JPH11323923A - 土木工事用杭 - Google Patents
土木工事用杭Info
- Publication number
- JPH11323923A JPH11323923A JP9817399A JP9817399A JPH11323923A JP H11323923 A JPH11323923 A JP H11323923A JP 9817399 A JP9817399 A JP 9817399A JP 9817399 A JP9817399 A JP 9817399A JP H11323923 A JPH11323923 A JP H11323923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- civil engineering
- wedge
- joint
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
における土木工事において使用される杭に関し、土中に
おいて安定し、かつ抜け出ない杭を提供することを目的
とする。 【構成】 先導杭体及び継手杭体から形成され、各々
杭体の側壁には複数の開口部を有し、また各々の杭体内
部に、複数の楔体を有するコアー体が装着され、かつ楔
体の先端が前記開口部端に係止するように装着されて構
成される土木工事用杭。
Description
道路工事、または建築・構築用土台工事などに使用する
土木工事用杭に関するものである。特には、土木工事用
杭において、内部に楔体を有するコアー体を装着してい
る土木工事用杭に関するもので、従前にはなかった土木
工事用杭に関するものであり、これはまた境界標識表示
用杭としても使用することができる土木工事用杭に関す
るものである。
ある。例えば、円筒形で先端が円錐状になっているも
の、三角形状に形成されているもの、また全体形状が三
角形状に形成され、先端が利っているもの、更には、円
筒形状下部に、他の部材、例えば円板体を取り付けたも
のとか、単に柱材下部に横棒を取り付けたものなど様々
である。そしてこれらの土木工事用杭の素材は、ほとん
どがコンクリート材によって形成されるかあるいは鉄材
によるものである。またコンクリート材で形成される土
木工事用杭のみならず、他の材質によって形成される土
木工事用杭にしても、その杭体内部に、楔体を有するコ
アー体を有し、土中深くで、コアー体の楔体が土中へ斜
目にあるいは逆に刺さり、土木工事用杭の抜け出るのを
防ぐ作用をするように構成されている土木工事用杭は、
従前には、見当らないものである。
は、形状でも、また大きさでも様々なものがあった。そ
してその材質は、ほとんどコンクリート材あるいは鉄材
によって形成されていた。もっともポピュラーな土木工
事用杭は、円筒錐形状あるいは円柱形状に形成されるも
のである。このような土木工事用杭を、河川、あるいは
海岸、または道路などの護岸工事に使用する場合には、
その土木工事用杭を斜めにあるいは垂直に打ち込んで使
用するものであった。また建築・構築用の土木工事の場
合でも、これは同様であった。このため、土質が脆い所
や、軟弱地盤の所に土木工事用の杭を打っても、杭自体
が安定しなかったり、揺らいだり、はたまた抜けて来た
りするという欠点があり、地盤の硬い所でも、時間が経
ると、土木工事用杭が揺らいだり、また浮き出たりする
という欠点を有するものであった。また耐震性において
も従前の土木工事用杭では、未だ不安定性を有するもの
であった。土木工事用杭が、このように揺らいだり、安
定しなかったり、また浮き出て来るような状態では、工
事も危険であり、工事完了後もかなりの危険性を有する
こととなり、不都合なものである。この発明は、このよ
うな欠点や、不都合を改善し、土中においてより安定し
た状態を保持できる土木工事用杭を提供しようとするも
のである。
合を解決するためには、一端が円錐あるいは角錐状に形
成され、他端は開口状で接続部と有し、かつ内部が空洞
状に形成され、また側壁には複数の開口部が設けられて
いる杭体内に、先端が鋭角状に形成される複数枚の楔体
を有するコアー体が装着されている先導杭体としての土
木工事用杭(以下、先導杭体という)に、内部空洞状で
両端は開口し、かつ一端側は嵌着部と成り、他端側には
接続部を有し、また側壁には複数の開口部が設けられて
いる杭体内に、先端が鋭角状に形成される複数枚の楔体
と適便の長さの中打体とを有するコアー体が装着されて
成る継手杭体としての土木工事用杭(以下、継手杭体と
いう)を結合した土木工事用杭や、この結合した土木工
事用杭の開口部に、楔体案内ポケット金具を設けた土木
工事用杭、円柱形状あるいは角柱形状にした土木工事用
杭、先導杭体及び継手杭体の接続部に開孔部を設け、か
