JP5080315B2 - 木質部材の接合構造 - Google Patents
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(1)本発明は、
接合される各木質部材のそれぞれ対応する箇所に所要間隔をおいて形成された挿通孔を有する連結部材と、該連結部材を各木質部材に固定する止め具を備え、
該止め具は、
前記挿通孔に挿通可能で木質部材と接する側と反対側に誘導面を有する一対の拡張部材と、
該各拡張部材の間に前記各誘導面に沿って打ち込み可能で打ち込みによって各拡張部材の間隔を拡げる楔部材と、
を備えている接合具を使用し、
前記接合される木質部材が角材であり、接合される木質部材の各接合面が突き合わされ、該各接合面に形成された連結孔間に前記連結部材が渡されて挿入されており、
前記木質部材の前記接合面とは異なる面には、前記連結孔に挿入された前記連結部材の挿通孔に通じる装着孔が、前記木質部材の対角線方向に設けられており、
該各装着孔には前記連結部材の挿通孔を貫通して前記一対の拡張部材が挿通され、該各拡張部材の間には前記楔部材が打ち込まれて各拡張部材の間隔は拡がって前記装着孔内に固定される、
木質部材の接合構造である。
接合される各木質部材のそれぞれ対応する箇所に所要間隔をおいて形成された挿通孔を有する連結板と、該連結板を各木質部材に固定する止め具を備え、
該止め具は、
前記挿通孔に挿通可能で木質部材と接する側と反対側に誘導面を有する一対の拡張部材と、
該各拡張部材の間に前記各誘導面に沿って打ち込み可能で打ち込みによって各拡張部材の間隔を拡げる楔部材と、
を備えている接合具を使用し、
前記接合される木質部材が角材であり、接合される木質部材の各接合面が突き合わされ、該各接合面に形成された連結溝間に前記連結板が渡されて挿入されており、
前記木質部材の接合面とは異なる面には、前記連結溝に挿入された前記連結板の挿通孔に通じる装着孔が、前記木質部材の対角線方向に設けられており、
該各装着孔には前記連結板の挿通孔を貫通して前記一対の拡張部材が挿通され、該各拡張部材の間には前記楔部材が打ち込まれて各拡張部材の間隔は拡がって前記装着孔内に固定される、
木質部材の接合構造である。
木質部材を接合する対象物側から突出しており、接合される木質部材の対応する箇所に挿通孔を有する連結部材と、該連結部材を木質部材に固定する止め具を備え、
該止め具は、
前記挿通孔に挿通可能で木質部材と接する側と反対側に誘導面を有する一対の拡張部材と、
該各拡張部材の間に前記各誘導面に沿って打ち込み可能で打ち込みによって各拡張部材の間隔を拡げる楔部材と、
を備えている接合具を使用し、
前記接合される木質部材が角材であり、接合される木質部材の接合面に形成された連結孔に前記連結部材が挿入され、
前記木質部材の接合面とは異なる面には、前記連結孔に挿入された前記連結部材の挿通孔に通じる装着孔が、前記木質部材の対角線方向に設けられており、
該装着孔には前記連結部材の挿通孔を貫通して前記一対の拡張部材が挿通され、該各拡張部材の間には前記楔部材が打ち込まれて各拡張部材の間隔は拡がって前記装着孔内に固定される、
木質部材の接合構造である。
本発明に係る木質部材を接合する接合具及び接合構造の作用を説明する。
また、前記接合構造によれば、木質部材の接合後すぐに設計上の固定力が得られ、しかも軸組構造体の施工後に解体や一部の木質部材を組み替える場合にも、接合部からの分離が可能である。
また、楔部材の形状及びそれに対応する各拡張部材の形状が、例えば一般の楔形状のようにテーパ面を有するものと比較して単純であり、したがって加工及び成形が簡単にできるので製造コストも安価に抑えることができる。
〔実施の形態〕
図2は本発明に係る接合具を構成する連結部材の構造を示し、(a)は伸縮型、(b)は長さ固定型を示す斜視図、
図3は本発明に係る接合具を構成する止め具の構造を示す斜視説明図である。
