んだ状態でその上方の二重天井内へ
引き出し可能なようにそのパネルユニット内の上部に収
納しておくことが好適である。また、間仕切壁に設置す
るべき配線器具をパネルユニットに組込んでおいてその
配線器具に壁内配線ユニットを予め接続しておくことが
好適であり、さらに、その配線器具をパネルユニットを
建て込んだ状態で外部に取り出し可能な状態でパネルユ
ニットの内部に収納しておくことが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、集合住宅の住戸
内における電灯・コンセント系統の配線に適用した場合
の実施形態を説明する。
【0014】図1〜図4は第1実施形態を示すものであ
る。本第1実施形態の配線システムは、住戸プランに対
応して予め工場製作された上記のユニットケーブル1を
用いる配線システムを基本としつつ、そのユニットケー
ブル1における従来の分岐配線3を図1に示すように天
井内配線ユニット3Aと壁内配線ユニット3Bに分割
し、それらのユニット3A,3Bを間仕切壁Wの直上の
二重天井C内においてコネクタ7a,7bにより電気的
かつ機械的に接続する構成としたものである。また、必
要に応じて天井内配線ユニット3Aを延長するための延
長配線ユニット3Cを壁内配線ユニット3Bとの間に単
数あるいは複数接続して用いるようにしたものである。
【0015】それらの各ユニット3A,3B,3Cは上
記従来のユニットケーブル1と同様に所定の規格に基づ
いて予め工場製作されたものである。図2(a)に示す
天井内配線ユニット3Aは、モールドジョイント4から
間仕切壁Wのほぼ直上の位置に達する長さのケーブルの
先端にコネクタ(メス)7aを予め取付けたものであ
る。図2(b)に示す壁内配線ユニット3Bは、間仕切
壁Wの直上の二重天井C内からその間仕切壁Wに設置さ
れる配線器具6に致る長さのケーブルの基端に、上記天
井内配線ユニット3Aのコネクタ7aに接続されるコネ
クタ(オス)7bを予め取付け、かつ、上記配線器具6
に接続される先端部に対して予め端末加工を施したもの
である。また、図2(c)に示す延長配線ユニット3C
は、所定長のケーブルの両端に、天井内配線ユニット3
Aに接続するためのコネクタ(オス)7bと、壁内配線
ユニット3Bに接続するためのコネクタ(メス)7aを
予め取付けたものである。この延長配線ユニット3C
は、図3に示すように天井内配線ケーブル3Aの長さが
不足した場合、あるいは図4に示すように間仕切壁Wの
位置が変更された場合に適宜使用されるものである。
【0016】上記の各ユニット3A,3B,3Cにおけ
るケーブルおよびコネクタ7a,7bとしては、住戸内
の電灯・コンセント系統の配線材料として通常使用され
る汎用のもの、たとえばケーブルとしてはVVF2.0
mmまたは1.6mm×2心または3心のもの、コネク
タ7a,7bとしては定格250V、20Aまたは15
Aの2極もしくは3極のもの(不用意に外れないように
ツイストロック式のものが好適である)を用いれば良
い。
【0017】上記システムによる施工手順としては、従
来と同様に二重天井Cの施工前にユニットケーブル1を
上階のスラブに取付けておくが、その際には天井内配線
ユニット3Aの先端部のコネクタ7aを施工予定の間仕
切壁Wのほぼ直上に配置しておく。そして、その間仕切
壁Wを施工する段階で壁内配線ユニット3Bを間仕切壁
W内に組み込み、その壁内配線ユニット3Bのコネクタ
7bを天井内配線ユニット3Aのコネクタ7aに対して
接続するとともに、予め端末加工されている先端部を間
仕切壁Wに設置される配線器具6(たとえばスイッチや
コンセントあるいは壁付きの照明器具等)に接続すれば
良い。
【0018】上記システムによれば、従来のユニットケ
ーブル1における分岐配線3を天井内配線ユニット3A
と壁内配線ユニット3Bに分割してそれらをコネクタ7
a,7bにより接続するようにしたことにより、天井内
配線は天井工事に際して行うとともに、壁内配線は間仕
切壁工事に際して行なえば良く、したがって従来のよう
に天井内から壁内へと連続する一連の配線を一時的に束
ねて養生しておく必要がなくなる。勿論、双方のユニッ
ト3A,3Bはコネクタ7a,7bによりワンタッチで
容易に接続できるから、その接続作業のために施工性が
損われるようなことはない。
【0019】また、延長配線ユニット3Cを用いて天井
内配線ユニット3Aを自由に延長することにより、様々
な住戸プランにも対応できることはもとより、間仕切壁
Wの位置変更にも容易に対応できる。すなわち、間仕切
壁Wの変更を行うに際しては、図4に示すように、まず