つ継手杭体の一端側にも開孔部を設けた土木工事用杭、
またコアー体の台座部を円柱状あるいは角柱状にし、か
つその台座部に切欠部を設け、あるいは台座部の角を切
除した形状に構成した土木工事用杭、更には、楔体の両
側壁あるいは片側壁に複数の切欠部を設けた土木工事用
杭を使用することによって、解消されるものである。こ
の発明は、このように従前には見られなかった全く新し
い土木工事用杭を提供しようとするものである。
杭として使用することのできるものであるが、通常は杭
体内に楔体が複数枚取り付けられているコアー体が装着
されている土木工事用杭(先導杭体)と同じく、杭体内
に複数枚の楔体と中打体を有するコアー体が装着されて
いる土木工事用杭(継手杭体)が結合して形成されるも
のであり、その場合、各々の楔体の先端は、杭体側壁に
設けられている開口部杭体内側端に各々係止するように
装着されているものである。そこで、まずこの土木工事
用杭の先端を土中に打ち込む。必要な限度までこの土木
工事用杭を打ち込んだ後、この土木工事用杭の他端開口
部に、適便の材料、例えば丸太材や、円柱材あるいは角
柱材などを当て、その適便の材料を打つことによって、
この土木工事用杭の内部に装着されているコアー体を、
この土木工事用杭の先端方向に打ち込む。そうすること
により、まず最初のコアー体が、先端方向に移動すると
同時に、このコアー体に固定され、かつその先端が杭体
側壁に設けられている開口部杭体内側端に装着されてい
る楔体が、開口部から土中へ移動することとなる。これ
と同時に最初に移動するコアー体に設けられている中打
体が先端部杭体内に設けられているコアー体を押圧する
こととなり、そのため先端部杭体内に設けられているコ
アー体が移動し、その結果、コアー体に設けられている
楔体が順次杭体開口部から土中へ突出して行くこととな
る。そして、この楔体は、コアー体が先端へ近づけば近
づくほど、深く斜めに土中へ刺さることとなる。また、
この土木工事用杭を土中深くに打ち込む場合には、継手
杭体を順次継ぎたして、土中深くに埋設することがで
き、その場合でも、この土木工事用杭を深く土中に刺
し、適便の所で止め、しかる後同様の手順をとることに
より楔体が土中に刺さり、土木工事用杭として土中深く
に係止させることができるものである。この発明は、こ
のような作用をするものである。
明する。図1はこの発明の全体図であり、図2は断面
図、図3は先導杭体内に装着されるコアー体斜視図、図
4は継手杭体に装着されるコアー体斜視図、図5は使用
状態図、図6は楔案内ポケット金具の全体斜視図であ
り、図7は他の実施例を示す全体図、図8は他の実施例
の先導杭体内に装着されるコアー体斜視図、図9は他の
実施例の継手杭体内に装着されるコアー体斜視図であ
る。
本体である。この土木工事用杭本体(1)は、通常先導
杭体(2)と継手杭体(2’)とから構成され、この先
導杭体(2)と継手杭体(2’)は、接着・嵌着など公
知の方法で接合固定されるものである。しかし、この土
木工事用杭本体(1)は、必ずしも、先導杭体(2)と
継手杭体(2’)1本とから構成されるものではなく、
工事の種類によっては、継手杭体(2’)の上に更に継
手杭体(2’)を接合固定して行くこともできるもので
ある。この土木工事用杭本体(1)は、先導杭体(2)
と継手杭体(2’)との形状により、円柱形状や角柱形
状など様々な形状に構成することができるものである。
例えば三角形状・五角形状にも構成できるものである。
この土木工事用杭本体(1)は、主に金属材やコンクリ
ート材によって形成される。しかし土木工事の種類によ
っては、硬質の合成樹脂材を使用して製造することも可
能である。
(2)は次のように構成される。一端側(先端)が円錐
あるいは角錐状に形成されて成り、また他端側(継手杭
体と接続する側)は、開口状に形成され、その開口状縁
部に接続部が一体と形成されている。更に、先導杭体
(2)の内部は、先端側で一定範囲で気密的に閉ざされ
ており、他端側方向に空洞状に形成されているものであ
る。先導杭体(2)の側壁には複数体の開口部が設けら
れている。この側壁に設けられている開口部は適便の箇
所に設けてもよいが、この実施例では、左右対称に規則
的に設けられている。また、接続部には開孔部が設けら
れており、更に、接続部の内壁に螺子溝を設けておくこ
ともできるものである。このように形成される先導杭体
(2)の内側に複数の先端が鋭角状の楔体を有するコア
ー体が装着されて、先導杭体(2)は構成されるもので
ある。
(2’)は、先導杭体(2)と接合固定されて、土木工
事用杭本体(1)を構成するものである。この継手杭体
(2’)は、次のように構成される。内部が空洞状で両
端は開口しており、かつ一端側、即ち先導杭体(2)と
接合する側は、嵌着部と成り、その嵌着部には開孔部が