連結部材1は、両端側にネジ部11、12が設けられている所要長さのネジ棒10と、ネジ部11、12に螺合されている外形がほぼ丸棒形状の調節体13、14により構成されている。調節体13、14の一端側には、軸線方向にネジ孔15がそれぞれ所要の深さに設けられている。なお、前記ネジ部11、12、調節体13、14及びネジ孔15は、次述する両側の挿通孔16、17の間隔を調節する孔間隔調節手段を構成する。
この長さ固定型の連結部材1aは、接合具が設計通りに木質部材に収まるように、木質部材の外形や木質部材に設けられている連結孔、装着孔の加工精度を上げることによって、十分に使用が可能になる。
止め具6を構成する拡張部材2、2aは、どちらも同じ形状を有しているので、ここでは一方の拡張部材2についてのみ構造を説明する。
拡張部材2は、側面視(図1を正面視基準とする)で細長いほぼ長方形状の板体である。拡張部材2の外面20(木質部材の装着孔内面に当たる面)に対し、内面側である誘導面21(後述する楔部材3が当たる面)はやや傾斜させてあり、一端側が厚くなっている。外面20の長さ方向の両側には、それぞれ複数の先端が尖った突起22が設けられている。
止め具6を構成する楔部材3は、側面視で前記拡張部材2とほぼ同じ大きさのほぼ長方形状である。先端部も同様に両側の角部を斜めに形成し、先部がやや尖るようにしてある。また、楔部材3は、正面視では細長いほぼ台形状である。楔部材3の正面30と背面31は互いに平行に形成されており、側面32、33は先部側が狭くなるように窄まって形成されている。側面32、33の成す角度は、前記拡張部材2、2aを誘導面21同士が対向するように、かつ外面20同士が平行になるように配したときに、両誘導面21が成す角度と同じである。
図1ないし図3を参照して、本参考形態の接合具A1の作用、接合具A1を使用した木質部材の接合構造及びその構築方法を説明する。
ここでは、断面形状が長方形状の木質部材4h、4iを長さ方向の一端面を突き合わせるようにして接合する場合で説明する。
また、木質部材4hの上面42hには、所要間隔をおいて二箇所に装着孔46hが設けられている。各装着孔46hは、断面長方形状の角孔であり、各連結孔41hを通るように、かつ側面44、45と平行に所要深さ(接合具A1の楔部材3とほぼ同じ長さ)に形成されている。
なお、図1においては、木質部材4iの各部に木質部材4hの同等箇所と同じ数字に英文字のiを付けた符号を付与して表している。
(1)一方の木質部材4hの各連結孔41hに連結部材1の一端側を挿入し、接合面40hから突出した各連結部材1の他端側に各連結孔41iを嵌め入れるようにして、接合面40h、40iを合わせる。
(2)連結部材1の調節体13、14に設けられている挿通孔16、17が、木質部材4h、4iの装着孔46h、47h、46i、47iに合っているかを確認する。位置が合っていなければ、木質部材4h、4iを離して連結部材1を取り出して、調節体13、14を回して角度を変えたり進退させたりして挿通孔16、17が46h、47h、46i、47iに合うように調節する。
ここでは、断面形状縦長の長方形状の木質部材4、4aを接合具A2を使用して長さ方向の一端面を突き合わせるようにして接合する場合で説明する。
なお、図4においては、木質部材4aの各部に木質部材4の同等箇所と同じ数字に英文字のaを付けた符号を付与して表している。
(1)一方の木質部材4の各連結孔41に連結部材1の一端側を挿入し、接合面40から突出した各連結部材1の他端側に各連結孔41aを嵌め入れるようにして、接合面40、40aを合わせる。この際、木質部材4、4aの表面の凹部49、49a間にずれ止め部材490を入れて接合面40、40aが所定の合わさった位置からずれないようにする。
なお、図5(a)は分かりやすくするために、木質部材は断面せず、連結部材と調節体を実線で表し、さらに調節体のみを断面した図としている。
また、本実施の形態では、図において前記接合構造の第1参考形態(接合具A1を含む)と同等箇所には同一符号を付すかまたは符号を一部省略し、構造について重複する説明は基本的に省略する。