既存の間仕切壁Wに組み込まれている壁内配線ユニット
3Bと天井内配線ユニット3Aとのコネクタ接続を外
し、既存の間仕切壁Wを壁内配線ユニット3Bを組み込
んだままで移設するか、あるいは既存の間仕切壁Wから
壁内配線ユニット3Bを取り出してそれを新設の間仕切
壁Wに新たに組み込むか、もしくは新設の間仕切壁Wに
新たな壁内配線ユニット3Bを組み込んだうえで、既存
の天井内配線ユニット3Aをそのまま使用してそれに延
長配線ユニット3Cを接続し、その延長配線ユニット3
Cと移設あるいは新設した壁内配線ユニット3Bとを接
続すれば良い。
【0020】次に図5〜図8を参照して本発明の第2実
施形態を説明する。本第2実施形態は、予め工場製作さ
れたパネルユニットPを用いて間仕切壁Wを組み立てる
ようし、そのパネルユニットPを製作する際にその内部
に壁内配線ユニット3Bおよび配線器具6を予め組み込
んでおくようにしたものである。
【0021】図5はパネルユニットPの一例を示すもの
である。このパネルユニットPは両側部に位置している
方立8を挟んでその両面側に面板9が取付けられた中空
のもので、その内部に壁内配線ユニット3Bが方立8に
沿って組み込まれてサドル10により固定されている。
壁内配線ユニット3Bの上部に取付けられているコネク
タ7bは、図6(a),(b)に示すように余長をもっ
て板バネ11により係止されてパネルユニットPの内部
に収納されており、そのコネクタ7bはパネルユニット
Pが建て込まれた後に(c)に示すようにその上方へ、
つまり二重天井C内へ容易に引き出すことができるよう
になっている。
【0022】また、パネルユニットPを工場製作するに
際しては、そのパネルユニットPにより形成される間仕
切壁Wに設置するべき各種の配線器具6(図示例のもの
はコンセントおよびスイッチ)をその内部に収納してL
型金具12により仮止めしておくとともに、その配線器
具6に壁内配線ユニット3Bの先端部を予め接続してお
くようにしている。上記の配線器具6は図7に示す状態
でパネルユニットP内に収納されており、パネルユニッ
トPが建て込まれて壁クロス貼り等の仕上工事が完了し
た後に、図8に示すようにして最終的に定位置に設置さ
れるようになっている。
【0023】すなわち、図7(b),(c)に示すよう
に、上記のL型金具12は基板12aと2枚の板バネ1
2bからなり、基板12aがパネルユニットPの方立8
に対して螺子止めされることにより、L型金具12は基
板12aに形成されている長穴12cの範囲内で上下方
向に変位可能な状態で取付けられている。一方、上記の
配線器具6はコンセントやスイッチを取付枠6aに保持
している汎用のものであり、その取付枠6aが上記L型
金具12の2枚の板バネ12bに対して螺子により仮止
めされている。そして、そのように仮止めされている配
線器具6の前方には(a)に示すように開口部13がや
や側方にずれた位置(この開口部13の位置が最終的に
配線器具6を設置するべき位置となる)に形成されてい
るとともに、その開口部13は閉塞板14により塞がれ
たものとなっている。閉塞板14は開口部13の内側に
配置されてその閉塞板13の表面と面板9の表面は面一
となっており、その状態で両面テープ15により接着さ
れている。
【0024】以上の状態で配線器具6を収納しているパ
ネルユニットPを建て込んだ後には、開口部13と閉塞
板14との間の隙間にカッタを差込んで両面テープ15
を切断し、閉塞板14を取り外す。そして、図8(a)
に示すように螺子を緩めて配線器具6をずらして開口部
13の直後方位置とし、かつ、(b)に示すようにL型
金具12を上下方向に変位させつつ、(c)に示すよう
に螺子をさらに緩めて取付枠6aを開口部13をくぐら
せて外部に引き出した後、螺子を締める。これにより板
バネ12bは螺子締めにより外側に引き寄せられて変形
し、その板バネ12bと取付枠6aとで面板9が挟持さ
れて配線器具6が固定される。そして、パネルユニット
Pの表面に対する壁クロス貼り等の仕上工事が完了した
後、(d),(e)に示すように仕上プレート16を装
着して作業が完了する。
【0025】本第2実施形態の配線システムによれば、
パネルユニットPを用いることで間仕切壁Wの施工自体
が工業化されるとともに、間仕切壁Wを建て込んだ後に
コネクタ7bを上方へ引き出して二重天井C内において
天井内配線ユニット3Aに対して接続し、かつ配線器具
6の位置調整と仕上プレート16の取付を行うことのみ
で、間仕切壁W内への配線工事や配線器具6の設置に関
する作業が完了するから、現場での作業を大幅に簡略化
できる。
【0026】また、コネクタ7bおよび配線器具6をパ