設けられ、他端側、即ち先導杭体(2)側と反対側には
接続部が開口状縁部に一体に形成されて成り、またその
側壁には開口部が設けられて成り、この開口部は適便の
箇所に設けてもよいが、この実施例では左右対称に規則
的に設けられている。更に、接続部には一端側の嵌着部
と同様に、開孔部が設けられており、また、この接続部
の内壁に螺子溝を設けておくこともできるものである。
このように形成される継手杭体(2’)の内側に、先端
が鋭角状の複数の楔体と、適便の長さの中打体を有する
コアー体が装着されて、継手杭体(2’)が構成される
ものである。
は先導杭体(2)及び継手杭体(2’)の各々に設けら
れている。接続部(3)は先導杭体(2)においては、
先端側と反対端側、即ち継手杭体(2’)と接合固定さ
れる側の開口状縁部外側に、一体に形成されており、ま
た継手杭体(2’)においては、先導杭体(2)と接合
固定される側と反対端側開口状縁部外側に一体に形成さ
れているものである。この接続部(3)には、各々開孔
部が規則的に設けられているものである。この接続部
(3)、例えば、先導杭体(2)の接続部(3)に、継
手杭体(2’)の嵌着部を嵌着し、接合固定することに
よって、先導杭体(2)と継手杭体(2’)とが一本の
土木工事用杭として機能するものである。また、継手杭
体(2’)の接続部(3)に、更に継手杭体(2’)の
嵌着部を嵌着接合固定することにより、より長い土木工
事用杭として使用することができるものである。尚、嵌
着接合を容易にするため、接続部(3)内側に螺子状溝
を設けておくこともできるものである。
(3’)は接続部(3)に規則的に設けられる。またこ
の開孔部(3’)は、継手杭体(2’)の嵌着部側にも
規則的に設けられている。例えば、この実施例でもまた
他の実施例でも、この開孔部(3’)は接続部(3)に
規則的に4ヶ所に設けられている。必ずしも4ヶ所であ
る必要はないものである。接続部(3)に4ヶ所、規則
的に開孔部(3’)が設けられているため、継手杭体
(2’)の嵌着部側にも規則的に4ヶ所、開孔部
(3’)が設けられている。このように開孔部(3’)
が各々設けられることによって、先導杭体(2)と継手
杭体(2’)と嵌着接合固定するのに都合がよいもので
ある。即ち、例えば先導杭体(2)接続部(3)に継手
杭体(2’)の嵌着部を嵌着させ、各々の開孔部
(3’)を一致させることにより、先導杭体(2)と継
手杭体(2’)とがずれなく接合固定されることとなる
ものである。この各々に設けられている開孔部(3’)
は、このように、先導杭体(2)と継手杭体(2’)と
を一直線的に接合固定するために機能するものであるの
みならず、継手杭体(2’)継手杭体(2’)を一直線
的に結合固定させるためにも機能するものである。
は、先導杭体(2)及び継手杭体(2’)の側壁に設け
られているものである。この開口部(4)は適便に設け
てもよいものであるが、コアー体に設けられる楔体との
関係上、規則的に杭体の側壁に設けるのがよい。この実
施例及び他の実施例では、側壁に若干の高低をもって規
則的対称的に合計8ヶ所に、各々設けられている。即
ち、先導杭体(2)の側壁にも、また継手杭体(2’)
の側壁にも若干の高低をもって規則的対称的に、8ヶ所
に開口部(4)が設けられているものである。この開口
部(4)の全てから、内部に装着されているコアー体に
設けられた楔体が突出するものであるが、必ずしも全て
の開口部(4)から突出するようにしなくともよいもの
でもある。この実施例及び他の実施例では、全ての開口
部(4)から楔体が突出するように構成されているもの
である。また、この開口部(4)には他の金具を設ける
こともできるものである。
る。このコアー体(5)(5’)は一部分その構成を異
にするものである。コアー体(5)は先導杭体(2)内
に装着されるものであり、コアー体(5’)は継手杭体
(2’)に装着されるものである。このため、コアー体
(5)にはコアー体(5’)が有する中打体を有しない
ものである。これは、先導杭体(2)内に装着されるコ
アー体(5)が継手杭体(2’)内に装着されるコアー
体(5’)によって、押圧されなければ、先導杭体
(2)内のコアー体(5)が移動せず、そのためコアー
体(5)の楔体が土中へ突出しなくなるためである。こ
のためコアー体(5)とコアー体(5’)とはその構成
を異にするものである。コアー体(5)には適便数の先
端が鋭角状に形成される楔体が設けられている。この実
施例及び他の実施例では前後に2枚づづ、かつ左右に若
干の高低を有して規則的対称的に8枚設けられている。
しかし必ずしもその数は8枚である必要はないものであ
る。規則的対称的に構成されるなら、6枚でも10枚で
も適便の数を使用することが可能である。またコアー体
(5’)には、この楔体の他に中打体がコアー体中心に