また、装着孔46b、47b、46c、47cに装着される拡張部材と楔部材(いずれも符号省略)は、上面42、下面43や側面44、45に設けられる場合と比較してより長いものが採用されているので、装着孔46b、47b、46c、47cに対する拡張部材と楔部材の固定力、ひいては接合具(符号省略)による木質部材4b、4cに対する接合力はより強くなる。
なお、本実施の形態では、図において前記接合構造の第1参考形態(接合具A1を含む)と同等箇所の符号を一部省略し、構造について重複する説明は基本的に省略する。
接合される木質部材4d、4eの各接合面40d、40eが突き合わされており、接合面40d、40eには上面42から下面43へ貫通する連結溝41d、41eが所要深さに形成されている。連結溝41d、41e間には、長方形状の鉄製の前記連結板1bが渡されて挿入されている。連結板1bの長さ方向の両端側には、それぞれ二箇所に四角形の挿通孔16b、17bが表裏を貫通して設けられている。
なお、本参考形態では、図において前記接合構造の第1参考形態(接合具A1を含む)と同等箇所には同じ数字に英文字を付けた符号を付して示し、構造について重複する説明は基本的に省略する。
図8(a)に示す接合構造では、木質部材4j、4kを接合するために、同じく木質の連結部材1dを使用している。連結部材1dは、断面四角形状のいわゆる角材であり、図に示すように木質部材4j、4kの内部ではなく、外部に設けられている。連結部材1dは、本実施の形態では木質部材4j、4kの上下面に配されているが、さらに両側面に配することもできる。
そして、木質部材4m、4nの接合面40m、40nを突き合わせ、各装着孔49と、各連結部材1dの挿通孔19が合わさるようにして、各連結部材1dを木質部材4m、4nの上下面に配し、装着孔49と挿通孔19を貫通して止め具6が固着されている。
なお、各図において前記接合具A1の拡張部材2、2aと楔部材3の各部と同等箇所には同一符号を付して示し、構造について重複する説明は基本的に省略する。
熱収縮チューブ7による両拡張部材2b、2bと楔部材3の連結強さは、施工時において楔部材3を両拡張部材2b、2b間に打ち込むことによって連結が解除される強さに設定されている。なお、連結手段は、前記熱収縮チューブに限定されるものではなく、例えば粘着テープや接着剤(接着材)等を採用することもできる。
止め具組体60は、各部材3、2b、2bが一体となっているので、部品管理がしやすく、使用する際の作業性にも優れる。
図13は図12に示す止め具の拡張部材と楔部材が組み合わさった状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
止め具6eを構成する拡張部材2e、2eは、同じ形状のものを一対として使用している。拡張部材2eは、細長いほぼ長方形状の所要厚さを有する板体である。拡張部材2eの外面20e(木質部材の装着孔内面に当たる面)と内面側の誘導面21e(後述する楔部材3が当たる面)は平行であり、ほぼ全長にわたり同じ厚さに形成されている。
止め具6eは、装着孔が袋穴(有底穴)である場合(参考:図1、図4、図7、図8(b))に使用される。止め具6eは、楔部材3e全体を各拡張部材2e、2eの誘導面21e間に打ち込まなくても、先端の一部(一定厚さを有する部分)まで打ち込めば各拡張部材2e、2eがほぼ最大まで拡がり、その後の楔部材3eの打ち込みは軽く打撃するだけで済む。したがって、止め具6eの打ち込み作業を簡単に行うことができる。
止め具組体60eは、前記止め具6eを使用し、両拡張部材2e、2eの一方の入口29e側に楔部材3eが先部を差し入れて配され、さらに、その状態で両拡張部材2e、2eと楔部材3eを連結手段である熱収縮チューブ7によって束ねるようにして一体化されたものである。また、拡張部材2e、2eの他端側は傾斜して合わせられて熱収縮チューブ7によって束ねられている。つまり、両拡張部材2e、2eと楔部材3eは、仮止めがされている状態である。