ネルユニットPの内部に収納しておき、パネルユニット
Pを建て込んだ後にそれらを外部へ引き出すようにして
いることから、パネルユニットPには突出物がなく、そ
のためパネルユニットPを支障なく積み重ねることがで
きて運搬の際等に有利であるし、建て込む際にコネクタ
7bや配線器具6が損傷を受ける懸念も少ない。また、
壁内配線ユニット3Bや配線器具6の位置が規格化され
てその位置が外部から明確に認識できるから、釘打ち等
による損傷を受ける懸念もない。
【0027】以上で本発明の実施形態を説明したが、本
発明の配線システムは上記各実施形態のような電力配線
(電灯・コンセント系統)に適用するのみならず、電
話、インターホン、テレビ共聴等の通信配線にも同様に
適用できる。電話配線に適用する場合にはケーブルとし
て電話用構内ケーブル0.65×4心または6心または
8心を用い、コネクタとしてモジュラージャックを用い
れば良い。インターホン用配線に適用する場合にはケー
ブルとしてCPEV0.9×6心を用い、コネクタとし
ては6極のものを用いれば良い。ただし、防災用のもの
で耐火性能が要求される場合にあっては、HP0.9×
3心ケーブルを用い、コネクタを金属ボックス内に収納
する必要がある。テレビ共聴用の配線に適用する場合に
はケーブルとして5CーFBを用い、コネクタとしてF
型接栓を用いれば良い。いずれの場合も、間仕切壁に組
み込まれる壁内配線ユニットには、上記第1実施形態の
場合のように間仕切壁に取付けられる各種の配線器具
(電話機、整合器、インターホン、火災報知設備あるい
は防災設備関係の諸機器、等)に直ちに接続し得るよう
に予め端末処理を施しておくか、あるいは上記第2実施
形態の場合と同様に間仕切壁用のパネルユニットに壁内
配線ユニットと上記の配線器具とを予め組み込んでしま
えば良い。
【0028】また、上記各実施形態はいずれもユニット
ケーブル1を採用したシステムを基本としたが、天井内
配線ユニット3Aと壁内配線ユニット3Bとを間仕切壁
Wと二重天井Cとの接合部近傍においてコネクタ7a,
7bにより接続するように構成する限りにおいてその他
の構成は特に限定されるものではなく、ユニットケーブ
ル1を採用することに限られるものでもない。また、コ
ネクタ7a,7bによる接続位置は上記のように二重天
井C内とすることに限らず、二重天井と間仕切壁との接
合部付近であれば良く、場合によっては間仕切壁W内の
上部においてコネクタ接続することでも良い。勿論、本
発明は集合住宅の住戸内配線に適用するのみならず、種
々の用途の建築物全般に広く適用し得ることはいうまで
もない。
【0029】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の電気配
線システムは、二重天井内に敷設される天井内配線ユニ
ットと間仕切壁内に敷設される壁内配線ユニットとを二
重天井と間仕切壁との接合部付近においてコネクタによ
り互いに接続するものであるから、天井内配線を天井工
事に際して行い、壁内配線は間仕切壁工事に際して行な
えば良く、したがって従来のように天井内から壁内へと
連続する一連の配線を一時的に束ねて養生しておく必要
がなく、また双方のユニットをコネクタによりワンタッ
チで容易に接続できるから、施工の合理化、効率向上を
図ることができる。
【0030】また、天井内配線ユニットに延長配線ユニ
ットを適宜コネクタ接続し、その延長配線ユニットと壁
内配線ユニットとをコネクタ接続することにより、様々
な住戸プランにも対応できることはもとより、間仕切壁
Wの位置変更にも容易に対応できる。
【0031】さらに、予め工場製作したパネルユニット
を用いて間仕切壁を組み立てることとして、そのパネル
ユニットの内部に壁内配線ユニットを予め組み込んでお
けば、間仕切壁の施工とそれへの配線作業を大幅に合理
化することができる。その場合、壁内配線ユニットのコ
ネクタをパネルユニット内に引き出し可能に収納してお
いたり、間仕切壁に予め配線器具を組込んでそれに壁内
配線ユニットを接続しておいたり、その配線器具をパネ
ルユニットから取り出し可能としておくことにより、よ
り一層の合理化を実現できるとともに、コネクタや配線
器具がパネルユニットの外部に突出することがなく、し
たがってそれらの損傷を防止でき、かつパネルユニット
を支障なく積み重ねることが可能であるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である電気配線システ
ムの概要を示す住戸内断面図である。
【図2】 同システムにおいて用いる配線ユニットを示
す図である。