適便の長さで垂直に設けられているものである。このよ
うに構成されるコアー体(5)が先導杭体(2)内に装
着され、またコアー体(5’)が継手杭体(5’)内に
装着されるものである。各々装着されたコアー体(5)
(5’)は、簡単には先導杭体(2)内及び継手杭体
(2’)内を落下しない。それは摩擦と楔体の作用によ
ってなされるものである。
先端が鋭角状に形成されているものである。このように
形成することによって、土中への突出が容易であり、よ
り深く土中を刺すこととなるためである。もちろん他の
形状に構成してもよいものである。この楔体(6)は、
この実施例及び他の実施例では、コアー体(5)
(5’)に各々8枚づつとりつけられているものであ
る。しかし、必ずしも8枚である必要はないものであ
る。例えば6枚でも10枚でもよいものである。土木工
事の難度に合わせて、楔体(6)を増やしたり、減らし
たりすることも可能である。楔体(6)はコアー体
(5)(5’)において、垂直方向に長・短に成るよう
に構成されている。これは、先導杭体(2)及び継手杭
体(2’)の側壁に設けられている開口部(4)に適合
させるためである。楔体(6)が容易に開口部(4)か
ら外へでることができるように構成されているものであ
る。この楔体(6)の先端は、開口部(4)内側端に各
々接するようにコアー体(5)(5’)が装着されてい
るものである。開口部(4)にこの楔体(6)を案内す
る金具を設けることもできるので、より容易にこの楔体
(6)を開口部(4)から外へ突出させることもできる
ものである。更に、この楔体(6)の両側壁あるいは片
側壁に、切欠部(10)を設けることもできる。切欠部
(10)を設けることにより、楔体6の根張り強度を強
くすることもできるものである。
は、継手杭体(2’)内に装着されるコアー体(5’)
の中心部に、楔体(6)と同様、垂直的に取付固定され
ているものである。この中打体(7)の一端は、コアー
体(5’)に接着固定されているものであり、他端は下
方向に垂直に下っているものである。その他端の先端
は、円柱形状にも角柱形状にも構成され、また他の形状
にも構成することができるものである。この中打体
(7)は、コアー体(5’)に、同時に形成される楔体
(6)より若干の長さで適便の大きさに構成されるもの
である。この中打体(7)は、例えばコアー体(5’)
を押圧することにより、下方向、即ち土木工事用杭本体
(1)の先端方向へ移動し、継手杭体(2’)内を通過
し、先導杭体(2)のコアー体(5)を押圧するもので
ある。この中打体(7)の押圧によって、先導杭体
(2)内にあるコアー体(5)が先端方向に移動し、コ
アー体(5)に固定されている楔体(6)を、開口部
(4)から外へ突出させるものであると同時に、コアー
体(5’)に設けられている楔体(6)も外へ突出して
いくものである。中打体(7)は、このように作用する
ものである。継手杭体(2’)を連結した場合であって
も同様の作用をするものである。
の楔体案内ポケット金具(8)は、開口端方向に外側面
は傾斜して構成されており、二面のみ開口している状態
で、かつ、前面開口端側には若干の係止部が設けられて
構成されているものである。このように構成される楔体
案内ポケット金具(8)は、先導杭体(2)及び継手杭
体(2’)の各々の側壁に設けられている開口部(4)
に取付固定することができるものである。この楔体案内
ポケット金具(8)は、若干の大小があるものであり、
開口部(4)の高低によって、その取り付けられる大き
さに若干の変化があるものである。即ち、コアー体
(5)(5’)に取付固定されている楔体(6)の長い
先端が、同じ楔体(6)の短い方の先端が内蔵されてい
るこの楔体案内ポケット金具(8)に抵触せず、楔体
(6)の長い方の先端が内蔵される楔体案内ポケット金
具(8)に収納されるように装着されるからである。こ
のように開口部(4)に設けられた楔体案内ポケット金
具(8)は、コアー体(5)(5’)が押されたとき、
楔体(6)を容易に開口部(4)から外、即ち土中へ突
出させることができるものである。この楔体案内ポケッ
ト金具(8)はこのような働きをすると同時に、通常の
場合は、楔体(6)の先端が金具(8)の底面に触れる
ことによって、コアー体(5)(5’)が落下すること
を防止する機能も有するものである。
の切欠部あるいは切断面(9)は、この実施例及び他の
実施例に表示されているものである。切欠部(9)は、
コアー体(5)(5’)が円柱形状に構成された場合
(図3、図4)であり、切断面(9)は、コアー体
(5)(5’)が角柱状(特に方形状)に構成された場
合(図8、図9)に設けられるものである。この切欠部
あるいは切断面(9)をコアー体(5)(5’)に設け