止め具組体60eは、各部材3e、2e、2eが一体となっているので、部品管理がしやすく、使用する際の作業性にも優れる。
図16は図15に示す止め具の拡張部材と楔部材が組み合わさった状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
また、各楔部材3fは、前記楔部材3eと同じ幅と厚さを有し、長さは約1/2に形成された長方形の板体である。楔部材3fは、拡張部材2e、2eに対して二枚が使用される。楔部材3fの厚みが表れる両側面36には、抜け止めのための先部が尖った突起34fが所要数設けられている。両側面36の突起34fは、拡張部材2eの幅方向の両端辺からやや突出するよう幅広に形成されている。
なお、本実施の形態では、図面において前記止め具6fと同等箇所に同一符号を付して示し、構造について重複する説明は基本的に省略する。
また、各楔部材3gは、前記楔部材3fと同じ構造のものの基端部に全幅にわたり厚み方向両側へ張り出したストッパー37が設けられている形状である。ストッパー37の内側の形状は、各拡張部材2g間に打ち込んだときに拡張部材2gの曲面部210の形状にほぼ沿うように傾斜している。
止め具6gは、楔部材3gが突起34gの作用で孔壁に固定されることを利用し、ストッパー37で各拡張部材2gの抜け方向の移動を止め、抜け外れを防止するようにしている。
A1 接合具
1 連結部材
10 ネジ棒
11、12 ネジ部
13、14 調節体
15 ネジ孔
16、17 挿通孔
6 止め具
2、2a 拡張部材
20 外面
21 誘導面
22 突起
23 切込部
24 誘導部
25 係合穴
3 楔部材
30 正面
31 背面
32、33 側面
34 突起
35 係合突起
4h、4i 木質部材
40h、40i 接合面
41h、41i 連結孔
42 上面
44、45 側面
46h、47h、46i、47i 装着孔
1a 連結部材
16a、17a 挿通孔
(図4)
A2 接合具
13a、14a 調節体
15a ネジ孔
4、4a 木質部材
40、40a 接合面
41、41a 連結孔
43 下面
46、47、46a、47a 装着孔
49、49a 凹部
490 ずれ止め部材
(図5)
A3 接合具
13b、14b 調節体
15b ネジ孔
4b、4c 木質部材
46b、47b、46c、47c 装着孔
(図6)
A4 接合具
1b 連結板
16b、17b 挿通孔
4d、4e 木質部材
40d、40e 接合面
41d、41e 連結溝
46d、47d、46e、47e 装着孔
(図7)
A5 接合具
1c 連結部材
10c ネジ棒
11c ネジ部
13c 調節体
16c 挿通孔
4f 木質部材
400 挿通孔
401 差込凹部
402 底面
4g 木質部材
46g 装着孔
40g 接合面
41g 連結孔
5 土台
(図8)
1d 連結部材
19 挿通孔
4j、4k 木質部材
40j、40k 接合面
48 装着孔
4m、4n 木質部材
40m、40n 接合面
49 装着孔
6d 止め具
2d 拡張部材
3d 楔部材
(図9)
6a 止め具
2b 拡張部材
25b 係合突起
3b 楔部材
35b 係合穴
(図10)
6b 止め具
2c 拡張部材
25c 係合穴
3c 楔部材
35c 係合突起
(図11)
60 止め具組体
7 熱収縮チューブ
(図12、図13)
6e 止め具
2e 拡張部材
3e 楔部材
20e 外面
21e 誘導面
22e 突起
210 曲面部
3e 楔部材
36 側面
34e 突起
(図14)
60e 止め具組体
(図15、図16)
6f 止め具
3f 楔部材
34f 突起
(図17)
6g 止め具
2g 拡張部材
20g 外面
21g 誘導面
3g 楔部材
34g 突起
37 ストッパー
Claims (7)