【図3】 同システムの他の形態例を示す住戸内断面図
である。
【図4】 同システムのさらに他の形態例を示す住戸内
断面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態である電気配線システ
ムにおいて用いるパネルユニットを示す図である。
【図6】 図5におけるVI部を示す拡大図である。
【図7】 図5におけるVII部を示す拡大図である。
【図8】 同パネルユニットにおける配線器具の最終設
置手順を示す図である。
【図9】 従来の電気配線システムの一例を示す住戸内
断面図である。
【図10】 従来の電気配線システムにおけるユニット
ケーブルの概要を示す図である。
【図11】 従来の電気配線システムの施工手順を示す
図である。
【符号の説明】
C 二重天井 W 間仕切壁 P パネルユニット 3A 天井内配線ユニット 3B 壁内配線ユニット 3C 延長配線ユニット 6 配線器具 7a,7b コネクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅等の室内に、電灯、スイッチ、コン
    セント等の電力器具に接続される電力配線や、電話、イ
    ンターホン、共聴設備等の通信器具に接続される通信配
    線を敷設するためのシステムであって、 二重天井内に敷設される天井内配線ユニットと、間仕切
    壁内に敷設される壁内配線ユニットとを用いることとし
    て、それら天井内配線ユニットと壁内配線ユニットの双
    方にそれらを互いに着脱可能に接続するコネクタを備え
    ておき、二重天井内に横引き配線した前記天井内配線ユ
    ニットと、間仕切壁内に立ち下がり配線した前記壁内配
    線ユニットを、二重天井と間仕切壁との接合部付近にお
    いて前記コネクタにより互いに接続する構成としたこと
    を特徴とする電気配線システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気配線システムであっ
    て、 前記天井内配線ユニットと前記壁内配線ユニットの間に
    接続される延長配線ユニットを用いることとして、該延
    長配線ユニットに前記天井内配線ユニットおよび前記壁
    内配線ユニットの双方に対して着脱可能に接続するため
    のコネクタを備えておき、前記天井内配線ユニットに接
    続して二重天井内に横引き配線した前記延長配線ユニッ
    トと、間仕切壁内に立ち下がり配線した前記壁内配線ユ
    ニットを、二重天井と間仕切壁との連結部付近において
    前記コネクタにより互いに接続する構成としたことを特
    徴とする電気配線システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電気配線システ
    ムであって、 予め工場製作したパネルユニットを用いて前記間仕切壁
    を組み立てることとして、前記パネルユニットの内部に
    前記壁内配線ユニットを予め組み込んでおくことを特徴
    とする電気配線システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電気配線システムであっ
    て、 前記パネルユニットの内部に組み込んだ前記壁内配線ユ
    ニットのコネクタを、該パネルユニットを建て込んだ状
    態でその上方の二重天井内へ引き出し可能なように該パ
    ネルユニット内の上部に収納しておくことを特徴とする
    電気配線システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の電気配線システ
    ムであって、 間仕切壁に設置するべき配線器具を前記パネルユニット
    に組込んでおき、該配線器具に前記壁内配線ユニットを
    予め接続しておくことを特徴とする電気配線システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電気配線システムであっ
    て、 前記パネルユニットに組込む前記配線器具を、前記パネ
    ルユニットを建て込んだ状態で外部に取り出し可能な状
    態で内部に収納しておくことを特徴とする電気配線シス
    テム。