ることにより、コアー体(5)(5’)と先導杭体
(2)及び継手杭体(2’)の内側面に一定の空間部が
生じることとなる。この空間部が生じることにより、土
木工事用杭本体(1)内に、管を投入することが可能で
あり、これによって、この管を通して土木工事用杭本体
(1)内に、例えば、セメント、あるいは水ガラスなど
を注入することが可能となる。こうすることによって、
この土木工事用杭本体(1)をより強固に、土中に固定
することができるものである。この切欠部あるいは切断
面(9)は、このような機能を有させるために、コアー
体(5)(5’)に設けられるものである。
用杭は、次のように使用されるものである。簡便な箇所
に使用するものであれば、先導杭体(2)のみを使用す
ることも可能である。この場合は、先導杭体(2)の先
端方向から土中に刺し込み、必要限度の所で刺し込みを
とめ、しかる後に他の部材によってコアー体(5)を押
圧することにより、コアー体(5)は先端方向に移動す
ると同時に、楔体(6)が外(土中)へ突出し、斜めに
土中へ刺し込まれることとなる。事前に楔体案内ポケッ
ト金具(8)を開口部(4)に取り付けた後に行っても
よい。簡便の場合はこれでもよいが、通常の場合はこれ
のみでは済まない。より深い土中に土木工事用杭を打ち
込む必要がある。例えば、耐震用とか、護岸用とか、大
きな強度を必要とする場合には、先導杭体(2)のみで
は耐用できない。そのためまず予め先導杭体(2)を土
中に打ち込み、しかる後、必要な数の継手杭体(2’)
を接続して行く。必要な深さまでの接続が完了し、かつ
必要な深さまでの打ち込みが完了した後、コアー体
(5’)を他の部材、あるいはこの土木工事用杭のため
に用意された他の部品をもって押圧する。これによっ
て、コアー体(5’)は土木工事用杭の先端方向に移動
し、順次コアー体(5)(5’)を移動させることとな
る。こうすることによって、コアー体(5)(5’)の
楔体(6)は外(土中)へ突出し、根を張った状態とな
るものである。この発明の土木工事用杭は、このように
使用されるものである。
工事用杭を、土中において安定させ、かつ揺れを防ぎ、
また浮き出るのを防止し、土中にしっかりと固定させ、
土中工事の危険性を防ぐことができるものである。ま
た、この発明は、大量生産にも適するので、経済的に安
価に供給することができるものである。このような効果
を有するものである。
合を解決するためには、一端が円錐あるいは角錐状に形
成され、他端は開口状で接続部を有し、かつ内部は空洞
状に形成され、また側壁には複数の開口部が設けられて
いる杭体内に、先端が鋭角状に形成され、長さの異なる
複数枚の楔体を杭体内壁に近接するにしたがって楔体の
長さが短くなるように配置したコアー体が装着されて成
ることを特徴とする先導杭体としての土木工事用杭(以
下、先導杭体という)に、内部が空洞状で、両端は開口
し、かつ一端側は嵌着部と成り、他端側には接続部を有
し、また側壁には複数の開口部が設けられている杭体内
に、先端が鋭角状に形成され、長さの異なる複数枚の楔
体を杭体内壁に近接するにしたがって楔体の長さが短く
なるように配置すると共に適便の長さの中打体とを有す
るコアー体が装着されて成ることを特徴とする継手杭体
としての土木工事用杭(以下、継手杭体という)を結合
した土木工事用杭、例えば、先導杭体と継手杭体との結
合、及び継手杭体同士の結合を嵌着あるいは螺合により
行なわしめることにより、作業現場で必要な数の継手杭
体を接続して形成可能とした上木工事用杭や、杭体に設
けられている接続部に複数の開孔部を規則的に設け、か
つ継手杭体の一端側嵌着部にも複数の開孔部を規則的に
設け、結合に際して互いの開孔部を一致させることによ
り先導杭体と継手杭体あるいは継手杭体と継手杭体の相
対的な位置決めを可能とした土木工事用杭、開口部に底
側部が開口端方向に傾斜して形成されている楔体案内ポ
ケット金具を設けた土木工事用杭、杭体の形状を円柱形
状あるいは角柱形状に形成した土木工事用杭、楔体ある
いは楔体と中打体とを固定装着するコアー体の台座部を
円柱状あるいは角柱状に形成した土木工事用杭、また、
コアー体の台座部側壁に複数の切欠部を設け、またはコ
アー体の角柱状台座部の角を切除した形状に構成した土
木工事用杭、楔体の両側壁あるいは片側壁に複数の切欠
部を設けた土木工事用杭、更には、杭体内に内設された
前記コアー体は該杭体の内壁と該コアー体の台座部との
摩擦により及び/又は前記楔体の先端が楔体案内ポケッ
ト金具の底面に接触することにより杭体内に落下するの
を防止した土木工事用杭、施工する地盤の強度に応じて
必要な数の前記楔体を有する前記コアー体を選択可能で
ある土木工事用杭を使用することによって、解消される
ものである。この発明は、このように従前には見られな