- 接合される各木質部材のそれぞれ対応する箇所に所要間隔をおいて形成された挿通孔を有する連結部材と、該連結部材を各木質部材に固定する止め具を備え、
該止め具は、
前記挿通孔に挿通可能で木質部材と接する側と反対側に誘導面を有する一対の拡張部材と、
該各拡張部材の間に前記各誘導面に沿って打ち込み可能で打ち込みによって各拡張部材の間隔を拡げる楔部材と、
を備えている接合具を使用し、
前記接合される木質部材が角材であり、接合される木質部材の各接合面が突き合わされ、該各接合面に形成された連結孔間に前記連結部材が渡されて挿入されており、
前記木質部材の前記接合面とは異なる面には、前記連結孔に挿入された前記連結部材の挿通孔に通じる装着孔が、前記木質部材の対角線方向に設けられており、
該各装着孔には前記連結部材の挿通孔を貫通して前記一対の拡張部材が挿通され、該各拡張部材の間には前記楔部材が打ち込まれて各拡張部材の間隔は拡がって前記装着孔内に固定される、
木質部材の接合構造。 - 接合される各木質部材のそれぞれ対応する箇所に所要間隔をおいて形成された挿通孔を有する連結板と、該連結板を各木質部材に固定する止め具を備え、
該止め具は、
前記挿通孔に挿通可能で木質部材と接する側と反対側に誘導面を有する一対の拡張部材と、
該各拡張部材の間に前記各誘導面に沿って打ち込み可能で打ち込みによって各拡張部材の間隔を拡げる楔部材と、
を備えている接合具を使用し、
前記接合される木質部材が角材であり、接合される木質部材の各接合面が突き合わされ、該各接合面に形成された連結溝間に前記連結板が渡されて挿入されており、
前記木質部材の接合面とは異なる面には、前記連結溝に挿入された前記連結板の挿通孔に通じる装着孔が、前記木質部材の対角線方向に設けられており、
該各装着孔には前記連結板の挿通孔を貫通して前記一対の拡張部材が挿通され、該各拡張部材の間には前記楔部材が打ち込まれて各拡張部材の間隔は拡がって前記装着孔内に固定される、
木質部材の接合構造。 - 木質部材を接合する対象物側から突出しており、接合される木質部材の対応する箇所に挿通孔を有する連結部材と、該連結部材を木質部材に固定する止め具を備え、
該止め具は、
前記挿通孔に挿通可能で木質部材と接する側と反対側に誘導面を有する一対の拡張部材と、
該各拡張部材の間に前記各誘導面に沿って打ち込み可能で打ち込みによって各拡張部材の間隔を拡げる楔部材と、
を備えている接合具を使用し、
前記接合される木質部材が角材であり、接合される木質部材の接合面に形成された連結孔に前記連結部材が挿入され、
前記木質部材の接合面とは異なる面には、前記連結孔に挿入された前記連結部材の挿通孔に通じる装着孔が、前記木質部材の対角線方向に設けられており、
該装着孔には前記連結部材の挿通孔を貫通して前記一対の拡張部材が挿通され、該各拡張部材の間には前記楔部材が打ち込まれて各拡張部材の間隔は拡がって前記装着孔内に固定される、
木質部材の接合構造。 - 連結部材に両側の挿通孔の間隔を調節する孔間隔調節手段が設けられている、
請求項1に記載の木質部材の接合構造。 - 楔部材が各拡張部材の誘導面と接触する各接触面間の厚さが長さ方向においてほぼ全長にわたり同じ厚さに形成されている、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の木質部材の接合構造。 - 打ち込まれた楔部材を拡張部材に固定する抜け止め手段を備えている、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の木質部材の接合構造。 - 両拡張部材の間の入口側に楔部材が配され、両拡張部材と楔部材は、楔部材の打ち込みによって両拡張部材との連結が解除可能な連結手段により一体化してある、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の木質部材の接合構造。
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