JP9185576A 1997-07-10 1997-07-10 電気配線システム Pending JPH1132417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9185576A JPH1132417A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 電気配線システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9185576A JPH1132417A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 電気配線システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1132417A true JPH1132417A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16173236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9185576A Pending JPH1132417A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 電気配線システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1132417A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102362308B1 (ko) * 2021-10-15 2022-02-14 이신복 전기적 문제를 용이하게 해결할 수 있는 구조를 포함하는 전등시공구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102362308B1 (ko) * 2021-10-15 2022-02-14 이신복 전기적 문제를 용이하게 해결할 수 있는 구조를 포함하는 전등시공구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7342174B2 (en) Adapter for mounting a faceplate of a first style to an electrical outlet cavity of a second style
AU2015252666A1 (en) The electric power connecting kit
US5327114A (en) Service entrance distribution and management system for communication systems
US6395979B1 (en) Door bell junction box
US5774979A (en) Modular cabling system and method for installing same
JPH0287920A (ja) カーペット下の電力用配線システムおよびアダプタ
JPH1132417A (ja) 電気配線システム
JP2573456B2 (ja) 屋内配線システム
JP3227211B2 (ja) 配線装置
JP2000032635A (ja) プレハブ住宅用ユニットケーブルの配線構造
KR200402019Y1 (ko) 배선의 인입 및 노출이 가능한 문틀
KR20000002438U (ko) 다목적 배선 덕트
US20030108305A1 (en) Device for connecting one or more optical fibres to an optical converter
WO2002056438A1 (en) Electrical connection system and box for concrete ceiling
JPH0965551A (ja) 建物内配線構造
JPH0731012A (ja) 屋内電気配線システム
JP3005069B2 (ja) 屋内配線方法
KR200171985Y1 (ko) 통신인출구를 조합한 세대통신함
JPH0347391Y2 (ja)
JP4207563B2 (ja) 壁パネル用配線システム
KR950005664Y1 (ko) 건축물의 무배관 케이블연결장치
JP3326422B2 (ja) 住戸内情報通信線の配線構造
GB2589981A (en) Electrical systems for structures
JPS63265040A (ja) ユニツト住宅におけるホ−ムテレホンシステム及び集中制御装置の施工方法
JP5204081B2 (ja) モジュラーコンセント

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030617