かった全く新しい土木工事用杭を提供しようとするもの
である。
(2)は次のように構成される。一端側(先端)が円錐
あるいは角錐状に形成されて成り、また他端側(継手杭
体と接続する側)は、開口状に形成され、その開口状縁
部に接続部が一体と形成されている。更に、先導杭体
(2)の内部は、先端側で一定範囲で気密的に閉ざされ
ており、他端側方向に空洞状に形成されているものであ
る。先導杭体(2)の側壁には複数体の開口部が設けら
れている。この側壁に設けられている開口部は適便の箇
所に設けてもよいが、この実施例では、左右対称に規則
的に設けられている。また、接続部には開孔部が設けら
れており、更に、接続部の内壁に螺子溝を設けておくこ
ともできるものである。このように形成される先導杭体
(2)の内側に長さの異なる複数の先端が鋭角状の楔体
を有するコアー体が装着されて、先導杭体(2)は構成
されるものである。
(2’)は、先導杭体(2)と接合固定されて、土木工
事用杭本体(1)を構成するものである。この継手杭体
(2’)は、次のように構成される。内部が空洞状で両
端は開口しており、かつ一端側、即ち先導杭体(2)と
接合する側は、嵌着部と成り、その嵌着部には開孔部が
設けられ、他端側、即ち先導杭体(2)側と反対側には
接続部が開口状縁部に一体に形成されて成り、またその
側壁には開口部が設けられて成り、この開口部は適便の
箇所に設けてもよいが、この実施例では左右対称に規則
的に設けられている。更に、接続部には一端側の嵌着部
と同様に、開孔部が設けられており、また、この接続部
の内壁に螺子溝を設けておくこともできるものである。
このように形成される継手杭体(2’)の内側に、先端
が鋭角状の長さの異なる複数の楔体と、適便の長さの中
打体を有するコアー体が装着されて、継手杭体(2’)
が構成されるものである。
(3’)は接続部(3)に規則的に設けられる。またこ
の開孔部(3’)は、継手杭体(2’)の嵌着部側にも
規則的に設けられている。例えば、この実施例でもまた
他の実施例でも、この開孔部(3’)は接続部(3)に
規則的に4ヶ所に設けられている。必ずしも4ヶ所であ
る必要はないものである。接続部(3)に4ヶ所、規則
的に開孔部(3’)が設けられているため、継手杭体
(2’)の嵌着部側にも規則的に4ヶ所、開孔部
(3’)が設けられている。このように開孔部(3’)
が各々設けられることによって、先導杭体(2)と継手
杭体(2’)と嵌着接合固定するのに都合がよいもので
ある。即ち、例えば先導杭体(2)接続部(3)に継手
杭体(2’)の嵌着部を嵌着させ、各々の開孔部
(3’)を一致させることにより、結合に際して互いの
開孔部(3’)を一致させることにより先導杭体(2)
と継手杭体(2’)あるいは継手杭体(2’)同士の相
対的な位置決めを可能とし、先導杭体(2)と継手杭体
(2’)とがずれなく接合固定されることとなるもので
ある。この各々に設けられている開孔部(3’)は、こ
のように、先導杭体(2)と継手杭体(2’)とを一直
線的に接合固定するために機能するものであるのみなら
ず、継手杭体(2’)継手杭体(2’)を一直線的に結
合固定させるためにも機能するものである。
先端が鋭角状に形成されているものである。このように
形成することによって、土中への突出が容易であり、よ
り深く土中を刺すこととなるためである。もちろん他の
形状に構成してもよいものである。この楔体(6)は、
この実施例及び他の実施例では、コアー体(5)
(5’)に長さの異なる複数枚の楔体を杭体内壁に近接
するにしたがって楔体の長さが短くなるように各々8枚
づつとりつけられているものである。しかし、必ずしも
8枚である必要はないものである。例えば6枚でも10
枚でもよいものである。土木工事の難度に合わせて、楔
体(6)を増やしたり、減らしたりすることも可能であ
る。楔体(6)はコアー体(5)(5’)において、垂
直方向に長・短に成るように構成されている。これは、
先導杭体(2)及び継手杭体(2’)の側壁に設けられ
ている開口部(4)に適合させるためである。楔体
(6)が容易に開口部(4)から外へでることができる
ように構成されているものである。この楔体(6)の先
端は、開口部(4)内側端に各々接するようにコアー体
(5)(5’)が装着されているものである。開口部
(4)にこの楔体(6)を案内する金具を設けることも
できるので、より容易にこの楔体(6)を開口部(4)
から外へ突出させることもできるものである。更に、こ
の楔体(6)の両側壁あるいは片側壁に、切欠部(1
0)を設けることもできる。切欠部(10)を設けるこ
とにより、楔体6の根張り強度を強くすることもできる
ものである。
Claims (7)
- 【請求項1】 一端が円錐あるいは角錐状に形成され、
他端は開口状で接続部を有し、かつ内部は空洞状に形成
され、また側壁には複数の開口部が設けられている杭体
内に、先端が鋭角状に形成される複数枚の楔体を有する
コアー体が装着されて成ることを特徴とする先導杭体と
しての土木工事用杭。 - 【請求項2】 内部空洞状で、両端は開口し、かつ一端
側は嵌着部と成り、他端側には接続部を有し、また側壁
には複数の開口部が設けられている杭体内に、先端が鋭
角状に形成される複数枚の楔体と適便の長さの中打体と
を有するコアー体が装着されて成ることを特徴とする継
手杭体としての土木工事用杭。 - 【請求項3】 請求項1に記載の先導杭体としての土木
工事用杭と、請求項2に記載の継手杭体としての土木工
事用杭とを結合して形成されることを特徴とする上木工
事用杭。 - 【請求項4】 請求項1及び請求項2記載の土木工事用
杭において、杭体に設けられている接続部に複数の開孔
部が設けられ、かつ請求項2記載の継手杭体の一端側嵌
着部にも複数の開孔部が設けられていることを特徴とす
る請求項3記載の土木工事用杭。 - 【請求項5】 請求項3記載の土木工事用杭において、
開口部に底側部が開口端方向に傾斜して形成されている
楔体案内ポケット金具を設けたことを特徴とする土木工
事用杭。 - 【請求項6】 請求項3記載の土木工事用杭において、
杭体の形状を円柱形状あるいは角柱形状に形成したこと
を特徴とする土木工事用杭。 - 【請求項7】 楔体あるいは楔体と中打体とを固定装着
するコアー体の台座部を円柱状あるいは角柱状に形成し
たことを特徴とする請求項3記載の土木工事用杭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11098173A JP3137243B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 土木工事用杭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11098173A JP3137243B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 土木工事用杭 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11537095A Division JP2950403B2 (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 土木工事用杭 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11323923A true JPH11323923A (ja) | 1999-11-26 |
JP3137243B2 JP3137243B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=14212665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11098173A Expired - Lifetime JP3137243B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 土木工事用杭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137243B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020072523A (ko) * | 2002-09-02 | 2002-09-16 | 백수곤 | 연약 지반 보강과 그 기초 제조 방법 및 장치 |
WO2005014939A1 (ja) * | 2003-08-06 | 2005-02-17 | Yasuhiro Fujita | 土木工事用杭 |
JP2017193909A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 株式会社日本コムダック | アンカー |
CN110076543A (zh) * | 2019-04-30 | 2019-08-02 | 山东科技大学 | 增阻钉压入机及使用方法 |
KR102247857B1 (ko) * | 2019-10-25 | 2021-05-04 | 홍지애 | 지주용 앙카식 기초말뚝 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101209819B1 (ko) | 2012-03-28 | 2012-12-07 | 주식회사 임성 | 지주 기초 구조물 |
KR102355435B1 (ko) * | 2021-10-25 | 2022-02-08 | 임은실 | 통신 전주용 근가 및 이를 이용한 통신 전주 시공 방법 |
-
1999
- 1999-04-05 JP JP11098173A patent/JP3137243B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020072523A (ko) * | 2002-09-02 | 2002-09-16 | 백수곤 | 연약 지반 보강과 그 기초 제조 방법 및 장치 |
WO2005014939A1 (ja) * | 2003-08-06 | 2005-02-17 | Yasuhiro Fujita | 土木工事用杭 |
KR100753171B1 (ko) * | 2003-08-06 | 2007-08-30 | 야스히로 후지타 | 토목 공사용 파일, 마그넷 크로스 게이지 및 토목 공사용 파일의 제조 방법 |
JP2017193909A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 株式会社日本コムダック | アンカー |
CN110076543A (zh) * | 2019-04-30 | 2019-08-02 | 山东科技大学 | 增阻钉压入机及使用方法 |
CN110076543B (zh) * | 2019-04-30 | 2021-07-02 | 山东科技大学 | 增阻钉压入机及使用方法 |
KR102247857B1 (ko) * | 2019-10-25 | 2021-05-04 | 홍지애 | 지주용 앙카식 기초말뚝 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3137243B2 (ja) | 2001-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6615554B2 (en) | Helice pier coupling system used for soil stabilization | |
US5505034A (en) | Retaining wall block | |
US7736095B2 (en) | Pile assembly for engineering and construction works | |
US20090013629A1 (en) | Method and Apparatus for Using Foam Panels As Forms For Making Concrete Walls | |
JPH11323923A (ja) | 土木工事用杭 | |
US5513475A (en) | Multi-faceted interfacial building blocks | |
JP2950403B2 (ja) | 土木工事用杭 | |
US20070245678A1 (en) | Adjustable cross-tie for construction of walls | |
JP2911391B2 (ja) | 土木工事用杭 | |
JPS6227546Y2 (ja) | ||
KR20000063351A (ko) | 옹벽 축조용 블록 | |
JPH07279260A (ja) | 木造建築物における長尺材の接合構造 | |
JPH026123Y2 (ja) | ||
JPH076178Y2 (ja) | 鋼杭継手部の土砂押出装置 | |
JP2967048B2 (ja) | 軸組み木造建築の横架材の連結構造 | |
JPH0324672Y2 (ja) | ||
JP2009209561A (ja) | 木質部材を接合する接合具及びそれを使用した接合構造 | |
KR20010027276A (ko) | 홈이 형성된 벽돌 및 이를 이용한 조적 방법 | |
KR200214299Y1 (ko) | 옹벽 축조용 블록 | |
JPH01154750U (ja) | ||
JP3044237B2 (ja) | 束石と束柱との接合構造 | |
WO2024158693A1 (en) | Self-aligning wall block | |
RU2024681C1 (ru) | Свая | |
JPS5917953Y2 (ja) | 畦畔用ブロック | |
JP2001317514A (ja) | 合わせ釘 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081208 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081208 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |